ガンダムシリーズの作品ごとに登場するニュータイプ、人工的ニュータイプともいえる強化人間および彼らが搭乗するニュータイプ専用モビルスーツ(MS)とモビルアーマー(MA)を一覧する。
「機動戦士ガンダム」(1年戦争)に登場するニュータイプ専用モビルスーツ(MS)とモビルアーマー(MA)
『機動戦士ガンダム』は、日本サンライズ制作の日本のロボットアニメ。テレビシリーズアニメとして1979年から名古屋テレビほかで放映された。後に「リアルロボットもの」と称されることになる一連のロボットアニメ変革の先駆けとなった。『ガンダムシリーズ』と呼ばれる作品群の第1作であることから、初代ガンダム、ファースト(ガンダム)の名で呼ばれることも多い。
RX-78-2 ガンダム / アムロ・レイ / 常人には扱えない機体と化していたとされる
アムロ・レイは、アニメ『機動戦士ガンダム』及び『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』における主人公。宿命のライバルとして戦い続けることとなるシャア・アズナブル、ランバ・ラル、黒い三連星等、数々のジオンの戦士との死闘を経ていつしかニュータイプとしての覚醒を見せ始め、ジャブローではシャアと互角以上の戦いを演じた。
アムロのニュータイプ能力は拡大し続け、鬼神の如き働きを見せ、一年戦争を生き抜く。
地球連邦軍が「V作戦」に基づき開発した白兵戦用の試作MS。8機生産されたRX-78の2号機。試作機にもかかわらず、いきなり実戦に投入され、3ヶ月余りの間に200機以上のMSと15隻以上の艦船、および5機以上のモビルアーマーを撃破するといった戦果を挙げている。
連邦軍内に『たった1機のMSが戦局を覆した』と言うガンダム神話が生みだされることとなった。
アムロ・レイが搭乗したRX-78-2 ガンダムは、初期状態より幾度の極限までの改修およびチューンが加えられ(劇中で明確に示されるのはソロモン戦以降のマグネットコーティング処理)常人には扱えない機体と化していたとされる。
ララァ「大佐、退いてください、危険です!」
アムロ「邪魔だ!!」
シャア「ガンダム、昨日までのガンダムとまるで違うぞ!」
ララァ「大佐、どいてください、邪魔です!」
シャアも「ガンダム、昨日までのガンダムとまるで違うぞ!」とその変化に驚きを隠せない。ガンダム、ゲルググ、エルメスが入り乱れる激しい銃撃戦が繰り広げられる。その中でついにゲルググが被弾。左腕を失う。エルメスがいなければゲルググはガンダムのビームライフルで撃破されていただろう。
ガンダムがゲルググに接近し、ゲルググを蹴り飛ばす…。
第3話「敵の補給艦を叩け!」のシャア専用ザクにガンダムが蹴り飛ばされる伝説の名シーンのオマージュ。
MAN-03 ブラウ・ブロ / シャリア・ブル
シャリア・ブル「は、ありがとうございます。しかし、お話のニュータイプの件ですが、わたくしは多少人よりカンがいいという程度で」
ギレン「君のことは君以上に私は知っているぞ」
シャリア「は?」
ギレン「木星のエネルギー船団を勤めた君の才能のデーターはそろっている。フラナガン機関に検討させた。その机の上にある」
シャリア「・・・シャリア・ブルに関するニュータイプの発生形態。わたくしにその才能があると?」
ギレン「そう、君は自分でも気付かぬ才能を持っている。もっとも、ニュータイプの事はまだ未知の部分が多いのだが、それを役立ててほしい。今度の大戦ではもう人が死にすぎた」
シャリア「・・・キシリア殿のもとへゆけと?」
ギレン「ほう、言わぬ先からよくわかったな。キシリアのもとで君の即戦力を利用したモビルアーマーの用意が進められている」
シャリア「御言葉とあらば」
ギレン「ん、空母ドロスが用意してある」
シャリア「は」
ギレン「私がなぜ君をキシリアのもとにやるかわかるか?」
シャリア「は・・・。わたくしには閣下の深いお考えはわかりません。しかし、わかるように努力するつもりであります」
ギレン「それでいい、シャリア・ブル。人の心を覗きすぎるのは己の身を滅ぼすことになる。ただ、私が君をキシリアのもとにやることの意味は考えてくれ」
一年戦争初期、ジオン公国の嘱託であったサイド6のフラナガン機関がニュータイプを軍事利用するための研究を始めた。その結果、サイコミュを用いることでオールレンジ攻撃が可能な兵器を開発しブラウ・ブロとして実用化した。ブラウ・ブロは、ジオン公国軍の開発したニュータイプ (NT) 専用モビルアーマー (MA)。サイコミュ搭載によってニュータイプのパイロット1名による複数砲台(ブラウ・ブロの場合は最大4基)の同時有線遠隔操作による攻撃、オールレンジ攻撃が行えるようになった。
シャリア・ブル「すごいモビルスーツとパイロットだ。あのパイロットこそ真のニュータイプに違いない。そうでなければ、このブラウ・ブロのオールレンジ攻撃を避けられるわけがない」
アムロがブラウ・ブロの本体見つけて迫ってくる…
NTの片鱗を見せ始めていたアムロ・レイがガンダムの操縦系統をオーバーヒートさせながらも本機にとりつき、側面をビーム・ライフルで撃つ。本機は爆散し、シャリアとシムスは脱出する間もなく戦死した。
シャア「ララァ、ニュータイプは万能ではない。戦争の生み出した人類の悲しい変種かもしれんのだ」
ニュータイプ専用モビルアーマー「エルメス」(パイロット:ララァ・スン)
ララァ・スンは、アニメ『機動戦士ガンダム』に登場するキャラクター。『機動戦士ガンダム』第34話に初登場。宇宙世紀0079年の一年戦争中にシャア・アズナブルによって高いニュータイプ能力を見出され、フラナガン機関で育てられたニュータイプの少女。彼女のニュータイプ能力は非常に高く、サイコミュシステムを搭載したニュータイプ専用モビルアーマー「エルメス」によるオールレンジ攻撃により、宇宙要塞ソロモン攻略戦の後に集結していた地球連邦軍の艦船やモビルスーツを次々と撃破し、「ソロモンの亡霊」と恐れられた。
エルメスでは無線での遠隔操作ができる小型兵器ビットを搭載していた。
シャア「ララァ!奴との戯言はやめろ!!」
ララァ「大佐!いけない!」
シャア「アルテイシアか!」
シャアの一瞬の隙を逃すアムロではない。シャアの駆るゲルググの右腕を斬りおとし、止めを刺す一撃へ!
