韓国時代劇・歴史ドラマに登場する有名な女性たち(26名のヒロイン)。善徳女王や奇皇后など「時代を動かした女帝」、張禧嬪(チャン ヒビン)など「王朝を揺るがした悪女」、チャングムやファンジニのように「社会的に成功した働く女性」、朱蒙(チュモン)の妻であった召西奴(ソソノ)のように「王を支える女性」の4つの視点で歴史の表舞台で活躍した女性をまとめた一覧。

時代を動かした女帝(7名)

女帝として権力を振るった善徳女王や奇皇后。朝鮮王朝時代には幼い王に代わって摂政として間接的に国を治めた(垂簾聴政(すいれんちょうせい)した)千秋太后のような王の生母や王妃が多かった。時代を動かした女帝たちが出演した韓国時代劇・歴史ドラマも合わせてまとめて一覧する。

善徳女王(ソンドンニョワン)

善徳女王(ソンドクニョワン、ぜんとくじょおう)は、新羅の第27代の王(在位:632年 – 647年)。新羅初の女王。

【公式】「善徳女王」予告編
トンマン(後の善徳女王)が、運命に導かれるように新羅に戻り、宮廷を牛耳るミシルと対決する。

時代背景

朝鮮半島史上初の女王。優れた頭脳と統治力で新羅を導いた女王。物語では姉のチョンミョンによって自分が王女と知り(第20話)、その死後、遺志を継いで王女として宮殿に入り(第29話)、キム・ユシンの協力を得て宿命のライバルのミシルとの戦いに挑む。ピダムの反乱と度重なる心労で倒れる。

登場作品・出演ドラマ

  • 『善徳女王』 (テレビドラマ) – 韓国MBCが製作・放送した「善徳女王」を題材にした全62話の歴史エンターテインメント作品。
  • 『薯童謠』 (テレビドラマ) – 善徳女王の妹・善花公主がヒロインの長編ドラマ。韓国SBS制作。
  • 『大王の夢』 – 新羅第29代王の武烈王を主人公とした韓国KBSが製作した作品。

奇皇后(きこうごう)

高麗貢女として元廷に献上された奇皇后(きこうごう)

高麗貢女として元廷に献上された奇皇后(きこうごう)

奇皇后(きこうごう)は、14世紀の元朝最後の皇帝である順帝トゴン・テムルの皇后。

時代背景

高麗から「貢女」として元に入り、順帝の皇后となった奇皇后(生没年不詳)の生涯を描いた。実在した人物ではあるが、その生涯は一切不明であるため、物語は登場人物を含めて史実の他、多数の創作を交えて構成されている。

登場作品・出演ドラマ

『奇皇后』は、韓国のMBCで2013年10月28日から2014年4月29日に、「MBC月火ドラマ」枠で放送されていたドラマ。高麗出身の女性が異国、元の皇后となるまでの波瀾万丈の半生を描いた。

千秋太后(チョンチュテフ)

千秋太后(ちょんちゅてふ)は、受動的な女性ではなく女傑ヒロインとして描かれた。韓国時代劇ブームの火付け役「海神」で異彩を放っていたチェ・シラ(ジャミ婦人)が今度は主演女優となって帰ってきた。

千秋太后(ちょんちゅてふ)は、受動的な女性ではなく女傑ヒロインとして描かれた。韓国時代劇ブームの火付け役「海神」で異彩を放っていたチェ・シラ(ジャミ婦人)が今度は主演女優となって帰ってきた。

千秋太后(せんしゅうたいごう)は、高麗5代の王である景宗の第3王妃で、第7代穆宗の王母。

時代背景

ファンボ・ス/千秋太后は、景宗の第3皇后となり ワン・ソン/穆宗を儲ける。死別後は崇徳宮主に封じられ、ソンの第7代皇帝・穆宗としての即位後は摂政に就き、千秋太后と名乗るようになる。

登場作品・出演ドラマ

『千秋太后』(チョンチュテフ)は、2009年1月3日から同年9月27日まで韓国KBSにて放送されたテレビドラマ(時代劇)。全78話。

トンイ/淑嬪崔(スクピン チェシ)

