ロボットアニメ・特撮ヒーロー番組のダークなコミカライズ作品。一般的な子供向けロボットアニメや特撮(実写)ヒーローもの(ウルトラマンなど「巨大ヒーロー」や仮面ライダーなど「等身大ヒーロー」)の作風とは根本的に異なり、大人向けのダークでシリアスな内容の原作漫画・鬱漫画をご紹介。

【特撮ヒーロー番組の名作コミカライズはトラウマ必至のハードでシリアスなバッドエンド・鬱漫画が多い】

『スパイダーマン』『仮面ライダーシリーズ』(仮面ライダー / 仮面ライダーV3 / 仮面ライダーX  / 仮面ライダーアマゾン / 仮面ライダーストロンガー / 仮面ライダーBlack / 仮面ライダークウガ)『イナズマン』『人造人間キカイダー』『ウルトラマンタロウ』などをご紹介。

池上遼一版「スパイダーマン」 / 一般市民・人間社会こそ悪であると悟る。後味が悪くダークなトラウマ作品に仕上がっている。

『スパイダーマン』は、池上遼一による日本の漫画。マーベル・コミックの『スパイダーマン』の翻案漫画としてスタートし、『月刊別冊少年マガジン』(講談社)に1970年1月号から1971年9月号まで連載された。

『スパイダーマン』第3話「強すぎた英雄(ヒーロー)」(1970年4月号) / 自分で何も考えずにスパイダーマンを叩く市民

情報新聞の記事がきっかけとなり、日本中にスパイダーマン・バッシングが広まった。 スパイダーマンに対する世間からの評価は散々なもの・・・「偽善者だ!」「売名行為だ!」「本当のヒーローならベトナム戦争を終結させてみろ」など ごく普通の高校生であったが、スパイダーマンになってしまったことで社会の不条理を身を以って知らされる事になる。情報新聞の記事がきっかけとなり、日本中にスパイダーマン・バッシングが広まった。

スパイダーマンに対する世間からの評価は散々なもの…「偽善者だ!」「売名行為だ!」「本当のヒーローならベトナム戦争を終結させてみろ」など ごく普通の高校生であったが、スパイダーマンになってしまったことで社会の不条理を身を以って知らされる事になる。

『スパイダーマン』第8話「冬の女」(1970年11月号) / 冬の女

斉木美夜(さいきみよ)という美女。男に騙され全てを失って以来、近づく男を次々と凍死させる「死を振り撒く女」となった。彼女が能力を行使する時は、吹雪の幻影が現れる。美夜から全てを奪ってしまった男が、決死の覚悟で彼女を止めようとして殺された事から、ユウもまた冬の女を止めるべく戦いを挑むが…………。斉木美夜(さいきみよ)という美女。山野という女たらしな男に騙され全てを失って以来、近づく男を次々と凍死させる「死を振り撒く女」となった。彼女が能力を行使する時は、吹雪の幻影が現れる。美夜から全てを奪ってしまった男が、決死の覚悟で彼女を止めようとして殺された事から、ユウもまた冬の女を止めるべく戦いを挑むが…………。 美夜は自分で能力を制御できない。スパイダーマンとして美夜の前に立ったユウは、それを察し、自らの超能力で苦しめられる苦痛を知っているからこそ、電車へ投身自殺する彼女を助ける事はなかった。美夜は自分で能力を制御できない。スパイダーマンとして美夜の前に立ったユウは、それを察し、自らの超能力で苦しめられる苦痛を知っているからこそ、電車へ投身自殺する彼女を助ける事はなかった。

『スパイダーマン』第13話「虎を飼う女」(1971年8月号 – 9月号) / 見えない虎

新人歌手・尾関ミキは芸能プロダクションに潰された。「見えない虎」を無意識で発生させる能力を持った尾関は、次々と復讐していく。しかし、その能力を与えたのは小森ユウ自身だった。

その正体は、場末の少女歌手・尾関ミキの自覚無き超能力。アイドルとしてデビューしたものの、著名バンドによって輪姦され、芸能プロによって泣き寝入りさせられ、さらに病気で余命も長くなく、絶望した彼女は無意識に「見えない虎」を作り出し、復讐を繰り広げていた。本作最後のヴィランだが、立ち位置的にはダークヒーロー的な存在。その正体は、場末の少女歌手・尾関ミキの自覚無き超能力。アイドルとしてデビューしたものの、著名バンドによって輪姦され、芸能プロによって泣き寝入りさせられ、さらに病気で余命も長くなく、絶望した彼女は無意識に「見えない虎」を作り出し、復讐を繰り広げていた。

「虎よ暴れろ!非道な強者どもを咬み殺せ!弱者をむさぼり食らってこえふとった強者に血の支払いをせまれ…殺して殺しまくれー!」虎よ暴れろ!非道な強者どもを咬み殺せ!弱者をむさぼり食らってこえふとった強者に血の支払いをせまれ…殺して殺しまくれー!

度重なる不遇でほとほと世間に愛想が尽きていたユウは、当初こそ虎を止めようとするものの、最終的には被害者連中が悪いとばかりに、シャレにならないレベルの大量殺人にまで犯行がエスカレートしたこの虎を全面支持(=狙われている悪人を見殺しに)している。

石ノ森章太郎原作の漫画『仮面ライダー』 / 1号ライダー・本郷猛はショッカーの刺客「12人のショッカーライダー」による銃撃を全身に受けて凄惨な最後を迎えた。

ショッカーライダーは、死と裏切りを指す「13」人目の本郷を抹殺するために造られた、一文字隼人を含む12人の仮面ライダー(改造人間部隊)。

1号ライダー・本郷猛はショッカーの刺客「12人のショッカーライダー」に取り囲まれてしまう。

「12人のショッカーライダー」(12人の仮面ライダー)に取り囲まれた「1号ライダー・本郷猛」は一斉射撃を受けて、蜂の巣状態に・・・。

2号ライダー・一文字隼人が救出するが、もはや手遅れ・・・。

研究所のカプセル内で本郷猛の脳髄は辛うじて生きているが…

命の蘇生措置が取られたが、かろうじて生き残っていた脳(脳髄)だけを取り出すことに・・・。
ショッカーライダーとの戦いで命を落とすが脳死には至っておらず、まもなく研究所のカプセル内に保管された脳髄のみで生き続けることとなる。