アムロ「シャア!覚悟!」
シャア「ちぃ!」
ララァ「大佐!」
シャアが駆るゲルググをかばった際にガンダムのビーム・サーベルがニュータイプ専用MAのエルメスのコクピットを直撃。機体はララァもろとも爆散し、アムロとシャアに大きな心の傷を残す。主人公と心を通わせたニュータイプ・ヒロインの悲劇の物語はここから始まる。
アムロの攻撃からシャアをかばい戦死したララァ・スン(『機動戦士ガンダム』第41話「光る宇宙」の劇中より)
ララァ・スンは、第41話「光る宇宙」にて、戦闘で劣勢に追い込まれたシャアを身を挺して庇い、ガンダムのビームサーベルにより乗機を貫かれ戦死する。死の直前、アムロと再び意識を共鳴させ、二人で「刻」を見る。ララァの死は、シャアとアムロの禍根となった。
MSN-02 ジオング(パイロット:シャア・アズナブル)
ジオング整備士「80パーセント? 冗談じゃありません。現状でジオングの性能は100パーセント出せます」
シャア「足は付いていない」
ジオング整備士「あんなの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ」
シャア「使い方はさっきの説明でわかるが、サイコミュな、私に使えるか?」
ジオング整備士「大佐のニュータイプの能力は未知数です、保証できる訳ありません」
シャア「はっきり言う。気にいらんな」
ジオング整備士「どうも。気休めかもしれませんが、大佐ならうまくやれますよ」
シャア「ありがとう。信じよう」
ガンダムシリーズでも有名なワンシーンとして知られている。
アムロとシャアの最終決戦 / アムロ「まだだ!たかがメインカメラをやられただけだ」…ガンダムは過去に例がないほど傷ついていく。
アムロ「こう近付けば四方からの攻撃は無理だな、シャア!」
シャア「な、なんだ?」
アムロ「なぜララァを巻き込んだんだ?ララァは戦いをする人ではなかった!」
ジオングのオールレンジ攻撃を封じるために懐に飛び込んだアムロは、ララァを戦場に連れてきたことを責め立てる。 遂にガンダムのビームライフルがジオングの胴体を貫いた。シャアの最期か?
アムロ「違うかっ!?」
シャアはボディではなく頭部のコクピットに移動しており、アムロは直感でそれに気づいたのだ。ついにジオングの胴を撃ち抜いたガンダムだったが、ジオングはコクピットのある頭部を分離させて反撃、ガンダムの頭部を破壊する。
ジオングの胴体が大破したことで、ジオング識別信号が解除され、司令室にはロストと伝わってしまった。
「赤い彗星も地に墜ちたものだな」とはキシリアの冷たい言葉。
シャアとの戦いが白熱するにつれ、ガンダムは過去に例がないほど傷ついていく。ガンダムの頭部が無くなったことに対するアムロの名言「まだだ!たかがメインカメラをやられただけだ」
ガンダムの頭部が無くなったからといって機体を動かせなくなるわけではないという、ガンダムがあくまでも兵器であることを強調した有名な一言。
アムロは、最終決戦となったア・バオア・クー攻略戦でシャアの駆るジオングと交戦、両者相打ち(ただしジオングは撃破、ガンダムはAパーツの頭部と両腕、Bパーツの右脚を失う大破)となり、ガンダムは破壊されるものの、最終的に一年戦争を戦い抜く。
ガンダムを自動操縦に切り換え、ジオングの首と相打ちに持ちこむアムロ。
RG 1/144 ジオング
RG 1/144 機動戦士ガンダム ラストシューティング ジオングエフェクトセット
『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』よりガンダムNT-1
『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』よりガンダムNT-1がVer.2.0で登場!「MG 1/100 ガンダムNT-1 Ver.2.0」
1年戦争時に地球連邦軍が北米のオーガスタ基地にて開発したニュータイプ専用機の「ガンダムNT-1」(RX-78NT-1)は反応が敏感過ぎるため、決して低くはないクリスチーナ・マッケンジー中尉の操縦技術を持ってしても、フルパワーの数分の一の出力でしか運用できなかった。
実態は純粋に性能を高めた機体でありニュータイプでなければ取り扱えない機能は搭載していない。
機動戦士Ζガンダムに登場するニュータイプと強化人間および搭乗する兵器
MSZ-006 Ζガンダム / カミーユ・ビダン
初登場は第21話。カミーユのガンダムMk-IIがティターンズのジェリド・メサとマウアー・ファラオが搭乗する新型機ガブスレイと交戦し、コクピットを潰されそうになる窮地に追いまれるが、WR形態の本機がアポリー・ベイの操縦により駆け付け敵を撃退する。これにより本機は初めて実戦投入された。以降はカミーユがメインパイロットとなり、エゥーゴの主力としてグリプス戦役を戦い抜く。
HGUC -GUNPLA EVOLUTION PROJECT- 機動戦士Zガンダム ゼータガンダム 1/144スケール
物語終盤では、宇宙世紀史上最高と言われるカミーユのニュータイプ能力に本機のバイオセンサーが反応。ビーム兵器の攻撃を弾くオーラを機体に纏い、ビームサーベルを長大に伸展させヤザン・ゲーブルのハンブラビを斬り裂くなど、スペックを超える性能を発揮する。シロッコとの決戦では死者の思念を取り込み、何らかの干渉でジ・Oを制御不能にする現象をもたらしている。直後、WR(ウェイブライダー)形態での体当たりでジ・Oを撃破する。
