世界を席巻したソリッド・シチュエーション・スリラーの最高峰『ソウ』シリーズ全ての殺人儀式・ゲーム・死亡者と壮絶な死亡シーンのまとめ。『ソウ』シリーズに登場する連続猟奇殺人鬼「ジグソウ」が仕掛けるゲーム(トラップ・装置)は、参加者全員が命の危険にさらされる、凄惨でグロテスクで狂気に満ちたゲーム。死を回避するために体の一部を犠牲にしなければならない無慈悲な殺人ゲーム。このゲームに参加させられた者の殆どが脱出できずに無惨な最期を遂げている。
【閲覧注意】残酷な人体破壊描写やグロ画像がかなり多いため、苦手な方は閲覧注意でお願いいたします。
「ソウ集編」3分でわかる、ジグソウの歴史!(公式動画)
『ソウ』~『ソウ ザ・ファイナル』が3分間にまとめられている公式動画です。
2004年1月にサンダンス映画祭で上映され、斬新な設定がまたたく間に話題を呼んだ第1作『ソウ』。この映像では、鎖につながれた2人の男が生き残るためにもがくさまを緊迫感たっぷりに描いた第1作から、後継者が誕生する第2作、ジグソウの死を描いた第3作、死してもなお後継者たちを掌握し、死のゲームを支配する第4作以降を約3分間でプレイバック。
5分でわかる! 「ソウ集編 ザ・ファイナル 2D」(公式動画)
『ソウ』~『ソウ 6』までの総集編動画
『ソウ』(2004年) / 連続猟奇殺人鬼「ジグソウ」が仕掛けるゲームの始まり。衝撃のラスト!どんでん返しな展開。
映画「ソウ」日本版劇場予告
猟奇殺人鬼が命の大切さを学ばせようと、命を粗末にしている二人を拉致する。二人は生き残りをかけたゲームに参加させられ、助かるためには戦うか、さもなくば殺されてしまうという…。
老朽化したバスルーム内で片足を鎖で拘束された2人が脱出できるかのゲーム / ゲームの被験者:ローレンス・ゴードン、アダム・フォークナー…医師のローレンス・ゴードンが足を切って脱出成功(生死は7作目で明らかになる)。アダムは監禁される(後に、アマンダに窒息死させられる)。
老朽化したバスルーム内で目覚めた対角線上にいる2人の男、外科医のローレンス・ゴードンとアダム・フォークナー。それぞれの足首に鎖がはめられている。
アダムは水の張られた浴槽の中にいた(実は、鎖の鍵はここにあったのだが…)。栓が抜けて水が抜けていくのと同時に目覚めたアダムは、自身が酷く老朽化した手広いバスルームにいることに気づく。アダムの片足は鎖で繋がれ、部屋の対角線には同じように鎖で繋がれた男、ゴードンがいた。そして部屋の中央には拳銃自殺の遺体が倒れていた。鎖はとても外れそうになく、出入り口は硬く閉ざされていた。
医師のゴードンは「6時までにアダムを殺す」こと、写真屋のアダムは「自分の死を見るか、逃げ出すか」がゲームクリア条件。
アダムのテープの内容:「おはよう、アダム。ここが分からないだろう。教えてやる。この地下室でお前は死ぬ。お前はいつも物陰に身を潜め他人の生活を覗いている。だが”覗き屋”は鏡の中に何を見るか?私に言わせれば、今のお前の姿は怒りと恐怖が混じり、ひたすら哀れだ。お前は今日、自分の死を見るか、上手く逃げ出すか…」
ゴードンのテープの内容:「ゴードン先生。目が覚めたようだな。毎日あんたは病院で患者に向かって死を宣告している。だが今日のあんたは”死因”そのもの。あんたの目的はアダムの殺害。時間は6時まで。そこに倒れている男は血液中に毒が回って耐えられず、頭を撃って死んだ。ゲームに勝つ方法は方々に隠されている。覚えておけ。Xは宝物が眠る場所を示す印だ。6時までにアダムを殺さないと、アリソンとダイアナが死ぬ。ゴードン先生、そしてあんたもここで朽ち果てる。ではゲーム開始だ。」
カミソリワイヤーの迷路をポールが裸で抜け出せるか、タイムアタックするゲーム / ゲームの被験者:ポールは死亡。
ポール・Leahyは、ジグソウによる別のゲーム参加者。自傷癖のある中年男性。
ポールのテープの内容:「やぁ、ポール。君は完璧に健康な中産階級の男性だ。だが先月手首をカミソリで切った。本当に死にたかったのか?それとも気を引く為か?今夜答えが分かる。皮肉だな。死にたければ、そこから出ては行けない。だが、生きたいなら、又体を切るのだ。カミソリワイヤーを抜け出口へ。だが急ぎたまえ。3時に扉は閉じ、ここが君の墓場となるのだ。生きる為に血を流せ、ポール。」
金庫を開けるためのパスワードを見つけ出すゲーム…マーク・ウィリソンは生きたまま焼かれ黒焦げ死体に…。
遅効性の毒と燃えやすくなる物質を体全体に塗りたくられて密室に監禁されているマーク・ウィリソン。解毒する鍵は金庫の中。金庫を開けるためには、壁の至る所に書かれた数字の正しい組み合わせを見つけないといけない。
毒が回って死ぬ前に、燃えやすい成分が体に塗られているせいで、人体発火して生きたまま焼かれて黒焦げになってしまうかもしれないリスクも大きかった。マーク・ウィリソンは、翌日、炭のような黒焦げの死体として発見された。生きたまま燃えてしまったのだ。
『ソウ』シリーズ一番人気の拷問器具「逆トラバサミ」(正式名称:ヘッドギア・トラップ)…顎に仕掛けられた逆トラバサミを解除できるかのゲーム / ゲームの被験者:アマンダ・ヤングはゲームに成功し生存。
「逆トラバサミ」とは、トラバサミの逆の動きで人間の顎を引き裂く恐ろしすぎる処刑装置。正式名称は「ヘッドギア・トラップ」。過去シリーズで全7回登場しており、これは他の処刑装置に比べて最多。
アマンダのビデオの内容:「やあアマンダ。私は君の事を知っている。ゲームをしよう。負けると恐ろしい。君の頭の装置は上下の顎につないである。タイマーが切れると君の顎は裂かれ、砕け散る。トラバサミと逆の原理だ。試しにやってみよう(破壊される模型)。装置を外すカギは1つ。死体の胃袋の中にある。見回してみろ、ウソではない。急ぎたまえ。生きるか死ぬかの選択は君次第だ。
逆トラバサミの側面にはタイマーと鍵穴が存在し、被験者は仕掛けが発動する前にジグソウが隠した鍵を探して装置を外さなくてはならない。
頭に取り付けられた逆トラバサミを外すため、アマンダは麻酔で身動きが取れない男性の腹部から鍵を取り出し、なんとかゲームから生還する。
アマンダは、男の腹をナイフで何度も刺し、血まみれになりながらも鍵を取り出すことができた。
逆トラバサミの側面の鍵穴に手に入れた鍵をさすことができたアマンダ。逆トラバサミヘッドギアを外すことができた。
アマンダ・ヤングは逆トラバサミヘッドギアのゲームから生き延びた。
頭に電動ドリルが近づくトラップをかけられていたジェフ・ライデンアワー
ジェフ・ライデンアワーは、タップ刑事とシン刑事がジグソウのアジトのマネキン工場に乗り込んだ時、頭を固定され、電動ドリルがジリジリと近づいてくるトラップにかけられていた。「ソウ3」以降に登場するジェフ・レインハートとは別人。
散弾銃のワイヤートラップ / スティーブン・シン刑事が死亡
スティーブン・シン刑事は、タップ、ケリーとともにジグソウを追う若い刑事。ジグソウの逃走経路に仕掛けられた罠(天井に吊るされた散弾銃の引き金にワイヤーが取り付けられ、足が引っかかると作動するワイヤートラップ)に嵌められ絶命した。
ジグソウを追うタップ刑事は、かつての犯罪現場に残されたジグソウのビデオの内容からジグソウのアジトを突き止め、相棒のシン刑事と共に踏み込み、ジグソウを捕らえる寸前にまで至る。ところがジグソウの反撃に遭い、タップ刑事は首を斬られ、シン刑事はジグソウの逃走経路に仕掛けられた罠(散弾銃のワイヤートラップ)に嵌められ絶命した。
ある母娘を殺すゲーム…ローレンス邸の攻防:ゼップに対して、ローレンス・ゴードンの妻のアリソンが逆襲する / タップ刑事 vs ゼップ…
ローレンス・ゴードンの妻アリソンと、娘のダイアナの2人は自宅に監禁されていた。アリソンとダイアナを拉致監禁したのは、ローレンス・ゴードンの勤務先の病院の雑役係・ゼップだった。
そのゼップは、ローレンス邸のリビングで、モニターを通してアダムとゴードンの様子を監視していた。
6時になり、ゼップはローレンス・ゴードンの妻のアリソン、娘のダイアナを射殺しにかかる。ところがアリソンは密かに拘束の縄を解いており、油断したゼップに逆襲する。
その騒動に気づいたタップ刑事もまたゴードン宅へ侵入し、ゼップと撃ち合いになる。タップ刑事は、ゼップに監禁されていたアリソンとダイアナを逃すことには成功するものの、追い詰めていたゼップには逆襲され、射殺されてしまう。
デイビッド・タップは、猟奇殺人鬼「ジグソウ」を追う黒人の元刑事。ゴードンをジグソウと疑い、刑事を辞めた後も独自に捜査を続けていた。
ゼップは、タップに追われながらも、ゴードンとアダムらがいる施設を目指す。そして地下通路の中で追いついたタップと揉み合いになるも、タップを射殺する。
ゴードンは糸鋸で自身の足首を切断し、アダムを撃った… / 乗り込んできたゼップは死亡…逆転に次ぐ逆転劇!
