悪魔の入浴・死霊の行水(1972年)

悪魔の入浴・死霊の行水(原題:Ceremonia sangrienta/Le vergini cavalcano la morte/The Legend of Blood Castle)は、1972年のスペイン・イタリアのスプラッター・ホラー映画。女の生き血を全身に浴びては若返りを図っていたエリザベート・バートリー伝説を描いたゴシック・ホラー。オカルト調のサイコホラー。

夜更けにナディアの寝室に忍び込んだ侯爵は怯える彼女を連れ去り、屋根裏部屋で首を刺し抜いて殺害する。

夜更けにナディアの寝室に忍び込んだ侯爵は怯える彼女を連れ去り、屋根裏部屋で首を刺し抜いて殺害するスプラッター描写。

夫が処女を拐っては殺し、エリザベートはその血を浴びる。

階下の部屋では全裸になったエリザベータが天井の穴から滴り落ちるベットリとした生き血を全身に浴び、恍惚の表情を浮かべているのだった。

階下の部屋では全裸になったエリザベータが天井の穴から滴り落ちるベットリとした生き血を全身に浴び、恍惚の表情を浮かべているのだった。

エリザベータの生き血浴びはエスカレートし、次々に村の生娘達が失踪していく。

エリザベータの生き血浴びはエスカレートし、次々に村の生娘達が失踪していく。

村人達は後日、人数を集め城に乱入。侯爵の墓を暴くが、棺の中にあったのは血を抜かれた処女達の死体だった。

村人達は後日、人数を集め城に乱入。侯爵の墓を暴くが、棺の中にあったのは血を抜かれた処女達の死体だった。

イルザ ナチ女収容所 悪魔の生体実験(1974年)

「女収容所もの」(女囚もの)は、収容所で女囚人をいたぶる残虐シーンが売り物の1970年代に流行したポルノ映画ジャンル。

「女収容所もの」(女囚もの)は、収容所で女囚人をいたぶる残虐シーンが売り物の1970年代に流行したポルノ映画ジャンル。『イルザ ナチ女収容所 悪魔の生体実験』は「女囚もの」の原点にして頂点な代表格的作品。鬼畜系悪趣味映画の走りともいえる作品。

『イルザ ナチ女収容所 悪魔の生体実験』(Ilsa, She-Wolf of the SS)は1974年に制作された映画。女子収容所を舞台にしたグラマーな女所長イルサが、非道の限りを尽くすカルト・エロス。制作会社はカナダで撮影はアメリカで行なわれている。低予算のエクスプロイテーション映画ではあったが当時としては大ヒットし、後に多くの同種の映画を生み出す契機となった。

第二次世界大戦中、ヒットラー第三帝国治下の捕虜収容所に於いて行われた生体実験の模様を描く。冷酷無比かつサディスティックな拷問を繰り広げる女収容所長イルサ(ダイアン・ソーン)を主人公にしたエロティック・シリーズの記念すべき第一弾。祖国のためという大義名分のもと、ナチス強制収容所の所長イルサは残虐な生体実験を始める。女子収容所を舞台にしたポルノ作品。イルザは悪魔のような人体実験を繰り返し、虫けらのように捕虜を殺してゆく。

男性はイルザのセックスの相手として寝室に呼ばれ、ことが終われば去勢された(麻酔なしで男性器を切断する残酷シーンが見せ場として描かれた)。

最大の見せ場のひとつ、生理的に嫌悪感を感じる「傷口に蛆を沸かしている」拷問シーン。

最大の見せ場のひとつ、生理的に嫌悪感を感じる「傷口に蛆を沸かしている」拷問シーン。

麻酔なしでの男根を去勢したり、傷口に蛆を沸かしている拷問・人体実験シーンなど残虐シーンのオンパレードであり、当時の観客の度肝を抜いた。

イルザ(悪魔)シリーズ(続編)
  • 『イルザ アラブ女収容所 悪魔のハーレム』
  • 『女体拷問人グレタ』
  • 『イルザ シベリア女収容所 悪魔のリンチ集団』

『イルザ ナチ女収容所 悪魔の生体実験』の公開以降、「ナチもの」や「女収容所もの」(女囚もの)が大流行した。便乗映画作りが得意なイタリアでは、リノ・ディ・シルヴェストロ監督の「悪魔のホロコースト」(1976年)など「ナチ収容所」を舞台にしたエログロ映画が量産されるようになった。

悪魔のしたたり/ブラッドサッキング・フリークス(1974年)

悪魔のしたたりは、不快極まりない見世物小屋で繰り広げる残酷な女体拷問ショーを描く。最大の見せ場の一つは、脳髄をすするシーン。

悪魔のしたたりは、不快極まりない見世物小屋で繰り広げられる残酷な女体拷問ショーを描く。最大の見せ場の一つは、脳髄をすするシーン

悪魔のしたたり(原題:BLOODSUCKING FREAKS)は、1974年製作のアメリカの鬼畜系スプラッター映画見世物小屋のショーとして残酷な拷問を受ける女性達を描いた、悪趣味・スプラッター・ホラー。不謹慎かつ下品で不快な映画として悪名高い。

自称魔術師のサルドゥが相棒の小男ラルフスと共に見世物小屋で繰り広げる残酷な女体拷問ショー。裏の顔は奴隷売買のディーラーであるサルドゥは、次々と女性を誘拐しては、過激な女体拷問ショーに登場させるために残虐な調教していた。ひたすら女性に対して不快極まりない変態的な拷問が続く。

女性のお尻に的を書いてダーツをする、腕や首チョンパは勿論、電気攻めなどバラエティに富んだ拷問シーンが盛り沢山。特に「脳髄をすする変態シーン」「男性器をホットドッグとして食べる変態シーン」が有名。ファシスト達が少年少女にあらんかぎりの変態行為を尽くす『ソドムの市』(1975年)に並ぶ鬼畜系悪趣味映画の元祖的な存在。

悪魔の調教師

核実験によって父親を廃人にされ、精神に異常をきたしたアンドレは女性たちを監禁し、異様な調教と虐待を繰り返していた。そんな彼は車で旅をしていたショーガールたちを新たな生贄として拉致するが……。

核実験によって父親を廃人にされ、精神に異常をきたしたアンドレは女性たちを監禁し、異様な調教と虐待を繰り返していた。そんな彼は車で旅をしていたショーガールたちを新たな生贄として拉致するが……。

