『仮面ライダーV3』の過激なトラウマシーンをまとめた一覧。初期の仮面ライダーシリーズは、ホラー映画や怪奇ドラマのような猟奇的で陰惨な殺害シーンや恐怖の残酷描写が満載でトラウマシーンの宝庫になっています。
仮面ライダーV3
仮面ライダーV3 第01話[公式](仮面ライダー50周年記念)
仮面ライダーV3・風見志郎は改造人間である。謎の秘密組織デストロンによって瀕死の重傷を負わされたが仮面ライダー1号・2号によって改造手術を受け仮面ライダーV3として蘇った!
最高視聴率38%を記録した大人気作品であり、放送終了から40年以上経った現在でも根強い人気を誇る。
「仮面ライダーV3」 第1話「ライダー3号 その名はV3!」 / ハサミジャガーに皆殺しにされる風見一家
ハサミジャガーは、カメバズーカに内蔵された原子爆弾による「東京都全滅作戦」の準備をしていたが、通行人を殺害し、その現場をたまたま目撃した風見志郎及び自分達のアジトを目撃した珠純子の口を封じようとする。
ハサミジャガーは、珠純子を匿っていた風見家を襲撃、その際に志郎の両親と妹を惨殺し、続けて純子も殺害しようとするがそこへ間一髪本郷猛が乱入、彼が変身した仮面ライダー1号と交戦し、逃げ出した。
ハサミジャガーは、志郎の家族を惨殺。両親と妹は志郎の前で殺害されてしまう。
いきなり、ハサミジャガーのハサミが風見達治さんを刺す
風見志郎「父さん!!」ハサミジャガー「我々の姿を見たものは全て死んでもらう!」
珠純子は、デストロンの秘密活動を目撃したために命を狙われていたところを風見志郎に救われ、彼の自宅に保護される。
だが彼女を追ってきたデストロン怪人ハサミジャガーによって、巻き添えを食う形で志郎の家族が殺害されてしまう。
風見志郎「母さん!! ゆきこ!!」
ハサミジャガーのハサミが風見志郎の母と妹を刺し貫いた。
本郷の後輩である風見志郎は新組織デストロンに家族(父・母・妹)を殺された。次は純子さんに刃が向かう。間一髪、本郷猛が到着する。「風見!」 「先輩!」
本郷猛「変身!」
風見志郎「先輩がライダー!?」
本郷猛「風見!逃げろ!」 ハサミジャガーと戦う仮面ライダー
ライダー2号も遅れて徒歩で駆けつける。
本郷猛「風見の家族が皆殺しだ!」
「なんだって!?」
眼前で家族を一瞬にして殺害されてしまった風見志郎は 「俺は今日限り人間である事を捨てる!復讐の鬼となって、親父たちの仇は必ず取る!…….仮面ライダー!お願いだ!俺を改造人間にしてくれ!」
「風見、お前の気持ちはよくわかる。だが、個人の復讐の為だけに力は貸せない」
「しかし!俺は」
「改造人間は俺たち二人だけでいい。人間でありながら人間でない。それは私たち二人だけで十分だ」
「戦うのは、私たちがやる!」
命を失う覚悟で罠にはまった1号、2号を助けた風見志郎は瀕死の状態に。改造手術を受けて「仮面ライダーV3」として蘇る!
罠にはまった1号と2号。「その光はデストロン科学陣が開発した「改造人間分解光線」だ!もう二度と再び、お前達の姿を見ることは無い!同時に立花藤兵衛も後を追う!」
ダブルライダーの体はあと15秒で分解!と思われたが…。
風見志郎「先輩!」
1号と2号「来るな!風見!来るなあ!」
ライダーを助けた風見志郎は生身で改造人間分解光線を受けてしまった!このままでは死ぬぞ! 風見は死を覚悟で私たちを助けた!死なせたくない! とすれば方法は一つ!
ダブルライダーの改造手術により風見志郎は、改造人間「仮面ライダーV3」として蘇った。
カメバズーカの前に立ちはだかる「仮面ライダーV3」。仮面ライダーV3とデストロンの長い戦いの日々が始まった。
無念にも殺されてしまった父・達治、母・綾、妹・雪子の墓の前に立つ風見志郎。
改造人間になった志郎「志郎は心ならずも御両親よりいただいた体を無くしました。しかし、人々の平和を守る為に役立てる事でお許しください」
そこへ純子も現れる。
志郎「貴女が気にする事ではない」
純子 「私にも何か手伝わしてください」
志郎は「僕の周りには近づかない事だ!貴女を危険な目には遭わせたくない」と告げて立ち去る。
『仮面ライダーV3』第2話「ダブルライダーの遺言状」 / ライダーの死亡
1号「カメバズーカ!貴様に東京の平和は乱させん!」
2号「それが私達の使命だ!」
やはりカメバズーカの砲撃はいかんともしがたい。
1号「このまま戦っていれば、カメバズーカの体内の原子爆弾がタイムリミットになるぞ。なんとかしなければ!」
「カメバズーカを倒さん限り、東京を救う方法はない! 2号!俺達はいい後継者ができた!行くぞ!」動けないカメバズーカを捉えたダブルライダーは空に飛んだ!!東京からカメバズーカを引き話すために海に向かって飛翔してる。
離せ!離せー! 藻掻くカメバズーカ
「あのままでは1号2号が危ない!」と ハリケーンで追跡するV3!しかし、とても間に合わない!カメバズーカの体内の原爆が爆発してしまった。本郷さああん! 一文字さああん!