妻のアリソン、娘のダイアナの無事を知らないローレンス・ゴードンは、タイムアップの状況に半狂乱になり、糸鋸で自身の足首を切断し、死体の持っていた拳銃に弾丸を込めてアダムを撃った(致命傷にならないように肩を狙って撃った)。
ローレンス・ゴードンによる発砲により、一旦はアダムが死んだように思えた。しかしアダムは実は死んでいなかった。
その直後、ゼップがバスルームへやってくるが、制限時間を超過したため「これがルールだ」と言いゴードンを射殺しようとする。
しかし、死亡したと思われていたアダムが背後からゼップに襲いかかる。ゼップはアダムに組み伏せられ、トイレタンクの蓋で撲殺される。
鎖から解放されたゴードンが助けを呼びに外へ出た後、アダムはゼップの所持品を探る。すると彼のポケットからテープレコーダーが見つかった。
ゼップのテープの内容:「やあヒンドル君。病院でのように”ゼップ”と呼ぼうか?選択権をやる。君の体に作用の遅い毒を注入した。解毒剤を持つのは私だけ。もし助かりたいなら、ある母娘を殺すのだ。よく聞け。ゲームにはルールがある。…」
ゲームの犯人かと思われた「ゼップ」もまたジグソウにゲームを強要されたプレイヤー(被害者)の1人だった。
衝撃のラスト!どんでん返しな展開。ジグソウの正体…部屋の中央の自殺死体が「ジグソウ」張本人であった。
アダムは、部屋の中央の死体が突如として起き上がるのを目撃する。
自殺死体だと思われた男こそ、「ジグソウ」張本人であった。
実は二人のゲームの行われるバスルームの中央に横たわった死体こそがジョンであり、彼ら二人のゲームを最も近くで見ていたことが発覚。ジグソウはゲームを最前列で観る(伏線)…。
アダムはゼップの銃でジグソウを撃とうとするが、リモコン操作によって鎖へ電流を流され身動きが取れなくなってしまう。
「鎖の鍵はバスタブの中だ」というジグソウの言葉を聞くが、アダムは自分が目覚めた時点で鍵は水とともに流れてしまい、脱出の可能性がほぼ絶たれていたことに気づく。
ジグソウは部屋の照明を落とし、「ゲームオーバー」という言葉を残した後、出入口を閉ざした。
ひとり暗闇に残されたアダムは慟哭した。
続編『ソウ2』の終盤に、アダムとゴードンが監禁されていたこのバスルームの現場が再び登場するが、そこにミイラ化したアダムとゼップの死体があった。
またゴードン医師の生死は、7作目で明らかになる。
『ソウ2』(2005年) / ジグソウの後継者の誕生。衝撃のラスト!どんでん返し…既に終わっていた洋館のゲーム。生の映像ではなく録画だった…。
頭脳明晰な猟奇殺人鬼ジグソウが、再び生死をかけた恐ろしいゲームを行うために帰ってくる。ジグソウはマシューズ刑事に捕まるが、それはマシューズ刑事をゲームに参加させるためのジグソウの計画だった。
ハエ取り草と同じ仕組みのデスマスク(解除する鍵は右目に埋め込まれている)/ 「ソウ」シリーズ伝統の冒頭・オープニングゲームの元祖。マイケルが死亡
冒頭、タレこみ屋のマイケルは薄暗い部屋で椅子に座った状態で目が覚めた。首にはワイヤーが外れると時限式で閉じて頭を潰す装置(ハエ取り草と同じ仕組みの「デスマスク」)が取り付けられていた。
マイケルのビデオの内容:「やぁマイケル、私はゲームがしたい。お前は他人の人生を監視しながら、卑劣に生計を立ててきた。つまりお前は密告者だ。タレコミ屋、犬…お前は与えられた命やその肉体に相応しい人間ではない。他人ばかりでなく自分を見つめられるか試そう。生き残るために”ある物”を捨て去れるか。その装置はデスマスクだ。タイマー式、バネ仕掛け、時間内に鍵を見付けないとマスクが閉じる。ハエ取り草と同じ仕組みだ。画面に映っているのはお前だ。2時間前に撮影された。心配するな、麻酔で眠っていて何も感じない。お前は不利な立場にいるから、鍵の隠し場所のヒントをやろう。よく聞け。ヒントはコレだ。”鍵は目の前にある”生きる為に血を流せ。生きるか死ぬかの選択は君次第だ。」
今まで他人の生活を覗いて稼ぎにしていたタレこみ屋・密告者のマイケルの「目」の中に鍵が仕込まれていた。生きるために目を捨てることができるのか。
解除する鍵は自分の右目に埋め込まれていることを知ったマイケルはパニックになりワイヤーを引き装置を作動させた。
足元にあった工具箱からメスを取り出し右目に埋め込まれている鍵を取り出そうとするが失敗する。
マイケルは、ハエ取り草と同じ仕組みの「デスマスク」が閉じて死亡した。
「ソウ」シリーズ伝統の冒頭・オープニングゲームの元祖。
神経ガスの解毒剤の入った部屋の鍵を見つける
出口の無い洋館に閉じ込められた8人の男女がジグソウのゲームに臨んでいた。ドアの向こうから時計の針のような音が聞こえた。最後に目覚めたアマンダは何かを探すように部屋をあさり始めるとレンガの中から出てきたカセットテープを再生し、一同は状況を把握。
館の被験者達(8人の男女)のテープの内容:「ようこそ。よく来てくれた。ここはどこだと思ってるんだろう?場所自体は余り重要でない。閉じ込められている事が重要なのだ。救いはある。努力すればな。3時間後この家の正面扉が開く。だがお前達は2時間しか生きられない。お前達は神経ガスを吸っている。ここに来てからずっとだ。テロで使用されたガスだ。人体に恐ろしい影響を及ぼす。生き残り、ドアから出て行く為には、解毒剤が必要だ。幾つか隠されている。1つは金庫の中だ。全員が開錠の番号を持っている。よく考えろ。番号は頭脳の後ろにある。その順番は虹のかなたに見付かるだろう。全員の共通点(エリック刑事に怨みを持つ)が分かれば何故ここにいるか理解出来るはずだ。Xに答えがある。注意深く捜せ。ではゲーム開始だ。」
遅効性の毒ガスが館内をめぐっていく極限の中で、ゲームに勝ち抜き、2時間以内に解毒剤入り注射器を手に入れなければ、ドアが開くまで生きられないというルール。解毒剤を協力しながら見つけ出し、全員生き残ることはできるのか…。
覗き穴に仕掛けられていた拳銃 / ガスは目に銃弾を受けて死亡。
ガスは、一番最初にジグソウトラップであっけなく命を落とした。状況が把握できないままゲームの開始直後に指示に従わず単独行動を取ったガスは、覗き穴に仕掛けられていた拳銃によって目に銃弾を受け死亡する。
焼却炉・火葬棺装置 / オビ・テイトが死亡
隠し部屋では放火犯であるオビ・テイトがゲームに挑戦するも、入り込んだ焼却炉の中から出る事ができずに焼死する。隠されていた注射器も使えなくなってしまう。
オビのテープの内容:「やあ、オビ。私はゲームがしたい。お前は長い間ウソ、ペテン、詐欺で人々の怒りに火をつけた。罪をあがなうチャンスをやろう。ゲームに挑戦するのだ。
その装置の中にお前の体に流れる毒を消す解毒剤が2本ある。1本は皆を誘拐した君への礼に、もう1本は与えてやるのだ。代償を払い権利を得たものに。覚えておけ、地獄では悪魔だけがお前を救える。」
使い古した注射器でいっぱいの穴・プールから鍵を探し出す / ザビエルの身代わりにアマンダがゲーム参加し生還する
ザビエル・チャベスに用意されたミニゲームは使い古した注射器でいっぱいの穴(プール)から鍵を探し出すというもの。ザビエルは自ら挑戦せず代わりにアマンダを注射器のプールの中へ突き落とす。
ザビエル・チャベスのテープの内容:「やぁザビエル。ゲームをしたい。そのゲームはお前が麻薬売人としてやってきたことに似ている。絶望した者に代償と交換で希望を与える。今のお前の状況は絶望的だ。だから希望を与えよう、その代償は汚辱の底でもがき苦しむ事、お前の客達のように。扉を開けたときタイマーが作動した。時間が来るとその扉は永遠に閉ざされる。時間内に鍵を見つけ扉を開ければ解毒剤が手に入る。鍵のありかに関して1つだけヒントをやる。”干し草の山の中から針を探す”ゲーム開始だ。」
ガラスの箱から手が抜けない装置 / 犠牲者は、アディソン
アディソンは、ガラスケース内に置かれた解毒剤(注射器)を取ろうと両手を突っ込むがトラップで抜け出せなくなり、動けないまま次第に神経ガス(サリン)に侵されて死亡。
ガラスの箱の底から手を入れたら最後、鋭い返しがついていて両手を抜くことができない…
この罠にかかりアディソンは、動けなくなったため、死亡シーンはないが、毒ガスにより、まもなく死亡したと思われる。
衝撃のラスト…エリック・マシューズ刑事に「ゲーム・オーバー」を告げるのは…アマンダ・ヤング(ジグソウの後継者候補)。
最後にダニエルとアマンダが逃げ込んだ地下室が1作目のアダムとゴードンが監禁されていたバスルームだった。そこにはミイラ化したアダムとゼップの死体があり、時間は経過しているが、殺人ゲームの現場は誰にも発見されずそのままだったということが分かる。
アマンダが「自分の番号は知らないでしょう」と言うと、ザビエルは、持っていたナイフで自分のうなじを削ぎ落とした。
ザビエルは、削ぎ落としたうなじの数字を見る。
直後、アマンダに襲いかかろうとしたザビエルをダニエルがナイフを奪い首を切り殺害した。
ザビエル・チャベスは、ダニエルに殺される。ダニエルは、ザビエルの不意を付き首を切った。
どんでん返し:実は、既にダニエルたちのゲームは終わっていて、エリックが見ていたモニターは生の映像ではなく録画だった。
実は、エリックがジョンの元に着いた時には既にダニエルたちのゲームは終わっていて、エリックが見ていたモニターは録画だった。
ジョンの部屋にあったタイマーの時間が来た時、部屋にあった金庫が開くと、中には酸素マスクを付けられたダニエルの姿があった。
さらに、踏み込んだエリック刑事は、豚のマスクを被った怪しい人物に襲われて意識を失い、気づいた時には足を鎖で繋がれた状態だった。
エリック刑事に絶望を与える「ゲーム・オーバー」を告げるのは、ジグソウに救われ命の尊さを学んだアマンダ・ヤング(ジグソウの後継者候補)だった。
エリックのテープの内容:エリック。私の事を覚えてないでしょうけど、あんたは私の人生を変えた。私をムショへ。悪いことを沢山したけど麻薬所持の罪はあんたがデッチ上げた。閉じ込められると心を見失う。2度目に私の人生が変わった時、私は罪深かった。あの日私は救われた。私は求めていた父親、指導者、師を見つけた。死を克服する方法は?答えは永遠の命。何かを残す事。記憶に刻まれることで人は不滅になる。立場が逆転したようね。ジョンの死後、私(アマンダ)が彼の仕事を引き継ぐ。あんたは私の最初の被験者なのよ。あんたを閉じ込めてやる。助けも無くたった独りで。「ゲームオーバー 」