悪魔の調教師(原題:TERROR CIRCUS/BARN OF THE NAKED DEAD/NIGHTMARE CIRCUS)は、1974年のアメリカのスプラッター・ホラー映画。核実験により精神を病んだ青年の狂気を描いた問題作。

日本では、1974年のオカルトブームの年に公開されたスプラッター・ホラーの1本。邦題に“悪魔の”と付いているのも、オカルト(心霊・悪霊・悪魔)ブームの表れ。

『悪魔のいけにえ』(1974年)『サランドラ』(1977年)に影響を与えたと言われる、グラインドハウスの金字塔的作品。核実験の影響で父親を廃人にされ、自らも精神分裂病になった元サーカス団員の青年。狂ってしまった彼の心は、若い女をさらい調教するという蛮行に走り始める。

放射能によって怪物化した父親はクライマックスまで全身像を見せない。ケロイド状になったグロテスクな父親の顔。

放射能によって怪物化した父親はクライマックスまで全身像を見せない。ケロイド状になったグロテスクな父親の顔。

アンドレーは、核実験により父を廃人にされ、母に捨てられて悪魔と化した元サーカス団にいた過去をもつ精神異常者だった。旅行中の女をさらってきては鎖に繋ぎ、女を動物に見たててサーカスをやろうというのだ。

暗闇にベルが鳴る(1975年)

多くのスラッシャー映画の原点となったサスペンスホラーの傑作「暗闇にベルが鳴る」(1975年)

多くのスラッシャー映画の原点となったサスペンスホラーの傑作「暗闇にベルが鳴る」(1975年)

『暗闇にベルが鳴る』(原題:Black Christmas)は、1974年制作のカナダのサスペンス・スリラー映画。女子学生寮に忍び込んだ影なき殺人鬼がまきおこすサスペンス。クリスマス前後の女子学生寮を舞台に、奇怪なイタズラ電話に端を発した猟奇殺人を描いた恐怖映画。多くのスラッシャー映画の原点となった歴史的傑作。

『暗闇にベルが鳴る』(原題:Black Christmas)では、殺人鬼の正体は誰なのかは最後まで分からない。2006年のリメイク作品では、オリジナルでは全く言及されなかったビリーやアグネスの正体まで描かれている。

『暗闇にベルが鳴る』(原題:Black Christmas)では、殺人鬼の正体は誰なのかは最後まで分からない。2006年のリメイク作品では、オリジナルでは全く言及されなかったビリーやアグネスの正体まで描かれている。

【ストーリー】冬の澄んだ空気に包まれたクリスマス。賛美歌が流れ、パーティーで賑わう女子寮に不気味な怪電話がかかってきた。「お前たちを殺す―」誰もがタチの悪い冗談だと笑うが、休暇の準備で部屋に戻った女学生のひとりがクローゼットに潜む何者かに襲われ、行方不明になってしまう。その晩から、電話のベルが妖しく鳴り響くたび、少女たちはひとり、またひとりと消えていく。暗闇からじっと見つめる謎の瞳。寮に残った美人学生ジェス(O・ハッセー)は、電話口で犯人が呟いたある言葉から、殺人魔の正体が自分の恋人ピーター(K・デュリア)ではないかと不安に怯えるが…。

イタリアのジャーロ映画の金字塔『サスペリアPART2』(1975年) 映画史に残る傑作ミステリー。

『サスペリアPART2』の最初の惨劇のシーン。切れ味のある残酷描写になっている。

『サスペリアPART2』の最初の惨劇のシーン。窓ガラスにガチャンと顔を叩きつける残酷殺人。切れ味のあるスプラッター描写になっている。

『サスペリアPART2』(原題:Profondo Rosso、英題:Deep Red)は、1975年公開のイタリアのダリオ・アルジェント監督によるサスペンス映画である。日本では本作が『サスペリア』の前に作られたにもかかわらず、2作目という題がつけられた。本作はあくまでも生身の人間の犯罪者による猟奇殺人を描いたサイコホラー作品であり、現代に潜む魔女を描いたオカルト映画の記念碑的名作「サスペリア」とは内容にも全く関連性がない。理由としては本作が『サスペリア』より後に日本に輸入されたことと、配給会社が『サスペリア』のヒットを受け、『サスペリア』の続編として公開したほうが売れると考えたためである。本作は、スプラッター・ホラー映画としても傑作であるが、推理劇として見ても、映画史に残る「傑作ミステリー」として語り継がれている。

気味の悪い子供の絵。ホラー要素満載の極上のミステリーになっている。

気味の悪い子供の絵。ホラー要素満載の極上のミステリーになっている。実は冒頭で流れたクリスマスの惨劇を描いた絵。


サスペリアPART2(1975年)のトラウマキャラ「笑い人形」 バーンと扉が開いて、笑い人形が迫ってくる。一度見たら忘れられない恐ろしいシーン。全く意味不明な人形が笑いながら歩いてくるシーンは視聴者にトラウマを植え付けた。

イギリスからローマにやってきた若いピアニストが、次々と起こる異常な殺人事件に巻きこまれるサスペンス・ホラー。女予言者が殺されたのを手始めに連続殺人が発生。事件に巻き込まれたピアニストは謎の犯人像に迫るが……。鋭利な刃物で切り裂かれる肉体、熱湯でただれる顔、奇怪なからくり人形など、これまでに見たことのないショッキング描写が全編を彩る、サスペンス・ホラー。

実は物語の序盤で大胆にも犯人が一瞬映りこんでいる。異様な絵が多く飾られた廊下にある鏡には、実は犯人が映っていた。超有名なネタとして語り継がれている。

実は物語の序盤で大胆にも犯人が一瞬映りこんでいる。異様な絵が多く飾られた廊下にある鏡には、実は犯人が映っていた。超有名なネタとして語り継がれている。

『サスペリアPART2』は、ホラー的な要素を巧みに取り入れたサスペンス映画の傑作。スラッシャー映画の源流のひとつ。『サスペリアPART2』は殺人などの残酷描写を主眼とするサスペンス・スリラー映画=「ジャーロ映画」の代表作であり、アルジェント映画の最高傑作と讃えるファンも多数いる作品。

「重要なものを見ているのにもかかわらず見過ごしている」という監督の初監督作品『歓びの毒牙』のオマージュとされる映像トリック。マークは、あの時見たのは絵ではなく、犯人が映った鏡だったことに気付く。

「重要なものを見ているのにもかかわらず見過ごしている」という監督の初監督作品『歓びの毒牙』のオマージュとされる映像トリック。マークは、あの時見たのは絵ではなく、犯人が映った鏡だったことに気付く。


