特撮テレビ番組、特撮映画、特撮の人気シリーズにおける悲劇のヒロインをまとめた一覧。悲劇のヒロインとは、物語の中で最終的に悲惨な末路を迎える、もしくは一貫して過酷で辛い境遇、不幸な境遇にある女性キャラクター。
主な特撮ジャンル・特撮シリーズ別の悲劇のヒロイン
特撮ジャンルの巨大ヒーロー・怪獣
- 小杉 愛(スーパーロボット マッハバロン)
- 小杉愛(演:木下ユリ)は、日本現代企画製作の特撮テレビ番組『スーパーロボット マッハバロン』に登場するキャラクター。KSS(Kokusai Scientific Salvage、国際科学救助隊)の紅一点。
小杉 愛(演:木下ユリ) 『スーパーロボット マッハバロン』(1974年) 小杉愛は、最終回において、悲劇的な結末を迎える。第26話でマッハバロン救出の際に重傷を負うが、それをおしてまでロボット帝国の幹部「スーカン」のアジトへ潜入して彼のヘッドロックで致命傷を負い、弟・小杉健一に後事を託して死亡する。
EDナレーション「小杉愛、18歳。ロボット帝国との戦いにその若い命を燃やし、そして散って行った…。だが戦いは終わったわけではない。がんばれKSS!負けるなマッハバロン!」
打ち切りにより終了した前番組「スーパーロボット レッドバロン」の後を受けて作られた『スーパーロボット マッハバロン』であるが、本作も全40話の予定が26話で打ち切りとなった。
- 高村ゆき子(アイアンキング)
- 高村ゆき子(演:森川千恵子)は、TBS系で放送された宣弘社製作の特撮テレビ番組「アイアンキング」に登場するキャラクター。不知火一族との戦いに巻き込まれた高山植物の研究者と称し、静弦太郎(しずか げんたろう)や霧島五郎(きりしま ごろう)と一緒に旅することになった。「不知火十番目の影」としての正体は不知火一族でも知る者は少ない。時に人質として一族に接近して情報を流すが、しだいに静弦太郎に惹かれていく。
高村ゆき子(アイアンキング) 第六話「戦士の子守唄」にて、裏切ったゆき子は手裏剣を受けて倒れる。霧島五郎は瀕死のゆき子を抱きかかえる。
「弦太郎さんに・・・あたしが・・・ホントに・・・愛してたって・・・。」
「はいはい。伝えますよ。でもね、そんなことは自分の口からいうもんだ。さあ、しっかりするんだ。」
「弦太郎さん・・・。」
五郎の腕の中で息絶えるゆき子。
当初は、不知火一族最後の刺客として巨大ロボットを操って弦太郎と五郎に戦いを挑む予定で、武神の埴輪をモチーフとした専用ロボットのデザイン画も描かれていた。しかし、演じた森川が撮影中の事故で火が髪や衣装に燃え移ったことによる恐怖心から「これ以上続けたくない」と直訴したために製作側がやむなく降板を認め、ゆき子が戦うエピソードは変更せざるを得なくなった。
特撮ジャンルの等身大ヒーロー
- リエコ(キカイダー01)
-
リエコ(演:隅田和世)「今まで誰にも内緒にしてたけど私もイチローさんと同じ人造人間なんです!」 リエコは、石ノ森章太郎の漫画『人造人間キカイダー』及び特撮作品『キカイダー01』に登場するキャラクター。特撮版では世界大犯罪組織シャドウによって拉致されたあと、自爆。最期は自分がロボットである事を明かして爆死した。 第24話で自分が乳母代わりの人造人間であることを明かして爆死した。
- ビジンダー / マリ(キカイダー01)
- ビジンダーは、特撮『キカイダー01』及び、漫画『人造人間キカイダー』に登場するアンドロイド。 大犯罪組織シャドウが、女子供に弱いキカイダー01の性格を分析して作り上げた悪の人造人間。01と互角に渡り合えるほど、シャドウの人造人間の中では群を抜いた強さを持つ。
特撮版のマリ(演:志穂美悦子)は、ビジンダーの人間体。後半は彼女が実質上の主役であった。その胸には小型水爆が内蔵されており、ブラウスの第3ボタンを外すと起爆装置が作動する。しかもうかつに水爆を外すと命に関わる。誤爆防止の安全装置も内蔵され、シャドウ基地から遠隔操作できるようになっている。演じた志穂美悦子は、後年アクション女優として一躍大スターとなった。
- カオル(特撮映画『人造人間ハカイダー』)
-
カオル(演:宝生舞) 特撮映画『人造人間ハカイダー』(1995年) カオル(演:宝生舞)は、東映スーパーヒーローフェアの一環として1995年4月15日に公開された特撮映画『人造人間ハカイダー』に登場するキャラクター。反政府ゲリラに身を投じる本作のヒロイン。ハカイダーに夢に見た“黒い騎士”の姿を重ね、惹かれるが……。
人間以上に人間らしい純粋な心を持つハカイダー=リョウに心惹かれていくが、アジト襲撃の際にミカエルのエンジェルクロウによって瀕死の重傷を負わされ、リョウに看取られながら息を引き取る。
このカオルの死はハカイダーの怒りを爆発させ、元老院本部への攻撃と徹底破壊を決意させた。
ゴジラシリーズ
- 真船桂(メカゴジラの逆襲)
- 真船桂(まふねかつら)は、映画「メカゴジラの逆襲」の登場人物で本作のヒロイン。チタノザウルスに脳波を送る実験の事故で感電死しており、ブラックホール第3惑星人の手術によりサイボーグとして復活していた。防衛隊との戦闘により破壊され、後にその体はメカゴジラⅡのコントロール装置を埋め込まれた媒体とされてしまう。インタポールとの戦いで負傷した桂はメカゴジラⅡとの戦いでピンチになった2代目ゴジラを救うべく銃で自らの腹を撃ち自決、メカゴジラⅡを停止させゴジラを勝利に導いた。
ブラックホール星人に操られ、破壊と殺戮を繰り返すメカゴジラMK-IIの頭脳として改造された真船桂は自らの死を望み、一之瀬との淡い恋も悲しい結末を迎えてしまう。 ゴジラに敗れ、爆発四散したメカゴジラの調査が進む過程で再会し惹かれあっていく一ノ瀬と桂だったが、桂は実はすでに実験の事故で死亡しており、サイボーグとなっていた。惹かれあう2人には残酷な運命が待ち構えることになっていく。
桂は物語終盤で再改造を受けた際にメカゴジラの中枢を移植され、人の心も一旦失う。一ノ瀬の説得により心が蘇るが、桂は自分を壊してと一ノ瀬に懇願する……
- 白神英理加(ゴジラVSビオランテ)
- 白神英理加は、「ゴジラシリーズ」の第17作である『ゴジラvsビオランテ』に登場するキャラクター。白神博士の娘。明日香の友人。父の助手としてサラジア生物工学研究所に勤務していたが、バイオメジャーの爆破工作により死亡する。後に細胞がビオランテに組み込まれることになる。本作のラストは彼女のモノローグで締めくくられた。
本作のラストは白神英理加(演:沢口靖子)のモノローグで締めくくられた。
ガメラシリーズ
- 比良坂綾奈(ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒)
-
