懐かしい1970年代から90年代の昭和の特撮ドラマの中で、特撮史に残る衝撃的なトラウマ回(トラウマシーン)を振り返ってみましょう。現代の地上波では放送が不可能な過激で衝撃的かつトンデモない面白いネタが勢ぞろいです。昭和特撮のトラウマ回(トラウマシーン)特集のまとめ第5弾。

懐かしい特撮作品の選定は昭和時代が中心ですが、1990年代の平成の作品も一部含みます。

『秘密戦隊ゴレンジャー』

『秘密戦隊ゴレンジャー』第36話「真赤な猛進撃!動く要塞無敵戦艦」 / キレンジャーと美人スパイのスーパー戦隊シリーズ初の悲恋回。

キレンジャーの真心が美人スパイのサイボーグQの心を動かした・・・スーパー戦隊シリーズ初の悲恋回。
『秘密戦隊ゴレンジャー』第36話「真赤な猛進撃!動く要塞無敵戦艦」(1976年1月10日)

イーグルロケット研究所が軍艦仮面の襲撃を受けた。軍艦仮面の目的はロケットエンジンの設計図。まんまと奪取に成功するも、キレンジャーがYTCを使って救援を呼ぶと軍艦仮面は突如苦しみ、逃走した。(C)石森プロ・東映

海岸で黒十字軍に追われ自殺しようとした謎の美女・水木亜矢を助け出した大岩 大太・キレンジャー。

大岩 大太は、スナック「ゴン」で亜矢を仲間に紹介する。謎の美女・水木亜矢の正体は・・・。水木亜矢の正体は黒十字軍のスパイではないかと疑う他のメンバーに対して大岩 大太は最後まで彼女を信じる。

水木亜矢と引き換えに人質となったキレンジャーのアイマスクが焼かれるトラウマシーン。

水木亜矢が目撃した黒十字軍のアジトに大岩 大太は急行する。しかし亜矢が人質になってしまう。

キレンジャー「待ってくれ、おいどんが身代わりになるばい

水木亜矢と引き換えに人質となったキレンジャー。

軍艦仮面「ふふふ・・・これでキレンジャーの目は使い物にならんわい」軍艦仮面「ふふふ・・・これでキレンジャーの目は使い物にならんわい

黒十字軍の大幹部の鉄人仮面テムジン将軍「気の毒にサイボーグQの名演技にしてやられたか・・・キレンジャー・・・ばかめ」黒十字軍の大幹部の鉄人仮面テムジン将軍「気の毒にサイボーグQの名演技にしてやられたか・・・キレンジャー・・・ばかめ

水木亜矢の正体は黒十字軍のスパイの「サイボーグQ」だった。鉄人仮面テムジン将軍「サイボーグQ、第2作戦だ」。水木亜矢の正体は黒十字軍のスパイの「サイボーグQ」だった。

キレンジャーは磔にされていた。キレンジャーは磔にされていた。

大岩 大太(おおいわ だいた) / キレンジャーは、性格的には純朴で女性や子供にも優しい面が強いがゆえに敵にそこを突かれて策略に嵌り捕獲されることも多い。

新命明が駆るバリブルーンのバリネットで見事にキレンジャーの救出に成功した。新命明が駆るバリブルーンのバリネットで見事にキレンジャーの救出に成功した。

大岩 大太「もうお芝居はやめんしゃい・・・亜矢さん・・・いやサイボーグQ」
キレンジャーは目を焼かれていたが、鉄人仮面テムジン将軍と亜矢の会話をしっかり聞いていたのだ。

亜矢は胸部のメカ部分を見せて、自分は人間ではなくサイボーグ・改造人間であると悲しくも語る。自身の胸部を見せる水木亜矢・サイボーグQ「これを見て!私は改造人間よ!
大岩 大太「黒十字軍から抜けだしたらどうじゃい?今なら出直せる!水木亜矢としてのう。」

亜矢に黒十字軍を抜けるように説得する大太に対して、亜矢は胸部のメカ部分を見せて、自分は人間ではなくサイボーグ・改造人間であると悲しくも語る。軍艦仮面が「主砲」を撃ってきた。亜矢を裏切り者として殺そうとする軍艦仮面。