カルロの母親の映画史に残る壮絶な最期。とても丈夫な恐ろしいネックレス。ネックレスがエレベータにひっかかり、首が切断される。

ダリオ・アルジェント監督のジャッロ映画『4匹の蠅』(1971年)の映画史に残る伝説の首チョンパ

車で逃走する真犯人が、前方不注意でトラックに追突する真犯人の死亡オチ。ジャッロ作品ではよくあるパタンだが、アルジェント監督は、なんとこの追突事故を詳細に残酷美として仕上げ、映像化した。

車で逃走する真犯人が、前方不注意でトラックに追突する真犯人の死亡オチ。ジャッロ作品ではよくあるパタンだが、アルジェント監督は、なんとこの追突事故を詳細に残酷美として仕上げ、映像化した。

『4匹の蝿』(伊: 4 mosche di velluto grigio、英: Four Flies on Grey Velvet)は、ダリオ・アルジェント監督による1971年にイタリアで製作されたサスペンス映画、ジャッロ映画。
ダリオ・アルジェントの初監督作品『歓びの毒牙』(原題『水晶の羽を持つ鳥』)、2作目『わたしは目撃者』(原題『9尾の猫』)に続く、“動物三部作”の最後を飾る作品となっている(本作の原題は、『灰色びろうどの上の4匹の蝿』)。

車で逃走する真犯人が、前方不注意でトラックに追突し、フロントガラスが粉々に砕けて、運転席が抉られ、首チョンパ、爆発炎上という衝撃のラストをスローモーションでじっくり見せるという驚異的な演出。こだわりのラストシーンが最大の見せ場。「オーメン」(1976年)の首チョンパの元ネタのひとつと思われる。

フロントグラスが粉々に砕けていく。

フロントグラスが粉々に砕けていく。

粉々になったフロントガラスが運転席に降り注ぐ。

粉々になったフロントガラスが運転席に降り注ぐ。

運転席も飲み込んでいく。運転手の首ごとえぐり取られる・・・首が吹き飛び、道路に転がる生首・・・恐るべき首チョンパ映像。

運転席も飲み込んでいく。運転手の首ごとえぐり取られる・・・首が吹き飛び、道路に転がる生首・・・恐るべき首チョンパ映像。

車が爆発炎上したところで、物語は終幕する。

車が爆発炎上したところで、物語は終幕する。

ダリオ・アルジェント監督の『わたしは目撃者』(1971年)の伝説の「電車にひかれる人身事故」描写
駅のホームに突き落とされた男がちょうど入ってきた列車の先頭に頭を打ち付ける。その後、電車の下敷きに・・・。

駅のホームに突き落とされた男がちょうど入ってきた列車の先頭に頭を打ち付ける。その後、電車の下敷きに・・・。

『わたしは目撃者』(原題:Il gatto a nove code、英題:The Cat o’ Nine Tails)は、1971年に公開されたイタリア・フランス合作のジャッロ映画。ダリオ・アルジェント監督、ジェームズ・フランシスカス、カール・マルデン出演。原題に動物(nove=猫)が入っている、アルジェントの「動物三部作」と呼ばれる作品の1つ(他の2作は『歓びの毒牙』=鳥と『4匹の蝿』)。

列車の下敷きになって、ひき殺される様子を「電車と線路の間に巻き込まれた男の身体が回転する」形態で描いた。

列車の下敷きになって、ひき殺される様子を「電車と線路の間に巻き込まれた男の身体が回転する」形態で描いた。人身事故まで再現した。

遺伝子研究所の所員のカラブレジ博士がプラットホームから突き落とされ死亡する。電車の下敷きになって無残に死亡する人身事故が映像化された。

スプラッター・ホラー史に残る『オーメン』(1976年)の首チョンパ

フォトグラファーのジェニングス(デイヴィッド・ワーナー)は、ガラス板を満載したトラックが暴走し、ガラス板で首を切断された。忘れられない衝撃のトラウマシーン。

フォトグラファーのジェニングス(デイヴィッド・ワーナー)は、ガラス板を満載したトラックが暴走し、ガラス板で首を切断された。忘れられない衝撃のトラウマシーン。

オカルト映画の記念碑的な名作『オーメン』の首チョンパは、「殺害シーン・人体破壊描写=最大の見せ場」というスプラッター・ホラー史に残る伝説の首チョンパとして語り継がれている。『オーメン』(The Omen)は、1976年に製作されたアメリカ合衆国のオカルト映画作品。6月6日午前6時に誕生し、頭に「666」のアザを持つ悪魔の子ダミアンを巡る物語。1973年の「エクソシスト」に並ぶ70年代のオカルト映画ブームを牽引したオカルト映画の金字塔。「オーメン」は、人体破壊描写を主な見せ場とする『オーメン2/ダミアン』(1978年)、『オーメン/最後の闘争』(1981年)、『オーメン4』(1991年)とシリーズ化され人気シリーズへと成長した。

「オーメン」の最大の見せ場のひとつ伝説の「首チョンパ」。悪魔の仕業で超常現象的に首が切断された。

「オーメン」の最大の見せ場のひとつ伝説の「首チョンパ」。悪魔の仕業で超常現象的に首が切断された。

70年代ブームになった「首チョンパ」の語源
70年代の小学生の間で流行ったドリフターズの『首チョンパ』。首チョンパという言葉、漫画やドラマや映画の中で首チョンパ描写(切株描写)が流行していた。

70年代の小学生の間で流行ったドリフターズの『首チョンパ』。首チョンパという言葉、漫画やドラマや映画の中で首チョンパ描写(切株描写)が流行していた。引用:い☆る☆ま☆静かなる芝居 しゃぼん玉「ドリフターズの「首チョンパ」」

首チョンパとは、首と胴体が切断されることを表した語句。元々はトンボ鉛筆のMONOを1ダース分買うと、おまけ商品として付いてきたおもちゃである。棒状の細長い形状をしており、本体を押すと空気圧でザ・ドリフターズの顔をかたどった先端の人形がスポーンと飛んで行く仕掛けだったらしい。その強烈なネーミングから、いつの間にか首が斬られたり飛ぶ現象の名称として定着するようになり、本来の意味を知らない人も多いかもしれない。

引用元: 首チョンパとは (クビチョンパとは) [単語記事] – ニコニコ大百科

現代の民放では放送が難しい残酷描写のひとつである「首チョンパ」は、70年代から80年代前半のテレビ番組や映画では当たり前のように見られた。見せ場のひとつになっていた。

