百合(ゆり)は、女性の同性愛のこと。女性同士の恋愛だけでなく恋愛に近い友愛や広く友情を含んだ作品も百合と言うことが多い。百合アニメ一覧とは、「マリア様がみてる」、「citrus」、「ストロベリー・パニック」、『やがて君になる』、「桜Trick」のような正当派の本格的な百合アニメから百合要素多目の日常系やラブコメ系アニメをまとめた一覧。

代表的な百合アニメ一覧

あ行

『ICE』(アイス)
『ICE』(アイス)は、2007年にバンダイビジュアルよりリリースされたOVA。全3巻。近未来、全ての男性が死に絶え、わずか2万の女性が新宿に遺された世界。ゆっくりと、しかし確実に滅び行く世界において、女性のみで生殖を可能とする技術「ICE」をめぐり、少女達が闘いを繰り広げる。人気ユニット・AKB48のメンバーを声優として起用した、小林誠監督による美少女メカアクション。
『AVENGER』(アヴェンジャー)
『AVENGER』(アヴェンジャー)は、2003年10月2日から同年12月25日までの1:00 – 1:30(テレビ東京での場合)にテレビ東京系列で放送された全13話のテレビアニメ。地球に棄てられた未来の火星を舞台として、女戦士レイラ・アシュレイの復讐の旅を描く。

アニメ『AVENGER』の主人公「レイラ・アシュレイ」は、オッドアイが印象に残る少女型ドール(愛玩用アンドロイド)の「ネイ」(その正体は火星に不妊現象が起きてから8年ぶりに生まれた正真正銘の子供)を大切に思っている。
『青い花 Sweet Blue Flowers』
『青い花』は、志村貴子による日本の漫画作品である。テレビアニメは、『青い花 Sweet Blue Flowers』のタイトルで、2009年7月から9月までフジテレビ『NOISE』にて放送された。全11話。

江ノ電沿線など、鎌倉とその周辺が舞台。それぞれ別の女子高に通う2人の主人公「万城目 ふみ」(まんじょうめ ふみ)と「奥平 あきら」(おくだいら あきら)を軸に、女性同士の恋愛と友情が描かれている。

『悪魔のリドル』
『悪魔のリドル』(あくまのリドル)は、原作:高河ゆん、作画:南方純による日本の漫画作品。テレビアニメは、2014年4月より6月まで、MBS・TBS・CBC・BS-TBS『アニメイズム』B2、AT-Xにて放送された。女子高生VS女子高生の学園バトルロイヤルアクション。

TVアニメ「悪魔のリドル」PVミョウジョウ学園に存在する、特別な時期にしか開講されないクラス・10年黒組。そこに、1人の女子高生を暗殺するべく12人の女子高生が刺客として集められた。10年黒組へ編入した一人の暗殺者・東兎角(あずま とかく)は、暗殺対象と伺える一人の女子高生・一ノ瀬晴(いちのせ はる)に心を惹かれ、暗殺者として編入してきたのにも関わらず守護者として彼女を守り、暗殺者11人と対峙する決意を固める。一人一人の暗殺者と対峙していく毎に”一ノ瀬晴”に自分にない”何か”に心を惹かれていった。そして、その過程の中で”東兎角”の過去や”一ノ瀬晴”の一族についても触れられていく…。
「あさがおと加瀬さん。」
「加瀬さんシリーズ」(かせさんシリーズ)は、高嶋ひろみによる日本の百合漫画シリーズ。2018年6月9日、本シリーズを原作とするOVA『あさがおと加瀬さん。』が劇場公開された。

【あさがおと加瀬さん。】劇場公開OVA 本予告
ある年の4月、西高校の2年生で陸上部員・加瀬友香(かせ ともか)は、同学年の緑化委員・山田結衣(やまだ ゆい)が校内の草むしりをしているのを見かける。彼女の草むしりに対する思いを知った友香は、それ以来、結衣のことを目で追うようになり、夏休み前、校内のあさがおに水やりにきた結衣に話しかける。一方、結衣も、声をかけられたことがきっかけで友香に好意を抱く。2人は徐々に親交を深め、3学期に行われたマラソン大会の日、交際をスタートさせる。「あさがおと加瀬さん。」アニメ公式サイト(外部リンク)
『安達としまむら』
『安達としまむら』(あだちとしまむら)は、入間人間による日本のライトノベル作品。2人の女子高生“安達”と“しまむら”のゆる~い日常が描かれる。TVアニメ化が決定。

2人の女子高生のゆる~い日常が描かれる電撃文庫の人気作品『安達としまむら』TVアニメ化決定!
2人の女子高生のゆる~い日常が描かれる電撃文庫の人気作品『安達としまむら』TVアニメ化決定!TVアニメ『安達としまむら』に関する情報は、「電撃文庫公式サイト」、「電撃文庫MAGAZINE」、「電撃文庫公式Twitter(@bunko_dengeki)」、入間人間氏の公式サイト「入間の間」などでも発表されますのでお見逃しなく!

女子高生である安達 桜(あだち さくら)と島村 抱月(しまむら ほうげつ、作中では「しまむら」と平仮名で表記される。)は、体育館の2階で出会い、友達になった。二人は好きなテレビ番組や料理のことを話したり、たまに卓球をしたり、普通な日常を過ごしながら、友情を育んでいくが、やがて安達は同性であるしまむらに対して特別な感情(百合)を抱くようになる。自分の中に生まれた感情に苦悶しながらも、安達はしまむらと一緒に少しだけ変わった日常を歩んでいくことになる。

『犬神さんと猫山さん』
『犬神さんと猫山さん』(いぬがみさんとねこやまさん)は、くずしろによる日本の百合系ラブコメディ4コマ漫画作品。一迅社のコミック百合姫2012年1月号(2011年11月18日発売)より2017年4月号(2017年2月18日発売)まで連載された。2014年4月からショートアニメが放送された。