亜矢は軍艦仮面に盗まれたロケットエンジンの設計図をキレンジャーに渡す。

亜矢を裏切り者として殺そうとする軍艦仮面から亜矢を必死に守るキレンジャーだが・・・。軍艦仮面「二人とも死ねい」
亜矢を裏切り者として殺そうとする軍艦仮面から亜矢を必死に守るキレンジャーだが・・・。

水木亜矢の最後の言葉「超低周波0.033メガサイクル・・・」

水木亜矢は軍艦仮面と無敵戦艦の弱点をキレンジャーに教えて亡くなった・・・。キレンジャー「亜矢さん!」
水木亜矢は軍艦仮面と無敵戦艦の弱点をキレンジャーに教えて亡くなった…。

キレンジャー「そうか超低周波0.033メガサイクルじゃのう」キレンジャー「そうか超低周波0.033メガサイクルじゃのう」

キレンジャー「YTC超低周波光線!」キレンジャー「YTC超低周波光線!」

キレンジャー専用の高性能無線機「YTC」(ワイ・ティー・シー)(=Yellow TransCeiver・イエロートランシーバーの略)で、0.033メガサイクルの超低周波光線を発して空飛ぶ軍艦を破壊した。

ナレーション「キレンジャーの真心がサイボーグQの心を動かした。そのために無敵戦艦の弱点を聞き出すことができたのである。だが鉄人仮面テムジン将軍は次なる陰謀を進めている。五つの力を一つに集め世界を守れゴレンジャー!」

エンディングテーマ「秘密戦隊ゴレンジャー」(第1 – 63話)
バトルシーンでも使用された。後半にはインストゥルメンタル版も使用されている。番組名がタイトルに使われたため、オープニングと混同されることがある。

『秘密戦隊ゴレンジャー』67話「真赤な特攻!!キレンジャー夕陽に死す」 / 2代目キレンジャー・熊野大五郎の最期。

キレンジャー・熊野大五郎はカンキリ仮面からカビカXを取り戻したが・・・。 『秘密戦隊ゴレンジャー』67話「真赤な特攻!!キレンジャー夕陽に死す」(1976年11月6日)キレンジャー・熊野大五郎はカンキリ仮面からカビカXを取り戻したが…。
『秘密戦隊ゴレンジャー』67話「真赤な特攻!!キレンジャー夕陽に死す」(1976年11月6日) カビを使って金属を腐食させる新兵器「カビカX」を開発したイーグル研究陣。だがそのカビカXを熊野のミスでカンキリ仮面に奪われ、太郎が負傷してしまう。責任を感じて、単身カンキリ仮面からカビカXを取り戻そうとする熊野だったが…。(C)石森プロ・東映カンキリ仮面のカンキリカッターを食らってしまう…

カビを使って金属を腐食させる新兵器「カビカX」を開発したイーグル研究陣。だがそのカビカXを熊野のミスでカンキリ仮面に奪われ、太郎が負傷してしまう。責任を感じて、単身カンキリ仮面からカビカXを取り戻そうとする熊野だったが…。(C)石森プロ・東映 1人で戦うもカンキリ仮面が放ったカンキリカッターが腹部に刺さり戦死した。1人で戦うもカンキリ仮面が放ったカンキリカッターが腹部に刺さり戦死した。 熊野大五郎は「今度から油断しねえよ・・・」と言い残し亡くなった。熊野大五郎は「今度から油断しねえよ・・・」と言い残し亡くなった。 大ちゃん・・・大ちゃん・・・カンキリ仮面め!大ちゃん必ず仇は打つ大ちゃん・・・大ちゃん・・・カンキリ仮面め!大ちゃん必ず仇は打つ 大五郎、お前の命がけの責任感、俺は一生忘れんぞ。大五郎、お前の命がけの責任感、俺は一生忘れんぞ。 ゴレンジャーの勇士「熊野大五郎」に敬礼ゴレンジャーの勇士「熊野大五郎」に敬礼