現代の民放では放送が難しい残酷描写のひとつである「首チョンパ」は、70年代から80年代前半のテレビ番組や映画では当たり前のように見られた。見せ場のひとつになっていた。『ウルトラマンA』(ウルトラマンエース)第3話(1972年)に登場した超獣「バキシム」の豪快な首チョンパ。ウルトラマンAはウルトラスラッシュなどの切断技を使った。

アリス・スウィート・アリス(1976年)

アリス、スウィートアリスは、1976年のアメリカのスラッシャー映画。当時12歳のブルック・シールズが映画初出演を果たしたスラッシャームービー。両親の愛情を妹・カレンに奪われたと感じていた姉のアリス。ある日、カレンが惨殺された。それ以降、黄色いレインコート姿のマスクを被った人物が人々を襲い始める。「12歳のブルック・シールズが天使過ぎる! ! 」と話題になったチャイルド・ホラー作品。


Alice, Sweet Alice (1976) – Trailer

12歳のアリス(ポーラ・シェパード)は、母親につれられて、妹カレン(ブルック・シールズ)と共に教会へ行った。神父にも可愛がられ、母親の愛情を全て受けているかに見えたアリスは、妹に嫉妬を覚えるのだった。 ある日、アリスの歪んだ欲望を具現化するかのように、教会でカレンが惨殺される。事件の捜査にも、家族にも反抗的な態度を示すアリスの犯行なのか? 見え隠れする謎の黄色いレインコートの殺人鬼とは・・・

スナッフ/SNUFF(1976年)

実際の殺人を撮影した映画を指すスナッフフィルムを模して作ったスプラッター映画。

実際の殺人を撮影した映画を指すスナッフフィルムを模して作ったスプラッター映画。

『スナッフ/SNUFF』(原題:SNUFF/AMERICNA CANNIBALE/THE SLAUGHTER)は、1976年のアルゼンチン・アメリカ合衆国合作のスプラッター映画。実際のスナッフフィルムであるかのように喧伝、公開された。南米から輸入した謎のスナッフフィルムという触れ込みで公開された。本編の約90%が殺戮かレイプシーンという衝撃の内容と、製作者や撮影場所すらも不明という前代未聞の異様さで大きな話題を呼んだ。

話題先行で大ヒットしてしまったという作品。『スローター(Slaughter)』というタイトルの低予算スプラッター映画に、撮影班によって情け容赦なく殺されるという新たな結末を付け加えたもの。

話題先行で大ヒットしてしまったという作品。『スローター(Slaughter)』というタイトルの低予算スプラッター映画に、撮影班によって情け容赦なく殺されるという新たな結末を付け加えたもの。

スナッフシーン:映画を撮り終えた監督が、出演女優の一人をほめ、ベットに押し倒す。だが性交を拒む彼女。突如、監督は気が狂ったようにナイフを取り出し、恐怖におびえる彼女の肩を切る。更に指をペンチで、腕を電気ノコギリで、最後には失神した女の腹をナイフで裂き、はらわたを両手でつかみ高々と持ち上げて叫び狂った。やがて、スタッフの声が聞こえてくる。画面は黒くなってゆき、「やばい逃げろ」と聞こえてくるのだった。

スナッフシーン:映画を撮り終えた監督が、出演女優の一人をほめ、ベットに押し倒す。だが性交を拒む彼女。突如、監督は気が狂ったようにナイフを取り出し、恐怖におびえる彼女の肩を切る。更に指をペンチで、腕を電気ノコギリで、最後には失神した女の腹をナイフで裂き、はらわたを両手でつかみ高々と持ち上げて叫び狂った。やがて、スタッフの声が聞こえてくる。画面は黒くなってゆき、「やばい逃げろ」と聞こえてくるのだった。

モスキート/血に飢えた死体マニア(1976年)

主人公が死体損壊にのめり込み、死体の血を吸うまでに死体愛好がエスカレートしていく。

主人公が死体損壊にのめり込み、死体の血を吸うまでに死体愛好がエスカレートしていく。

モスキート/血に飢えた死体マニア(原題:MOSQUITO/MOSQUITO DER SCHANDER)は、1976年の西ドイツの映画。

幼い頃に父親から受けた暴力・虐待が原因で聾唖者となった青年が、他人とうまく付き合えずその反動で墓地に忍び込んでは死体を刻んだり、一部を切り取って持ち帰ったりする。死体の血を吸うまでにエスカレートした彼はやがて殺人を犯してしまう……。

死体から目玉を切り取って持ち帰り、それを眺めて恍惚に浸る。

死体から目玉を切り取って持ち帰り、それを眺めて恍惚に浸る。

死体愛好がエスカレートしたかれはとうとう殺人事件を起こす。カップルを襲う。

死体愛好がエスカレートしたかれはとうとう殺人事件を起こす。カップルを襲う。

オカルト映画の記念碑的な不朽の名作「サスペリア」(1977年)

「パットの首吊り処刑」は、最大の見せ場のひとつ。映画史に残る残酷美を極めた殺人描写。パット(パトリシア)は、バレエ学校の「青いアイリス」の秘密を知ったばかりに、魔女の使い魔にめった刺しにされて「首吊り処刑」される。魔女の使い魔と思われる謎の殺人鬼は、絶命寸前のパットの体にロープを回すと天井のステンドグラスから突き落とす。パットの死体は天井のガラスを突き破って首吊り状態になった。

「パットの首吊り処刑」は、最大の見せ場のひとつ。映画史に残る残酷美を極めた殺人描写。パット(パトリシア)は、バレエ学校の「青いアイリス」の秘密を知ったばかりに、魔女の使い魔にめった刺しにされて「首吊り処刑」される。魔女の使い魔と思われる謎の殺人鬼は、絶命寸前のパットの体にロープを回すと天井のステンドグラスから突き落とす。パットの死体は天井のガラスを突き破って首吊り状態になった。

サスペリア』(原題:Suspiria)は、ダリオ・アルジェント監督による1977年制作のイタリアのオカルト・ゴシック・ホラー映画。ヨーロッパの由緒正しい名門の寄宿制バレエ学校が実は魔女の巣窟だったという少女マンガのような魅力的なストーリー、原色(赤と緑)を生かした鮮烈な色彩美、ゴブリンによる悪魔的な音楽、残酷美を極めた人体破壊描写の芸術的な演出など、すべてが斬新であり、革新的なショック映画、恐怖映画であった。

