様々な理由によって打ち切りになったテレビ番組をまとめた一覧。不祥事により放送打ち切り、視聴率低迷による打ち切り、風評被害/とばっちりによる打ち切り、番組制作側の都合による打ち切り、出演者の都合による打ち切り、番組のスポンサーの都合(降板・廃業)による打ち切りなど。

不祥事により放送打ち切りとなったテレビ番組

番組の製作過程において発生した事件、犯罪行為、ヤラセや捏造の発覚、出演者の逮捕、収録中の事故などの反社会的行為・不祥事が「打ち切り」の直接の原因となっているテレビ番組をまとめた一覧。

あ行

愛する二人別れる二人
『愛する二人別れる二人』(あいするふたり わかれるふたり)は、1998年10月19日から1999年11月8日までフジテレビで月曜日19:00に放送されたヒューマンバラエティー番組である。司会はみのもんたと美川憲一。

放送開始当初から不自然な演出が指摘されていたが、実際にはフジテレビは番組制作を下請けのジャパンプロデュースに一任していた。企画時に複数の局編成部員が反対する建白書を提出したが、編成部副部長の大多亮が反対意見を黙殺する形で押し切って番組を任せていた。

また、本番組に出演した一般女性がのちに自殺し発見された女性の遺書に本番組で「やらせ」が行われていたことが書き残されていたことにより、やらせの事実が発覚する。さらに警察の捜査の過程で番組制作の腐敗が明らかとなり社会問題となった(自殺した女性は、夫婦との設定で番組に出演したが、実際は未婚だった)。

放送当時の関東地区のスポンサーだったマツモトキヨシ、P&G、アース製薬(関東地区以外でも一部系列局で番組スポンサーを務めた)らがこの事態を受けて「打ち切らなければ番組スポンサーを降板する」と表明した。フジテレビ内部からも「視聴率を得られても、番組の内容自体にあまりにも問題がありすぎる」という声が上がったことから番組の打ち切りが決定した。

引用元: ウィキペディア(Wikipedia)『愛する二人別れる二人』の「やらせ発覚と番組の終了」

アフタヌーンショー
『アフタヌーンショー』は、1965年4月5日から1985年10月18日まで20年半の間放送された、テレビ朝日製作の昼のワイドショー番組。やらせで打ち切られた番組の代表格。ディレクターが暴走族にリンチを依頼したとされる「やらせリンチ事件」の発覚が引き金になり、テレビ朝日は視聴率がキー局4位に転落したことから、「振り向けばテレビ東京」と揶揄された。

1985年8月3日の夜、東京都福生市内の多摩川河川敷で暴走族構成員ら約70人がバーベキューパーティーをしていたところ、参加していた「女番長」2人が「ヤキを入れる」として女子中学生5人にリンチを加えたという映像の一部始終を同年8月20日に「激写!中学女番長!!セックスリンチ全告白」というテーマで放送した。

番組を元に警視庁少年二課と福生署が捜査を行い、同年10月8日までに、暴行した無職の女2人(16、17、当時)を暴力行為容疑で、暴行を指示した石工の男(30、当時)を暴力行為教唆容疑でそれぞれ逮捕した。参加者の証言からテレビ局の関与も疑われたが、テレビ朝日広報部長は、映像はパーティーの情報を得て遠方から隠し撮りしたものとして、「やらせ」を否定していた。しかしテレビ朝日第一制作局に勤務するディレクターの男(33、当時)の指示でリンチが行われていたとして、ディレクターに対し暴力行為教唆容疑で逮捕状が出された。11日には、元暴走族の無職の男(28、当時)が暴力行為教唆容疑での逮捕者に加わった。ディレクターは無職の男に対して「リンチショーを撮影したい」と持ちかけ、無職の男はディレクターに石工を紹介し、石工は、酔った参加者による喧嘩が起きるとして、毎年の恒例行事だったバーベキューパーティーをディレクターに伝えていた。

ディレクターは撮影時にも現場で指示を出しており、無職の女に更なる暴力をけしかけていた。撮影後は石工に対し、ディレクターから14万円の謝礼が渡されていた。なおリンチを受けた5人は事情を知らされていなかった。

14日の放送では、社長の田代喜久雄が視聴者に向けて謝罪を行い、「テレビ取材の在り方 – 暴力事件放送の反省」と題して田代、藤原弘達、田原総一朗らがコマーシャル抜きで討論を行った。同日午後に取締役の奈良井仁一が記者会見を行い、リンチがやらせであると認めた。同日に福生市議会はテレビ朝日への抗議書を全会一致で可決している。この後多くのスポンサー企業がイメージ悪化を懸念し、番組への提供を見合わせている。

15日には、リンチを受けた中学生の母親の1人が9月23日に福生署へ告訴状を提出した日の夜、青梅線の踏切から電車に飛び込んで即死していた事が判明した。「死にます」というメモが残されていた事から自殺と断定されたが、家庭内でも悩んでおり、動機は不明とされた。

16日の放送では、司会の川崎が番組中に降板を表明。レポーターのばばこういちも同調した。同日にディレクターは逮捕され、テレビ朝日から懲戒解雇された。番組制作を巡って担当ディレクターが逮捕されるのは、これが初めての事とされる。併せてテレビ朝日では社長を6ヶ月、奈良井を3ヶ月、他の常勤取締役全員を1ヶ月の減給処分とした。

アフタヌーンショーは打ち切りが決まり、18日に最終回が放送された。

引用元: ウィキペディア(Wikipedia)『アフタヌーンショー』の「やらせリンチ事件」について

イチハチ
『イチハチ』は、2009年10月28日から2011年3月30日まで、TBS系列で放送されていた毎日放送(MBS)制作のトークバラエティ番組である。毎回、日本国民の中でもかなり特殊な事情や条件(「16歳未満で出産した母」「独身イケメン大金持ちな男性」など)をテーマに設定。そのテーマに当てはまる人々から、強烈な個性・経験・関係を持つ8人(8組)を「1億分の8(イチハチ)」としてスタジオに招く。

