映画放映当時に物議を醸し出した、世界中で激しくバッシングを受けた「問題作映画」を宗教問題、人種差別問題、暴力描写/残虐描写、身体障害者・不具者の描写など賛否両論の物議を巻き起こした原因となったテーマ・問題別にまとめた一覧。世界中で叩かれ「上映禁止映画」となる映画も。
宗教問題
ザ・メッセージ(1976年)

ザ・メッセージ(原題:The Message)は、1976年のアメリカ・モロッコ・リビア・サウジアラビア・クウェート合作の映画。イスラム教の開祖マホメットとその教えにしたがう殉教の戦士たちの戦いを描くスペクタクル。
公開時は米ワシントンで宗教的理由から上映反対運動が起きるなど物議を醸したが、イスラム教のことを知る糸口として一見の価値は大いにある。
最後の誘惑(1988年)

『最後の誘惑』(原題:The Last Temptation of Christ)は、マーティン・スコセッシ監督による1988年のアメリカ映画。原作はニコス・カザンザキスの同名の小説『キリスト最後のこころみ』である。イエス・キリストを悩める人間として、ユダの裏切りを神の使命として描き、物議を醸した作品である。
ニコス・カザンザキスの原作を基に、神の予言者としての役割と、1人の人間としての欲求との狭間で悩むキリストの姿を描いてゆく。
パッション(2004年)

『パッション』(原題:The Passion of the Christ )は、2004年のアメリカ映画。イエス・キリストが処刑されるまでの12時間を描く。人間イエス・キリストの死までの最後の12時間を写実的に描く問題作。世界中で大論争を巻き起こす一方、全米初登場第1位の大ヒットを記録した衝撃作。「ソウ」や「ホステル」などの拷問ポルノ系スプラッター映画・切株映画と同等に扱われることもあるほど、凄惨な拷問シーンが続く。イエスの描写についての凄惨さについては根強く賛否がある。
メル・ギブソン監督がイエス・キリストを描いた「パッション」。キリストの拷問シーンの凄惨さが話題になったほか、反ユダヤ主義的であると激しいバッシングを受けた。
【ストーリー】
神を冒涜しているという罪で捕らえられたイエスが、ローマ帝国の総督ピラトのもとに連行される。ピラトは民衆の声に押され、イエスを十字架に掛けると判決を下す。イエスは拷問を受けた末に、十字架を背負ってゴルゴダの丘へと歩いていく。
ダ・ヴィンチ・コード(2006年)

『ダ・ヴィンチ・コード』(The Da Vinci Code)は、2006年のアメリカ合衆国のミステリサスペンス映画。レオナルド・ダ・ヴィンチの名画に秘められた謎を、アカデミー賞俳優のトム・ハンクス演じるロバート・ラングドンが解き明かしていく。
記録的な興行収入を達成した一方で宗教的な理由から物議を醸しており、国によっては上映禁止措置や上映反対運動が行なわれている。インドや中国、エジプト、イエスをキリストとして認めないイスラム教国パキスタンでも上映禁止となった。また、教会(特にカトリック)指導者も強く反発している。
【ストーリー】
ルーヴル美術館で殺された館長の周りに残された不可解な暗号。容疑者として現場につれてこられたラングドンは、館長の孫娘で暗号解読者のソフィーに助け出される。ファーシュ警部をはじめとするフランス司法警察に追跡されながら、暗号の謎を解き始めるふたり。そこには歴史を覆す驚愕の真実が…!
ビリディアナ(1961年)

『ビリディアナ』(スペイン語: Viridiana)は、1961年製作・公開のスペイン映画である。カトリック教会からは大きな非難を浴びるなど物議をかもし、スペインやイタリアで上映禁止となった。異才ルイス・ブニュエル監督らしい反教会・反ブルジョア的な描写に満ち、その代表作のひとつとなった。クライマックスの「最後の晩餐」のパロディシーンが有名。
主人公ビリディアナは修道女を目指していた。育ての親である叔父は、彼女に睡眠薬を飲ませ、眠った間に犯したと告げる。彼女は家を出奔、叔父は失望して自殺してしまう。叔父の死を知ったビリディアナは修道女への道をあきらめ、貧しい人々を屋敷に住まわせて世話しようとするが…。女性の抑圧された性をテーマにした心理ドラマ。
人種差別問題
國民の創生(1915年)

『國民の創生』(原題: The Birth of a Nation)は、D・W・グリフィス監督による1915年公開の無声映画。人種差別的な描写で批判を受け上映禁止運動も起きたが、結果的に作品は大ヒットし、ニューヨークでは44週間連続で上映されたという記録を持つ。
マンディンゴ(1975年)

