ガンダムシリーズの悲劇のヒロインをまとめた一覧。主人公を庇って死ぬニュータイプ系ヒロインのララァ・スン(機動戦士ガンダム)、ユリン・ルシェル(機動戦士ガンダムAGE)や戦争の道具として利用される「敵軍の主人公と心を通わせる強化人間の少女」という「悲劇のヒロイン」ポジションのステラ・ルーシェ(機動戦士ガンダムSEED DESTINY)、フォウ・ムラサメ(機動戦士Zガンダム)など。
敵側の「ニュータイプ」や「強化人間」的なヒロインが主人公と恋仲に落ち、主人公やライバルを庇って死ぬのはガンダムシリーズのいつものお約束となっています。
宇宙世紀のガンダムシリーズの悲劇のヒロイン一覧
『機動戦士ガンダム 光る命 Chronicle U.C.』<編集版>
『機動戦士ガンダム 光る命 Chronicle U.C.』とは、『機動戦士ガンダムUC』と『機動戦士ガンダムNT』のストーリーを担当した福井晴敏さんが構成し、シナリオを書き下ろしたスペシャル映像。『機動戦士ガンダム』から『機動戦士Vガンダム』までが紡がれる、宇宙世紀を描いたシリーズ全ての映像を、新作パートを交えながら作品の垣根を越えて再構成。「アムロ・レイ」と「ララァ・スン」の視点から、宇宙世紀全体を新たに総括するガンダムファン必見の内容です。
機動戦士ガンダム
劇場版『機動戦士ガンダム』『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙(そら)編』特報+予告篇+TVCM
ララァ・スン
ララァ・スンは、アニメ『機動戦士ガンダム』に登場するキャラクター。『機動戦士ガンダム』第34話に初登場。宇宙世紀0079年の一年戦争中にシャア・アズナブルによって高いニュータイプ能力を見出され、フラナガン機関で育てられたニュータイプの少女。彼女のニュータイプ能力は非常に高く、サイコミュシステムを搭載したニュータイプ専用モビルアーマー「エルメス」によるオールレンジ攻撃により、宇宙要塞ソロモン攻略戦の後に集結していた地球連邦軍の艦船やモビルスーツを次々と撃破し、「ソロモンの亡霊」と恐れられた。
アムロの攻撃からシャアをかばい戦死したララァ・スン(『機動戦士ガンダム』第41話「光る宇宙」の劇中より)
シャアが駆るゲルググをかばった際にガンダムのビーム・サーベルがニュータイプ専用MAのエルメスのコクピットを直撃。機体はララァもろとも爆散し、アムロとシャアに大きな心の傷を残す。主人公と心を通わせたニュータイプ・ヒロインの悲劇の物語はここから始まる。
ララァ・スンは、第41話「光る宇宙」にて、戦闘で劣勢に追い込まれたシャアを身を挺して庇い、ガンダムのビームサーベルにより乗機を貫かれ戦死する。死の直前、アムロと再び意識を共鳴させ、二人で「刻」を見る。ララァの死は、シャアとアムロの禍根となった。
シャアは最後に「ララァは私の母になってくれるかもしれない女性だ」と言い放つ。アムロも視聴者も唖然となった衝撃のラストとして有名。シャアとアムロは和解することなくアクシズ・ショックの光に飲まれ死亡した(行方不明)。
劇場アニメ「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」においては、アムロがνガンダムでアクシズを押し返そうとした際シャアは、ララァを「母親になってくれたかも知れない女性」と称した。関連は不明だが「アクシズ・ショック」が起こったのはアムロとシャアがララァに関する事を話し始めてからである。
ララァ・スン、アムロ・レイ、シャア・アズナブルの三角関係
シャア・アズナブルを恩人と慕うララァ・スンと彼女に母性を感じるシャアは男女の仲だが、アムロ・レイとララァが強力なニュータイプ同士の精神感応もあって急速に惹かれ合い、両者に対してニュータイプ能力の劣りを自覚するシャアが嫉妬して割り込むような流れがあった。
ララァがシャアを庇ってアムロに撃墜された一件はアムロとシャアのトラウマであり、シャアは『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の時代で女性と寝ている間にララァの名前を呼んでしまうことがよくあるらしく、アムロも少なくとも小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』においてはうなされると寝言でララァと言ってしまう事をベルトーチカ・イルマに知られているので同様の模様。
マチルダ・アジャン
マチルダは、黒い三連星の激昂したオルテガにより、ミデアの操縦室を叩き潰され戦死する(『機動戦士ガンダム』第24話「迫撃! トリプル・ドム」の劇中より)
マチルダ・アジャンは、アニメ『機動戦士ガンダム』に登場するキャラクター。地球連邦軍のミデア補給部隊の隊長で階級は中尉。
初登場時、ガンダムを使いこなすアムロ・レイを「あなたはエスパーかもしれない」と評した。アムロ・レイにとっては憧れの大人の女性であり、彼女の死は彼に大きな影響を与えた。
