特撮怪獣映画の原点にして頂点な『ゴジラシリーズ』の衝撃的なトラウマシーン・陰惨すぎるショックシーン(グロい残酷描写など)、精神的にキツイ、トラウマを刻み込まれた忘れられない名場面のまとめ。特撮史に残る過激な表現、懐かしい名場面やショキングな残酷シーン・トラウマシーンで満載。
ゴジラ(1954) / 第二次大戦下の空襲を象徴していた
特撮怪獣映画の原点にして頂点「ゴジラ」(1954) / 画像は「株式会社東宝のキャラクター、ゴジラのオフィシャルサイト」より引用
ゴジラは、「核の落とし子」「人間が生み出した恐怖の象徴」として描かれた。また核兵器という人間が生み出したものによって現れた怪獣が、人間の手で葬られるという人間の身勝手さを表現した作品となった。
「ゴジラ」 | 予告編 | ゴジラ 第1作目
原水爆実験の影響で、大戸島の伝説の怪獣ゴジラが復活し、東京に上陸。帝都は蹂躙され廃墟と化した。ゴジラ抹殺の手段はあるのか・・・。戦後の日本映画界に特撮怪獣映画というジャンルを築いた、記念すべきゴジラ映画第1作。核の恐怖を描いた、本多猪四郎の真摯な本編ドラマと、円谷英二のリアリズム溢れる特撮演出が絶妙のコンビネーションを見せ、「ゴジラ」の名を一躍世界に轟かせた傑作。
東京を蹂躙し暴れまわるゴジラ / 人類の最期…恐ろしいパニック映画
なかなか観客の前に姿を現さなかったゴジラ。観客はかなり、じらされた。嵐の夜、大戸島でわずかに映るゴジラの一部、そして翌日山影からぬっと姿を現すゴジラ。伝説の始まり。
大戸島の山から姿を現す初代ゴジラ。反戦や核への怒りをテーマとしたゴジラは核の悲劇を体現し、恐怖の象徴として不気味なイメージで描かれている。
水爆実験により海底の住処を追われ、人間の前に姿を現したゴジラ。自衛隊の攻撃にもびくともせず東京を火の海に帰す。東京を蹂躙し暴れまわるゴジラの姿に視聴者はトラウマを植え付けられた。
ゴジラシリーズの次回作以降は「怪獣との対決もの」がメインとなり、本作以降で怪獣が登場しないのは今のところ 1984年の『ゴジラ』(ただし超兵器スーパーXとは激突。対決はしないがトラウマキャラの「ショッキラス」も登場する)、2016年の『シン・ゴジラ』の2作品のみ。
死ぬ直前までリポートし続けたアナウンサー「皆さん、さようならー!!」
ゴジラの脅威を命がけで伝えた名レポート「我々の命もどうなるか……ますます近づいてまいりました。いよいよ最期です! 右手を塔にかけました。もの凄い力です。いよいよ最期、さようなら皆さん、さようなら…………」
アナウンサーたちは、ゴジラがテレビ塔に向って進んでくる模様を中継し、自身が死ぬ直前までリポートし続けた。テレビ等は破壊され、アナウンサーたちは、真っ逆さまに落下していった…。
戦後の傷がまだ癒えていない時代のモブの台詞「もうすぐ…お父ちゃまの所へ行くのよ」
ゴジラ(1954年)は、戦争の傷がまだ癒えていない時代のパニック映画。本編のモブの「また疎開かぁ、嫌だなぁ」「せっかく長崎の原爆から命拾いした大切な体なんだもん!」「もうすぐお父ちゃんのところへいけるのよ!」という生々しい台詞は、まだ戦後間もない製作時期を如実に表している。
迫りくる巨大怪獣のゴジラから逃げ遅れてしまい、取り残され、死ぬ覚悟を決めたお母さんが子どもを抱きながら…
「もう、お父ちゃまのそばに行くのよ。ねっ、もうすぐ…もうすぐ…お父ちゃまの所へ行くのよ。」と言う。戦争で夫を失った未亡人だろうか。悲壮感でいっぱい。
戦争の傷が癒えていない時期なので、電車の中でも「せっかく長崎の原爆から命拾いしてきた大切な体なんだもの」
「また疎開かぁ、嫌だなぁ」と言った会話が普通になされている。