『銀狼怪奇ファイル』 / 酒鬼薔薇聖斗事件の影響で封印された(再放送やDVDソフト化などができない)。

『銀狼怪奇ファイル』は、1996年1月13日から3月16日まで日本テレビの『土曜グランド劇場』枠(毎週土曜日21:00 - 21:54、JST)で放送された日本のテレビドラマ。主演は堂本光一。『銀狼怪奇ファイル』は、1996年1月13日から3月16日まで日本テレビの『土曜グランド劇場』枠(毎週土曜日21:00 – 21:54、JST)で放送された日本のテレビドラマ。主演は堂本光一。

「銀狼」(堂本光一)「俺に不可能はない

『銀狼怪奇ファイル』 OPオープニングテーマ
近藤真彦『ミッドナイト・シャッフル』
作詞:沢ちひろ、作曲・編曲:ジョー・リノイエ

『銀狼怪奇ファイル』第1・2話「首なしライダー」は何度も生首が出てくる(首が切断される描写もある)。

『銀狼怪奇ファイル』第1・2話「首なしライダー」は何度も生首が出てくる(首が切断される描写もある)。

『銀狼怪奇ファイル』は元々、猟奇的なシーンが多いため、かなりの部分を自主規制しないと現代では放送が難しい作品といえる。

『銀狼怪奇ファイル』第1話「首なしライダー:2つの頭脳を持つ少年。恐怖! 首なしライダー出現!」(1996年1月13日)

第1話と2話の「首なしライダー」の話は、かなり気合の入ったダークな演出が冴えわたり、生首が何度も出てくる上に、首が切断される凄惨な描写も多く、神戸連続児童殺傷事件を想起させるためにお蔵入りとなった。

1997年5月27日早朝、神戸市須磨区の友が丘中学校正門に、切断された男児の頭部が放置されているのを通行人が発見し、警察に通報。5月24日から行方不明となっていた近隣マンションに住む11歳の男児のものと判明した。耳まで切り裂かれた被害者の口には、「酒鬼薔薇聖斗」名の犯行声明文が挟まれており、その残虐さと特異さからマスメディアを通じて全国に報道された。6月4日に犯人から第二の犯行声明文が神戸新聞社に郵送され、報道はさらに過熱。警察の捜査により、6月28日に犯人を逮捕。マスコミが報じていた推定犯人像(がっちり体型の30 – 40歳代)と異なり、犯人が14歳の中学生であったこと、連続殺傷事件であったことが判明した。

引用元: ウィキペディア(Wikipedia)「神戸連続児童殺傷事件」(酒鬼薔薇聖斗事件)

赤間徹(演:石丸謙二郎)は殺害された息子の良の生首と息子を殺害した少年たちの胴体をつなげて良を蘇生させようと考えていた。

赤間徹(演:石丸謙二郎)は殺害された息子の良の生首と息子を殺害した少年たちの胴体をつなげて良を蘇生させようと考えていた。

『銀狼怪奇ファイル』第2話「首なしライダー:生き返る死体!? 暴かれた首なしライダーの悲しい正体」(1996年1月20日)

赤間徹(石丸謙二郎)は、良の父でカレー店を営む。良が殺害された後、そのショックと悲しみから部屋に引き篭っていたが首なしライダーになって復讐と蘇生用の胴体をみつけるためにいじめグループのメンバーを次々と殺害していった。

最後はトリックを見破られ耕助の説得に逆上してナイフを向けたところを一時的に蘇った良に刺されて命を落とす。

赤間良(志萱一馬(現:志ガヤ一馬))は、耕助とは中学の頃からの親友。バイクの運転が上手く遅刻しそうな耕助を拾った事もあった。父から教えられた「弱い奴は助けろ、強い奴には向かっていけ」の言葉を信条とし、正義感が強くいつも苛められてる力を助けていたがいじめグループの仕掛けたピアノ線の罠にかかり首が切断され死亡。

父の手で黒田の胴体と接合することで一時的に蘇ったが父を刺殺した後、耕助に父の罪を許してほしい事と自転車に乗れるようになってほしい事を言い遺して二度目の死を迎える。