オデッサ作戦前の黒い三連星の強襲時には、エンジンの修理が終わったばかりのホワイトベースを救うため自らのミデア輸送機を発進させ、ガンダムにジェットストリームアタックを仕掛ける黒い三連星のドムに機銃掃射をしながら割って入り、オルテガのドムへ体当たりを敢行する。しかし、激昂したオルテガにより、乗機の操縦室を叩き潰され戦死する。
イセリナ・エッシェンバッハ
イセリナ「ガルマ様の仇」
アムロ「ぼ、僕が、仇?」
ガルマを失ったイセリナの悲しい末路。アムロを「仇」と呼びつつ果てるイセリナ。(テレビアニメ「機動戦士ガンダム」第11話「イセリナ、恋のあと」劇中より)
イセリナ・エッシェンバッハは、ジオン公国軍が地球にて占領したアメリカ大陸のニューヤーク市の前市長エッシェンバッハの娘。ガルマ・ザビと相思相愛となり、結婚の約束まで交わした仲だったが、ジオンを憎む父親の猛反対を受けていた。ガルマはホワイトベースとの戦闘で最期に彼女の姿を思い浮かべつつ戦死。その報を父親から聞かされた彼女は彼の名を呼び泣き崩れる。
11話でガルマの基地を訪ね、部下であったダロタに訴えて仇討ちのためガウ攻撃空母3隻で出撃。他の2機を撃墜されるも、負傷したダロタに代り自らガウの操縦桿を握ってガンダムへ特攻、その衝撃でガンダムを操縦不能に追い込む。修理のため外に出たアムロを銃を構えて狙い撃とうとするが、自身もガウの特攻時に深手を負っており、力尽きてガウから転落し死亡。その際の彼女がアムロを仇と呼んだことは、アムロに深い衝撃を与えた。アムロ「なんていう名前の人なんだろう?僕を仇と言ったんだ」
物語は、イセリナを埋葬するシーンで幕を閉じる。
ミハル・ラトキエ
ミハルは被弾による電気系統の故障で格納庫から直接ミサイルを操作し、ズゴック撃破に貢献するが発射時の爆風に吹き飛ばされて死亡してしまう(『機動戦士ガンダム』第28話「大西洋、血に染めて」の劇中より)カイの成長を描く話。
ミハル・ラトキエは、ベルファストに住む少女。幼い弟のジルと妹のミリーを養うために物売りのかたわら、ジオン公国軍のスパイ活動を行っている。
ミハル・ラトキエのコードネームはスパイ107号。ホワイトベースの実情を知り感化されジオンを裏切るも戦死した。今までのロボットアニメとは違う衝撃的な残酷描写が話題になった。
自らの行ったスパイ行為を後悔し、罪滅ぼしとしてカイと共にガンペリーに乗り応戦し、アクシデントによりコクピットからの発射操作が不能になったミサイルを手動で発射させるため自らコンテナへ降りて行って発射させズゴック(劇場版ではグラブロ)を撃破したが、ミサイル発射時の爆風に煽られて機体から投げ出され死亡した。「あんたと会えてよかったと思うよ。ジルとミリーかい?あの子達なら大丈夫さ。私達よりずっとうまくやっていけるって。いつまでもこんな世の中じゃないんだろ?ね、カイ。」
機動戦士Zガンダム
エマ・シーン
エマ・シーンは、テレビアニメ『機動戦士Ζガンダム』に登場するキャラクター。当初はティターンズの士官として登場し、その後はガンダムMk-IIに纏わる一連の事件を経てエゥーゴに移籍。
エマ・シーンは、レコア・ロンドの駆るパラス・アテネと交戦し、相撃ち状態になりつつも撃破する。
グリプス戦役終盤において、自分とは逆にティターンズへ寝返ったレコアの駆るパラス・アテネと交戦し、相撃ち状態になりつつも撃破する。しかし、レコアの最期の言葉(「男はいつも私を陵辱した」)に動揺してその意味を確認しようと不用意にコクピットを出た際、パラス・アテネの残骸がヤザン・ゲーブルの操縦するハンブラビの攻撃によって爆発したため、その破片で全身を強打して致命傷を負う。
『機動戦士Zガンダム』第50話「宇宙を駆ける」(最終回)は、カミーユが廃棄艦で瀕死のエマ中尉と最後の会話を交わすシーンから始まる。
まもなくカミーユに助けられ放棄されたアレキサンドリア級のエアハッチに運び込まれるが、命が尽きることを悟ると彼にΖガンダムが人の意思を吸収する力を持っていると諭し、平和への願いを托して息を引き取った。
機動戦士Zガンダム 第50話 「宇宙を駆ける」(最終回)は、カミーユが廃棄艦で瀕死の重傷のエマ中尉と最後の会話を交わすシーンから始まる。
エマ・シーンの名言「カミーユ。私の命を吸って。・・・私の命を吸って、そして勝つのよ。」
カミーユ「エマ中尉。カミーユ・ビダン、行きます。」
カミーユはエマ中尉に最後のお別れをしてレーザー砲の防衛に向かう。
フォウ・ムラサメ
『機動戦士Ζガンダム』に登場する「フォウ・ムラサメ」は、登場話数は少ないが、根強い人気を誇るガンダムヒロインの一人。当時のアニメ誌の人気投票で1位になるなど絶大な人気を誇ったキャラクター。