だがV3の耳には本郷猛と一文字隼人の声が聞こえる。
「風見志郎くん!いや仮面ライダーV3よ!」
「俺達は死なない!いつの日か、必ず帰ってくる!」
「3人の仮面ライダーが揃って戦う日まで全ては君の力にかかっている!」
「頑張れ!仮面ライダーV3!」 「俺達は君を見守っているぞ!」
デストロンの恐怖の大幹部の「ドクトルG」(ドクトルゲー)「仮面ラァーイダV3」
「おのれ仮面ラァーイダV3!!」
ドクトルGは、『仮面ライダーV3』第13話から第30話まで登場する本編に登場した唯一のデストロン生え抜きの大幹部。元ナチスの軍人。「G作戦」によって秘密裏に来日した。来日早々V3抹殺作戦を展開、緻密な作戦でV3を追い込む。
V3のことを「仮面ラァーイダV3」と呼ぶ。当時の児童誌では、「日本に来たばかりであるため、日本語が上手に話せない」という設定であった。
ショッカーやゲルショッカーの大幹部4人が復活させられた際には共に「ギラードガンマー」を用いた日本全滅作戦に臨み、自身は東京を担当するが、個々のプライドの高さから協調性は低かったため、作戦を失敗したうえに自分以外の4幹部も戦死してしまう。
『仮面ライダーV3』第17話『デビルスプレーは死神の武器』 / 細菌兵器『デビルスプレー』を使った人類抹殺計画『デビルスプレー作戦』
ドクトルGが開発したペストに酷似した新種の細菌を用いた細菌兵器『デビルスプレー』を使った人類抹殺計画『デビルスプレー作戦』。
スプレーネズミは、『仮面ライダーV3』第17話『デビルスプレーは死神の武器』、第18話『悪魔の裏切り あやうしV3!』に登場するネズミとスプレーの能力をもつ機械合成怪人。
クサリガマテントウのサポートを受けつつ細菌兵器『デビルスプレー』を街中へと散布して犠牲者を次々に増やして行く。
『仮面ライダーV3』27話「生きかえった ゾル・死神・地獄・ブラック」 / 毒ガス兵器「ギラードガンマー」による東京都半壊
デストロンが開発した新型毒ガス兵器『ギラードガンマー』を使った一大計画『日本全滅作戦』。この作戦のためにデストロンは、陣頭指揮役としてゾル大佐、死神博士、地獄大使、ブラック将軍を蘇らせた。日本全土を攻撃する予定だったがV3が防いだ。しかし都民の半数が死亡。サソリマークの散布車が到着
ギラードガンマー散布開始
ギラードガンマーは、デストロンが新開発した、黄色い猛毒ガス。吸った人間は呼吸困難に陥る。1日で東京の半分を死の街に変える威力を誇り、如何なる防毒マスクもこのガスには通用しない。
公園で遊んでいた子供たちがギラードガンマーの犠牲に…。
城東地区に来た風見志郎。風見が到着した時には、すでに死屍累々の惨状。実に都民の約半数が殺された。
デストロン怪人のワナゲクワガタは、ギラードガンマーが散布されて住民が全滅した街に潜み、人間に化けて風見志郎を奇襲。彼が変身しようとしたところをガス弾で昏倒させてアジトへ連行する。
『仮面ライダーV3』第23話「恐怖! 墓場から来た吸血男」
拉致された女の子は血を抜き取られる。
山中湖の近くを通りかかった人々を湖底のアジトへ拉致し、男性は戦闘員に改造し、女性からは血を吸っていた。 「おまえはだいぶん獲物を捕まえてきた。男は戦闘員に改造し、女の生き血は戦うエネルギーとしてお前に与えよう」
プロペラカブトは、女性の生き血をエネルギー源としている。
プロペラカブトは、風見志郎の旧友・黒田狂一がデストロンに改造されてしまった姿。普段は改造前の黒田狂一の姿を取るが、もはや人間としての心を失っている。普段は黒田狂一の姿でノイローゼを装い妹の黒田幸子と共に湖畔にある自身の別荘で療養のふりをして潜伏している。
プロペラカブトとは、風見志郎の知人・黒田狂一がデストロンの手により改造人間へと生まれ変わった姿である。
「ドクトルG、早く血を、血を早く飲ませてくれ!」
風見志郎が黒田幸子の案内で「黒田狂一」に会いに来た時には精神病患者としてやり過ごそうとしたが、演技を見破られて逆に不審を買う。その夜、墓場にある隠し扉からアジトへ向かい、血を飲んで人間態から怪人態へ変身するのを幸子に見られてしまう。妹は兄の正体に全く気付かず、兄の回復を信じて献身的に看病をしていたが、たまたま近くに遊びに来ていた志郎たちによって自身の正体や事件の詳細が妹に明るみになり、ドクトルGの命により実の妹にも手を掛けようとするが駆けつけたV3に阻まれる。
