セカイ系は、アニメ・漫画・ゲーム・ライトノベルなど、日本のサブカルチャー分野における物語の類型の一つ。主人公の周辺のきわめて狭い関係性が中間領域を差し挟むことなく世界の命運に直結するという意味での「セカイ系」の要素を持った作品をまとめた一覧。セカイ系作品においては、世界の命運は戦闘を宿命化された美少女(戦闘美少女)ヒロインに担わされることが多い。
セカイ系という言葉で括られた諸作品はアニメーション『新世紀エヴァンゲリオン』の強い影響下にあると考えられ、代表作として新海誠のアニメ『ほしのこえ』、高橋しんのマンガ『最終兵器彼女』、秋山瑞人の小説『イリヤの空、UFOの夏』、上遠野浩平の『ブギーポップシリーズ』などが挙げられることが多い。
セカイ系の代表作・セカイ系と分類されることがある作品
あ行
- ゲーム『AIR』オープニングテーマ「鳥の詩」
- 作詞:麻枝准(Key) / 作曲:折戸伸治 / 編曲:高瀬一矢(I’ve) / 歌:Lia
テレビアニメ版『AIR』でも主題歌として使われている。2019年3月1日には、ソニー・ミュージックエンタテインメントのアニメソング人気投票キャンペーン「平成アニソン大賞」においてユーザー投票賞(2000年 – 2009年)に選出された。
- 『AIR』(エアー)
- 『AIR』(エアー)は、Keyが制作した2作目の恋愛アドベンチャーゲーム、およびそれを原作としてメディアミックス的展開がなされたアニメやコミックなどの作品群。ヒロインの神尾 観鈴(かみお みすず)に世界の存亡がかかっているという意味でしばしばセカイ系作品として言及され、また広義にはループものに分類することもできる。
- Angel Beats!
- 『Angel Beats!』(エンジェル ビーツ)は、P.A.WORKS制作による日本のオリジナルテレビアニメ作品。全てが終わってしまった死後の世界。その世界では理不尽な人生を与えた神に反抗するため、一人の少女・ゆりが率いる「死んだ世界戦線(SSS)」が、神の使いである「天使」と日夜激しい戦いを繰り広げていた。
Angel Beats! (エンジェルビーツ) PV- イリヤの空、UFOの夏
-
1995年から放送されたTVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の強い影響下において成立した作品であり、『最終兵器彼女』『ほしのこえ』とともに「セカイ系」作品の代表として扱われることが多い「イリヤの空、UFOの夏」。ヒロインのイリヤは、世界の存続に関わり、イリヤ=エヴァンゲリオンの綾波レイという存在。 『イリヤの空、UFOの夏』は、電撃文庫から刊行されている秋山瑞人のライトノベル。セカイ系の代表作と評されることが多い。夏休み最後の日の夜中、プールに忍び込んだ少年・浅羽はそこで謎の少女イリヤと遭遇する。成り行きで泳げないイリヤの練習相手になってやる浅羽。しかし、浅羽は気づいてしまう。イリヤが普通の少女ではないことを。そして、特殊部隊に連れて行かれるイリヤ。それだけならば、夏の夜の夢で終わるはずだった。次の日、二学期の開始と共にイリヤが彼のクラスに転校してくるまでは・・・
イリヤの正体は異星人の戦闘機と唯一対抗できる戦闘機のパイロットの最後の一人。手首には操縦デヴァイスとして銀色の球体が埋め込まれ、日常的に過酷な任務に当たらされている。その影響で様々な薬物とその副作用、およびプレッシャーに悩まされ、劇中で大量の鼻血を出したり白髪になったりしている。
- 打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?
- 『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』は、1993年にフジテレビで放送された岩井俊二監督のテレビドラマ作品。2017年8月18日、この作品を原作としたアニメ映画が公開された。繰り返される夏の1日、少年と少女の瑞々しい恋と冒険を描いたラブストーリー。花火が上がるとき、恋の奇跡が起きる――
- エイリアン9
- 『エイリアン9』(エイリアンナイン)は、富沢ひとしによる日本の漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。近未来の小学校を舞台にエイリアンに立ち向かう少女たちの姿を描いたちょっと異常な日常を描くファンタジックアクションアニメ。
- エルフェンリート
- 『エルフェンリート』(elfen lied)は、岡本倫による日本の漫画作品。テレビアニメは、2004年7月25日からCS放送局のアニメシアターXで放送された。視聴年齢制限(ペアレンタルロック)をかけられた(R-15)。「表紙詐欺漫画」「ハートフルボッコアニメ」の代表格としてよく名が挙がる。
『エルフェンリート』PV二角奇人(ディクロニウス)は、人間の突然変異体・・・・・・頭から生えた角を持ち、第6感とも言える特殊な能力と手を持っていた。人類を淘汰する可能性をも秘めた彼らミュータントたちは、その危険な能力のため、国家施設に隔離、研究されていた。しかし、偶発的事故により、ディクロニウスの少女ルーシーは拘束を破り、警備員らを殺戮、研究所を逃げ出す。が、その途中で記憶喪失となってしまう。過去と記憶を無くしたルーシーは、鎌倉・由比が浜に流れ着くが、その浜辺でコウタとユカに出会い、「にゅう」と名付けられ、コウタの住む楓荘に居候することになる・・・・・・。