フォウ・ムラサメは、『機動戦士Ζガンダム』に登場するキャラクター。地球連邦軍傘下のムラサメ研究所にて、「強化人間」として改造された女性。ムラサメ研究所が便宜的に与えた仮の名であり、ムラサメ研究所の4(four)番目の被験体という意味である。本当の名前は未だ明らかになっていない。サイコガンダムと共に実戦参加した際、ティターンズに功績を上げれば記憶を返すと言い包められ、ホンコン・シティにおいてカミーユ・ビダンの乗るガンダムMk-IIと戦う。
フォウ・ムラサメは、Ζガンダムを狙ってジェリド・メサの乗るバイアランが攻撃してきた際、身を挺してカミーユをかばって盾となり息を引き取る。(『機動戦士Ζガンダム』第36話「永遠のフォウ」の劇中より)
カミーユの必死の説得によって心を取り戻すが、Ζガンダムを狙ってジェリド・メサの乗るバイアランが攻撃してきた際、身を挺してカミーユをかばって盾となり息を引き取る。
ララァとは異なりフォウは人工的かつ非人道的な処置を受けた強化人間であることから、その悲劇性が際立つ形となっている。
『機動戦士Zガンダム』第36話「永遠のフォウ」にて、フォウ・ムラサメは、カミーユをかばって盾となり息を引き取る。
カミーユ「フォウ、目を開けろよ、嘘だろ、こんなの嘘だろ」
主人公と心を通わせたニュータイプ・ヒロインの悲劇は繰り返されてしまう。
アムロ「人は、同じ過ちを繰り返す……。全く!」
シャア「同じか……」
カミーユ「フォウ、目を開けろよ、嘘だろ、こんなの嘘だろ」
『敵軍の主人公と心を通わせる強化人間の少女』という「悲劇のヒロイン」ポジションのフォウ・ムラサメは、当時絶大な人気を誇ったキャラクター。『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイはフォウにインスパイアされて造形されたキャラクターである。宇宙世紀を題材とするガンダムシリーズでは薬物や手術を介さずに覚醒した者を天然のニュータイプ、強化人間は人工のニュータイプという位置づけである。
サラ・ザビアロフ
PMX-002 ボリノーク・サマーンに搭乗しているサラ・ザビアロフは、PMX-003 ジ・Oを駆るパプテマス・シロッコの盾となりカツのGディフェンサーのロングビームライフル攻撃を受けてしまう。
サラ・ザビアロフは、『機動戦士Ζガンダム』に登場するキャラクター。地球連邦軍のエリート部隊「ティターンズ」の女性モビルスーツパイロットである。ニュータイプの資質を持っている少女。「シロッコのためであれば死んでもいい」と思うほど、彼を心底尊敬すると共に恋愛感情にも似た思いを持っており、シロッコに魅かれてティターンズに寝返ったレコア・ロンドには激しい対抗意識を持つ。
サラ・ザビアロフは、シロッコの盾となり彼を庇い絶命する(ボリノーク・サマーンのコクピット内でサラ・ザビアロフが絶命する描写)。
サラの死が分かると、普段感情を表に出さないシロッコが激昂し、カツを攻撃しようとするが、幻影としてシロッコの前に現れカツを逃す。
シロッコ、レコアと共にハマーン・カーンのキュベレイと交戦。戦闘中、シロッコとハマーンが一対一で対峙している時、突然シロッコを狙って乱入してきたカツの攻撃から彼を庇い絶命する。
「 機動戦士Zガンダム 」第46話にてシロッコの盾となりカツのGディフェンサーのロングビームライフル攻撃を受けて命を落としてしまったサラ・ザビアロフ。
ロザミア・バダム
ゲーツ・キャパに精神を操られ、ロザミアはサイコガンダムMk-Ⅱでアーガマを攻撃する。最後には、無念の思いを込めたカミーユにコクピットをビームライフルで直撃され、ロザミアは実在しない兄の名を呼びながら宇宙に散った。
ロザミア・バダムは、アニメ『機動戦士Ζガンダム』に登場するキャラクター。ティターンズの女性モビルスーツパイロット。地球連邦軍のオーガスタ研究所で調整を受けた強化人間。かなり能力の高い強化人間ではあったが精神の崩壊が進んでおり、均衡を保つために家族に関する虚偽の記憶を植えつけるなどの処置が取られていた。
カミーユ・ビダンのΖガンダムがサイコガンダムMk-IIのコクピットの頭部を狙撃して撃破する(『機動戦士Zガンダム』第48話「ロザミアの中で」)。
ロザミア「見つけた!お兄ちゃん!」。サイコガンダムMk-IIは爆発する。
ライラ・ミラ・ライラ
ライラ・ミラ・ライラは、『機動戦士Ζガンダム』に登場するキャラクター。地球連邦軍所属のモビルスーツ(MS)パイロットで、階級は大尉。ティターンズを快く思っていなかったが、そこに所属するジェリド・メサに戦闘技術を教え、師匠と仰がれた。
ライラ・ミラ・ライラは、真のニュータイプであるカミーユに圧倒され、自らもオールドタイプであった事を悟る。
カミーユの能力に圧倒され撃墜される。最期の瞬間、真のニュータイプであるカミーユの前に自らもオールドタイプであった事を悟り、無意識の内にニュータイプに対して偏見をもっていたことを知る。ライラ撃墜によりカミーユは「アムロ・レイの再来」と誉められるが、ジェリドは彼女の死に涙し、打倒カミーユの意志をさらに燃やすこととなった
マウアー・ファラオ