『マンディンゴ』(Mandingo)は、1975年のアメリカ合衆国の映画。 日本公開は1975年10月18日公開。リチャード・フライシャー監督が奴隷牧場を運営する一家の栄光と没落を描いた大作映画。奴隷牧場を運営する一家の栄光と崩壊をスキャンダラスに描き出す。
アメリカ最大のタブー「奴隷制度」に深く切り込んだ問題作。ルイジアナ州にある、奴隷牧場を運営するファルコンハースト農園は綿花や農作物の収穫だけでなく、血統のよい奴隷を買い集め飼育し、自分の子どもでもあるのに売買するという計画的な「奴隷牧場」でもあった。
人間とは扱わず吐き気を催すほどえげつない行為の数々と、黒人奴隷たちの悲しみと怒りが爆発したときに、悲劇のラストを迎える。最後まで救いがない衝撃的なラスト
ディア・ハンター(1978年)

『ディア・ハンター』(原題:The Deer Hunter)は、1978年公開のアメリカ映画。ベトナム戦争を扱った映画。残酷な描写や「ベトナム人を差別している」として問題になった。ベトナム戦争で心身に深い傷を負った男たちの苦悩と友情、そして戦争の狂気を描き、第51回アカデミー賞で作品賞、監督賞、助演男優賞など5部門を制した戦争ドラマ。
ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年)

『ドゥ・ザ・ライト・シング』(原題: Do the right thing)は、1989年にスパイク・リーが監督・製作・脚本・主演をして公開されたアメリカ映画である。ブルックリンを舞台に人種差別と対立を扱っている。人種問題、人権問題を沸き起こした映画であり、後のロス暴動を誘発したとも評されている。
ブルックリン、その年一番の猛暑の日。黒人街にあるピザ屋でいさかいが起こった。ある者が店内に黒人スターの写真が一枚も貼られていないことで憤慨。経営者のイタリア人はそれを相手にしなかったが、この一件がきっかけとなり、やがて事件が。その日暮らしのアルバイター、飲んだくれの哲人、ピザ屋の主人の息子たち、韓国人のカップル、といった面々を巻き込んで、ついには暴動へと発展していく! 監督スパイク・リーの名を世界中に知らしめたパワフルな衝撃作。
アラジン(1992年)
『アラジン』(原題:Aladdin)は、1992年にディズニーが製作したアニメーション映画。「アラビアン・ナイト」の物語をもとに、不思議なランプを手にてた若者が、愛する人を守るため冒険に挑む姿を描くファンタジー・アニメーション。
人種差別だとみなされるなどの問題も起こっている。オープニングの「アラビアン・ナイト」は歌詞の中に偏見が見られるとして、ビデオ化される際に、歌詞が変更されている。
クルージング(1980年)

『クルージング』(原題: Cruising)は、1980年に公開されたアメリカ合衆国の犯罪映画・LGBT関連映画。ウィリアム・フリードキン監督。アル・パチーノ主演。タイトルである「クルージング」は、本来の意味ではなく、ゲイ用語で男を漁る行為を指す。映画本編にはクリストファー・ストリートの風俗が取り入れられ、エキストラには1600人もの本物のゲイを使った。
今作はゲイによる殺人描写が印象を悪くするとゲイたちから抗議を受け、撮影現場は混乱に見舞われた。ゲイの市民権がなかった当時、一般層からも槍玉に挙げられ、非常に物議をかもす映画となった。
連続殺人事件に震撼するニューヨーク。被害者はいずれも男性、そして犯行現場はゲイたちが集まる場所だった。捜査本部は若手の警官スティーブをゲイがたむろするクリストファー・ストリートに潜入させる。スティーブは恋人のナンシーにも伏せたまま、おとり捜査を遂行することに。やがて捜査線上に怪しい男が浮上するが、その一方、スティーブの心に異変が……。ハード・ゲイを題材にし、賛否両論を巻き起こした衝撃のサスペンス・スリラー。
暴力描写/残虐描写
わらの犬(1971年)
『わらの犬』(Straw Dogs)は、1971年製作のアメリカ映画である。英国の片田舎に引っ越して来た物理学者・サムナーとその妻。無抵抗主義のサムナーは、精神薄弱者をかくまったことから村人と対立。暴徒と化した村人に対し、内に秘めていた暴力衝動を解放していく。
平和主義者の宇宙数学者デイヴィッド(ダスティン・ホフマン)は、静かな生活を求めてアメリカから妻エイミー(スーザン・ジョージ)の故郷でもあるイギリスの片田舎に移り住んだ。しかし、そこにも暴力は存在しており、度重なる仕打ちに、ついにデイヴィッドの内に潜む暴力性が目覚めていく…。
巨匠サム・ペキンパー監督がはじめてアメリカ西部を離れ、現代イギリスを舞台に撮った究極の暴力映画。妻のレイプシーンをはじめ、次々と繰り出される暴力に主人公の怒りが爆発する過程が、ぞっとするほどスリリングに描かれていくが、人間なら誰しも持つ暴力性を肯定も否定もせず、ただありのままに捉えたペキンパーの冷徹な視点と、それを娯楽映画として共存させえているパワフルな演出が素晴らしい。凡百の見世物ヴァイオレンス映画と一線を画した傑作である。
俺たちに明日はない(1967年)
『俺たちに明日はない』(原題:Bonnie and Clyde)は、1967年製作のアメリカ映画。世界恐慌時代の実在の銀行強盗であるボニーとクライドの、出会いと死に至るまでを描いた犯罪映画。アメリカン・ニューシネマの先駆的作品として有名。本作は映画公開後も、その反体制的な内容や暴力性、犯罪者がヒーローであるストーリーから、保守的な評論家からの非難に晒された。
オーラルセックスやインポテンツを示唆するシーンを含めたことは、1960年代当時としては衝撃的なものだった。特に映画のラストシーンで87発の銃弾を浴びて絶命するボニーとクライドの姿(通称「死のバレエ」)は、当時の若者の反響や後続の映画製作者に大きな影響を与えた。
時計じかけのオレンジ(1971年)