本郷猛の脳髄は地下研究所のガラスの器の中で生きている・・・。本郷猛の脳髄と一文字隼人はテレパシーで交信する。研究所のカプセル内の本郷猛の脳髄は、一文字隼人とテレパシーで交信することで状況を把握し、時には彼に助言を与えたりもする。

一文字隼人「いくぞ猛、俺たちはもう一人ぼっちじゃない!いつも二人だ、二人でショッカーと戦おう・・・」

研究所のカプセル内で本郷猛の脳髄は辛うじて生きているが…その姿は壮絶で、悲惨としか言いようがない。この衝撃的な展開に、当時の1号ライダーファンはトラウマを植え付けられた。

【関連情報】庵野秀明が監督・脚本を担当する『シン・仮面ライダー』 / 2023年3月公開

庵野秀明が監督・脚本を担当する『シン・仮面ライダー』

『シン・仮面ライダー』新映像2種が初公開!庵野秀明監督が作品への思いを語る

『シン・仮面ライダー』 2023年3月公開
映画公式サイト:https://shin-kamen-rider.jp
映画公式ツイッター:https://twitter.com/Shin_KR

仮面ライダーV3 / 仮面ライダーX  / 仮面ライダーアマゾン / 仮面ライダーストロンガー

冒険王掲載版『仮面ライダーV3』(すがやみつる、1973年3月号 – 1974年3月号) / グロ描写が多くバイオレンスが充実

テレビシリーズに準じた展開であるが、個々のエピソードや怪人の性格付けなどは独自のもの。ハサミジャガーに両親を殺される。テレビ放送と同様に、ハサミジャガーに両親を殺される。惨殺されるカメバズーカ惨殺されるカメバズーカ…残酷描写もあいかわらず健在。

テレビランド掲載版『仮面ライダーX』(松本めぐむ 1974年3月号 – 5月号、土山よしき1974年6月号 – 10月号)

『仮面ライダー』シリーズのコミカライズは多数ありますが、のちに『夏子の酒』などの名作を描く尾瀬あきら(本作連載時は「松本めぐむ」名義)のペンによる本作は、画力・構成力が抜群。『仮面ライダー』シリーズのコミカライズは多数ありますが、のちに『夏子の酒』などの名作を描く尾瀬あきら(本作連載時は「松本めぐむ」名義)のペンによる本作は、画力・構成力が抜群。アクションやかっこよさに加えて、人間描写に力を入れた点が大きな特長と言えます。

かつての恋人・水城 涼子(みずき りょうこ)が神 敬介(じん けいすけ)をかばい敵の攻撃を受けて死亡するシーン。圧死…酷い死に方…

かつての恋人・水城 涼子(みずき りょうこ)が神 敬介(じん けいすけ)をかばい敵の攻撃を受けて死亡するシーン。

すがやみつる版『仮面ライダーアマゾン』 / 残虐ファイトが目立つSF怪奇テレビまんが

人間じゃない!人間じゃないわこの人は…」…主人公のヒーローなのに酷い言われようの仮面ライダーアマゾン。

けものよ人間の皮を被ったけものだわ!
立花藤兵衛「こんな残忍なやつは仮面ライダーなんかじゃない…

仮面ライダーアマゾンの哀しき咆哮…

すがやみつる版「仮面ライダーストロンガー」

ブラック・サタンにつかまった城茂(じょう しげる)は改造人間にされようとしていた。5万ボルトの電撃を受ける。

グロ描写・残酷描写もあいかわらず充実。作品タイトルが「仮面ライダーストロンガー」ではなく「仮面ライダースパーク」の表記になっている予告宣伝作品タイトルが「仮面ライダーストロンガー」ではなく「仮面ライダースパーク」(仮題)の表記になっている新連載の予告宣伝。企画当初の仮面ライダーストロンガーの名称は、『仮面ライダースパーク』だった。

石ノ森章太郎原作の漫画『仮面ライダーBlack』 / バイオレンスやヌード描写も容赦なく描かれる過酷で陰鬱なSFホラー

一般的な子供向け実写ヒーロー物の作風とは根本的に差別化した重厚かつ陰鬱な内容の作品であり、暴力描写、流血描写、ヌード描写、登場人物の凄惨な死、救いのない結末など、描写や展開もSFホラーに分類される、きわめて過酷な内容となっている。
狙われた人類の未来を救え!! 世界の大都市を舞台に、南光太郎、改造人間仮面ライダーBlackが悪の結社(ゴルゴム)と闘う!! 人類は生き残れるのか!?「おしえてくれ~!!」  「オレはだれだ!?」  ……無人の東京湾で光太郎は虚しく叫び、物語は幕を閉じる。

主要人物の死も多く、終盤の展開のそれはTV版以上に救いが無い。

信彦との決戦についに勝利するのだが、既に杏子は死亡、そればかりか世界はほぼ滅亡した状態であった。また信彦は「オマエが死ねば……オレが世界の王になる!! オレが死ねば、オマエが世界の…………」と言い残す。魔王の正体は何だったのか?これで本当に未来は変わるのか?

「おしえてくれ~!!」
オレはだれだ!?