パットの悲鳴を聞きつけて駆けつけた友人のソニアも、壊れたステンドグラスの破片を浴びて、不運な惨死の道づれとなって鮮血に染まった。顔面に割れたステンドグラスの破片が深々と突き刺さり、さらに鉄柱が首と下腹部を貫いている。当時のオカルト映画としては、屈指の残酷なスプラッター描写。サスペリアは、不条理なまでに美しい美少女ヒロインたちをサディスティックに痛めつける。

パットの悲鳴を聞きつけて駆けつけた友人のソニアも、壊れたステンドグラスの破片を浴びて、不運な惨死の道づれとなって鮮血に染まった。顔面に割れたステンドグラスの破片が深々と突き刺さり、さらに鉄柱が首と下腹部を貫いている。当時のオカルト映画としては、屈指の残酷なスプラッター描写。サスペリアは、魔女の仕業によって、不条理なまでに美しい美少女ヒロインたちをサディスティックに痛めつける。

アンディ・ウォーホルのBAD(1977年)

高層アパートの窓の外に赤ちゃんを放り投げてしまう。地上に落下した赤ちゃんの頭が割れて血が飛び散る。

高層アパートの窓の外に赤ちゃんを放り投げてしまう。地上に落下した赤ちゃんの頭が割れて血が飛び散る。衝撃的な残酷シーンは話題になった。

アンディ・ウォーホルのBAD(原題:ANDY WARHOL’S BAD)は、1977年のアメリカのサイコ・サスペンス映画。大都会ニューヨークに潜む狂気を冷酷非情に描くカルト映画の傑作。

アンディー・ウォーホルのプロダクションにより製作されたサイコ・スリラー。さえない美容院の経営者エイカン夫人はそこを根城に殺人請負業という恐ろしい仕事を行っていた。彼女は情け無用の女殺人集団を組織し、依頼さえ受ければ男を車の下敷きにし指を切り取ったり、映画館に火をつけたりと無法の限りを尽くすのだが……。

「アンディ・ウォーホルのBAD」の赤ちゃんを高層アパートの窓から捨てるシーン(地面に叩きつけられた赤ちゃんは砕け、下にいた女性に血がビチャーッとかかる。通りがかった犬が死体をペロペロなめる)は、衝撃的なショックシーンとして話題になった。

「アンディ・ウォーホルのBAD」の赤ちゃんを高層アパートの窓から捨てるシーン(地面に叩きつけられた赤ちゃんは砕け、下にいた女性に血がビチャーッとかかる。通りがかった犬が死体をペロペロなめる)は、衝撃的なショックシーンとして話題になった。

日本のテレビCMでも放送された「高層マンションの窓から赤ん坊を投げ捨てる残酷シーン(残虐なスプラッター描写)」の予告が物議を醸しだした。

エマニュエル・イン・アメリカ(1977年)

『エマニュエル・イン・アメリカ』は、イタリア映画のもどきシリーズであるラウラ・ジェムサー主演のエマニュエルである「黒いエマニュエル」モノの3作目。

『エマニュエル・イン・アメリカ』は、イタリア映画のもどきシリーズであるラウラ・ジェムサー主演のエマニュエルである「黒いエマニュエル」モノの3作目。

『エマニュエル・イン・アメリカ』(原題:Emanuelle in America)は、1977年のイタリアのラウラ・ジェムサー主演のセクスプロイテーション映画。本番行為を行っていることで悪名高い作品。「黒いエマニュエル」シリーズは、『続エマニュエル夫人』に出演していた褐色の肌のラウラ・ジェムサーが敏腕記者に扮し、世界各国に飛び回るというセクシーもの。

『エマニュエル・イン・アメリカ』の劇中で「スナッフムービー」が上映される。あまりに精巧な作りだったため、本物の殺人映像に見えた。

『エマニュエル・イン・アメリカ』の劇中で「スナッフムービー」が上映される。あまりに精巧な作りだったため、本物の殺人映像に見えた。

エマニュエルがスナッフ・ムービーを取材する。1977年の公開当時は本物と誤解する人が出るほどの完成度の高い特殊メイク・特殊効果を駆使した「スナッフムービー映像」に仕上がっていた。

複数の女性がレイプされ、激しい拷問を受けているスナッフムービー。あまりにもリアルな演出だったので、本物の殺人に見えた。

複数の女性がレイプされ、乳房を切り取られるなど激しい拷問を受けているスナッフムービー。あまりにもリアルな演出だったので、本物の殺人に見えた。

1977年の『猟奇変態地獄』(ビデオ題は『アマゾンの腹裂き族』)では、カニバリズムが題材となり、「食人族に遭遇した調査隊が続々と喰われる中で、エマニュエルだけが肉体を武器に生き残る」という物語が描かれた

悪魔のえじき/発情アニマル(1978年)

『悪魔のえじき』 (Day of The woman/ I Spit on Your Grave) は、1978年のアメリカ映画。 日本公開は1979年6月30日。上映時間は1時間41分。ジャンルはホラー、スプラッタ。劇場公開時のタイトルは『発情アニマル』だった。1977年に実際に起こった事件を元に製作したB級スプラッタホラー。2012年6月16日に『発情アニマル アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ1978』としてリバイバル公開された。

ジェニファーは、体を張った復讐を開始する。男を誘い一緒に入浴し、男性器を用意していたナイフで切断する。血みどろになる浴槽。

ジェニファーは、体を張った復讐を開始する。男を誘い一緒に入浴し、男性器を用意していたナイフで切断する。血みどろになる浴槽。

元祖レイプリベンジムービー。バカンスで湖畔の別荘にやって来たジェニファー。街のチンピラたちは彼女を好奇の目で追い、欲望のまま襲い掛かる。暴力とレイプを繰り返された彼女は、男たちを残らず殺すことを決意する…。入浴中に男性器をナイフで切断するなど痛々しい壮絶なスプラッター描写を伴う復讐劇が展開される。

バイオレンス・スプラッターという括りが存在しなかった当時の日本では、扱いに困ったあげく成人指定の洋ピン(洋モノピンク映画の略称、現在ではアメリカンポルノやヨーロピアンポルノといった呼称が使われる)として公開したのは有名な話。1979年に「発情アニマル」のタイトルでポルノ映画としてひっそりと劇場公開された後、ビデオ発売時は「悪魔のえじき」、TV放送時は「女の日」と邦題を変化させたカルト的作品。