『時計じかけのオレンジ』(とけいじかけのオレンジ, A Clockwork Orange)は、アンソニー・バージェスが1962年に発表した同名の小説を原作とする1971年公開の映画。スタンリー・キューブリック監督。衝撃的な暴力描写で知られる本作の主人公、不良グループの首領アレックスは、映画の人気悪役(ヴィラン)・悪のカリスマとして名高い。
非行少年による暴力が横行する近未来のロンドン。アレックスも仲間を引き連れ、喧嘩とレイプに明け暮れる日々を過ごしている。ある夜、中年女性を死に至らしめた彼は刑務所行きに。しかし2年後、とある治療法の被験者になることを条件に、社会に戻ることを許されるが……。
ウォリアーズ(1979年)

『ウォリアーズ』(The Warriors)は、1979年制作のアメリカ映画。ウォルター・ヒルが作ったアメリカ中を驚かせた問題作。ニューヨークのスラム街のストリートギャング達がひたすら逃げるその姿に、アメリカ中の若者はドラッグを片手に熱狂した。サンフランシスコ・ニューヨークにおいて、10代のストリートギャングによる殺人事件まで起こった。しかも、実際にサウスブロンクスで抗争事件まで起こしてしまった。その結果、映画館によっては厳重な警備が施されるところも出てきた。
夏の夜、ブロンクス公園にニューヨーク各地からストリートギャングたちが集結。彼らは休戦協定を結んでいたが、その頂点に立つサイラスが何者かによって射殺されたことで事態は一変する。サイラス殺害の罪を着せられたウォリアーズのメンバーは、グラマシー・リフス、ベースボール・フューリーズといったギャングから命を狙われながらも、自分たちのシマであるコニーアイランドを目指し、決死の逃亡を試みる……。ウォリアーズの死闘を描いた緊迫のサスペンス・アクション。
食人族(1979年)

『食人族』(原題:Cannibal Holocaust)は、イタリアの映画監督、ルッジェロ・デオダートによる食人や強姦を題材にしたセクスプロイテーション、ホラー映画である。人肉を食べる〈食人族〉が生棲するという南米ブラジルとペルーの国境、アマゾンの上流の未開発地に探険に赴いたアメリカ人四人グループが残したショッキングなフィルムと、新たに撮影された原地人の非文明的な行動を構成したドキュメンタリー。人喰い「カニバリズム映画」(食人映画)の代表作。
ナチュラル・ボーン・キラーズ(1994年)

『ナチュラル・ボーン・キラーズ』(原題:Natural Born Killers)は1994年製作のアメリカ映画である。監督はオリバー・ストーン、原案はクエンティン・タランティーノ。暴力描写、模倣犯による殺人事件。永遠の愛を誓い、殺人を繰り返すカップルの逃避行を描いたヴァイオレンス映画の問題作。欧米各国で年齢制限公開や上映禁止となったことも話題を呼んだ。
ファニーゲーム(1997年)
『ファニーゲーム』 (Funny Games) は、1997年のオーストリア映画。あまりにも挑発的で暴力的な内容に世界各地で物議を醸した衝撃の問題作。ロンドンではビデオの発禁運動まで起こった。
肉 (2013)
『肉』(原題:We Are What We Are)とは、2013年のアメリカ合衆国のホラー映画。監督はジム・ミックル(英語版)。 メキシコのホラー映画『猟奇的な家族(英語版)』のリメイクであるこの映画は、恐ろしい秘密を抱えた家族を描いた作品である。あまりにも過激な内容であるため多くの国でシーンがカットされた。
肉というタイトルから想像がつく通り、人喰い「カニバリズム」を題材にしたホラー。美しき姉妹の狂気、ラストに待ち受ける衝撃のシーンは上映の際に各国で修正が入ることとなってしまったが、日本では修正なし、R18+での上映。
<ストーリー>
ニューヨーク州・北部の片田舎で慎ましく暮らすパーカー家。一見、平凡な彼らの生活は、母親のエマが不慮の事故で他界したことにより、一変してしまう。美しい姉妹・アイリスとローズは、母親の代わりに一家に隠された〝秘密の儀式〟を担う事になるが、それは、可憐な少女には不向きな、あまりにも過酷で残酷な所業だった……。
『悪魔のえじき』(1978年)