ゴジラが暴れた余波と平和への祈り…まるで戦時下のような悲壮感いっぱいの被災者たち。
第二次大戦下の空襲を象徴していた特撮怪獣映画『ゴジラ』(1954年)。ゴジラによって、東京は焦土の廃墟と化し、ゴジラによる放射能汚染は幼い子供たちにも及ぶ。ゴジラの恐ろしさが、まるで戦時下のような悲壮感いっぱいの被災者たちを映し出すことで強調された。
怪獣が暴れて、都市が破壊されれば、現実的には多くの犠牲者や被災者が出ることを省略せず、本作はしっかり強調している。まるで東京大空襲を受けた後かのような生々しいリアル感がある。ゴジラの東京襲撃によって残された悲惨な爪痕は、本当に起こった現実のように見える。まさに時代を超えて愛される怪獣パニック映画の傑作。
母親が亡くなり、「ママ…ママ…ママ…ママ…」と泣き叫ぶ女子を抱きかかえる山根 恵美子(やまね えみこ)。恵美子は臨時救護所で被災者たちの救護に当たる。
芹沢博士が恵美子に「オキシジェン・デストロイヤー」の秘密の実験を見せる。
芹沢博士が、恵美子の前で、水槽に飼っている魚(イシダイなど)を使って「オキシジェン・デストロイヤー」の秘密の実験を見せる。
オキシジェン・デストロイヤーから出る泡に包まれた水槽内の魚たちは、しばらくすると肉が溶けて骨だけになってしまい、最後は骨までもが水に溶けてしまう。
水中酸素破壊剤オキシジェン・デストロイヤーのあまりにも衝撃的な威力。
オキシジェン・デストロイヤーのあまりにも衝撃的な威力を目のあたりにして、「きゃあああー」と悲鳴を上げて水槽から目を背ける恵美子は具合が悪くなってしまう。
芹沢博士の死。化学兵器オキシジェンデストロイヤーによって消滅したゴジラ。
ゴジラは「1度限り」という条件付きで芹沢博士が作り上げた水中酸素破壊剤オキシジェン・デストロイヤーにより消滅する。
瞬く間に海中に広がるオキシジェン・デストロイヤー。ゴジラはもがき苦しみながら、海中で骨まで溶けていった…。
オキシジェン・デストロイヤーは特殊な物質を電磁的に反応させることにより水中の酸素を一瞬で破壊し、その場にいるすべての生物を一瞬のうちに死に至らしめるうえ、完全に液化する効果がある。ゴジラでさえ例外ではなかった。
一瞬のうちに海水が激しく泡立ち、ゴジラが苦しみ始める。
成功を確認した芹沢博士は海底から尾形に別れを告げると自ら命綱・送気管を切断し、自決することで自身だけが知るオキシジェン・デストロイヤーの秘密をこの世から完全に消滅させる。ゴジラも断末魔の悲鳴を残し泡となって消える。
ラストの山根恭平博士の名セリフ「あのゴジラが最後の一匹だとは思えない。もし水爆実験が続けて行われるとしたら、 あのゴジラの同類が世界のどこかで現われてくるかもしれない」
モスラ対ゴジラ(1964年)
『モスラ対ゴジラ』(モスラたいゴジラ)は、1964年(昭和39年)4月29日に公開された日本映画。ゴジラシリーズの第4作であり、『モスラ』の続編。
「モスラ対ゴジラ」 | 予告編 | ゴジラシリーズ 第4作目
東宝が生んだ2大怪獣スター、ゴジラとモスラの対決を描き、怪獣映画の新境地を切り開いたゴジラシリーズ第4作。大型台風は、静之浦に巨大な卵を漂着させた。一方、倉田浜干拓地から出現したゴジラは、名古屋市を蹂躙。卵へと迫ったその時、平和の使い・成虫モスラが飛来する・・・。大胆な合成技術や、さらに密度を増したミニチュア・ワーク等、一段と向上した特撮シーンは必見。
不気味な「インファント島の怪骨」
長年ゴジラファンの間では不思議な存在として一部で語り継がれてきた「インファント島の怪骨」。
インファント島に存在する亀のような動物の骨のような不気味な何か。見た目は死骸なのだが、何故か首が動き、まばたきまでしている。