高校1年のある春の日、猫派であるが犬似の犬神八千代と、犬派であるが猫似の猫山鈴はある日運命的な出会いを果たす(デスティニる)。猫萌えと犬萌えの2人は即座に惹かれ合うも、積極的でやや本能的な犬神のアプローチに対し、うぶで恥ずかしがり屋な猫山は照れ隠しの引っかきで応戦する。また2人の共通の友人である柊木秋は、ある時は二人にツッコミを入れ、またある時は暴走しがちな犬神を制止する日々を送る。

『うちのメイドがウザすぎる!』
『うちのメイドがウザすぎる!』は、中村カンコによる日本の漫画作品。テレビアニメは、2018年10月より12月までAT-X、TOKYO MXほかにて放送された。ロシア人の血を引く小学2年生・高梨ミーシャのもとへ、筋金入りの幼女好きで元自衛官の鴨居つばめが新人家政婦としてやってきた。前職のポテンシャルを存分に生かしてミーシャに接近しようとするつばめと、徹底抗戦の構えをとるミーシャによるホームコメディが幕を開ける。

「うちのメイドがウザすぎる!」は、鴨居つばめと高梨ミーシャ(幼女)のピュア百合を扱ったもの。一応百合作品ではあるものの、その作風からコメディの要素が強い。
「うちのメイドがウザすぎる!」は、鴨居つばめと高梨ミーシャ(幼女)のピュア百合(おねロリ)を扱ったもの。一応百合作品ではあるものの、その作風からコメディの要素が強い。
『宇宙海賊ミトの大冒険』
『宇宙海賊ミトの大冒険』(うちゅうかいぞくミトのだいぼうけん)は、1999年1月4日から同年3月29日までテレビ東京で放送されていたテレビアニメである。全13話。

宇宙海賊のキャプテン・ミトの一人息子である光国葵(みつくにあおい)は第一期の最終回で女体化(性転換)して王位後継者である事が判明した。続編のアニメ第二期「宇宙海賊ミトの大冒険 2人の女王様」では、女体化し百合エンドに至る展開。

『エル・カザド』
『エル・カザド』は、2007年4月2日から同年9月24日までテレビ東京で放送された日本のテレビアニメ。CS局のAT-Xでも放送された。ヒロインのエリスを男前主人公、ナディが一途に守るという百合もの。
『推しが武道館いってくれたら死ぬ』
『推しが武道館いってくれたら死ぬ』(おしがぶどうかんいってくれたらしぬ)は、平尾アウリによる日本の漫画作品。岡山県を舞台にし、とある女性地下アイドルグループの活躍と、彼女らを応援するファン(アイドルオタク)たちの様子を描いたコメディ作品。テレビアニメは、2020年よりTBS、BS-TBSにて放送されることが発表された。

TVアニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」 (@anime_oshibudo) – Twitter(外部リンク)

『お天気お姉さん』
『お天気お姉さん』(おてんきおねえさん)は、安達哲による日本の漫画作品。週刊ヤングマガジンに連載され、実写作品としてオリジナルビデオ化、テレビドラマ化されたほか、OVAとしてアニメ化もされた。

仲代 桂子(なかだい けいこ) – けいこが、山岸 頼子(やまぎし よりこ) – ヨリにだけは、乙女らしさを見せた。

『おにいさまへ…』
『おにいさまへ…』(お兄様へ…)は、池田理代子による日本の漫画作品。手塚プロダクション製作でアニメ化され、NHK-BS2で1991年7月14日から1992年5月31日まで放映された。

名門女子高の社交クラブ「ソロリティ」を舞台に、女子生徒たちの嫉妬や同性愛的な友情が描かれている。

か行

『かしまし 〜ガール・ミーツ・ガール〜』
『かしまし 〜ガール・ミーツ・ガール〜』は、『月刊コミック電撃大王』(メディアワークス発行)にて2004年から2007年にかけて連載された、あかほりさとる原作、桂遊生丸作画による漫画作品である。当初よりメディアミックスを前提としており、テレビアニメ化、テレビゲーム化などがなされている。

突然男(少年)から女(少女)になってしまった主人公と、そんな主人公を取り巻く2人の少女との三角関係を描く恋愛ストーリー。外見で言うと百合であるが、主人公の気持ちはあくまで男である。

『艦隊これくしょん -艦これ-』(アニメ)
『艦隊これくしょん -艦これ-』は、2015年1月から3月にかけて全12話が放送された日本のテレビアニメ。2013年にサービスを開始した角川ゲームス開発/DMM.com提供のブラウザゲーム『艦隊これくしょん -艦これ-』のアニメ化作品。

『劇場版 艦これ』本予告テレビアニメ版では、新たに鎮守府に着任した吹雪の成長と「MI作戦」での勝利までを描く。劇場版では、テレビアニメ版で作戦行動中行方不明になっていた如月が帰還を果たしたところから始まり、艦娘と深海棲艦の関係と、本作の吹雪が「特別な艦娘」である理由が明かされる。

テレビアニメ『艦隊これくしょん -艦これ-』では、北上と大井などの百合カップリングが描かれた。

艦娘は当然ながら全て女性なので、提督絡みを除いて必然的に百合カップリングになる。北上と大井、吹雪と赤城、吹雪と大和、睦月と如月、蒼龍と飛龍、赤城と加賀、夕張と明石など。

劇場版のエンドロール後、如月は再び艦娘として転生することが叶い、睦月がおにぎりを持って彼女に会いに行き抱擁するシーンで物語は終わる。

『神無月の巫女』(かんなづきのみこ)
『神無月の巫女』(かんなづきのみこ)は、介錯による日本の漫画作品および、それと並行して放映されたアニメ作品。漫画版は『月刊少年エース』に2004年から2005年まで連載されていた。テレビアニメ版は2004年10月から同年12月に放送された。少女2人の百合的感情や残酷な宿命を軸に少年1人を交えた、三角関係の愛憎劇。更には巨大ロボットや輪廻転生なども含んだ純愛作品でもある。「アクション」「ラブコメ」「百合モノ」「メカ」といったその盛りだくさんで多岐にわたった徹底的なサービス精神旺盛な内容ながら、その一見ジャンル違いなテイストのものを全体的に流麗なフィルムとして統一された傑作として根強い人気。