比良坂綾奈(ひらさかあやな)は、ガメラとギャオスの戦いに巻き込まれて両親を失い、それ以来ガメラを激しく憎み続けていた。両親の仇と見なすガメラに対する憎悪からイリスを育て始め交信するようになる。 比良坂綾奈(ひらさかあやな)は、1999年3月6日に東宝系公開された怪獣映画、平成ガメラシリーズの第3作「ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒」に登場する(実質)ヒロイン。中学生の少女で、4年前までは都内のマンションに一家で住んでいたが、ガメラとギャオスの戦いに巻き込まれて両親を失い、それ以来ガメラを激しく憎み続けていた。
イリスに取り込まれた後は、ガメラに対する憎しみは思い違いであった事、そのショックと現実を受け入れられなかったせいで周りの多くの人が犠牲となった事を知り、困惑し助けを求めたと同時にガメラに救われ、ガメラがイリスを撃破した直後に長峰達のおかげで一命を取り留め、龍成の腕の中で泣きながらガメラに対し、謝り続けた。
【HD】ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒 予告編
ウルトラシリーズ
- 雪ん子(孤児のユキ)(ウルトラマン)
-
村に伝わる幻の怪獣ウーは、雪ん子「ユキ」の母親の化身なのだろうか? 『ウルトラマン』第30話「まぼろしの雪山」(伝説怪獣ウー登場)は、差別や偏見をテーマにした、幻想的ながらも切なく重い物語。
雪男のような怪獣のウーは、孤児のユキ(雪ん子)(演:富永幸子)が村人から迫害を受け、助けを呼ぶと、彼女を救うべく現れる。ウルトラマンがスペシウム光線を発射する直前にユキが力尽きたため、彼女のウーを呼ぶ声と共に飯田山から姿を消す。
雪ん子の亡骸のそばには、可愛がっていた白ウサギだけが寄り添っていた。 村人に追い立てられて力尽きて死んでゆく雪ん子。雪ん子の命が尽きるとともに、ウーも幻となって消えてしまった。 迫害される雪ん子(孤児のユキ)「ウーは何もしないわ。どうしてこんな意地悪をするの?みんなと仲良く暮らしていきたいのに・・・なぜ私だけ除け者にするの!?」
村人「雪ん子は雪女の子だってみんなが言ってらあ。仲良くなんか出来るもんか!」
村人「早くどっか行っちまえ!」
- 坂田アキ(帰ってきたウルトラマン)
- 坂田アキ(さかたあき、演:榊原るみ)は、『帰ってきたウルトラマン』の登場人物。坂田健の妹で郷秀樹とは周囲も公認の恋人。
坂田アキの悲劇の退場劇の真の理由は、当時、売れっ子であった女優の榊原るみのスケジュール確保が困難になったことであった。 第37話でナックル星人に拉致され、車を止めようとした兄の健は撥ね殺され、さらに自分を拉致したのが宇宙人だとわかり、混乱の余りに走行中の車から逃亡を試み、逃がさないようドアを閉められた結果、服を挟んで車から引きずられて重傷を負い、郷に「宇宙人に襲われた」との言葉を残して息を引き取る。
坂田アキ役の榊原るみが別のドラマへの出演(『気になる嫁さん』(日本テレビ)の主演)のためにスケジュール確保が困難になり、第37・38話で坂田健と坂田アキはナックル星人に虐殺されて物語から姿を消した。
- 山口百子、梅田カオル(ウルトラマンレオ)
- 山口百子(やまぐちももこ、演:丘野かおり) は、『ウルトラマンレオ』の登場人物。ウルトラマンレオことおおとりゲンの恋人で、城南スポーツセンターで補助的指導員を務める18歳の女性。
身寄りを亡くした梅田トオル・カオルのお姉さん兼お母さん的存在として、彼らやゲンを支え続けていたが、第40話で新宿のデパートで買い物をしていたところをシルバーブルーメに襲われ、瓦礫の下敷きとなり息を引き取ってしまった。
山口百子・野村タケシ・梅田カオルの3人は、新宿のデパートで買い物をしていたところをシルバーブルーメに襲われ、瓦礫の下敷きとなり息を引き取ってしまった。 梅田カオル(演:富永美子)は、主人公である「おおとりゲン」がインストラクターを務める「城南スポーツセンター」に通う梅田トオルの妹。第3話でツルク星人に父親を惨殺された後は、山口百子のもとに身を寄せる。第40話で偶然山口百子・野村猛と共に買い物に出かけていた先でシルバーブルーメの襲撃により、瓦礫の下敷きになって命を落とす。
トラウマ怪獣「シルバーブルーメ」は、モロボシ・ダン(=ウルトラセブン)を含めて防衛チームMACを全滅させ、おおとりゲンの恋人らをはじめ主要登場人物まで大虐殺した。特撮史に残る伝説のトラウマ回として語り継がれている。 - 城野エミ(ウルトラマン80)
-
城野エミ(演:石田えり)は、UGMヨーロッパエリア基地に存在する女性部隊のキャップを目指していたが、ガラガラ星人にユリアンと誤認されて捕らえられ、矢的猛(ウルトラマン80)を庇って殉職する。 第43話で記憶を失っていたユリアンの世話をして仲良くなるが、彼女から貰ったブレスレットを着けて外出したことが原因でガラガラ星人にユリアンと誤認されて捕らえられ、救出に来た猛を庇って致命傷を負い、ユリアンに後を託して息を引き取る。
ガラガラ星人の槍が猛に向かって投げつけられた。エミ「猛!あぶないっ!」
猛をかばったエミを貫く槍・・・この突然のヒロイン交代劇は石田の所属事務所の都合によるものだが、当の本人はこの役に未練があり、第50話でエミをモデルにしたアンドロイド・エミ役で再登場している。
石田えりは、テレビドラマ『ウルトラマン80』(1980年)でUGMの城野エミ隊員を演じるが、殉職する形で途中降板した。「ウルトラシリーズに出演する女優は大成しない」というジンクスを懸念した事務所の方針だったと言われているが、最終回の際には、「アンドロイド・エミ」として再出演している。
- ハヤカワ・サトミ(平成ウルトラセブン)
-
ハヤカワ・サトミ隊員(演:鵜川薫)は、『ウルトラセブン誕生35周年“EVOLUTION”5部作』の「EPISODE:3 ネバーランド」で凶弾に倒れ戦死する。 ハヤカワ・サトミ隊員(演:鵜川薫)は、平成『ウルトラセブン』に登場するキャラクター。第3期ウルトラ警備隊に配属された女性隊員で、平成版のヒロイン的役割を担う。『EVOLUTION5部作』の途中から復帰。第3話で凶弾に倒れて殉職するが、M78星雲とは別の惑星からやって来た恒点観測員とともにセブンを地球に導いた。「ウルトラセブン誕生35周年“EVOLUTION”5部作」は、2002年5月から9月にかけてバップのオリジナルビデオとして発売。全5巻。1999年に製作された『ウルトラセブン1999最終章6部作』の続編(後日談)。
- ルシア(ウルトラマンティガ)
-
ムザン星人(人間体演:婆裟羅天明)に狙われている所を、ダイゴ隊員達に助けられたルシア(演:桂木亜沙美)。 ルシア(演:桂木亜沙美)は、特撮番組『ウルトラマンティガ』に登場するキャラクター。第14話「放たれた標的」に登場するゲストキャラクター。ムザン星人のハンティングゲーム用の獲物として、隕石に偽装したカプセルに詰め込まれて地球へ送り込まれた宇宙人。