2011年1月12日の「お坊ちゃまお嬢様芸能人No.1 決定戦」では、イチハチとして出演した女性実業家(夏波 夕日)を、「アメリカ・ニューヨークに23軒の自宅を所有する資産家」として紹介。女性タレントの自宅として紹介した米ニューヨークのマンションが他人名義だった――という虚偽放送疑惑が発覚。いずれも、放送倫理・番組向上機構の放送倫理検証委員会で審議入りしている。その後、番組は2011年3月で打ち切りに。毎日放送広報部は「通常の番組改編の一環」としている。

ウォンテッド!!
『ウォンテッド!!』は、1998年4月17日から1999年3月12日までフジテレビ系列(UMKを除く)で毎週金曜20:00 – 20:54に放送されていた情報バラエティ番組である。1999年1月29日放送回で看護婦が意識のない患者を暴行する場面を放映し、視聴者から悪いイメージを作りあげたことに抗議が殺到。日本看護協会も抗議があった。その後2月12日放送分において番組の冒頭でお詫びを放送。そのことを受け、筆頭スポンサーのライオンは番組開始すぐの「カウキャッチャー」とジャンクション明けの「ヒッチハイク」に(最終回まで)。また一部のスポンサーも提供クレジットを自粛(最終回のときに提供クレジットを解禁)する事態に発展した。それを受けた結果、制作のフジテレビは2月27日に今春を持って番組を打ち切りを発表した。
ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!
『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!』は、フジテレビ系列で1990年10月13日から1993年6月26日まで放送されたお笑いバラエティ番組である。死亡事故による打ち切りという不本意な幕切れとなった。番組中のゲームでゲスト出演した香港のロックバンド「BEYOND」のリーダーである「黄家駒」(ウォン・カークイ)が収録中に事故死したため打ち切られた、「不祥事打ち切り系」では最悪のケース。

1993年6月24日未明、フジテレビ第4スタジオで人気コーナー「やるやらクエストII」の収録中、ゲストとして参加していた香港のロックバンドBEYONDのメンバー黄家駒がセットから足を滑らせて転落して頭部を強打し、重体(急性硬膜下出血、頭蓋骨骨折、脳挫傷)となって東京女子医科大学病院に搬送される事故が発生した。この事故では内村光良も転落しており、全治2週間の打撲傷を負った。スタジオには狭いゴンドラのようなセットが約3メートルの高さに釣り上げられ、当時現場にいた関係者によればそのセットは水浸しになっていたといい、セットの下に緩衝材を設置するなどの安全対策は何らとられていなかったという。

教えて!ウルトラ実験隊
『教えて!ウルトラ実験隊』(おしえて ウルトラじっけんたい)は、テレビ東京他で放送されていた情報バラエティ番組である。視聴率的には振るわず、また捏造事件があったことから、番組は4か月で打ち切られた。

番組は花粉症対策を特集した2005年1月25日放送分で、千葉大学で臨床実験中の最新治療法「舌下減感作療法」を取り上げたが、放送内容に事実の歪曲があったことが千葉大学からの抗議によって発覚。そして、番組の打ち切りと局幹部ら4人の処分を発表した。打ち切りから1か月半後の3月23日、テレビ東京はこの件で総務省から厳重注意を受けた。

か行

筋肉番付
筋肉番付は、1995年7月8日(7日深夜)から2002年5月4日までテレビ山口以外の系列局で放送。出演者が負傷する事故が発生したため打ち切られた。
芸能★BANG+
『芸能★BANG+』(げいのうバンプラス)は、日本テレビ系列で2011年10月17日から2012年7月17日まで放送されたバラエティ番組である。各界の芸能事情ツウ(=芸能番)が集結し、芸能界のゴシップネタで盛り上がる。2012年5月4日放送分の内容がBPO放送倫理検証委員会の審議対象となったことを受け、7月17日放送分をもって打ち切られた。

2012年5月4日19:00 – 20:54には特別番組『緊急放送!芸能BANGゴールデン離婚占い借金…ニュースの主役vs最強記者軍団』が放送された。この特番では放送当時芸能ニュースで話題となっていたオセロ・中島の同居占い師による洗脳騒動が取り上げられた。

新聞のテレビ欄や番組公式サイトでは「オセロ中島騒動のあの占い師が登場」「騒動の占い師が謎の同居生活全貌激白」と予告があり、番組中にも「オセロ中島騒動の 同居占い師 まもなくスタジオに登場」「このあとオセロ中島騒動の占い師がスタジオに!」等のテロップが繰り返し表示されたが結局、番組開始から45分後に実際に出演したのは騒動の占い師との同居経験がある別の占い師であり、問題の占い師本人は登場せずに番組が終了してしまった。日本テレビや放送倫理・番組向上機構(BPO)に視聴者からの多数の抗議が寄せられた。これを受けて番組公式サイトで「一部誤解を招きかねない表現があったことをお詫びいたします」とのお詫びを掲載した。

同年6月25日には日本テレビの大久保好男社長が定例会見において、この番組の演出が過剰だったと認める発言を行い、制作現場に手法を見直すように求めたと明らかにした。

BPOの放送倫理検証委員会は7月13日、特番の放送内容は「視聴者の信頼という放送倫理の根本を裏切った放送だった」として、審議対象とすることを決定した。この事態を受けて、日本テレビは同年7月14日までに同年7月17日の放送をもって急遽打ち切りとした。なお、最終回の放送においては出演者による番組終了のあいさつは一切無いうえ、エンディングのテロップでの終了の告知もなかった。