『特救指令ソルブレイン』第10話「わしら純情放火団」 / 行き場を失う老人たちの悲哀を描くエピソード。メタルヒーローシリーズ屈指の鬱&問題回。

誕生、老人放火団。
世間への復讐か? 老人パワーを全開してあちらこちらに火をつけまくる。
神出鬼没の犯行を、ソルブレインは一体どうやって防ぐのか?
老人達の怒りの炎が燃え上がる。
特救指令ソルブレイン『わしら純情放火団』

若い世代に蔑ろにされ、行き場を失う老人たちの悲哀を描くエピソードであると同時に、本当の意味での「腐り切った日本」とは何かを問いかける、超問題作。
その描写の過激さと、善悪の割切りが非常に難しい複雑な人物描写と物語の構図、救いのない結末などから、暗くハードなエピソードが多い『ソルブレイン』の中でもトップレベルに重たいエピソードであり、『見えない巨人(特捜エクシードラフト)』と並んでメタルヒーローシリーズ屈指の鬱&問題回と称されることも多い。

深夜、顔に火傷の痕を持つ男一人と老人三人のグループが、プレハブの小屋に火をつけているところから始まる。
「明日、四人目のお仲間が面接にいらっしゃる予定です」
その仲間が決まれば「老人放火団」が誕生と喜ぶグループ。

「我が社の仕事は放火です。日本中を焼け野原にするのが仕事です」

面食らう岡田だが、今の日本の若者たちが老人を蔑ろにしていること、その原因は終戦当時の苦労を知らないからでは?
一度、彼らに自分たちと同じ苦しみを与えることで、腐り切った日本をもう一度奮い立たせる必要があるのではないか?
そう唆されると、先ほどのバイクの若者の姿が脳裏によみがえり、あけぼの社こと老人放火団への加入を決意するのであった。

「わ、わ、わしらは老人放火団。マッチ一本愛の鞭。恨みに燃える真っ赤な炎。腐った日本を焼き尽くせ! オォー!」

ソルブレインは岡田たちを交わして確保。火災を消火し廃工場の中に入るが須藤は既に死亡。桜木賢蔵は無事保護…。

『特捜エクシードラフト』第35話「見えない巨人」 / 「いじめ」を取り扱った重い話であり後味が悪く、今ひとつ釈然としない終わり方からかシリーズ屈指の鬱&問題回として名高い。

『特捜エクシードラフト』第35話「見えない巨人」 / 「いじめ」を取り扱った重い話であり後味が悪く、今ひとつ釈然としない終わり方からかシリーズ屈指の鬱&問題回として名高い。一面の白い霧の奥から聞こえる地響き。爆発火災現場に向かったエクシードラフトの面前でなすすべもなく崩れていく建物。本当に伝説の見えない巨人は実在したのか?未知なる敵を倒すため、隼人、バトルジャケット実装。緊急出動、シンクレッダー。ある日、拳はクラスメイトからいじめを受けている小学生・新田保の姿を見る。学校へ送り届けた後、本部へ到着した拳は一連の出来事について話題にする。
その直後、エクシードラフト本部になんと児童文化センターが倒壊したという知らせが入る。早速現場に急行するエクシードラフト。あたりは霧に包まれ、直後には大きな地震が発生した。周囲のビルから人々を救出し避難させた後、事件が起きた時刻の録画映像を見る一行。

そこには倒壊の原因となったものは見当たらず、代わりに巨大な足跡らしきものが発見される。その大きさと歩幅から身長40メートルの巨人と推定されたが、その姿を目撃した者は誰もいなかった。そう、まるで透明な巨人に潰されたかのように……。

「事故じゃない……児童文化センターは踏み潰されたんだ。見えない巨人に!」

その後、立て続けに起きる「見えない巨人」による建物の倒壊事件。エクシードラフトは巨人を補足することが出来ず後手に回ってしまう。
新田保「アイツらを全員踏み潰してくれ見えない巨人!」