淑嬪崔氏(スクピン チェシ)は、李氏朝鮮の第19代国王粛宗の嬪。第21代国王英祖の生母。諡は「和敬」(和敬淑嬪)。

韓国ドラマ・ガイド トンイ 後編 (教養・文化シリーズ)

韓国ドラマ・ガイド トンイ (教養・文化シリーズ)

時代背景

名君・英祖の母となったトンイの波瀾万丈の生涯を描いた。トンイのモデルとなった淑嬪崔氏の出自と家族構成においては、宮廷入りする前の資料は残っておらず、「トンイ」と言う名前も含め、大半がドラマにおけるフィクションである。

登場作品・出演ドラマ

  • 『妖婦 張禧嬪』:1995年、SBS。演:ナムジュヒ
  • 『大王の道』:1998年、MBC。演:キム・ヨンエ
  • 『張禧嬪-チャン・ヒビン-』:2003年、KBS。演:パク・イェジン
  • 『トンイ』:2010年、MBC。演:ハン・ヒョジュ(日本語吹き替え版声優:加藤忍)
  • 『チャン・オクチョン-張禧嬪-』:2013年、SBS。演:ハン・スンヨン(日本語吹き替え版声優:福圓美里)
  • 『テバク~運命の瞬間 (とき) ~』:2016年、SBS。演:ユン・ジンソ

仁粋大妃(インステビ)

仁粋大妃(インステビ)は、李氏朝鮮第9代国王成宗の生母。朝鮮史における稀有の女傑、もしくは鉄の女として知られる。

時代背景

成宗の2番目の王妃であった尹氏と対立すると、仁粋大妃は嫉妬深いことを理由に尹氏を廃位させ死に追いやった。これが後に彼女の孫にして廃妃尹氏の王子、燕山君による大規模粛清事件(甲子士禍)を引き起こす原因となり、彼女自身も晩年は孫の燕山君と対立を深めて権力の座から追われる身となり、甲子士禍の発生した弘治17年(1504年(燕山君10年))5月に燕山君からの苛烈な虐待を受け、その数日後に数え年の68歳で薨去した。

登場作品・出演ドラマ

  • 王妃チャン・ノクス -宮廷の陰謀- (1995年、演:パン・ヒョジョン)
  • 王と妃(1998-2000年、演:チェ・シラ)
  • 王と私(2006-2007年、演:チョン・インファ)
  • インス大妃(2011-2012年、演:ハム・ウンジョン/チェ・シラ)

明聖王后 金氏(ミョンソンワンフ キムシ)

明聖王后 金氏(ミョンソンワンフ キムシ)は、李氏朝鮮の国王顕宗の王妃で粛宗の母。

時代背景

1651年、世子嬪に、1659年、王妃になり、1674年顕宗が亡くなると王大妃 となった。年若い粛宗が王になると朝廷の事に深く干渉しようとして西人側についた。世子嬪から王妃、大妃になったのは明聖王后金氏ただ一人である。

登場作品・出演ドラマ

  • 『妖婦 張禧嬪』(1995年、SBS)演:キョン・ミリ
  • 『チャン・ヒビン』(2002年-2003年、KBS)演:キム・ヨンエ
  • 『トンイ』(2010年、MBC)演:パク・チョンス(日本語吹き替え版声優:駒塚由衣)
  • 『馬医』(2012年、MBC)演:イ・ガヒョン(日本語吹き替え版声優:樋口あかり)
  • 『チャン・オクチョン-張禧嬪-』(2013年、SBS)演:キム・ソンギョン

文定王后 尹氏(ムンジョンワンフ ユンシ)

文定王后 尹氏(ムンジョンワンフ ユンシ)は、李氏朝鮮第13代国王明宗の生母。李氏朝鮮第11代国王中宗の3人目の王妃

時代背景

中宗晩年期から弟の尹元衡(小尹)と側近で尹元衡の妻鄭蘭貞らと共に朝政に介入し、1544年11月、中宗が没すると王大妃となり、1545年8月に継子の仁宗が没し、同月に慶源大君が12歳で即位して明宗となると大王大妃に転じ、後見として垂簾聴政(すいれんちょうせい)を行い、優れた政治感覚と儒教的な見識を発揮して家臣たちを制圧した。

