アニメ史に残る伝説のトラウマ回・鬱回の中でも特に衝撃的なトラウマ・エピソードや有名な鬱回を紹介する特集の第四弾です。前作同様にトラウマ必至の鬱アニメ・トラウマアニメの代表作(定番人気作品)の衝撃的な鬱展開が満載です。
『宇宙戦艦ヤマト』第1話 / 地球は今、最期の時を迎えようとしていた。
沖田艦長(沖田十三)「ダメだ…もう今は防げない。我々には、あの遊星爆弾を防ぐ力は無い。あれが我々の母なる地球の姿だとはなぁ」
『宇宙戦艦ヤマト』第1話の有名なナレーション
時に西暦2199年、地球は今、最期の時を迎えようとしていた。
21世紀のはじめ以来、宇宙侵略を着々と進めてきた謎の宇宙艦隊は、遂に太陽系へその魔の手を伸ばし、地球に対して遊星爆弾による無差別攻撃を加え続けているのだ。
地球人は地下都市を築き必死に生き延びたが地球防衛軍の懸命の努力にもかかわらず謎の宇宙艦隊は圧倒的に強力であり、地球人の絶滅か奴隷かを要求して情け容赦のない攻撃を繰り返してきた。
次第に戦力を失っていく地球防衛軍にとって最後の頼みは地球防衛艦隊であったが、強大な謎の宇宙艦隊の攻撃の前に今や地球防衛艦隊は壊滅しようとしているのだ。
遊星爆弾による放射能の汚染は、地球の表面はもとより地下をも着実に侵し始めていたのである。
もはや地球に健康な土地はなくなった。
人類はただ、その絶滅の時を待つだけだろうか?
明日への希望はないのだろうか?
沖田艦長「見ておれ悪魔め、わしは命ある限り戦うぞ。決して絶望はしない。例え最後の1人になっても、わしは絶望しない。」
「宇宙戦艦ヤマト 劇場版」と「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」が4Kリマスターで劇場上映。4K UHD BD&BD【特別限定版】も発売。
「宇宙戦艦ヤマト 劇場版」と「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」が最新鋭の4Kスキャン&4Kリマスター技術で蘇り、2カ月連続劇場再上映が決定。「宇宙戦艦ヤマト 劇場版」が2023年12月8日より、「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」が2024年1月5日よりそれぞれ期間限定で公開となる。
4K UHD BD&BD【特別限定版】も発売。
「宇宙戦艦ヤマト 劇場版」は上映劇場では12月8日、その他の販売店では12月15日に発売となる。価格は14,080円。
「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」は上映劇場では’24年1月5日、その他の販売店では’24年1月12日に発売する。価格は14,080円。
UHD BD、BDともに本編と特典映像を収録。アスペクト比4:3で、UHD BDはHDR収録。音声はともにDTS HD Master Audio(モノラル・ステレオ)。日本語字幕付き。
それぞれ封入ブックレット(16P)が用意されるほか、「宇宙戦艦ヤマト 劇場版」は複製アフレコ台本(約260P)、「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」は複製絵コンテ(約500P)を用意する。
映画「さらば宇宙戦艦ヤマト~愛の戦士たち~」 / トラウマ曲の最高峰「白色彗星帝国」。激しい戦闘の中で次々と乗組員たちが戦死していく絶望的な展開。
ヤマトシリーズ最強の敵「白色彗星帝国」は、地球連邦(ひいてはヤマトと視聴者)にこれ以上ない絶望感を叩きつけた。
映画「さらば宇宙戦艦ヤマト~愛の戦士たち~」のトラウマ曲の最高峰「白色彗星帝国」 パイプオルガン 『白色彗星』
巨大な彗星が荘厳なパイプオルガンの曲と共に近づいてくる演出は当時の視聴者に相当なインパクトを与えた。さらば宇宙戦艦ヤマトはメインキャラクターの大半が戦死するという衝撃的な展開。白色彗星に立ち向かうアンドロメダほか地球防衛軍。白色彗星に全艦、拡散波動砲、発射!