一方、児童文化センターで現場検証していた拳は保が現場に居るのを見つける。テレビで巨人のニュースを見た保は見えない巨人がいじめっ子達を踏み潰してくれるよう巨人に願っていた。
その様子に拳は見かねて、どうしていじめられると思うかを問いかける。大熊 拳「逃げるからじゃないのか? 君が逃げるから、その連中がつけあがるんじゃ?」
新田保「逃げなきゃもっとやられるよ!」
大熊 拳「やられたらやり返す。それぐらいのガッツがなきゃ駄目だろう!」
新田保「自分が強いから、そんな事を言えるんだ!」

謎の男・奥田広行「その通りですよ、エクシードラフト。権力を持つあなた達には、弱い人間の悔しさはわからない」

拳は思わず反論する「我々は権力なんて持っちゃいない!」。

「しかし、権力を持つ者の味方だ」

その返しに、拳は言葉を言い返せない。その後も保を話し合いで解決するように説得するも、保からも謎の男からも無駄だと言われてしまった。

その頃、本部では事件の真相に迫っていた。

巨大な足跡、霧、崩壊…それらの正体は電磁波によって生み出された重力であり、さらに被害箇所は全て反橋栄一郎の所在地であった。そして、電磁波の世界的権威である奥田広行がその重力を生み出したとして容疑がかかっていた。

写真を見て、先程現れた男こそ奥田であったと驚愕する拳。そして、奥田には反橋を恨む動機―――兄である奥田タカヒコが30年前に反橋により下半身不随へと追いやられた事、その兄が直前に交通事故で死亡した事も判明。奥田は兄の復讐のために電磁波発生装置で「見えない巨人」を生み出し、事に及んでいたのだ。

そして奥田は研究所にある電磁波発生装置を起動させ、反橋邸に狙いを定める。

ただ見ててムカつくからという理由だけで2階のベランダから落とされ、下半身不随の身にされた兄。
積もりに積もった怨みを反橋邸にぶつけ、中にいた反橋はパニックに陥り慌てて外へ出る。

奥田広行「あの家を潰してやるからな!兄さん!!」

そこへエクシードラフトが奥田を止めるために現れる。拳は強引に装置を止めるものの、そのせいで重力の影響が研究所へと向かってしまい崩壊を始めてしまう。ヘビーサイクロン・マグナムカートリッジで装置を破壊し、辛くも奥田を救助した拳たちは彼に対して「30年間の怨み重さに、自分が潰されやがって!」と叫ぶ。

だが奥田はとうの昔に反橋を見限っていた事、反橋の事は忘れ兄弟ともに前向きに生きていこうとしていた事を語った。それが何故今になって、復讐に及んだのか。そのことを拳は尋ねる。

それは反橋の「いじめなんて無かった」という雑誌のインタビュー記事を見て奥田の兄が激怒したからであった。どうしてもそれを許せなかった兄は抗議しに出かけるが、その矢先に交通事故に遭い亡くなってしまう。

反橋がいなければ……そう思った奥田は復讐心に駆られ、装置を使い建物を潰していったのだった。その結果、自らが30年分の怨み―――「見えない巨人」に潰されてしまった。

奥田広行「やっぱりあれだなぁ……弱い奴は強い奴になぶられても…好き放題なことされても刃向かえないことになってるんだなぁ、世の中ってさぁ……はっはっはっは……いい世の中だよ……まったく……」奥田広行「やっぱりあれだなぁ……弱い奴は強い奴になぶられても…好き放題なことされても刃向かえないことになってるんだなぁ、世の中ってさぁ……はっはっはっは……いい世の中だよ……まったく……

そう力なく、泣き笑う奥田の姿に拳たちは何も言い返せなかった。

大熊 拳「見えない巨人なんか頼っちゃダメだ!自分自身で今、敵に立ち向かっていくしかないんだよ。心の中に見えない巨人を育てないでくれ。逃げないでくれ!諦めちゃダメだ!

