冨樫義博原作の大人気漫画『HUNTER×HUNTER』(ハンター×ハンター)のトラウマシーンをまとめた一覧。本作は少年漫画の中ではグロテスクな残酷描写(悲惨な死に方など)が非常に多く、残酷で容赦のない展開が描かれている。作者曰く「主人公を殺すつもりで描いている」とのこと。特にキメラアント編ではこれまで以上に過激な描写が描かれ話題になった。
ハンター試験編
ハンター試験は、年に一度行われるハンター協会主催のプロハンターライセンス授与試験。試験内容は非常に苛酷で毎年多数の死傷者が出ている。「287期ハンター試験」は、主人公のゴン=フリークス等が受験した試験であり、「ハンター試験編」と呼ばれる本作の序章。
キルア=ゾルディックは、対戦相手の解体屋ジョネスを心臓抜きで倒す。

キルア=ゾルディックは、主人公のゴンの親友。有名な暗殺一家であるゾルディック家の出身で、ハンター試験でゴンと知り合う。殺し屋をやめ、翌年の試験に合格してハンターとなる。変化系能力者。変化オーラは電気を帯びる。

キルアは、今まで何人もの人間を殺害してきた(少なくとも146人)大量殺人犯(懲役968年)の解体屋ジョネス相手に開始早々、心臓を抜き取るという仰天の技を披露した。


「(心臓を)か…返(かえ)…」と言いながら絶命したジョネス。キルアに抜き取られてしまった心臓は、原作ではジョネスが見ている前で握りつぶされてしまう。
無駄な努力、ご苦労様(ヒソカに首チョンパされた無限四刀流の試験官の生首)

無限四刀流の術者は、ファンからは『無限四刀流の人』の名で愛されている。公式名はない。ヒソカは一目見ただけで無限四刀流を打ち破り、無限四刀流の人は何もできないまま、あっけなく惨殺されてしまう(首チョンパ)。

ヒソカ=モロウ「無駄な努力、ご苦労様」
飛ぶ曲刀を受け止めるのに半年かかった術者(無限四刀流の人)に対しヒソカは1瞬でマスターし術者の首を切断した。
ヨークシンシティ編
ヨークシンシティは、ヨルビアン大陸西海岸の都市。毎年9月に世界最大のオークションが開催される。この都市を舞台にクラピカ対幻影旅団の抗争が描かれた。
幻影旅団のウボォーギン vs 十老頭の陰獣の蛭(ヒル)

幻影旅団団員No.11の「ウボォーギン」との戦いで登場した十老頭の実行部隊である「陰獣」の「蛭」(ヒル)の攻撃がかなりのトラウマシーン。自身の体内に飼っているヒルをウボォーギンの体内に送り込んでいく。病犬の毒と合わせてウボーの動きを封じたはいいものの、ウボーの強靭な顎で噛み殺されてしまう。「陰獣」も全滅する。幻影旅団の強さを見せつけるためのかませ犬だった。
でっぷりと太った男の蛭(ヒル)は、自身の体内に飼っているヒルをウヴォーギンの体内に送り込んでいく。あまりにもキモすぎるグロ描写。
蛭(ヒル)は、ウヴォーキンに頭を食いちぎられた。グロいスプラッター描写。ウボーの強靭な顎で噛み殺されてしまう。
ウヴォーキンに頭を食いちぎられ、陰獣の蛭(ヒル)の脳みそが丸出しになっている残酷描写がグロ過ぎる。トラウマシーンが量産されたエピソードと評される。