翌日、珠純子・シゲル姉弟をさらって帰投し、アジトで囚われていた幸子の血を吸おうとしたが、風見の乱入で失敗に終わる。黒田狂一の妹・幸子(演:丘野かおり)の血を吸おうとしたが、風見の乱入で失敗に終わる。後にウルトラマンレオでヒロイン役を演じる丘野かおりさんがゲスト出演されている。
幸子(演:丘野かおり)「兄さん、吸うなら私の血を吸って」
硫酸のプールで右腕を溶かされた結城丈二と右腕手術シーン
ヨロイ元帥の妬みにより、硫酸のプールで死刑にされそうな結城丈二
ライダーマンに変身する「結城丈二」は、その才能と人望をヨロイ元帥に嫉まれ、最高幹部会議でデストロンを裏切ったという無実の罪を着せられる。硫酸のプールで右腕を溶かされてしまった。
デストロンの科学者の仲間が命懸けで結城丈二を救出するが、すでに右腕は硫酸で溶けてなくなっている。右腕を失った結城丈二が改造手術でライダーマンになる。
結城丈二は隠れ家に逃亡した後、秘密裏で開発していたカセットアーム(人口義手)の移植を懇願し、実験なしで移植する。
カセットアームを右腕に取り付ける手術は無事に終了した。結城はライダーマンに変身し、自らを「復讐の鬼」と名乗る。
デストロンからの花輪(3話)、ヨロイ元帥からの年賀状(47話)
デストロンによってライダー隊本部を破壊されたV3たちはスポーツ店の奥に新しい本部を作る。そこに大きな花輪が贈られてきました。贈り主は、なんと、秘密組織デストロン。
花輪を届けてきたデストロン。花屋に聞くと住所の控えに「中央区高千穂1-13」とある。
「年賀状が結城くんにも来ているぞ」
ヨロイ元帥から届いた物騒な年賀状「結城丈二 新年おめでとう。今年こそ裏切者は殺す。デストロンを代表して。ヨロイ元帥」
「ご丁寧に住所まで書いてあるぞ。」
仮面ライダーV3 第41話「あッ!人間が溶ける!ヨロイ元帥登場」
虜囚がガルマジロンの能力テストで処刑される。ガルマジロンの鱗を投げつけられた人は体が溶けてしまう。『仮面ライダー』3話「怪人さそり男」のリメイクシナリオ。ガルマジロンは、ヨロイ元帥最初の刺客である改造人間。人間を溶かしてしまう猛毒が含まれた鱗を飛ばして敵を攻撃する。この鱗は怪人の脳波で操る事ができ、遠隔操作をすることも可能。
デストロンに拉致され無理やり強制労働を強いて使い物にならなくなった囚人達をガルマジロンの能力テストとして処刑した。
『仮面ライダーV3(ライダーマン)』51話「ライダー4号は君だ!!」 / ライダーマンの最期。ライダーマンの自己犠牲によって人類は救われた。
命を懸けて人類を救うライダーマン。プルトン爆弾を安全な場所で自爆させる。ライダーマン(結城丈二)の壮絶な最期。
よせ!ライダーマン!
ライダーマン「さらばだV3。後を頼むぞ!」
手持ちの爆弾でロケットを自爆させたライダーマンは炎に包まれていく・・・プルトンロケットは爆発した・・・ライダーマンの壮絶な最期。ライダーマンの自己犠牲によって人類は救われた。
ライダーマン「プルトン爆弾は安全な場所で爆発させてやる」
ライダーマン「ライダーマン・結城丈二の最期を見ろ!」手持ちの爆弾でロケットを自爆させる。デストロンはさそり谷で密かに開発した決戦兵器 プルトンロケットを東京に撃ち込まんとするが、結城丈二ライダーマンがこれを破壊し、彼は死んだ!
仮面ライダーV3「ライダーマン...君は人類を守った。君は英雄だ!俺は君に、仮面ライダー4号の名を送るぞ!ライダーマーン!!」
ラスボス:デストロン首領(ショッカー首領)
ショッカー首領は『仮面ライダー』最終話で基地とともに自爆したかに思われていたが『仮面ライダーV3』では新組織・デストロンを結成し、再び世界征服に乗り出す。
最終話で現したその実体は、原始人の白骨体に心臓と電子頭脳を擁した正体不明の怪人であった。自身を地球の人類に死をもたらす死神と称していたが、V3の攻撃によってバラバラになり心臓も破壊され、アジトごと自爆した。