登場作品・出演ドラマ

  • 王朝の暁 〜趙光祖伝〜(KBS1996年、配役: キム・ミンジョン(英語版))
  • 女人天下(SBS2001年、配役: チョン・イナ)
  • 宮廷女官チャングムの誓い(MBC2003年、配役: パク・チョンスク(朝鮮語版))
  • 天命(MBC2013年、配役: パク・ジヨン(朝鮮語版))
  • オクニョ 運命の女(MBC2016年、配役: キム・ミスク(英語版))

王朝を揺るがした悪女(6名)

派閥争いの激化により王妃と側室たちが熾烈な争いを繰り広げた朝鮮王朝後期。この時期に権力を振るった「朝鮮三大悪女」として名高い第19代国王粛宗の王妃「張禧嬪」(チャン ヒビン)、燕山君の後宮の「張緑水」(チャン・ノクス)、中宗の王妃文定王后に仕えた「鄭蘭貞」(チョン・ナンジョン)の3名を中心にまとめて一覧する。

張禧嬪(チャン ヒビン)

『トンイ』に登場する「張禧嬪」( 演:イ・ソヨン(日本語吹き替え版声優:林真里花))

『トンイ』に登場する「張禧嬪」( 演:イ・ソヨン(日本語吹き替え版声優:林真里花))

張禧嬪(チャン ヒビン)は、第19代国王粛宗の側室。朝鮮史上唯一の賎民出身の王妃(後に嬪に降格)。粛宗からの寵愛を受けた。実名は玉貞(オクチョン)。李氏朝鮮の第20代国王景宗の生母。

時代背景

康熙40年(1701年)に仁顕王后が病没すると、西人派は王妃の死は張氏が巫女を使って呪詛したためだと誣告した。その結果、1701年10月10日、張氏は粛宗から賜薬により処刑された。享年42。

俗に燕山君の後宮張緑水(チャン・ノクス)、中宗の王妃文定王后に仕えた鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)とともに「朝鮮三大悪女」、「朝鮮三大妖女」と呼ばれる。

登場作品・出演ドラマ

  • 『妖婦 張禧嬪』(1995年、SBS) 演:チョン・ソンギョン
  • 『チャン・ヒビン』(2002年-2003年、KBS) 演:キム・ヘス
  • 『トンイ』(2010年、MBC) 演:イ・ソヨン(日本語吹き替え版声優:林真里花)
  • 『イニョン王妃の男』(2012年、tvn)演:チェ・ウリ
  • 『チャン・オクチョン-張禧嬪-』(2013年、SBS)演:キム・テヒ(日本語吹き替え版声優:石塚理恵)
  • 『テバク~運命の瞬間 (とき) ~』 (2016年、SBS ) 演:オ・ヨンア

韓国ドラマ『張禧嬪 チャン・ヒビン』(2002年-2003年、KBS) 予告編
李氏朝鮮第19代国王・粛宗の後宮(一時期正妃)であった禧嬪張氏こと張禧嬪(チャン・ヒビン)の生涯を題材として韓国KBSにて2002年から2003年にかけて製作・放送されたテレビドラマ。張禧嬪(オクチョン)役は、キム・ヘスが演じる。幾重にも重ねた罪の数々、それは美しくも非情な愛のかたち。熱愛、嫉妬、陰謀、殺戮…野望渦巻く人間ドラマの宝庫。

鄭蘭貞 (チョン・ナンジョン)

鄭蘭貞 (チョン・ナンジョン) は、李氏朝鮮第11代国王・中宗の第3王妃文定王后尹氏の姻族であった女性。

時代背景

鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)は文定王后や尹元衡、また多くの男たちを惑わせ、仕えるべき相手である正妻を毒殺して後妻に納まり、朝鮮の身分制度を覆そうとした悪女、妖婦であるとされている。文定王后の弟尹元衡の側女となり、正妻死去後は継室となった。文定王后の垂簾聴政(すいれんちょうせい)を支え、「女人天下」と称される栄華の時代を送ったが、後に自殺した。