地球に到着した後、町を彷徨い町はずれの工場までたどり着いた際に星人に見つかり、襲われていた所をGUTSに保護される。仲間のザラを心配してダイブハンガーから外に逃げ出し、赤峰山に向かうが、旭岳で運悪くムザン星人に発見され、星人の放った光線を浴び、マドカ・ダイゴの目の前で爆死してしまった。
ムザン星人がウルトラマンティガによって打ち滅ぼされた後、GUTSの隊員たちの意向によりザラと共に地球人として弔われた。
- カミーラ(ウルトラマンティガ)
-
カミーラは、平成ウルトラシリーズでは初のウルトラウーマンにして、極めて珍しい「悪のウルトラウーマン」。 カミーラは『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』に登場するキャラクター。超古代遺跡ルルイエに封印されていた闇の巨人のリーダーで、かつてのティガダークことウルトラマンティガの恋人。
かつてのティガダークことウルトラマンティガの恋人であるカミーラ(演:芳本美代子) 平成ウルトラシリーズでは初のウルトラウーマンにして、同時にシリーズでも極めて珍しい悪のウルトラウーマン(悪トラマン)。ルルイエの闇とガタノゾーアの残留思念を取り込み、デモンゾーアへと変貌する。一度はティガを倒すが、ティガが朽ち果てた巨人たちの光でグリッターティガとして復活したことで敗北し致命傷を負う。
『ウルトラマンティガThe Final Odyssey』のラストシーンのカミーラ(演:芳本美代子)の最期の台詞「光…私も…欲しかった」 最後は人間の姿でかつて自分が愛したティガ(ダイゴ)に「光…私も…欲しかった」と言い残し、彼に看取られながら静かに息を引き取った。
- 稲森京子(ウルトラマンガイア)
- 稲森 京子(いなもり きょうこ)は、『ウルトラマンガイア』に登場するキャラクター。30歳。藤宮博也と共に光量子コンピューター・クリシスの開発に携わった科学者で、ジオ・ベースの客員教授。藤宮博也と地球のため、彼が開発したパーセルを改良して怪獣を自在に制御しようとするが叶わず、ゴメノスの火球を受け死亡。後に彼女のイメージが根源的破滅招来体に利用され、藤宮博也を翻弄することになる。しかし、本来の稲森博士の思念は死後も残り、藤宮にドビシによって混乱した通信手段回復のヒントを与えた。
ウルトラマンガイアで天才科学者・藤宮博也が当初 心の支えにしていたのが稲森京子博士 - 斎田リコ(ウルトラマンネクサス)
- 斎田リコ(さいだりこ)は、『ウルトラマンネクサス』の登場人物。主人公:孤門一輝の恋人。番組序盤から中盤における実質的なヒロイン。特撮史上屈指の悲劇のヒロイン・トラウマメイカー。実は、リコとその家族は半年前、既に死亡していた。孤門と初めて会話した夜、彼女とその家族は、数多くの視聴者にトラウマを植えつけた怪獣「ノスフェル」に遭遇。母、弟は車ごと爆殺され、父親はリコの眼前でノスフェルの爪に引き裂かれた。かろうじて逃げ出したリコはその場に現れたナイトレイダー隊員に縋りついたものの、あろうことかその隊員はディバイトランチャーの銃口を彼女へ向け発砲、リコを射殺してしまう。この隊員の正体はノスフェルを操っていた暗黒適能者・溝呂木眞也だったのだ。それ以降、リコは溝呂木=ダークメフィストの操り人形にされ、闇の巨人ダークファウストとなっていた。斎田リコは、特撮史に残る悲劇のヒロインとして語り継がれている。
斎田リコが描いていた絵はノスフェルの肖像、不気味なビーストや襲われた人間の絵(主人公の恋人の斎田リコの部屋に飾られた大量の不気味な絵)。特撮史に残るトラウマシーンとして有名。 彼女の身を案じた孤門もリコの家に駆け付けたが、やはりリコが住んでいたマンションの一室は無人だった。更にリコの自室には悍ましいタッチで描かれたビーストや死体、胎児、ダークファウストらしき不気味な絵がばら撒かれており、彼女が家族の肖像を描いていたはずのキャンバスには、闇の中で咆哮するノスフェルの姿が描かれていた。
リコを心配する孤門は、一度も行ったことのない彼女の自宅へと向かうが、道中でファウストからの襲撃を受ける。彼女の家は無人。部屋の中は大量のグロ絵画で埋め尽くされていた。発狂する孤門。 孤門の目の前でファウストへと変貌。斎田リコ「私はファウスト。光を呑み込む無限の闇だ。」 孤門「良かった。てっきり君が殺されたかもしれないって・・・。」
斎田リコ「殺されたわ。私も私の家族も、孤門君のせいで殺されたのよ。」
孤門「ボクのせいで・・・。」
斎田リコ「さっきも言っただろう。お前と出会ってから私は殺された。操り人形として利用されるために。」
斎田リコ「私はファウスト。光を呑み込む無限の闇だ。」
姫矢「ならオレはその闇を打ち払う。」リコ「孤門君・・・。私、後悔なんてしてないよ・・・。孤門君と出会えたこと・・・、後悔なんてしてない。」 静かに目を閉じるリコ。その身体が金色に輝いていく。リコは光の粒子として離散し完全に消滅する・・・。孤門「リコーッ!」
- 玉響姫(ウルトラマンオーブ)
-
玉響姫(タマユラ姫)からゾフィーとウルトラマンベリアルのカードを受け取るガイ。 玉響姫(タマユラひめ)は、入らずの森の地下深くに埋められた古墳で眠る幻の姫君。曰く霊能力者にして絶世の美女であり、かつてその美貌に魅せられたマガオロチに攫われたが、ゾフィーに救われて共にマガオロチを結界に封印したという。オーブ=ガイとは面識があるような描写があるが、具体的な関係は不明。
玉響姫は、マガオロチの攻撃を受けて再び姿を消した。 予てから残留思念が森に潜む幽霊として噂となっており、第6話にてSSPが調査に立ち入ることとなる。その際、ナックル星人ナグスの罠で森に閉じ込められてしまったSSPメンバーと渋川を導き、彼女たちの脱出に一役買った。第11話にてマガオロチの復活が近づいたころには再びガイたちの前に巨大な姿で現れ、彼らに警告を与える。マガオロチが復活した際には石碑を破壊されてしまったが、第12話にてナオミたちにより復元された上、圭子の植えた珍しい花の種の不思議な現象により復活し、ガイにゾフィーとウルトラマンベリアルのフュージョンカードを「最後の望み」として託すと、マガオロチの攻撃を受けて再び姿を消した。
玉響姫は、ガイがベリアルのカードをオーブリングに拒絶されスキャンできずにいるところ、彼を守るためマガオロチを足止めするが、マガ迅雷によって消滅させられてしまう。 『ウルトラマンオーブ』第12話「黒き王の祝福」にて、タマユラ姫からゾフィーとウルトラマンベリアルのカードを受け取るガイ。
ガイ「ゾフィーさん!ベリアルさん!」しかし、ベリアルのカードをリードできない。ガイを守るためにタマユラ姫は、マガオロチを足止めするが、マガオロチの攻撃を受けて再び姿を消した。タマユラ姫を攻撃されて怒るガイ!