か行
- ガサラキ
- 『ガサラキ』(Gasaraki)は、1998年10月4日から1999年3月28日まで全25話にわたってテレビ大阪発テレビ東京系列で放送されたサンライズ制作のアニメーション作品。「装甲騎兵ボトムズ」「蒼き流星SPTレイズナー」を始めとしたリアルロボット作品で定評のある高橋良輔監督が手掛けた近未来戦場シミュレーション伝奇アニメ。「近未来を中心にしたSFロボットアニメ要素」と「平安時代から現代まで続く超常的な因縁を組み合わせた伝奇要素」が入り混じった作品となっている。
- ガラスの花と壊す世界
- 『ガラスの花と壊す世界』は、2016年1月9日公開の日本のアニメ映画作品。キャッチコピーは「セカイを復元する。「知識の箱」の少女たちの物語。」「全ては私たちの未来のために。」「あなたの未来は私たちが守る。」。地球環境の破壊により人類が滅亡した世界で、かつて人類が残した『知識の箱』と称される仮想空間でコンピュータウイルスと戦う2人のアンチウイルスプログラムの少女と、そこに迷い込んだ別の記憶喪失の少女が繰り広げる物語。
- 機動戦艦ナデシコ
- 『機動戦艦ナデシコ』(きどうせんかんナデシコ)はSF・ラブコメロボットアニメ。1996年(平成8年)10月1日から1997年(平成9年)3月25日までテレビ東京系で全26話が放送された。宙及び宇宙戦艦を主要な舞台としてリアルロボットが活躍するSFロボットアニメでありながら、ラブコメディー要素も取り入れた作品。一見するとラブコメディー要素が強い作風だが、SF設定に関しては重厚な要素も含んでおり、伏線も何重にも張り巡らされているため読み解くのは難解なものとなっている。
- CASSHERN
- 『CASSHERN』(キャシャーン)は、2004年公開の日本映画。1973年から1974年にフジテレビ系列で放送された、タツノコプロによるテレビアニメ『新造人間キャシャーン』を原作とする実写映画である。世界が大亜細亜連邦共和国とヨーロッパ連合に分断された時代を舞台に、人類を救済するために誕生した“新造人間”の活躍を描く。そこはアメリカが存在しない世界。大東亜連邦共和国の遺伝子工学の権威・東博士(寺尾總)は人体のスペアパーツを可能とする新造人間の開発に勤しんでいたが、その結果生まれたブライ(唐沢寿明)は人類に宣戦布告。博士は、自分に逆らい戦場に赴いて戦死した息子・鉄也(伊勢谷友介)を新造人間としてよみがえらせた…。
- 境界の彼方
- 『境界の彼方』(きょうかいのかなた)は、鳥居なごむによる日本のライトノベル。イラストは鴨居知世が手掛けている。 KAエスマ文庫より刊行された。「異界士」と呼ばれる特殊な能力を有する存在が、「妖夢」と呼ばれる人間に害を及ぼす存在と戦うダークファンタジー作品。
- 君の名は。
- 『君の名は。』(きみのなは。)は、2016年に公開された新海誠監督による日本の長編アニメーション映画である。東京に暮らす少年・立花瀧(たちばな たき)と飛騨の山奥で暮らす少女・宮水三葉(みやみず みつは)の身に起きた「入れ替わり」という謎の現象と、1200年ぶりに地球に接近するという架空の彗星「ティアマト彗星」をめぐる出来事を描く。
東宝MOVIEチャンネル「君の名は。」予告- RPG『クロノ・クロス』
- 『クロノ・クロス』は、スクウェア(現スクウェア・エニックス)によって1999年11月18日に発売された日本のPlayStation用ロールプレイングゲーム。『クロノ・トリガー』の続編にあたる。前作ではタイムトラベルをテーマとしていたが、今作はパラレルワールドをテーマとしている。
- 交響詩篇エウレカセブン
- 『交響詩篇エウレカセブン』(こうきょうしへんエウレカセブン)は、日本のテレビアニメ作品。2005年4月17日から2006年4月2日まで毎日放送(MBS)を製作局として、TBS系列の日曜7時00分 – 7時30分(JST)に放送された。全50話。主人公の少年レントンがゲッコーステイトのメンバーであるヒロインの少女エウレカと出会って恋に落ち、ゲッコーステイトのメンバーとして徐々に成長するボーイ・ミーツ・ガールの物語であると同時に、プロジェクトの作品群の世界において重要な役割を担う存在「スカブ・コーラル」の正体に焦点が当てられる。
- 極黒のブリュンヒルデ
- 『極黒のブリュンヒルデ』(ごくこくのブリュンヒルデ)は、岡本倫による日本の漫画。『エルフェンリート』の系統を継承したサイエンス・ファンタジー作品であり、陰惨描写要素の多い「ダーク系」ならび「ダーク・ファンタジー」を取り入れたSF漫画でもある。連載冒頭からいきなり主人公がヒロインを殺すシーンが描かれるなど、先が読めない展開が特徴。
- この醜くも美しい世界
- 『この醜くも美しい世界』(このみにくくもうつくしいせかい)は、ガイナックス・シャフト共同制作による日本のオリジナルテレビアニメ、またこれを原作とした漫画。「新世紀エヴァンゲリオン」のGAINAXが設立20周年を記念して製作した美少女アニメ。ごく普通の高校生・竹本タケルと謎の美少女・ヒカリを中心に、SFあり、戦いあり、ドラマありのバラエティに富んだ物語が展開する。平凡な日常を過していた高校生・タケルは、バイトのバイク便の配達途中で不思議な光と遭遇する。その光の周辺を探すと、森の中で光り輝く繭を見つけ、繭から可愛らしい少女ヒカリが現れる。ヒカリに一目惚れをしたタケルだったが、そこに突然見たことも無い怪物が現れ彼女に襲いかかるのだった!