登場作品・出演ドラマ

  • 女人天下 – 鄭蘭貞の生涯を題材とした小説、およびそれを基に2001年に制作されたテレビドラマ。
  • オクニョ 運命の女(MBC、演:パク・チュミ)

鄭蘭貞 (チョン・ナンジョン)出演の韓国ドラマ 『女人天下』 作品予告編
『女人天下』は、2001年2月5日から2002年7月22日まで、韓国SBSにて放送された。「朝鮮三大悪女」のひとり鄭蘭貞 (チョン・ナンジョン)と彼女が仕えた中宗の正妃文定王后尹氏、蘭貞の夫で文定王后の兄尹元衡たちの権力闘争と没落を描く。平均30パーセントの視聴率を獲得し、当初全50話の予定が延長され、最終的には全150話となった。「韓国史上最も当初予定より延長されたドラマ」のひとつとしても挙げられる作品。

張緑水(チャン・ノクス)

「王妃チャン・ノクス -宮廷の陰謀-」に登場する張緑水(チャン・ノクス)

「王妃チャン・ノクス -宮廷の陰謀-」に登場する張緑水(チャン・ノクス)

張緑水(チャン・ノクス)は、李氏朝鮮第10代国王燕山君(ヨンサングン)の後宮。容貌は30歳を過ぎた時点で16歳の娘のようであったという。燕山君は張緑水の噂を耳にし、彼女を後宮に迎えて淑媛(スグォン・しゅくえん)に封じた。

時代背景

張緑水(チャン・ノクス)は王の寵愛をもとに権力を濫用した。張緑水と側近たちの横暴ぶりは、燕山君の悪政と合わせて、民衆の憎悪の的となっていった。正徳元(1506)年9月2日、中宗反正により燕山君が廃位された後張緑水は捕らえられ、淑容田氏(朝鮮語版)、淑媛金氏(中国語版)と共に斬首された。

登場作品・出演ドラマ

  • 王妃チャン・ノクス -宮廷の陰謀-(KBS1995年、配役: パク・チヨン(朝鮮語版))
  • 王と妃(KBS1998-2000年、配役: U;Nee)
  • 王と私(SBS2007-08年、配役: オ・スミン(朝鮮語版))
  • インス大妃(JTBC2011-12年、配役: チョン・ソミン(朝鮮語版))

金介屎(キムゲシ)

金 介屎(キム ゲシ)は朝鮮王朝時代中期の官女。1600年前後に宮廷に女官として入ったとされる。そこで当時、世子(セジャ)であった光海君(クァンヘグン)に出会い、彼付きの女官となり、仕えることになる。

時代背景

金介屎(キム ゲシ)は光海君を王位に就けるべく、光海君を支援する勢力と手を結び、反対勢力を退き、光海君即位後も宣祖の唯一の嫡子である永昌大君を死に追いやり、その母である仁穆王后を失脚、幽閉させることに成功した。しかし、1623年に起きた仁祖反正(明と後金が満州で対峙する国際情勢の中で西人派が1623年3月13日、宮中(宮廷)クーデターによって光海君を廃位し、仁祖を擁立して即位させた)で一転し、主君である光海君は廃位され、彼女は李爾瞻らと共に処刑された。

登場作品・出演ドラマ

  • 暴君 光海君(1986年、MBC、配役:ウォン・ミギョン)
  • 宮廷女官キム尚宮(1995年、KBS、配役: イ・ヨンエ、イ・ジョンフ)
  • ホ・ギュン 朝鮮王朝を揺るがした男(2000年、KBS、配役:イ・ジュファ)
  • 王の女(2003年、SBS、配役:パク・ソニョン)
  • 王の顔 (2014年、KBS2、配役: チョ・ユニ)
  • 華政(2015年、MBC、配役: キム・ヨジン)

廃妃尹氏(ペビユンシ)