Sci-Fi MONSTER soft vinyl model kit collection ゴジラ1964 (ガレージキット) / 海洋堂 / 2016年7月下旬
●Copyright 東宝
──史上最凶にヒールな悪役ゴジラ モスゴジ!(「モスラ対ゴジラ」)
●昭和ゴジラの着ぐるみは作品ごとに大きくデザインが変化するため多くのタイプが存在する。
そのためファンの間では作品ごとに愛称つけて区別されている。「モスラ対ゴジラ」のゴジラはモスゴジと呼ばれている。
●モスゴジは、憎々しい表情に均整が取れた細身のスタイルとなっていて頭から尻尾、背びれの配置まで含め全体的にバランスのとれた美しいシルエットが特徴。
●歴代ゴジラのなかでもキンゴジと共にトップクラスの人気を誇るとともに、原型制作者酒井ゆうじ氏が最も愛着を持つモチーフなのです。
●頭上からくる成虫モスラと対峙しているイメージでのポージングを採用しており、単体でありながら、飛翔する怪獣に対して威嚇するモスゴジの激しい躍動感を表現した造形となっている。
●海洋堂の名作ソフビキットを復刻される海洋堂高知四万十ファクトリーより、ゴジラ造形の第一人者である酒井ゆうじ氏の代表作であり最大のベストセラー!
●海洋堂20cmサイズゴジラシリーズが待望の復活!!
●全高約20cmという統一サイズそろえていくゴジラフィギュアコレクションです。
※本品はガレージキットと呼ばれる組立・塗装が必要な上級者向けモデルです。
※画像は塗装・組立をした完成見本で、実際の商品の状態とは異なります。
●製造:海洋堂四万十ソフビファクトリー(奇想天外)
●販売:海洋堂
●フィギュア全高:約200mm (1/250スケール)
●パーツ数:全28個
●ソフトビニール製組み立てキット
●パッケージサイズ/重さ : 29.8 x 21.5 x 8.7 cm / 406g
怪獣総進撃(1968年)
『怪獣総進撃』(かいじゅうそうしんげき)は、1968年(昭和43年)8月1日に封切り公開された日本映画で、ゴジラシリーズの第9作。
「怪獣総進撃」 | 予告編 | ゴジラシリーズ 第9作目
富士山の裾野でゴジラ・モスラ・ラドン・ミニラ・キングギドラ・アンギラス・バラゴン・クモンガ・バラン・マンダ・ゴロザウルスの総勢11怪獣が暴れまくるゴジラシリーズ第9作。小笠原諸島に建設された怪獣ランドで平和的に暮らすゴジラ、ラドンらの怪獣たち。ところが、怪獣ランドのコントロールセンターを何者かが襲い、逃げ出した怪獣たちが世界各地に出現して街を破壊して回る。怪獣ランドの異変を調べていた月ロケットの機長・山辺は、怪獣がキラアク星人により操られていたことを知り、月にあるキラアクの基地を破壊。残るは地球のキラアク基地だが、キラアクは宇宙からキングギドラを呼び寄せた。
キングギドラの不憫な最期
キングギドラはキラアク星人の最後の切り札として登場する。星人は「キングギドラは宇宙の怪獣です。地球の怪獣では歯が立ちません」と語る。
キラアク星人は、キングギドラに地球怪獣たちを迎撃させるが、その連係プレイにキングギドラは翻弄されて敗北する。キングギドラは、アンギラスを首に噛みつかせたまま飛び上がり、空中から落としたうえで踏みつけたりして奮戦するが、次第に手数で押されていく。
ゴロザウルスにカンガルーキックで倒されたあと、キングギドラの地獄が始まる。
ゴロザウルスにカンガルーキックで倒されたあと、それぞれの首を痛めつけられて絶命する。
本作に至っては、不憫なことにキングギドラが怪獣軍団から集団リンチを受けて死んでしまいます。
ゴジラ対ヘドラ(1971年)