『発情アニマル アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ1978』予告編

The Toolbox Murders(1978年)

The Toolbox Murders(原題)は、1978年のアメリカのスラッシャー・カルト映画。実話を映画化したものだと謳っている。日本では未公開。

ホラー映画史に残る残虐な虐殺シーンの一つとなった「釘打ち機殺人」(ネイルガン)。瀕死の重傷状態に陥った彼女の眉間に止めを打ち込む。

ホラー映画史に残る残虐な虐殺シーンの一つとなった「釘打ち機殺人」(ネイルガン)。瀕死の重傷状態に陥った彼女の眉間に止めを打ち込む。

バスタブの中で自慰行為をする美女(ハードコア女優のマリアンヌ・ウォルター)のところに忍び寄る影。入浴中のところを殺人鬼に踏み込まれた彼女は、全裸で逃げ回り、必死に命乞いをする。釘打ち機(ネイルガン)を発射し彼女を追い詰めていく。壁に突き刺さり、植木鉢を粉砕し、軈て人間の裸体を貫通する釘打ち機の威力をまざまざと見せつける。瀕死の重傷状態に陥った彼女の眉間に止めを刺す描写まで、リアルに表現した演出効果が圧巻。

ラストシーンでは(おそらく眠っている隙をついて、甥を殺害し脱出したと思われる)妹が血まみれのまま、呆然自失で駐車場を彷徨っているシーンが描かれ終わる。

ラストシーンでは(おそらく眠っている隙をついて、甥を殺害し脱出したと思われる)妹が血まみれのまま、呆然自失で駐車場を彷徨っているシーンが描かれ終わる。

真犯人は姿を現しお気に入りの娘を監禁する。妹の兄のジョーイが妹を見つけて救い出すのかと思いきや、彼は殺人鬼の甥っ子に火を点けられ丸焼きで焼死してしまう驚きの展開に。殺人鬼もなんとその甥っ子に殺され、甥が「今日から僕が新しいパパだよ」と妹をレイプ後に再度解禁する。

ラストシーンでは(おそらく眠っている隙をついて、甥を殺害し脱出したと思われる)妹が血まみれのまま、呆然自失で駐車場を彷徨って終わる。

フランス発のゴア・ゾンビ映画『殺戮謝肉祭/屍肉の晩餐』(1978年)

フランス初のスプラッター映画とも評される本作の最大の見せ場「盲目の少女の生首」。あまりにも過激な残酷描写のため、公開当時彼方此方で、上映禁止を食らった問題作。

フランス初のスプラッター映画とも評される本作の最大の見せ場「盲目の少女の生首」。あまりにも過激な残酷描写のため、公開当時彼方此方で、上映禁止を食らった問題作。官能的な恐怖と奇怪な美に彩られている残酷美の極み。

『殺戮謝肉祭/屍肉の晩餐』(原題:LES RAISINS DE LA MORT/THE GRAPES OF DEATH)は、1978年のフランスのカルト的な監督ジャン・ローランのゾンビ・ホラー映画。フランス初のスプラッター映画であると言われている。ジャン・ローランの映画においては結末、筋書、会話、物語(合理性)は、視覚的な美に対して従属的になる傾向がある。雰囲気先行、理屈よりもイメージや感情が先行する監督である。高尚な芸術とエロチックな恐怖の入り交じる、ローランの独特な世界はマニアに熱く支持されている。

盲目女の同居人の男が、突然発狂し、彼女の首に紐を括り、引きずり回した挙句、惨殺死体を家の戸に磔にする(腰から上の半身)。更に手斧で生首を切断し、頭首を持ち歩き、銃撃を受け、死ぬ間際にその生首に接吻するという猟奇性と偏執的な愛情表現に驚愕。

盲目女の同居人の男が、突然発狂し、彼女の首に紐を括り、引きずり回した挙句、惨殺死体を家の戸に磔にする(腰から上の半身)。更に手斧で生首を切断し、頭首を持ち歩き、銃撃を受け、死ぬ間際にその生首に接吻するという猟奇性と偏執的な愛情表現に驚愕。

ローランはフランスのアダルトスター、ブリジット・ラーエの演技力を評価し、『殺戮謝肉祭/屍肉の晩餐 (Les Raisins de la mort) 』へ出演させた。謎の全裸美女として話題になった。

ローランはフランスのアダルトスター、ブリジット・ラーエの演技力を評価し、『殺戮謝肉祭/屍肉の晩餐 (Les Raisins de la mort) 』へ出演させた。謎の全裸美女として話題になった。ブリジット・ラーエは、フランスのセックス・アイコン的な存在に。

ビヨンド・ザ・ダークネス 嗜肉の愛(1979年)

家政婦の呪いが原因で死亡した美しい婚約者アンナ(C・モンレール)の死体を墓場から掘り出し、剥製にする施術シーン。内臓を取り出している強烈なグロシーン。

家政婦の呪いが原因で死亡した美しい婚約者アンナ(C・モンレール)の死体を墓場から掘り出し、剥製にする施術シーン。内臓を取り出している強烈なグロシーン。

『ビヨンド・ザ・ダークネス 嗜肉の愛』(原題:Buio Omega/Beyond The Darkness)は、ジョー・ダマト監督による1979年のイタリアの死姦をテーマにしたスプラッター・ホラー映画。永遠の禁忌であるカニバリズムとネクロフィリア(死体性愛・屍体性愛)を扱った「禁断の映画」として、熱狂的支持を集めた衝撃の問題作。

内臓を喰らっているカニバリズム。内臓系グロ描写と猟奇変態性が見所のキワモノ作品。

内臓を喰らっているカニバリズム。内臓系グロ描写と猟奇変態性が見所のキワモノ作品。

屋敷に連れ込んだ女性の爪を剥ぎ、喉を噛み切り、焼却炉で焼き払う。バラバラに切り刻まれた肉体が、硫酸のバスタブで溶けていく。異常性愛の末路を凄惨な残酷演出でえぐりだす嗜肉の地獄。