神無月の巫女
美少女SFアクションアニメの「神無月の巫女」。“太陽の巫女”来栖川姫子と“月の巫女”姫宮千歌音、そして大神ソウマの3人が、迫り来る敵“オロチ衆”との戦いに身を投じていく。

少女2人の百合的感情を軸に少年1人を交えた、三角関係の愛憎劇をメインストーリーとして、更には巨大ロボットや輪廻転生などの要素も含んだ内容となっている。百合好きにはこの作品に強い愛着を持つ人も多い。

『Candy☆Boy』
『Candy☆Boy』(キャンディ ボーイ)は、AICによる短編Webアニメ。本作は双子でありながらお互いの事が好きな東京の高校に通う櫻井雪乃・奏姉妹の日常を描く学園コメディである。姉妹百合をテーマにしている。いわゆる百合要素が強く、百合ファンからの評価は高い。
『京四郎と永遠の空』
『京四郎と永遠の空』(きょうしろうととわのそら)は、介錯による漫画作品。『月刊ドラゴンエイジ』にて2006年5月号から2007年7月号まで連載された。また、2007年1月から2007年3月までテレビアニメ版が放送された。「歴代作品の人気キャラが総出演する、介錯作品の集大成」とも銘打たれているように、サブキャラクターの多くが『神無月の巫女』など原作者である介錯の他の漫画作品の登場人物がモチーフとなっており、アニメ版のキャスティングについても担当声優の共通化が図られている。
『くっつきぼし』
『くっつきぼし』は、プリマステアから発売された日本のOVA百合作品。女子高生のキーコとアーヤ。2人で過ごす夏休みの出来事がみずみずしいタッチで描かれています。
『紅殻のパンドラ -GHOST URN-』
『紅殻のパンドラ -GHOST URN-』(こうかくのパンドラ ゴースト・アーン)は、六道神士による日本の漫画。原案は士郎正宗。2015年10月24日にテレビアニメ化が発表され、翌2016年1月から3月までTOKYO MXなどで放送された。

技術が発展し、サイボーグやロボットが一部ではあるが一般に出回り始めた未来。脳以外の全てを機械化した「全身義体」の少女が最高級リゾート島でテロに遭遇し、偶然知り合った謎の女性2人組とともに事件に立ち向かう。副題の”URN”は「ギリシャの壺(瓶)」すなわち「パンドラの箱」を指している。

脳以外の全身を機械化した「全身義体」の少女・七転 福音は、平和な最高級リゾート島「セナンクル・アイランド」を訪れていた。しかし、強力な武装を持つ巨大自律型掘削機・ブエルが突然暴走したことで、島は崩壊の危機に立たされる。福音は、島で出会った謎の女性科学者のウザル・デリラと、美少女型アンドロイドのクラリオンに協力し、ブエルに立ち向かうことになる。

『鋼鉄天使くるみ』
『鋼鉄天使くるみ』(こうてつてんしくるみ)とは、介錯作の漫画作品並びにそれを原作とする一連のアニメ及び実写からなるシリーズ作品を指す。基本的には鋼鉄天使と呼ばれるアンドロイドの少女達が周囲の人間と若干お色気の入ったドタバタ気味のコメディ(ラブコメ)を繰り広げるという展開が大部分を占め、萌えとSF設定によって味付けされたコメディ作品である。
『ゴクジョッ。〜極楽院女子高寮物語〜』
『ゴクジョッ。〜極楽院女子高寮物語〜』(ゴクジョッ ごくらくいんじょしこうりょうものがたり)は、宮崎摩耶による日本の漫画作品。2012年1月23日より3月まで、中京テレビ『SKE48の世界征服女子』内にてテレビアニメが放送された。
『このはな綺譚』
『このはな綺譚』(このはなきたん)は、天乃咲哉による日本の漫画作品。異世界ファンタジー系百合アニメ。テレビアニメは、10月より12月までAT-X・TOKYO MX・カンテレ・BS11にて放送された。

八百比丘尼に拾われ育てられた野狐(狐っ娘)の柚(ゆず)は、社会勉強のために高級温泉旅館・此花亭の仲居となる。柚は個性的な先輩仲居たちと日常を過ごす中で彼女らの優しさに触れ、また此花亭を訪れる様々な神様が織りなす摩訶不思議なできごとを体験していく。

さ行

『咲-Saki-』
『咲-Saki-』(さき)は、小林立による日本の麻雀漫画。テレビアニメ「咲-Saki-」(第1作)は、2009年4月から9月までテレビ東京系列 (TXN) にて放送された。咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A(第2作)は、2012年4月から7月まで、テレビ東京系列 (TXN) にて放送された。咲-Saki- 全国編(第3作)は、2014年1月から4月にかけて、テレビ東京系列(TXN)にて放送された。主人公を含めた多くの主要登場人物は女子高生。麻雀がより社会に浸透した架空の世界で、主人公たちは競技会に参加するなどして腕を競い合う。

登場人物の一人である原村和(はらむらのどか)を始め、複数のキャラクターが百合気質であるため、本作品は百合漫画の一つにも数えられる。登場人物の半分以上が同性愛者。

『桜Trick』
『桜Trick』(さくらトリック)は、タチによる日本の4コマ漫画作品。芳文社の『まんがタイムきららミラク』Vol.1から2017年10月号まで連載。テレビアニメは、2014年1月より3月までTBS、MBS、CBC、BS-TBS、TBSチャンネル1にて放送された。全12回。各話とも必ずキスシーンが描かれているのが同作品の特徴。
『ささめきこと』
『ささめきこと』は、いけだたかしによる日本の漫画作品。メディアファクトリーの漫画雑誌『月刊コミックアライブ』2007年3月号に読み切りとして掲載され、同年7月号から2011年11月号まで連載された。同級生の女子に恋をしてしまった女性主人公の村雨 純夏(むらさめ すみか)の片想いを描いたラブコメディである。
『citrus』(シトラス)
『citrus』(シトラス)は、サブロウタによる日本の漫画作品。『コミック百合姫』(一迅社)にて2013年1月号から2018年10月号まで連載された。正反対のJKふたりが反発して惹かれ合う、姉妹のlove affair、始まる。テレビアニメは、2018年1月6日から3月までTOKYO MX・AT-Xほかにて放送された。