白色彗星にはまったく効かなかった・・・全艦隊、アンドロメダも白色彗星に飲み込まれていく・・・古代進「全滅だ・・・」
宇宙空間へと身を投げたデスラー総統の伝説の最期…「いいか古代、白色彗星の渦の中心核を狙え・・・」
デスラー「古代、私の負けだな・・・。」
古代「傷ついていたのか、デスラー。」
デスラー「ガミラスの再建とヤマトへの復讐。それが私の悲願だった。彗星帝国に身を寄せ、屈辱の日々に甘んじてきたのも、その日が来るのを信じてのことだった。しかしもう良い。私は十分に戦った。私の戦いは、終わったのだ・・・。」
古代「総統・・・。」
デスラー「お前の恋人か・・・。許せ、古代。ヤマトの諸君に伝えてくれ。白色彗星に身を寄せていたとはいえ、私の心は遥かに君たち地球人類に近い!古代!戦え!」
古代「デスラー総統!」
デスラー「ヤマトなら戦う方法はいくらでもあるはずだ。いいか、古代、白色彗星の渦の中心核を狙え!」
古代「渦の中心核?」
デスラー「この戦闘、ヤマトが勝つ!成功を祈る!」
古代「デスラーーーーーーーーー」
デスラーは、ヤマトとの戦いに敗北したのち、自身の復讐が終わったことと、彗星帝国攻略のヒントを対峙した古代に告げ、宇宙空間へと身を投げた。デスラーが死ぬ間際に教えてくれた白色彗星のウィークポイントが、白色彗星の渦の中心核。ワープで白色彗星の真正面に出て、出力最大のヤマトの波動砲を集約して中心核に打ち込む。
ヤマトの波動砲は中心核をとらえたが…とうとう白色彗星が真の姿を現した。
「ここまでは敵ながらあっぱれ。良くやったとほめてやろう。だがもはやエネルギーも残ってはいまい。次はどうする!ヤマトよ!」
再び絶望的な展開に…激しい戦闘の中で次々と乗組員たちが戦死していく。
森雪は、デスラーとの戦いで彼を狙撃しようとしたミルの銃撃から古代を庇って重傷を負い、ブリッジで戦死。後に古代の胸に抱かれて、満身創痍のヤマトと共に白色彗星帝国の超巨大戦艦に特攻する。
仁王立ちしたまま息絶えている斉藤始・真田志郎の戦死シーン。古代たちは都市帝国内部に侵入して動力炉を破壊する。
真田志郎は、古代に対し、弟のように思っていたことを告げた後、斉藤とともに動力部の中枢まで乗り込み、自身もろとも爆破し戦死する。古代進「着いたよ加藤。生きて帰ったのはどうやら俺たちだけらしいな。加藤ーーー!」
都市帝国内部でコスモタイガーを死守していた加藤。古代を後ろに乗せ都市帝国を脱出。ヤマトへ無事着艦させた加藤は満足げな表情で息絶えていた。
ズォーダー大帝の高笑いと「超巨大戦艦」は、地球連邦(およびヤマト乗組員全員と視聴者)にこれ以上ない絶望感を叩きつけた。
崩壊した白色彗星帝国の中から「超巨大戦艦」が出現した…超巨大戦艦の圧倒的な存在感!地球連邦(およびヤマト乗組員全員と視聴者)にこれ以上ない絶望感を叩きつけた。
ズォーダー大帝「宇宙の絶対者はただ一人、この全能なる私なのだ。」
ズォーダー大帝「命あるものは、その血の一滴まで俺のものだ・・・宇宙はすべて我が意思のままにある・・・私が宇宙の法だ、宇宙の秩序だ・・・よって、当然、地球も私のものだ・・・あっはっはっはっはっ・・・あっはっはっはっはっ・・・」
沖田艦長(沖田十三)「お前にはまだ武器が残されているではないか、戦うための武器が。 命だよ。」
沖田艦長(沖田十三)「お前にはまだ命が残っているじゃないか。なぁ古代。人間の命だけが、邪悪な暴力に立ち向かえる最後の武器なのだ。素手でどうやって勝てる?死んでしまって何になる?誰もがそう考えるだろう。わしもそう思う。なぁ古代。男はそういう時でも立ち向かっていかねばならない時もある。そうしてこそ初めて不可能が可能になってくるのだよ。
古代。お前はまだ生きている。生きているじゃないか。ヤマトの命を生かすのは、お前の使命なんだ。命ある限り戦え!わかるな、古代。」
古代進は他の乗組員を退避させて、一人で「超巨大戦艦」に特攻することを決める。
古代進は迷いなく「超巨大戦艦」に向け「ヤマト」を特攻させていく。先に逝った仲間たちの熱き魂や思いが集まる。
古代進「命というのは、たかが何十年の寿命で終わってしまうような、ちっぽけなものじゃないはずだ。この宇宙いっぱいに広がって、永遠に続くものじゃないのか?俺はこれからそういう命に、自分の命を換えに行くんだ。これは死ではない!