PMX-003 ジ・O / パプテマス・シロッコ
ジ・O(ジ・オ)は、シロッコがエゥーゴやアクシズとの最終決戦に臨むべく、巨大輸送船ジュピトリスの工廠にて設計・開発したPMXシリーズMSの4番目の機体。
第46話で初登場。シロッコが搭乗し、パラス・アテネとボリノーク・サマーンを従え、ハマーンとの会談のためアクシズの旗艦グワダンへ赴く。ハマーンとの決裂後はキュベレイと交戦、ファンネルをビーム・ライフルで数機撃ち落としたあと、強力なニュータイプ同士のプレッシャーにより並みのパイロットには届かない次元での戦闘を繰り広げるが、エゥーゴのアーガマ隊の介入によりボリノーク・サマーンを失い、撤退する。
『機動戦士Ζガンダム』第50話「宇宙を駆ける」(最終回)/ カミーユ・ビダンは死闘の末、シロッコを撃破するが精神疾患を発症する。視聴者に衝撃を与えた。
シロッコ「ジ・O、動け、なぜ動かん」
『機動戦士Ζガンダム』第50話「宇宙を駆ける」(最終回)
シロッコは死者の意思を吸収したΖガンダムの超常的威力の前にジ・Oの制御を失う。
「ここからいなくなれーーっ!」
シロッコはウェイブライダー形態に変形したΖガンダムの突撃を受け、ジ・Oの装甲ごと肉体を貫かれる。
「わ、私は1人では死なん…き、貴様も連れて行くぞ…カミーユ・ビダン!」
カミーユ・ビダンは、シロッコの断末魔の悪意(青い光)まで自分の精神に取り込んでしまう。
シロッコの断末魔と共に発せられた青い光(シロッコのニュータイプの力と言われている)を浴びる。シロッコが絶命の寸前に放った断末魔の思念はカミーユの精神を崩壊させた。
カミーユ・ビダンが精神疾患を発症して終わるという結末は、視聴者に衝撃を与えた。
カミーユを探す・ユイリィは、ようやくΖを発見する。だが、そこでファが見たものは……
「……あっ? 大きな星が点いたり消えたりしている……」
「あははっ、大きい! 彗星かな? いや、違う……違うな、彗星はもっと、バァーッて動くもんな!」
「……暑っ苦しいなぁ、ここ。うーん……出られないのかな……?」
「おーい、出してくださいよ、ねぇ!」
死に行くシロッコに道連れにされ完全に精神が崩壊したカミーユの姿だった。呆然としながらもファはカミーユを連れてアーガマに帰投する。最終話で主人公が精神崩壊してしまうと云う結末は当時、多くの物議を醸した。
AMX-004 キュベレイ(パイロット:ハマーン・カーン)
アニメ史に残る屈指の女傑であるハマーン・カーン「死にに来たか!俗物ッ!!」。非常に高いニュータイプ能力と、卓越したモビルスーツの操縦技術をもち、搭乗するキュベレイの性能と相まって一騎当千の戦闘能力を誇る。
シャア・アズナブルの推挙でミネバ・ラオ・ザビの摂政に就き、事実上のアクシズの指導者となる。高い指導力と政治力を有した政治家である一方、モビルスーツのパイロットとしても高い技量を有し、劇中、多くのエースパイロットと互角以上の戦いを繰り広げている。
HGUC 195 機動戦士Zガンダム キュベレイ 1/144スケール
ハマーン・カーンは、アニメ作品群『ガンダムシリーズ』のうち、宇宙世紀を舞台にした作品に登場するキャラクター。アクシズおよびネオ・ジオンの実質的指導者。初登場は『機動戦士Ζガンダム』第32話「謎のモビルスーツ」。漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』では、ニュータイプの素質を見出され、ジオン公国のニュータイプ研究機関で育成されるが、自分の体を他人に調べられることが苦痛となっていき、その研究を拒絶するようになった過去が描かれている。
『機動戦士ガンダムΖΖ』第47話「戦士、再び……」
ジュドー・アーシタのZZガンダムとハマーン・カーンのキュベレイの最後の一撃は相打ちとなり、上半身だけとなったキュベレイ。(『機動戦士ガンダムΖΖ』第47話「戦士、再び……」(1987年1月31日)の劇中より)
ハマーン・カーン「帰ってきてよかった・・・強い子に会えて・・・」
ハマーン・カーンは、決戦でジュドーに敗れるが、散り際にジュドーという「強い子」に会えて地球圏へ帰ってきて良かった、との想いを言葉で遺す。
『機動戦士ガンダムΖΖ』の最終回にて、ΖΖガンダムを駆るジュドー・アーシタと対決。最終的に紙一重の差でジュドーに敗れ、ジュドーが救いの手を差し伸べるもののそれを拒む。そしてキュベレイをモウサ(アクシズの居住ブロック)の壁に激突させ、絶命する。
MRX-009 サイコガンダム(パイロット:フォウ・ムラサメ)
ララァとは異なりフォウは人工的かつ非人道的な処置を受けた強化人間であることから、その悲劇性が際立つ形となっている。
HGUC 1/144 MRX-009 サイコガンダム
『機動戦士Zガンダム』第36話「永遠のフォウ」にて、フォウ・ムラサメは、カミーユをかばって盾となり息を引き取る。
GUNDAM FIX FIGURATION METAL COMPOSITE サイコ・ガンダム(グロスカラーVer.)