イルミ=ゾルディック「十老頭は始末した」
十老頭は、6大陸10地区を縄張りにしている巨大マフィアの長老たちで、全員で10人いることから十老頭と呼ばれている。伝説の殺し屋ゾルディック家の長男のイルミ=ゾルディックに「針人間」にされた。
陰獣は、世界中のマフィアを束ねる十老頭の実行部隊。動物の名前がコードネームになっている。ヨークシンシティの地下競売を守るために暗躍していたが、競売品を全て奪おうとする幻影旅団との抗争の末に全滅する。割とあっけなく死んでしまった。
ウヴォーキンに殴られ目玉が飛び出る陰獣の蚯蚓(みみず)
蚯蚓(みみず)は、体毛の無い、パンツ一丁の不気味な大男。
「オレは陰獣の蚯蚓(みみず)」と土の中から現れて自己紹介する蚯蚓(みみず)。パンツ一丁のグロテスクな姿。
ウボォーキンのパンチを食らっても意識を失わず地中に引きずり込むも、ビッグインパクト(超破壊拳)で潜んでいた大地ごと跡形もなく吹き飛ばされる。殴られて目玉が飛び出るというトラウマシーン。
団長の手刀を見逃さなかった人「オレでなきゃ見逃しちゃうね」
ネオンを首筋への一刀で失神させた団長(クロロ=ルシルフル)の、おそろしく速い手刀を見逃さなかったワンシーンが有名。
噛ませ犬の有名なネタキャラの「団長の手刀を見逃さなかった人」の有名な名言「おそろしく速い手刀 オレでなきゃ見逃しちゃうね」「信じられないほどの上玉だ 久々に血が騒ぐぜ」。
クロロと対面後、本格的にサシでの戦闘を開始。
クロロの用いた念魚「密室遊魚(インドアフィッシュ)」に生きたまま全身を食われて死亡。
噛ませ犬の有名なネタキャラは、クロロの作り出した念魚「密室遊魚」に体中を貪り食われてズタズタにされ「なぜ オレは まだ生きてるんだ!?」と発狂した。
スクワラは、ノブナガに首を刎ねられて命を落とす。

スクワラは、ノストラードファミリーのボディガードを務めるアマチュアハンター。ヨークシンシティの地下競売場ではネオンの護衛をしていた。落札した緋の眼を所持していたため、幻影旅団の襲撃を受ける。始めは抵抗しようとしたものの、パクノダが出したエリザの名に動揺したスキを突かれ、ノブナガに首を刎ねられて命を落とす。ネオンの侍女エリザと真剣に交際しており、転職して堅気になるつもりだった。
ウヴォーギンはクラピカの念能力「律する小指の鎖 ジャッジメントチェーン」によって殺される
クラピカは、団員であるというヒソカから旅団の情報を聞き出し接触、団員の1人であるウヴォーギンを仕留めることに成功する。
ウヴォーギンは、クラピカの念能力「律する小指の鎖 ジャッジメントチェーン」で心臓に鎖を刺される。その効果はルールを宣言しそのルールを破れば即座に鎖が心臓を握り潰すという念能力。
ウヴォーギンに対するジャッジメントチェーンのルールを「私の質問に偽りなく答えること」としたクラピカが「他の仲間はどこにいる?」と質問をすると、ウヴォーギンは「くたばれバカが」と即答。最後まで男らしい。
パクノダの最期・命がけの決意
空港でパクノダとクロロはクラピカから「律する小指の鎖 (ジャッチメントチェーン) 」を食らう。
パクノダに対するクラピカの念能力「律する小指の鎖 (ジャッチメントチェーン) 」では
一つ、今夜0時までに二人の子ども(ゴンとキルアというらしい)を解放すること。
二つ、クラピカについて一切情報を漏らさないこと。
というルールが宣言されていた。
旅団のルールに背いてでも団長クロロを救出すると決めたパクノダは、単身でクラピカの元に向かう。交渉によりクラピカに関する情報の口止めと、クロロの無力化という条件に応じ人質を交換する。
(お願い、私で終わりに…)
最期は自分の命と引き換えに、クラピカの情報と自分の想い全てを弾に込めて仲間に伝えた。
パクノダの命を懸けた記憶と想いを受け取った仲間たちはすべてを理解した…。
グリードアイランド編
ゲンスルーの命の音(カウントダウン)によるハメ組の一斉爆発

ゲンスルーは、グリードアイランドのハメ組の一員。ゲーム内で恐れられた連続殺人犯「爆弾魔(ボマー)」の正体。ハメ組に入ったのは皆に爆弾を取り付ける布石。ゲンスルーの命の音(カウントダウン)により体に爆弾を仕掛けられたハメ組の一斉爆発はかなりのトラウマシーンです。