世の中には、現実の世界に生きて、熱い血潮の通う幸せを作り出すものもいなければならん。君たちは、生き抜いて地球へ帰ってくれ。そして俺たちの戦いを、永遠に語り継ぎ、明日の素晴らしい地球を作ってくれ。
生き残ることは、時として死を選ぶより辛いこともある。だが、命ある限り、生きて、生きて、生き抜くこともまた、人間の道じゃないのか。」
テレサ「半物質の私の体が役に立つときが来ました。一緒に行きましょう。」
半物質のテレサに導かれ古代はヤマトとともに超巨大戦艦に特攻した・・・。劇場アニメ「さらば宇宙戦艦ヤマト」では、追い詰められたヤマトはテレサと共に特攻し、ヤマトは白色彗星帝国と共に相打ちで最期を遂げ、古代も死亡する。
パラレルワールドであるテレビアニメ「宇宙戦艦ヤマト2」においてはテレサのみ特攻し、ヤマト及び乗組員は地球に帰還している。
ヤマトを 愛して下さった皆さん…さようなら
もう 二度と 姿を 現すことはありません
でも きっと 永遠に生きているでしょう
あなたの 胸に 心に 魂の中に
劇場用アニメ映画『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』のエンディングテーマ『ヤマトより愛をこめて』
ラストシーンのあと、名曲『ヤマトより愛をこめて』と共にテロップが流れた時に涙を流した観客も多いはず。
『銀河英雄伝説』の二大トラウマ
『銀河英雄伝説』第82話「魔術師、還らず」 / ヤン・ウェンリーは、テロ襲撃により死亡。みんなのトラウマ。ヤンの死は数多くのファンを悲しみの底へと突き落とす。
田中芳樹原作の「銀河英雄伝説」の主人公の一人であるヤン・ウェンリーは、その能力や人柄から読者や視聴者から絶大な人気を得ている。ところが、ヤンは物語中盤で暗殺者の手に倒れてしまう。ヤン・ウェンリーの死は数多くのファンを悲しみの底へと突き落とす。あっけない最後…衝撃的すぎる結末。
イゼルローン軍の最高司令官ヤン・ウェンリーが、銀河帝国皇帝ラインハルト・フォン・ローエングラムとの和平交渉会談に向かう途中、地球教のテロリストに攻撃され、凶弾に倒れた。
その時、一つの星が銀河の中で瞬いて消えた。
その時、一つの時代が終わりを告げた。
次回「銀河英雄伝説」第82話『魔術師、還らず』。
銀河の歴史が、また1ページ。
(「銀河英雄伝説」OVA第82話予告より)
『銀河英雄伝説』第82話「魔術師、還らず」
「やれやれミラクル・ヤンが血まみれヤンになってしまった・・・。ごめん、フレデリカ。ごめん、ユリアン。ごめん、みんな・・・・。」
宇宙暦800年6月1日2時55分。ヤン・ウェンリーの時は、33歳で停止した…
ヤン・ウェンリーの異名『不敗の魔術師』の絶対さは当時のファンの間でも半ば確信に近い領域にまで達しており、そんな希代の英雄があっけない最後を迎えたことで茫然自失⇒絶望という最恐のコンボに至ったというファンの報告例は今なお後を絶たない。
OVA版に至っては、次回予告においてあの『城之内死す』に匹敵するネタバレをかましているため、作中だけでなくアニメ業界随一のトラウマ回としても名を馳せてしまっている。「銀英伝」もう一つのトラウマであり序盤の悲劇であるキルヒアイスの死亡シーンに匹敵する通り魔的な最期であったため、( 物語の進行上必要と考察されていても )その差分の違い様に疑問を抱くファンも少ない。
こんな衝撃的すぎる結末の反動ゆえ、作品完結から30年以上が経過し、昭和から令和へ移り変わった現代に於いてなお『不敗の魔術師』の死の意義が議論の対象とされ続けている。
引用元: 【ピクシブ百科事典】魔術師、還らず
ヤンの訃報を聞いたラインハルトの言葉「何故、誰も余のために生き続けないのか!?」
ラインハルト・フォン・ローエングラムは、ヤンと対極に立つ常勝の天才。これまで、多くの訃報を聞いたラインハルトにとって、ヤンの死は親友キルヒアイスの死にも並ぶ喪失感をもたらした。
この言葉だけで、ヤンがラインハルトにとっていかに大きな存在であったかを窺わせる。生涯の好敵手であり、同時に互いに強く惹かれあったからこそヤンの死は大きなものであった。
「銀河英雄伝説」第26話「さらば、遠き日」 / 『銀河英雄伝説』ファン最初のトラウマ。ジークフリード・キルヒアイスが物語序盤で命を落としてしまう。あまりにも早すぎた退場劇。
アンスバッハの放った砲弾は、ラインハルトの半身を打ち砕いた。