廃妃尹氏(ペビユンシ)は、李氏朝鮮第9代国王成宗の2人目の王妃で、第10代国王燕山君の生母。

時代背景

美しい容姿の持ち主であった尹氏(ユンシ)は成宗の寵愛を受けた。成化10年(1474年)に成宗の最初の王妃 恭恵王后が崩御すると、それから2年後、尹氏を深く寵愛していた成宗は、生母仁粋大妃を含めた多くの人々の反対にもかかわらず、妊娠中の彼女を王妃に冊封した。王妃に昇格して4ヶ月後、元子(燕山君)を出産し、王妃の地位はより一層確かなものになった。尹氏はかなり嫉妬深い性格であったとされ、王や宮廷の女官に尊大な態度を見せたり、成宗の寵愛を受けた女官を殺害するなどといった行き過ぎた行為が目立った。尹氏の廃妃と賜死を巡っては、両班家とはいえ貧家の出身である尹氏を快く思わなかった太后と後宮の妃妾たちの妬みに遭い、謀略により憤死したという説もある。燕山君は後に尹氏の死の経緯を知り、甲子士禍(こうししか・カプチャサファ)へとつながっていく。

登場作品・出演ドラマ

  • 『宮廷女官チャングムの誓い』 第1話「二人目の女」の冒頭で廃妃尹氏が登場する
  • 『王と私』 廃妃尹氏がヒロインとして描かれている
  • 『王と妃』

ヤムジョン/貴人趙氏(きじん・ちょうし/クィインチョシ)

廃貴人 趙氏(はいきじん ちょし、ペクイン チョシ) は、李氏朝鮮の第16代国王仁祖の側室。生年は詳しく分からないが、趙琦の庶女として誕生し、1630年頃に女官となった。これも詳しい時期は不明だが、仁祖の側室となる。昭顕世子(セジャ)暗殺計画の陰で暗躍した美貌の悪女、ヤムジョン(のちの貴人趙氏)。

時代背景

貴人趙氏は、仁祖からの寵愛を独占しており、荘烈王后を始めとする他の妃達が寵愛を受けられない程であった。彼女は寵愛されていることを利用し、気に入らない者がいると王の目の前で、貶めようとする等、しばしば謀略を図った。

また、仁祖の長男昭顕世子、その正妃嬪宮姜氏夫妻も嫌っていた。彼らを仁祖の前で貶し、恥をかかせることが多かった。夫妻の死には彼女が関わっていたという。昭顕世子は死の前に、鍼を打っていた。それを務めた主治医李馨益は、貴人趙氏の実家に出入りしていた人物であった。彼女から命を受け、毒鍼を世子に打たせて殺させたという。姜氏に対しては、世子を殺した嫌疑と仁祖までも毒殺したという讒言をし賜薬に追い込んだ。李馨益と実母が不貞関係にあったという噂まで流れたという。

引用元: ウィキペディア(Wikipedia)「廃貴人 趙氏」

1652年に、第17代国王孝宗、仁祖の継妃である荘烈王后、王妃の姪で崇善君の妻である申氏を、姻族関係に当たる金自点(朝鮮語版)らと共に呪詛したとして、賜薬となり自害させられた。

登場作品・出演ドラマ

  • 馬医(2012年、韓国MBCのテレビドラマ。演:ソ・ヒョンジン)
  • 花たちの戦い 宮廷残酷史(2013年、JTBC制作のテレビドラマ。演:キム・ヒョンジュ、イ・チェミ(幼少期。なお、娘の孝明翁主も演じた))
  • 華政(2015年、韓国MBCのテレビドラマ。演:キム・ミンソ)
花たちの戦い -宮廷残酷史-

「花たちの戦い -宮廷残酷史-」は、野望のために多くのものを迫害した側室ヤムジョンの悪にまみれた生涯を描く。

『花たちの戦い -宮廷残酷史-』は17世紀中期の朝鮮王朝、第16代王・仁祖の側室で数多くの陰謀で昭顕世子一家を破滅に至らしめた貴人趙氏(きじん・ちょうし/クィインチョシ)を主人公にした作品。

社会的に成功した働く女性(5名)

女性の身分が低い儒教社会において、女性が社会的に成功することは極めて稀なケースだった。

チャングム(長今)