引用元: ウィキペディア(Wikipedia)『芸能★BANG+』の「突然の番組終了」

恋神アプリ
恋神アプリ(こいかみあぷり)は、フジテレビ系列で2017年10月17日より11月21日までブレイクマンデー24後半枠に放送されていた恋愛バラエティ番組で、同番組で使用されているアプリケーションソフトウェア名。番組名と同名のアプリケーションをスマートフォンにダウンロードした男女の出演者が一緒にデートをするという番組。2017年11月26日に、同月21日放送分で、ロケ先のパラオ共和国で当時20歳の出演者の女性が飲酒するシーン(同国では、21歳未満の飲酒は禁止されている)が含まれていたとして、今後の放送および配信を中止し、番組の打ち切りを発表した。(21日の放送ではパラオ編がスタートし、モデル(27)と女優(20)が登場。プールの中で2人がシャンパンを飲んだ。)

さ行

素敵にドキュメント「いつみの情報案内人」
素敵にドキュメント(すてきにドキュメント)は、1987年10月23日から1992年9月25日まで、テレビ朝日系列局で放送された朝日放送(ABCテレビ)制作のドキュメンタリー番組である。1992年9月に同年7月17日放送分の女性の性行動をテーマにした回のナンパ行為を取り上げた映像でやらせ行為(登場した女性が無名のタレント)が発覚し、逸見政孝が激怒。「テレビマン、特にドキュメント番組の制作者が最もやっていけない事をやったのは失格です。私自身一人の放送人として我慢できません。タイトルに『いつみの情報案内人』と私の名前がついている以上、私の知らない所で行われた行為とは言え視聴者に対する責任を負わなければなりません」と謝罪して番組を降板すると共に番組も消滅した。

逸見政孝氏 番組やらせ発覚で、憤怒の番組降板記者会見
3B juniorの星くず商事
3B juniorの星くず商事(スリービージュニアのほしくずしょうじ)は、BS朝日にて2015年1月25日・2月1日(いずれも日曜日)の 3:00 – 3:30(土曜日深夜。JST)に放送されていた3B juniorの初冠番組である。2015年1月28日の番組収録中に事故が発生したため、2月8日以降の放送は休止となり、以降の放送は未定であったが、放送を再開することなく終了した。

メンバーにパーティ用ヘリウム(5000cc缶、ヘリウム80%、酸素20%)を吸わせる企画で、一気に大量吸引してしまったメンバー(当時12歳、氏名は報道されず)が昏倒して搬送されるという事故が発生。そのまま打ち切りとなった。このメンバーは脳空気塞栓症と診断され一時入院。退院後は芸能界に復帰した。

た行

超近未来遭遇!! どーなるスコープ
『超近未来遭遇!! どーなるスコープ』(ちょうきんみらいそうぐう どーなるスコープ)は、1992年4月から同年12月まで読売テレビと広島テレビの2局で放送されていた読売テレビ製作の情報バラエティ番組。

1992年11月8日放送分の「出張アンケート・看護婦さん大会」でやらせ行為が後に発覚し、番組は同年12月をもって打ち切られた。この企画は、女性看護婦たちを呼んで座談会を行うという体で進められていたが、実際には現場で働く看護婦ではなく、看護学生やアルバイトなどの「替え玉」を出演させていた。

な行

二重マル健康テレビ
『二重マル健康テレビ』(にじゅうまるけんこうテレビ)は、日本全国の地方民放テレビ局で放送していたアサヒ緑健企画・制作・提供の健康情報テレビ番組。本番組は健康番組に名を借りた『緑効青汁』のテレビショッピングであり、販売元のアサヒ緑健はこうしたやり方で売り上げを伸ばし、2000年には年商60億円となるなど業績を伸ばした。2001年春を最後に、薬事法違反の恐れで打ち切りとなった。2001年4月、厚生労働省が、放送内容が『薬事法に違反しているおそれがある』として、同社に番組の放送を中止するよう通告した。
年中夢中コンビニ宴ス
『年中夢中!コンビニ宴ス』(ねんじゅうむちゅう コンビニえんス)は、2000年10月14日から2001年3月17日まで、テレビ朝日系列で毎週土曜日18時58分 – 20時00分(日本標準時)に放送されたみのもんた司会のバラエティ番組である。2001年2月にコンビニの人気商品ランキングを紹介するコーナーで、伊藤園のウーロン茶を紹介した際、本番組のスポンサー企業の一社であり、伊藤園とは一部の商品が競合する日本コカ・コーラからの抗議を受け、この騒動が一因となり2001年3月17日をもって放送を終了した。

は行

発掘!あるある大事典
『発掘!あるある大事典』は、1996年(平成8年)10月27日から2004年(平成16年)3月28日までフジテレビ系列局で毎週日曜 21:00 – 21:54 (日本標準時)に放送されていたテレビ番組。特に健康・からだ・食に関するテーマが多かった。番組内容の信憑性については疑問を呈する意見が少なくない。関西テレビの看板番組として人気を集めたが、データ捏造問題の発覚によって急遽打ち切りが決定した。

2007年(平成19年)1月7日放送の、納豆によるダイエット効果を取り上げた第140回「食べてヤセる!!!食材Xの新事実」の放送後、全国各地の小売業店の店頭で納豆が売り切れ、納豆の入荷時期も全くの未定といった大騒動となってしまった。