ジグゾウの後継者候補のアマンダはエリックの前に姿を表す…。
アマンダは、「ゲームオーバー」と言い、扉を閉める。エリックはアマンダに監禁された。
叫び続けるエリック…アマンダにエリックが監禁される衝撃のラストシーンは、次作『ソウ3』の冒頭シーンに直接繋がっている。
『ソウ3』(2006年) / ジグソウの死
斬新なトリックと壮絶な残酷描写で世界的に大ヒットしたシチュエーション・スリラーのシリーズ第3弾。
息子を交通事故で亡くしたジェフは、目覚めると食肉工場の地下室にいた。扉を開けると、鎖につながれた3人の男女。貯蔵庫には、息子を飲酒運転でひき殺した男ティモシー・ヤング。解体場には、犯人に軽罪しか与えなかったハルディン判事。冷凍室には、ひき逃げを目撃しながら証言しなかった女ダニカ。・・俺は、息子を殺した人間たちを処刑するのか?一方、医者のリンは病院でのシフトを終えた直後誘拐され、連れて行かれた地下室で、死の瀬戸際のジグソウと会う―。
本作では残虐性を前面に出した作品となっている。そのあまりの残虐性にアメリカの映画審査機関MPAAのレーティングは5回中4回「NC-17指定(17歳以下鑑賞禁止)」になり、様々な削除・修正を加えた結果、最終的にR指定(17歳未満は保護者の同伴が必要)での劇場公開となった。
日本でもR18+に指定される予定であったが、配給会社のアスミック・エースと映画倫理委員会との協議の結果、問題の4つのシーンの画面を暗く演出すること(カットは無し)また、2007年3月16日に発売されたDVDには、日米で上映を禁じられたオリジナル・バージョンが収録されている。
引用元: ウィキペディア(Wikipedia)『ソウ3』(SAW III)
前作のラストシーンからの続き…アマンダに監禁されたエリック・マシューズ刑事が足を砕いて脱出する。想像を絶する痛々しいトラウマシーン。
前作のラストシーンにて、アマンダにまんまと監禁されたエリック・マシューズ刑事は暗闇の中で目覚めた。エリックは、鎖につながれたローレンス・ゴードン医師の切断された足を見つけ、鎖から足を解放するには、足を切断するしかないことを理解する。
エリックは、糸鋸で足を切断しようとしたが、あまりにも恐怖で行動に移せず、足を切るのではなく砕くことに。1作目でアダムがゼップを殴り殺すのに使ったトイレタンクの蓋を使って、足を強引に叩き砕いて、骨などが砕けて脆くなったところで足を手で折り曲げた。最後は足を強引に足枷から引きちぎるような形で足枷から逃れた。想像を絶する痛々しいトラウマシーンになっている。
体中につながれた鎖を断ち切って部屋から脱出することができるかのゲーム / トロイが爆発して死亡…陰惨なバラバラ死体に。
トロイの爆発によると思われる陰惨なバラバラ死体が発見される。その事件現場からの回想シーンとして描かれた。
トロイはバラバラ死体で発見された。トロイの死体が発見された現場で死体を確認しているアリソン・ケリー。死体は、ケリーが心配していた行方不明になっているエリック刑事のものではなかった。
トロイのビデオの内容:「やあ、トロイ、ゲームをしよう。お前が人生のほとんどを過ごした監獄のように狭いこの部屋で行う。可能性を持って生まれてきたのにお前は何度も監獄に戻った。繋がれた生活が好きか?今夜お前はその鎖を断ち切って逃げることが出来るか。生きるか死ぬか選択はお前次第だ。」
トロイは、鎖を手から足から背中から必死に次々と外していく。あまりにも凄惨で痛々しいシーンのため、目を背けていた視聴者も多いだろう。最後の(口)顎の鎖が外せず、時間切れで爆発死した。最後の顎の鎖を時間内にハズすのはあまりにも無理難題すぎる。
トロイが監禁されていた密室のドアは、溶接されていたため、仮にトロイが時間内にゲームに成功しても生還することは到底不可能だった。アリソン・ケリーは、そこに違和感を感じていた。ジグソウが生還できないゲームを仕掛けるのはおかしいと。
天使の羽トラップ(通称「エンジェルトラップ」 / Angel Trap) / 酸の中から鍵を取り出すゲーム…女刑事アリソン・ケリーが死亡
アリソン・ケリーは、ジグソウ事件の担当捜査官。行方不明のエリック刑事が見つかってないことに責任を感じている。
廃校で男の死体が発見された。これまでのジグソウの犠牲者とは異なる点に着目し、困惑する女刑事ケリー。その夜、彼女は何者かに拉致される。ジグソウは動けないはずなのに…。
ケリーのビデオの内容:「やぁケリー、ゲームをしよう。君は死者の最期の瞬間について探る仕事をしてきた。実に優秀だ。なぜなら君も死んでいるから。心の中が死んでいる。生きている人間より死体との方が相性がいい。仲間の元へいきたいだろう。本当の家族がいる死の世界へ。その装置は胸郭に繋がっている。テープが終わったら、1分以内に逃げ道を見つける事。1分が過ぎたらどうなるかよく分かっているはずだ。その装置を解除する鍵は1つ。君の目の前にある酸の中に手を入れつかみ出すのだ。急ぐがいい。酸がたちまち鍵を溶かしてしまうぞ。選択は君次第だ。」
ビデオテープの語るルールと実際のトラップの仕掛けが異なっていた為、鍵を外しゲームに成功するもトラップは止まらず起動して死亡。
ケリー刑事の胴に付けられる装置は胸郭に接続され、制限時間内に解除しないと装置が作動し、全ての肋骨が引きちぎられる。
鍵を外しゲームに成功するもトラップは止まらず起動して、全ての肋骨が引きちぎられるケリー刑事。
ケリー刑事は、制限時間を過ぎると胴体につながれた装置が開いて臓器が丸出しになる通称「エンジェルトラップ」の餌食になってしまった。
ゲームに成功しても、またしても生還できないただの殺人ゲームになっていた。
ジェフは、息子の事故のたった一人の目撃者のダニカを赦せるかのゲーム…冷凍庫でシャワーの水を浴びる装置 / ダニカが凍死…。
ジェフの最愛の息子を失ってしまった原因を作った3人の人物を赦すことができるかを試す。
冷凍庫の中で全裸で天井から吊されている女性。彼女の名はダニカ・スコット。ひき逃げを目撃しながら法廷で証言しなかった女性。主人公ジェフの前で彼女にシャワーの水が浴びせられる。このままでは凍え死んでしまう。救出しようとするも、決断がやや遅く、すでに凍死していた。
ジェフのテープ(ダニカ用)の内容:「最初のテストだジェフ。3年もの間息子の死に責任があるモノ達を呪い続けてきたな。償わせる瞬間を夢見てきた。目の前に鎖に繋がれた女がいる。逃げるのを防ぐ為だ。息子がはねられた日のようにな。名前はダニカ・スコット。息子の事故のたった一人の目撃者だ。その女が臆病でさえなければ息子の命を奪った男に裁きを下せた。お前にその女を裁くチャンスを与えよう。お前だけが女が凍死する前に命を守ってやれる。壁のパイプの後ろに鍵がある。その鍵で女を救えば子供を奪った男に近づける。お前が助かるか、それとも他者を救う寛大さがあるか決断しろ。
ジェフは、息子を殺した男に対し軽い刑しか下さなかったハルディン判事を赦せるかのゲーム…腐敗豚 / ハルディン判事を救出する
主人公ジェフの息子を殺した殺人への罪状を軽く宣告したハルディン判事が、大きな穴の底に首を固定されている。その中に、多数の腐りかけのブタが次々と投げ落とされ、すぐに判事を溺れさせるのに十分な腐敗豚になり……。
ジェフのテープ(ハルディン用)の内容:「息子を殺した男に対し判事は軽い刑しか宣告せず、君は絶望の底に沈んだ。今度はお前が地獄の底に突き落とすがいい。又は赦してやるか。彼を救う鍵は息子の遺品の中だ。お前が長いこと手放せずにいるもの。焼却炉のスイッチを押せばたちまち炎がお前の執念を焼き払ってくれる。後に残るのは鍵だけ。その鍵でお前の子供を奪った男に近づく事が出来る。彼には時間がない。ゲーム開始だ。」
悩んだあげくジェフは、ハルディン判事を救出する。
拷問台(The Rack)・人間歯車 / ジェフは、息子を殺した張本人を赦せるかのゲーム…ティモシー・ヤングが死亡
ティモシー・ヤングは、主人公ジェフの愛する息子をひき殺した男。息子を殺した張本人。制限時間以内に鍵を解除しないと、ロックが180度回転し腕や脚の関節や首がへし折られてしまうゲームを仕掛けられている。その機械を止めるためには、銃の引き金につながれている鍵をとるしかない。
ジェフのテープ(ティモシー用)の内容:「ジェフ。このテープを聞いていると言う事は、お前が持ち望んだ対決の時が、ついに訪れたのだ。お前にとって彼は暗号。変わってしまった人生と死の象徴だ。だが一人の人間として彼を紹介しよう。ティモシーヤング27歳。留学生で親もいる、お前と同じように。お前の息子が死んだ日、彼の人生も変わった。彼は恐ろしい過ちを犯した。十分償っていないと思うならお前が償わせるといい。彼につけた装置は私のお気に入りだ。”歯車”という。人間の肉体は奇跡の産物だ。何処まで腕をネジ曲げられるか、この装置でやってみよう。お前が助ければ彼は生きられる。ガラスケースがある。その奥の方に鍵があり、ショットガンに繋がっている。こう自問するがいい。”息子を殺した男の為に死ねるか?””己の欲するところを人に施せ”お前もそうかね?選択は君次第だ。」
”歯車”というジョン命名のお気に入りの拷問装置で、体の”首”が付く各部位を捻じ曲げられ、最後は頭が180度回転し死亡した。
最後にはジェフは必死にティモシーを救おうとする。
最後は頭が180度回転し死亡した(このイメージはノーカット版のイメージ)。ジェフは、「やめろ!この男をゆるす!ゆるすからやめろ!」と叫びながら、必死に救出しようとするが、この歯車を止めることはできなかった。
またもや、ゲームのルールが無視された生還することができない異常な殺人ゲームになっていた。
ハルディン判事はショットガン・ボックス・トラップで死亡した。
1作目に登場したアダムはアマンダに殺されていた…アマンダはビニール袋を使ってアダムを窒息死させた。
頭がビニール袋のようなもので覆われているように見えるアダムの死体…。監禁されるバンドエンドなラストを迎えた1作目に登場したアダム。その後に何が起こったのか?