さ行
- 「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズ「残酷な天使のテーゼ」MUSIC VIDEO(HDver.)
- 【作品説明】
「残酷な天使のテーゼ」MUSIC VIDEO(HDver.)/Zankoku na Tenshi no Te-ze“The Cruel Angel’s Thesis”とは、摩 砂 雪監督が2003年に発表した「残酷な天使のテーゼ」MUSIC VIDEO作品の映像をベースとし、摩 砂 雪監督自らが、「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズから、HD映像を使用して再編集・再調整をおこなった作品となります。
- サマーウォーズ
- 『サマーウォーズ』(SUMMER WARS)は、マッドハウス制作の日本のアニメ映画。2009年8月1日に、新宿バルト9、池袋HUMAXシネマズ、丸の内ルーブルほか全国にて公開された。『時をかける少女』の細田守監督が贈るSF青春アニメ。仮想空間OZが人々に浸透した近未来。内気な高校生・健二は憧れの先輩・夏希に頼まれ、彼女の実家を訪れる。個性的な家族の面々に振り回される中、健二は謎の数字が書かれたメールを受信し…。
- 最終兵器彼女
- 『最終兵器彼女』(さいしゅうへいきかのじょ)は、高橋しんによる日本の漫画。有名なセカイ系である。北海道小樽市に住む二人の普通の高校生、ちせとシュウジ。ぶっきら棒なシュウジと気弱なちせの交際は、ぎこちないながらも確実に二人の距離を縮めていた。そんなある日、札幌が国籍不明の軍隊に空襲を受ける。その騒動から逃げる最中、シュウジは腕を巨大な武器に変え、背から鋼鉄の羽を生やした「兵器」になってしまったちせを目撃する……。
- serial experiments lain
-
『serial experiments lain』は、鬱アニメの代表格として挙げられることも多いセカイ系の非常に難解な作品。近未来イメージを先取りしたコアなファンに愛されているカルトなサイコスリラー作品。 『serial experiments lain』(シリアルエクスペリメンツレイン)は、グラフィック+テキスト形式の雑誌連載企画・アニメ作品・ゲーム作品が同時進行・相互関連して制作されたメディアミックス作品である。岩倉玲音、14才。内向的で人づきあいが苦手という以外は全く普通の少女だったはず。外見はそっくりだけれども行動は正反対の少女の出現。彼女の周りで起こる不可思議な事件は切り離されていたはずのネットワークの世界と現実世界の境が崩れ始める予兆。引き込まれて戻れなくなる、カルティック・サイコホラー。
- Charlotte
- 『Charlotte』(シャーロット)は、P.A.WORKSによって制作され、浅井義之が監督を務める全13話の日本のアニメ。日本において2015年7月から9月にかけて放送され、OVAは2016年3月にリリースされた。思春期の少年少女のごく一部に発症する特殊能力。人知れず能力を駆使し、順風満帆な学園生活を送る乙坂有宇。そんな彼の前に突如現れる少女、友利奈緒。彼女との出会いにより、暴かれる特殊能力者の宿命。それはTVアニメ『Angel Beats!』の麻枝 准が描く、青春を駆け巡る能力者たちの物語――。
- 少女革命ウテナ
- 『少女革命ウテナ』(しょうじょかくめいウテナ)は、J.C.STAFF制作のアニメ作品。テレビシリーズとして1997年4月2日から同年12月24日までテレビ東京系列で放送された。全39話。凛々しく素敵な男装の少女・天上ウテナは、生徒会副会長の西園寺と決闘することになってしまった。誘われるままに「決闘の森」に足を踏み入れたウテナを待っていたのは、見たこともない不思議な世界。そして、西園寺に寄り添う「薔薇の花嫁」と呼ばれる少女・姫宮アンシー。「世界を革命する力」をめぐる物語が始まる!難解なセカイ系作品らしいストーリーだが百合アニメとしても大人気。
- 新世紀エヴァンゲリオン / 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に
-
アニメ史に残る屈指の謎のヒロインとして大人気だった、EVA零号機のパイロットである(2番目の)綾波レイ。非常に難解なセカイ系作品の代表格である『新世紀エヴァンゲリオン』において隠された謎、物語の中核的な役割を持った謎のヒロイン。当時のアニメファンの心をつかんだ。 『新世紀エヴァンゲリオン』(しんせいきエヴァンゲリオン、Neon Genesis EVANGELION)は、ガイナックス制作による日本のオリジナルテレビアニメ作品。略称は「エヴァンゲリオン」「エヴァ」「EVA」。庵野秀明監督、GAINAX原作によるSFアニメ作品。大災害「セカンドインパクト」が起きた世界(2015年)を舞台に、巨大な汎用人型決戦兵器「エヴァンゲリオン」のパイロットとなった14歳の少年少女たちと、第3新東京市に襲来する謎の敵「使徒」との戦いを描く。ロボットアニメ、SF、ダーク・ファンタジー、美少女キャラクターなどのジャンルを革新した大ヒット作品。当時、セカイ系作品としての中核を担う謎のヒロイン・綾波レイが無口で無表情なクーデレキャラとして大人気に。
