テレビアニメ「邪神ちゃんドロップキック」とは

『邪神ちゃんドロップキック』は、ユキヲによる日本のウェブコミック作品。『COMIC メテオ』（フレックスコミックス）にて2012年4月より連載中。下半身が蛇の悪魔と、彼女を召喚した女子大生のちょっと危険な同居コメディ。テレビアニメは、2018年7月から9月まで第1期がBSフジ・TOKYO MXほかにて放送された。第12話はTV未放送であり、Amazon Prime Videoで2018年10月1日より配信中。テレビアニメ第2期は、2020年に放送予定。

【無料】邪神ちゃんドロップキック（第1話・前半）

東京古本屋街、神保町。アパートの一室で“すき焼きパーティ”が開かれようとしていた。邪神ちゃんが牛脂ひき、ネギを焼く。ネギの香りが部屋に充満したとき、さっと軽く焼かれる牛肉の両面。そこに特性の割りしたがいま！立ち上る湯気と食欲をそそる音。楽しくあるべき食卓。だが、邪神ちゃんの横暴がはじまるとき、それは一変する。

【ストーリー】
魔界の悪魔、通称「邪神ちゃん」は、ある日突然人間界に召喚されてしまう。彼女を召喚したのは、神保町のボロアパートで暮らすちょっとブラックな心を持つ女子大生「花園ゆりね」。「邪神ちゃん」を召還したものの彼女？を魔界に帰す方法がわからない。仕方なく一緒に暮らし始めた邪神ちゃんと「ゆりね」だが、「邪神ちゃん」曰く、「召喚者が死ねば魔界に帰れる」。そこで邪神ちゃんがとった行動とは……!?　ひとりの少女と悪魔「邪神ちゃん」が繰り広げるちょっとキケンな同居生活コメディ！

©ユキヲ・COMICメテオ／邪神ちゃんドロップキック製作委員会

登場人物

主人公

邪神ちゃん: 本作の主人公である悪魔。自分より弱い者に対して尊大な態度を取り、いじめや嫌がらせ、食料の強奪を平然と行う。他にも自分が勝つために卑怯な手段を用いたり、逆に自分より強い者には及び腰になったりなど、基本的にはゆりねからは「クズ」と称されるほどの外道な性格。ヒドイン（鬼畜ヒロイン・ゲスイン）の代表格。
花園ゆりね: 本作のもう一人の主人公。邪神ちゃんを召喚した女子大生。オカルトとホラー映画が大好きで、ゴスロリ衣装に身を包んでいる。ミノス達悪魔やぴのを怯ませるほどの気迫を発する事が出来るため、彼女らからは本当に人間なのかと疑われている。

悪魔

メデューサ: 邪神ちゃんと幼馴染である悪魔で、古代エジプトの女王のような衣装を着た美少女。見た人間を石化させる性質を持っているため、人間界に来るときは紙袋を被っている。邪神ちゃんから「ATM」扱いされるほどに金を無心されたりしている。
ミノス: ミノタウロス族の一員である女悪魔で、邪神ちゃんの幼馴染にあたる。ゆりねと共闘してクラーケンを倒せるほどの実力を有している（テレビ未放送話の第12話）。
ペルセポネ2世 /ペルちゃん: 邪神ちゃん達の恩師、ペルセポネの娘で冥界の王、ハーデスを父に持つ悪魔。魔界に帰れなくなった邪神ちゃんを探しに人間界へやってきた。
遊佐（ゆさ）: 雪女のような姿をした氷族の一員である上級悪魔。妹をいじめる邪神ちゃんに対して敵愾心を抱いている一方で、逆に仲良くしてくれるゆりねに対しては好感を持っている。幼少時のモグラのような顔を気にしており（彼女曰く氷族が最も気にしている事らしい）、それに対する侮辱を最も嫌う。
浩二（こうじ） / 氷ちゃん（こおりちゃん）: 氷族の一員である悪魔。遊佐の妹。下級悪魔で成人ではないため小柄で、邪神ちゃん曰く「モグラ」のような顔をしている。邪神ちゃんにはいじめられたり、トラウマを植え付けられたりしているため、彼女のことを快く思っておらず、度々反抗心を見せる。仲良くしてくれるゆりねには懐いている。
キョンキョン: 魔界中国からやって来たキョンシー。ゆりねの紹介で書店「ドラゴン書房」でアルバイトをしている。
キョンキョンの姉: キョンキョンの服の胸元に描かれたパンダの顔の姿をしている。元々は妹と瓜二つのキョンシーの姿だったが、魔界動物園で魔界パンダを怒らせた事で呪いを掛けられて今の姿に変わってしまっている。
ベート: ゆりねが町で拾った魔獣・ジェヴォーダンの獣。ゆりねの前では犬のように大人しいが、邪神ちゃんに対しては引っ掻いたり、手首に噛み付いて、あまつさえ噛みちぎったりすることもある。

天使

ぺこら: 邪神ちゃんを退治しようとするが、力の源たる天使の輪を紛失したために失敗に終わり、その後は人間界でホームレス生活をする羽目になった。
ぽぽろん: ぺこらの元部下である天使。ゆるふわ系の外見とは裏腹に、自分の昇進の為に力を失ったぺこらを始末しようとするなど、腹黒い性格の持ち主。
ぴの: ぺこらの元部下でお世話係だった天使。自分の昇進のため、邪神ちゃんら悪魔と馴れ合うぺこらとぽぽろんを「反逆者」として始末する為に人間界へと降りてきた。天使の輪が再生するまでゆりね達が住むアパートの管理人となる。
リエール: ぺこら達の「主」である神。天界での会議により堕落した人間達を地上ごと滅ぼす為に人間界にやって来た。邪神ちゃんに盾にされて直撃したゆりねのパンチで気絶しており、何らかの理由で弱体化している可能性もある。

ゆりねが住む人間界の住人

橘芽依（たちばなめい）: アキバにある万歳橋警察署の婦人警官。邪神ちゃんと出会った際に彼女を不当逮捕したり、氷ちゃんを可愛いからと自宅の部屋に連れ込んだりするなど、手に入れるためなら職権乱用などの手段を選ばない危険な存在。邪神ちゃんには「ゆりねに勝るとも劣らないイカれっぷり」（キチ○イ）と称されるぶっ飛んだ性格の持ち主
棚橋: ぺこらのアルバイト先に毎回登場している男性。原作で名前は不明だが、アニメ化で棚橋という名前が付けられた。ぺこらの名前を覚える気が無いのか、彼女の事を「バイト」と呼び、有能なミノスには柔らかな態度で接している。