……無人の東京湾で光太郎は虚しく叫び、物語は幕を閉じる。

バイオレンスやヌード描写も容赦なく描かれる過酷で陰鬱なSFホラーとも言うべき作品であり、怪人は勿論、罪なき人々も次々に殺されていく中で最終的にはどうあがいても続編が作れそうもない衝撃のラストを迎えることになる。

引用元: ピクシブ百科事典 / 仮面ライダーBlack(漫画)

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【関連情報】白石和彌監督による『仮面ライダーBLACK』のリブート作品『仮面ライダーBLACK SUN』 / 配信は2022年秋が予定されている。

2022年春に展開予定の『仮面ライダーBLACK』のリブート作品。 配信は2022年秋が予定されている。2022年春に展開予定の『仮面ライダーBLACK』のリブート作品。
配信は2022年秋が予定されている。
「仮面ライダー史上最も黒い仮面ライダー」

どのぐらいリブートするのかは不明だが、TV版『仮面ライダーBLACK』がベースなのか、それとも漫画版『仮面ライダーBlack』がベースなのかは詳細が待たれる。

漫画版『仮面ライダークウガ』

『仮面ライダークウガ』は、脚本:井上敏樹、作画:横島一、企画:白倉伸一郎による日本の漫画。『月刊ヒーローズ』2014年12月号から2020年12月号(休刊号)まで連載された。ヒーローズ社のウェブサイト『コミプレ』で第1話からの各話が単話配信されており(一部のみ無料)、『月刊ヒーローズ』連載分の続きも連載されている。

東京都内で連続して起こる猟奇殺人事件。その人間離れした犯人の残虐性に、怒りの炎を燃やす警視庁捜査一課の面々だったが、若きエリート刑事・一条薫は、冷静に物事をみつめる「正眼の構え」で、捜査に臨んでいた。 時を同じくして起こる、長野県・九郎ヶ岳遺跡の研究員惨殺。一見無関係な二つの事件をつなぐのは、「人間性」の介在しない、ある「生物」の存在だった————。

石ノ森章太郎原作の漫画『イナズマン』

『週刊少年サンデー』に「人造人間キカイダー」と2作同時連載を果たした本格SFコミックの傑作「イナズマン」が、いよいよ登場。

普通の高校生・風田サブロウが、超能力者として覚醒。サナギマンからイナズマンへと“二段変身”する強力なエスパーとして、仲間たちとともに巨大な敵“バンバ”と戦う。

テレビ放送の特撮ドラマ版とは違い、主人公の名前は渡五郎ではなく「風田サブロウ」となっている。超能力者として覚醒した高校生・風田サブロウが、サナギマンからイナズマンに、電光ほとばしる二段変身!巨敵・バンバと壮絶なエスパーバトルを展開。風田サブロウ(サナギマン / イナズマン)は、ケンカも勉強も一番の中学生。リオンとの出逢いによってイナズマンとして覚醒する。戦いの中、生き別れていた実の母親との再会と死別、仲間の死など苦しい経験を積み重ねて成長していく。

サナギマンに変身する事なく一気にイナズマンへ変身したり、変身を使わず超能力のみで戦う場面も描かれている。イナズマンのデザインはTVドラマ版とは大きく異なる。

石ノ森章太郎原作の漫画『人造人間キカイダー』 / 暗く重い内容の鬱漫画として有名。衝撃のラスト。

良心回路を持つ人造人間ジローは、人の心を持ちながら機械ゆえに苦悩する。巨匠の傑作SF!
悪の組織ダークのロボット対人間型ロボット・ジロー=キカイダーの戦いを中心としている。

その一方で、主人公ジローはたびたびピノッキオに例えられ、「不完全な良心回路」を持つゆえに悪と正義の狭間で自らのアイデンティティに悩む姿が描かれた。

ジローが抱える「人間になりたい」という悩みはラストでも完全に解決する事はなく、読者に問題提起する形をとっている。

最後の戦いにおいては、装備していることは知っていたが強力すぎるため使わずにいた内蔵武器「ブラスター」を初めて使用し、ハカイダーの僕に成り下がってしまった仲間たちを、次いでハカイダーを一撃で葬った。最後の戦いにおいては、装備していることは知っていたが強力すぎるため使わずにいた内蔵武器「ブラスター」を初めて使用し、ハカイダーの僕に成り下がってしまった仲間たちを、次いでハカイダーを一撃で葬った。

物語終盤、ゼロワン達と共にギル・ハカイダーに捕らえられた際に「服従回路(イエッサー)」を組み込まれる。良心回路を持っていないゼロワン達は服従回路の効果によってハカイダーに忠誠を尽くすが、ジローは服従回路と良心回路を併せ持ったことによって人間と同じ善悪の「心」を持つようになる。物語終盤、ゼロワン達と共にギル・ハカイダーに捕らえられた際に「服従回路(イエッサー)」を組み込まれる。良心回路を持っていないゼロワン達は服従回路の効果によってハカイダーに忠誠を尽くすが、ジローは服従回路と良心回路を併せ持ったことによって人間と同じ善悪の「心」を持つようになる。

戦いが終わってアキラとルミを救出した後、善と悪との「心」の戦いに苦しみながら一人でその場を立ち去った。戦いが終わってアキラとルミを救出した後、善と悪との「心」の戦いに苦しみながら一人でその場を立ち去った。

石川賢の漫画版「ウルトラマンタロウ」 / 特撮ヒーロー物のコミカライズ版の中でも屈指のトラウマ漫画として有名

『ウルトラマンタロウ』がテレビ放映された1973年、小学館発行の「週刊少年サンデー」および「小学一年生」に『ウルトラマンタロウ』のコミカライズが連載されました。描き手は『ゲッターロボ』シリーズなどの代表作をもつ石川賢氏です。石川賢版『ウルトラマンタロウ』は石川流のアクション描写やストーリーアレンジが話題となり、今なおマニア人気の高い作品です。『ウルトラマンタロウ』がテレビ放映された1973年、小学館発行の「週刊少年サンデー」および「小学一年生」に『ウルトラマンタロウ』のコミカライズが連載されました。描き手は『ゲッターロボ』シリーズなどの代表作をもつ石川賢氏です。石川賢版『ウルトラマンタロウ』は石川流のアクション描写やストーリーアレンジが話題となり、今なおマニア人気の高い作品です。ウルトラマンタロウに変身し奇形獣の上顎と下顎を持ち、バリーン!と引き裂く。ウルトラマンタロウに変身し奇形獣の上顎と下顎を持ち、バリーン!と引き裂く。石川賢先生らしいすさまじい残酷描写が満載のグロ漫画になっている。串刺しにされたバルタン星人とメフィラス星人。串刺しにされた哀れな死に様のバルタン星人とメフィラス星人。