マウアー・ファラオは、『機動戦士Ζガンダム』第12話でジェリド・メサのジャブロー脱出を手助けしたのが初出で、ジェリドの恋人として共に行動することになる。第30話にてΖガンダムの攻撃からジェリドを庇って戦死する。
マウアー・ファラオは、『機動戦士Ζガンダム』に登場するキャラクター。ティターンズ所属のモビルスーツパイロットで、階級は少尉。ジャブロー内のニュータイプ研究所で訓練を受けていたとの設定があるが、どれほどの能力を秘めていたかは定かではない。
テレビ版『機動戦士Ζガンダム』第30話でガディが命じた奇襲作戦でZガンダムの攻撃からジェリドを庇って戦死した。ジェリドにとって公私両面においてかけがえのないパートナーとなり、マウアーにとってもジェリドを守ることが彼女の全てとなっていく。カミーユの攻撃からジェリドをかばった時も、どこか達観したような表情で「守って見せるって、言ったろ・・・」と呟き散って行った。
クワトロ・バジーナ(シャア)「まだだ、まだ終わらんよ!!」 / それぞれ三作品のラスボスが相対している貴重なシーン。
百式でシロッコのジ・Oとハマーンのキュベレイを相手に、コロニーレーザーを守りながら戦うシャア
機動戦士ガンダムZZ
ハマーン・カーン
アニメ史に残る屈指の女傑であるハマーン・カーン「死にに来たか!俗物ッ!!」。非常に高いニュータイプ能力と、卓越したモビルスーツの操縦技術をもち、搭乗するキュベレイの性能と相まって一騎当千の戦闘能力を誇る。
ハマーン・カーンは、アニメ作品群『ガンダムシリーズ』のうち、宇宙世紀を舞台にした作品に登場するキャラクター。アクシズおよびネオ・ジオンの実質的指導者。初登場は『機動戦士Ζガンダム』第32話「謎のモビルスーツ」。漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』では、ニュータイプの素質を見出され、ジオン公国のニュータイプ研究機関で育成されるが、自分の体を他人に調べられることが苦痛となっていき、その研究を拒絶するようになった過去が描かれている。
ジュドー・アーシタのZZガンダムとハマーン・カーンのキュベレイの最後の一撃は相打ちとなり、上半身だけとなったキュベレイ。(『機動戦士ガンダムΖΖ』第47話「戦士、再び……」(1987年1月31日)の劇中より)
シャア・アズナブルの推挙でミネバ・ラオ・ザビの摂政に就き、事実上のアクシズの指導者となる。高い指導力と政治力を有した政治家である一方、モビルスーツのパイロットとしても高い技量を有し、劇中、多くのエースパイロットと互角以上の戦いを繰り広げている。
ハマーン・カーンは、決戦でジュドーに敗れるが、散り際にジュドーという「強い子」に会えて地球圏へ帰ってきて良かった、との想いを言葉で遺す。
『機動戦士ガンダムΖΖ』の最終回にて、ΖΖガンダムを駆るジュドー・アーシタと対決。最終的に紙一重の差でジュドーに敗れ、ジュドーが救いの手を差し伸べるもののそれを拒む。そしてキュベレイをモウサ(アクシズの居住ブロック)の壁に激突させ、絶命する。
エルピー・プル
エルピー・プル「当たり前だよ、不愉快なのは・・・」「人はね、人間はね、自分を見るのが不愉快なのよ。でもね、どんなに不愉快でも、どんなに憎くっても、自分自身を殺すことも、自分自身を辞めることも出来ないのよ。」
エルピー・プルは、『機動戦士ガンダムZZ』のヒロインの一人。無邪気な性格のニュータイプ少女。ネオ・ジオン軍のクローンニュータイプ「プルシリーズ」の第一号、もしくは素体である。彼女の姉妹として有名な所ではプルツーやマリーダ・クルスが挙げられる。
「エルピー・プル」のキュベレイMk-IIは自身のクローン「プルツー」の駆るサイコガンダムMk-IIとの戦いにて、ジュドーをかばう形で被弾。プルはキュベレイもろとも、短い生涯を遂げる。
プルツーの操る「サイコガンダムMk-II」がアーガマを急襲した際、解体中の「キュベレイMk-II」で再出撃を強行したプルは、自分の分身とも言うべきプルツーの出現に戸惑いつつ必死の抵抗を試みるが、最後はジュドーをかばって死亡する(第36話)。
機動戦士ZZガンダム OP2 サイレント・ヴォイス エルピー・プルVer
プルツー
プルツーは、『機動戦士ガンダムZZ』のヒロインの一人。彼女の素体はエルピー・プルであり、その2番目のクローンであることから、『プルツー』と呼称されている。ネオ・ジオンにおいて養成されたクローンの一員で、グレミー率いるNT部隊の中核をなす存在。サイコミュへの親和性はエルピー・プルよりも高く、「サイコガンダムMk-II」や「キュベレイMk-II」、「クィン・マンサ」といった数々のNT専用機に搭乗、その性能を奮う。
力を使い果たして倒れたプルツー(明確な死亡描写はない)(「機動戦士ガンダムΖΖ」46話「バイブレーション」劇中より)