フォウ・ムラサメは、Ζガンダムを狙ってジェリド・メサの乗るバイアランが攻撃してきた際、身を挺してカミーユをかばって盾となり息を引き取る。(『機動戦士Ζガンダム』第36話「永遠のフォウ」の劇中より)
カミーユ「フォウ、目を開けろよ、嘘だろ、こんなの嘘だろ」
『敵軍の主人公と心を通わせる強化人間の少女』という「悲劇のヒロイン」ポジションのフォウ・ムラサメは、当時絶大な人気を誇ったキャラクター。
MRX-010 サイコガンダムMk-II(パイロット:ロザミア・バダム / プルツー)
『機動戦士Ζガンダム』に登場する「MRX-010 サイコガンダムMk-II」(パイロット:ロザミア・バダム)
「可哀想だが直撃させる!」(機動戦士Zガンダム 第48話 ロザミアの中で)
GUNDAM FIX FIGURATION METAL COMPOSITE
サイコ・ガンダムMk-II(ネオ・ジオン仕様)
ロザミアはサイコ・ガンダムMk-IIでカミーユに迫った。幻の「お兄ちゃん」を追い求め続けるロザミアに対し、カミーユは苦渋の決断を迫られる。
ロザミア「見つけた!お兄ちゃん!」(機動戦士Zガンダム 第48話 ロザミアの中で)
NRX-055 バウンド・ドック(パイロット:ロザミア・バダム)
可変MA「バウンド・ドック」は、旧ジオン軍のMA「グラブロ」や「ジオング」をベースに開発された、ティターンズのニュータイプ専用試作型可変MA。2号機である赤の機体は、強化人間のロザミア・バダム機とされている。
HG 1/144 バウンド・ドック
バウンド・ドック(ゲーツ・キャパ専用機)
HG 1/144 バウンド・ドック(ゲーツ・キャパ専用機)MS形態
濃淡グレーの試作1号機(複座)にゲーツ・キャパ大尉およびローレン・ナカモト博士が搭乗した。第48話でロザミアはサイコガンダムMk-IIに移乗し、ゲーツは引き続きグレーの機体(単座に変更)に搭乗してロザミアを監視しながら、自分を兄と思い込ませることによって彼女の精神を安定させようとする。HG 1/144 バウンド・ドック(ゲーツ・キャパ専用機)は、MA形態への変形ギミックを徹底再現。劇中でゲーツ機は常時MA形態のままで、MS形態に変形していない。
機動戦士ガンダムΖΖに登場するニュータイプと強化人間および搭乗する兵器
一年戦争末期にジオン公国が実用化したサイコミュ搭載のニュータイプ (NT) 対応兵器は、単独の機動兵器としては破格の戦果をもたらした。サイコミュが潜在的に持つ戦術・戦略的な価値は計り知れないものだったが、それを操縦できるニュータイプ (NT)は絶対数が非常に少なく、パイロットの確保が困難だった。このため、戦後に地球連邦軍はニュータイプ (NT)能力の低い人間でもNT対応兵器を操縦できるインコムや、人工的にNT能力をパイロットに付与する強化人間などの技術を開発した。
MSZ-010 ΖΖガンダム / ジュドー・アーシタ
HGUC 1/144 MSZ-010 ダブルゼータガンダム
実戦配備されたΖΖガンダムは、主席パイロットとなったジュドーの才覚もあり、R・ジャジャやバウといったアクシズのエース機を次々と撃破していく。ジュドーはΖΖガンダムを巧みに操り、ネオ・ジオンのニュータイプ少女エルピー・プルが搭乗するニュータイプ専用MSキュベレイMk-IIとの交戦時には、ファンネルによる攻撃にも怯まず応戦している。
AMX-014 ドーベン・ウルフ(量産型MS) / ラカン・ダカラン
ネオ・ジオン軍の量産機で、ニュータイプや強化人間などの特殊な能力者しか扱えないサイコミュ兵器を一般人用に改良した、準サイコミュ兵器を装備している点が特徴。劇中では、ラカン・ダカランらスペース・ウルフ隊の主力機として6機が登場する。
HGUC 1/144 AMX-014 ドーベン・ウルフ
スペース・ウルフ隊の乗機として第一次ネオ・ジオン抗争末期に6機が実戦投入され、ネオ・ジオン内乱時にはグレミー・トト率いる反乱軍に所属。グレミー軍用のカラーに塗装されそうになるがラカンは気に入らず激高し、グレミー本人に直訴して例外を認められる。
隊長機であるラカン機は、その操縦技量と相まって正規軍のキャラ・スーンが操るゲーマルクを圧倒するなど高い戦果を挙げたほか、マシュマー・セロが操るザクIII改をラカンの巧みな指揮と部下たちの連携で撃破する。ラカン・ダカランは、ジュドー・アーシタのZZガンダムと交戦しビームサーベルによる接近戦において敗北、ドーベン・ウルフと共に爆散する。
AMX-015 ゲーマルク / キャラ・スーン
キャラ・スーンは、マシュマー・セロ同様強化人間に改造された。量産型キュベレイを駆るニュータイプ部隊と相討ちとなるという壮絶な最期を遂げた。
反乱を起こしたグレミー・トトの軍勢と対峙しゲーマルクでその力を発揮したが、ハマーンとジュドーの最終決戦を実現すべく二人の盾となり、量産型キュベレイを駆るニュータイプ部隊と相討ちとなるという壮絶な最期を遂げた。
AMX-015 ゲーマルク(AMX-015 Geymalk)は機能上第4世代MSに分類される機体であり、全身に多数のメガ粒子砲を装備している。一基あたりの出力は標準的だが、機体のあらゆる方位に向けての砲撃が可能。胸部に搭載されるハイパー・メガ粒子砲は出力30.5MWにも達する強力な兵装であり、ΖΖガンダムに優るとも劣らない圧倒的な火力を有している。
ゲーマルクが本格的に稼動すれば、コア3級のスペースコロニー一基を崩壊させる程の威力があると言われている。背部にはマザーファンネルと呼ばれるビット兵器を2基装備し、その内部には小型のチルドファンネルを各14基搭載する。マザーファンネルを中継としてチルドファンネルを展開することで、従来よりも広域のオールレンジ攻撃を可能としている。
AMX-005 キュベレイMk-II(パイロット:エルピー・プル)
エルピー・プルが搭乗する濃紺の2号機(型式番号:AMX-004-2)。エルピー・プルが駆るキュベレイMk-IIは、ダブリンでジュドーを助け、同じクローン体であるプルツーのサイコガンダムMk-IIと交戦。ジュドーのZZガンダムの盾となる形で散った。