TVシリーズの怪獣や宇宙人、ウルトラ兄弟が続々登場するという比較的シンプルなストーリーラインではあるものの、怪獣や宇宙人を容赦なく串刺しやミンチにするタロウ達の戦闘スタイルなど、やはり石川賢らしさが所々に垣間見える。バードンのクチバシに刺されるゾフィー。客演ウルトラ兄弟の殉職率が尋常ではない。バードンのクチバシに刺されるゾフィー。客演ウルトラ兄弟の殉職率が尋常ではない。

「小さな独裁者」

操られた子供達が、大人に反旗を翻した。
物を略奪し、暴行を働き、放火に殺戮を繰り返した。
子ども達を止めようと前に出てくる光太郎、しかし、相手がどんなに酷いことをしていても操られている子どもなので手を出す事が出来ない。
全国から特殊な電波で操られた子どもが集まって来たが、大人は誰も手が出せない。

「ダメだ…撃てない」

この一連の描写はホラー以外の何物でも無く、大人すら今読んだら恐怖に慄くだろう。

最終的にタロウに変身するのだが、子ども達が動かす戦車の砲撃で、
なんとタロウの顔にヒビが入る。
しかしそのヒビからフェイスフラッシュの如く光が発し、子どもたちが正気に戻った。

この際、石川版ウルトラマンタロウの衝撃の事実が語られる。

ウルトラマンの顔は実はマスクだった

ウルトラマンの顔から出る光によって、霊長類は人類に進化したらしい。

桑田次郎版『ウルトラセブン』 / 全体的にはスタイリッシュな内容だが、一部、トラウマ必至なハードな展開も。

「桑田次郎」は旧ペンネームで、現在は「桑田二郎」名義となっている。

『ウルトラセブン』第2話『湖の秘密』 / 後半のエレキングの絵が正解で、前半の狂暴なエレキングの方が間違いだという…

前半に登場した狂暴なエレキングの方が間違い

ウルトラアイを敵に盗まれて、セブンに変身出来ないモロボシ・ダンに迫るエレキング!テレビ放送版と比べて、怪奇性と狂暴性を高めたエレキングのデザイン。

個人的には、こちらも好きです。テレビ放送のコミカライズ(マンガ化)として、これくらいのアレンジは良いのではないかと思いますが…。

終盤に登場したテレビ版とほぼ同じデザインのエレキングが正解とのこと…

終盤に登場したエレキングの絵は、前半のものと比べて、テレビ放送版に近いものに変更されている。

連載当時の「週刊少年マガジン」に掲載された、問題のお詫び広告!

連載当時の「週刊少年マガジン」に掲載された、問題のお詫び広告!

通常、単行本収録の際にはこれらの広告やお知らせは削除されてしまうため、掲載誌を入手して調べるしかないのだが、実は前半に登場した狂暴なエレキングの方が間違いであり、やはり終盤に登場したテレビ版と同じデザインのエレキングが正しかったことが、この広告で証明されている。

てっきり、桑田次郎先生の独自の発想とアレンジによるものだとばかり思っていた、この狂暴なエレキングの登場。果たして単なる間違いだったのか?それとも確信犯的にあえて凶暴にしたものの、後で読者からの投書やクレームが殺到したので元に戻したのか?

どちらにせよ、単行本収録の際にも修正されず、こうして今でも狂暴なエレキングが読めることは、我々ファンにとっては幸運だったと言えるだろう。

引用元: コミカライズ版『ウルトラセブン』のエレキングが異常に狂暴で怖い!その意外な理由って? – Middle Edge(ミドルエッジ)

『ウルトラセブン』第9話「狙われた街」 / メトロン星人が登場。彼の仕組んだ罠により人々が凶暴化。残虐なスプラッターホラー展開に。

メトロン星人の影響を受けた小さな女の子が両親をオノで叩き殺した…

タバコとマッチを父親に持ってくるように頼まれた娘(ミヨ子)。途中で、明らかに何者かに洗脳されて操られているように見えるが…斧を持ち出して、あまりにも物騒な雰囲気に…。タバコとマッチを父親に持ってくるように頼まれた娘(ミヨ子)。途中で、明らかに何者かに洗脳されて操られているように見えるが…斧を持ち出して、あまりにも物騒な雰囲気に…。

幼い少女が、父親に向かって斧を振り上げて…幼い少女が、父親に向かって斧を振り上げて…

幼い娘が、いきなり斧で父親を惨殺した…いきなり残虐なスプラッター展開に。幼い娘が、あっさりと斧で父親を惨殺した…いきなり残虐なスプラッターホラー展開に。

そのまま別室に寝ている母親も血祭りにあげるという、衝撃的な展開に…。そのまま別室に寝ている母親も血祭りにあげるという、衝撃的な展開に…。

フルハシ隊員「すごいのなんのって小さな女の子が両親をオノで叩き殺したそうだ
アンヌ隊員「まあおそろしい…

今回の凶悪事件以外にも、駅で日本刀を振り回す男や旅客機で爆弾を爆発させた男など、凶悪な事件が連続して起きていることに気がついたウルトラ警備隊。

メトロン星人の仕業だった。メトロン星人の仕業だった。

内山まもる『ザ・ウルトラマン』第1巻「ジャッカル対ウルトラ兄弟」(通称「ジャッカル編」) 第1話から第4話

内山まもるの代表作にしてウルトラマンコミックの金字塔、『ザ・ウルトラマン』ザ・ウルトラマン 単行本初収録&傑作選(上) 出版予定日は2022年5月20日

内山まもるの代表作にしてウルトラマンコミックの金字塔、『ザ・ウルトラマン』。

今回は、その中でも特に人気のある「ジャッカル対ウルトラ兄弟」編など、内山まもるによるオリジナルストーリ-作品と、これまで単行本未収録だった「決戦ウルトラ兄弟対11大怪獣」など、現在は読むことが難しくなってしまった作品を上下巻2冊にまとめて刊行します!