この余りにも不自然過ぎる現象に注目した、週刊朝日が独自で取材を開始したところ、捏造とみられる個所が続出したため1月26日号で「納豆ダイエットは本当に効くの?」という記事を掲載、関西テレビに質問状を送ったところ、関西テレビは2007年(平成19年)1月20日に社内調査の結果として、実際には血液検査を行っていないにもかかわらず虚偽のデータを放映したと発表、合わせて翌日21日の放送を中止することも発表し、関西テレビ社長千草宗一郎らが謝罪した。

記者会見後、番組の根拠となるコメントを寄せた、昭和女子大学の中津川研一教授は「捏造データの裏付けに自分の話が利用され驚いている」などと関西テレビに抗議したとされる 。中津川は花王の公式サイトでも紹介された食用油「エコナ」に関わる研究者でもある。

引用元: ウィキペディア(Wikipedia)『発掘!あるある大事典』

ぴーかんテレビ
「セシウムさん騒動」(セシウムさんそうどう)は、2011年(平成23年)8月4日に東海テレビのローカルワイド番組「ぴーかんテレビ」(中京広域圏に平日9:55 – 11:30に生放送)において発生した放送事故。2011年3月11日に発生した東日本大震災での、福島第一原子力発電所の事故が起き、国内外で放射性物質の影響が心配される中で、本番組の放送中に突然「怪しいお米セシウムさん」という不謹慎で不適切なテロップが表示された。番組はローカル局であったが放送事故は全国に知れ渡り、翌日から番組は休止、そして打ち切りとなった。

東海テレビ番組中に不謹慎なテロップ表示「怪しいお米セシウムさん」

2011年8月4日(木曜日)放送「別冊!ぴーかんテレビ」内の「しあわせ通販」のコーナーで、秋田県産稲庭うどんのテレビショッピングを放送している途中、画面がコーナーとは無関係の「岩手県産のお米・ひとめぼれ3名プレゼント」の当選者発表画面に切り替わり、その当選者の名前に「怪しいお米 セシウムさん、怪しいお米 セシウムさん、汚染されたお米 セシウムさん」(本来「怪しいお米」「汚染されたお米」の部分には当選者の住所(市町村名)、「セシウムさん」には当選者氏名を入れる)を掲げるという不適切な内容の映像(電子フリップ)が23秒間(11:03:35 – 11:03:58、JST)にわたって表示される放送事故が発生した(画面のみが切り替わり、音声・ナレーションはうどんの紹介のままだった)。

引用元: ウィキペディア(Wikipedia)「セシウムさん騒動」

フットボール汗
フットボール汗(フットボールあせ)は、テレビ大阪で2004年4月から2005年3月まで、毎週水曜日の24時09分 – 24時50分に放送されていた深夜バラエティ番組。

「のんちゃんの100人とキス」というコーナーの2004年12月11日名古屋市内のロケで岩尾望がキスを迫った女性に、番組スタッフが後日オンエア確認を行った際、その女性の彼氏を名乗る人物が激怒し抗議したことをきっかけに、放送は打ち切りとなった(さらに相手女性はBPOに抗議し、テレビ大阪はBPOから人権侵害を指摘された)。

ほこ×たて
『ほこ×たて』(ほこたて)は、フジテレビ系列で2011年1月17日から同年9月19日まで毎週月曜日 23:00 – 23:30(JST)に放送されて、その後、ゴールデンタイム・プライムタイムに昇格して、2011年10月16日から2013年10月20日まで毎週日曜日 19:00 – 19:58(JST)に放送されていたバラエティ番組。矛と盾に関する故事『矛盾』にちなみ、相反する「絶対に○○なもの」同士を戦わせて決着をつけて白黒はっきりさせるというバラエティ番組。やらせ発覚により2013年10月20日をもって放送が打ち切られた。

2013年10月20日に放送された2時間スペシャルでの対決『スナイパー軍団vsラジコン軍団』に出演したラジコンメーカー「ヨコモ」の広坂正美が、放送された対決は編集によって捏造されたものであり、実際の対決とはかけ離れた内容であると告発。会社のウェブサイトにも掲載された。また、過去の出演でも2011年10月16日に放送されたVS ラジコンカーの『第1戦 – どんな獲物も捕まえる鷹』では、鷹が逃げないようにゆっくり走ってほしいとの要求が、2012年10月21日に放送されたVS ラジコンカーの『第2戦 – どんな獲物も捕まえる猿軍団』では、ラジコンカーと猿(日光猿軍団所属)の首を釣り糸で繋いで引っ張ることで、ラジコンカーを追いかけているように見せる細工をしていた。

これを受け、2013年10月24日にフジテレビ側は、収録の順番や対戦の運営方法について、不適切と思われる演出が確認されたとして、同年10月27日から当面の間放送を中止することを発表した。

引用元: ウィキペディア(Wikipedia)『ほこ×たて』

ま行

松井誠と井田國彦の名古屋見世舞
『松井誠と井田國彦の名古屋見世舞』(まついまことといだくにひこのなごやみよまい)は、2009年1月8日から同年1月29日までテレビ愛知で放送されていたトーク番組である。番組制作会社が起こした不祥事により、わずか4回の放送で打ち切りに追いやられた。

放送第2回の企画「美穂の美人伝」の収録中にやらせが行われていたことが視聴者からの問い合わせにより発覚した。番組制作陣はメイク担当の女性スタッフ2人に通行人を装うよう指示した。時間が押し迫っていたがゆえの窮策だったが、その回に出演した「通行人」2人の名前とスタッフロールに表示されるスタッフの名前とが一致した状態で放送されたため、このやらせは発覚することになった。

みごろ!たべごろ!デンセンマン
『みごろ!たべごろ!ナントカカントカ』は、2003年4月13日から同年9月28日までテレビ朝日で放送されていたバラエティ番組である。2003年10月5日からリニューアルとして『みごろ!たべごろ!デンセンマン』と改題し、出演者と内容を一新した。