『ゴジラ対ヘドラ』(ゴジラたいヘドラ)は、1971年(昭和46年)7月24日に「東宝チャンピオンまつり」の一編として公開された東宝製作の日本映画で、ゴジラシリーズの第11作。
「ゴジラ対ヘドラ」 | 予告編 | ゴジラシリーズ 第11作目
全編がグロテスクなムードに覆われ、当時日本を騒がせていた公害問題を巧みに取り入れた、シリーズの中でも異彩を放つ作品。汚染された港から生まれた公害怪獣へドラは、海へ流れ出たヘドロや工業地帯のスモッグを吸収しながら成長し、巨大化していく。その時、何処からともなくゴジラが出現し、地球を汚染し続けるへドラに敢然と立ち向かっていく。怪獣映画では珍しい作家性に満ちた作品に仕上がっている。
公害怪獣ヘドラと怖すぎるテーマソング「かえせ!太陽を」
『ゴジラ対ヘドラ』の挿入歌「かえせ!太陽を」…かえせ!かえせ!緑をかえせ!
時代背景として、大きな社会問題であった公害問題を前面に打ち出し、『ゴジラ対ヘドラ』の挿入歌「かえせ!太陽を」には、サイケデリック文化や若者のモラトリアムなど同時代のさまざまな背景も色濃く盛り込まれている。
『ゴジラ対ヘドラ』の挿入歌「かえせ!太陽を」が流れる中、不気味な汚染されたヘドロの中に浮かぶ人形か何かの映像が。
見た目がグロテスクすぎるトラウマキャラのヘドラのヘドリューム光線にはゴジラも苦戦する。
本作は「ゴジラが飛ぶ」というシーンが本編に挿入されている。
ゴジラの飛行シーンは賛否両論となったが、カルト的な人気も誇る。
ヘドラの散布する硫酸ミストによって、次々と白骨化する人々
ヘドラに触れてしまい白骨化するまで融解する人間などトラウマになる様なシーンが盛りだくさんであった。
ヘドラの飛行先では硫酸ミストが散布され、人々が次々と倒れていく。
ヘドラによる被害はますます増大し、深刻な社会問題となる。
ヘドロだらけのどこかの海では、新たなヘドラが誕生しつつあった。無限ループか?
なんと「映画のオープニングタイトルシーン」と「ラストシーン(終)」が同じ絵になっている。ヘドラを倒しても倒しても、また新たなヘドラが誕生するという最初に戻る…その繰り返し、「無限ループ」で地獄が続くという暗示かもしれない。ヘドラとの終わりがない壮絶な戦い。救いのない結末になっている。
地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン(1972年)
『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』は、「東宝チャンピオンまつり」の一編として東宝が製作し、1972年(昭和47年)3月12日に公開した日本映画で、「ゴジラシリーズ」の第12作。
本作以降の昭和ゴジラシリーズは、ゴジラは恐怖の対象ではなく、完全に正義のヒーローとして描かれるようになった。
「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」 | 予告編 | ゴジラシリーズ 第12作目
タッグを組んだ怪獣同士が壮絶な戦いを繰り広げるゴジラシリーズ第12作。世界子供ランドの建設にともない、デザイナーとして雇われた源吾は謎のテープを手に入れる。テープを調査するうちに子供ランドは地球征服を企むM宇宙ハンター星雲人の秘密基地だと判明。子供ランドからの電波により、宇宙怪獣ガイガンとキングギドラが襲来する。一方、ゴジラとアンギラスも電波を察知し、地球を守るため日本に上陸する。サイボーグ怪獣ガイガンの斬新なデザインとキャラクターは強烈で、続く『ゴジラ対メガロ』にも登場。
M宇宙ハンター星雲人の正体