1作目のラストでバスルームに監禁されたアダムは、意識が朦朧としているが生きている…。
前作の「ソウ2」にて1作目に登場したアダムはバスルームでミイラ化していることが分かった。アダムの死に関する真相が本作で明らかになった。アマンダは、数日後にバスルームに戻り、もう楽にしてやろうという彼女なりの慈悲・情けとして、ビニール袋を使ってアダムを窒息死させた。
アダムを窒息死させるアマンダの映像は、まるでスナッフフィルムのようなリアルな殺害現場の映像になっている。
首に巻かれた爆弾 / アマンダ・ヤングにより女性外科医リンが殺される
女性外科医リンは心拍数に連動したショットガン付き首輪を付けられて、ジグソウが死ぬと装置が作動して死んでしまう。
不倫に溺れる女性外科医リンは帰宅途中に誘拐され、医療機器が置かれた部屋に監禁される。そこには治癒不可能の脳腫瘍に冒されたジグソウがベッドに寝かされていた。ジグソウに付き従うアマンダがリンにルールを伝える。それは、ある男に仕掛けたゲームが終わるまで、ジグソウを延命させること。ジグソウの心臓が止まれば、リンの首に巻かれた爆弾も爆発する──。
リンはジグソウの頭蓋骨の切開手術を決行し、碌な設備も機材もないが危険な手術をやりとげる。アマンダの提言通りゲーム終了までジグソウを延命させたリンだが、アマンダは約束を破り、彼女を殺した。
ジグソウの後継者候補のアマンダに仕掛けられた“ゲーム” / ゲームの被験者:アマンダ…リンを殺せば、彼の夫であるジェフに撃たれる。
アマンダはこれまでにも“ルール”を無視し、“ゲーム”の生還者を殺していたのだった。リンを殺したアマンダに、覚醒したジグソウは、このゲームはそもそも彼の「使命」を継ぐことが出来るか否かをテストするためにアマンダに仕掛けられた“ゲーム”だったのだと告げる。
リンは、手術が成功したにも関わらずアマンダの嫉妬心から銃で撃たれてしまう。そこへ夫ジェフが現れ、アマンダを銃撃、瀕死のリンに成すすべも無くジョンをチェーンソウで切りつけたその直後、ジョンの死とトラップで直結していた為、爆死。
ジェフは、アマンダを銃で撃ち殺した。
リンとジェフは実は夫婦だった。彼は殺されたリンの姿を見て激昂しアマンダを銃で撃ち殺した。
ジグソウの後継者候補のアマンダは“ゲーム”をクリアする事が出来なかった。
アマンダのゲームは、リンを殺さない事だった。リンを殺せば、彼の夫であるジェフに撃たれる。
アマンダはゲームの被験者に生還するチャンスを与えることなくただ殺している。これがジョン・クレイマーの怒りに触れる。
ジョン・クレイマーを赦すことができるかのゲーム…ジェフは、チェーン・ソウでジョンの首を切りつけ殺害した。妻のリンも爆死。
ジェフ・レインハートは、アマンダを射殺し、ゲームの全ての根源ジョン・クレイマーを赦す事が出来ずに、チェーン・ソウでジョンの首を切りつけ殺害。
一連のゲームを作ったジグソウをジェフは赦すことができるのか、それとも復讐の炎を燃え上がらせるのか、というジェフに課せられた最後のゲーム。ジグソウ(ジョン・クレイマー)を赦せず、ゲームは失敗。誘拐された娘の居場所は永遠にわからなくなり、愛する妻・リンも死ぬハメになってしまった。ジグソウ(ジョン・クレイマー)の心臓が止まったため、リンの首に巻かれた爆弾も爆発した。リンは無残にも頭部から顔面が吹き飛んだグロテスクな死に様に。このあまりにも無残なリンの死に様がラストシーンとなり、物語は幕を閉じた。
『ソウ4』(2007年) / ジグソウの第2の後継者
殺人鬼・ジグソウの仕掛けた“ゲーム”に巻き込まれた人々が、自らの生死を賭けて生還への道を探るスプラッター・ミステリー。前作『ソウ3』とほぼ同じ時間軸を描くサイコスリラー映画。これまで多くの人々を凄惨な死に陥れた殺人ゲームの仕掛け人であるジグソウ亡き後、何者かによって新たな密室殺人ゲームが仕掛けられる。
ジグソウの死体解剖シーンから始まる。ジグソウの人体解剖のシーンはかなりグロい。
連続殺人鬼・ジグソウの遺体を解剖していた検視官が、ジグソウの胃の中から一本のカセットテープを発見する。
ジグソウの人体解剖のシーンはかなりグロい。目を背けたくなる残酷なシーン。頭蓋骨を切開し脳味噌を取り出す。腹部を切開し胃を取り出す。
病院の解剖室。ゲームの仕掛け手であったジグソウ(トビン・ベル)の遺体の胃袋の中から、ロウで固められたカセット・テープが発見される。
マーク・ホフマン刑事(コスタス・マンディラー)がテープを再生すると、ゲームはまだ終わっていないというジグソウのメッセージだった。
ホフマンのテープ(OP)の内容:「君は刑事か。もしそうなら君は最後に残った人物だ。全員失敗したが君は成功するかも知れない。試される事なく立ち去るか?約束しよう。私の仕事はこの先も続くのだ。私の死で終わると思うか?ありえん。ゲームは始まったのだ。」
冒頭のオープニングゲーム・ハンデ綱引き合戦 / アートがトレバーを殴り殺して、ゲームに勝利し生還。
「目を縫われた何も見えない男」と「クチを縫われてしゃべれない男」が、お互い全く意思疎通できないまま鎖に繋がれており、真ん中の機械に鎖が引き込まれていく。
冒頭のゲーム参加者は、目が見えないトレバーと口がきけないアート・ブランク。アートがトレバーを殴り殺して、ゲームに勝利し生還。
前作の通称「エンジェル・トラップ」の餌食になった「ケリー刑事」の遺体を発見する。
ジグソウと弟子アマンダは死んだ。ジグソウ最後のゲーム現場でパズルを解こうと奮闘するホフマン刑事。ケリー刑事殺害のニュースを聞いたFBIからストラム捜査官とペレス捜査官も駆けつける。
ホフマン刑事とダニエル・リッグ指揮官(リリク・ベント)率いるSWATは、前作の通称「エンジェル・トラップ」で胸部と腹部を破壊され死亡したケリー刑事の遺体を発見する。
しかしその頃、ジグソウに関わって唯一生き残っていたSWATのリッグ刑事が、新たなゲームに強制参加させられていた。与えられた時間は90分。すべての罠をクリアして旧友を救うことが出来るのか、それとも地獄の結末を迎えるのか―。
これまで多くの人々を凄惨な死に陥れた殺人ゲームの仕掛け人であるジグソウ亡き後、何者かによって新たな密室殺人ゲームが仕掛けられる。
ジグソウ事件と関わってしまい、その後仲間を次々と失ったSWATの隊長のダニエル・リッグは、自宅にいるところを何者かに昏倒させられ、気がつくとジグソウの新たなる被験者として異常なゲームに巻き込まれていた。 今回、ジグソウに裁かれるのは売春斡旋業者や強姦魔などの悪党。しかも、どこかで必ずリッグと関わっていたのだ。