TVアニメ『citrus』プロモーションムービー第2弾見た目はギャルだが一度も恋をしたことのない女子高生・藍原柚子(あいはら ゆず)は親の再婚により藍原学院女子高等学校へ編入する。彼氏ができないと初日から絶望に打ちひしがれる柚子の前に現れたのは生徒会長の藍原芽衣(あいはら めい)。芽衣は校則に従わない柚子を厳しく叱責する。最悪の出会いを果たした2人だが、実はこの芽衣こそ親の再婚相手の娘であり、義理の姉妹となった2人は同じ屋根の下での生活をスタートさせる。性格の異なる2人は互いに反発するも次第に惹かれ合っていく。
『シムーン』
『シムーン』 (Simoun) は、スタジオディーンが制作した日本のアニメ作品。テレビ東京系で2006年4月から同年9月にかけて全26話が放送された。ハイビジョン制作。大空陸(だいくうりく)という全ての人が女性として生まれてくる星を舞台に、巫女として神に祈りを奉げる少女たちが否応無しに戦争に巻き込まれていく姿を描いている。

女性同士の恋愛を描いたシーンもあることから「百合」アニメとみなされることもあるが、監督である西村純二は「思春期の少女の話」であると述べている。

『少女革命ウテナ』
『少女革命ウテナ』(しょうじょかくめいウテナ)は、J.C.STAFF制作のアニメ作品。テレビシリーズとして1997年4月2日から同年12月24日までテレビ東京系列で放送された。全39話。男装の麗人、書き割りの様な背景、影絵の少女達による不可思議な劇中劇など、宝塚歌劇と前衛舞台劇を折衷したような徹底したアバンギャルドな演出が特徴。

また、学園といった閉鎖世界や薔薇や王子様といった少女漫画的モチーフを中心に、おとぎ話や古の貴族のような決闘、同性愛や近親愛まで多くの要素を扱い、かつ哲学的な言辞と象徴や図式を大小に首尾一貫してちりばめている。百合アニメの金字塔とも言われる。

『少女セクト』
『少女セクト』(しょうじょセクト)は、玄鉄絢作の漫画作品。女子校を舞台に、女の子同士で真剣に愛し合う少女達の姿を描いている。OVA版は、2008年、『少女セクト〜Innocent Lovers〜』のタイトルで発売された。
『Strawberry Panic(ストロベリー・パニック)』
Strawberry Panic(ストロベリー・パニック)は、2006年4月より9月までtvk他のUHF局及びキッズステーション(CS放送)で放送されたアニメ作品。全26話。アストラエアの丘にある三つの女子校(聖ミアトル女学園、聖スピカ女学院、聖ル・リム女学校)、そしてそのはずれにある3校共通の寄宿舎・いちご舎を舞台に、各校の生徒たちが繰り広げる物語。本作のコンセプトは女性ヒロイン同士のカップリング、いわゆる「百合」である。

アストラエアの丘には聖ミアトル女学園、聖スピカ女学院、聖ル・リム女学校と3つの姉妹校が存在する。その中の一つ、聖ミアトル女学園に編入することになった蒼井渚砂は、転向初日から渚砂は森の中で「エトワール様」と呼ばれ、女生徒たちの憧憬を一身に集める花園静馬と出会う。静馬に見つめられた渚砂は身動きが取れなくなり、突然、額に口づけられる。渚砂はそのまま気を失ってしまうのだった……。

「タマリマセンワー」
涼水玉青「タマリマセンワー」

「タマリマセンワー」とは、アニメ「ストロベリー・パニック」11話「流星雨」において、ヒロインの親友「涼水玉青」が、録音した「蒼井渚砂」の叫び声を聞いて発した一言。涼水玉青が放った言葉「キマシタワー」もストロベリー・パニックを代表するセリフ。

『セラフィムコール』
『セラフィムコール』 (Seraphim Call) は、メディアワークス刊行のゲーム系雑誌『電撃PCエンジン』『電撃G’sエンジン』『電撃G’sマガジン』で実施されていた読者参加企画、およびそれを原作とするテレビアニメ作品。1999年10月から同年12月まで、同企画を元にしたテレビアニメ『セラフィムコール』が三大都市圏のテレビ東京系列局3局にて放送された。全12話。ヒロイン11人が2010年に体験した出来事をオムニバス形式で紹介するという形がとられている。SF風、アドベンチャーテイスト、少女アニメ風などさまざまな物語が語られる。最終話ではヒロインたちが一堂に会する。ヒロインたちには同年代の男性との恋愛要素がほとんどないのが特徴。
それいけ!アンパンマン ロールとローラ うきぐも城のひみつ
百合アニメ映画として絶賛されている劇場版アニメ『それいけ!アンパンマン ロールとローラ うきぐも城のひみつ』
百合アニメ映画として絶賛されている劇場版アニメ『それいけ!アンパンマン ロールとローラ うきぐも城のひみつ』

ロールパンナとローラ姫の2人きりのシーンは、あまりにも子供向けらしくない怪しい雰囲気(百合)で描かれた。物語の前半はほとんどこの二人しか登場せず、二人きりのお城の中で甘酸っぱいやりとりが展開される。初めはぶっきらぼうな態度であったローラが少しずつロールパンナへ心を開いていく過程は必見である。

た行

『立花館To Lieあんぐる』
『立花館To Lieあんぐる』(たちばなかんトライあんぐる)は、merryhachiによる日本の漫画作品。一迅社の『コミック百合姫』にて2015年1月号より連載中。テレビアニメは、2018年4月より6月までTOKYO MXほかにて、5分枠の短編テレビアニメで放送された。