最終的にグレミーと共にジュドーと対峙した際、プルの思念体に諭されて己の真意に気づく。ジュドーに心を開いて彼の元に駆け寄るも、乗機のクィン・マンサが爆発する際に重傷を負う。その後はネェル・アーガマに収容され、瀕死状態の中、崩壊していくコア3周辺宙域内に取り残された兄のように慕うジュドーを脱出させる手引きをした後、力を使い果たして倒れる。
キャラ・スーン
キャラ・スーンは、マシュマー・セロ同様強化人間に改造された。量産型キュベレイを駆るニュータイプ部隊と相討ちとなるという壮絶な最期を遂げた。
キャラ・スーンは、『機動戦士ガンダムZZ』に登場するキャラクター。ネオ・ジオンの士官。マシュマー・セロの失態の為に監視役として派遣された。MSに乗ると異常に興奮しトランス状態に陥るという奇妙な性癖を持つ。ゲーマルクに乗って活躍したが、グレミー・トトが率いるプルクローン達(「量産型キュベレイ」を駆るニュータイプ部隊)との戦いで戦死した。
エマリー・オンス
エマリー・オンスは、ネェル・アーガマを守るためにプルツーの乗るクィン・マンサに対する盾となり、ブライト・ノアの名を叫びながら補給ドック艦「ラビアンローズ」と運命を共にした。
エマリー・オンスは、『機動戦士ガンダムZZ』に登場するキャラクター。エゥーゴの補給ドック艦ラビアンローズの艦長代理。アーガマの艦長ブライト・ノアに熱烈な想いを抱いており、妻子ある彼に迫るなど、思い込むと一途な女性でもある。
プルツーが駆る「クィン・マンサ」によって、巨大なラビアンローズがものの数秒で轟沈させられた。
第一次ネオ・ジオン抗争終盤、プルツーが駆る「クィン・マンサ」による襲撃を受けた機動戦艦ネェル・アーガマを守ろうと、ラビアンローズを用いて盾となる。クルー全員を退艦させ、ガントリー・アームをクィン・マンサに射出して直撃させるが、ファンネルによる一斉砲火の反撃を浴び、猛火と共に轟沈していく艦内でブライトの名を叫びながら絶命する。
プルシリーズ(量産型キュベレイを乗機とする部隊)
「プルシリーズ」は、第一次ネオ・ジオン戦争に於いて運用されたエルピー・プルの11体のクローン。
プルシリーズ(プルクローン)は、TVアニメ『機動戦士ガンダムZZ』に登場する、エルピー・プルをベース(オリジナル体)としたクローン・モデルの強化人間。量産型キュベレイを乗機とする部隊として編成された、グレミー・トトの切り札。「プルツー」から「プルトゥエルブ」(=OVA『機動戦士ガンダムUC』に登場する「マリーダ・クルス」)までが存在するが、第一次ネオ・ジオン抗争末期(宇宙世紀0089年1月)時点でプルイレブンまでは死亡している。
「クイン・マンサ」の随伴としてプルシリーズが搭乗している「量産型キュベレイ」が登場する。
最終的にはグレミーの戦死後にキャラ・スーンの操るゲーマルクと交戦し、相打ちとなって破壊される。
『機動戦士ガンダムUC』では主要登場人物であるマリーダ・クルス(プルトゥエルブ)だけが生き残ったという設定になっている。
プルシリーズは指示を下す「マスター」の存在がなければ精神の平衡を保てず、その者との間に共依存関係を形成しやすい傾向にあったとされており、精神面での不安要素を多く抱えていた。
トーレスの幼馴染の「セシリア」
トーレスの幼馴染のセシリアは、ゴットンのスパイだった。
セシリアは、『機動戦士ガンダムZZ』第20話「泣き虫セシリア (前)」/第21話「泣き虫セシリア (後)」に登場するキャラクター。
アクシズから帰還したアーガマは、補給のため月のグラナダへ入港した。ジュドー、エル、トーレス、ミリィの4人はグラナダの市街へ出かけるが、そこでトーレスは幼なじみのセシリアと再会した。だが、ジュドーはゴットンと接触するセシリアを目撃してしまった。
ゴットンから渡された報酬金のトランクには時限爆弾が仕掛けられていた。シャトルとグラナダを守るために時限爆弾ごとMSガ・ゾウムにしがみついた。
トーレスは、幼なじみのセシリアがゴットンのスパイと知らされ、悩んでいた。キャラの脱走騒ぎの中で、脱出して1人ゴットンのもとへ向かったセシリアはニセの情報で移民船のチケットを手に入れた。だが報酬金のトランクには爆弾が仕掛けられていたのだ…。
セシリアはトーレスに嘘をついたことを悔いて、シャトルとグラナダを守るために時限爆弾ごとMSガ・ゾウムにしがみついた。
ジュドー「やめろー セシリアさん、アンタのつもりが分かったぞ!」
ジュドー「セシリアさんだろ?降りろ、受け止めてやる!」
セシリア「そんなこと出来ない!トーレスに嫌われちゃう!あたしだって全部弱虫じゃない!」
自爆したセシリア「トーレス…(爆発)」
涙を流して悲しむジュドー「なんて…なんてことを… 自分勝手な判断だけで…」
命を投げ出して皆を救おうとしたセシリアを、なんとか助けようとMS ZZガンダムで戦うジュドーだったが、善戦むなしく彼女はガ・ゾウムもろとも宇宙に散っていった。
シャトルとグラナダを守るためにガ・ゾウムとゴットン・ゴーの乗る宇宙艇を道連れに爆死したセシリア。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