2003年10月下旬に番組公式サイトへ「番組を応援してくれる方を募集!!ビデ○リサーチの視聴率を取る機械を持っている人!大歓迎」を書いたため、テレビ朝日より「不適切である」としてページ削除を命じられ、のちに番組も打ち切りとなった。同年11月2日放送分の最後には「この番組は都合により本日で終了します」とテロップが流れ、これが事実上の最終回となった。5回の短命に終わったその後は、当面通販番組に差し替えられた。

ら行

ラジオ名人寄席
『ラジオ名人寄席』(ラジオめいじんよせ)は、NHKラジオ第1放送で 1996年4月から2008年3月まで(放送曜日、放送時間は、番組編成により幾度か変更あり)、玉置宏を番組席亭(番組進行役)とし、放送されていた演芸番組である。

2008年3月に番組で放送した落語に権利関係者の使用許可を得ていない音源が含まれていたことが判明し、その責任をとって玉置が降板を申し出て、番組は打ち切り。12年の歴史に幕を降ろした。

視聴率低迷による打ち切り

人気低迷による打ち切り。最も多いパターン。視聴率、番組スポンサーの商品売上などの低迷により打ち切りが判断される場合が多い。

宇宙戦艦ヤマト(1974)
『宇宙戦艦ヤマト』(うちゅうせんかんヤマト)は、1974年に讀賣テレビ放送・日本テレビ放送網で放送されたテレビアニメ。「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」の第1作目。当初は同時間帯に放送されていた『アルプスの少女ハイジ』『フランダースの犬』(フジテレビ)、『猿の軍団』(TBS)などの影響もあって視聴率が低迷。本来の予定回数から短縮された。打ち切りアニメの代表格であり、日本アニメの代表格でもある。
機動戦士ガンダム(1979~1980)
『機動戦士ガンダム』(きどうせんしガンダム)は、日本サンライズ制作の日本のロボットアニメ。テレビシリーズアニメとして1979年から名古屋テレビほかで放映された。打ち切りアニメの代表格。そして日本アニメの代表格でもある。ガンダムはリアルロボットアニメの金字塔となり、アニメ業界や日本の文化に新風を吹き込む結果になった。

視聴率低迷のため、スポンサーの要望によって量産型の他にいわゆる「やられメカ」を毎回出すことになり、試作機が投入されたという設定で グフやドムなどの新MSやモビルアーマーが登場したが視聴率は好転しなかった。

視聴率低迷は関連商品の不振につながり、スポンサーから「シャアという陰気なキャラクターがいけない」と指摘され作中でシャアを左遷したが、今度は「何でシャアが出ないのだ」という抗議の手紙が殺到した。こうした手紙は中高生のファンからであり、サンライズ側の当初の狙い通り、本作には中学生以上のファンがついていた。名古屋テレビの関岡渉によると左遷どころか殺す予定だったのをスタッフを説得して取りやめになったとある。

その後もテコ入れが試みられたが、視聴率も売り上げも挽回できず全52話の予定が全43話に短縮される形の打ち切りとなった。

引用元: ウィキペディア(Wikipedia)『機動戦士ガンダム』

風評被害/とばっちりによる打ち切り

番組自体に罪はなくとも、実際の事件と結び付けられる、あるいは別の問題とこじつけられて非難の対象にされることで、番組を打ち切りせざるを得ないこともありうる。大きな自然災害や「神戸連続児童殺傷事件」のような猟奇殺人鬼による凄惨な事件などが起きた時に、事件内容を想起させる残酷描写(人体破壊描写)が多用されている作品やテーマ設定的に問題視されそうな作品は、自主規制をして、該当するシーンを削除したり、封印したりすることが多い。

テレビ時代劇『必殺仕置人』
必殺仕置人殺人事件(ひっさつしおきにん さつじんじけん)は、1973年に起きた殺人事件である。事件の加害者が犯行時にテレビ時代劇『必殺仕置人』を視聴しており、その番組名を付して事件が報道されたため、同作品および必殺シリーズが影響を受けた。
超人バロム・1(1972)
『超人バロム・1』(ちょうじんバロムワン)は、さいとう・たかをによる漫画作品『バロム・1』を原作にした特撮テレビドラマ。1972年(昭和47年)4月2日から同年11月26日まで、日本テレビ系で毎週日曜19:30 – 20:00(JST) に全35話が放送された。番組が全35話という比較的短期間で終わったのは、ドルゲ事件の影響だと言われている。

放送開始から4ヶ月が過ぎた1972年8月25日、朝日新聞社が「『”魔人ドルゲ”は僕じゃない』『友だちがいじめる』『同姓の坊や 仮処分申請』『偶然の一致、変更ムリ』」などの見出しで、「神戸市に在住していたドルゲ姓の音楽大学教授のドイツ人が、魔人ドルゲがもとで息子がいじめられると放送局に抗議し、名称使用差し止めの仮処分申請をした」と報道し、社会問題となった。1972年9月26日には「『悪玉ドルゲ、童心に降参』『11月で姿消します』『読売テレビが和解 君の言い分通る』『生き生きとした顔で学校へ』」などの見出しで、弁護士を通じ和解が成立したと報道した。

引用元: ウィキペディア(Wikipedia)『超人バロム・1』

エコエコアザラク(1997)
『エコエコアザラク』 は、古賀新一による日本のホラー漫画作品。また、これを原作としたテレビドラマ、映画も繰り返し製作された。黒魔術を駆使する若い魔女・黒井ミサ(くろいミサ)を主人公とし、ミサに関わる奇怪な事件、人々の心の闇を描く。テレビ東京での放送中に「神戸連続児童殺傷事件」(「酒鬼薔薇聖斗事件」とも呼ばれる)が発生し、影響を考慮してか、全26話のうち18話時点で打ち切りとなってしまった。