M宇宙ハンター星雲人は、人間の残像現象を固定化することで外見を地球人に偽装しているが、正体は人間大のゴキブリのような生き物。
最期を迎える際に正体を晒すシーンの撮影には、本物のゴキブリが使われている。M宇宙ハンター星雲人の正体はなんとゴキブリ(のようなもの)だった
ガイガンに傷つけられて血を流すゴジラとアンギラス…残虐かつ過激なゴジラの流血シーンが描かれた。
ゴジラは、アンギラスを相棒として、キングギドラやガイガンと戦う。いかにも危ない刃物に見えるガイガンの回転する腹のカッターによって負傷するアンギラスとゴジラ。血が噴き出し痛々しい。
ガイガンの回転する腹のカッターによって負傷するゴジラ
ゴジラの大流血シーン。スプラッターホラー映画並みの流血。
『ゴジラ対ヘドラ』以降に増加した残虐かつ過激な描写。ゴジラの流血シーンが描かれた。
ゴジラ対メカゴジラ(1974年)
『ゴジラ対メカゴジラ』は1974年(昭和49年)3月21日に「東宝チャンピオンまつり」の一編として公開された日本の特撮映画。「ゴジラシリーズ」の第14作。
「ゴジラ対メカゴジラ」 | 予告編 | ゴジラシリーズ 第14作目
地球征服を企む大宇宙ブラックホール第三惑星人が、ゴジラを徹底的に分析して作り上げたメカゴジラを日本に出現させた。死闘の末、2頭のゴジラは傷を追いながら姿を消す。宇宙金属の謎を追って沖縄に向かった宮島博士らは、そこに大宇宙ブラックホール第3惑星人の基地を発見するが、捕らえられ、メカゴジラの修理を強制される。一方、同じく沖縄に向かった清水は洞窟で発見された置物に書かれた古代文字に従い、伝説の怪獣キングシーサーを召喚する。メカゴジラ、ゴジラも沖縄に上陸し、三大怪獣による死闘が始まる。
アンギラスの痛々しい負け方…ニセゴジラに口を切り裂かれてしまう。
アンギラスは、メカゴジラが変装しているニセゴジラに口を切り裂かれてしまう。あまりにも痛々しい。今でも語り継がれる有名なトラウマシーン。
アンギラスは、メカゴジラが変装したにせゴジラにマウントを取られて顎を裂かれた。恐ろしい残虐ファイト。
メカゴジラの執拗な攻撃により血だらけになるゴジラ
ゴジラの首を執拗に狙うメカゴジラのスペースビーム(目からの虹色の光線)。足底からのロケット噴射で自在に飛行することができる。
メカゴジラの圧倒的な攻撃にゴジラとキングシーサーは苦戦。両腕の指にフィンガーミサイルが仕込まれている。メカゴジラの体内には全自動のミサイル工場があり、無尽蔵の弾頭供給を経ての発射が可能。
ゴジラの大流血シーン。スプラッターホラー映画並みの流血。血が噴き出す。
ゴジラが全身にミサイルを撃ち込まれて大量出血しながら倒れるなどの、衝撃的な残酷シーンが満載。体中にメカゴジラのミサイルが刺さり、血まみれで絶命寸前になるゴジラ…。あまりにも痛々しい。残虐かつ過激な描写が増えており、メカゴジラの猛攻の前にゴジラが絶命したのではないかと思わせるシーンまで描かれた。
激造シリーズ メカゴジラ (6個セット) (完成品) / アートスピリッツ、プレックス / 2022年5月(2021/11/12予約開始)
★1BOX6個セットの商品です。
★メーカー仕様につき1BOXで全種類揃わない場合がございます。ご了承ください。
●全6種類
TM & (C) TOHO CO., LTD.
●トレーディングフィギュア「激造シリーズ」最新作「メカゴジラ」!
●こだわりの造形表現で迫力ある怪獣フィギュア「激造シリーズ メカゴジラ」!!
●昭和から平成に放映された作品で登場したメカゴジラが勢ぞろい。
●このサイズで再現できる限り、徹底的にこだわりぬいたクオリティー造形を皆様に、是非お手元でご堪能いただきたい!!!