マガオロチを足止めをしていた玉響姫は、マガ迅雷によって消滅してしまった・・・ ガイ「うぉぉぉ!!」、ついにベリアルの力を抑え込んでフュージョンアップできた。
- 石刈アリエ(ウルトラマンジード)
-
伏井出ケイの漆黒の刃に貫かれ、役目の終わった物を捨てるかの如き気安さで抹殺された石刈アリエ。彼女は最初からケイにとっては捨て駒でしかなく、そしてその通りに使い潰された。 石刈アリエは、『ウルトラマンジード』第18話より登場した女性作家。石刈アリエは、昨今のウルトラシリーズで極力避けていた地球人の直接的な死が描かれた人物である。アリエの死は多くの視聴者に衝撃を与えた…。しかし後日明らかになる彼女の正体は、想像を絶するものだった。
第22話「奪還」にて、伏井出ケイにどこまでもついていく覚悟を見せる石刈アリエ。だが、笑みを浮かべたケイから返ってきた返答は、自らの体を貫く漆黒の刃だった。石刈アリエは、伏井出ケイにとってはただの捨て駒でしかなく、文字通り用済みとなったことで抹殺されてしまったのである。
ケイに殺されたはずの石刈アリエが現れた…実は、石刈アリエは、悪のウルトラマンである「ウルトラマンベリアル」に憑依された女性キャラだった。衝撃的な展開。 第23話「ストルムの光」にて、ケイに殺されたはずの石刈アリエが現れた。アリエはかつてケイが自分にしたように、腕から生やした漆黒の刃をケイの体に突き刺し、ケイの体から彼の力の源であるストルム器官をえぐり取った。まさかこのような形で石刈アリエが再登場するとはだれも予想しておらず、視聴者を驚愕させることとなった。
漆黒のオーラを纏いながら石刈アリエの体から姿を現したのは――――――。ウルトラマンベリアルであった。 石刈アリエは、「伏井出ケイ」と「ウルトラマンベリアル」、二人の悪党に利用され人生を翻弄された挙句、いずれにも使い捨てられるという末路を迎えた。黒幕にいいように利用されて切り捨てられた石刈アリエ…どこまでも救われない結末となってしまった。
石刈アリエは、ウルトラマンベリアルの人間態(ベリアルに体を乗っ取られた地球人)であった。ベリアルはロイヤルメガマスターに敗北後、器としてアリエに憑依していたのだ。 悪のウルトラマンに憑依された女性キャラとしては、ダークファウスト/斎田リコに続き石刈アリエで二人目。ベリアルが分離した後の石刈アリエについてはその後一切語られず、生死についても不明。
- 比嘉愛琉(ウルトラマンジード)
比嘉愛琉(ひがあいる)は、劇場版『ウルトラマンジード つなぐぜ!願い!!』に登場するキャラクター。沖縄でアウトドア教室を開いている女性。その正体は滅亡した惑星クシアの最後の生き残りで、本名はアイル・サデルーナ。一体のギャラクトロンにビームを放たれ、バリアを張って防ごうとするも破られ致命傷を負い、リクに「貴方は仲間に支えられている」と伝えつつ希望を託して死亡・消滅した。皮肉にも父親と同じく、ギャラクトロンの攻撃によって命を落とすこととなったが、彼女が託された願いは確かにつながれることとなった。
- 美剣サキ(ウルトラマンR/B)
-
湊アサヒ「死んじゃやだ!ツルちゃん!」 美剣サキ(みつるぎさき)は、『ウルトラマンR/B』(ウルトラマンルーブ)に登場するキャラクター。第11話から第24話に登場。
瀕死のサキは最後の力を振り絞り、アサヒに告げる。
「私の……名前は……グリージョ」
それは、誰にも話す事はなかったサキの本当の名前であった。
「貴方達なら出来るはず……三人の力を合わせれば……」
サキは静かに自身のルーブジャイロをアサヒに渡す。
「しっかりして!!」
必死に呼び掛けるアサヒだが、サキはアサヒの頬に触れながら、
「もういいよ。もう十分。お前達に会えて……私はハッピー」
今までになかった最高の笑顔で、感謝の言葉を送り光となって消滅。光の粒子となり消滅していく美剣サキ(本当の名前は、グリージョ)「もういいよ。もう充分。お前たちに会えて 私は、ハッピー……」 第24話でルーゴサイトの攻撃をまともに受け、その際に致命傷を負ってしまい、アサヒの腕の中で自分のジャイロを託して、心の底からの微笑を浮かべながら兄達と同じように星屑になって昇天した。
仮面ライダーシリーズ
- 水城涼子、水城霧子(仮面ライダーX)
-
水城涼子は第8話において怪人アトラスの攻撃から子供を庇ったことで正体が露見、GOD総司令によって体内の自爆装置のスイッチを入れられて命を落とす。 水城涼子(みずきりょうこ)は、「仮面ライダーX」に登場するキャラクター。神敬介のフィアンセで、水城霧子の双子の姉。水城涼子はインターポールの秘密調査員としてGODに潜入捜査で入り込み、その時にGODによる新入りの洗礼としてサイボーグ手術を受け、体内に自爆装置まで埋め込まれてしまう。水城涼子は第8話において怪人アトラスの攻撃から子供を庇ったことで致命傷を受ける。GOD総司令によって体内の自爆装置のスイッチを入れられて命を落とす。
水城霧子は、涼子の双子の妹。姉とはお互い離ればなれで暮らしていたが、連絡だけは取り合っていた。当初、涼子から彼女の存在が知らされていなかったために敬介を困惑させたが、後に双子であることを敬介に明かす。亡くなる直前、「姉は今でもあなたのフィアンセだから信じてほしい」と敬介に対して必死で話していた。
GODに潜入した姉に代わって、敬介を影からサポートする。敬介が姉のことで苦悩するが、彼に「個人の感情は捨てて皆のXライダーになれ」と言う。第8話で敬介を庇って戦闘工作員の放った矢に当たり、絶命する。
- 岬ユリ子(仮面ライダーストロンガー)
-
『仮面ライダーストロンガー』 第30話「さようならタックル!最後の活躍!!」にて、魔女怪人ドクターケイトは「お前の体に毒が回り始めている。やがて、お前は死ぬのさ!」と残酷な口調で死の宣告を行った。 岬ユリ子は、「仮面ライダーストロンガー」に登場するキャラクター。第30話でデルザー軍団のドクターケイトの毒液を浴びて瀕死の重傷を負い、余命幾許もない事を悟る。ストロンガーの危機に自分の命を引き換えにした必殺技ウルトラサイクロンを発動。仇敵・ドクターケイトを葬る。タックルの壮絶な相討ち。ドクターケイトを一撃で粉砕し、自らも命を落とした。