放送時の視聴率は低かったが、放送終了後に斬新なストーリーが物議を醸し、賛否両論の議論を引き起こした。1970年代の『宇宙戦艦ヤマト』、1980年代の『機動戦士ガンダム』と並び、後のアニメへ影響を与えた第三世代のアニメ作品でもあり、爆発的なアニメブームのきっかけとなった。1997年には、TVシリーズ版の結末(第弐拾伍話、最終話)とは別の結末を描いた劇場版『Air/まごころを、君に』(第25話、第26話)が公開された。
「Komm, süsser Tod」(コム・シュッサー・トートゥ、日: 甘き死よ、来たれ(あまきしよ、きたれ))は、1997年7月19日に公開された『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』の劇中挿入歌。無へと還ろう(It all returns to nothing)というフレーズが何度もリフレインされている。劇中においては人類補完計画発動のシーンで流れる。- 新世界より
- 『新世界より』(しんせかいより)は、貴志祐介による日本の小説作品。1000年後の日本。人類は「呪力」と呼ばれる超能力を身に着けていた。注連縄(しめなわ)に囲まれた自然豊かな集落「神栖66町」では、人々はバケネズミと呼ばれる生物を使役し、平和な生活を送っていた。その町に生まれた12歳の少女・渡辺早季は、同級生たちと町の外へ出かけ、先史文明が遺した図書館の自走型端末「ミノシロモドキ」と出会う。そこから彼女たちは、1000年前の文明が崩壊した理由と、現在に至るまでの歴史を知ってしまう。禁断の知識を得て、早季たちを取り巻く仮初めの平和は少しずつ歪んでいく。
- 真・女神転生IV FINAL
- 『真・女神転生IV FINAL』(しん・めがみてんせいフォー ファイナル)は、アトラスより2016年2月10日に発売されたニンテンドー3DS用ゲームソフト。ヒトは、〈神殺し〉の道具なのか…? 選択せよ、絆か 皆殺しか……。 203X年、閉鎖空間・東京。東のミカド国から来たサムライ・フリンの活躍で阿修羅会、ガイア教団が崩壊。やがてフリンが「希望の星」と人々に呼ばれ始め、現世に降臨したルシファーとメルカバーが最終戦争を繰り広げようとしていた。ある日、見習いハンターの主人公は定期の食料調達にでかけた際に悪魔に襲撃され、命を落としてしまう。そして、黄泉の国へ向かう黄泉比良坂の途中で魔神ダグザに声をかけられ、ダグザの「神殺し」として黄泉帰ることを選択する。
- 涼宮ハルヒの憂鬱
- 『涼宮ハルヒの憂鬱』は、谷川流のライトノベル『涼宮ハルヒシリーズ』を原作とする日本のテレビアニメ。深夜アニメ初の大ヒット作品として語られる事が多い。「東中出身、涼宮ハルヒ。ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上。」高校入学早々、この突飛な自己紹介をした涼宮ハルヒ。エキセントリックな女子高校生・涼宮ハルヒが設立した学校非公式クラブSOS団のメンバーを中心に展開する、「ビミョーに非日常系学園ストーリー」。
主人公の涼宮ハルヒは、物語の中心であるばかりか、この世界の中核的な謎の存在(神に近いワガママな存在)であり、セカイ系作品のツンデレ・ヒロイン像を革新し大人気になった。SOS団のメンバーで普通の人間なのは主人公のキョンだけであり、後のメンバーは、宇宙人(情報統合思念体)によって作られた対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース(TFEI)である「長門有希」、未来人の「朝比奈みくる」、超能力者の「古泉一樹」とセカイ系作品らしい人外の能力を持った逸材揃いとなっている。
「God knows…」とは、アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』第12話「ライブアライブ」の劇中歌。劇中では、扁桃炎で入院し出演できなくなった「ENOZ」のボーカルの代役として、涼宮ハルヒが代わりに歌った。同じく手の怪我で出演できなくなったギタリストの代役は長門が務めた。- SPEC ~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~
- 『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』(スペック〜けいしちょうこうあんぶ こうあんだいごか みしょうじけんとくべつたいさくがかりじけんぼ〜)は、2010年10月8日から同年12月17日までTBS系列で毎週金曜日の22:00 – 22:54 (JST) に『金曜ドラマ』枠で放送された戸田恵梨香・加瀬亮のダブル主演の日本のテレビドラマであり、これから派生した一連の映像作品のシリーズ。捜査一課が手に負えない超能力などを使った特殊な事件を捜査するために警視庁公安部が設立した未詳事件特別対策係、通称“未詳(ミショウ)”に配属されたIQ201の天才であり、変人の当麻紗綾(とうま さや)と、警視庁特殊部隊 (SIT) 出身で叩き上げの瀬文焚流(せぶみ たける)の2人の捜査官が、常人にはない特殊能力(SPEC)を持った犯人と対決する姿を描く。
- スマガ
- 『スマガ』はニトロプラスから発売されたコンピュータゲーム。「人生リベンジアドベンチャー」と銘打たれている通り、主人公が何度も生き返りながらハッピーエンドを目指すというスタイルのADVであるが、単なるループゲームではなく、生き返って繰り返される場面も、各攻略キャラクターのストーリーもすべてが繋がって、最終的に一つのハッピーエンドを目指すという点で、全体として一つのストーリーであると見ることができる構成になっている。
