『盾の勇者の成り上がり』(たてのゆうしゃのなりあがり)は、アネコユサギによる日本のライトノベル。テレビアニメは、2019年1月よりAT-X・TOKYO MXほかにて2クールで放送中。テレビアニメ『盾の勇者の成り上がり』の第2期および第3期の製作が発表された。

あらすじ

ごく平凡なオタク大学生・岩谷尚文は、図書館で出会った1冊の本に導かれ異世界へと召喚されてしまう。与えられた使命は、剣、槍、弓、盾をまとう四聖勇者の一人「盾の勇者」として、世界に混沌をもたらす災い「波」を振り払うこと。大冒険に胸を膨らませ、仲間とともに旅立った尚文。ところが、出発から数日目にして裏切りに遭い、金も立場もすべて失ってしまう。他人を信じられなくなった尚文は奴隷の少女・ラフタリアを使役し、波に、世界に、立ち向かおうとするが―。

果たして、この絶望的状況を打破することはできるのか?すべてを失った男の成り上がりファンタジー、開幕。
©2019 アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員会

岩谷尚文が冤罪でやさぐれる序盤こそ鬱展開が多いが、決してシリアス一辺倒ではない。コミカルパートとシリアスのバランスが良い。この世界でいう「波」は、時空の亀裂から魔物が大量に出現する災害を指す。 周期的に発生するため、龍刻の砂時計によっていつ発生するか分かるようになっている。勇者たちは、当初波とは時空の切れ目からの悪意あるモンスターや人などの襲撃と考えていたが、後に世界同士が融合しようとする現象であることが分かる。

5分でわかる!TVアニメ『盾の勇者の成り上がり』第1クール
TVアニメ『盾の勇者の成り上がり』の第1クールの内容が5分でわかる特別動画。異世界のメルロマルクに「盾の勇者」として召喚され、裏切りからどん底に落とされた主人公・岩谷尚文が成り上がっていく異世界ファンタジー前半戦を振り返る!!

登場人物

メインキャラクター

岩谷 尚文(いわたに なおふみ) 四聖勇者の一人、盾の勇者。
本作の主人公で物語の語り手。図書館で「四聖武器書」という本を読んでいた時に、盾の勇者として召喚される。盾の勇者である尚文の供になったのは、女従者マインのみであった。しかし、マインは尚文を裏切って全財産を盗み取っただけでなく、尚文に婦女暴行の冤罪をかける。尚文は、勇者としての名声や金銭や信用を失う。パーティーの攻撃役として奴隷商人から亜人の少女ラフタリアを買い、2人での旅を始める。
ラフタリア
本作のメインヒロイン。尚文が最初に購入した奴隷。尚文たちが来る前に起こった「波」の被災者であり、両親は魔物に殺され、村は滅ぼされてしまった。当初は戦いを怖がり波のトラウマ( 眠ると両親が殺される悪夢を見るせい )で夜泣きが激しかった。
フィーロ
白と桜色を基調としたフィロリアル・クイーン。尚文のことは「ごしゅじんさま」と呼ぶ。奴隷商(魔物商)のところで魔物の卵くじで購入した卵から孵化した鳥型の魔物フィロリアル。四聖勇者である尚文に育てられたことで上位種のフィロリアル・クイーンになり、金髪で背中には羽を生やした天使を彷彿とさせる少女に変身できるようになる。現女王のフィトリアから次期女王候補とされている。俊敏で高い攻撃力を持つメインアタッカー。

四聖勇者

異世界において最高位の聖武器4つに選ばれた勇者たち。

天木 錬(あまき れん) 四聖勇者の一人、剣の勇者。
黒髪で一見するとクールな印象の少年。VRMMOが存在する日本から召喚された。元康や樹と比べると多少は理性的に物事を判断する傾向はあった。
北村 元康(きたむら もとやす) 四聖勇者の一人、槍の勇者。
四聖の中では最年長。金髪をポニーテールにしている。尚文とは異なる日本から召喚された。外伝『槍の勇者のやり直し』では主人公兼語り部をつとめる。
川澄 樹(かわすみ いつき) 四聖勇者の一人、弓の勇者。
尚文とは異なり異能力のある日本から召喚された。正義感が人一倍強く、初期はメルロマルク内で正体を隠しながら悪人を潰して回っている。