岬ユリ子 / 電波人間タックルは、茂への想いを胸に短い生涯を閉じる。タックルの命を賭けた必殺技「ウルトラサイクロン」でケイトを倒す。だが、共振作用によって自身にも同様のダメージを受けるため、諸刃の剣となり、これを使用したことによりタックル本人も絶命した。 - 秋月杏子(仮面ライダーBLACK)
秋月杏子(あきづききょうこ)は、『仮面ライダーBLACK』のヒロイン。主人公の南光太郎の親友秋月信彦の妹で、光太郎に心を寄せるヒロインである。光太郎=仮面ライダーBLACKがシャドームーンに倒され、ゴルゴムが日本を制圧しようという状況になって、その魔手を逃れるために信彦の恋人・紀田克美とともに渡米。続編『仮面ライダーBLACKRX』では回想シーンにしか登場せず、消息は語られていない。更には光太郎の恋人として新キャラの白鳥玲子が登場してしまっている。
- 明日香愛(真・仮面ライダー)
-
明日香愛(あすか あい)は、風祭 真(かざまつり しん)を庇って氷室の銃弾を受け、致命傷を負う。最期に自らの身篭った自分たちの子供の未来を真に託し、息を引き取る。 明日香 愛(あすか あい)は、『真・仮面ライダー 序章』に登場するキャラクター。風祭 真(かざまつり しん) の看護人でISS職員。23歳。実は「財団」のメンバーで真の監視役を務めていたが、共に過ごす内に真を心から愛するようになり、やがて真と結ばれ彼の子供を身ごもる。しかし劇中で真を庇って氷室の銃弾を受け、致命傷を負う。最期に自らの身篭った自分たちの子供の未来を真に託し、息を引き取る。
大人向け特撮作品『真・仮面ライダー 序章』は、エログロ描写が含まれるうえにヒロインの明日香 愛(あすか あい)がラストで死亡するなど、ストーリー展開も非常にハードなものとなっている。 愛が真との間に身篭った子供であるライダーベイビーは、改造兵士となった真の遺伝子を受け継いだバッタと自然に融合したミュータントでもある。外見は人間の赤ん坊だが、背中に羽のような器官がある。 - 沢木雪菜、関谷真澄、榊亜紀、三浦智子、篠原佐恵子(仮面ライダーアギト)
-
沢木 雪菜(さわき ゆきな)は、風間伸幸教授による超能力実験の末に「この世で最初の『アギト』」に覚醒してしまう。 沢木雪菜(さわきゆきな)は、「仮面ライダーアギト」の登場人物の1人。時折津上翔一の夢の中に出てくる謎の女性。その正体は翔一=本当の沢木哲也の実姉であり、幼いころに両親を亡くした哲也にとってはたった1人の肉親であり母親代わりの女性でもあった。
沢木 雪菜(さわき ゆきな)は、力が暴走して風谷伸幸を殺してしまい、それを苦にビルの屋上から投身自殺した。 関谷真澄、榊亜紀、三浦智子、篠原佐恵子は、あかつき号の乗客。「あかつき号事件」は『仮面ライダーアギト』の根幹にある、謂わば『アギト』と云う物語の基盤として置かれた元凶、もう一つの物語。
- 神崎優衣、霧島美穂(仮面ライダー龍騎)
-
神崎優衣(かんざきゆい)は、『仮面ライダー龍騎』のヒロインにして、物語のキーパーソン。 神崎優衣(かんざきゆい)は、『仮面ライダー龍騎』のヒロイン。実際は幼少の頃に亡くなっており、現在の彼女はミラーワールドの存在が具現化したものであった。優衣の運命を変えるべく兄の士郎はミラーワールドを研究し、龍騎の世界のライダーシステムを開発、自らの分身とも言える仮面ライダーオーディンにライダーバトルを仕切らせたというのが物語の真実である。オーディンが勝つまでタイムベントで修正を続けていたため、実際は出来レース同然であった。
霧島美穂(きりしまみほ)は、「劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL」に登場する仮面ライダーで、本作の主役の一人。仮面ライダーファムに変身する。仮面ライダーになった理由は、浅倉威(あさくらたけし)に復讐することと、最後に残った者が手にするという力で姉を生き返らせるため。
霧島美穂(きりしまみほ)は、ギリギリの所で龍騎に助けられるが、仮面ライダーファムはダメージで倒れてしまう。元の世界に戻り、美穂は真司の呼びかけで目を覚ます。真司との別れ際まで気丈に振舞っていた美穂。リュウガから受けた攻撃のダメージは致命的で、真司と別れた後、美穂は倒れてしまう。 戦いの中でライダーバトルを止めようと奔走する城戸真司に出会い、次第に好意を抱き始める。真司に仄かな想いを寄せつつ、ライダーの戦いを止めようとも考え始めるが、真司に化けて襲い掛かって来た仮面ライダーリュウガとの戦闘で致命傷を負ってしまう。間一髪のところで真司に助けられ、彼の前では気丈に振舞うも、既に限界を迎えていた彼女は真司を見送った後に草木に倒れ、都会の喧噪の中で眠るように息を引き取った。
- 長田結花、木村沙耶(仮面ライダー555)
-
長田結花は第3話で陸橋の階段からの転落事故により死亡し、クレインオルフェノクとして覚醒する。 長田結花(おさだゆか)は、『仮面ライダー555』の登場人物。クレインオルフェノクに変身する少女。内向的で常におどおどしているが優しい性格。しかし、幼い頃から苛酷な環境にあったため、内には人間への強い憎悪を抱いている。オルフェノクとしての力と辛い過去に翻弄され続ける、薄幸のキャラクターと言ってよい。
警察内の秘密組織による人体実験の効果によりオルフェノクへの変身能力を喪失した所で、影山冴子(ロブスターオルフェノク)が迫って来る。影山冴子(ロブスターオルフェノク)に襲われ、致命傷を負う。死を悟った結花は最後のメールを啓太郎に送る・・・結花は純白の羽をまき散らして風の中に消えた。 木村沙耶(きむらさや)は、特撮作品『仮面ライダー555』に登場した少女。仮面ライダーデルタに変身した。 木村沙耶(きむらさや)は、『仮面ライダー555』の第26・27・28話に登場した人物である。仮面ライダーデルタに変身していた。「西洋洗濯舗 菊池」でアルバイトをしつつ、デルタとして乾 巧(いぬい たくみ)を影からサポートしていたが、巧の人柄を知ってデルタギアを託そうとした瞬間、スパイダーオルフェノクに殺され、オルフェノクのように青白い炎を発しながら灰化。デルタギアは北崎に奪われた。