髪の毛が巻き込まれ頭皮が剥がされる装置 / ブレンダが死亡
ブレンダは、少女売春の斡旋をしていた女性。多数のギアに髪の毛を巻き込み、装置に鎖でつながれたブレンダ。制限時間以内に装置を解除しないと、長い髪はよじられ、頭皮が剥がれていく。
ブレンダのテープの内容:「やあ、ブレンダ。ゲームをしよう。警官が君を救おうとする。彼が成功したら君のゲームが始まる。彼はこれらの写真を証拠に君を刑務所に送る。それを止めるモノがテレビの下にある。彼に救われ刑務所で朽ち果てるか、彼を殺し自由を得るか。選択は君次第だ。」
トラウマ必至のブレンダの頭皮が剥がされていく痛々しいシーン。
ブレンダは、リッグに捕まるか、リッグを殺すかというジグソウのゲームに参加していたため、装置から解放された後、リッグを殺そうと襲い掛かってきた。返り討ちにあってブレンダは死亡した。
アイヴァンのベッドルームトラップ・自分で目潰し装置…ゲームの時間切れで拷問トラップにより四肢をもぎ取られ死亡
女性たちに痛みをあたえて人生をぶち壊した救いようがない元レイプ魔のアイヴァンに課せられたゲームは、「盲目的に自分を堕落に導いた目」か、「苦しみを与えた体」のどちらかを潰せ、というもの。
アイヴァンのテープの内容:「やあ、アイヴァン、変体のお前は女達の写真を撮った。彼女達に痛みを与え、人生をぶち壊し、そしてその肉体で犯した。どちらが大事か、お前に選ばせてやろう。お前を盲目的な堕落に導いた目か、女達に悪夢のような苦しみを与えた肉体か。救済の為の器具は渡した。急いで選べ60秒以内に。選択はお前次第だ。」
アイヴァン・ランズネスは、右目を潰したが、ゲームの時間切れで拷問トラップにより四肢をもぎ取られ死亡した。昔あったカランバという映画のように引きちぎられて手足がもぎ取られた。
夫婦のモーガンとレックスのボウガン串刺しゲーム
DVを続けていた夫のレックスと、それに耐えてきた妻のモーガンが背中合わせで鉄の串に貫通させられている。
モーガンのテープの内容:「人体は驚くべき組織だ。過酷な損傷にも耐え、奇跡的に回復さえする。イヤほど経験したはず。何度骨折に耐えた?夫の手で暴力を受け、何度傷を作ったことか。アザは消えても、心の傷は癒えない。今日お前に命を支配する力を与えよう。お前と夫を結ぶ痛みの「絆」を抜き取れるか。お前の傷は癒える。だが彼の傷は癒えない。その「絆」を抜けば出血多量で夫は死ぬ。選択はお前次第だ。」
モーガンは、夫のレックスが娘のジェーンに虐待する事を黙認し続け、夫の暴力に怯え夫の言いなりに従ってきた女性。その為ジグソウによるボウガンのゲームで、自分の命と引き換えに彼を躊躇い(ためらい)無く死に追い遣った。
モーガンの夫のレックスは出血多量で死亡した。
背中合わせの状態で鉄の串で繋がれた夫婦。生き残る為には身体に突き立てられた何本もの鉄の串を抜かなければならない。引き抜けば夫レックスは死ぬが、妻モーガンは生き残る。
セシル・アダムスが生贄のナイフ・チェアのトラップ…ジグソウが一番最初に作ったゲーム&装置。最初のゲーム。
顔を心と同じくらいに醜くする…ナイフで顔を傷つける痛々しいゲーム。時系列的にジグソウが一番最初に作ったゲーム&装置となる。試作品なので壊れた。
ジョン・クレイマーは、ジグソウとしてジルを流産させたセシルを被験者として最初の「ゲーム」を行う。以後、正体不明の連続猟奇殺人鬼として新聞などで扱われるようになる。
セシル(ジョン生の声):「ゲームをしよう。お前の人生は偽りだ。今真実の瞬間が訪れる。お前は麻薬常用者であり盗人。他人の親切を利用し欲望を満たす。今日、お前の心の醜さを表に出そう。生き残りたいなら、お前の顔を心と同じくらいに醜くするのだ。前かがみになり、ナイフを顔に押し付けろ。しっかりとな。そのままでは腕と脚を失ってしまう。顔を押し付けろ。自由になれる。最期の一滴まで血を流し続けるか、生か死か。選択はお前次第だ。
セシル・アダムスは、ジョンの妻であったジルの診療所に通う麻薬中毒患者。ジルをドアで挟んでしまい流産させてしまう。ジョンが初めてゲームを行った人物。時系列で一番最初の装置。
アイス・ブロック・トラップ / ゲームの被験者:リッグ…エリックの頭が粉々に砕ける
エリック・マシューズは、2作目でゲームに巻き込まれ、そのまま半年間監禁されていた。今作で再びゲームに参加する。
エリックが解放される時間より先にリッグが来た場合、頭上から特大の氷が左右から叩きつけられてエリックが死ぬ。
エリック・マシューズとホフマンは捕らえられているが、90分経てば実は助かるようになっている。しかしリッグが「仲間を助ける執念」がありすぎるばかりに、最後の1秒でドアを開けてしまう。ドアを開けると装置が作動。エリック・マシューズの頭は天井から降ってきた氷の塊に挟まれて頭を砕かれてしまった。
大きな氷のブロックとブロックにエリック・マシューズの頭部が挟まれ粉々に破壊される。とてもグロテスクな描写。
このゲームの監視役をやっていたのは、アート・ブランクだった。アートは背骨カッターの装置を付けられていた。最後には、リッグに頭を撃たれて死亡する。
ホフマンのテープ(ED)の内容:「支配したと思っているのか?試される事なく立ち去るか?約束しよう。私の仕事はこの先も続くのだ。それを確実なものにした。このテープを聞いて終わったと思う者もいるだろうが、まだ終わりではない。私は君たちの中にいる。私の死で終わると思うか?ありえん。ゲームは始まったのだ。
ジグソウの後継者はホフマンだった…マーク・ホフマン/二代目ジグソウが「ゲームオーバー」とリッグに告げて物語の幕は閉じる。
『ソウ5』(2008年) / ジグソウの遺品と遺言
謎が解けぬまま放置された「ソウ3」と、パラレルな展開を見せた「ソウ4」両作の続編に当たる。さらなる生贄と仕掛けを散りばめ、新たな殺人ゲームが繰り広げられる、シチュエーション・スリラーの大ヒットシリーズ第5弾。
ジグソウ亡き後ゲームをコントロールする者の正体や、ジグソウが生前に託した遺品の謎に迫りながら驚愕のストーリーが展開する。
九死に一生を得て助かったFBI捜査官ストラムは、傷一つ負わずにゲームから生き残ったホフマン刑事こそジグソウの後継者ではないかと疑う。一方、ジグソウ生前に弁護士に預けられた遺言と、遺品を見て衝撃に襲われるジグゾウの元妻、ジル。そして、コンクリートの床の上で5人の男女が目覚めると、犬の首輪に繋がれ、V字型の大きな刃がセットされていた・・・。新しいゲームの仕掛け人は、果たして誰なのか?