夏乃はなびは春からの高校進学を機に、東京の実家を離れて通学しやすい寮「橘館」に引っ越しをすることに。ところが、そこは想定していたオシャレなアパートとは正反対、築数十年を経過したボロボロの家だった。どうやら何かの手違いが発生し、「立花館」という別の寮と契約をしていたらしい。

はなびは仕方なく当面のあいだ立花館に住むことにしたが、この館に居る人たちはどうにもヘンな人たちが多く、しかも毎日のようにエッチな状況に遭遇することとなってしまうのだった。

『デビルマンレディー』
『デビルマンレディー』(DEVILMAN LADY)は、『モーニング』に連載された永井豪による日本の漫画。本作を原作として、同名のテレビアニメも作られた。主人公の「不動ジュン」と主要登場人物の「滝浦和美」(たきうらかずみ)および「アスカ蘭」との同性愛的関係も描かれている。滝浦和美は、デビルマンのヒロイン牧村美樹のオマージュキャラクター。

『デビルマンレディー』の「不動ジュン」と主要登場人物の「滝浦和美」(たきうらかずみ)および「アスカ蘭」
『デビルマンレディー』では、主人公の「不動ジュン」と主要登場人物の「滝浦和美」(たきうらかずみ)および「アスカ蘭」との同性愛的関係も描かれている。

美貌の人気ファッションモデルである不動ジュンは、ある夜突然、アスカ蘭と名乗る女性の訪問を受け、人気の無い倉庫へといざなわれる。閉じ込められたジュンは、人が異形の獣「ビースト」になる恐ろしい光景を目の当たりにする。ビーストに襲われ崩れ落ちるジュン。刹那、彼女の眼に妖しい光が宿り、その肉体は恐ろしくも美しい獣へと変貌を遂げる。ビーストの姿でありながら人の心を持ち続ける「デビルマン」に。本能の赴くままにビーストを葬るも、我に返った瞬間その事実に戦慄するジュン。しかしそれは、「ビーストハンター」として、「デビルマン」として、そして「人間」としての、彼女の過酷な運命のはじまりに過ぎなかった。

『となりの吸血鬼さん』
『となりの吸血鬼さん』(となりのきゅうけつきさん)は、甘党による日本の4コマ漫画作品である。テレビアニメは、2018年10月から12月にかけてAT-X・TOKYO MXほかにて放送された。ちょっと変わった人間の少女と、ネットや家電を使いこなすいまどき吸血鬼の同居コメディ。

ある日、生きた人形がいるという人形の館の噂を聞いた天野灯(あまの あかり)は、その人形を家に連れ帰ろうと館を探しに行き、その途中に森で迷子になってしまう。そんな彼女を助けたのが、人形の館と噂されていた屋敷の主であり、吸血鬼のソフィー・トワイライトだった。まるで人形みたいにかわいいソフィーを一目で気に入った灯は毎日のように屋敷に通い始め、やがてそのまま住み始めてしまう。

『ドリームハンター麗夢』
『ドリームハンター麗夢』 (ドリームハンターレム) は、1985年から1992年にかけて発売された、OVA(原作・総監督: 奥田誠治)を主体とするメディアミックス作品、及びそのシリーズ。眠っている間に人の夢の中に入ることができるドリームハンターの綾小路麗夢(アヤノコウジ レム)が、人々を悪夢で苦しめる夢魔と戦う。ストーリーは正統派のホラー物をベースとしつつ、アクションシーンにウエイトが置かれた作品である。

な行

『捏造トラップ-NTR-』
『捏造トラップ-NTR-』(ねつぞうトラップ)は、コダマナオコによる日本の漫画作品。一迅社の『コミック百合姫』にて2015年1月号から2018年2月号まで連載された。2017年7月より9月までAT-X・TOKYO MX・BS11にて10分枠の短編アニメで放送された。

『捏造トラップ-NTR-』
『捏造トラップ-NTR-』のあらすじ:“私たちには、カレシに言えない秘密がある。“蛍との秘め事。そんな関係を拒めず、いつの間にかハマっていく由真。そんなふたりのカレシ持ちJKが織り成す学園ドラマ。

初めて恋人ができた女子高生・岡崎 由真(おかざき ゆま)は、幼馴染で恋愛経験豊富な水科 蛍(みずしな ほたる)に彼氏との接し方について相談する。しかし蛍にはキスされたり体をまさぐられたりして翻弄される。由真は拒絶はするが、強く抵抗することはできず、彼氏には内緒で”浮気”していることに罪悪感を募らせる。一方、由真の彼氏の武田は、由真が何か隠し事をしているのではないかと察し始める。

は行

『爆裂天使』
『爆裂天使』(ばくれつてんし)は、GONZOが制作したテレビアニメ作品。2004年4月6日から同年9月14日までテレビ朝日系列にて放送された。全24話。犯罪の凶悪化が進む21世紀の東京。治安維持を目的として銃の所持が合法化される。しかし、それはさらなる犯罪者たちの増加へ繋がり、各都市は無法の街と化した。主要な市街地はそれぞれの地域のボスたちに支配され、人々は暴力と隣り合わせの日々に怯えながら暮らす。

そんな東京に裏の世界の任務を遂行する仕事人たちがいた。ジョウ・メグ・セイ・エイミーの4人組は、外見はただの可愛らしい女の子たちだがその腕前は超一流。実は彼女たちは華僑組織「白蘭」(バーレン)のエージェント。そんな彼女たちにまた今日も任務が下される。

本作のヒロインの「メグ」は、レズビアンであり、本作の主人公である「ジョウ」とは(ある意味では)相思相愛。

『ハッピーシュガーライフ』
『ハッピーシュガーライフ』は、鍵空とみやきによる日本の漫画作品。女子高生・松坂さとうと少女・神戸しおの「生活」と「家族の絆」、そしてその周囲を取り巻く環境を描いた作品だが、いわゆる「ヤンデレ少女」を主役にした作品でもある。キャッチフレーズは「戦慄の純愛サイコホラー」。