エルピー・プルの最期…プルツーの操る「サイコガンダムMk-II」と「キュベレイMk-II」で再出撃を強行したプルの一騎打ち
エルピー・プル「当たり前だよ、不愉快なのは・・・」「人はね、人間はね、自分を見るのが不愉快なのよ。でもね、どんなに不愉快でも、どんなに憎くっても、自分自身を殺すことも、自分自身を辞めることも出来ないのよ。」
エルピー・プルは、『機動戦士ガンダムZZ』のヒロインの一人。無邪気な性格のニュータイプ少女。ネオ・ジオン軍のクローンニュータイプ「プルシリーズ」の第一号、もしくは素体である。彼女の姉妹として有名な所ではプルツーやマリーダ・クルスが挙げられる。
「エルピー・プル」のキュベレイMk-IIは自身のクローン「プルツー」の駆るサイコガンダムMk-IIとの戦いにて、ジュドーをかばう形で被弾。プルはキュベレイもろとも、短い生涯を遂げる。
プルツーの操る「サイコガンダムMk-II」がアーガマを急襲した際、解体中の「キュベレイMk-II」で再出撃を強行したプルは、自分の分身とも言うべきプルツーの出現に戸惑いつつ必死の抵抗を試みるが、最後はジュドーをかばって死亡する(第36話)。
AMX-005 キュベレイMk-II(パイロット:プルツー)
キュベレイMk-IIを遠隔操作で操るプルツー。キュベレイMk-II朱色の3号機(AMX-004-3)にはヘッドセット型サイコミュ・コントローラーによる遠隔操作機能が追加されている。
『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場。プルのクローン体であるプルツーが搭乗する朱色の3号機(AMX-004-3)はハマーン暗殺任務の際に近衛部隊のゲーマルク、ガズアル、ガズエルと交戦。
さらにΖΖガンダムとも交戦するが、オールレンジ攻撃を見切られて苦戦し、ネェル・アーガマから発射されたハイパー・メガ粒子砲の余波により大破する。機体は失われるが、搭乗者のプルツーは脱出する。
MRX-010 サイコガンダムMk-II(パイロット:プルツー)
エルピー・プルが搭乗したキュベレイMk-Ⅱの特攻を受け機体は大破
プルの死に怒りを爆発させバイオセンサーを稼働させたジュドーのΖΖに機体を両断される。
プルツーはサイコガンダムMk-IIの頭部を分離させて脱出する。
頭部ブロックを切り離し脱出してもなおビームサーベルで斬りかかられたが、乗っていたのがプルと瓜二つの少女だったことにジュドーが動揺したため、それ以上の攻撃を踏みとどまっている。
『ガンダムZZ』においては、ネオ・ジオンが本機を回収、修復しプルツーをパイロットとしてコロニー落としを行った後のダブリンにいたアーガマ隊に対し出撃している。エルピー・プルが搭乗したキュベレイMk-Ⅱの特攻、ZZガンダムの攻撃を受け機体は大破、プルツーは脱出ポッドも兼ねていた頭部で戦線を離脱する。
AMX-017 量産型キュベレイ(パイロット:プルシリーズ・マリーダ・クルス)
「プルシリーズ」は、第一次ネオ・ジオン戦争に於いて運用されたエルピー・プルの11体のクローン。
プルシリーズ(プルクローン)は、TVアニメ『機動戦士ガンダムZZ』に登場する、エルピー・プルをベース(オリジナル体)としたクローン・モデルの強化人間。量産型キュベレイを乗機とする部隊として編成された、グレミー・トトの切り札。「プルツー」から「プルトゥエルブ」(=OVA『機動戦士ガンダムUC』に登場する「マリーダ・クルス」)までが存在するが、第一次ネオ・ジオン抗争末期(宇宙世紀0089年1月)時点でプルイレブンまでは死亡している。『機動戦士ガンダムUC』では主要登場人物であるマリーダ・クルス(プルトゥエルブ)だけが生き残ったという設定になっている。
量産型キュベレイの残骸を前にプルトゥエルブ時代のトラウマを再発し取り乱すマリーダ・クルス。
NZ-000 クィン・マンサ(パイロット:プルツー)
プルツーは、『機動戦士ガンダムZZ』のヒロインの一人。彼女の素体はエルピー・プルであり、その2番目のクローンであることから、『プルツー』と呼称されている。ネオ・ジオンにおいて養成されたクローンの一員で、グレミー率いるNT部隊の中核をなす存在。サイコミュへの親和性はエルピー・プルよりも高く、「サイコガンダムMk-II」や「キュベレイMk-II」、「クィン・マンサ」といった数々のNT専用機に搭乗、その性能を奮う。
「クイン・マンサ」の随伴としてプルシリーズが搭乗している「量産型キュベレイ」が登場する。
力を使い果たして倒れたプルツー(明確な死亡描写はない)(「機動戦士ガンダムΖΖ」46話「バイブレーション」劇中より)
最終的にグレミーと共にジュドーと対峙した際、プルの思念体に諭されて己の真意に気づく。ジュドーに心を開いて彼の元に駆け寄るも、乗機のクィン・マンサが爆発する際に重傷を負う。その後はネェル・アーガマに収容され、瀕死状態の中、崩壊していくコア3周辺宙域内に取り残された兄のように慕うジュドーを脱出させる手引きをした後、力を使い果たして倒れる。
逆襲のシャアに登場するニュータイプと強化人間および搭乗する兵器
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』は、1988年3月12日(土)に松竹系で劇場公開されたガンダムシリーズのアニメ映画。監督は富野由悠季。アムロとシャアの最後の一騎討ちが始まる。νガンダムおよびアムロとシャアの消息については劇中では描写されていない。
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』ダイジェスト映像
「その閃光は人類の希望」
ガンダム40周年の集大成作品、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』が近日公開!