発情アニマル(別題:悪魔のえじき)は、リメイク版「アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ」も制作された、元祖レイプリベンジムービー。カルト的に人気がある1970年代を代表するレイプ・リベンジ・ポルノ映画。「洋ピン」扱いされた劇場公開時の邦題は『発情アニマル』だった。
ジェニファーは、色仕掛けしてその最中に殺すという捨て身の復讐劇を繰り広げる。風呂場で男性器を切断するシーンは有名。
バカンスで湖畔の別荘へとやってきた若い女性小説家ジェニファー。そんな彼女を好奇の目で見ていた男たちが、ジェニファーに襲い掛かる。欲望の赴くままにレイプされ、逃げては捕まり暴力とレイプを繰り返されたジェニファーは、やがて野獣どもを一人残らず殺す決意をする─。
『鮮血の美学』(1972年)

『鮮血の美学』(せんけつのびがく、原題:The Last House on the Left)は、1972年のアメリカ映画。1960年の映画『処女の泉』をベースとしている。「レイプ・リベンジ・ポルノ映画」の原点・始祖。
本作では十代の主人公マリーがマリワナを買おうとギャングたちに付いて行ったものの、彼らは実は凶悪な脱獄犯のグループで強姦・惨殺されてしまいます。ですが真相を知ったマリーの両親が、彼らに行なった復讐もまた残酷だったのです。母親は悪漢のひとりの男性器を食いちぎり、父親はチェーンソーで娘を犯した男にとどめを刺す。近年のホラー映画と比較するとソフト過ぎるほどの描写なのですが、当時は倫理的にもアウトだった。

ジャンク 死と惨劇(1980年)
ジャンク(原題:Faces of Death)は、アメリカと日本の映画作品シリーズ。作品内容は幅広いが、解剖、処刑、事故、屠殺といった「死」の風景ばかりを扱うのが特徴。なおドキュメンタリーの体裁を取っているが、1999年のインタビュー等でシュワルツ監督が語ったところによれば、特撮を用いたやらせも数多い。
本作は当時のモンド映画ブーム、スプラッタ映画ブームの中で製作されているが、その中にあっても過激さで特筆され、DVDボックスの宣伝文句によれば46ヶ国で上映禁止処分を受けている。
飛行機衝突・墜落事故現場の惨劇や、自然公園で熊に襲われ喰いちぎられる男など、世界の各地で起こった“死”の残酷な情景を追ったドキュメンタリー映画。映画はまず暴行・殺人犯を処する2000ボルトの電気椅子を捉える。囚人は、84歳の老女を暴行・殺害したラリー・デ・シルバ。手足を固定され、両眼にガーゼをあてがわれて2000ボルトの電流が送り込まれる。囚人は絶命した。
ジャンク 死と惨劇(1980年)予告編
映画は続いて、突然ライフル魔と化した善良な市民マイク・ローレンスがSWATに乱射されるまで、凶悪殺人犯を処刑するガス室の非情な情景、カリフォルニア・サンディエゴ上空で突如起こった衝突事故で散った人間の肉体、巨大ワニが人間を喰いちぎる事故がおきたアメリカの自然動物園、大列車事故現場に折り重なる死体、命知らずのスタントマンによるカー・ジャンプなどを捉える。
血を吸うカメラ(1960年)
『血を吸うカメラ』(原題:Peeping Tom)は、イギリスのホラー映画兼サイコスリラー映画。本作をカルト映画に分類する向きもある。公開は1960年。監督は『赤い靴』、『ホフマン物語』で知られるマイケル・パウエル。
本作品はしばしば、ほぼ同時期に発表された映画『サイコ』と比較される。『サイコ』が「殺害される人間の恐怖」を表現しているのに対し、血を吸うカメラでは「殺戮を行う側の心理」を惜しげもなく表現している。また、この作品は人間の目から見たカメラ視点が特徴である。「スプラッター映画・スラッシャー映画(殺人鬼映画)」の原点・始祖的な存在の作品のひとつ。
性的・暴力的な内容から、公開当時はメディアや評論家から酷評を浴び、イギリスを代表する映画作家の一人ともみられていたパウエルの名声は失墜した。パウエルはこの映画の後はほとんど映画を撮ることができないまま死去した。しかし後年になって再評価の声が高まり、本作は米国を代表する国際ニュース誌『TIME』が発表したホラー映画の歴代ベスト25に入っている 。
アンダルシアの犬(1928年)