上巻では、内山まもるのオリジナルキャラクター、メロスが活躍する「ジャッカル対ウルトラ兄弟」と、そのメロスを原点としたアンドロメロスが登場する「ウルトラ戦士銀河大戦争」を同時収録。また、「コロコロコミック」特別増刊号に掲載された「若きファイタスの挑戦」や、一部を除いてこれまで単行本未収録となっていた「小学五年生」版『ウルトラマンタロウ』全話も初収録します!

収録作品(目次順)
ジャッカル対ウルトラ兄弟
「若きファイタスの挑戦」
「ウルトラ戦士銀河大戦争」
「ウルトラマンタロウ(「小学五年生」版)」

内山 まもるは、1975年、『小学三年生』4月号から『さよならウルトラ兄弟』の連載を開始する。この作品は後年に『ザ・ウルトラマン』と改題されて『コロコロコミック』に再掲載され、第三次ウルトラブームの一翼を担うことになり、内山も一気にブレイクする。

宇宙最凶のジャッカル大魔王は、みんなのトラウマ。ウルトラ兄弟とジャッカルの壮絶な戦い。ウルトラの国が壊滅させられるハードな展開。

「ジャッカル対ウルトラ兄弟」(通称「ジャッカル編」)内山まもる『ザ・ウルトラマン』第1巻「ジャッカル対ウルトラ兄弟」(通称「ジャッカル編」)

「ジャッカル対ウルトラ兄弟」(通称「ジャッカル編」)における敵宇宙人は、ジャッカル大魔王とも呼ばれる宇宙人であり、かつてウルトラマンキングに敗れ、「宇宙の地獄」と称されるブラックホールへ追放されたが、そのエネルギーを吸収することで強大な力を得て復活し、ウルトラの国を壊滅に追い込む。まず、ゼットン、ブラックキング、バードン、エースキラーなどの強力な怪獣へ変身し、ウルトラ兄弟を次々と倒していく。

いきなり、死んだはずのゼットンが復活し、初代ウルトラマンが応戦するが、一兆度の火の玉にやられてしまう。ゼットンの伝説の必殺技「一兆度の火の玉」ゼットンの伝説の必殺技「一兆度の火の玉」初代ウルトラマンが応戦するが、一兆度の火の玉にやられてしまう。実は、ジャッカル大魔王がゼットンに変身している。ジャッカル大魔王はウルトラ兄弟が敗れた強敵に変身して現れる。ナックル星人とブラックキングが登場するが本体はブラックキングの方で、ナックル星人は分身だった。ナックル星人とブラックキングが登場するが本体はブラックキングの方で、ナックル星人は分身だった。
ウルトラマンジャック(新マン)の前にはナックル星人とブラックキングジャッカル大魔王は、ウルトラマンジャック(新マン)の前にはナックル星人とブラックキングとして…

ウルトラマンAにはエースキラーウルトラマンAにはエースキラーとして…

ウルトラマンタロウにはバードンウルトラマンタロウにはバードンとして現れた。

ウルトラ兄弟が次々と殺されていくトラウマ展開に。悲しみにくれるゾフィーたち宇宙警備隊。

あまりにも強すぎる宇宙最凶のジャッカル大魔王は、みんなのトラウマ。あまりにも強すぎる宇宙最凶のジャッカル大魔王は、みんなのトラウマ。

そんなとき、月からあやしい光が! ゾフィーたちが駆けつけると、そこには宇宙魔王ジャッカルがいた。じつはこのジャッカルが、怪獣に変身して、ウルトラ兄弟を葬った張本人だったのだ! 戦いが始まるが、かつてウルトラキングに挑んだほどの強敵に、ゾフィーたちは歯が立たない。必死の思いでウルトラの国へにげ帰るが……!!

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かたおか徹治による漫画作品『ウルトラ兄弟物語』のエピソードの一つ「決闘ウルトラ兄弟」 / 酒に酔った新マン「どうせおれはだめなウルトラ族さ!」

作品自体の知名度は漫画媒体ということもあって、ウルトラシリーズの中ではかなり低い方ではあるが、このエピソード中における「自暴自棄になって酒浸りの日々を送る新ウルトラマン」は、そのインパクトから当時の読者間で語り草となっており、作品を知らずとも何処かでネタを見たという人もいると思われる。

新マン「ふん、それでいいんだ。どうせおれはだめなウルトラ族さ!」酒に酔っている自暴自棄の新マン「ウルトラの血がなんだ! おれはもう昔のおれじゃないっ!」
ゾフィー「ウルトラマンからわけは聞いたが……」
新マン「ほっといてくれ! 一人にしてくれ!」
ゾフィー「しかし、このままではきみはますますだめになってしまうぞ!」
新マン「ふん、それでいいんだ。どうせおれはだめなウルトラ族さ!

宇宙人「ガキが死んでもいいのかっ!?」
スペシウム光線を放つジャックに向けて子供を盾にする。

死なないだろ…多分。

スペシウム光線が子供に命中。
子供「キャッ!!」
ぼうやーーーっ!

いい加減なセリフの「死なないだろ…多分。」は、SNSに投稿された有名なコラ画像であり、元々のセリフは「しまったっ!!」であり、ジャックはその事で自分を責め、飲んだくれてしまう。

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「冒険王」版『サンダーマスク』(作画:長谷川猛) / テレビ放送以上に残酷な展開に

流星鉄仮面が魔剣流れ星でデカンダの首を斬り落とす。テレビ放送版『サンダーマスク』と同様に、流星鉄仮面が魔剣流れ星でデカンダの首を斬り落とす。
過剰な描写が多く「冒険王」73年1月号では、メガトロンのツノがサンダーマスクの胸を貫通し、さらには流星鉄仮面が魔剣流れ星でデカンダと同様にサンダーマスクの首を斬りおとしてしまう、というあまりにも残酷な展開になっています。過剰な描写が多く「冒険王」73年1月号では、メガトロンのツノがサンダーマスクの胸を貫通し、さらには流星鉄仮面が魔剣流れ星でデカンダと同様にサンダーマスクの首を斬りおとしてしまう、というあまりにも残酷な展開になっています。