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の正統なる続編である『閃光のハサウェイ』をより楽しんでいただくためのダイジェスト映像です。
ナレーションはハサウェイの父親であり、アムロとシャアの戦いを傍で見続けてきた男、ブライト・ノア役の成田剣さんが担当しています。
RX-93 νガンダム(パイロット:アムロ・レイ)
νガンダムは、『逆襲のシャア』劇中ではリ・ガズィに次いでアムロが搭乗し、ライバルである新生ネオ・ジオン軍総帥シャア・アズナブルが搭乗するサザビーと死闘を繰り広げる。
RG 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア νガンダム 1/144スケール
本機はアクシズに取り付くが、アムロと決着をつけるため待っていたシャアのサザビーと最後の戦いを行うことになる。二人の実力は伯仲しており、徐々に互いの武器を失って行く中、残ったビームサーベル戦での鍔迫り合いにおいてサザビーのビームサーベル相手に優勢を取り、サーベルを持つ左アームを叩き斬る。
本機もサーベルを蹴られ失うが、互いに武装を失ったため格闘戦にもつれこみ、連続パンチやキックにより圧倒する。シャアを重んじるナナイの思考を感じとったシャアはナナイを拒絶するが、それが隙となり、本機がサザビーをアクシズに叩きつけ、その反動で脱出装置が起動し頭部から放出されたシャアの脱出ポッドを捕獲し勝利する。RG 1/144 ガンダムベース限定 νガンダム[チタニウムフィニッシュ]
RX-93-ν2 Hi-νガンダム(アムロ・レイ)
小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』に登場したνガンダムに、映画のνガンダムと別個の設定がされたもので、『逆襲のシャア MSV(CCA-MSV)』にも分類されている。
RG 1/144 Hi-νガンダム(2021年09月発売予定)
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』に登場するHi-νガンダムが、新解釈のディテール表現とリアリティを追求しRGで登場!
MSN-04 サザビー(パイロット:シャア・アズナブル)
「私、シャア・アズナブルが粛清しようというのだ、アムロ!」
新生ネオ・ジオン軍の総帥シャア・アズナブルの専用機。特殊な人間であるニュータイプ用に開発された高性能機で、歴代のガンダム作品に登場するジオン系MSの集大成とされる。劇中終盤において、主人公アムロ・レイが搭乗するνガンダムと死闘を繰り広げる。
RG 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア サザビー 1/144スケール
サイコフレーム技術の横流しによってほぼ互角の性能となったνガンダムとの一騎討ちでは、双方が武器を失って格闘戦となった果てにサザビーは背部からのνガンダムの攻撃に遭い、アクシズの表面に激突する。この際に脱出装置が作動し、射出されたコックピット・ブロックはトリモチランチャーを用いたνガンダムに捕らえられ、地球へ降下していくアクシズの表面に押し付けられる。
そして、サザビーのコックピットとνガンダムのサイコ・フレームが共振現象を引き起こし、奇跡を起こすこととなる。
MSN-04II ナイチンゲール(シャア・アズナブル)
小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』に登場し、『CCA-MSV』に分類される機体。サザビーの強化発展機。
劇中においてはνガンダム(Hi-νガンダム)と戦闘を行う。最終局面では赤熱化するアクシズ岩盤上にて、MS史上初の長時間の肉弾戦を演じるも腕部フレームを粉砕され、頭部フロー・システムが作動する。射出されたコクピット・カプセルはνガンダムによって捕獲、岩盤に叩きつけられ、機体は沈黙している。
HGUC 1/144 ナイチンゲール(2021年07月発売予定)
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』に登場したナイチンゲールが待望のHG化!
MSN-03 ギュネイ・ガス専用機ヤクト・ドーガ(パイロット:ギュネイ・ガス)
ロンド・ベル隊はアクシズに再度、核ミサイル攻撃を行うが、ネオ・ジオンのギュネイ・ガスが操縦するヤクト・ドーガのファンネルによって核ミサイルは撃墜された。
ガンダムのビームライフの直撃を食らうギュネイのヤクト・ドーガ…。
クェス「ギュネイをやったの!?」
NZ-333 α・アジール(パイロット:クェス・パラヤ)
ガンダムコレクション 1/400 MZ-333 α・アジール
「直撃!?どきなさい、ハサウェイ!」クェス・パラヤは、最後はハサウェイ・ノアを庇うようにして命を落とす事になった。(劇場アニメ「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」(1988年)の劇中より)
孤独であったクェスは、最後の最後に心を通わす者(ハサウェイ)を見つけるも、短い生涯を遂げた。ロンド・ベル隊のチェーン・アギのリ・ガズィによりα・アジールも撃破され、パイロットのクェス・パラヤが戦死した。
目の前でクェスを失ったハサウェイは激情のままにチェーンが乗るリ・ガズィを撃破してしまった。
チェーン・アギは、α・アジールに向けてグレネードで攻撃。その結果、クェスが命を落とす事態を招いてしまう事になり、最後は錯乱状態に陥ったハサウェイが怒りに任せて乱射したビームライフルを受け、死亡する事になった。
機動戦士ガンダムUCに登場するニュータイプと強化人間および搭乗する兵器
RX-0 ユニコーンガンダム / ニュータイプパイロット:バナージ・リンクス
ガンダムUC 2巻 映像特典「MSハイライト」
ユニコーンガンダムは、地球連邦軍の試作ガンダムタイプMS。劇場アニメ『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』で初登場した特殊構造材「サイコフレーム」を全身の内部骨格に採用しており、平常時の「ユニコーンモード」から各部を展開・伸長してフレームを露出させた最大稼動モード「デストロイモード」に変身するのが特徴。RG 機動戦士ガンダムUC ユニコーンガンダム 1/144スケール
『機動戦士ガンダムUC』作中では、主人公バナージ・リンクスが搭乗する白い1号機と、当初敵対するがのちに共闘する黒い2号機「バンシィ」の2機が登場する。さらに、『UC』本編には登場しない金色の3号機「フェネクス」が外伝の映像作品や小説に登場。のちの劇場アニメ『機動戦士ガンダムNT』において準主役機となった。