テレビドラマ「エコエコアザラク」(テレビ東京)の佐伯日菜子演じる黒井ミサは最高のハマリ役と言われ、視聴率は深夜2時の放送としては異例の高視聴率を記録した。全26話。テレビ東京版は神戸連続児童殺傷事件の影響により18話で打ち切りとなったが、事件の犯人逮捕後に放送が開始されたテレビ大阪と地方局で番販された際は最終話まで放送された(実質裏送り放送に近い構成)。

School Days(2007)
School Daysの最終回には、主人公が惨殺されるなど凄惨な殺人シーンが含まれていた。到底、「京田辺警察官殺害事件」の影響下にある当時の状況では放送することは無理であり、自粛は妥当であった。
School Daysの最終回には、主人公が惨殺されるなど凄惨な殺人シーンが含まれていた。到底、「京田辺警察官殺害事件」の影響下にある当時の状況では放送することは無理であり、自粛は妥当であった。

『School Days』(スクールデイズ)は、オーバーフローの同名のアダルトゲームを原作とした日本のTVアニメ。主人公とメインヒロイン2人を中心にした三角関係とその末路が描かれた内容となっている。最終話(第12話)は公式な発表こそ行われなかったものの、最速局のtvkでの放送日である2007年9月18日深夜(9月19日未明)の前日に当たる9月18日未明に発生した「京田辺警察官殺害事件」の影響により地上波の全局で放送が休止され、そのまま実質上の打ち切りとなった。

ひぐらしのなく頃に解(2007)
テレビアニメ第2期『ひぐらしのなく頃に解』は、テレビアニメ第1期『ひぐらしのなく頃に』の好評を受け、2006年にアニメ第2期の制作が決定。2007年7月から同年12月まで2クール放送された。本作では当初6つの放送局が本作を放送していたが、「京田辺警察官殺害事件」の影響により数局が放送を打ち切る事態が発生した。

京田辺警察官殺害事件(きょうたなべ けいさつかんさつがいじけん)は、2007年9月18日に京都府京田辺市で、当時16歳の少女が警察官(京都府警南警察署勤務)である父親を殺害した事件。

2007年9月18日午前4時頃、少女は自宅2階の寝室で寝ていた父親の首を手斧(刃渡り11cm、柄約30cm)で切りつけて失血死させた。午前4時40分頃、少女の母親が「父親が首を切って自殺した」と119番通報。消防からの連絡で田辺署員が駆け付けたところ、2階の寝室のベッドで血塗れで死亡していることが確認された。1階キッチンに手斧が落ちており、側にいた少女の服に返り血が付いていたため、署員が事情を聞いたところ犯行を認めたため、殺人容疑で緊急逮捕した。

少女は犯行の5日前に自宅近くのホームセンターで手斧を購入していた。少女は動機について「父親の女性関係に数年前から疑問を抱いていた。ギロチンにしようと思った」と府警の調べに供述したとされる。

東海テレビ、チバテレビなどで放送されていたアニメ『ひぐらしのなく頃に解』や、独立UHF局などで放送されていたアニメ『School Days』が本事件を想起させるとの理由で、数局で放送が打ち切られた。

引用元: ウィキペディア(Wikipedia)「京田辺警察官殺害事件」

「PSYCHO-PASS サイコパス 新編集版」第4話が放送中止
「PSYCHO-PASS サイコパス 新編集版」第4話は、真犯人の女子高生が同級生を殺害するという設定であるが、これは佐世保女子高生殺害事件と同一であり、かなり猟奇的で残酷な見立て殺人のような死体アートが最大の見せ場になっているため、倫理的・道徳的に攻められるのは必至であり放送自粛となるのはしかたがない。
「PSYCHO-PASS サイコパス 新編集版」第4話は、真犯人の女子高生が同級生を殺害するという設定であるが、これは佐世保女子高生殺害事件と同一の構図であり、かなり猟奇的で残酷な見立て殺人のような死体アートが最大の見せ場になっているため、倫理的・道徳的にも問題視され猛烈に攻められるのは必至なので、放送自粛という判断は適切だった。

『PSYCHO-PASS サイコパス』は、Production I.G制作による日本のオリジナルテレビアニメ作品、および、これを原作としたメディアミックス作品。2012年10月から2013年3月にかけてテレビアニメ第1期が放送されたのを皮切りに、2014年7月から9月に第1期の新編集版、同年10月から12月に第2期『PSYCHO-PASS サイコパス 2』が放送され、2019年10月からは第3期『PSYCHO-PASS サイコパス 3』が放送予定。

2014年7月より放送された『PSYCHO-PASS サイコパス 新編集版』は、第1期全22話を全11話(1話あたりおおむね本来の2話分)にまとめ、新しいシーンを追加したもの。

2014年7月26日に発生した佐世保女子高生殺害事件の影響で、女子高生が同級生を殺害するという内容の「PSYCHO-PASS サイコパス 新編集版」第四話(本放送の第7~8話相当)が放送中止になった。ただし、2014年10月のニコニコ生放送での一挙放送では配信が行われた他、同月発売のBlu-ray BOXへも収録されているため、欠番扱いではない。

番組制作側の都合による打ち切り

ウルトラマン(1966~1967)
「ウルトラマン 空想特撮シリーズ」は、1966年(昭和41年)7月17日から1967年(昭和42年)4月9日の間にTBS系で毎週日曜日19:00-19:30に全39話が放送された特撮テレビ番組(カラー)。巨大な宇宙人を主人公とする大がかりな特撮中心のドラマは世界にも類例がないため、番組制作は苦難の連続だった。