『アンダルシアの犬』(フランス語: Un Chien Andalou)は、ルイス・ブニュエル監督とサルバドール・ダリによる1928年に製作され1929年に公開されたフランスの映画である。シュルレアリスムの傑作と評される、実験的ショート・フィルム。抽象的な映像の羅列。
アナキズムに心酔していたブニュエルによる、「映画の機能を否定した映画」。大筋で男性と女性の情のもつれを描くものの明快なストーリーはなく、冒頭の女性が剃刀で眼球を真二つにされるシーンに始まり、切断され路上に転がった右腕を杖でつつく青年、手のひらに群がる蟻など、脈略のない、だが衝撃的な謎めいたイメージ映像が断片的に描かれる。それらはブニュエルとダリが互いに出し合ったイメージ群であり、観客はそれらのイメージから、何かしらを感じ取る事を要求される。
過激な性描写
春の調べ(1933年)

『春の調べ』は、1933年に 系チェコ人の監督グスタフ・マハティが監督した恋愛映画。この映画には 全裸で泳ぐ場面 があったため、当時は議論を巻き起こした。 この映画は、非ポルノ映画において、初めて肉体関係を描いた作品であるが、俳優の顔以外のところは見えていない。 また、映画史上初女性のオーガズムを描いた作品としても知られている。

愛のコリーダ(1976年)

『愛のコリーダ』 (仏語 L’Empire des sens、英語 In the Realm of the Senses)は、1976年公開の日本・フランス合作映画。大島渚監督、藤竜也、松田暎子主演。昭和11年に起きた「阿部定事件」を題材に、大島監督が男女の愛の極致を描く。制作プロダクションのノートによると、『本作は日本初のハードコア・ポルノとしてセンセーショナルな風評を呼んだ』としている。
日本映画初の「本番」が話題となった。性交場面が日本では十分に表現できず、フィルムをフランスに直送し編集するという新システムで完成させた。日本公開版は当然修整が加えられたが、芸術か猥褻か表現の自由をめぐって裁判事件にまで発展した問題作。
ベビイドール(1956年)
『ベビイ・ドール』(Baby Doll)は、1956年製作のアメリカ映画である。日本での題名は『ベビイドール』。幼な妻。19歳の貧しい少女と、それを取り巻く2人の男性の愛欲ドラマを描いた。ミシシッピーを舞台に人間の欲望と醜悪さを描く問題作。
私は好奇心の強い女(1967年)
私は好奇心の強い女(イエロー篇)(英:I Am Curious (Yellow) )(スウェーデン語: Jag är nyfiken – en film i gult)は、1967年のスウェーデンの映画。単純だが行動的で、あらゆる事に好奇心の旺盛な若い女性を主人公に、彼女を通して現代の政治・社会状況から暴力や愛の間題を追求し、手法的にもいっさいの形式的束縛を超える型やぶりの映画。過激な性描写。
本作は1968年、アメリカでその上映を巡って裁判問題にまで発展し、知識人たちを巻き込み最終的に勝訴を勝ち取り、ポルノ解禁の先駆的作品と位置づけられた。日本では71年に45ヵ所のカットという形でようやく公開された。
ディープ・スロート(1972年)

『ディープ・スロート』(Deep Throat)は、ジェラルド・ダミアーノの脚本、監督、リンダ・ラヴレースの主演で1972年夏に公開された成人映画。この映画は公開されると、ポルノ映画としては空前の大ヒットとなった。主演のリンダ・ラヴレースは本作の大ヒットで、一躍ポルノ界の大物女優にのしあがったが、本作の出演料は1200ドルだったという。
日本では、東映系の洋画配給会社・東映洋画が輸入したが、ハリー・リームスら俳優の性器丸出しのわいせつなシーンカットの嵐で、日本でまともに映写できるのは15分程度と1本の映画として成り立たず、元々70分しかない短い映画が公開不能になった。頭を抱えた東映は同じダミアーノ監督『ミス・ジョーンズの背徳』とくっつけて二部構成にする苦肉の策をとった。そこで、話の辻褄を合わせるため、ピンク映画の監督・プロデューサー向井寛に頼み、向井が日本国内で外人女性を使って演出したオリジナルシーンを撮り足し一本に仕上げた。結局『ディープ・スロート』は1975年8月に日本で公開され、作品そのものの持つ知名度と大宣伝により、配収1億7000万円のヒットになった。
引用元: ウィキペディア(Wikipedia)『ディープ・スロート』(Deep Throat)
ラストタンゴ・イン・パリ(1972年)