- ゼーガペイン
- 『ゼーガペイン』(ZEGAPAIN、是我痛)は、サンライズ製作のSFロボットアニメ作品。2006年4月6日から同年9月28日までテレビ東京系列で毎週木曜日 18:00 – 18:30に放送された。シンギュラリティやバーチャルリアリティ、ループなどの要素を取り入れたSF作品であり、難解で倒錯した世界設定を丁寧な演出で数話をかけて視聴者に体感させるシリーズ構成となっている。千葉舞浜近郊の高校に通う、快活な水泳少年キョウ。彼は普通に学園生活を送っていた。だがある日突然やってきた謎の転校生シズノに導かれるまま、キョウは異世界での巨大ロボットとの戦闘に巻き込まれていく。度重なる戦いをくぐり抜けていく中、キョウは苦悩しながらも自分や仲間を守るため、戦闘に身を投じていく…。
- ゼノギアス
- 『ゼノギアス』(Xenogears)は、1998年2月11日にスクウェア (現スクウェア・エニックス) から発売されたPlayStation用RPG。ストーリーは、比較的多数の伏線があり、臨床心理学、パンスペルミア説、生物学、多くの科学用語、ニーチェ、ユング、キリスト教、ユダヤ教、社会問題、SF、映画、アニメ(特にロボットアニメ)、特撮などの様々な価値観や概念を織り交ぜた構成となっており、ストーリーにも深く関係し非常に難解なものとなっている。
- ゼノサーガ
- ゼノサーガシリーズ (Xenosaga)は、モノリスソフトが開発し、バンダイナムコゲームス(旧ナムコ)のナムコレーベルが発売したRPGシリーズ。『ゼノギアス』同様、ドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェ、カール・グスタフ・ユング、ジークムント・フロイトやグノーシス主義など、哲学や心理学、宗教的な思想などが背景にあり、それらが支える複雑なSF的要素を含んだ知的なストーリーとなっている。テレビアニメは『Xenosaga THE ANIMATION』のタイトルで2005年1月から3月までテレビ朝日で放送された。
- 蒼穹のファフナー
- 『蒼穹のファフナー』(そうきゅうのファフナー)は、2004年7月から12月までテレビ放送された日本のテレビアニメ作品。日本の片隅に浮かぶ竜宮島に、ある日突然、不思議な声が響き渡った。「あなたはそこにいますか…」そしてその瞬間、謎の敵によって竜宮島は襲撃される。島に暮らす少年・真壁一騎は、切り札として用意された兵器・ファフナーに乗り込み、戦うことを決意するのだった。
- 創聖のアクエリオン
- 『創聖のアクエリオン』(そうせいのアクエリオン)は、日本のSFロボットアニメ。テレビ東京ほかの深夜枠にて2005年4月から9月まで全26話が放送された。1万2千年の眠りから目覚めた人類の天敵「堕天翅(だてんし)」が人間の生体エネルギーを求めて侵攻してきた。人類はこれに対抗するため、地球再生機構ディーバを結成、堕天翅を滅ぼしたとされる伝説の機械天使「アクエリオン」を発掘する。アクエリオンを操る特殊能力者「エレメント」を集めるディーバは、1万2千年前に堕天翅を裏切り人類に味方した伝説の戦士「太陽の翼」の生まれ変わりとされる少年・アポロを見つけ出す。
- そらのおとしもの
- 『そらのおとしもの』は、水無月すうによる日本の漫画、またそれを原作としたテレビアニメ。空見町に住む桜井智樹は「平和が一番」をモットーにする普通の中学生。ただ1つ普通じゃないことといえば、顔さえ思い出せない女の子が現れる夢をよく見ること。たかが夢だと放っておいたのだが……その日、空から天使が降ってきた。《愛玩用エンジェロイド》と名乗り、地上で最初に出会った智樹を《マスター》と呼ぶイカロスは、彼の願いを叶える不思議な力を持っていた!
た行
TVアニメ「ダーリン・イン・ザ・フランキス」PV
- ダーリン・イン・ザ・フランキス
- 『ダーリン・イン・ザ・フランキス』(DARLING in the FRANXX) は、TRIGGER・A-1 Pictures共同制作による日本のテレビアニメ作品。公式略称は『ダリフラ』。2018年1月から7月にかけてTOKYO MXほかにて放送された。「マグマ燃料」と呼ばれるエネルギーの普及の反動で地殻変動と環境破壊が進んだ世界で、「叫竜」と呼ばれる謎の敵と戦うために開発された人型兵器「フランクス」を操るべく育てられた少年少女達の物語が描かれる。エヴァゲリオンの影響下にあるセカイ系作品。
- 台風のノルダ
- 『台風のノルダ』(たいふうのノルダ)は、スタジオコロリド制作による日本のノイタミナ作品のアニメーション映画。2015年6月5日公開。幼い頃からずっと続けていた野球をやめたことがきっかけで親友の西条とケンカした東は、誰もいないはずの教室で赤い目をした不思議な少女・ノルダと出会う。時を同じくして、観測史上最大級の台風が学校を襲い…。東が再びノルダに出会った時、「”地の渦”と”空の渦”と”私”が一つに繋がれたとき、この星は生まれわる」ノルダの発するその言葉の意味とは―――。ノルダが現れた真の理由とは―――。
- つり球