メルロマルク

勇者たちの主な活動の場。

ミレリア=Q=メルロマルク
メルロマルクの女王。
メルティ=メルロマルク(メルティ=Q=メルロマルク)。
メルロマルクの第二王女。フィロリアルが大好きでその知識量は元康と双璧を成す。三勇教の教皇を撃破し、尚文の冤罪が晴れてからは尚文たちのバックアップに回る。
ヴィッチ(マルティ=S=メルロマルク)
メルロマルクの第一王女。最初はマインと言う名の冒険者として身分を偽って行動していた。
クズ(オルトクレイ=メルロマルク32世)
メルロマルクの王。シルトヴェルトの亜人に関係する因縁から、亜人に崇められる盾の勇者である尚文に様々な迫害を行うが女王が帰還するとともに盾の勇者に行った数々の行為の罰としてマルティ共々改名の罰を受けてオルトクレイからクズ(クズ=メルロマルク32世)へと名前を変えられ、王族としての権限をはく奪される。

メルロマルク城下町

エルハルト / 武器屋の親父
メルロマルク城下で武器屋を営む男性。尚文からは「武器屋の親父」と呼ばれており、13巻で本名が明かされる。アニメではキャラ紹介やクレジットで、最初から明らかになっている。
奴隷商
各地で奴隷の販売、買取を行っているが、奴隷という響きが良くないのか表面上は魔物商を称しているため魔物関連も取り扱っている。
ビスカッティ=バルマス(三勇教教皇)
メルロマルクの四人全員の四聖勇者召喚や盾の勇者の迫害に加担していた。

眷属器の勇者

グラス達の異世界。グラスやラルクたちは、尚文らが召喚された世界とも、四聖勇者たちの生まれた世界(現代日本)ともさらに違う世界の住人。

グラス
スピリット(魂人)というその世界独自の種族で、人間よりも幽霊や精神体に近い性質を持っている。異世界の眷属器、扇の勇者。和風美少女で第3の波の時にボス級のソウルイーターと共に現れた。最初の戦いの後、カルミラ島で仲間であるラルクベルクとテリスと共に再び尚文と戦うが、以前よりも力をつけていた尚文たちに苦戦し、決着はつかなかった。
ラルクベルク
異世界の眷属器、鎌の勇者。通称「ラルク」。TVアニメ版では尚文と船で相部屋となるより早く、ラフタリアが育った漁村の廃墟で出会い、後にカルミラ諸島行きの船で再会する。面倒見が良くノリも良い頼れる兄貴分的な性格だが、スケベで抜けている一面もある。
テリス=アレキサンドライト
身体の一部に宝石が埋まっている「ジュエル(晶人)」という種族の女性。宝石の声を聴く能力があり、宝石から力を借りて魔法を使用する。ラルクと親しくいつも共に行動している。尚文の細工技術に惚れ込み、以降名工と慕うようになる。
風山絆
その世界の四聖武器の一つ、「狩猟具」の勇者。狩猟具は釣り竿や鮪包丁など狩猟や解体に使われるものに変化できる魔物特化型の聖武器。魔物相手では圧倒的な強さを持つが、対人能力がなく、人間相手ではまともなダメージを与える事ができない。他の異世界を滅ぼしてでも自分達の世界を生き残らせるようとするグラス達に「別の方法を探すべきだ」と説得し、尚文たちと和解させた。

TVアニメ『盾の勇者の成り上がり』第25話「盾の勇者の成り上がり」予告【WEB限定】
第25話 「盾の勇者の成り上がり」 (2019.06.26 ON AIR)
グラスは異世界の勇者を名乗るラルクの仲間だった。尚文は強烈な連携攻撃を耐え凌ぎ、一騎打ちでグラスに肉薄するのだが……。本当にこの世界を守りたいのか、尚文はグラスとの戦いの中で己の覚悟を問われる。

その他

メルロマルクの秘密警護部隊「影」/ ごじゃる口調の影
王家の暗躍部隊。メルロマルクの女王帰還と同時期に現れる。表の舞台で忙しい女王に代わり、裏で色々とサポートをしたりしている。語尾に《ごじゃる》をつけている。
フィトリア
世界のフィロリアルを統括する女王。遥か昔に四聖勇者が育てた伝説のフィロリアル。
リーシア=アイヴィレッド
カルミラ島にて初登場。「ふぇええ」が口癖。樹の元パーティメンバーだったが、冤罪で追い出され、尚文に拾われた。
メディア・ピデス・マーキナー
小説「盾の勇者の成り上がり」のラスボス。すべての黒幕。

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外部リンク

TVアニメ『盾の勇者の成り上がり』アニメ公式サイト
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