家政婦がバラバラになった死体を硫酸で溶かすシーン。猟奇描写とエロティシズムが核となった作品。

家政婦がバラバラになった死体を硫酸で溶かすシーン。猟奇描写とエロティシズムが核となった作品。

【ストーリー】
親の遺産を受け継ぎ、深い森に囲まれた屋敷で暮らす青年フランク(K・カンター)の趣味は剥製作り。彼には美しい婚約者アンナ(C・モンレール)がいたが、年上の住み込み家政婦アイリス(F・ストッピ)が2人の関係に嫉妬し、アンナをブードゥー呪術で病死させてしまう。悲嘆に暮れたフランクは真夜中に墓を暴き、手に入れたアンナの遺体にメスを入れる。愛する者の死肉を食み、剥製にする猟奇を味わったフランクは、殺人と倒錯行為に没頭。血塗られた屋敷は死の匂いにまみれていく。

ホラー映画史に残る記念碑的な名作『悪魔のいけにえ』(1974年)

ホラー映画史に残る記念碑的な名作『悪魔のいけにえ』(1974年)

ホラー映画史に残る記念碑的な名作『悪魔のいけにえ』(1974年)は、若者たちが出掛けた旅行先で殺人鬼・レザーフェイスにより恐ろしい惨劇に見舞われるスプラッターホラー。

『悪魔のいけにえ』(あくまのいけにえ、The Texas Chain Saw Massacre)は、1974年のアメリカ映画。米国テキサス州に帰郷した5人の男女が、近隣に住む人皮のマスクを被った大男「レザーフェイス(本名はババ・ソーヤー)」に襲われ殺害されていく様子が描かれたホラー作品。真に迫った殺人の描写やそのプロットは後に数多くのフォロワーを生み、マスターフィルムがその描写の芸術性のためにニューヨーク近代美術館に永久保存されることとなった。

玄関先でレザーフェイスに取っ捕まるパム

玄関先でレザーフェイスに取っ捕まるパム。狂った人食一家に捕まったらもう、あとは地獄。かつて見たことがない陰惨かつ凄惨な場面と展開の連続。

狂った殺人鬼レザーフェイスになぶり殺される犠牲者たちの絶叫、白目をむいて激しく痙攣する姿を執拗に追ったドキュメンタリー風の映像によって、全編にわたって殺気と緊張感そして不気味な不快感が漂い、観客は哀れな犠牲者たちと同じ不条理な恐怖と痛みを味わうことになる。今までにない恐怖の殺戮映画であった。

食肉を吊るす巨大な鉤針のフックが・・・まさか、パムは背中からグッサリと食肉のように引っかけられ吊るされてしまう。ホラー史に残る恐怖のショックシーン。

食肉を吊るす巨大な鉤針のフックが・・・パムは背中からグサリと食肉のように引っかけられ吊るされてしまう。ホラー史に残る痛々しい伝説の残酷描写・ショックシーン。圧倒的なリアリズムで迫る。真に迫った自然な反応に見えるため、痛さが視聴者にダイレクトに伝わる。

何が起こっているのかわからず泣き叫んでいる女性を「屠殺場のフック」にひっかけるシーンは、かなり痛々しい。ホラー史に残る「痛いシーン」として語り草になっている。

何が起こっているのかわからず泣き叫んでいるパムを「屠殺場のフック」にひっかけるシーンは、かなり痛々しい。ホラー映画史に残る「痛いシーン」として語り草になっている。

レザーフェイスとサリーの恐怖の追いかけっこ。逃げきれるか。

レザーフェイスと恐怖に身震いするサリーの恐怖の追いかけっこ。逃げきれるか。食人一家の犠牲者が出演している本物のスナッフムービーを見せられているかのような嫌悪感。

『悪魔のいけにえ』(1974年)のラストシーンでチェンソーを振り回すレザー・フェイス。ホラー史に残る名場面として語り継がれている。

『悪魔のいけにえ』(1974年)のラストシーンでチェンソーを振り回すレザー・フェイス。ホラー映画史に残る名場面として語り継がれている。

【ストーリー】
1973年8月18日。真夏のテキサスを5人の若者を乗せて走るワゴン車。周辺では墓荒らしが多発していて、遺体が盗まれるという怪事件が続いていた。フランクリンとサリーは、自分達の祖父の墓が無事かを確認する為、サリーの恋人ジェリー、友人のカークとその恋人パムと一緒にドライブ旅行をしていた。途中、乗せたヒッチハイカーの男に襲われるハプニングが発生。車を停めて男を降ろすが、これはこの後彼らに降りかかる悲劇の始まりに過ぎなかった。

現代スラッシャー映画の原点『ハロウィン』(1978年)

現代スラッシャー映画の原点『ハロウィン』(1978年)

現代スラッシャー映画の原点『ハロウィン』(1978年)

『ハロウィン』(Halloween)は、1978年のアメリカ映画。「ハロウィンシリーズ」の第1作目である。多くの批評家からは、アルフレッド・ヒッチコック監督作の『サイコ』から着想を得たスプラッター映画作品群における最初の作品として認知されている。1978年公開の『ハロウィン』でローリーを演じたジェイミー・リー・カーティスは、絶叫クイーンとして名前を挙げられることが多い。カーティスは『ハロウィン』で高評価を得て以降、『ザ・フォッグ』や『プロムナイト』などホラー映画の人気作品へ立て続けて出演した。

殺人鬼「ブギーマン」(本名は、マイケル・マイヤーズ)

暗闇の中、無表情のマイケルが迫る。いつもの日常の風景に怪しい人影(マイケル)が突如現れ、何もせずにじっとたたずんでいる。ひたひたと、残虐なストーカー(殺人鬼)が忍び寄る恐怖を犠牲者同様に観客も味合わされる。

マイケル・マイヤーズの姿、白い無表情の仮面は、得体の知れない化け物感を漂わすホラー史に残る伝説のシンボル・アイコンとなった。マイケルが何かやるごとに客席(観客)から悲鳴が起こった。

マイケル・マイヤーズの姿、白い無表情の仮面は、得体の知れない化け物感を漂わすホラー史に残る伝説のシンボル・アイコンとなった。マイケルが何かやるごとに客席(観客)から悲鳴が起こった。

殺人鬼「ブギーマン」は、映画『ハロウィン』シリーズに登場する架空の殺人鬼(サイコキラー)である。本名は、マイケル・マイヤーズ(Michael Myers)。ごく普通の人間の顔であるが、素顔をさらすことは滅多にない。トレードマークの白塗りのハロウィンマスクを愛用している。銃弾を何発受けても平然と起き上がる尋常でない屈強な身体をしており、ガス爆発に巻き込まれても、10年の時を経て復活している。また、大柄な男性の人間を片腕で持ち上げる怪力の持ち主で、様々な物を武器にして殺人を犯す。