宇宙鉄人キョーダイン(原作:石ノ森章太郎, 漫画:土山よしき) / ダダ星人の策略で人類自滅エンド

宇宙鉄人キョーダイン(原作:石ノ森章太郎, 漫画:土山よしき)『宇宙鉄人キョーダイン』は、1976年4月2日から1977年3月11日まで、TBS系列で放送された毎日放送、東映製作の特撮テレビ番組。

当初は大掛かりなメカニック特撮を盛り込んだ東映巨大ヒーローの決定版を目指していたようで、第1話から第6話まではキョーダインが巨大メカに変形して敵ロボットの変形した巨大メカとの迫力のメカバトルが見せ場のひとつとなっていた。しかし、諸事情によりキョーダインと敵であるダダ星侵略ロボット軍の尖兵ロボットの変形メカバトルが第7話以降は排除され(第15話から第17話までのサイクルマン戦は例外)、従来の東映ヒーローの王道である等身大アクションがメインとなった。クライマックスでは、突如東京に超巨大なロボットが現れ、人々はパニックを起こし自滅していくのですが、そこには現在のホログラムやVRに通じる演出がなされています。クライマックスでは、突如東京に超巨大なロボット(の虚像)が現れ、人々はパニックを起こし自滅していく…。

【1970年代ロボットアニメの名作コミカライズはトラウマ必至のハードでシリアスなバッドエンド・鬱漫画が多い】

『ゲッターロボ』『グレートマジンガー』『ゲッターロボG』『鋼鉄ジーグ』『UFOロボ グレンダイザー』などの1970年代のロボットアニメの名作コミカライズ版をご紹介。

オリジナル版 ゲッターロボ / 伝説のトラウマ・エピソード「隼人の校しゃ」

「週刊少年サンデー」掲載時の誌面を再現した初のオリジナル版『ゲッターロボ』。本書はTVアニメ『ゲッターロボ』の原作として「週刊少年サンデー」に1974~75年にかけて連載された、原作:永井豪・石川賢、漫画:石川賢によるSFロボットコミックの単行本化です。「週刊少年サンデー」掲載時の誌面を再現した初のオリジナル版『ゲッターロボ』。

かつて地上を支配していたハチュウ類は自然の力で滅び去ったとされていた。しかし、地下マグマに逃げ延びた一部の種族はハチュウ人類として独自の進化を遂げ、地上を取り戻すために暗躍を開始した。ハチュウ人類の活動を察知した早乙女博士は、最強の戦闘マシン・ゲッターロボの建造に着手する。しかし、強力すぎるゆえに普通の人間にはゲッターを乗りこなすことはできない。博士は二人の若者に着目した。一人は武道家の流竜馬、もう一人は学生運動の指導者である神隼人。そこに柔道部主将の巴武蔵。三人の若者たちは3つの姿に変幻するゲッターロボを操り、ハチュウ人類の侵略作戦に立ち向かう。

伝説のトラウマエピソード「隼人の校しゃ」 / グロ過ぎて単行本では一部カットされてしまった。

学生「わあっ!許して下さい!僕たちは実は革命という言葉のかっこ良さだけでついて来たんです、お願いです、ああ…許して下さい」 隼人「許せだと?ふん、我々の掟を破りその上…我々の秘密を聞いて許せると思うか!やあっ!!」なんと、顔面の皮を剥がれる…。ジャガー号のパイロット・神隼人(ジンハヤト)は高校生にして超過激派学生運動家で、学園の校舎の一つを占拠して(これが「隼人の校しゃ」である)大臣暗殺計画を練る革命闘士という設定だった。しかもその初登場シーンは、革命に対する志も無くグループに参加した新入り二人組を、隼人が自ら素手で粛清するという衝撃的なものであった。
学生「わあっ!許して下さい!僕たちは実は革命という言葉のかっこ良さだけでついて来たんです、お願いです、ああ…許して下さい」
隼人「許せだと?ふん、我々の掟を破りその上…我々の秘密を聞いて許せると思うか!やあっ!!」

彼らは顔面の皮を剥がれ、目、耳、鼻を引き裂かれるという悲惨な末路を迎えた。更に彼らはその状態のまま、隼人の部下達のリンチを受け、校庭に打ち捨てられている。

「目だ!」
「耳だ!」
「鼻!」

…と、隼人は、目を潰し、耳を削ぎ落とし、鼻をちぎり取るという凶行を披露した。

この「隼人の校しゃ」は、その余りにTV版からかけ離れた過激な内容で当時の子供達に衝撃を与え、発表から40年近く経った現在でも伝説のトラウマ・エピソードとして語り継がれている。
隼人が警戒しつつ教室に入ると、逆さづりにされた死体やバラバラになった手足などの凄惨な状況の中、「カリカリカリ」という音がする。音の方向を見る隼人。「カリカリ」というのは、ハチュウ人類が人間を食べている音だった。隼人の校しゃに、隼人をゲッターチームにスカウトするため竜馬が乱入して隼人と激闘を繰り広げ、その最中に恐竜帝国が来襲する。恐竜帝国の襲来によって隼人率いる学生達が被害に会ったが、この時の描写はグロ過ぎて単行本では一部カットされてしまった。

かけつけた神隼人の目の前には、廊下に転がる手下(安田)の生首。上を見れば、3年4組の教室表示板にぶら下がるちぎれた腕、滴る血。隼人が警戒しつつ教室に入ると、逆さづりにされた死体やバラバラになった手足などの凄惨な状況の中、「カリカリカリ」という音がする。音の方向を見る隼人。「カリカリ」というのは、ハチュウ人類が人間を食べている音だった。

恐竜帝国の襲来によって隼人率いる学生達が被害に会ったが、この時の描写はグロ過ぎて単行本では一部カットされてしまった。
流竜馬「ゲッターは、まだ動けるが…おれの方が壊れちまった…」流竜馬「ゲッターは、まだ動けるが…おれの方が壊れちまった…