クェス・パラヤ
クェス・パラヤは、家出しインドの山奥でニュータイプになるべく修行をしていたが連れ戻され、父と共に宇宙に向かうことになる。それがきっかけでアムロ・レイやハサウェイ・ノアと出会うことになる。アムロに惹かれるが、チェーンの存在に嫉妬し、シャアに出合ったのがきっかけでネオ・ジオン軍に身を投じた。
クェス・パラヤは、劇場アニメ『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場するキャラクター。ニュータイプの資質を持ち、劇中では敵味方の陣営を転々とする。ニュータイプ研究所で訓練を受けたクェスはファンネルを使いこなすなど非凡な才能を見せ、「ヤクト・ドーガ」や「α・アジール」の性能を発揮していく。
ガンダムのビームライフの直撃を食らうギュネイのヤクト・ドーガ…。クェス「ギュネイをやったの!?」
クェス・パラヤは、気ままな性格の高い潜在能力を持ったニュータイプ少女。実は孤独なクェスは、自分を受け止めてくれる父親(のような安住性)を求めていた。当初はアムロに興味を抱いていたが、シャアの思想に感化されネオ・ジオンへ。そこにも求めていた楽園は存在しなかった。ニュータイプ能力者であるクェスは、戦争の道具として利用されるだけであった。「ガンダム三大悪女」の扱いを受けることも。
「直撃!?どきなさい、ハサウェイ!」クェス・パラヤは、最後はハサウェイ・ノアを庇うようにして命を落とす事になった。(劇場アニメ「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」(1988年)の劇中より)孤独であったクェスは、最後の最後に心を通わす者(ハサウェイ)を見つけるも、短い生涯を遂げた。
チェーン・アギ
チェーン・アギは、α・アジールに向けてグレネードで攻撃。その結果、クェスが命を落とす事態を招いてしまう事になり、最後は錯乱状態に陥ったハサウェイが怒りに任せて乱射したビームライフルを受け、死亡する事になった。
チェーン・アギは、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場するキャラクター。地球連邦軍の技術士官で階級は准尉、メカニックマンも務めておりνガンダムの開発プロジェクトで主導人物的な立場にある。アムロとは惹かれ合い恋人関係になっていき、公私にわたってサポートする。元々劇場版のヒロインとして『Zガンダム』に登場したベルトーチカ・イルマを登場させる予定だったが、「アムロの結婚した姿を見たくない」というスポンサーの意見により急遽穴埋めのヒロインとしてチェーン・アギを登場させることになった。
終盤では、現場にMSの数が足りないとの声を聞き、サイコフレームの数が多い方がアムロに有利であるとの理由から、戦場の真っ只中にいるであろうアムロの元へサイコフレームの試料を届けるため、メイン・エンジンの一つだけを修理した半壊したままのリ・ガズィに搭乗し、アストナージの制止も聞かず無理矢理戦場に出撃する。
ケーラ・スゥ
ケーラ・スゥは、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場するキャラクター。地球連邦軍MSパイロット、階級は中尉でジェガン部隊隊長。アムロ指揮下のモビルスーツ隊で先鋒をつとめていた。アムロがνガンダムに搭乗してからは、リ・ガズィを譲り受けた。
最期はギュネイ・ガスのヤクト・ドーガの手で握り潰されて死亡した。
戦場でギュネイに囚われて人質となり、アムロは彼女を救う為にνガンダムのフィンファンネルを含む武装を解除するが、(ネオ・ジオンタイプのファンネルしか知らないため、フィン・ファンネルを放熱板と勘違いしていた)ギュネイの放つ敵意に過剰に反応した調整不足のフィンファンネルが攻撃を行ってしまい、これに逆上したギュネイのヤクト・ドーガに握り潰されて戦死した。
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』劇場公開日は2020年7月23日に決定
ガンダムチャンネル『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』ダイジェスト映像
ガンダム40周年の集大成作品、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』が2020年7月23日(木・祝)に公開!『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の正統なる続編である『閃光のハサウェイ』をより楽しんでいただくためのダイジェスト映像です。
機動戦士Vガンダム
カテジナ・ルース
ウッソとクロノクルを互いに戦わせるカテジナ「戦え……ウッソ、クロノクル。勝った方をあたしが全身全霊をかけて愛してあげるよ!? うは、あははっ、あーっはははははー!」