チャングム(長今)は、『宮廷女官チャングムの誓い』の主人公。水剌間内人(スラッカン ナイン)、出納尚宮(出納係)を一時兼務、内医院医女(ネウィウォン ウィニョ)、母の夢・水剌間最高尚宮を経て、正三品堂上官(チョンサンプム タンサングァン)に相当する大長今の称号を受ける。

時代背景

厳しい身分制度の時代に不幸な家庭環境に生まれた主人公チャングム(長今)が、シリーズ前半は宮廷料理人として、後半は女医として活躍し、ついには国王の主治医になり、「大長今(偉大なるチャングム)」の称号をもらうまでの波乱の半生を娯楽性豊かに描いた作品。

史実としては『朝鮮王朝実録』の『中宗実録(チュンジョンシルロク)』に大長今と呼ばれて重用され、王の主治医となった医女がいたことが書かれている。

登場作品・出演ドラマ

宮廷女官チャングムの誓い

男尊女卑が激しかった時代、権力闘争により陰謀渦巻く宮中で、 最高の料理人となり、王の主治医にまでなるチャングム。 波乱万丈の生涯を、実在の人物を元に描かれた1人の女性のサクセスストーリー。

宮廷女官チャングムの誓い』は韓国MBCにて2003年9月15日から2004年3月30日まで放送されたテレビドラマ(時代劇) 。NHKが初めて放送した韓国時代劇作品。

キムマンドク(金万德)

キムマンドク(金万德)は、18世紀末から19世紀初頭の李氏朝鮮時代に実在した済州島の女性商人で、妓生から身を興し巨万の富を得て、飢饉に瀕した島民に食料を与えて救い、その褒美としてついに国王への謁見を許された。

時代背景

英祖・正祖(イ・サン)時代に実在した女商人。飢饉から済州島を救った女商人。

登場作品・出演ドラマ

『キム・マンドク〜美しき伝説の商人』は、2010年、韓国KBSで放送されたテレビ歴史ドラマ。

【公式】「キム・マンドク~美しき伝説の商人」予告編
18世紀末から19世紀初頭の李氏朝鮮時代に実在した済州島の女性商人、キム・マンドク(金萬徳、1739年 – 1812年)の生涯を描いた作品。正祖14-18年の済州島が厳しい凶作の年、島民が飢えに苦しみ、国からの救護穀物もままならぬ状況の時、人々の為に私財を投じて穀物を購入し、飢えから救ったという伝説をもつ。

ファン・ジニ(黄真伊)

「ファン・ジニ」

朝鮮王朝時代に実在した妓生の生涯を綴った「ファン・ジニ」

黄 真伊(ファン・ジニ)は、中宗の治世中に松都(現在の開城)で活躍した李氏朝鮮で最も有名な妓生(キーセン)。

時代背景

16世紀頃の朝鮮時代の妓生を描いた物語。妓生は身分こそ卑しかったものの、両班を相手にする芸者であったため、両班達と対等に渡り合えるだけの高い学識と、彼らを満足させられるだけの高度な芸の腕が必要であった。妓生の娘として生まれた主人公のファン・ジニは、天性の舞や詩、音楽の才能と、その美貌で数々の男達を魅了していくのであった。

登場作品・出演ドラマ

『ファン・ジニ』は、2006年に韓国KBSが制作した韓国ドラマ(時代劇)

韓国歴史ドラマ「ファン・ジニ」の紹介動画
16世紀朝鮮王朝時代の最高の芸妓【黄真伊(ファン・ジニ)】。実在した伝説の名妓の波乱万丈な半生を描く。妓生である前に詩書画に長けた総合芸術家であったファン・ジニの姿と、その愛に生きた壮大な人生をドラマを通じて描く。

シン・ユンボク(申潤福)

申 潤福(シン・ユンボク)は、李氏朝鮮後期の風俗画家。金弘道(キム・ホンド)と双璧を成し、張承業(ちょう しょうぎょう、チャン・スンオプ)を含めて「三園」と称されている。

時代背景

最も有名な絵師として現代に多くの韓国画を残した実在の天才画家キム・ホンド。そして同じ時代を生きたもう一人の天才画家シン・ユンボク。キム・ホンドとは逆になぜかシン・ユンボクについての資料はまったく無く、現代にはその名画を残すのみ。