全身のサイコフレームから未知の光の結晶体が発生したユニコーンガンダム
OVA版ではこの時、外観にも変化が生じ、コロニーレーザーから「ラプラスの箱」を護りたいというバナージの命を賭した願いを具現化するために、それを相殺し得るほどの更なる力を望んだ結果、サイコ・フィールドを生み出す更なる媒介として、全身のサイコフレームから未知の光の結晶体が発生した。
『機動戦士ガンダムNT』において
宇宙世紀0097年頃には本機と2号機(バンシィ・ノルン)の二機が、宇宙世紀0096年時点の人類には扱いきれない 技術的特異点「シンギュラリティ・ワン」と呼称され危険視されている。このため地球連邦政府とミネバ・ラオ・ザビにより、サイコフレーム研究も含めて2号機と共に解体・封印の処置が施されたと公表されている。
RX-0N バンシィ・ノルン / パイロット:リディ・マーセナス
地球連邦軍のオーガスタ研究所での重力下試験後、1号機の空間機動性能をフィードバックして調整された機体。1号機が単に「ユニコーン」と呼ばれるのに対し、本機は「バンシィ」の通称で呼ばれる。
「バンシィ」とは、死の到来を告げる「嘆きの妖精」の名称。その姿は、カーディアスが所有していたタペストリー「貴婦人と一角獣」に描かれた、貴婦人の傍らで神獣ユニコーンと対をなす猛獣ライオンをデザインモチーフにしており、ユニコーンを模した純白の装甲を持つ1号機とは対照的に、漆黒の装甲を持ち禍々しい雰囲気を漂わせる。
ユニコーンガンダム2号機「バンシィ・ノルン」
RG 機動戦士ガンダムUC ユニコーンガンダム2号機 バンシィ・ノルン 1/144スケール
OVA版のepisode 6から登場。新たにパイロットとなったリディ・マーセナス用に改修された総合性能向上仕様。
汎用性などに難があった両腕のアームド・アーマーを撤去し、装備選択で柔軟な運用が可能なリボルビング・ランチャー搭載型ビーム・マグナム、機動性と防御力を同時に高めるアームド・アーマーDE、機体とパイロットの親和性を高めるアームド・アーマーXCを装備している。「ノルン」とは古ノルド語で北欧神話に登場する「運命の女神」の名称。
NZ-666 クシャトリヤ / パイロット:マリーダ・クルス
マリーダ・クルスは、OVA『機動戦士ガンダムUC』に登場する強化人間であり、ヒロインの一人。ネオ・ジオン残党『袖付き』において、ミネバ・ラオ・ザビ姫殿下護衛を担うガランシェール隊所属の強化人間。当該組織のニュータイプ専用MSクシャトリヤの専属パイロットでもある。
その正体は、第一次ネオ・ジオン戦争に於いて運用されたエルピー・プルの11体目のクローン「プルシリーズ」の内の一人であり、当初は「プルトゥエルブ」というコードネームで呼ばれていた。HGUC 1/144 NZ-666 クシャトリヤ (機動戦士ガンダムUC)
マリーダ・クルスは、混乱したリディ・マーセナスのバンシィからネェル・アーガマへ放たれたビームを身を挺して防ぎ、死亡する。散り際のマリーダの遺志は、リディにも語りかける。そのおかげで闇堕ちしていたリディは正気に戻る。
MSN-06S シナンジュ / パイロット:フル・フロンタル
ガンダムUC 映像特典「MSハイライト」
シナンジュは、「ネオ・ジオン軍」の残党「袖付き」の首魁「フル・フロンタル」の専用機。特殊能力者「ニュータイプ」の操縦を前提とした高性能MSで、赤い機体色に金色の装飾、背中に備えた翼状の推進器が特徴。
元々は作品の主役MS「ユニコーンガンダム」のプロトタイプとして「地球連邦軍」が開発した機体だったが、裏取引の末「袖付き」の手に渡りフロンタル専用機として改修された。改修前の姿は「シナンジュ・スタイン」と呼称され、短編小説『機動戦士ガンダムUC 戦後の戦争』や劇場アニメ『機動戦士ガンダムNT』などに登場する。
RG 機動戦士ガンダムUC MSN-06S シナンジュ 1/144スケール
AMA-X7 シャンブロ / パイロット:ロニ・ガーベイ
ロニ・ガーベイは、ユニコーンガンダムからビームマグナムを奪ったデルタプラスの一撃をコクピットに受け、どうにもできない哀しみを抱えたまま戦死したのだった。
シャンブロは対ユニコーンガンダム戦において、デストロイモードと互角のサイコ・フィールドを展開している。これらの事実から、ロニ・ガーベイのニュータイプ能力は極めて高い領域にあったと考えられる。
NZ-999 ネオ・ジオング / パイロット:フル・フロンタル
フル・フロンタル「二機のガンダムが揃って楯突くか、人の総意の器であるこの私に!!」「ならば受けて立つまで、ガンダム!!!」
シナンジュをコアユニットとした拠点攻略用巨大MA。パイロットはシナンジュに引き続きフル・フロンタルが務める。
サイコシャードなどを含む機体根幹部分のシステムはブラックボックス化されており、『機動戦士ガンダムUC』の本編後でも解析出来ておらず、どういう原理で動いているのか解っていない部分が多い。
ネオ・ジオング(NEO ZEONG)とは、OVA版『機動戦士ガンダムUC』に登場する大型モビルアーマー(MA)。原作小説には登場しなかったOVAオリジナルの機体である。その名称とコンセプトは、シャア・アズナブルが一年戦争で最後に搭乗したモビルスーツ「ジオング」に由来する。
武装を失いつつも戦い続ける二機に対してもアームユニットや隠し腕を使って鹵獲するが、バナージとの殴り合いでユニコーンのサイコフレームとサイコシャードが共鳴し、かつてのアムロ・レイやララァ・スンのように、バナージと共に“刻”を形象として垣間見る。
アクシズ・ショック、ア・バオア・クー、ラプラス事件などの“刻”を移動し、最終的に“刻”が行き着く果てである「虚無」にたどり着くが、
「それでも」と言い続けたバナージの「熱」がフロンタルの心を溶かし、ある男女の思念体を呼び寄せた。ネオ・ジオングは浄化されるように崩壊し灰塵となった。
バナージの「熱」を受け入れたフロンタルが彼に未来を託す最期の言葉をかけた直後、彼の中に在ったシャアの残留思念(怨念)が浄化されたことがサイコフレームを通してネオ・ジオングにも影響し、あたかも浄化されるかの如く分解され、『怪物』めいた巨大MAは灰燼と化した。
機動戦士ガンダムNTに登場するニュータイプと強化人間および搭乗する兵器
『機動戦士ガンダムNT』は、日本のアニメーション映画。「ガンダムシリーズ」に属するロボットアニメ作品であり、2018年11月30日に全国90劇場で公開された。
『機動戦士ガンダムNT』冒頭23分
ニュータイプ神話の行き着く先――
ゾルタン様の3分でわかる宇宙世紀!