【ラインナップ(全6種)】
・『ゴジラ対メカゴジラ』 メカゴジラ(1974) 全高:約9.8cm
・『メカゴジラの逆襲』 メカゴジラ(1975) 全高:約9.8cm
・『ゴジラVSメカゴジラ』 メカゴジラ(1993) 全高:約9.7cm
・『ゴジラ×メカゴジラ』 メカゴジラ(2002) MFS-3 3式機龍 全高:約9cm
・『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ(東京SOS)』 メカゴジラ(2003) MFS-3 3式機龍 全高:約9cm
・『GODZILLA 決戦機動増殖都市』 メカゴジラ(2018) 全高:約9cm
●原型師:渡辺結樹(G-tempest) (メカゴジラ 3式機龍・3式機龍改)
●彩色師:野口真功、佐藤和由
メカゴジラの逆襲(1975年)
『メカゴジラの逆襲』は、1975年(昭和50年)3月15日に公開された日本映画で、「ゴジラシリーズ」第15作。
「メカゴジラの逆襲」 | 予告編 | ゴジラシリーズ 第15作目
大ヒットした前作に続くゴジラシリーズ第15作。ストーリーも前作を受け継ぎ、メカゴジラ人気を不動のものとした。沖縄の戦いでゴジラに破壊されたメカゴジラ。大宇宙ブラックホール第三惑星人は真船博士を利用し、最新技術でメカゴジラを復元修理する。真船博士が操るチタノザウルスとともに、メカゴジラが町を破壊しはじめたとき、ゴジラが姿を現す。1954年の『ゴジラ』から続いたシリーズは本作で一旦終了。本多猪四郎監督の劇場最終作。
悲劇のヒロインの「サイボーグ少女・桂」
サイボーグ少女・桂は、恐龍(チタノザウルス)へ超音波を送る実験を行った際に事故死した真船 信三(まふね しんぞう)博士の娘の真船 桂(まふね かつら)が、その直後にブラックホール第3惑星人の手によってサイボーグへ改造された姿。
桂の手術シーンでは特殊造形による彼女の乳房が映るが、作り物とはいえ女性の乳房が映るのは、ゴジラ映画では唯一である。
ブラックホール第3惑星人によりサイボーグとして蘇る真船 桂(まふね かつら)
当初はチタノザウルスを操る目的のみで改造されたが、メカゴジラ2の完成と同時に再改造され、そのコントロール装置を組み込まれる。最後は一之瀬 明(いちのせ あきら)の説得で自我を取り戻し、メカゴジラ2を止めるべく自決する。
ゴジラ(1984)
「ゴジラ (1984)」 | 予告編 | ゴジラシリーズ 第16作目
ゴジラ生誕30周年を記念して、前作から9年ぶりに製作されたゴジラシリーズ第16作。大黒島噴火の折に消息を絶っていた一隻の漁船が発見された。船からは放射能の影響で巨大化したフナムシ・ショッキラスが発見され、ただ一人救助された生存者は巨大な生物を目撃していた。生物学者・林田はゴジラが蘇ったと断定。原子力発電所を襲ってエネルギーを蓄えたゴジラは、自衛隊の精鋭部隊が待ち構える東京湾に姿を現した。林田は火山の爆発火口にゴジラを誘導し落とし入れる計画を実行すようとするが・・・。
ショッキラスに体内の血液と水分を吸いとられミイラ化した船員
ショッキラスは、ゴジラに寄生していたフナムシが放射性物質の影響で突然変異を起こした生物。吸血性であり、人間に襲いかかって体液を残らず吸いつくしミイラにしてしまう。
フナムシの化け物「ショッキラス」に体内の血液と水分を吸いとられミイラと化した第五八幡丸の船員(無線担当)。有名なトラウマシーン。船に乗り込んだ牧が見た物は何者かに水分を吸われミイラ化した船員の姿だった。直後に巨大なフナムシに襲われるが、只一人生き残った奥村に救われる。