カテジナ・ルースは、アニメ『機動戦士Vガンダム』に登場するキャラクター。主人公であるウッソ・エヴィンが強い好意を寄せるほど美しい容姿をしており、ウーイッグでは豪商として馳せているルース商会の一人娘として何ら苦労のない生活をしていた。
クロノクルという男との出会いによって、味方を裏切りザンスカール帝国の軍人となりウッソの宿敵に。狂気にかられ、人類に牙をむいたカテジナは、歯止めの利かない狂気によって破滅する。視力も記憶も失ったカテジナが雪の降るカサレリアを独り彷徨うラスト。すべてを亡くした彼女はあてもなく荒野をさまようことに。
ガンダムシリーズの中でも屈指の悪女と評されるキャラであり、「ガンダム三大悪女」においては必ずと言って良いほどその名が挙がるほど。最後には、光と共に“全て”を燃やし尽くし失ったカテジナ・ルースは、かつて焼き払われた故郷をゆっくりと目指し、雪道を進む。
ガンダムシリーズの中でも屈指の悪女と評されるキャラであり、「ガンダム三大悪女」においては必ずと言って良いほどその名が挙がるほど。ガンダムファンからは賛否両論で、良くも悪くも「Vガンダム」を象徴する登場人物。最終話では、半ば失明し(一説には記憶も失い)、独り故郷ウーイッグに帰る姿が描かれる。
ファラ・グリフォン
ファラ・グリフォンは、『機動戦士Vガンダム』に登場するキャラクター。ザンスカール帝国ラゲーン基地の司令官。ギロチン執行人の家系出身で、自らもギロチンによる処刑を行っていた。
TVシリーズでは明言されていないが、復帰後の狂いっぷりやサイコミュ兵器搭載型のザンネックやゲンガオゾといったMSを乗りこなす描写から、小説版やゲーム等では「強化人間」として扱われることが多い。作中で人格が変貌していることから、強化人間にされたという説あり。
ギロチン家系の宿命に縛られたファラ・グリフォンにウッソは、執拗に追われ続けたが、第47話にて倒す。
ミューラ・ミゲル
母の頭部が入ったヘルメットを抱き、ウッソは焦点の合わない目で立ち尽くす。
有名な鬱シーン「母さんです」
残された母の亡骸は、あまりにも無残なものであった。
ミューラ・ミゲルは、『機動戦士Vガンダム』に登場するキャラクター。ウッソ・エヴィンの母親。優秀な技術者であり、V2ガンダムの開発者でもある。ミューラ・ミゲルの悲惨な最期が描かれた第36話「母よ大地に帰れ」は、鬱展開が多いVガンダムの中でも屈指のトラウマ回となっている。
(母親の生首の入ったヘルメットを持ち帰った)ウッソ・エヴィン「よくわかりません。…母さんです…」
ザンスカール帝国の軍人「ゴズ・バール」は、人質とするために「ミューラ・ミゲル」をモビルスーツ「ゾリディア」の手で掴んだ状態で、ウッソの乗るモビルスーツ「V2ガンダム」と戦う。
ミューラ・ミゲルの遺物は、ホイールに押しつぶされた時に吹き飛んだヘルメットに入った自らの首だけであった。それを持ち帰ったウッソや受け取ったマーベット・フィンガーハット、仲間達はショックで号泣し、視聴者には戦争の残酷さを鮮明に表している。
シュラク隊
シュラク隊は、「機動戦士Vガンダム」に登場する女性のみで編成された部隊。シュラク隊のメンバーは全員が死亡しており、ガンダム史上最も救いのない悲劇の部隊として語り継がれている。
シュラク隊とは、「機動戦士Vガンダム」に登場する、リガ・ミリティアのモビルスーツ部隊。オリファー・イノエによって組織された部隊で、最初はオリファーが指揮官であった。全員が女性という部隊であり、劇中でのリーダーのポジションは、ジュンコ・ジェンコへと移っている。
劇中ではメンバーがことごとく死亡フラグを立てたりして戦死していく悲しい運命を背負った部隊であった。その壮絶な数々の死に様は、当時の富野由悠季が「Vガンダム」で皆殺しの富野の異名たる所以を遺憾なく発揮させた象徴とすら言われ、ようやく目立ったキャラクターがその回で死ぬなどということもあった。特に序盤は容赦なく3人もメンバーが戦死しており、初登場の次の回で死亡するなど死亡フラグたる所以をいきなり見せつけ、その後もコクピットへの攻撃で焼け死ぬなど、視聴者へのトラウマを不動のものとする。
引用元: ニコニコ大百科「シュラク隊」
機動戦士Vガンダムのシュラク隊の戦死理由
- ヘレン・ジャクソン
- シュラク隊最初の犠牲者。カミオン隊の輸送機を守る際にコクピットを潰されて敵機と相討ちで戦死。
- マヘリア・メリル
- ジブラルタル空域で相討ちして戦死。
- ケイト・ブッシュ
ケイト・ブッシュが操縦するガンイージは、壊れたレールを必死で支える。クワン・リーは「機体はそのまま、パイロットには死んでもらう!」と言ってシュラク隊のケイトを葬る。
ジブラルタルの戦闘でマスドライバーを支えている所を攻撃され戦死。ケイト・ブッシュが操縦するガンイージのコクピットは、クワン・リーが操縦するメッメドーザのビームサーベルで貫かれ戦死。