『ラストタンゴ・イン・パリ』(伊: Ultimo tango a Parigi、英: Last Tango in Paris)は、1972年のイタリア映画。イタリアの巨匠ベルナルド・ベルトルッチが1972年に手がけ、公開当時、大きなセンセーションを巻き起こした一作。過激で生々しい性愛描写が世界中で議論を巻き起こし、ベルトルッチの故国イタリアでは上映禁止処分になったほか、アメリカなどでは一部がカットされた。後年、劇中のレイプシーンがマリア・シュナイダーの合意なしに撮影されたと明かされ、波紋を広げた。
その中でも問題視されているのが、中年男がバターを潤滑剤に若い女をレイプするシーンだ。
『ラスト・タンゴ・イン・パリ』は、パリにあるアパートの一室で出会った中年男ポールと若い女ジャンヌが、情欲に身を任せていくさまを描いた問題作。撮影当時19歳でモデルだったマリア・シュナイダーさんが、名優マーロン・ブランドを相手に見せた過激な濡れ場のシーンなど、その内容の凄まじさから本国イタリアでは上映禁止処分を受けたいわくつきの作品だ。
『ソドムの市』(1975年)

『ソドムの市』(イタリア語: Salò o le 120 giornate di Sodoma, 「サロ、或いはソドムの120日」の意)は、1975年製作・映画祭上映、1976年公開、ピエル・パオロ・パゾリーニ監督のイタリア・フランス合作映画である。マルキ・ド・サドの『ソドム百二十日あるいは淫蕩学校』(フランス語原題 Les 120 Journées de Sodome, ou l’Ecole du libertinage)を原作としている。
1975年11月2日、不慮の死を遂げたピエル・パオロ・パゾリーニの遺作で、ナチズムに加担する4人のファシストが少年少女を集めて繰り展げる一大狂宴を描く。映画史上最悪の映画とも評されるカルト映画。欧米ではあまりの過激な表現が問題となり、上映禁止になった。権力者が街中の美少年と美少女を集め、異常かつ残虐な変態行為を楽しむ。
スカトロ描写や性器の露出などの場面が非常に多い。欧米ではあまりの過激な表現が問題となり、上映禁止になった。
カリギュラ(1980年)
『カリギュラ』(Caligula)は、1980年のイタリア・アメリカ合作映画。当時のペントハウス誌社長ボブ・グッチョーネが46億円の巨費を投じて製作した。表向きはローマ帝国皇帝カリグラの放蕩や残忍さを描いた重厚な歴史超大作であったが、実態はハード・コア・ポルノである。この映画の撮影はアメリカ映画協会(MPAA)を通さず秘密裏に行われ、ニューヨークでは劇場を一館買い取って公開されて大ヒットを記録した。映画の脚本を基にしたノベライズもあり日本でも翻訳出版された。
過激な性描写。歴史上実在したローマ帝国の第3代目皇帝カリギュラの在位期間3年10カ月間の暴君ぶりを描き、当時の宮廷内の腐敗を描く。
氷の微笑(1992年)

『氷の微笑』(原題: Basic Instinct)は、1992年のアメリカ映画。元ロック・スターの惨殺事件を追う刑事と容疑者の美人小説家とのやりとりを描くエロティック・サスペンス。性描写、同性愛者の描き方をめぐって物議をかもした。
キッズ(1995年)
『KIDS/キッズ』(原題:Kids)は、1995年のアメリカの自主成長物語映画。1990年代半ばのエイズ流行の中で、10代のセックスとドラッグ、アルコールと暴力が日常となったNYのストリート・キッズの生態を、ドキュメンタリー・タッチで赤裸々に描いた異色の青春映画。この映画は1995年に公開された際に大きな論争を巻き起こし、アメリカ映画協会からNC-17(17歳以下の観賞を全面的に禁止)の評価を受けた後も、その芸術的メリットに関する多くの一般的な論争が続いた。
処女とセックスすることだけが生きがいのテリーと頭のおかしな相棒のキャスパーの少年二人、テリーとのセックスで処女を奪われ、HIVに感染した少女ジェニーを中心として、ストリートキッズの堕落した一日を描いたドキュメンタリー的映画。
アンチクライスト(2009年)

『アンチクライスト』(Antichrist)は、ラース・フォン・トリアー監督、脚本による2009年のホラー・スリラー映画である。あまりに衝撃的な内容と過激なセックス&ヴァイオレンス描写で、賛否両論の物議を巻き起こした。女性器(クリトリス)をハサミで切除する場面が描かれ論議を巻き起こした。
フランス女優のシャルロット・ゲンズブールが演じる妻は、息子の死を悲しむ弱々しい妻から、やがて性欲と暴力性にまみれた悪魔のような女に豹変し、自慰行為や自身の性器(クリトリス)にハサミを向けるなど次第に狂気にむしばまれていく。そして、夫婦は狂気に駆られた最悪の結末を迎える。セラピストであった夫は妻を救えず絞殺することになる。初めて観た時には唖然とする以外にない結末。
クラッシュ (1996年)