助からない振り子のギロチントラップは、ジクソウの仕業に見せかけたホフマンの「妹の復讐劇」 / 犠牲者は、セス・バクスター
セス・バクスターは、マーク・ホフマンの妹を殺害した殺人鬼。ホフマンにジグソウの犯行に見せかけて殺害された。体を半分に切れるような形で徐々に揺れながら近づく、大きなブレードの振り子。
マーク・ホフマン刑事の妹は、セス・バクスターに殺害された。
妹を殺害されて悲しむホフマン刑事は、復讐のためジグソウの名を借りて妹を殺害したセス・バクスターとゲームをするが、もちろん生還できるゲームではなかった。
ホフマンは、ジクソウの仕業に見せかけたこの「妹の復讐劇」の後、ジグソウに捕まり監禁される。以降、ジグソウの助手・後継者としてジグソウのゲーム運営に携わる。
顔だけ水槽溺死装置 / ピーター・ストラムは生還した
FBI捜査官のピーター・ストラムはトラップにかかったが生還。水没死する絶体絶命のピンチだったが、ノドに穴をあけて、気道を確保して難を逃れ救出された。
ボールペンを喉に突き刺し気道を確保して何とか生き延びることはできたが、これも絶対に抜け出すことが出来ない殺人ゲームだった。
何とかゲームに勝利したストラムは、無傷でゲームから生還してきたホフマン刑事こそジグソウの後継者ではないかと疑い始める。しかし、上司に捜査から外れて休養を取るよう命令を受けたため、独断の単独捜査を開始する。
5人の首輪トラップ…5人で協力しあって脱出できるかのゲーム / 犠牲者は、アシュリー
コンクリートの床の上で犬用首輪を嵌められた5人の男女が目覚めた。密室になった部屋の壁にはV字型の大きな刃がセットされ、「ゲーム」が開始される。
不動産開発会社副社長のブリット・Steddison、ヘラルド社調査報道部の記者のチャールズ・Sanmn、富豪の息子にして麻薬常用者のマリック・スコット、元火災調査員のアシュリー・Kazon、都市計画局職員のルバ・ギブスの5人がゲーム参加者。
アシュリーは時間内に首枷を外すことができず、トラップが発動し、首チョンパされた。
アシュリー・Kazonの首が切断された。
天井のガラス保存ジャー・安全地帯争奪戦ゲーム / 犠牲者は、チャールズ
天井のガラス保存ジャーの中に鍵が入っている。チャールズが、マリックを脱落させようと殴り倒すが、逆に背後からルバに殴られ、抜け駆けしようとしていた悪賢いチャールズだけ時間内に回避できず、爆発に飲まれ死亡した。
チャールズの亡骸。
電気が流れるバスタブ / 犠牲者はルバ・ギブス
都市計画局職員のルバ・ギブスが犠牲に。ルバがマリックを殺そうとするが、ブリットに刺され殺される。
次の扉を開けるには、5つの錠に5本の電極から電流を通せばよい。真ん中にはバスタブに張られた水。誰か1人がバスタブの中に入って、そいつに電気を通せばいいと判断した参加者の1人ブリットは、別の参加者(ルバ・ギブス)を生贄にして電流を通すことができた。
血液貯めるゲーム / ブリットとマリックの二人とも腕の損傷は激しすぎるが生還
のこぎりが回転している穴の中に手を挿入して、10ポンドビーカーを満たすのに十分な血を満たせば成功するゲーム。ブリットは、ここまでのゲームは、5人が皆で協力し合い連携すれば容易にクリアできるものだったことに気付く。
不動産開発会社副社長のブリット・Steddisonとマリック・スコットは、ともに悪事を重ねている悪党であり、今回のゲームも当然の報いと覚悟を決めて、逃げることなくゲームに向き合ってついに勝利した。
ブリットとマリックの二人とも腕は損壊が激しく大量出血しているが、ゲームから生還した。
ガラスの棺と壁圧縮部屋 / 衝撃の展開!ホフマンを閉じ込めた箱の方ではなく、部屋自体が手の込んだ殺人トラップだった。圧縮する壁の部屋の犠牲者は、ピーター・ストラム。マーク・ホフマン/二代目ジグソウは難を逃れる。
ピーター・ストラムは、ホフマンをガラスの棺に放り込んだ。しかし圧縮する壁の部屋から唯一逃れる方法が、「ガラスの棺」の中に逃げ込むことだった。なんという皮肉。ちょっとしたどんでん返し。
ピータストラムは、マークホフマンがジグソウの後継者ではないかと気が付き、ホフマンを追い込んでいく。ストラムはホフマンを箱に閉じ込めるとこまで追い詰めたが…。
衝撃の展開!死のトラップは、ホフマンを閉じ込めた箱の方ではなく、部屋自体が手の込んだ殺人トラップであることに気付く。
罠に見える箱は、むしろ唯一の生還できる逃げ口だったのだ。箱は死の罠から逃げる唯一の方法だった。
ついにジグソウの後継者となる真犯人(ホフマン)を突き止めたFBI捜査官のピーター・ストラムだったが、常に先読みをし続けた真犯人のホフマンによって、全ての罪をストラムになすり付けることに成功したうえ、ストラムは左右から迫ってくる壁に挟まれて圧死してしまった。
ガラスの棺の中に入れられたホフマンが助かり、ピーター・ストラムは圧縮する壁に挟まれて死亡した。ストラムが完全に壁に押し潰されたところで物語は終了。
『ソウ6』(2009年) / ジグソウの後継者の暴走
殺人ゲームを仕掛ける殺人鬼と、ターゲットにされた人々の攻防を描くシチュエーション・スリラーの人気シリーズ第6作。第4作から始まった3部作が完結し、殺人鬼の謎が明かされる。
FBI捜査官ピーター・ストラムが死体となって見つかる(ピーター・ストラムは前作の最後に圧縮する壁に挟まれて死亡した)。指紋が残されていたことなどから、ジグソウの後継者はストラムではないか、と言われ、後継者へと引き継がれてきたジグソウの事件は終わったかに見えた。
しかし、ストラムの上役だったFBI捜査官エリクソンは、世間のそうした風評に疑問を抱き、ホフマン刑事に近づく。折から、新しいゲームが始まった。ジグソウの壮大なる野望がいま、あきらかに―
生きるためにどちらが多く肉を捧げるか…自分で切り取った肉片の重さを競うゲーム / ゲームの被験者:シモーネ、エディ…左腕を切った黒人女性のシモーネが勝利し生還した。
薄暗い廃墟の一室で2人の人間が目を覚ます。『ソウ6』の冒頭に登場するこのゲームは「60秒以内に自分の身体を多く切り取った者が助かる」というもので、計りが2人の目の前に置かれている。シリーズ恒例となったオープニングゲーム。この冒頭のゲームの参加者は、悪徳闇金融業の白人男性のエディと黒人女性のシモーネ。
一分後にボルトがこめかみを貫通する仕掛けを施された男女。助かりたければ手元の肉切り包丁で自らの肉を切り落とし、秤に乗せるしかない。生き残れるのはより多くの肉を俸げた者一人のみ。悪徳金利業者である2人はジグソウの標的に選ばれ、その身を削るゲームを強いられた。
左腕を切ったシモーネが勝利し生還した。
切り取った肉片の測量勝負で敗れたエディにトラップが発動し、頭にネジのようなものがねじ込まれて死亡した。
息をどこまで止められるか比べるゲーム / ゲームの被験者:ウィリアム、ハンク…犠牲者はハンク
ゲーム参加者は、保険会社の重役のウィリアム・イーストンとアンブレラ保険会社の用務員のハンクの2名。息を吸う度に両脇の金具が締まり、やがて上半身を砕く。生き残れるのはどちらか一人のみ。
アンブレラ保険会社の副社長ウィリアム・イーストンは突然拉致され、目を覚ますと体を拘束されていた。
用務員のハンクは、喫煙者で肺を悪くしており、長く息を止めることができない。上半身を砕かれてハンクが死亡。
助かるのは一人だけの絞首台トラップ / ゲームの被験者:ウィリアム、アレン、アディ…犠牲者はアレン
助かるのは一人だけの絞首台トラップ。右のレバーを離せば書類整理係の男性、左のレバーを離せば秘書の女性の足場が落ち、首が吊られて死んでしまう。
健康で孤独なアンブレラ保険会社の文書整理員の青年のアレンと、糖尿病持ちだけど家族に恵まれたウィリアムの秘書の中年女性のアディの二人がゲームに参加。
死ぬべきは二人のうちどちらかを選ぶ。助かるのは一人。生かす価値のある方を見極めるゲーム。
男性・アレンは「若いが身寄りが特になく、安心して葬ってもいい」、女性・アディは「中年で糖尿病もちだが愛する家族がいる」。ウィリアムはどちらに生の価値を見出すのか?
一人を見捨て、もう一人を生かすという究極の選択を強いられる。ウィリアムは、「こんな選択はしない」と苦悩したが、悩んだ末、アレンが死亡。
水蒸気迷路脱出大作戦ゲーム /ゲームの被験者:ウィリアム、デビー…犠牲者はデビー
アンブレラ保険会社の法務責任者の女性のデビー。水蒸気で焼かれた後、トラップが発動し、金属製のパイプで脳を串刺しにされて死亡。
女性には90秒以内でロックをはずさないと絶命する(脳を串刺しにする)装置が体につけられており、その鍵はウィリアムの体内にあった。女性は「生きる執念」を燃やし、ウィリアムに襲いかかって鍵を取ろうとするが、あえなく時間切れに。
6人から生き残る2人を選ぶ回転木馬 / 犠牲者は、アーロン、ジーナ、デイブ、ジョッシュの4人。ドロドロの人間の本性が存分に味わえるソウシリーズで一、二を争う胸糞装置。
回転木馬の6人から生き残る2人を選ぶゲーム。アンブレラ保険会社の勤務の6人の男女(主人公ウィリアムの同僚の6人)が大きな金属オリの中で回転木馬のように鎖にくくりつけられている。ウィリアムの「優秀な」部下6人。その部下を4人殺して2人生き残らせることができる。
放置すれば順番に撃たれて全員死ぬが、ウィリアムがスイッチを押せば二人だけ助かる。ただし、スイッチを押す度に釘が手の甲に刺さる。
金属オリの先頭には、回転木馬をねらったショットガンが付けられた装置。回転木馬は、ランダムに同僚の一人と銃が向き合って停止していく。苦渋の選択を強いられる。アーロン、ジーナ、デイブ、ジョッシュの4人がショットガンで撃たれ死亡。エミリーとシェルビーの2名が生還。
部下の6人は助かりたいがために「家族がいる」「お金はいくらでも払う」「妊娠してるの」と必死にアピールしながら「嘘をつくな!」「お前は妊娠などしてない!アバズレ!」と他人を貶めながら1人、また1人とショットガンの餌食に。ドロドロの人間の本性が存分に味わえるソウシリーズで一、二を争う胸糞装置になっている。
酸の部屋 / ウィリアムに生きる価値はあるのか見極めるゲーム / ゲームの被験者:タラ、ブレンド…ウイリアムは下半身を酸で溶かされ命を落とす。
最後の審判装置。ウィリアムの家族とは「囚われた母子」の方ではなく、妹の「女性記者パメラ・ジェンキンス」の方だった。どんでん返し。
フッ化水素はウィリアムを殺す為の仕掛けであり、タラ達は彼を赦すか赦さないかの選択を強いられる。
最後の審判をする「囚われていた母子のタラとブレンド」は、ウイリアムにとって赤の他人であり、父親を殺された怨みを持っている。ウイリアムを母親のタラ・アボットが裁こうとするができず、父親を殺された恨みを晴らそうと息子のブレンド・アボットが裁く。
息子のブレンドが「地獄へ落ちろ」と叫び、処刑レバーを下げると…
ウィリアムの体内に酸が注入される。体の内部から溶けていくウィリアムの壮絶な最期。
ウィリアム・イーストンの下半身は、フッ化水素酸を注入されたことで内部から融解し命を落とす。
ウィリアムの背中に注射針が大量に刺さり、そこから人間を溶かす威力を持つフッ化水素酸が注入されて絶命したのであった…ウィリアムの酷く溶けた下半身は、崩れ落ちた。
新「逆トラバサミ」装置 / ジルがホフマンに仕掛けた…ホフマンへの罠はジグソウの遺言だった。マーク・ホフマン(二代目ジグソウ)は、ヘッドギア・トラップを鉄格子に引っ掛けることで辛うじて生還!