第1話に先駆けて放映されたテレビ番組『ウルトラマン前夜祭 ウルトラマン誕生』のおかげで、なんとか無事に放映が始まったものの、スケジュールは次第に切迫し、特撮を2班編成にしても間に合わなくなってきた。円谷英二のダメ出しによる撮り直しだけでなく、スタジオと撮影機材のレンタル料も大きな負担になっていたという。

そのため、番組の続行を望むTBS側とこれ以上の続行は不可能とする円谷特技プロとの間で協議が重ねられ、「赤字はともかく、週1回の放送に間に合わないのが確実になった」(高野宏一他複数のスタッフによる証言)ために3クール39話の放送で一旦終了することが決定した。

引用元: ウィキペディア(Wikipedia)『ウルトラマン』

出演者の都合による打ち切り

太陽にほえろ!(1972~1986)
『太陽にほえろ!』(たいようにほえろ)は、1972年(昭和47年)7月21日から1986年(昭和61年)11月14日まで、日本テレビ系列で金曜日20時から1時間枠で放送された刑事ドラマである。全718回。“ボス”こと藤堂係長(石原裕次郎)を中心に、ニックネームで呼び合う東京都新宿区矢追町所在の警視庁七曲警察署(捜査第一課)捜査第一係の刑事たちの活躍を描いたテレビドラマ。日本の刑事ドラマの代表格とも称される作品。

メインだった石原裕次郎の体調が(1981年に倒れ番組出演を休んでいた時よりも)末期的状況になってきたため打ち切られた。石原裕次郎は86年にも再入院し、任務代行者として渡哲也が配された。のちに裕次郎から「健康な状態での復帰が望めない」として降板の申し出があり、番組の円満終了が確定。裕次郎は最終回に復帰し、番組のテーマともいえる「生命の尊さ」を訴え、作品を通しての主役として物語をしめくくった。

魔法少女ちゅうかなぱいぱい!(1989)
『魔法少女ちゅうかなぱいぱい!』は1989年1月15日から同年7月9日までフジテレビ系列で放送された特撮テレビ番組。不思議コメディシリーズの特撮作品だったが、主演女優がマネージャーと駆け落ち未遂事件を起こして降板、打ち切りになった。

主演の小沢なつきが撮影を放棄したため、番組は僅か半年で終了となり、後番組『魔法少女ちゅうかないぱねま!』が急遽制作されることになった。小沢なつきの降板については諸説あるものの、どれも憶測の域を脱しないものである。小沢は本作の降板と同時に、一旦は芸能界からも引退する(後に復帰)。後年小沢本人は深夜番組『ロンロバ!ハイティーンブギ』(TBS系)で降板理由について聞かれた際、「忙し過ぎてわけがわからなくなり、マネージャーと駆け落ちまがいのことを計画したが待ち合わせ場所に相手は来なかった」と話している。

「タクシードライバーの推理日誌」他「渡瀬恒彦」主演2時間サスペンスドラマシリーズ
『タクシードライバーの推理日誌』は、1992年5月から2016年3月までテレビ朝日系「土曜ワイド劇場」で放送されたテレビドラマシリーズ。全39回。主演は渡瀬恒彦。主演の渡瀬が2017年3月14日に死去したため、続編製作が不可能になったため、2016年放送の第39作で最後となった。

番組のスポンサーの都合(降板・廃業・経営悪化)による打ち切り

快傑ズバット(1977)
『快傑ズバット』は、1977年(昭和52年)2月2日から9月28日にかけて東京12チャンネルで水曜日19:30 – 20:00枠に全32話(本放映では3話分の再放送を追加)が放送された東映製作の特撮テレビドラマ。視聴率は良かったが、関連商品の売り上げ不振による打ち切り。

当時東京12チャンネルが製作に関わったアニメ・特撮作品の中でも高視聴率をマークしたのがこの『ズバット』であり、3月9日に放送した第6話では15.5%に達した。しかし、関連玩具が売れ行き不振のためスポンサーだったタカトクが降板したため、32話で打ち切りになった。

小さなスーパーマン ガンバロン(1977年) 無念にも最終回もなしの突然死的な強制打ち切り。
『小さなスーパーマン ガンバロン』第32話のラストで『また来週も見てね』と視聴者に約束したにもかかわらず、不本意な終わり方をせざるを得なかった。
『小さなスーパーマン ガンバロン』第32話のラストで『また来週も見てね』と視聴者に約束したにもかかわらず・・・無念にも次週の放送はなかった(最終回もなしの強制打ち切りエンド)。

『小さなスーパーマン ガンバロン』は、日本テレビ系列局ほかで放送されていた特撮テレビドラマである。メインスポンサーだった『ブルマァク』が倒産したため作品に使用できる資金が大幅に減少。番組継続が不可能となり、結局最終回もなしに打ち切られた。第32話ラストで『また来週も見てね』と視聴者に約束したにもかかわらず、不本意な終わり方をせざるを得なかった。

超攻速ガルビオン(1984)
『超攻速ガルビオン』は、1984年2月3日から同年6月29日まで毎週金曜日17:30 – 18:00の枠にてテレビ朝日で放送された、国際映画社製作のロボットアニメ。メインスポンサーのタカトクトイズが営業不振で倒産してしまい、代わりのスポンサーが見つからず打ち切り。

急遽決まった打ち切りだが、既に第22話の作業が進んでいたため大幅な手直しはできず、最後の30秒のみを止め絵とナレーションによる説明に差し替えて物語を無理矢理完結させるという苦肉の策で結末を迎える形となった。