「桜多吾作版マジンガーシリーズ」 / とても小学生向きとは思えない。人間の心の「負」の部分がかなり執拗に描かれている。壮絶な特攻・自爆によるバッドエンドが多い。地球壊滅エンドも。

桜多吾作版『マジンガーZ』、『グレートマジンガー』、『UFOロボ グレンダイザー』は、『冒険王』(秋田書店)に連載された。そのベースとなったアニメ版は、登場人物や世界設定を共有するゆるやかな連作であったが、桜多版コミックではシリーズとしての継続性をさらに強めている。

桜多吾作版『グレートマジンガー』 / 剣鉄也が特攻し自爆して敵を滅ぼす。

みさとは、ヤヌス公爵に捕まり、爪で真っ二つに引き裂かれて死亡。みさとは、ボスの親戚で『マジンガーZ』終盤の女性レギュラー。TV版『グレートマジンガー』では登場していないが、科学要塞研究所からの脱出を機に弓教授と共にレギュラー化する。グレートの操縦も行ったが、主にお色気要員として描写されていた。ヤヌス公爵に捕まり、爪で真っ二つに引き裂かれて死亡。 みさとは、ヤヌス公爵に捕まり、爪で真っ二つに引き裂かれて死亡。ヤヌス公爵に捕まり、爪で真っ二つに引き裂かれて死亡。ミサト…さん
鉄也はグレートで地獄大元帥ら主要なメンバーが戦勝に浮かれていたミケーネ帝国の中心部へ特攻、自爆する。鉄也を救う為に兜剣造が犠牲になる。その呵責から、鉄也はグレートで地獄大元帥ら主要なメンバーが戦勝に浮かれていたミケーネ帝国の中心部へ特攻、自爆する。鉄也の戦死についてはTV版でも協議されたが、不採用となっている。剣鉄也が特攻し自爆して敵を滅ぼす。剣鉄也が特攻し自爆して敵を滅ぼす。

UFOロボ グレンダイザー(桜多吾作版) / 大介は、仲間の脳髄が移植された生体兵器と戦っていた…とてつもないハード路線。衝撃のラスト…愚かな人類の粛清。地球壊滅。世界の終焉を描いたバッドエンド。

元フリード星公爵令嬢にして、大介の幼馴染のナイーダ・バルザキックは、大介に対し、これまで彼が叩き潰してきた円盤獣には洗脳されたフリード星人の脳髄が使われており、グレンダイザー初陣の相手である円盤獣ギルギルには彼女の弟・シリウスの脳が使われていた事を暴露した。

大介は、仲間の脳髄が移植された生体兵器と戦っていたのだった…衝撃の真実を知って大介は精神錯乱状態に陥る。その後の戦いでも大介は円盤獣相手に躊躇するようになってしまう。

スクウェアのSFC用SRPG『フロントミッション』の有名なトラウマ「カレンデバイス」(主人公の恋人の脳をパーツとして使用したコンピュータ・生体兵器)の元ネタ的な話。

情報操作された大衆が暴動を起こし、宇宙科学研究所を宇宙人の手先と思い込み襲撃。漫画版のデビルマンの人間狩りを思い出す構図。情報操作(洗脳)された大衆が暴動を起こし、宇宙科学研究所を宇宙人の手先と思い込み襲撃。漫画版のデビルマンの人間狩りを思い出す構図。ベガ星は倒したが、人類もまた滅びの道を辿る。 地面が割れ、東京、モスクワ、ニューヨークと、全ての大都市が事もなげに呑み込まれ、沈んでゆく……

さやかは語った。このラーガ、そしてグレンダイザーには、もう一つの目的があると。もし人間どもが長い歴史の中で、あまりにも愚かな行為を行えば、その人間どもを全て消してしまうようにセットされていると。そして人類は遂にその過ちを犯してしまった。取り返しのつかない人類、否、地球破滅への引き金を引いてしまった。故にラーガとグレンダイザーは地球の守護神としての役目を放棄し、愚かな人類を粛清すべく動き出したのだという。ラーガとグレンダイザーの中では、さやか、デューク・フリード / 宇門 大介(うもん だいすけ)、グレース・マリア・フリードを守るために突如として冷凍睡眠装置が作動していた。

グレンダイザーは地上を無に返し、デュークたちは新世界のアダムとイブとなるためにコールドスリープに入るのだった。終盤、ベガ星連合軍の差し金があったとはいえ、地球人達が核戦争を始めて地球を盛大に荒廃させてしまった事でグレンダイザーと大魔神ラーガの「本来の機能」が発動し……愚かな人類を粛正する。地球は壊滅する。

終盤、ベガ星連合軍の差し金があったとはいえ、地球人達が核戦争を始めて地球を盛大に荒廃させてしまった事でグレンダイザーと大魔神ラーガの「本来の機能」が発動し……愚かな人類を粛正する。地球は壊滅する。

人類は粛正され、地球は壊滅したが生き残った兜 甲児と牧葉ひかる。サードインパクト=人類補完計画の結果、アスカとシンジが生き残る旧劇場版エヴァの結末に近い。エヴァの元ネタのひとつだろう。人類は粛正され、地球は壊滅したが生き残った兜 甲児と牧葉ひかる。新たなアダムとイブとなる。サードインパクト=人類補完計画の結果、アスカとシンジが生き残る旧劇場版エヴァの結末に近い。エヴァの元ネタのひとつだろう。1970年代のオカルトブーム・UFOブーム・終末ブームの影響が大きい。デュークたちは新世界のアダムとイブとなるためにコールドスリープに入る・・・ 兜 甲児と牧葉ひかるは地球の再建を誓う。 二人は自分達のように生き延びた人々を見つけ出し、彼らと共に新しい世界を一から作り直すことを決心する。 いつの日か、永き眠りから目覚めるであろう大介、マリア、そしてさやかを迎えるために。デュークたち3人は新世界のアダムとイブとなるためにコールドスリープに入る。

兜 甲児と牧葉ひかるは地球の再建を誓う。 二人は自分達のように生き延びた人々を見つけ出し、彼らと共に新しい世界を一から作り直すことを決心する。いつの日か、永き眠りから目覚めるであろう大介、マリア、そしてさやかを迎えるために。