快楽殺人者に成りかねない気質のホフマンにテスト(ゲーム)を施すのがジグソウの意思(ジグソウの遺言)だった。ジルによってイスに電流が流され、気絶するホフマン。ジグソウがジルに遺した箱の中身は新しい「逆トラバサミ」だった。
ジョン・クレイマーの元妻のジル・タックは、ホフマンに「ゲームオーバー」を宣告する。
ホフマン刑事は鉄格子に顔面を突っ込み、逆トラバサミの開閉を最小限に食い止めて、なんとか用具を外して、死を免れた。さすがの執念。
逆トラバサミからなんとか逃れたホフマンであったが、口は痛々しく大きく裂けている。
マーク・ホフマン/二代目ジグソウは、ラストで罠にはめられ、『1』で登場したヘッドギア・トラップを仕掛けられるが、負傷と引き替えに生還。自分を罠にはめた相手への復讐に燃え、完全に暴走している。
激しく慟哭するホフマンの姿で物語の幕は閉じる。ホフマンは次作で恐るべき大量殺人鬼になる。
『ソウ ザ・ファイナル3D SAW7』(2010年) / ジグソウの意思を継ぐ者、ジグソウの真の後継者が明らかになる。
映画『ソウ ザ・ファイナル 3D』予告編
ジグソウのゲームを生き残ったボビー・デイゲン。彼はマスメディアに取り上げられ現代のアイコンとして脚光を浴び、彼のもとにはゲームのサヴァイヴァーたちが群れ集う。しかし、ボビーの過去にはメディアも知らない秘密があった。その秘密が呪われたゲームを引き寄せる・・・。一方、ホフマン刑事VSジルの争いは骨肉相食む後継者争いとなっていた・・・。ゲームの終焉は来た!「ゲームオ―バー」を最後に言うのは誰なのか?!
ガラス張りの公開処刑・チェンソー押し合い三角関係ゲーム / ゲームの被験者:ブラッド、ライアン、ディナ…ディナが死亡
ブラッドとライアンという2人の男性とディナという1人の若い女性が、チェンソー(円鋸)押し付け合い(三角関係のもつれ)ゲームに参加。60秒以内に、3人のうち1人を処刑するのがルール。いきなり大衆監視のなかで始まるガラス張りの公開処刑の展開は斬新。
ブラッドとライアンの前にはそれぞれ回転ノコギリ。回転ノコギリを押し付けて目の前の相手を殺さなければ、一分後には天井から吊るされたディナが回転ノコギリで死ぬ。
ライアンは、ブラッドに「こんな女、救う価値がない」と言い、ディナに犠牲になってもらおうということで男同士の意見が一致し、2人は結託し争いをやめました。
結果、ディナはのこぎりで腹を裂かれ死亡。ブラッドとライアンは生還。
ホフマンに刃物電車で轢き殺されるジル…悪夢のゲームだった。夢オチのトラップ。
線路内に鎖で縛られ身動きが取れないジルを、復讐に燃えるホフマンが殺人電車で轢き殺すゲーム。
ホフマンが駆る恐ろしい殺人電車にひき殺されて、バラバラ死体になるジル…とてつもない残酷描写…その時、ジルは悪夢から目が覚めた。ひどい夢だった。ついに出た夢オチ。
車の解体工場のガレージ内のトラップ / ゲームの被験者:エヴァン、ダン、カーラ、ジェイク…連動した死の連鎖の仕掛けで仲間も一緒に4人とも死亡。
人種差別主義者達のリーダーのエヴァン、ダン、カーラ、ジェイクの4人は、車の解体工場に仕掛けられた別のゲームに参加している人種差別者。肌の色は違っても、血や肉の色は、同じであることを人種差別者たちに理解させることがゲームの目的。
エヴァンの背中は座席に接着されている。30秒以内に車のシートから体を引き剥がしてレバーを引けばOKだったが…。エヴァンの「背中の皮膚が剥がれる」描写はかなり痛々しい。
車のシートに背中の皮膚を貼り付けられたエヴァン。皮膚を剥がしてレバーを引かないと車が動き出し、連動した仕掛けによって仲間達も死ぬ。エヴァンは、あえなく失敗してしまったため、4人とも死亡した。
フルスロットルでタイヤが回ってる車のジャッキが降りてその下にいる仲間のカーラが轢き殺される。
車が前に動き出して、後ろにつなげられていた仲間のダンのアゴと両腕が引きちぎれる。
さらに車の進行方向にくくり付けられていた仲間のジェイクをはねて殺し、そして車は廃車の山に突っ込み、エヴァンも死亡してしまう。
高所にぶら下がっている二人が相手を芝刈り機の上に落すゲーム / ゲームの被験者:シドニー、アレックス…アレックスが落下して死亡。
アレックスは恋人のシドニーに頻繁に虐待をしていました。シドニーとアレックスの二人が高い所にぶら下がって、相手を落下させる落としっこをするゲーム。どちらかが死ぬまで終わらない。
下には無数の芝刈り機が敷き詰めてあり、落下すれば、確実に体は芝刈り機でバラバラに解体されることは間違いない。
結果としては、アレックスが落下し、シドニーは大量の返り血を浴びる。
宙吊りの檻(オリ)から脱出するボビー・デイゲン
ジグソウのゲームの生存者ボビー・デイゲンは、その経験談をTVや著書などで語りカリスマ的な人気を得ていた。同じくゲームの被害者で生き残った者達はボビーの元に集う。その中には1作目の被害者であるゴードン医師もいた。その夜ボビーは突然拉致され、オリの中で目を覚ます。
実は、ボビーはジグソウの殺人ゲームの生還者ではなかった。生還者だと嘘をついて、ジグソウを利用して金もうけをしていました。
ボビーは必死で宙吊りの鉄の柵にぶら下がったまま、振り子の原理で勢いをつけ、剣山より先の場所に着地し、課題をクリアします。
音を出さずに、胃から釣り針付の鍵を取り出すゲーム / ゲームの被験者:ボビー、ニーナ…犠牲者は、広報担当のニーナ
ニーナは、ボビーの仲間で広報担当。釣り針付きのカギを胃から引っ張り上げるゲーム。60秒以内に胃の中に入ったカギを取り出して解錠すればニーナは解放されます。
椅子に拘束状態のニーナの首へと尖ったパイプが四方から迫る。一分後にパイプは首に刺さるが、音にも反応して迫る。
カギには釣り針のようなフックがついているため、苦痛でニーナが騒ぎ、(一定以上の音に反応する)先が尖ったパイプが近づきました。
鍵は時間内に取り出せましたが、解錠するには時間が間に合わず、ニーナの首にパイプが刺さりました。ニーナは失血多量で死亡します。
目と口にパイプが突き刺さるゲーム / ゲームの被験者:ボビー、スーザン…犠牲者は、弁護士のスーザン
スーザンは、ボビーの仲間で弁護士。
スーザンは椅子に縛られ、目と口の前に円柱の先の尖ったパイプがあります。
ボビーが30秒以上バーを支えていられればスーザンは助かりますが、バーはあまりにも重く肩で持ち上げると肋骨に突き刺さります。
ボビーの苦痛と引き換えに、スーザンを助けるという内容のゲーム。
ボビーは、結局、痛みに耐えられず、スーザンは目と口にパイプが突き刺さり死亡しました。
カギを渡せなかったら首吊りゲーム / ゲームの被験者:ボビー、ケイル…犠牲者は、マネージャーのケイルが首吊り状態で死亡。
ケイルは、ボビーの親友でマネージャー。目隠しをされている。ケイルにボビーが適切な指示を出して狭い足幅ほどの板を渡らせて、一方でボビーの方も梁を渡ってカギを入手し、60秒以内にカギを解錠すればケイルは助かります。
目が見えないために投げ渡す鍵を受け取るのがあまりにも困難。ボビーは「手を胸の前に」と言って鍵を放り投げますが、ケイルが鍵を受け止め損ねてしまい、首吊り状態で死にました。
歯を抜いて扉のカギを解錠するゲーム・抜歯でパスワード / ゲームの被験者:ボビー…なんとか成功しクリア。
指定された2本の歯茎を抜いて、4つの数字(解錠のパスワード)を揃えないと、妻・ジョイスの部屋へ向かうための扉の鍵は開きません。
ボビーは血だらけになり痛みに耐えながら2本の歯をなんとか抜き取り「5693」という数字で解錠しました。
胸筋フックぶら下がりゲーム / ゲームの被験者:ボビー、ジョイス…犠牲者は、ボビーの妻のジョイス・デイゲンが焼死。
このゲームは、ボビーの自著の武勇伝で語っているゲームそのもの。胸筋にフックを2つ突き刺して、鎖を登っていき上部にある電気コードを繋ぐと、柵の電流が止められるというもの。ボビーの胸筋がちぎれて落下。失敗。
ジョイス・デイゲンは、ボビーの妻。彼の秘密を知らない。
生きたまま焼却炉で焼かれるジョイス・デイゲン。
ボビーが胸にフックを刺して固定し、滑車付きの鎖を巻き取って電源プラグを繋がなければならない。時間内にプラグを繋げなければ、仕掛けが作動してジョイスは焼け死ぬ。
ボビーの目の前で、焼却炉で生きたまま焼かれたジョイス・デイゲン。壮絶な焼死。ボビーは自身の愚かな嘘で、大切な妻を失ってしまった。
狂気に堕ちた殺人鬼のホフマンに捕まったジル・タッグが「逆トラバサミ」(ヘッドギア・トラップ)の餌食に。
ジル・タッグ(ベッツィ・ラッセル)は警察署内で匿われていたが、ホフマンはいとも簡単に侵入し、署員を皆殺しにする。
捕まったジルはホフマンに「逆トラバサミ」のヘッドギア・トラップを付けられ、顔面を引き裂かれて死亡する。「逆トラバサミ」(ヘッドギア・トラップ)がついに炸裂した。やはり激しくグロかった。
衝撃のラスト…ホフマンに「ゲームオーバー」を告げたジグソウの真の後継者は…ローレンス・ゴードン/三代目ジグソウ。
ホフマンは、豚のマスクを被った3人組の集団に襲撃されて気を失う。目覚めると、そこは、あの地下室のバスルームだった。
前作で、ジルが遺品の中にあったビデオテープを渡していたのは、1作目で片足を切り落としながらも生き残っていたゴードン医師だった。彼は、その後もジグソウのゲームで医療的な部分を影からサポートしていた存在であり、ジグソウことジョンはローレンス・ゴードンを最も信頼していたのだった。
ジルからゴードンに渡されたビデオには「ジルを見守ってくれ。もしジルに何かあったら、私の代わりに(復讐を)頼む」と、ジョンからのメッセージが入っていました。
ビデオテープのジョンの遺志を受け取ったローレンス・ゴードン医師は、あの地下室のバスルームへホフマンを連れて行き、鎖で壁につなぐ。
衝撃のラスト。ホフマンに「ゲームオーバー」を告げたのはローレンス・ゴードンだった。彼こそが真のジグソウの後継者。
ローレンス・ゴードン/三代目ジグソウは、『1』にて老朽化したバスルームに監禁されていた外科医。右足首を自ら切断する事でバスルームを脱出して以降、消息は語られていなかったが、本作で初めて彼も生還していた事が明かされる。切断した右足は義足になっているため、杖を使っている。ホフマン「それだけはよせ!やめろ!」
扉を閉めてゴードン「ゲームオーバー」
ジグソウ ソウ・レガシー(2017年) / かなり衝撃的な展開…ジグソウのゲームは実は過去だった。
衝撃!映画『ジグソウ:ソウ・レガシー』本予告
世界で最も成功したホラー映画シリーズとしてギネスブックにも認定された「ソウ」シリーズの新章「ジグソウ ソウ・レガシー」。
第8作は、街中の公園で、バケツをかぶった奇妙な死体が発見される事件から幕を開ける。その死体は顔半分がはがれ、さらに首の皮膚がジグソーパズル型に切り取られていた。
伝説の連続殺人鬼ジグソウが復活したのか?あるいは後継者なのか?