木村沙耶は、澤田=スパイダーオルフェノクと遭遇。急遽デルタドライバーを装着してデルタに変身しようとするが、その隙を付かれてスパイダーオルフェノクに手裏剣状の剣で腹部を刺され、車に串刺しにされる。 - 三輪夏美 / 仮面ライダーラルク(仮面ライダー剣)
三輪夏美(みわなつみ) / 仮面ライダーラルクは、『劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE』に登場するキャラクター。ピーコックアンデッドに襲われた際、志村 純一(しむら じゅんいち)と出会い仮面ライダーにスカウトされた。仮面ライダーラルクに変身する。
最期は禍木慎(まがきしん)同様に旧ライダー達との共闘を拒み、さらなる力を得ようとカテゴリーKのカードに目をつける。そしてアルビノジョーカーに殺害された禍木からタランチュラアンデッドが封印されたクラブのKのカードを奪い、その後保管されていたスペード、ハート、ダイヤのカテゴリーKのカードを盗み出したが、その直後自身もアルビノジョーカーに殺害されてしまった。
- 鈴木深央(仮面ライダーキバ)
-
キバにとどめをさされそうになったサガを庇って負傷して崖下に転落した後、ビショップによってとどめをさされ、駆け付けた渡に看取られ、彼との結婚の幻想に浸りつつ死亡。 鈴木深央(すずきみお)は、『仮面ライダーキバ』に登場する現代編のクイーンにして、悲劇のヒロイン。実はその正体はファンガイアであり、しかも本人は知らぬことではあったが、現代編では不在となっているチェックメイトフォーの一人・クイーンの素質を持っている最強のファンガイアの一角。そのためにビショップに目を付けられ、強制的にその力を覚醒させられたことで、彼女と渡、そして彼の兄にして現代編のキングの称号を持つ登太牙の運命は大きく傾き始める事となる。
- コヨミ(仮面ライダーウィザード)
- コヨミは、『仮面ライダーウィザード』の登場人物。ウィザードに変身する操真晴人のサポート役にて物語のヒロイン。人間とファントムを見分けることが出来る特殊な力の持ち主。
コヨミは、不治の病にかかって死亡した笛木の娘・笛木暦であり、賢者の石を体に埋め込まれた「人形」だった。 第48話、笛木の館に連れて来られた彼女は父の日記を見つけて読み、自身の正体と過去を知る。それによるとコヨミは不治の病にかかって死亡した、笛木の娘・笛木暦であり、賢者の石を体に埋め込まれた「人形」だった。
- 高司舞、湊耀子(仮面ライダー鎧武)
- 高司舞(たかつかさまい)は、『仮面ライダー鎧武』の登場人物。本作のヒロイン。紘汰の幼馴染でチーム鎧武の現役メンバー。黄金の果実を巡り戦うアーマードライダー達を見守り続け、やがて黄金の果実の担い手となる少女。
41話ではロシュオに「黄金の果実」を見届ける役目を託される。意識を失い戦極凌馬に病院に連れて来られるが、意識下の世界でサガラと対峙し苦悩の末「始まりの女」となることを受け入れるも、眠っている間に「黄金の果実」を我が者にしようとする凌馬に心臓を取り出され肉体は死亡してしまう。
『仮面ライダー鎧武』第45話「運命の二人 最終バトル!」にて、仮面ライダーマリカ/湊耀子は、ザックが仕掛けた爆弾から戒斗をかばい、致命傷を負う。その後、愛する戒斗の腕の中で安らかに息を引き取る。戒斗への愛に殉じたその姿は、あまりにも儚く、切ないものであった。 湊耀子(みなとようこ)は、「仮面ライダー鎧武」に登場するキャラクター。仮面ライダーマリカの変身者。生身でもかなりの戦闘能力を誇っており、紘汰や戒斗達を圧倒していた。
オーバーロードとの戦いが終わった後はロード・バロンとなった戒斗の側に寄り添うようになり、今の世界を滅ぼしてでも新しい世界を作るという彼と共に戦いを始める。しかし、ザックによる戒斗暗殺の際に小型爆弾の爆風から身を挺して戒斗を守りビルから落下。変身した状態で落下したので即死は免れていたが、ザックを倒し駆けつけた戒斗に言葉を残し力尽きた。
- 百瀬小姫(仮面ライダーエグゼイド)
百瀬小姫(ももせさき)は、「仮面ライダーエグゼイド」の登場人物。故人。鏡 飛彩(かがみ ひいろ)の恋人であったが、5年前にゲーム病を発症しグラファイトバグスターに寄生される。担当医だった大我が分離されたグラファイトバグスターと戦ったが敗北したため、そばで見守る飛彩に「世界で一番のドクターになって」という言葉を残し消滅した。
- 風見ちはる / Chiharu怪人態(仮面ライダー THE NEXT)
- Chiharu怪人態は、仮面ライダーシリーズの劇場用特撮ヒーロー映画『仮面ライダー THE NEXT』に登場する風見ちはるの哀れな姿。ショッカーのナノロボット散布実験に巻き込まれ、兄・風見志郎共々知らず知らずの内にナノロボットによる改造手術に適合し改造人間へと成り果てていた志郎の妹、本物のChiharu=風見ちはるその人が生み出した思念体。
『仮面ライダー THE NEXT』に登場するChiharu怪人態は、悲しき悪役。左半身がかなりグロテスクでありホラー映画並みのトラウマキャラ。 “呪の歌”と称され世間を騒がせている国民的アイドルChiharuが歌う『Platinum Smile』を聴いた者を惨殺する猟奇殺人事件の犯人、謎の包帯の女の正体。哀しき悪役 。その容姿はちはるの面影を残してはいるが体の左半分が内蔵のような物が露出したかのような海洋生物の様な様相を呈しており、特に左足部分が肥大化している為に動くことがままならず、這いつくばって引きずるような感じでしか移動できない。
- イユ / カラスアマゾン(仮面ライダーアマゾンズSeason2)
- イユ / カラスアマゾンは、「仮面ライダーアマゾンズ season2」の登場人物で、本作のメインヒロインである。アマゾンと化した父親(星埜 始(ほしの はじめ) / ハゲタカアマゾン)に殺害された後、死体から生物兵器を作る技術の応用を用いてシグマタイプと呼ばれる生体兵器となって蘇った少女。父親に殺された際に左目を抉られたため、現在は義眼となっている。