ゲンスルー「解放してやったぜ… くくくくく 恐怖からな」
ゲンスルー「守るわきゃねーだろ てめーらクズとの約束なんてよォ 「解放(リリース)」は解除じゃなく起爆の合図さ!! ハハハハハハハ アハアハアハ」

解放(リリース)は、カウント中の「命の音」を即時起爆させる技。ゲンスルー、サブ、バラの3人が右手親指を合わせ、「解放(リリース) 」と唱えると発動する。
ゴン=フリークスの腕が吹き飛ぶ痛々しいシーン(両手を犠牲にする)
ゲンスルーとの戦いでみせたゴンの捨て身の攻撃。攻撃を当てるがためだけに、両手を犠牲にするという無謀すぎる戦略を思いついた場面。ゲンスルーと戦ったときは圧倒的な実力の差を見せ付けられたにも関わらず、一泡ふかしてやると左腕を犠牲にしてまで一撃を与えてみせた(ゲンスルーはそんなゴンの行動をイカレてると評していた)。ゴンの欠損した左腕と皮膚がはがれて筋肉が露出した右腕は、トラウマ必至のあまりにも痛々しい残酷描写になっている。
レイザーに処刑されるボポボ

グリードアイランドに雇われた死刑囚の一人。レイザーの命令を無視した上、グリードアイランドが現実世界にあることを匂わせる発言、脱走の扇動を行ったため、レイザーが念で作ったボールを顔面にぶつけられ死亡した。
ビノールトの過去
ビノールトはスラム街の出身です。ビノールトの本来の性格は大人しかったのですが、あるトラブルが原因で性格が歪んでしまいます。
ビノールトが幼い頃、落し物のサイフを渡そうとしたものの勘違いされてトラブルとなってしまいました。そしてビノールトは理不尽な暴力を受け、精神的に歪みが出て生きる道を踏み外してしまいました。
落とし物のサイフを渡しただけなのに、サイフを盗んだ泥棒と勘違いされ、ビノールトは理不尽な暴力を受け、精神的に歪みが出て生きる道を踏み外してしまいました。
泥棒扱いされ理不尽な暴力を受ける。
ビノールト「別に見返りが欲しかったわけでも感謝されたかったわけでもない!オレはただ、まともに生きたかっただけだ!」
ビスケとゴン、キルアの3人を殺そうと近づいてきたビノールトに、ビスケはチャームポイントであるツインテールの左サイドを切られてしまう。
実年齢57才!!
なんという鍛え抜かれた肉!!
俺には理解(わかる)!! 見た目に現れぬ 内に秘められた 極限をも超えた 鍛錬の結晶!!
ビスケット=クルーガー(ビスケ)「武闘家として手合わせ願いたい」
ビノールトは、賞金首ハンターでありながら、自身の首にも賞金が懸かっている連続殺人犯。念能力のシザーハンズでビスケット=クルーガー(ビスケ)の強さを見た瞬間に急に武闘家としてのスイッチが入って武器のハサミを投げ捨ててあっさりワンパンでビスケにぶっ倒される。
ビスケット=クルーガー(ビスケ)は、弟子への指導や、武道に精通している人物との立ち会いには割と真摯で、ビノールトが自前の武器を捨てて武道家としての立ち合いを求めてきた時は、それに応じて一対一の格闘戦で相手をしている。
ビノールトに「武闘家として手合わせ願いたい」と言われたビスケは、武闘家としての精神を認めそれに応じる。
ビノールトの腕を掴んで宙に浮かせた、ビスケ「破ッ」
ビスケ「運がいい、念での戦いならあんたを殺してた」
ビスケによって返り討ちに遭う。ビノールトは、ビスケの肉体の強靭さを見抜いた上で武器であるハサミを仕舞い武術家としての手合わせを願う一面もあり、ビスケからも「単なるクズじゃない」と評されている。