機動戦士ガンダムNT-ユニコーンガンダム3号機 フェネクス / パイロット:リタ・ベルナル
ユニコーンガンダム3号機フェネクス機動試験時の暴走によって、リタの肉体は既に消滅しており、魂だけをフェネクスのサイコフレームに宿していた。
リタ・ベルナルは、劇場版アニメ『機動戦士ガンダムNT』に登場する、三人の主人公の内の一人。時の経過と共に、肉体・脳組織レベルの強化施術を受けたリタは、宇宙世紀0095年12月4日、ユニコーンガンダム3号機フェネクス機動試験のパイロットとして選抜される。当該試験においてNT-Dを暴走させ、連邦軍高官を乗せたアイリッシュ級「エシャロット」を撃沈。そのままフェネクスと共に消息不明の身となる(エシャロット事件)。
幼少期からニュータイプ能力に目覚めており、グリプス戦役終結後もひそかに被験者として人体実験を受け続け、宇宙世紀0095年に能力を見込まれてフェネクスのテストパイロットとなるが、起動実験中に暴走事故を起こして消息不明となる。
HGUC 機動戦士ガンダムNT ユニコーンガンダム3号機 フェネクス (デストロイモード) (ナラティブVer.) [ゴールドコーティング] 1/144スケール BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
MSN-06S-2 シナンジュ・スタイン/ ゾルタン・アッカネン
「UC計画」の一環として生み出されたサイコフレームの実験機で、ユニコーンガンダムの前身にあたる。
ユニコーンガンダム3号機 フェネクスの捕獲作戦「不死鳥狩り」の際に、新サイド6のコロニー「メーティス」で同じ目的で行動していた連邦軍シェザール隊のナラティブガンダム B装備と遭遇戦になるが、コロニー内でも躊躇することなくハイ・ビーム・ライフルを発砲し、コロニーおよび住民に多大な損害を与える。
NZ-999 IIネオ・ジオング(セカンド ネオ・ジオング) / ゾルタン・アッカネン
ネオ・ジオングの予備パーツから製造されたモビルアーマー (MA)。最終決戦ではゾルタンのシナンジュ・スタインと合体する形で運用され、ナラティブガンダムやフェネクスとの死闘を繰り広げる。
「こんなものが何になる!だれがこれを理解する!オールドタイプが理解するのは、現象だけだ!奇蹟を目にしても、その本質を学ぼうともしない!人は変わらない、これからも、俺やおまえらみたいな人間が、奇蹟のために切り刻まれる!だったら…さっぱりさせようぜぇ!」
HG 1/144 IIネオ・ジオング(ナラティブVer.)
存在そのものがオーバーテクノロジーの産物ゆえか、劇中ではリタから「この世界に在ってはならないもの」「まだ人はそのマシンに触れる準備が出来ていない」と言わしめている。
RX-9 ナラティブガンダム / ヨナ・バシュタ
HGUC 機動戦士ガンダムNT ナラティブガンダム A装備 1/144スケール BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
AE社がνガンダム以前に開発したサイコフレーム試験機で、μガンダムと同世代の失敗作に近代化改修を施して完成させた機体。操縦系にはNT-Dシステム(ニュータイプ・デストロイヤー・システム)が秘密裏に搭載されており、一定以上のサイコ・ウェーブ(感応波)を感知すると自動的に起動し、パイロットの制御を離れて対象を撃滅する。ヨナ・バシュタは、ナラティブガンダム(A装備、B装備、ハルユニット、C装備、コア・ファイター)、フェネクスと、場面ごとにさまざまな機体を乗り継ぎ、換装を繰り返す。
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』に登場するニュータイプ専用モビルスーツ・モビルアーマー
アニメ映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』“逆シャア”のその後描く
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』予告
RX-105 Ξガンダム(パイロット:ハサウェイ・ノア(偽名:マフティー・ナビーユ・エリン))
HGUC 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ Ξガンダム(クスィーガンダム) 1/144スケール
ボディ背面のウイング、脚部側面のブレード、ミノフスキー・フライト・ユニットの展開可動を再現。脚部や大型パーツの変形により「MSフォーム」から「フライト・フォーム」への変形が可能。
RX-104FF ペーネロペー(パイロット:レーン・エイム)
ペーネロペーのパイロット、レーン・エイムの設定画
HGUC 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ ペーネロペー 1/144スケール
ディスプレイ台座が付属。フライトユニットとオデュッセウスガンダムを分離状態でディスプレイすることが可能。