スーパー戦隊シリーズ
- 小泉ミカ(超電子バイオマン)
-
小泉 ミカ(こいずみ みか) / イエローフォー(初代)は、バイオマンのサブリーダー的ポジションにあったが、仲間を救うため、反バイオ粒子を用いたバイオキラーガンの犠牲となり、凄絶な最期を遂げる。 小泉ミカ(こいずみみか)は、「超電子バイオマン」のメンバーの一人。スーパー戦隊シリーズ初の女性イエロー。シリーズでは通算三人目・女性戦士としては初の殉職者。小泉ミカを演じる矢島由紀は第7-9話分のアフレコを前に突然番組を降板し、消息不明となる。
矢島由紀は、ジャパンアクションクラブ(JAC(現在はJAE))に所属していた元アクション女優。「超電子バイオマン」にて小泉ミカ(初代イエローフォー)役を演じる。小泉ミカを演じていた矢島由紀が、第7-9話分のアフレコを前に(第10話撮影前に)突然降板&JACを退団して以降消息不明となった。その後、矢島は完全に対外的な消息を絶っており、公式な形での事情は明らかになっていない。
あまりに急な降板劇については、2010年に行われたトークショーにて共演した「牧野美千子」から、
- 突然集合の時間にこなかった事
- スタッフが朝から右往左往している間、残りのメンバー4人で喫茶店でコーヒーを飲んでいた事。
- 前日にいっしょに帰った「阪本良介」との別れ際に「「私、明日撮影サボるから」と言った事。
(その際に、理由は当時の社長に対する怨恨だと阪本に告げていたが、当の阪本は冗談だと思い
「いいよー、じゃあサボっちゃえばいいじゃん」と矢島に答えていたという) - 怖いところはあったが、それでも突然いなくなった事がさびしかった事。
等が語られるまで長い間その一部すら語られる事がなく、絶頂期の中での降板ゆえに様々な憶測がネット界隈に流れているが、今もってその理由は公には明かされておらず、共演していた「レッドワン/郷史朗」役の「阪本良介」も、降板以降連絡がまったく無い状態である事を明かしている。
引用元: ニコニコ大百科「矢島由紀」
- マリア(鳥人戦隊ジェットマン)
- マリアとは、『鳥人戦隊ジェットマン』に登場する敵キャラクター。次元戦団バイラムの幹部の一人である紅一点。レッドホークこと天堂竜の恋人リエと瓜二つの容姿を持つ。
その正体は、元スカイフォースに所属していた天堂竜の恋人藍リエが洗脳された姿だった(悪堕ち(闇堕ち)キャラ)。第31話にて正体が判明し、竜は大きく戸惑う事となる。
逆上したラディゲによりリエは斬られる。リエに駆け寄ろうとする竜。リエは「これで…、これで良かったのよ、竜。私の手は、血で汚れてしまった…。もう、昔には戻れない…。あなたの腕に抱かれる資格は、私にはない…!」
『鳥人戦隊ジェットマン』第49話「マリア…その愛と死」 竜の前にグレイが現れ、リエの体を支えた。愛する男の元へ帰れない事を悟っていたリエは、「もう助からない。最後のお願いよ、竜。忘れて、私のことを。あなたの胸から、私の記憶を拭い去って。」と竜に自分の事を消してしまうよう願い、彼女への想いを察していたグレイにより、その身体は彼に運ばれていった。
海辺にてグレイに抱えられながら、竜の元へ帰りたいと言う本音と、最期の願いを聞いてくれた感謝を述べた後、グレイの涙を受けてその肉体は融解して散った。
リエ「ありがとう、グレイ…。」
グレイ「これで良かったのか?マリア…。」
リエ「本当は、死にたくない…。もう一度…、もう一度、一から竜とやり直したい。竜…。」『鳥人戦隊ジェットマン』第49話「マリア…その愛と死」 竜の名前を呼びながら死んでいくリエ。グレイは海で涙を流し、リエの死体は光となって消えていくのだった。
死後、最愛の恋人を失った竜の心に暗い影を落としてしまったが、ラディゲとの戦闘で一時撤退した竜の前に幻影として現れ、復讐心で使命を見失いかけた彼を立ち直らせた。
- 覚羅(忍風戦隊ハリケンジャー)
-
七の槍サンダールにメダルを奪われ、息を引き取る。 覚羅(かぐら)は、『忍風戦隊ハリケンジャー』に登場するキャラクター。疾風流、迅雷流を統べる宇宙統一忍者流の領導者。自らの存在を固く秘し、その存在は無限斎ら両流派の高位の忍者と、彼女に従うシュリケンジャーにしか知られていなかったが、無限斎が口を滑らせたので鷹介たちにもその存在が知れ渡り、「アレ」を出現させる手がかりとされる怒りの矢を封じたメダルがジャカンジャの手に落ちたことから、ハリケンジャー・ゴウライジャーの前に姿を現す。悲しみに触れると解けてしまう封印で嘆きの弓のメダルを自らの体内に封じたため、500年もの長きに渡って孤独に生きている。メダルの力があるため、食料による栄養補給を必要としない。
終盤にて七の槍サンダールにメダルを奪われ、息を引き取る。亡骸は光の粒子となって消滅していった。
- メレ(獣拳戦隊ゲキレンジャー)
-
メレは、「獣拳戦隊ゲキレンジャー」のラスボス・黒幕の「ロン」の正体である「無間龍」に噛み砕かれた。メレは、理央の腕の中で消滅した。 メレは、『獣拳戦隊ゲキレンジャー』に登場するキャラクター。女幹部で臨獣カメレオン拳の使い手。一人称は「私」。若く妖艶な人間の女性の姿をしているが、それはカメレオン拳のリンギにより、かつての生身の頃の姿に擬態した状態で、実際はリンリンシーである。元は拳魔の配下であり、劇中におけるバエの回想に登場するかつての彼女は、髪型や服装に若干の違いが見られる。
ゲキレンジャーと和解し、理央(りお)と共に自らの罪を償うべく「拳断」に挑むが、ロン=無間龍からジャンたちを庇い、命を落とす。
- ケガレシア(炎神戦隊ゴーオンジャー)
-