『クラッシュ』(Crash)は、1996年製作のカナダ映画。デヴィッド・クローネンバーグ監督。J・G・バラードによる同名の小説が原作となっている。カンヌ国際映画祭審査員特別賞を受賞。自動車事故をきっかけに倒錯的セックスにのめりこむようになった男女の姿を描く衝撃作。
全編の80パーセント以上がセックス・シーンで埋めつくされたデビッド・クローネンバーグ監督の『クラッシュ』は、通常とは違う性行為の方法でエクスタシーを感じる、世間的にはアブノーマルだとかフェチと呼ばれる人たちが続々と登場し、その倒錯ぶりを見せる映画。
自動車事故により性的に興奮する人々を描き、カンヌでも賛否両論を引き起こした。日本国内で公開されるに当たっては、映倫から性描写が問題視され、成人映画の適用を受けた。
ヘンリー&ジューン/私が愛した男と女(1990年)
『ヘンリー&ジューン/私が愛した男と女』(Henry & June)は、1990年に製作されたアメリカ合衆国の映画。フィリップ・カウフマン監督。作家アナイス・ニンの日記を基に、まだ無名だったヘンリー・ミラーとその妻ジューンとの関係を描く。ヘンリー・ミラーの愛人、アナイス・ニンの回想録をエロティックに映像化したラブロマンスドラマ。濃いセックスシーンも満載だが、文芸映画らしく美しく描かれていて、大作家ミラーの意外な情けなさを読みとる内幕物として大いに楽しめる。
MPAA(米国映画業協会)ではこの映画を理由に、従来のX指定に替わる新たなレイティングとして「NC-17」(17歳以下観覧禁止)を導入し、初の指定を受けた映画でもある。
政治問題
華氏911(2004年)ブッシュ政権批判

『華氏911』(原題: Fahrenheit 9/11)は、映画監督マイケル・ムーアが2004年に発表した、アメリカ同時多発テロ事件へのジョージ・W・ブッシュ政権の対応を批判する内容を含むドキュメンタリー映画。戦争反対とブッシュ政権批判。その内容から、全米配給予定だったミラマックスが親会社のディズニーからの政治的圧力で配給を拒否、ライオンズ・ゲートから全米公開されて興収ナンバーワンのヒットを記録したという経緯も注目を集めた。
ブッシュが大統領に当選した際のフロリダでの選挙疑惑や、同時多発テロ前後の彼の行動、ブッシュ家とビンラディン一族の意外なつながりなど、経歴や言動から大統領としての資質を問い正す。世界中で異論反論を巻き起こし、全米で驚異の初登場第1位。
身体障害者・不具者(フリークス)の描写
フリークス(1932年)

『フリークス』 (Freaks) は、1932年に制作・公開されたアメリカ映画である。監督はトッド・ブラウニング。日本公開は1932年(昭和7年)11月、初公開時のタイトルは『怪物團』であった。
旅回りの見世物小屋が舞台で、出演者は実際の見世物小屋のスター、デイジー&ヴァイオレット・ヒルトン姉妹などの本物の奇形者や障害者であった。公開当時は世間に大変なショックを与え、ブラウニングは本作以降の仕事に恵まれず、彼のキャリアを閉ざすものとなってしまった。
『エル・トポ』
『エル・トポ』(El Topo)は、1970年のメキシコ映画。監督・主演はアレハンドロ・ホドロフスキー。タイトルはモグラの意。
衝撃的な展開で世界中の度肝を抜いた。無数の死体や流血に彩られた映画としても知られている伝説のカルト映画にして究極のアート映画。カルト映画の原点にして頂点。
口コミでカルト化しロングラン・ヒット。サイケデリック・ムーブメントにも乗ったことで、この映画は一大ブームを巻き起こすことに。
エル・トポ 製作40周年デジタルリマスター版 予告編
荒野をさまよう子連れガンマン、エル・トポ(アレハンドロ・ホドロフスキー)が、東洋哲学者や超能力者など特異なガンファイターを次々と殺害し、自分も殺される。やがて彼は子どもが成長して司祭になった時代によみがえり、地底の民たちを解放しようとするが…。ドラッグ感覚の残酷で強烈な不条理さとファンタジックな要素が奇妙に混合され、一種の映像詩として映える逸品。
息子を連れ砂漠を行く黒装束の男。<エル・トポ=モグラ>という名の銃の名手は旅の途中で、山賊たちの襲撃に合い住民が虐殺された村に差し掛かる。修道院に陣取る山賊を首領である大佐を倒し去勢すると、エル・トポは、息子を置き去りにして、大佐の女を連れて砂漠へと旅立って行く。目的は、最強のガンマンとなるため、砂漠に暮らす4人の銃のマスターたちと対決すること。卑劣な手段を使い4人のマスターを倒したエル・トポだったが、最強である事の無意味さを思い知る。そして、女に裏切られ、瀕死の重傷を追う。そして、20年後…エル・トポはフリークスたちの暮らす洞窟で目を覚ます。そこでは、エル・トポは彼等の救世主と崇められていた。エル・トポは、フリークスたちを自由にする事に新しい人生の意義を見いだし、再び、現世へと足を踏み入れて行く…。