登場作品・出演ドラマ

『風の絵師』

『風の絵師』は、18世紀に実在した2人の天才画家の金弘道(キム・ホンド)と申潤福(シン・ユンボク)の愛とその運命を描いている。天才画家シン・ユンボクを女性として設定し、男装した姿で登場させている。

『風の絵師』(かぜのえし)は、2008年に韓国のSBSで制作・放送された時代劇ドラマ。謎に包まれた天才画家シン・ユンボクを女性として設定し、男装した姿で登場させる。

ホナン・ソロン(許蘭雪軒)

朝鮮時代を代表する後世に名を遺す女流詩人。本名は楚姫(チヨヒ)。

時代背景

27歳という若さでこの世を去った許蘭雪軒(ホナン・ソロン)。李達(イーダル)から詩作を学んで優れた詩才を発揮し、兄の許篈(ホボン)、弟の許筠(ホギユン)と共に許氏三文章家と謳われた。彼女の没後明(みん)の使節朱之蕃によって『蘭雪軒集』が明国で出版され,1711年にはこれが日本でも出版された。

登場作品・出演ドラマ

「ホ・ギュン~朝鮮王朝を揺るがした男~」

王を支えた女性(9名)

高句麗を建国した「朱蒙」(チュモン)の母親「柳花」(ユファ)や妻の「召西奴」(ソソノ)など建国の祖には女性の支えがつきものだ。世宗など名君を支えた女性などもピックアップしてまとめ一覧する。

召西奴(ソソノ)

召西奴(ソソノ)は、卒本(チョルボン)構成体の1つ桂婁(ケル)の君長の延陀勃(ヨンタバル)の娘。朱蒙が高句麗国を建てたのち、召西奴を引き寄せて王妃とした。

時代背景

チュモンの妻として高句麗建国を支えた。百済(ペクチェ)始祖・温祚王の母。物語ではチュモンが死んだと思い、テソの求婚を回避するためにウテと結婚する。ウテの死後、チュモン率いるタムル軍に協力し、高句麗建国を成し遂げる。

登場作品・出演ドラマ

朱蒙(チュモン)は、2006年5月15日から2007年3月13日まで韓国MBCで放送されたテレビドラマ(時代劇) 。

【公式】「朱蒙」予告編 感動編
意気地が無く軟弱な王子チュモンは、賢く強く美しい娘・ソソノや、運命を共にする仲間達に出会い、数々の逆境や試練を経て、強靭な真の英雄に変貌していく・・・!

美室(ミシル)

美室(ミシル)は、新羅第24代真興王から第27代善徳女王治世期にかけて実在したとされる真骨の貴族女性。

時代背景

歴代の王と関係をもち、新羅を裏から牛耳る妖婦。徳曼(とくまん、トンマン)/善徳(ぜんとく、ソンドク)女王の最大の敵。

登場作品・出演ドラマ

『善徳女王』 – 演:コ・ヒョンジョン 2009年、MBC
美室を演じたコ・ヒョンジョンが2009年度MBC演技大賞受賞した。

神懿王后韓氏(シヌィワンフ・ハンシ)

神懿王后韓氏(シヌィワンフ・ハンシ)は、後の李氏朝鮮初代王・李成桂(イ・ソンゲ、り・せいけい)の第1夫人。

時代背景

朝鮮王朝建国を支えた王妃。

登場作品・出演ドラマ

『龍の涙』

貞顕王后 尹氏(チョンヒョンワンフ ユンシ)

貞顕王后 尹氏(チョンヒョンワンフ ユンシ)は李氏朝鮮第9代国王成宗の正室(継室)で第11代国王中宗の実母。

時代背景

宮廷女官たちに慕われた朝鮮王朝の母。中宗を産み国母となった王妃の鏡。

登場作品・出演ドラマ

  • 王と妃(KBS1998-2000年、配役: ユン・ジスク(朝鮮語版))
  • 女人天下(SBS2001-2002年、配役: イ・ボヒ(朝鮮語版))
  • 宮廷女官チャングムの誓い(MBC2003-2004年、配役: オム・ユシン(朝鮮語版))
  • 王と私(SBS2007-2008年、配役: イ・ジン)
  • インス大妃(JTBC2011-2012年、配役: コ・ジョンミン(朝鮮語版)、ハン・ボベ(英語版))