ケガレシアは、終盤ではヨゴシマクリタインに最終的に反旗を翻した為、害気大臣キタネイダスと共に粛清されてしまい、最期はキタネイダスと共に眠るような悲しい最期を遂げる(『炎神戦隊ゴーオンジャー』GP-49「最終ケッセン」)。 害水大臣ケガレシアは、特撮テレビドラマシリーズ『炎神戦隊ゴーオンジャー』に登場するキャラクター。ガイアーク三大臣の1人で、水を汚す害水目の蛮機獣を作り出す。銀色のセクシーな鎧をまとった人間の美女のような姿をしているが、皮膚の下には機械が蠢いている。また、自らを「偉大なる機械生命体の乙女」と称するが、早輝などからおばさん呼ばわりされることがあり、子ども(座敷わらし)にまでおばさんと呼ばれた時は、怒りのあまり巨大化するという大人げない一面を見せた。
終盤、ヨゴシマクリタインのあまりの傲慢さに我慢ができなくなり、「ガイアークに独裁者は不要」とキタネイダスとともに謀反を起こそうとするも、ヨゴシマクリタインには敵わず致命傷を負わされ、最期はゴーオンジャーにヨゴシマクリタインの陰謀を教え、キタネイダスとともに息を引き取る。悪役でありながら憎めないキャラとして慕われていただけに、その死はゴーオンジャーは勿論、視聴者までも悲しませた。
- 薄皮太夫(侍戦隊シンケンジャー)
- 薄皮太夫(うすかわだゆう)は、「侍戦隊シンケンジャー」に登場するキャラクター。外道衆総大将・血祭ドウコクの側近。姉御口調の一人称は「わちき」で、常に三味線を携え不気味な音色を奏でている。三味線は仕込刀になっており、戦闘でもシンケンジャーに引けを取ることはない。
薄皮太夫(うすかわだゆう)は、元々は人間で薄雪(うすゆき)という名の花魁であった。 元々は人間で薄雪(うすゆき)という名の花魁であったが、かつて愛し合い、身請けすると約束してくれたはずの武士・新佐(しんざ)が他の女と祝言を挙げると知って、新佐に裏切られた怒りと絶望から、宴席に乗り込み火を放って大勢の人を焼き殺した後「外道に堕ち」、その際に新佐を三味線に変えて道連れにした。この新左の祝言の際に火を放つ薄雪の姿は、一部の視聴者にトラウマを植え付けた。
花魁の薄雪が外道に落ち、薄皮太夫となる。 新佐に裏切られた怒りと絶望から、宴席に乗り込み火を放って大勢の人を焼き殺した後、外道に堕ちる。 元々は人間で「薄雪」という名の花魁であったが、かつて愛し合い、身請けすると約束してくれたはずの武士・新佐が他の女と祝言を挙げると知って、新佐に裏切られた怒りと絶望から、宴席に乗り込み火を放って大勢の人を焼き殺した後、外道に堕ちる。
「死んでも結ばせるものか…!!たとえ…たとえ外道に堕ちようとも!!!」という台詞とともに新佐を三味線に変えて道連れにした。 - クジャク(五星戦隊ダイレンジャー)
-
現代の地球の汚れた環境下でクジャクの体は急速に蝕まれてゆき、余命幾許もないと悟ったクジャクは大五に別れを告げ、最後の力でガラの顔の傷を治して昇天していった。 クジャクは、『五星戦隊ダイレンジャー』第9話から登場。孔雀明王の化身。宿敵でもあったガラの罠により鏡化粧師の体内に6000年間閉じこめられていた。孔雀に姿を変える能力を持ち、戦闘時には武器である2本の短剣と孔雀に姿を変え、炎を纏って相手に突進する技気伝孔雀扇(きでんくじゃくおう)や時間を操る時間変化(じかんへんげ)を使う。
孔雀の涙は人類の免疫力をも奪ってしまうという副作用を持っていた。そこでクジャクは自己犠牲のような形で孔雀の涙を使ってガラの顔の傷を治し、自らは命尽きて天上界に昇っていった。
『五星戦隊ダイレンジャー』第41話「クジャク大昇天」にて、聖なる孔雀の涙を持ってガラの元にやって来たクジャク。クジャクは聖なる孔雀の涙をガラの顔に振り掛ける。
目が見えるようになり、頬の傷も消えたガラ。ガラがしばらくクジャクと見つめ合うと、生き霊ガラも姿を消すのだった。
「大五…。私が孔雀明王の元で修行したのは、ガラの傷跡を消す力を得るのを願っての事…。今、やっとその願いが叶った…。」
「だけど、だけど…!」
「私は災いを滅ぼし、命の平和を願う、孔雀明王の化身…。これで良いのです…。」
「しっかりしろ、クジャク!」
「大五…。甦って良かった…。あなたに会えて、良かった…。」そう言って、クジャクはついに力尽きるのだった。6千年の時空を超えて甦ったクジャクは、孔雀明王となって昇天した。人類の命が永遠に続く事を願い、大五の腕の中で…。
第49話では天上界で共に暮らしている本当のガラと現れ、泥人形のガラが崩れた後、大吾とリンに別れと共に、戦いを早く終わらせなければ地球は巨大な力(大神龍)に滅ぼされると告げて去っていく。
- マスターピンク(騎士竜戦隊リュウソウジャー)
- マスターピンクとは、「騎士竜戦隊リュウソウジャー」の登場人物。先代のリュウソウピンクでありアスナの師匠。
コウ達3人にはそれぞれ、マスター(師匠)がいたが、ドルイドンの戦いで命を落としてしまった。 ドルイドン族の急襲によりマイナソーが目覚め、当初はアスナやメルト、マスターブルーとともに変身して戦っていたが、神殿の異変により変身が解除されてしまう。
マイナソーの炎からアスナをかばい消滅したが、その魂はピンクリュウソウルに宿った。それ故死後の世界の住人となっていたが、第21話でまさかの復活を果たすが…。
第22話にて、マスターピンクは、「アスナならきっとできる」と笑顔で伝えて他の死者たちと共に死後の世界へと戻っていった。
メタルヒーローシリーズ
- ベル・ヘレン(宇宙刑事シャリバン)
-
『宇宙刑事シャリバン』第42話「戦場を駆けぬけた女戦士の真赤な青春」にて、魔怪獣ムクロビーストとミスアクマ達の攻撃を受けて致命傷を負ってしまったベル・ヘレンは、電とリリィに看取られ、イガ獅子のペンダントを電に託して静かに息を引き取った。 ベル・ヘレン(演:矢島由紀)は、東映の特撮テレビ番組・メタルヒーローシリーズ「宇宙刑事シャリバン」の登場人物。ストーリーに最も深く関ったイガ戦士。弟のベル・ビリーの死後はシャリバンと共に行動をすることが多くなり、シャリバンの仲間たちと大きく関わるようになる。シャリバンには淡い恋心を抱くようになるも、死霊界の女剣士レイサとの勝負の際、ミスアクマとムクロビーストの不意打ちで命を落とした(第42話)。シャリバンへの秘めた思いを成就させる事なく散っていく悲劇の女戦士。アクションに加えキャラクター性とドラマチックな最期が話題となる。