新田保「今度やったらやり返す!やり返すからな」 大熊 拳「それでいいんだ!今ならまだ間に合うんだから」

拳は保が奥田のようにならず真っ直ぐに成長してくれる事を願うばかりであった…。

「見えない巨人。それは傷つけられた心の中に生まれ育つ化け物。拳は誓った!その哀しい化け物を二度と再びこの世に生まれさせてはいけないと」

『特捜エクシードラフト』エンディングテーマ「ゴールは未来」

『超人機メタルダー』第39話「大決戦!メタルダーよ永遠に」 / ゴッドネロスとの死闘を制したメタルダーであったが、自身の超重力制御システムを破壊されてしまう。メタルヒーローシリーズの最終回の中でも最も泣ける最終回。

『超人機メタルダー』オープニングテーマ「君の青春は輝いているか」
ゴッドネロスとの死闘を制したメタルダーであったが、自身の超重力制御システムを破壊されてしまう。北八荒(きた はっこう)「メタルダー、メタルダー、大丈夫か」

ゴッドネロスとの死闘を制したメタルダーであったが、自身の超重力制御システムを破壊されてしまう。
第39話「大決戦!メタルダーよ永遠に」

地球を吹き飛ばすほどのエネルギーを秘めていたメタルダーの超重力制御システム。自身のせいで、地球を滅ぼしかねない事態に見舞われる。メタルダーに頼まれ、超重力エネルギー装置を破壊する八荒と、それを止めようとする舞さん。メタルダーは、超人機の能力を失って、流星に戻れなくなることを承知で、八荒に頼んでシステムを破壊してもらい、地球を守った。

メタルダーの相棒であるロボット犬・スプリンガー「いかん、超重力制御システムが破壊されている」 メタルダーの相棒であるロボット犬・スプリンガー「いかん、超重力制御システムが破壊されている」

ゴッドネロスとの戦いで自身の超重力制御システムが損傷し、地球を滅ぼしかねない事態に見舞われる。メタルダー「僕は爆発し、地球を吹き飛ばしてしまう。それを止めるには僕のエネルギー装置を破壊するしか方法がない。」メタルダー「僕は爆発し、地球を吹き飛ばしてしまう。それを止めるには僕のエネルギー装置を破壊するしか方法がない。超人機の能力を失って、流星に戻れなくなることを承知で、北八荒(きた はっこう)に頼んでシステムを破壊してもらう。 超人機の能力を失って、流星に戻れなくなることを承知で、北八荒(きた はっこう)に頼んでシステムを破壊してもらう。仰木舞(おおぎ まい)は、メタルダーの願いを聞いて彼の超重力制御システムを破壊しようとする八荒を止めようとするが、メタルダーと八荒の友情に打たれ、結末を見届けた。 仰木舞(おおぎ まい)は、メタルダーの願いを聞いて彼の超重力制御システムを破壊しようとする八荒を止めようとするが、メタルダーと八荒の友情に打たれ、結末を見届けた。北八荒(きた はっこう)はメタルダーの頼みを聞いて、彼の超重力制御システムを破壊した。 北八荒(きた はっこう)はメタルダーの頼みを聞いて、彼の超重力制御システムを破壊した。メタルダーは、どこかから舞と八荒に感謝の言葉と必ず甦ることを告げた・・・メタルダーは、どこかから舞と八荒に感謝の言葉と必ず甦ることを告げた・・・
当時のメイン視聴層が大人になった現在、メタルダーはメタルヒーローの中でもギャバン級の人気を誇っている。