ゲッターロボG(桜多吾作版) / リョウ、ハヤト、ベンケイは特攻して戦死というバッドエンド。

ゲッターロボG最終回でリョウ、ハヤト、ベンケイはゲッターライガーで研究所のゲッター線増幅装置を抱えたまま百鬼帝国の要塞に体当たりし戦死。
爆発で廃墟と化した東京で生き残ってしまい悲痛な叫びを上げるミチルとそれを慰める早乙女博士の姿で物語は幕を閉じる。

ミチルはリョウとハヤトばかり気遣ってベンケイのベの字も口にしていない。ベンケイの名が呼ばれていない、ということに衝撃をうけた読者も多数いるようですね。

桜多吾作版『マジンガーZ』/ ゴーゴンが派遣した二大戦闘獣によってマジンガーZは破壊されていく…そして甲児くん自身も…

ゴーゴンが派遣した二大戦闘獣によってマジンガーZは破壊されていく…そして甲児くん自身も…マジンガーZは破壊つくされてしまう。そこへグレートマジンガーが駆けつける…甲児くんの指があらぬ方向に曲がっている痛々しい描写。

石川賢版『グレンダイザー対グレートマジンガー』

『UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー』は、1976年3月20日に東映まんがまつりで上映された日本のアニメーション映画作品。本作では文字通りグレンダイザーと敵の手に落ちたグレートマジンガーが対決する。

漫画版『UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー』は、石川賢により、テレビマガジン4月増刊 8大ヒーロージャンボ号 (講談社、1976年)に『グレンダイザー対グレート・マジンガー』のタイトルで掲載。

女子供の雨がフリード星に降りそそいだ…3000メートルの上空から人質の子供たちを全員転落死させる悪魔の所業

バレンドス親衛隊長は、原作を凌駕するほどの外道で、フリード星侵攻の際には子供たち(デュークの弟・妹含む。マリアはいなかった)を攫って人質にして降伏を迫り、武器を奪った直後に全員転落死させるという悪魔の如き所業を行った。バレンドス親衛隊長は、原作を凌駕するほどの外道で、フリード星侵攻の際には子供たち(デュークの弟・妹含む。マリアはいなかった)を攫って人質にして降伏を迫り、武器を奪った直後に全員転落死させるという悪魔の如き所業を行った。更に戦意を削ぐために女性や子供と言った非戦闘員の虐殺も行っている。 かつて、フリード星の女子供を人質として捕らえ、返還の交換条件として武器を取り上げ反撃を封じ、返還と称して高空から叩き落とすことで女子供を集中的に殺害する作戦でフリード星を壊滅に追い込んだバレンドスがグレートを強奪。かつて、フリード星の女子供を人質として捕らえ、返還の交換条件として武器を取り上げ反撃を封じ、返還と称して高空から叩き落とすことで女子供を集中的に殺害する作戦でフリード星を壊滅に追い込んだバレンドスがグレートマジンガーを強奪。

人間の盾をまとったグレートマジンガーとの接近戦…人質がドンドン死んでいく

地球到着後は甲児や団兵衛を捕まえ、行き掛けの駄賃とばかりに攫った子供たちと共に鹵獲したグレートマジンガーに縛り付けてグレンダイザーに向かわせるという原作版デビルマンのジンメン、あるいは原作版マジンガーZのグロゴスG5などを思わせる作戦に出る。おまけに、ジンメンとは異なりバレンドス側がただ動くだけで人質がドンドン死んでいくというえげつないものであり、グレンダイザーは一方的に嬲られてしまう。さらにデュークの隙を突いて誘拐した甲児以下デュークの仲間や子供達を人質としてグレートの全身に縛り付けて攻撃してくる。さらにデュークの隙を突いて誘拐した甲児以下デュークの仲間や子供達を人質としてグレートの全身に縛り付けて攻撃してくる(卑劣な人間の盾)。 グレートマジンガーに人質を縛り付けて、人間を盾に使うという、ロボット漫画史に残る卑劣な敵の人質攻撃。誘拐した甲児以下デュークの仲間や子供達を人質としてグレートの全身に縛り付けて攻撃してくる。グレートマジンガーに人質を縛り付けて、人間を盾に使うという、ロボット漫画史に残る卑劣な敵の人質攻撃。グレートがグレンダイザーを殴れば指に縛り付けられた人が潰される。グレートマジンガーがグレンダイザーを殴れば指に縛り付けられた人が潰される。グレートがアトミックパンチを放てば、肘に縛り付けられた人の身体が引きちぎられる。グレンダイザーは反撃することすらできなかった。グレートマジンガーがアトミックパンチを放てば、肘に縛り付けられた人の身体が引きちぎられる。グレンダイザーは反撃することすらできなかった。 誘拐された時に吾郎が隠し持っていたレーザー銃により開放された甲児がグレートの操縦席を狙撃。さらにダイザーがマジンガーブレードを突き入れてバレンドスは地上に落下、多くの殺された人達の恨みを込めたダブルハーケンがバレンドスを八つ裂きにした。誘拐された時に吾郎が隠し持っていたレーザー銃により開放された甲児がグレートの操縦席を狙撃。さらにダイザーがマジンガーブレードを突き入れてバレンドスは地上に落下、多くの殺された人達の恨みを込めたダブルハーケンがバレンドスを八つ裂きにした。

松本めぐむ(尾瀬あきら)版『鋼鉄ジーグ』 / 児童向け漫画雑誌とは思えないシリアスでハードな人間ドラマが描かれる

邪魔大王国のイキマの銃撃を受け、ひん死の司馬宙(ひろし)は改造手術を受ける。邪魔大王国のイキマの銃撃を受け、ひん死の司馬宙(ひろし)は改造手術を受ける。サイボーグになる展開でスタート。身勝手な民衆たちを…守る価値があるのか?身勝手な民衆たちを…守る価値があるのか?女王ヒミカの子どもを殺害する有名なトラウマエピソード女王ヒミカの子どもを殺害する有名なトラウマエピソード

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