センチネル(1977年)

センチネル(原題:THE SENTINEL)は、1977年のアメリカ合衆国のオカルト映画。クライマックスで大挙登場する悪魔軍団の描写において、地獄の住人役として本物のフリークスを登場させた。本物のフリークスが善人ではなく、不気味な悪魔役であるという配役の悪趣味・悪意と倫理観の欠如も問題視された。
【ストーリー】
舞台はニューヨーク。ファッション・モデルの主人公は、越して来た古風なアパートの最上階に、いつも窓の外を眺めている盲目の神父がいる事を知る。彼女は住人たちに歓迎パーティを開いてもらったりするが、実は、そこには彼女と神父以外誰も住んでいなかった。そして、ある夜、3週間前に死んだ父親の姿を目撃してから彼女の周囲で次々と奇怪な事が起こり始める……。
その他の理由で物議をかもした問題作
意志の勝利(1935年)

『意志の勝利』(ドイツ語: Triumph des Willens)は、1934年にレニ・リーフェンシュタール監督によって製作された記録映画。同年に行われた国家社会主義ドイツ労働者党(NSDAP, ナチ党)の第6回全国党大会の様子が記録されている。1934年9月4日から1週間にわたり、ドイツ・バイエルン州の都市・ニュルンベルグで行われたナチスの党大会を収めたドキュメンタリー。プロパガンダ映画として製作されながらも、その整然たる映像美は見る者を圧倒する。ナチス・ドイツ政権下で製作された『意思の勝利』は、20世紀史上最大の問題作として、長らく封印され続けてきた映画。映画史上最大の問題作。
1934年9月4日から1週間にわたり、ドイツ・バイエルン州の都市ニュルンベルクにおいて“意志の勝利”と題されたナチス・ドイツの大規模な党大会が行われた。その模様を記録したフィルムが1935年公開の長編映画『意志の勝利』。本作は前年に政権を獲得したナチ党の偉大なる力を全国民に示し、新首相アドルフ・ヒトラーのカリスマ性を広く知らしめ、国威発揚を促すためのプロパガンダ映画として製作された。
JFK(1991年)
『JFK』は1991年のアメリカ映画。ケネディ大統領暗殺事件の捜査に執念を燃やす地方検事ジム・ギャリソン(ケビン・コスナー)を中心に描いた現代史ミステリー。大統領暗殺をめぐる唯一の訴訟であるクレイ・ショー裁判にいたる捜査を題材として描いている。アメリカ現代史上の一大事件で今なお謎の残るジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件を、新たな調査資料をもとに検証したドラマ。
歴史を歪曲している可能性があるとして物議をかもした。この映画は、いくつかの陰謀説の書籍をミックスして脚本を構成しているが、これに関しては、不確かな情報と、誇張・拡大解釈の為、反証も存在する。
ユナイテッド93(2006年)
『ユナイテッド93』(United 93)は、2006年のアメリカ映画。2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロでハイジャックされた4機のうち、唯一目標に達しなかったユナイテッド航空93便の離陸から墜落までの機内の様子や、地上の航空関係者たちのやりとりを描いた映画である。
同時多発テロ問題。2001年9月11日の全米同時多発テロの混乱を、全米中の飛行機を監視する管制センターや米軍基地、そして、ハイジャックされた4機の内ただ1機だけ目的地に届かず、ペンシルバニア州に墜落したユナイテッド93便の内側から描く問題作。9.11同時テロでハイジャックされた4機のうち1機の顛末を描いた衝撃のサスペンスドラマ。過去の映画史を振り返っても、これほどの緊迫感を出した作品は少ないだろう。観ているこちらもハイジャックされた機内を体験している気分になってしまうのだ。
『マグダレンの祈り』
『マグダレンの祈り』(原題: The Magdalene Sisters)は、ピーター・マラン監督・脚本で2002年に制作されたアイルランド・イギリス合作映画である。マグダレン修道院は厳格なシスター・ブリジット(ジェラルディン・マクイーワン)に支配された、刑務所以上に過酷で自由のない世界。アイルランド国内でも最大で10箇所点在していたと云うカトリック系修道院での内幕を暴く問題作。
1964年、アイルランドにある性的に墜落した女性を矯正する施設マグダレン修道院を舞台に、同日に収容された3人の少女達が過酷な労働を耐えぬき生活していく姿を描いた作品。
関連項目・関連キーワード
- ホラー映画のサブジャンル
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- 人喰い「カニバリズム映画」(食人映画)年代記