FF:U ~ファイナルファンタジー:アンリミテッド~(2001~2002)
『FF:U 〜ファイナルファンタジー:アンリミテッド〜』は、GONZO制作の日本のテレビアニメシリーズ作品。テレビ東京系列で、2001年10月2日から2002年3月26日まで放送された。ファイナルファンタジー唯一の地上波アニメ作品であるとともに、あの悪名高き映画版『ファイナルファンタジー』の煽りで打ち切られた悲劇の作品として有名。当初は1年間全52話のテレビ放送の予定だったが、スポンサーであるスクウェアの業績悪化のため25話で打ち切られた。

原作者かつメインスポンサーであるスクウェア社が出資・制作し2001年7月11日にアメリカで劇場公開した映画『ファイナルファンタジー』が記録的な不入りで、興行面で大失敗となり約130億円もの特別損失を出した。これによりスクウェア社は財務面で窮地に陥る事態となり、当時手掛けていた映像事業からの撤退などを余儀なくされた。本作もスクウェア社が2002年3月放映分でスポンサーを降板したため打ち切りが決定、放送期間は半年(全25話)に短縮された。

引用元: ウィキペディア(Wikipedia)『FF:U 〜ファイナルファンタジー:アンリミテッド〜』

『宇宙戦士バルディオス』 打ち切りバッドエンドで有名な作品。
地球は水没、人類は滅亡するという、地球人側の「全面敗北」ともとれる衝撃的な場面で唐突に打ち切り終了。アニメ史に残る伝説のバッドエンド作品になった。
地球は水没、人類は滅亡するという、地球人側の「全面敗北」ともとれる衝撃的な場面(このままでは地球が滅びてしまうので続きが気になる所)で唐突に打ち切り終了。アニメ史に残る伝説のバッドエンド作品になった。視聴者の全員が唖然とした。

『宇宙戦士バルディオス』は、1980年6月30日から1981年1月25日まで東京12チャンネルで放送された、葦プロダクション・国際映画社製作のロボットアニメ。全39話を予定した作中では、やや高年齢の視聴者層を意識したハードなストーリーが展開されたが、作画面でのバラつきが多かったことからアニメ雑誌での誌面獲得もできなかった。また、たびたびの時間変更がされていた。

結局、スポンサー(野村トーイ)の経営悪化などでこれからクライマックスに入るという時に打ち切りが決定したが、広告代理店の尽力によって当初の予定より1か月放送期間が延長されている。その後放送順を調整し、敵の人工太陽作戦に対する判断ミスで地球は水没、人類滅亡が示唆されたシーンで「完」の文字が出て終了という、地球人側の全面敗北ともとれる衝撃の最終話となった。

『手塚治虫のドン・ドラキュラ』
『ドン・ドラキュラ』は、秋田書店『週刊少年チャンピオン』で連載されていた手塚治虫の漫画作品である。1982年には、これを原作とするテレビアニメ『手塚治虫のドン・ドラキュラ』(てづかおさむのドン・ドラキュラ)が放送された。

日本で最短で打ち切りになったアニメ番組と言われている。放送1年前から制作が開始され、脚本は第21話まで完成していたものの、担当広告代理店が倒産したためにスポンサーを集められず、テレビ局への電波料未払いによって東京では第4話で終了している。地方によっては完成していた第8話まで放送された。

その他の理由で打ち切りになったテレビ番組

『メルヘン・メドヘン』 作画崩壊が原因で一旦打ち切り。
『メルヘン・メドヘン』は、松智洋・StoryWorks・カントクによるメディアミックス作品。2018年1月よりAT-X・TOKYO MX・BS11にて放送された。

2018年3月、作画クオリティ改善のために第9話・第10話の放送が延期され、代わりに第1話・第2話が再放送された。これにより3月中に全12話を放送することが不可能となったため、2話を残して第10話終了時点で一旦放送を終了。第11話と第12話は当初12月の公開予定と報道されたが、その後再度延期され、2019年4月25日にAT-Xで放送された。9話の修正版の作画については、リテイクではなくリメイクであるとした。

(第9話)放送の際は大変ご迷惑をおかけ致しました。この話数は放送終了後に全カットを作り直しました(ごく一部の美術を除)。いわゆるリテイクではなく、完全なリメイクになります。

引用元: 『メルヘン・メドヘン』公式@maerchen_anime

『サイボーグクロちゃん』 制作会社側の倒産により打ち切り
『サイボーグクロちゃん』は、1997年9月号 – 2001年12月号まで月刊コミックボンボンにて連載された横内なおきによる日本の漫画作品。

当初は半年・全24話の予定だったものが、非常に高い人気のために1クールずつ延長され、最終的には7クール・第78話まで予定された。

2001年1月に制作会社のパブリック&ベーシックが、出資方式での予算集めが滞った事で倒産状態に陥り、それに伴って「スタジオボギー」も倒産した。そのため、制作が不可能になり、66話までの放送で未完に終わった。残りの12話分の放送枠はセレクションと題した再放送で埋められた。

『日テレ版ドラえもん』 突然の制作会社解散によりアニメの終了
日テレ版ドラえもんは、1973年(昭和48年)に日本テレビ系列で放送されていた『ドラえもん』初のアニメ化作品。製作会社は「日本テレビ動画」であった。

日本テレビ動画の実質的な経営者(社長と自称)だった新倉雅美が理由不明の失踪を遂げた。さらに前身である東京テレビ動画時代に製作していた作品の赤字が酷く、日本テレビ動画は負債の返済に追われていたが、『ドラえもん』がそこそこヒットしたおかげで清算が可能となり、会社経営に嫌気が差していた後継の経営陣が会社を解散させることを決断。そのため『日テレ版ドラえもん』は僅か半年でその生涯を終えることとなり、その直後に日本テレビ動画も解散となった。

引用元: ピクシブ百科事典「日テレ版ドラえもん」

関連項目・リンク

封印作品一覧