ハッピーシュガーライフ
「ハッピーシュガーライフ」は、主人公の女子高生松坂さとうが愛する少女神戸しおと甘くて幸せな生活をおくるために奮闘する物語。

女子高生・松坂さとうは「愛」という感情を理解できず、男遊びを繰り返す虚しい生活を送っていたが、幼い少女・神戸しおと出会ったことで本当の「愛」を知る。さとうはしおに外に出ないよう言いつけ、二人きりの生活のためアルバイトに励む。しかし街には行方不明のしおを探すビラが貼られていた。

『バトルアスリーテス 大運動会』
『バトルアスリーテス 大運動会』(バトルアスリーテス だいうんどうかい)は、OVA、テレビアニメ、コンピュータゲームなどさまざまなメディアで展開されたメディアミックス企画の名称である。50世紀の未来を舞台として、世界最高のスポーツエリートが出場するスポーツ大会「大運動会」を目指して努力する少女・神崎あかりとその友人たちを描いたスポ根ストーリーである。

場所は西暦4999年の南極の大学衛星入学希望者訓練校。時は中間試験トライアスロンの真っ只中。未来のコスモ・ビューティーを目指し全国からトップアスリーテスが集まってくる。ここで優秀な成績を修めなければ、大学衛星にすら進学できないのだ。素質はあれど、まだまだ未熟なあかりの運命や如何に…?

主人公の「神崎あかり」は、「アイラ・ヴェフェラスカ・ロスノフスキ」からは百合的な想いを向けられる。大学衛星編では「クリス・クリストファ」(月出身で、自然回帰民族「ビギナーズ」の巫女でもある少女)から一方的な好意を寄せられ、最初は迷惑していたものの、最終的にはそれに応えている。

『美少女戦士セーラームーン』
『美少女戦士セーラームーン』は、武内直子による日本の漫画および、それを原作としたメディアミックス作品。強大なエネルギーを持つ「幻の銀水晶」をめぐる、セーラームーンに変身する月野うさぎたち太陽系惑星のセーラー戦士の戦いを描いたファンタジー。

テレビアニメ第一期以来ジェンダー描写が取り入れられ(元々はテレビアニメ二代目シリーズディレクターを務めた幾原邦彦の嗜好によるものと考えられている)、同性愛やトランスジェンダーなどのLGBTに対する寛容さなどが時代を先取りしたと言われている。

レズビアンのカップルが登場する1990年代初頭の『美少女戦士セーラームーン』(1992年 – 1997年)の影響は大きく、またこれによって、それまで女性の愛好家が大半を占めていた百合作品に男性の支持が集まるようになった。

海王みちる「はるかのいない世界なんて、守ってもしょうがないじゃない」

天王はるか・海王みちるの2人組は、「百合界のカリスマ」として名高い。
天王はるか・海王みちるの2人組は、「百合界のカリスマ」として名高い。

アニメ版で「天王はるか」と「海王みちる」の二人の関係が妖しく描かれたが、ゴールデンタイムの子供向け番組ということで物議を醸した。

『美少女戦士セーラームーン』シリーズに登場する 天王はるか・海王みちるの2人組は、「百合界のカリスマ」として百合界に君臨する偉大な存在として語り継がれている。

『VALKYRIE DRIVE -MERMAID-』(ヴァルキリードライヴ マーメイド)
『VALKYRIE DRIVE』(ヴァルキリードライヴ)は、テレビアニメやゲームなど複数のメディアに渡って展開される日本のメディアミックスプロジェクトの名称。『VALKYRIE DRIVE -MERMAID-』(ヴァルキリードライヴ マーメイド)は、2015年10月より12月までAT-X、TOKYO MX、サンテレビ、KBS京都、テレビ愛知、BS11にて放送されたテレビアニメ作品。5つの人工島のうちの一つマーメイドを舞台に繰り広げられる美少女セクシーバトルアクション系百合アニメ。
『不思議の国の美幸ちゃん』
『不思議の国の美幸ちゃん』(ふしぎのくにのみゆきちゃん)は、CLAMPによる漫画・イラスト作品、及びそれを原作としたOVA作品。「NewType」(角川書店)にて1993年から1995年まで連載されていた。不思議の国に迷いこんだ女子高生「美幸ちゃん」が、不可思議な女性キャラクターたちに翻弄されるストーリーであり、ほぼ全編に渡り美幸ちゃん本人の意志を無視してのいわゆる百合展開となる。
『フラグタイム』
『フラグタイム』は、さとによる日本の漫画。『もっと!』(秋田書店)にて、2013年Vol.2より連載開始、Vol.3に掲載されたのち、同年に開設されたウェブコミックサイト『Champion タップ!』(同社)に移籍、同年7月18日更新分から2014年9月25日更新分まで連載された。2019年11月より新宿バルト9ほかにて期間限定公開。監督・脚本の佐藤卓哉や音楽のrionosを中心に、OVA「あさがおと加瀬さん。」を制作したメインスタッフが集結した作品となる。

森谷美鈴は時間を止める能力を持ち、その間に変態行為を楽しむ少女であった。ある日、時間が停止する3分間に、クラスメイトの村上遥のスカートの中を覗いていたが、彼女には時間停止の能力が効かず、美鈴の行動がバレてしまう。変態行為を人にばらされたくなかったので美鈴は遥に対して謝罪し、美鈴はお詫びとして、遥の願いなら何でも聞いてあげると約束をする。そして、その事件を機に美鈴と遥の少し風変わりな学園生活が幕を開けるのであった。

『BLUE DROP』(ブルー ドロップ)
『BLUE DROP』(ブルー ドロップ)は、吉富昭仁の漫画『電撃コミックガオ!』にて連作読み切りとして連載された後、『チャンピオンRED』にて『BLUE DROP 〜天使の僕ら〜』が連載された。『BLUE DROP 〜天使達の戯曲〜』としてテレビアニメ化され、2007年10月から同年12月に放送された。