孝懿王后 金氏(ヒョウィワンフ キムシ)

孝懿王后 金氏(ヒョウィワンフ キムシ)は、李氏朝鮮第22代国王である正祖/イ・サンの正妃。

時代背景

名君として名高い正祖/イ・サンが愛した聡明な名妃。

登場作品・出演ドラマ

  • 『朝鮮王朝五百年 正祖大王-偉大なる王の肖像』(1989年/MBC) 演:イ・フィヒャン
  • 『大王の道』 (1998年/MBC) 演:イ・エジョン
  • 『イ・サン』 (2007-2008年/MBC) 演:パク・ウネ

善花公主(ソンファコンジュ)

善花公主(ソンファコンジュ)は、朝鮮半島の2大歴史古書でありながら、信ぴょう性が低いと評される三国遺事(サムグクユサ)によると新羅第26代王の真平王(チンピョンワン)の娘で善徳女王(ソンドンニョワン)の妹ということになっている。

時代背景

薯童謡(ソドンヨ)として語り継がれる新羅の姫。

登場作品・出演ドラマ

『薯童謠』(ソドンヨ)

『薯童謠』(ソドンヨ)は、民謡「薯童謡」を題材に、百済王子(百済30代王「武王」)と敵対国家である新羅の第3王女・善花(ソンファ)姫との純愛と、国王になるための険しい道を描いた歴史ロマン大作。

「薯童謡(ソドンヨ)」善花公主(ソンファコンジュ)は、物語のヒロイン。

柳花(ユファ)

韓国時代劇の金字塔「朱蒙」(2006年)に登場する「柳花」(ユファ)(演:オ・ヨンス)

韓国時代劇の金字塔「朱蒙」(2006年)に登場する「柳花」(ユファ)(演:オ・ヨンス)

柳花夫人(ゆふぁふじん)は、高句麗の建国者朱蒙(チュモン)の母。夫は解慕漱(ヘモス)と金蛙王(クムワワン)。

時代背景

高句麗建国の祖・チュモンの母親。解慕漱(ヘモス)と結ばれ、朱蒙(チュモン)を生んだ。

登場作品・出演ドラマ

朱蒙(2006年、柳花(ユファ)(演:オ・ヨンス)

スギョン(淑英)

高句麗国・宝蔵王の姪。テ・ジョヨンの正室。

時代背景

謎に包まれた渤海を建国する大祚榮(テ・ジョヨン)の王妃(正室)。

登場作品・出演ドラマ

大祚榮(テジョヨン)は、2006年9月16日から、2007年12月23日の間、韓国のKBSテレビで放送された時代劇ドラマ。

大祚榮(テジョヨン) PV
朱蒙(チュモン)、淵蓋蘇文(ヨン・ゲソムン)と並ぶ高句麗の三大英雄、テ・ジョヨンの過酷な半生を描いた、チェ・スジョン主演の歴史大作。

昭憲王后沈氏(ソホンワンフ・シムシ)

昭憲王后沈氏(ソホンワンフ・シムシ)は、李氏朝鮮第4代王・世宗の正妃。多くの子孫を残した。

時代背景

廃妃を迫られながらも世宗を支え続ける。

登場作品・出演ドラマ

  • 『龍の涙』(1996年-1998年、KBS)演:イム・ソヨン
  • 『大王世宗』(2008年、KBS)演:イ・ユンジ、子役:ナム・ジヒョン
  • 『根の深い木』(2011年、SBS)演:チャン・ジウン
  • 『ポンダンポンダン 王様の恋』(2015年、MBC)演:チン・ギジュ

関連リンク/関連項目/関連記事

親記事:韓国時代劇・歴史ドラマ一覧 / 朝鮮王朝《前期》時代を描いた歴史ドラマ一覧