さまざまな憶測が飛ぶなか、捜査班が死体の傷の奥から抜き出したUSBスティックをパソコンで起動すると、「ゲームは始まった。4人の罪人が犯した罪がつぐなわれるまで終わらない」と、ジグソウとおぼしき声が再生され、現場は混乱に陥る。
バケツを頭にかぶるトラップ / ローガン一人だけ脱落したように思われたが…
ある密室に男女5人が監禁される。5人は目の部分をくりぬいたバケツを頭にかぶせられ、身体は鎖につながれており、対面する壁には一面に鋭い刃が光っていた。
アナ、ミッチ、ライアン、カーリー、ローガン・ネルソンの5人がゲームに参加。新たな殺人ゲームの幕が開ける。対面する壁には一面に高速回転している丸鋸刃が光っていた。首輪についた鎖により、壁へ引っ張られる。
壁一面には回転する多くのチェーンソー。自ら回転する刃に触れ少しでも血を流せば回転が止まりクリア。
ローガン一人だけ、目覚めるのが遅れゲームから脱落。実は、この後、ジグソウに救出されていた。
チェーンハンガー / カーリーが死亡する
「解毒剤」「生理用食塩水」「濃硫酸」が入っている注射器から正解を選び注射する。
制限時間が過ぎると、メンバー全員が鎖で首を吊られる。
カーリーは時間内に選べず、ライアンに3本とも注射され死亡。
カーリーが死亡する。
穀物のサイロ / 二人とも生還
穀物のサイロ。アナとミッチがゲームに参加。円柱の小部屋に閉じ込められ、頭上からは二人を窒息させるための穀物が降り注ぐ。穀物が注ぎ終わると、刃物が降り注ぐ。
別室のライアンが床下のレバーを引けばクリア。レバーを引いたことにより、ライアンは片足をワイヤーに切断される。
サイクルトラップ / ミッチが死亡
ゲーム参加者はミッチ。ミッチは死亡した。
ショットガン・キー・トラップ / 残りの二人とも死亡。
最初の5人の内の最後の残り二人であるアナとライアンがゲームに参加。二人とも死亡した。
どんでん返し!5人の殺人ゲームの真相…ジグソウ主催の10年前のゲームだった。助手としてローガンが過去にジグソウに協力していたこともわかる。
劇中で展開されていた5人の男女の殺人ゲームは、実は10年前の過去の出来事であり、ゲームの主催者はジグソウ本人でした。その最初の脱落者がローガンだった。ジグソウはローガンの過ちを許し、以降、助手として、後継者として多くのトラップを伝授した。
そして、10年後の現在、ローガンはジグソウの後継者として、復讐するべき相手=ハロラン刑事が現れたことから、仮面をかぶり殺人ゲームを再始動させた。
現在、レーザートラップを仕掛けられるハロラン刑事
ハロラン刑事がレーザートラップを仕掛けられる。
レーザートラップが発動し、ハロラン刑事の頭部は八つ裂きになった。ジグソウの後継者であるローガンの復讐は成就した。
『スパイラル:ソウ オールリセット』 / ジグソウを凌駕する猟奇犯(サイコキラー)とは?彼が仕掛ける凄惨で新しいデスゲームとは?
『ソウ』リブート版の映画『スパイラル:ソウ オールリセット』は、ジョシュ・ストルバーグとピーター・ゴールドフィンガーが脚本を書き、ダーレン・リン・バウズマンが監督したアメリカ合衆国のホラー映画。ソウシリーズの第9弾で、クリス・ロックとサミュエル・L・ジャクソンが共演する。
過去のシリーズと関係する登場人物が一新され、ジグソウの後継者をめぐる物語をリセットし、ジグソウを凌駕する新たな猟奇犯が登場する。
新たなデスゲームの始まり。地下鉄の線路上の殺人トラップ。舌を固定され、宙吊りのマーブ・ボズウィック刑事…舌を引き抜いて生きるか、ぶらさがったまま死ぬか?
突如ブタのマスクを被った猟奇犯に襲撃されたマーブ・ボズウィック刑事(演:ダニエル・ペトロニエヴィッチ)は、地下鉄の線路上で舌を固定されつるされていることに気付く。
そして猟奇犯は目の前のモニターから「ゲームをしよう。2分後に地下鉄が来る。お前の決断次第で、ここが“命の終点”となる」と説明を始め、舌を抜くか、地下鉄にひかれるかの選択を迫る。舌に拘束具をつけられている模様。そして目線の先には……舌を引き抜いて生きるか、ぶらさがったまま死ぬか?
血まみれになりながらも、なんとか腕の拘束は外せても、舌の拘束具は外せない…舌は引き抜けない…。猛烈なスピードで迫りくる地下鉄。
猛スピードの電車が轟音を立てて迫り、やがて無残にも電車に轢かれてマーブ・ボズウィック刑事の体は四散する。
この地下鉄トンネル内での殺人トラップは、ジグソウを凌駕する新たな猟奇犯が警察官をターゲットに仕掛けたゲームのはじまりだった。
指を引き裂く殺人トラップ(拷問装置)の犠牲に…。フィッチ刑事(演:リチャード・ゼッピエリ)は指を引き裂かれ、感電死する。
フィッチ刑事(演:リチャード・ゼッピエリ)は、「両手の10本の指を引き裂いて、水槽で感電死させる残虐な殺人トラップ」の餌食に。
舌・指といったそれぞれの殺し方にはメッセージが込められており、被害者たちが犯した罪に対する罰となっています。両手の10本の指が引き裂かれていく痛々しい残虐シーン。
フィッチ刑事(演:リチャード・ゼッピエリ)は指を引き裂かれ、感電死する。
アンジー・ガーサ署長(演:マリソル・ニコルズ)は、物凄く熱いワックスのトラップの餌食に。
アンジー・ガーサ署長(演:マリソル・ニコルズ)は、物凄く熱いワックスのトラップの餌食に。脊髄に刃物を突き立てたまま顔に沸騰した熱いワックス(ロウ)をかけて窒息死させる殺人トラップ。
物凄く熱いワックスが顔面に注がれる…悲鳴を上げるアンジー・ガーサ署長。あまりにも恐ろしい拷問装置。
脊髄を切断するレベルまで刃物を首に深く突き刺せば、顔面に流れ続ける熱いワックスを止めることができる。脊髄損傷で、二度と歩くことはできなくなるが。
灼熱のロウが顔面に注がれ続けて、アンジー・ガーサ署長の皮膚が焼けただれていく。ついにワックスが完全に顔面を覆いつくしたことで、彼女は窒息死した。
顔面の損傷が激しいアンジー・ガーサ署長の遺体。
ジーク・バンクス刑事(クリス・ロック)は、新人刑事ウィリアム・シェンク刑事(マックス・ミンゲラ)と組んで、事件を捜査することに。
刑事エゼキエル・ジーク・バンクス(クリス・ロック)は、知らず知らずのうちに自分自身が殺人者によるデスゲームに巻き込まれていく。主演のクリス・ロックは世界的なコメディアン。
宙吊りにされ失血死寸前のジークの父マーカス・バンクス(サミュエル・L・ジャクソン)
映画『スパイラル:ソウ オールリセット』本予告(60秒)2021年9月10日(金)全国ロードショー
地下鉄の線路上。舌を固定され、宙吊りの男。
舌を引き抜いて生きるか、ぶらさがったまま死ぬか?
猛スピードの電車が轟音を立てて迫り、やがて無残にも男の体は四散する。
それはジグソウを凌駕する猟奇犯が仕掛けた、新たなゲームの始まりだった――。
ターゲットは《全て警察官》。
不気味な渦巻模様と青い箱が、捜査にあたるジークと相棒ウィリアムを挑発する。やがて、伝説的刑事でありジークの父・マーカスまでもが姿を消し、追い詰められていくジーク。ゲームは追うほどに過激さを増し、戦慄のクライマックスが待ち受ける。
おすすめの関連リンク