離れ小島・神隠(かみおき)島。平和なそこである日、全島民が1人を除き全滅するという謎の異変が発生。たった1人の生き残りである少女・若竹マリは間もなく救出されるが、既に彼女は過去の記憶を失っていた……。

それから5年後。中高一貫教育制で全寮制の名門女子校「私立海鳳学園」に編入したマリは、そこで出会った不思議な魅力を持つ級友・千光寺萩乃(せんこうじ はぎの)に徐々に惹かれあっていく。しかし、萩乃の正体は異星人の地球調査艦の艦長エカリルであった。やがて萩乃はマリを守るため、本星に反旗を翻す。

若竹マリは、千光寺萩乃とは序盤こそ対立していたものの、徐々にお互いに絆を深めていき、終盤では想いを通じ合わせた。

『ベルサイユのばら』
『ベルサイユのばら』は、池田理代子による漫画作品。通称「ベルばら」。フランス革命前から革命前期のベルサイユを舞台に、男装の麗人オスカルとフランス王妃マリー・アントワネットらの人生を描く、史実を基にしたフィクション作品。男装の麗人がらみで百合的な描写が見受けられた。

テレビアニメ『ベルサイユのばら』のオープニング主題歌「薔薇は美しく散る」
作詞:山上路夫 – 作曲・編曲:馬飼野康二
『ペンギン娘』
『ペンギン娘』は、高橋てつやのギャグ漫画。2008年4月からはニコニコ動画にて『ペンギン娘♥はぁと』のタイトルでWebアニメが配信された。作品のメインテーマは「オタク少女」であり、主人公のオタク少女・南極さくら(なんきょく さくら)がさまざまな騒動に周りを巻き込んでいくギャグが軸となっている。アニメやゲームなどのパロディ、オマージュが非常に多い(アニメ『ペンギン娘♥はぁと』の各話タイトルにも他のアニメ作品のパロディが見られる)。

南極 さくら(なんきょく さくら)は、『週刊少年チャンピオン』から『チャンピオンRED』(秋田書店刊)への掲載誌移籍後は、週刊少年誌では使い辛かった百合キャラであるというとらのあなオリジナルキャラ時代の設定が復活し、択捉 鯨(えとろふ くじら)に猛烈な恋愛感情を抱いている。鯨本人にはまったく百合っ気はなく、さくらを「変態女」と称してキツいツッコミを入れることが多い。

ま行

『マリア様がみてる』
『マリア様がみてる』(マリアさまがみてる)では、今野緒雪原作のライトノベル『マリア様がみてる』シリーズのアニメ化作品。略称はファンの間では「マリみて」だが、Webラジオ等では「マリア様」と呼ばれることが多い。この作品は、百合といわれる女性の同性愛を扱った作品を愛好する男性が急増するきっかけにもなった。

「マリア様がみてる」の主人公は高等部二年生、紅薔薇のつぼみ(ロサ・キネンシス・アン・ブウトン)福沢祐巳(ふくざわ ゆみ)と祐巳の姉である紅薔薇(ロサ・キネンシス)小笠原 祥子(おがさわら さちこ)。その二人を中心に山百合会という生徒会のメンバーが織りなす、新感覚学園ドラマ。

2004年(平成16年)にテレビ東京系列で放送されたテレビアニメ『マリア様がみてる』を始め、同年に同局で放送された第2期シリーズ『マリア様がみてる〜春〜』、2006年(平成18年)から2007年(平成19年)にかけて制作・発売された続編OVA(3rdシーズン)、さらに2009年(平成21年)1月からUHFアニメの形態で放送されたテレビアニメシリーズ(4thシーズン)と、計4シリーズが発表されている。

『マリア様がみてる』ブームによって、2000年代前半くらいから「百合」という言葉が定着していった。

ある朝、リリアン女学園の高等部に通う平均的な1年生・福沢祐巳(ふくざわ ゆみ)は、憧れの先輩である「紅薔薇のつぼみ(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン)」こと、2年生の小笠原祥子(おがさわら さちこ)に呼び止められ、制服の身だしなみを正される。このことをきっかけに、高等部生徒会「山百合会」の本部である「薔薇の館」を訪れることになる祐巳。本作は、彼女を中心に乙女達の学園生活を描いた作品である。

『まりあ†ほりっく』
『まりあ†ほりっく』は、遠藤海成による日本の漫画作品。略称は「まりほり」。ミッション系(カトリック)の女子校を舞台に、「百合趣味」の少女と女装した「ドS」の少年を巡るラブコメディ。テレビアニメが2009年に第1期、2011年に第2期が放送された。

や行

『やがて君になる』
『やがて君になる』(やがてきみになる)は、仲谷鳰による日本の漫画。略称は『やが君』。誰のことも特別に思えない少女と、自分自身のことが嫌いなために他人からの好意を受け入れられない少女の2人を軸とした百合漫画である。『月刊コミック電撃大王』2018年6月号において、本作のテレビアニメ化が発表された。同年10月から12月まで全13話が放送された。

TVアニメ『やがて君になる』
TVアニメ『やがて君になる』:誰にも言えない、ふたりの特別 累計70万部突破の人気恋愛漫画が待望のアニメ化。

遠見東高校の1年生・小糸侑(こいと ゆう)は、誰かを特別に思う気持ちが理解できない、という悩みを抱えていた。1学期のある日、侑は生徒会役員の七海燈子(ななみ とうこ)と知り合う。侑は、燈子が多くの生徒から告白され、そのいずれにも心を動かされたことがないと知り、彼女に悩みを打ち明ける。しかし、直後、侑は燈子から告白される。侑は燈子の告白に戸惑うが、その後、燈子を助けたいという思いを抱くようになり、生徒会に加わる。

『ヤミと帽子と本の旅人』
『ヤミと帽子と本の旅人』(ヤミとぼうしとほんのたびびと)は、2002年12月20日にオービットのROOTブランドより発売されたアダルトゲーム。通称「ヤミ人」「ヤミ帽」。一切の地の文を廃し、BGMもほぼ皆無という試験的な手法を取っている。2003年10月にはテレビアニメ化もされた。