ケイトの乗るガンイージのコクピットを串刺しにしたシーンは、視聴者にトラウマを植えつけた。
- ジュンコ・ジェンコ
ジュンコ・ジェンコは、ビッグキャノンに仕掛けられた爆弾を外そうとしたが、危険を顧みず外す方法すら分らないまま、爆発に巻き込まれて命を落とした。
ジュンコ・ジェンコは、シュラク隊のリーダー。腕が立ち隊員達やウッソの面倒を見てくれる。
ウッソの自分がやるという言葉を無視して、爆弾処理に取り組もうとした際のセリフ「これぐらい、やらせてよ…あぁっ!?」
ビッグキャノンに仕掛けられた爆弾を外そうとするが間に合わず戦死。ウッソの目の前で粉々に吹き飛んだ。ジュンコ・ジェンコは、ビッグキャノンに仕掛けられた爆弾を解除しようとするが、解除に失敗し、爆発し蒸発…最期の瞬間に何故か全裸になるというサービスショット。
- ペギー・リー
- ウッソをかばってクロノクル相手に戦死。
- ユカ・マイラス
- カテジナ・ルース相手に戦死。V2ガンダムの道を切り開くべく敵部隊に特攻するがゴトラタンのビームが直撃し死亡した。
- フランチェスカ・オハラ
フランチェスカ・オハラは、最終決戦まで生き残るが、エンジェル・ハイロゥ攻防戦においてカテジナ・ルースの行動を投降と勘違いして近付き、その瞬間に攻撃されて死亡した。
カテジナ・ルース相手に戦死。カテジナの狂気を現す有名な名台詞のひとつ「とち狂ってお友達にでもなりに来たのかい?」は、エンジェル・ハイロゥを攻撃しはじめたカテジナを味方と誤認した、シュラク隊のフランチェスカ・オハラに対して発した台詞。
- ミリエラ・カタン
- カテジナ・ルース相手に戦死。エンジェル・ハイロゥ攻防戦でカテジナに挑むが返り討ちに遭い戦死した。
- コニー・フランシス
- カテジナ・ルース相手に戦死。最終決戦のエンジェル・ハイロゥ攻防戦でウッソを援護しようと接近したがカテジナ・ルースの怒りを買ってしまい撃破された。
ネネカ・ニブローとネネカ隊
ビキニアーマー姿のネネカ・ニブローは、ネネカ隊の部下共々青い水着に着替えてミニスラスターと無反動砲でV2ガンダムに挑み、アサルトバスター装備を砲撃で破壊するも…。
女だけの近衛部隊を捨て駒に、なんと水着姿でバズーカを持たせてウッソのV2ガンダムを襲わせる通称「水着のお姉さん作戦」。
ネネカ隊は、隊長のネネカ・ニブロー率いる、総勢6人(隊長含めて7人)の女性兵士からなる部隊。『機動戦士Vガンダム』第49話「天使の輪の上で」において、カテジナ・ルースの作戦でウッソ・エヴィンへの幻惑効果があるからと全員水着姿で生身で攻撃を仕掛けることに…。
V2ガンダムの頭突きを受けて死亡するネネカ隊の隊員。何かと衝撃的な鬱展開に定評のある『Vガンダム』という作品の中でも、一際異彩を放つこの戦闘シーン。
水着(ビキニアーマー)姿のネネカ隊は、生身の白兵戦をしかけるが、狂乱したV2ガンダムのパイロットのウッソ・エヴィンによりあっさり配下の女性兵たちは全滅。
ネネカ隊がV2ガンダムを挟み撃ちにする形で襲撃した。ウッソは、「痛かったらごめんなさい」と言った後に、水着姿の生身の美女相手にモビルスーツの巨体を使った物理攻撃を敢行した(頭突きなど)。生身の水着姿でV2ガンダムに立ち向かい、生々しい悲鳴を上げて捻り潰されていくネネカ隊。
エンジェル・ハイロゥ護衛の近衛師団であるネネカ隊の隊長のネネカ・ニブローは、カテジナ・ルースの作戦で生身の水着姿でV2アサルトバスターガンダムを攻撃するが、ウッソ・エヴィンのビームサーベルに焼き殺される。アニメ史に残る残酷シーンのひとつ。
最後まで生き残って砲撃を続けたネネカ・ニブローもビームサーベルに薙ぎ払われ跡形もなく蒸発した。「こんなの夢だよ」とつぶやき、あまりにも無残な光景に、改めて現実であることを受け入れらなくなったウッソ。
カリンガ・ウォーゲル
カリンガ・ウォーゲルは、「リガ・ミリティアは敵の機体すら利用する」というファラ・グリフォンの言葉を真に受けてしまい、キスハール本人が操るリグ・シャッコーのコクピットをビーム・サーベルで貫いて相討ちとなり、キスハールの腕に抱かれながら、機体の爆発に巻き込まれていった。
カリンガ・ウォーゲルは、近衛師団のリグ・シャッコーパイロット。キスハール・バグワットの恋人。
キスハールのリグ・シャッコーを確認するがファラの計略により奪われた機体と判断し、キスハールと気付かずに一騎討ちを仕掛ける。戦闘中にお互いにビームサーベルを突き立て相討ちになるが、直前に相手がキスハールと気付きコックピットへの直撃を外すが自身は重傷を負う。
『機動戦士Vガンダム』第44話「愛は光の果てに」は、愛し合う二人が互いを貫き合うことになる悲しいお話。宇宙に浮かぶエンジェル・ハイロゥの美しさが儚さを引き立てます。カリンガ・ウォーゲルとキスハール・バグワットは、ファラ・グリフォンの計略により同士討ちさせられてしまう。
エンジェル・ハイロゥがまるでカリンガとキスハールの二人のための結婚指輪のように見える演出。