モノクロ実写版「悪魔くん」の伝説のトラウマエピソード第六話「首人形」 / 一つ目のマネキン妖怪は、子供が泣き出すレベルのヤバイ、グロさ

(1966年のテレビドラマ)『悪魔くん』オープニングテーマ / 「エロイム エッサイム」…現代では放送が難しいかなり不気味な曲

『悪魔くん』は、水木しげるによる日本の漫画作品『悪魔くん』を原作とした東映製作の特撮テレビドラマ。1966年10月6日から1967年3月30日までNETテレビにて放映された。全26話。マネキン妖怪は、一見普通のマネキンだが、首が落下すると、どんどん変化し、目と口がそれぞれ1つになる。マネキン妖怪は、一見普通のマネキンだが、首が落下すると、どんどん変化し、目と口がそれぞれ1つになる。
モノクロ実写版「悪魔くん」 1966年10月6日 – 1967年3月30日(26回)第六話「首人形」1966年11月10日 普通のマネキンの首が、一つ目のマネキン妖怪に変化する驚きの展開。 普通のマネキンの首が、一つ目のマネキン妖怪に変化する驚きの展開。マネキン妖怪は、廃品になったマネキン倉庫から動き出し、バイクに乗った男性やバレー教室の先生や生徒を口から吐く粉末でマネキンにしていた。マネキン妖怪は、廃品になったマネキン倉庫から動き出し、バイクに乗った男性やバレー教室の先生や生徒を口から吐く粉末でマネキンにしていた。 マネキン妖怪の口から吐く粉末攻撃に、山田 真吾とメフィストは苦戦した。 マネキン妖怪の口から吐く粉末攻撃に、山田 真吾とメフィストは苦戦した。マネキン妖怪は、最後には、巨大なファンの中に吸い込まれ、絶叫しながら、粉々に砕け散った。マネキン妖怪は、最後には、巨大なファンの中に吸い込まれ、絶叫しながら、粉々に砕け散った。

『スペクトルマン』第49話「悲しき天才怪獣ノーマン」 / 知能が発達する代わりに怪獣化した三吉くんをスペクトルマンは殺すしかなかった。

オープニング「スペクトルマン・ゴーゴー」
『宇宙猿人ゴリ』時代は、初期は冒頭に「宇宙猿人ゴリなのだ」のインストゥルメンタル版が入り、映像はミドロン戦を中心にして、歌詞&出演者テロップは出さなかった。後期では、冒頭にゴリの台詞が入り、映像は初期版より一部削られ、歌詞&出演者と配役のテロップが入った。『宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン』時代は、ゴリの台詞は不変だが、映像が一新され、配役テロップは削られた。
頭は悪くても、美しいものは美しいと感じることができ、少なくとも毎日が平和だったと懐かしく語る三吉くん。『スペクトルマン』第49話「悲しき天才怪獣ノーマン」

頭は悪くても、美しいものは美しいと感じることができ、少なくとも毎日が平和だったと懐かしく語る三吉くん。

この作品には最後にテロップが入る

「ご覧頂きました作品には現代においては不適切と思われる表現や知的なハンディのある方の人権を損なうような表現がありますが、製作当時の時代背景や原作者、製作者の意図を尊重し、オリジナルのまま放送させて頂きました。作品の時代性、テーマ、内容等を鑑み、ご容赦ください。」

なんとか怪獣化を食い止めようと奮闘する三吉くんだが、努力の甲斐なくノーマンとして巨大化してしまう。なんとか怪獣化を食い止めようと奮闘する三吉くんだが、努力の甲斐なくノーマンとして巨大化してしまう。

三吉くん「スペクトルマン、早く殺してくれ!」
スペクトルマンは、怪獣ノーマンのことを「三吉くん」と呼んでおり、終始、怪獣ではなく人間として接していた。

三吉くん「スペクトルマン、なぜ殺してくれないんだ」三吉くん「スペクトルマン、なぜ殺してくれないんだ」

三吉くん「僕にはまだ、わずかながら人間としての意思と心が残っている」

三吉くん「これを投げない内に殺してくれ!僕は人間として死にたいんだ・・・早く!スペクトルマン」三吉くん「これを投げない内に殺してくれ!僕は人間として死にたいんだ・・・早く!スペクトルマン

苦悩するスペクトルマンは「ネヴュラスライス」で三吉くんを倒すしかなかった。

ボビーと「我が友 山本三吉くん ここに安らかに眠る」と書かれた三吉の墓ボビーと「我が友 山本三吉くん ここに安らかに眠る」と書かれた三吉の墓

太川陽介主演の特撮時代劇『猿飛佐助』第17話「佐助よ! 永遠に…」 / 銃撃を受けて蜂の巣状態になる壮絶な死に方。

太川陽介主演の特撮時代劇『猿飛佐助』第17話「佐助よ! 永遠に…」 / 銃撃を受けて蜂の巣状態になる壮絶な死に方。『猿飛佐助』は、1980年5月11日~10月5日に日本テレビで放映された特撮時代劇。全17話。猿飛佐助に太川陽介、真田幸村に川崎麻世と、当時の人気アイドルをキャスティングしている。