「ヤミと帽子と本の旅人」Blu-ray BOX
「ヤミと帽子と本の旅人」は、類い稀な映像美と壮大な世界観、魅力的なキャラクターなどが話題を呼んだ過激ファンタジーアニメ。世界のすべてを管理する“ヤミ・ヤーマ図書館”を舞台に、3人の少女の旅の軌跡と活躍を描く。
『ユリ熊嵐』
『ユリ熊嵐』(ユリくまあらし)は、2015年1月より3月まで放送された日本のテレビアニメ作品。少女革命ウテナ、輪るピングドラムを手がけた幾原邦彦監督作品。作品はそのタイトル通り「百合」と「人食い熊」をモチーフにしたもの。アニメ版は劇場版ウテナを彷彿とさせる前衛的な美術や世界観が特徴的。

話題沸騰のカオスアニメ「ユリ熊嵐」
話題沸騰のカオスアニメ「ユリ熊嵐」は、「少女革命ウテナ」「輪るピングドラム」の幾原邦彦監督最新作。怒涛の展開や明らかにされた謎について深読みする視聴者が後を絶たない。

あるとき、宇宙に浮かぶ小惑星「クマリア」が爆発し、その破片が隕石となって地球に降り注いだ。するとこれに呼応するように地球上の全てのクマが突然凶暴化し人間を襲うようになる。かくして人間とクマの長い戦いが始まり、いつしかお互いへの憎しみから両者を隔てる「断絶の壁」が築かれた。

そんなある日。人間側にある「嵐が丘学園」に百合城銀子と百合ヶ咲るるという2人の転校生がやってきた。だがこの2人、その正体は「断絶の壁」を越え、人間に化けた「人食クマ」だったのだ。

『ゆるゆり』
『ゆるゆり』は、なもりによる日本の漫画作品。『コミック百合姫S』(一迅社)にてVol.5よりVol.14まで連載された後、『コミック百合姫S』の休刊に伴い姉妹誌の『コミック百合姫』(一迅社)に移籍、同誌2011年1月号より連載中。テレビアニメは、第1期が2011年7月から9月まで、第2期が2012年7月から9月まで、第3期が2015年10月から12月までそれぞれ放送された。

「ゆるゆり」のあらすじ
「ゆるゆり」のあらすじ:旧・茶道部の部室を不法占拠して勝手に「ごらく部」の活動(といっても特に明確な活動内容はなし)を続ける4人組。それに目をつけ、ちょっかい(?)を出し続ける「生徒会」。愛が溢れまくりで明日から元気に生きていけること請け合いのまったりストーリー。

七森中の「ごらく部」に所属する女子中学生4人と、それを取り巻く生徒会の女の子たち、そして家族たち。彼女たちの時に笑いあり、時に百合ありのまったりとした日常生活を描く。『コミック百合姫』でも最長連載記録を継続しているなど、現代の百合漫画を代表する存在であり、「ゆるゆり以前、ゆるゆり以後」と言われるほど後発の百合漫画に大きな影響を与えている。

わ行

私に天使が舞い降りた!
『私に天使が舞い降りた!』(わたしにてんしがまいおりた)は、椋木ななつによる日本の漫画作品。略称は「わたてん」。

「私に天使が舞い降りた!」のあらすじ
オタクで、人見知りな女子大生みやこが出会ったのは、まさに天使な小学生!?妹が新しく連れてきた友だちの花ちゃんを見た瞬間、ドキドキが止まらなくなってしまったみやこ!!
大学生の星野みやこはある日、小学5年生になる妹のひなたが連れてきたクラスメイトの白咲花に一目惚れをした。みやこは何とかして花と仲良くなろうと画策するが、重度の人見知りである彼女の不器用な行動は、花に警戒心を抱かせるばかりであった。それでもお近づきになりたいと努力するみやこに対し、花は次第に心を開いていく。

百合要素を伴う日常系アニメ・ラブコメなど

主要キャラが女性中心の日常系やラブコメは百合要素や百合キャラ要員が組み込まれるのは半ばテンプレ化してきています。

  • 緋弾のアリアAA – 原作の『緋弾のアリア』と比べて、登場人物がほぼ女性であり、武偵同士のにぎやかな学園生活や、甘々な百合と友情の物語を中心に描かれている。
  • selector WIXOSS
  • Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ – 魔法少女モノでありながらバトルシーンの熱さと「百合描写」に定評がある。
  • 魔法少女まどか☆マギカ – まどか「ほむらちゃん、ありがとう。あなたはわたしの、最高の友達だったんだね」
  • とある科学の超電磁砲 – 白井黒子は、御坂美琴に対して真性の百合であり自他共に認める真性の変態。
  • Aチャンネル
  • きんいろモザイク – 小路 綾(こみち あや)やアリス・カータレットは百合キャラ。
  • ゆゆ式
  • クズの本懐 – 第3話では、主人公・花火と、花火の親友・早苗の女性同士の絡みも描かれた。クズの本懐では、異性愛と並行して同性愛(百合)が描かれる。
  • かなめも
  • ブレンド・S
  • はるかなレシーブ
  • こみっくがーるず
  • リズと青い鳥
  • 魔法少女特殊戦あすか – 夢源 くるみ(むげん くるみ) / ウォーナース☆くるみは、大鳥居 あすか(おおとりい あすか) / ラプチャー☆あすかに対して特別の感情を持っている。
  • スロウスタート
  • 少女終末旅行
  • 小林さんちのメイドラゴン – ドラゴン側の主人公のトールは、小林さんとは初対面で意気投合して以来、種族や性別を超えた愛情を抱いており、嬉々としてスキンシップを求めるのは勿論、性交の機会すら窺っている。
  • 終末のイゼッタ
  • NEW GAME!!(第2期)
  • 魔法少女サイト
  • あそびあそばせ

関連項目・関連キーワード

  • 百合キャラ一覧
    百合作品以外のアニメ作品に登場する真性の『百合キャラ』をまとめた一覧。
  • 子記事:おねショタ / おねロリ