- 『つり球』は、A-1 Pictures制作による日本のテレビアニメ作品。2012年4月から6月までフジテレビ「ノイタミナ」枠で放送された。青春を謳歌できていない高校生4人が、釣りを通して友情を築いていく、ちょっぴり不思議な青春ストーリー。舞台は湘南・江の島。懐かしさと瑞々しさの同居した町。他人とのコミニュケーションが異常なほど苦手なため、これまでの人生でまともに友達がいた試しのない高校生・ユキ。自称宇宙人、ユキに釣りをさせようとする少年・ハル。生まれも育ちも江の島の地元っ子、周囲のいろんな事になんだかムカついているらしい少年・夏樹。つかず離れずの距離から彼らを見つめ続ける謎のインド人、アキラ。青春をこじらせてしまっている4人が出会い、釣りをして、小さな島は、大きな物語の中心となり――。
- デート・ア・ライブ
- 『デート・ア・ライブ』(DATE A LIVE)は、橘公司による日本のライトノベル。「秘密組織のメンバーが大真面目にギャルゲーをやっていたら」をコンセプトにしており、強大すぎる力を持つがゆえに人類から排除の対象となっている精霊の少女と、(実はキスによって精霊の霊力を吸収・封印し、その霊力を自分のものとして行使することもできるという不思議な能力を秘めているが)ごく普通な少年の五河 士道(いつか しどう)の交流を描いた作品。
「デート・ア・ライブ」一期レビューPV- デビルサバイバー2
- 『デビルサバイバー2』(デビルサバイバーツー)は、2011年7月28日にアトラスより発売されたニンテンドーDS用ゲームソフト。悪魔を使役し、侵略者と戦うシミュレーションRPG。2013年4月より6月までテレビアニメ版が放送された。
- トリニティセブン 7人の魔書使い
- 『トリニティセブン 7人の魔書使い』(トリニティセブン しちにんのましょつかい)は、原作:サイトウケンジ、作画:奈央晃徳による日本の漫画作品。 平穏な毎日を送っていた男子高校生・春日アラタ。ある日、彼の日常は「崩壊現象」と呼ばれる不可思議な事件により、従姉妹の聖と共に異空間に消えてしまった。この崩壊現象の調査の為派遣された魔道士・浅見リリスと出会ったアラタは、消えた聖を取り戻す方法を探るべく、リリスの所属する『王立ビブリア学園』という魔道学園で魔道士としての道を歩むことになった。そこに待っていたのは、トリニティセブンという7人の美少女魔道士だった――。
な行
テレビアニメ「なるたる」OP「日曜日の太陽」はop詐欺として名高い。OPはOP詐欺と呼ばれる俗語がインターネット、特にニコ動などで定着した由来の一端としても有名。OPは一見するとハートフルな雰囲気作りがされており、OP曲もライトな曲調だが、一方で作品の内容とはかけ離れている。このことからハートフルボッコと呼ばれることが多い。
- なるたる
- 『なるたる』は、鬼頭莫宏による日本の漫画。イジメのシーンなども容赦なく描いているので凄惨で陰鬱な展開も少なくない。そのためアニメ史に残る屈指の欝アニメとして語り継がれている。本作では、残酷な描写が多く見られるが、これは意識的ではなく、病んでいた当時の作者の精神状態が反映されたのかもしれないと語っている。
- ねらわれた学園
- 『ねらわれた学園』は、眉村卓のジュブナイルSF小説。何度か映画化・ドラマ化されている。超能力で悪と対決する少女の姿を描いた学園サスペンス。
は行
- ハーモニー
- 『ハーモニー』 は、伊藤計劃の長編SF小説。2008年12月にハヤカワSFシリーズ Jコレクションの一冊として刊行。第40回星雲賞(日本長編部門)および第30回日本SF大賞受賞。「ベストSF2009」国内篇第1位。2010年12月文庫版が刊行。極端に健康と平和を重んじるようになった世界への抵抗を示すため、御冷ミァハはふたりの少女と自殺を果たすが…。
「ハーモニー」劇場本予告
◆イントロダクション
「大災禍」と呼ばれる世界規模の混沌から復興した世界。かつて起きた「大災禍」の反動で、世界は極端な健康志向と社会の調和を重んじた、超高度医療社会へと移行していた。そんな優しさと慈愛に満ちたまがい物の世界に、立ち向かう術を日々考えている少女がいた。少女の名前は御冷ミァハ。世界への抵抗を示すため、彼女は、自らのカリスマ性に惹かれた二人の少女とともに、ある日自殺を果たす。13年後、霧慧トァンは優しすぎる日本社会を嫌い、戦場の平和維持活動の最前線にいた。霧慧トァンは、かつての自殺事件で生き残った少女。平和に慣れ過ぎた世界に対して、ある犯行グループが数千人規模の命を奪う事件を起こす。
犯行グループからの世界に向けて出された「宣言」によって、世界は再び恐怖へと叩き落される。霧慧トァンは、その宣言から、死んだはずの御冷ミァハの息遣いを感じ取る。トァンは、かつてともに死のうとしたミァハの存在を確かめるために立ち上がる。- ハマトラ
- 『ハマトラ』は、テレビアニメ・漫画を中心に展開する日本のメディアミックス作品。テレビアニメ版は2014年1月から3月にかけて第1期がテレビ東京ほかにて放送され、同年7月から9月にかけて第2期『Re:␣ ハマトラ』(リプライ ハマトラ)が放送された。コンビ探偵“ハマトラ”が特殊能力保持者たちの巻き起こす事件を解決していくノンストップアクション。
- パンチライン
- 『パンチライン』(PUNCH LINE)は、日本のテレビアニメ作品、およびゲーム作品。テレビアニメが2015年4月から6月までフジテレビ「ノイタミナ」枠にて放送され、ゲームソフトが2016年4月28日に発売された。主人公の伊里達遊太とアパートに住む住人たちの暮らしぶりやアパート内での出来事を中心に展開していくシチュエーション・コメディ作品となっており、物語は基本的に古来館内で進行していく。また、キャッチコピーにもなっている「人類滅亡」の回避方法を主人公が見つけ出していくという内容にもなっている。
- ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜
- 『ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜』は、2017年3月18日公開の神山健治監督によるアニメ映画。東京オリンピックが迫る2020年の夏。物語の主人公はいたって平凡な女子高生。特技といえばどこでも眠れることくらい。そんな彼女が、最近不思議と同じ夢を見るようになる。時を同じくして、現実が歪み始め、その秘密が自分の夢にあることに気付く。事件を解決するためココネは東京まで旅をすることになるのだが、それは彼女にとって思いがけず、知らない“ ワタシ” を見つける旅でもあった。今より少し先の未来を舞台に、夢と現実をスリリングに行き来するロードムービーが誕生した。
- ブギーポップは笑わない
- 「ブギーポップシリーズ」は、上遠野浩平による日本のライトノベルシリーズ。第1作『ブギーポップは笑わない』は第4回電撃ゲーム小説大賞受賞作品で、著者のデビュー作でもある。”世界の敵”と戦うために一人の少女・宮下 藤花(みやした とうか)の中から浮かび上がってくるブギーポップと名乗る人格と、様々な夢や、希望や、あきらめや、悩みや、いろいろな思いを持っている少年少女達の物語。
- ペルソナ3
- 『ペルソナ3』(ペルソナスリー)は、アトラスより2006年7月13日に発売されたPlayStation 2用ゲームソフト。学園都市を舞台に「ペルソナ」という特殊能力を使う少年少女たちを主人公にしたロールプレイングゲーム。昼は学園生活を送りながら色々な人物と交流を深め、夜は「影時間」に出現する「シャドウ」と呼ばれる謎の怪物と戦っていく。
2009年4月。10年前に両親を事故で亡くし、親戚に育てられた主人公は、家庭の事情で小中高一貫校である月光館学園の高等部に編入することになった。しかし、学生寮に入寮して間もなく、彼は異形の怪物・シャドウに襲われ、秘められていたペルソナ能力を覚醒させてしまう。それがきっかけで、主人公は隠された世界の真実の一端を知らされることになる。
- 放課後のプレアデス
- 『放課後のプレアデス』(ほうかごのプレアデス)は、ガイナックス制作の日本のアニメ。GAINAXと富士重工業(現・SUBARU)が展開するアニメプロジェクト「SUBARU x GAINAX Animation Project」第1弾作品。
2015年4月より6月まで日本各地でテレビアニメ版が放送された。星が大好きな中学生、すばるはある日の放課後、宇宙からやって来たプレアデス星人と遭遇した。地球の惑星軌道上で遭難した宇宙移民船を直すため、プレアデス星人は地球人の中からエンジンのカケラをあつめる協力者を召還したという。ところが集まったのは1人のはずが何故か5人!「魔法使い」に任命された5人の少女たちはそれぞれ何かが足りていなくて、力を合わせようにもいつもちぐはぐで失敗ばかり。おまけに謎の少年まで現れて、こんなことでエンジンのカケラを回収して宇宙船を直すことはできるのか??
かわいそうな宇宙人を助けようと、未熟さゆえの無限の可能性の力を武器に、友情を培いつつ、カケラあつめに飛びまわるすばるたち5人。宇宙と時を翔る、希望の物語。
- 忘却の旋律
- 『忘却の旋律』(ぼうきゃくのせんりつ)は、GJK原作の漫画(片倉真二)・アニメ作品の名称である。本作品は、モンスターとの戦争に敗れ、モンスターに支配されるようになった世界で、モンスターに抵抗しこれと戦うメロスの戦士(「メロス」とは「旋律」という意味のギリシア語)となった主人公・ボッカの冒険を描く作品である。
- ぼくらの
- 『ぼくらの』は、鬼頭莫宏による日本の漫画。近未来の日本を舞台に、謎の超技術で作られた巨大ロボットを操り、地球を守る為に戦う少年少女たちが主人公である。夏休みに自然学校にやってきた15人の少年少女。そこで突然ココペリと名乗る謎の人物が現れ、「自分の作ったゲームをしないか」と声を掛けてきた。単なるコンピュータゲームだと思い、一人を除く14人の少年少女は快諾するが、それは地球を守るためにロボットを操縦し、操縦した者は必ず命を落とすというものだった…。
- ほしのこえ
- 『ほしのこえ』は、新海誠監督の短編アニメーション映画。2002年2月2日公開。監督・脚本・演出・作画・美術・編集など、ほとんどの作業を新海一人で行った約25分のフルデジタルアニメーション。21世紀の半ば、国連宇宙軍のロボット・パイロットに選ばれ、宇宙へ飛び立っていった中学生の少女・美加子(武藤寿美)は、地球に残る同級生の昇(鈴木千尋)と携帯メールで彼女と連絡を取り合うが、距離が離れるにつれて互いのメールが届く時間も長くなっていく…。ピュアな恋愛とSF的な要素が奇妙なバランスでミックスしながら、不思議で独特の世界観を醸し出す。
- ポッピンQ
- 『ポッピンQ』は2016年12月23日公開のアニメーション映画作品。物語は、中学の卒業を目前に控える5人の少女たちがおりなす青春ストーリーで、異次元世界”時の谷”を主舞台に音楽とダンスを基軸に展開する。
通過点でしかないと思っていた卒業式を目前に控え、中学3年生の伊純は前に進めずにいた。そんな時、登校中に乗った電車で訪れた「星ヶ浜駅」の近くの海の砂浜で美しく輝く「時のカケラ」を拾った伊純は、学校に行く電車に乗るためあわてて駅に戻り定期券を改札にタッチしたとたん、不思議な世界「時の谷」へと迷い込む。そこで、同い年の蒼、小夏、あさひ、そして「時の谷」に住み「世界の時間」の運営を司るポッピン族と出会う。「時の谷」と「世界の時間」が今まさに崩壊の危機に瀕していた。