ラストは、佐助が敵に向かって行くと矢と銃弾を雨のように浴びて死ぬという前代未聞かつ壮絶なものだった。ラストは、佐助が敵に向かって行くと矢と銃弾を雨のように浴びて死ぬという前代未聞かつ壮絶なものだった。

猿飛佐助は、徳川家康率いる大忍者軍団による銃撃を食らう鉄砲で蜂の巣にされ、矢で針ねずみにされ、悲惨すぎるとしか言いようが無い最期を向かえる。猿飛佐助は、徳川家康率いる大忍者軍団による銃撃を食らう鉄砲で蜂の巣にされ、矢で針ねずみにされ、悲惨すぎるとしか言いようが無い最期を向かえる。

当時の人気アイドル「太川陽介」が演じていた猿飛佐助の最期があまりにも壮絶過ぎた。当時の人気アイドル「太川陽介」が演じていた猿飛佐助の最期があまりにも壮絶過ぎた。鉄砲で蜂の巣にされ、矢で針ねずみにされ、悲惨すぎるとしか言いようが無い最期を向かえる。半蔵の目潰し術により佐助は目をやられているため、西村晃扮する徳川家康の手勢に囲まれて成す術も無かった。さらに銃撃を受けて蜂の巣状態に・・・。これはひどい。

『宇宙鉄人キョーダイン』第48話「死なないで!!キョーダインよ永遠に」 / キョーダインはラスボス「ガブリン」に特攻し、銀河の星となる。

『 宇宙鉄人キョーダイン』第48話「死なないで!!キョーダインよ永遠に」

「はなつみの歌」の電波によって、ダダ星人のダダロイドは機能を停止した。ダダ星から脱出する葉山親子。いよいよガブリンクイーン、そしてガブリンとの最後の決戦のときが迫る!(C)石森プロ・東映
本物の譲治と竜治(葉山兄弟)「キョーダイン、今まで俺たちの代わりに地球を良く守ってくれた」本物の譲治と竜治(葉山兄弟)「キョーダイン、今まで俺たちの代わりに地球を良く守ってくれた」

ラスボスの「ガブリン」との最後の決戦。ガブリンには宇宙船の攻撃が全く効かない。葉山博士は反対するが、キョーダインはガブリンに特攻する決断をする。ラスボスの「ガブリン」との最後の決戦。ガブリンには宇宙船の攻撃が全く効かない。葉山博士は反対するが、キョーダインはガブリンに特攻する決断をする。

フルパワー(エネルギー極限発生装置)で体が赤く光るキョーダインフルパワー(エネルギー極限発生装置)で体が赤く光るキョーダイン

エネルギー極限発生装置は、キョーダイン最後の切り札。二人のエネルギーを極限まで高めるが、同時に二人の身体はバラバラになって燃え尽きてしまう。最終話で使用し、火の玉となってガブリンに突進した。

キョーダイン(スカイゼルとグランゼル)は赤い火の玉と化すキョーダイン(スカイゼルとグランゼル)は赤い火の玉と化す

ガブリンに特攻するキョーダインガブリンに特攻するキョーダイン

キョーダインは地球を守るために宇宙に散った。全員が泣きながらキョーダインの最後の勇姿を見守るキョーダインは地球を守るために宇宙に散った。全員が泣きながらキョーダインの最後の勇姿を見守る

キョーダインは銀河に輝く星となった・・・ありがとうスカイゼルとグランゼル。主役ヒーローが特攻して殉職する最終回が多い70年代の特撮。キョーダインは銀河に輝く星となった・・・ありがとうスカイゼルとグランゼル。主役ヒーローが特攻して殉職する最終回が多い70年代の特撮。

懐かしい昭和の特撮作品の衝撃的なトラウマ回シリーズ

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