『Re:ゼロから始める異世界生活』は、長月達平による日本のライトノベル。公式略称は『リゼロ』。テレビアニメ第1期は2016年4月より9月までテレビ東京・テレビ大阪・テレビ愛知・AT-Xにて放送された。クロスオーバーアニメは、KADOKAWA刊行の本作を含む4作品(『オーバーロード』、『この素晴らしい世界に祝福を!』、『幼女戦記』)のクロスオーバーアニメ『異世界かるてっと』として2019年4月から放送された。
あらすじ
コンビニからの帰り道、突如として異世界へと召喚されてしまった少年、菜月昴。頼れるものなど何一つない異世界で、無力な少年が手にした唯一の力……それは死して時間を巻き戻す《死に戻り》の力だった。大切な人たちを守るため、そして確かにあったかけがえのない時間を取り戻すため、少年は絶望に抗い、過酷な運命に立ち向かっていく。
- Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメーション《第2期》製作決定
- 「君を救うためなら、俺は何度でも死ぬ。」
2016年、日本のみならず海外でも大きく話題を呼んだTVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』。待望のTVシリーズ第2期の製作が決定しました。続報をお待ちください。
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
登場人物
メインキャラクター
エミリア陣営
- ナツキ・スバル(菜月 昴 / Natsuki Subaru)
- 本作の主人公。深夜、コンビニで夜食を買った帰りにいきなり異世界へ召喚され、困惑していたところをなんの見返りもなしに助けてくれたエミリアに好意を抱き、以降は彼女を守ることを何よりも優先する。唯一与えられた力である『死に戻り』という能力を駆使して、周囲の人々を死の運命から救い出すために奮闘する。しかし、『死に戻り』の能力に関することを他人に話そうとすると、謎の黒い手によって心臓を握り潰されそうな激痛に襲われるため口に出すことができずにいる。
- エミリア(Emilia)
- 本作のメインヒロイン。主人公ナツキ・スバルからの呼び名は主に「エミリアたん」(真面目な時は「エミリア」)。 優しく世話焼きで、他人の不幸を見過ごせないお人好しな性格。パックを唯一の家族として信頼している。
- パック(Pack)
- エミリアの契約精霊。エミリアが死亡するかそれに等しい状態になれば、彼女との契約に従い「終焉の獣」として顕現し、世界を凍らせて滅ぼそうとする。
- レム(Rem)
- 本作ヒロインの1人。青髪のロズワール邸のメイドの少女。双子のラムの妹。性格は温和で献身的だが、それは心を許した相手にだけ見せる表情で、敵対者には容赦をしない。スバルを「レムの英雄」として絶対視し、身を尽くすが、彼の逃避を許さない厳しさの象徴でもある。 レムの存在は、スバルにとってもかけがえのないものになっていく。
- ラム(Ram)
- 桃髪のロズワール邸のメイドの少女。双子のレムの姉。スバルに対しては一貫して辛辣ながら、なんだかんだで面倒を見ている場面もある。スバルは、ラムから一貫して「バルス」と呼ばれる。
- 『Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆』PV第1弾
- アニメ新作エピソード『Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆』
2019年秋 劇場上映決定「キミのためになら、ボクはなんにだってなれる--。」2018年秋に劇場上映された『Re:ゼロから始める異世界生活 Memory Snow』に続く、アニメ完全新作エピソードの第2弾。ヒロインのエミリアと精霊のパックが出会い、ロズワール邸に呼ばれるまでの物語。エリオール大森林で暮らしていたエミリアがルグニカ王国の王選に臨むまでを描いた、TVシリーズの前日譚。
ロズワール家
- ロズワール・L・メイザース
- ピエロのようなメイクを施した貴族。所々を伸ばした間の抜けた喋り方をし、腹の内を読めない捉えどころのない性格。
- ベアトリス
- ロズワール邸の隠し部屋、『禁書庫』を管理する幼女精霊。「~なのよ」「~かしら」といったお嬢様口調で喋る。
- オットー・スーウェン
- 天性のいじられ体質であり、今日もスバルからのあんまりな扱いに声高に突っ込む。貴重な常識人枠であり、ツッコミ役。スバルとは日常的に口喧嘩をしつつも、対等な友人関係を築いている。
サブキャラクター
フェルト陣営
- フェルト
- 金髪赤目の小柄な少女。貧民街で生活しており、スリなどで生計を立てている。後に王候補の一人であることが発覚し、ラインハルトを騎士として王選に参加することとなる。
- 『剣聖』 ラインハルト・ヴァン・アストレア