劇中に登場するのは一匹だけだが奥村からは複数いたことが語られ、ノベライズ版では群れで漁村を襲撃するシーンがある。
ゴジラに襲われる東海道新幹線
東海道新幹線がゴジラ近くを走っている…。それはマズイ…。
「うわーっ、ゴジラだー!」急ブレーキをかけたため、乗客は大騒動に…。
有楽町駅付近(有楽町マリオン横を抜けたところ)でゴジラが東海道新幹線を襲う有名なシーン。2両目を鷲掴みして持ち上げた。
1両目と3両目以降は落下して2両目だけ持ち歩くが、途中でポイと捨ててしまう。恐ろしい大惨事だ。
三原山に落ちるゴジラ。人工的に噴火させられた火口に落ちるゴジラ。
ゴジラは東京を後にして三原山へ向かい、人工的に噴火させられた火口へ咆哮を上げながら落下する。
ゴジラは鳥の鳴き声による帰巣本能があることを発見し、ラストではその超音波でゴジラを誘導、三原山火口に落とした。
ゴジラvsビオランテ(1989年)
『ゴジラvsビオランテ』は1989年12月16日に公開された日本映画で、「ゴジラシリーズ」の第17作。
「ゴジラ VS ビオランテ」 | 予告編 | ゴジラシリーズ 第17作目
新宿副都心の大破壊から5年。核兵器を無力化し、世界の軍事バランスをも左右する抗核バクテリアを作り出せるゴジラ細胞(G細胞)を巡る争奪戦が繰り広げられていた。遺伝子工学の権威・白神博士は、亡くなった娘の細胞を密かにバラの花に融合していたが、娘の細胞を生かすため、G細胞をバラの種子に組み込んだところ、巨大怪獣化しビオランテが誕生した。そして三原山で目覚めたゴジラとの闘いが始まる。
G細胞(ゴジラ細胞)から生まれたビオランテ
ビオランテ(花獣形態)。巨大な薔薇の姿をした花獣形態として湖上に屹立する。
遺伝子工学の権威・白神源壱郎博士がゴジラ細胞に死んだ愛娘英理加(演:沢口靖子)の遺伝子とバラの遺伝子を合成して生み出した植物怪獣。花獣形態は芦ノ湖での戦いでゴジラに燃やされ焼滅したと思われていたが、自己再生能力作用によりさらに強力で凶暴な植獣形態として復活を遂げた。
ゴジラの手と肩を触手で貫くビオランテ
ビオランテに残されていた英理加の心は徐々に失われていき、触手で桟橋を破壊するなど凶暴性が増していく。
ビオランテの触手がゴジラの手や肩を貫いている痛々しいトラウマシーン。触手はいとも簡単にゴジラの手を貫通します。ビオランテは白神の意図に反して英理加の意識を侵食し、凶暴なゴジラとしての性質を徐々に発現させていった。
触手による攻撃でゴジラを追い詰める。
口から黄色い酸性樹液をゴジラに浴びせるビオランテ。
凶暴な植獣形態のビオランテは、最後には口腔内に撃ち込まれた熱線によって後頭部から背中にかけての部分を吹き飛ばされて大ダメージを蒙る。
英理加の細胞に宿っていた彼女の意思が目覚め、自ら金色の粒子として霧散して宇宙へと消えていった。
ゴジラに殺される権藤一佐「薬は注射よりも飲むのに限るぜゴジラさん」
峰岸徹氏が演じた権藤一佐「薬は注射よりも飲むのに限るぜゴジラさん」。ゴジラと一対一で対面し、生物兵器の「抗核エネルギーバクテリア」を撃ち込んだ。
自らの命を犠牲にして放った一発。その瞬間、怒ったゴジラにビルは破壊され、権藤一佐は帰らぬ人となった。
「シン・ゴジラ」のヤシオリ作戦(ゴジラ凍結作戦)に該当するようなことを一人でやった英雄。ヤシオリ作戦は、権藤一佐が抗核エネルギーバクテリアミサイルを撃ち込んだ際に言った「薬は注射より飲むのに限るぜ、ゴジラさん」のオマージュ。抗核エネルギーバクテリアは、「核物質を吸収、無効化する特性を有したバクテリア」の事を指す。