危機を脱するには、伊純たちの持つ「時のカケラ」を集め、心技体を一致させた「ダンス」を踊るしかないという。遥か彼方にある「時の城」を目指す戦いの旅に同行することになり、迫りくる危機と、ポッピン族の厳しいダンス指導に戸惑う伊純たち。そんな中、ダンス経験者の沙紀が現れる。
ま行
「劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語」Blu-ray&DVD発売告知 長編PV
- 魔法少女まどか☆マギカ
-
テレビアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』の 「鹿目まどか」はセカイ系作品の見本的なヒロイン。ラストで「円環の理」という魔女世界の概念的な存在(神に近い)へと昇華した。また「暁美ほむら」は劇場版にて、悪魔ほむらとなり、世界を再度再編成した。セカイ系作品のヒロインらしい活躍をした。 『魔法少女まどか☆マギカ』はシャフト制作による日本のテレビアニメ作品。2011年1月から4月まで毎日放送 (MBS) ほかで深夜アニメとして放送された。全12話。略称は「まどか」、「まどマギ」。願いを叶えた代償として「魔法少女」となり、人類の敵である「魔女」と戦うことになった少女たちに降りかかる過酷な運命を、優れた魔法少女となれる可能性を持ちながらも傍観者として関わることになった中学生・鹿目まどかを中心に描く。
- まほろまてぃっく
- 『まほろまてぃっく』は、中山文十郎原作、ぢたま(某)作画による漫画作品。史上最強の戦闘用アンドロイドのハウスメイド(雑役女中)「安藤まほろ」とその”ご主人様”である中学生の「美里優」を主人公とした作品。二人の恋愛関係を主体としたラブコメディでありながら壮大なSF要素を含み、物語の要所ではバトルアクション的な展開も描かれる。
- 紫色のクオリア
- 『紫色のクオリア』(むらさきいろのクオリア)は、うえお久光によるSFライトノベル。平行世界、時空間の移動、人とロボット、クオリア、さらには魔法少女まで、SFやファンタジーの定番ネタをふんだんに盛り込んでいるワイドスクリーン・バロック的な構造を取っている。
や行
- 結城友奈は勇者である
- 『結城友奈は勇者である』(ゆうきゆうなはゆうしゃである)は、Studio五組制作による日本のテレビアニメ。略称は「ゆゆゆ」。テレビアニメ第1期『結城友奈は勇者である -結城友奈の章-』は2014年10月より12月までMBSほか『アニメイズム』B2枠にて放送された。第2期『結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章-/-勇者の章-』は2017年10月より2018年1月まで『アニメイズム』B1枠にて放送された。ハートフルボッコアニメとして名高い戦闘美少女アニメ。作品のジャンルは「変身ヒロインモノ」「新・日常系」であるとしており、序盤では明るい少女たちが楽しく戦いながら四国を守る日常が描かれ、いわゆる日常系作品のような作風で描かれるが、登場人物やそれを見ている視聴者を絶望に追い込んでいく鬱展開の状況も盛り込まれ、日常の尊さに共感するのではなく痛感するという方向性が指向されている。
ら行
- ラーゼフォン
- 『ラーゼフォン』は、ラーゼフォン製作委員会とフジテレビの製作によるロボット・SF・ラブストーリーTVアニメ。2002年1月21日から2002年9月10日までフジテレビで放送された。2003年には『ラーゼフォン 多元変奏曲』として劇場映画化されている。主人公の少年、神名綾人(かみな あやと)が謎の少女の美嶋玲香(みしま れいか)の導きで神像型のロボット「ラーゼフォン」と出会い、人類と侵略者MU(ムウ)との戦いに巻き込まれ、徐々に自分の望み・運命・使命に目覚めて、真聖ラーゼフォン(アヤトゼフォン)となって世界を調律するまでを描く。
テレビアニメ『ラーゼフォン』オープニング曲「ヘミソフィア」
歌:坂本真綾 / 作詞:岩里祐穂 / 作曲・編曲: 菅野よう子- REIDEEN(ライディーン)
- 『REIDEEN』(ライディーン)は、2007年3月3日から9月1日までWOWOWで放送された日本のロボットアニメ作品。全26話。原案は、1975年から1976年にかけて放送されたテレビアニメ作品『勇者ライディーン』。才賀 淳貴(さいが じゅんき)は、ライディーンの操縦者で、宇宙から侵略してくる巨獣機と戦う事になる高校生の少年。
- Re:ゼロから始める異世界生活
- 『Re:ゼロから始める異世界生活』(リ・ゼロからはじめるいせかいせいかつ)は、長月達平による日本のライトノベル。公式略称は『リゼロ』。君を救うためなら、俺は何度でも――死ぬ。『死に戻り』――何の力もないナツキ・スバル(菜月昴)が異世界に来て手に入れた唯一の能力。彼はこの能力だけで、幾多の悲劇の運命を塗り替えるために異世界に一人、奮闘を始める。
わ行
関連リンク(キーワード)/関連項目/関連記事
・ジャンル一覧:異世界(転生・転移)ファンタジーアニメ一覧 / ダークファンタジーアニメ一覧 / ホラーアニメ一覧 / トラウマ必至の「グロアニメ」一覧(猟奇的・残虐シーン画像のまとめ)【閲覧注意】
・題材やテーマ:ループもの作品一覧