- 初代剣聖レイドを越える力を持つ歴代最強の剣聖。その戦闘能力は作者曰く作中最強。アストレア家に代々受け継がれる『剣聖の加護』以外にも豊富な加護を持ち、必要な加護を望むだけで手に入れられる。
クルシュ陣営
- 『戦姫』 クルシュ・カルステン
- 王候補の一人。ルグニカ王国を長きに亘って支えてきた、カルステン公爵家の当主。普段から軍服を着るなど男装をすることも多いが、有事の際は女性らしいドレスを着ることもある。「戦乙女」と呼ばれることも。一の騎士であるフェリックス・アーガイル(通称:フェリス)とは立場を超えた友人の関係ではある。
- 『青』 フェリックス・アーガイル(フェリス)
- クルシュの騎士。猫耳に露出度の高いフリルの服装を纏った美少女…に見えるが、男性。愛称は「フェリス」。 人懐っこく振る舞い、語尾に「にゃん」などをつけて喋る。騎士としての剣の技量はないが、水を操る魔法に長け、特に治癒魔法に関しては大陸でも有数の術者として知られる。
- 『剣鬼』 ヴィルヘルム・ヴァン・アストレア
- クルシュに仕えている老執事。剣鬼の名で知られる剣の達人であり、先代剣聖である故テレシアの夫。愛称は「ヴィル爺」。妻の仇である白鯨への復讐心を燃やし、機会を与えてくれたスバルに対して感謝と好感を抱くようになる。
アナスタシア陣営
- アナスタシア・ホーシン
- 王候補の一人。紫色の髪を腰までのばしたおっとりした雰囲気の女性。関西弁に似た「カララギ弁」という口調で喋る。
- 『最優の騎士』 ユリウス・ユークリウス
- 紫の髪をした美丈夫の近衛騎士。能力・人格共に認められた「最優」の称号を持つ。現在はアナスタシアに仕えている。スバルとは出会った当初は険悪だったが、共闘を経てお互いを認め合い、悪友関係となった。
- ミミ・パールバトン
- 亜人によって構成される傭兵集団「鉄の牙」の副団長。猫耳と尻尾が生えた少女。非常に小柄で背が低く、喋り方も幼いが、実際は14歳。奔放なミミ、大人しめなヘータロー、理知的なティビーの子猫獣人三姉弟。
- ヘータロー・パールバトン
- 獣人傭兵団「鉄の牙」の副長を務める少年。
- ティビー・パールバトン
- 獣人傭兵団「鉄の牙」副長。会計係。モノクルをかけたインテリらしい少年。
- リカード・ウェルキン
- アナスタシアの擁する私兵団「鉄の牙」の団長を務める大柄な男性。見た目通り粗野で大雑把だが、人情味のある性格の持ち主。
プリシラ陣営
- プリシラ・バーリエル
- 王選の候補者の一人で、「この世の全ては自分に都合の良いように出来ている」と公言してはばからない大胆不敵な美女。
- アル(アルデバラン)
- 王候補であるプリシラに仕える騎士の立場だが、彼にもプリシラにもそういった認識は薄く、アルはプリシラに対してはお目付け役、プリシラはアルを雑用兼道化のように扱っている節がある。web版第5章にてナツキ・スバルの「死に戻り」と同様の能力を持っているらしき描写がある。
大罪司教
嫉妬の魔女サテラを信奉する狂信者集団「魔女教」の主要メンバー。
- 『怠惰』 ペテルギウス・ロマネコンティ(ジュース)
- 魔女教大罪司教『怠惰』担当。完全な変質者な狂人。怪力の不可視の腕を操る「見えざる手」と、精神を適性のある他者に移すことができる「憑依」を持つ。スバルは精霊との相性が非常に良いので一方的に憑依された。テレビアニメ第一期のラスボス。幾度となくスバルを死に追いやり苦しめたが、死に戻りによって対抗策を講じられたことで敗北、死亡した。
大罪の魔女
- 『嫉妬の魔女』 サテラ
- 他の6人の魔女を滅ぼし、自らの糧として世界の半分を飲み込んだ、人々に恐れられる存在。エミリアと瓜二つの銀髪のハーフエルフ。嫉妬の魔女は、大瀑布の近くにある封魔石の祠に、四百年間封じられたままでいる。賢者と龍、そして剣聖の力があってなお、彼女の存在を滅し切ることはできなかった。
- 『強欲の魔女』 エキドナ
- スバルの「死に戻り」を理解している数少ない人物。自らを知識欲の権化と称し、あらゆる事象を知りたがる変わり者とスバルに名乗る。
- 『憤怒の魔女』 ミネルヴァ
- 『怠惰の魔女』 セクメト
- 『暴食の魔女』 ダフネ
- 『傲慢の魔女』 テュフォン
- 『色欲の魔女』 カーミラ
- 『虚飾の魔女』 パンドラ
- 『憂鬱の魔人』 ヘクトール
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関連リンク(キーワード)/関連項目/関連記事
・兄弟記事:『異世界かるてっと』 / 『オーバーロード』 / 『この素晴らしい世界に祝福を!』 / 『幼女戦記』
・ジャンル一覧:異世界への転生・転移を題材とした異世界ファンタジーアニメ一覧 / ダークファンタジーアニメ一覧
・題材やテーマ:ループもの / セカイ系作品一覧
外部リンク
・テレビアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』公式サイト
・『Re:ゼロから始める異世界生活』公式ツイッター