『ハロウィン』予告編 (2018年)
緊迫感を生み出す主観映像、そして白いマスクの男・マイケルの襲い掛かるタイミングとじらし演出を巧みに繰り返し、視聴者の心を揺さぶってくる。

殺人現場に置かれたマイヤーズ家の長女の墓石。ブギーマンは人間離れした怪力の持ち主として描かれている。

殺人現場に置かれたマイヤーズ家の長女の墓石。ブギーマンは人間離れした怪力の持ち主として描かれている。

15年前、包丁で自らの姉を殺害したマイケルが精神病院を脱走し、ハロウィンの夜に故郷に戻る。担当医ルーミスの追跡をよそに、白いマスクをつけ、包丁を手にしたマイケルは殺戮を繰り返すことに。ベビーシッターのアルバイトをしていた女子高生ローリーも命を狙われるが……。ジョン・カーペンター監督の名前を世界中に轟かせることになった大ヒット・ホラー。神出鬼没のマイケルのキャラクターは人気を博し、シリーズ化された。

1963年、イリノイ州ハドンフィールドで殺人事件が起こった。マイヤーズ家で殺害されたのは、その家の長女、ジュディス・マイヤーズ。そして、彼女を殺した犯人は6歳の「マイケル・マイヤーズ」であった。

1963年、イリノイ州ハドンフィールドで殺人事件が起こった。マイヤーズ家で殺害されたのは、その家の長女、ジュディス・マイヤーズ。そして、彼女を殺した犯人は6歳の「マイケル・マイヤーズ」であった。

『ハロウィン』(1978年)の結末は、幻想怪奇な余韻を残して終わる結末。

『ハロウィン』(1978年)の結末は、幻想怪奇な余韻を残して終わる結末。

ラストシーンでは、殺人鬼マイケル(ブギーマン)は、妹のローリーの命を狙うが、宿敵である精神科医ルーミス医師の活躍によって、失敗に終わる。ピストルで撃たれて2階から庭に落下して死亡したと思われたマイケルは、不思議なことに消え去っていた。やや後味が悪い幻想的なファンタジー色を残した趣のあるラストシーンになっている。ジェイソンとは異なり、ラストシーンで見せるマスクの下の素顔は端正な部類に入る。生身の人間であるにも関わらず異様に強靭な肉体を持っているため、拳銃やショットガンや挙句の果てには迫撃砲を喰らってもなお生存している。

ラストシーンでは、6発の銃弾を撃ち込まれ、2階から落下したにも関わらず、忽然と姿を消してしまう。ファンタジーとリアルの世界を行き来するマイケルは伝説のブギーマンなのだろうか?

ラストシーンでは、マイケルは、ルーミス医師に6発の銃弾を撃ち込まれ、2階から落下したにも関わらず、忽然と姿を消してしまう。ファンタジーとリアルの世界を行き来するマイケルは伝説のブギーマンなのだろうか?

ジョージ・A・ロメロ監督の『ゾンビ』(1978年)

『ゾンビ』(原題: Dawn of the Dead, 国際題: Zombie)は、1978年9月にイタリアで公開されたジョージ・A・ロメロ監督のホラー映画。現代(モダン)ゾンビ映画の始祖であるジョージ・A・ロメロが監督した『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』から続くゾンビ三部作の2作目。世界中で大ヒットした。1978年以降のスプラッター映画の流行において、『ハロウィン』が打ち出した超人的な殺人鬼を扱ったスラッシャー映画(殺人鬼ホラー)と、『ゾンビ』が打ち出した人肉をむさぼり食うゾンビを描く映画という、ふたつの流れが主流となっていく。

脳天にマチェテ(山刀)を叩き込まれているゾンビは“マチェテ・ゾンビ”と呼ばれ、一瞬しか出てこないにも拘わらず、彼を演じたレナード・ライズがサイン会を行うほどの人気キャラクター。

脳天にマチェテ(山刀)を叩き込まれているゾンビは「マチェテ・ゾンビ」と呼ばれ、一瞬しか出てこないにも拘わらず、彼を演じたレナード・ライズがサイン会を行うほどの人気キャラクター。レナード・ライズは、アメリカで開催されているホラー映画コンベンションの常連になっている。

本作の残酷描写・見世物要素で特殊メイクを担当したトム・サヴィーニは、「13日の金曜日」を始めとする80年代スラッシャー・スプラッターホラー映画の発展と進化に大きく貢献することになる。

ジョージ・A・ロメロ監督の「ゾンビ」の亜流作品の残酷描写の見せ場

ヘル・オブ・ザ・リビングデッド(1980年)のヒロインの壮絶な最期


ヘル・オブ・ザ・リビングデッド(原題:Virus/HELL OF THE LIVING DEAD)は、ヴィンセント・ドーン監督による1980年のイタリアとスペインの合作によるゾンビ映画。日本での別タイトルは、死霊の魔窟(LD)。本作で、もっとも悲惨な死に方をするテレビリポーターのヒロイン。まずゾンビたちに舌を引きちぎられ、さらに口からもう一度突っ込まれた手で眼球を内側から押し出され両目がこぼれ落ちるという壮絶なもの。

ゾンビ99(1980年)の謎の美女が男性器を噛みきる
知る人ぞしる「黒いエマニエル」(褐色のエマニエル)ことラウラ・ジェムサーが演じる謎の美女が、フェラチオをすると見せかけて、男性器を食いちぎる衝撃的な残酷描写。廃屋でゾンビの群れを撃退したジョンは、浜辺に居た娘に迫るが性器を食いちぎられ絶命、追ってきたゾンビたちに喰われてしまう。

知る人ぞしる「黒いエマニエル」(褐色のエマニエル)ことラウラ・ジェムサーが演じる謎の美女が、フェラチオをすると見せかけて、男性器を食いちぎる衝撃的な残酷描写。廃屋でゾンビの群れを撃退したジョンは、浜辺に居た娘に迫るが性器を食いちぎられ絶命、追ってきたゾンビたちに喰われてしまう。

ゾンビ99(原題:LE NOTTI EROTICHE DEI MORTI VIVENTI / EROTIC NIGHTS OF THE LIVING DEAD / SEXY NIGHTS OF THE LIVING DEAD/ISLAND OF THE ZOMBIES)は、ジョー・ダマト監督による1980年のイタリアのエロティック・ゾンビ映画。南の孤島へバカンスにやって来た若者たちが体験する惨劇を描いた超過激ホラー。過激な残虐行為とSEXシーンの連続は圧巻。

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