人は、失ってはならぬものを失った時、どう変わってゆくのか。
次回、「銀河英雄伝説」第26話、「さらば、遠き日」。
銀河の歴史が、また1ページ。リップシュタット戦役終結後の捕虜謁見で起こった事件において、ブラウンシュヴァイク公の部下であるアンスバッハ准将が主君の仇をとるためラインハルトを襲った時、銃のないキルヒアイスはその身を盾にしてラインハルトを庇い、凶弾に倒れた。21歳。
「ラインハルトさま……宇宙を手にお入れ下さい」
「それと、アンネローゼさまにお伝え下さい。ジークは昔の誓いをまもったと……」
「いやだ、おれはそんなことは伝えない。お前の口から伝えるんだ。お前自身で。おれは伝えたりしないぞ。いいか、一緒に姉さんのところへ行くんだ。キルヒアイス!」
ラインハルトは、自らの半身の言葉を受け入れられずにただ反発する。しかし、キルヒアイスはかすかにほほえんだだけで、静かに息を引き取った。
宇宙暦797年、帝国暦488年。人々の営みにかかわりなく、銀河は永遠の時を刻んでいる。
主要人物であるが物語序盤で命を落としてしまうため、彼の死に対しては「早すぎた」との論議が再三起こり、原作者・田中芳樹氏も「早く死なせすぎた」と後悔の言葉を述べている。
彼の死後は、ラインハルトを始めとする銀河帝国の主要人物のみならず、敵側であるヤン・ウェンリーさえも「あのジークフリード・キルヒアイスが生きていたら・・・」と決まり文句のように口にする。
帝国外の人物からも好感を寄せられており、ヤン・ウェンリーはキルヒアイスの訃報に触れた際、「古くからの友人を亡くしたような感覚に襲われた」と語っている。
『サイボーグ009』第2期「地下帝国ヨミ編」最終回 / ファンからの抗議が殺到するほどの悲劇的なラスト。002の伝説の名言「ジョー!きみはどこにおちたい?」(通称:どこ落ち)
「黒い幽霊団(ブラック・ゴースト)」を倒した009=ジョーと002=ジェットが宇宙から落下して流れ星になる、伝説のラストシーンが、熱い感動を呼ぶ—-
テレビアニメ版『サイボーグ009』(1979年) オープニングテーマ(OP)「誰がために」とエンディングテーマ(ED)「いつの日か」
ブラックゴーストの総統は、魔神像(アレス神像)を象った巨大ロボットで、3つの人間の脳髄がコントロールしている。
地下帝国「ヨミ」は発動した魔神像の恐るべき力によって地獄絵図と化す。時は満ち、最強の力を得たスカールは、今まさに世界大戦への引き金を引こうとしていた。打つ手は無いのか!?万策が尽きかけようとしたその時、ついに001が目覚める。「009、君に賭けたい……」
崩壊する地下帝国ヨミから飛び立った魔人像内部に001のテレポーテーションで飛ばされた009 = 島村ジョー。
「私たちはブラックゴーストの本体であり、本体でないから・・・。」
「我々を倒たとしても、それは細胞の一部をつぶしただけに過ぎない。ブラックゴーストは無限に存在する。」
009「そんなばかな」
「ほんとだよ。つまり、君たちの戦いは無駄だったんだ」
009「お前たちが細胞の一部なら、細胞をすべて潰すまでだ!最後のひとつまで」
「じゃあ、人間をすべて殺さなくちゃ。」
009「どういうことだ?」
「我々は人間の象徴と言ったはずだ。」
「人間の心の中にある悪が私たちの正体・・・。」
「だから僕たちは滅びない・・・人がいる限り」
ブラックゴーストの真の正体は人間の心の中にある「醜い欲望」と「悪意」そのものだった。人がいる限りブラックゴーストは滅びない・・・。002 = ジェット・リンク「ごらんよ009!宇宙の花火だ!ブラックゴーストの最後だぜ・・・」
とっさのことで時間がなかったこと、犠牲者が少なくすむように、001は地下帝国から009だけを魔神像内にテレポーテーションさせた。009だけ死なすわけにはいかないと、003は自分も魔神像内にテレポーテーションしてくれと001に頼むが、魔神像は成層圏まですでに到達しており、001の超能力の有効圏内を超えていた。
002が009の救出を決断する。001は「もう無理だ、もう間に合わない」と引き止めるが・・・。
002「しかし、どうやら、僕らも、もう最期らしいよ・・・」
002はエネルギーを使い果たしてしまっていた・・・。
002「すまんな009せっかく助けに来たのに・・・」
009「この手を離してくれ・・・君一人なら助かるかもしれないじゃないか・・・」
002 = ジェット・リンク「・・・僕らは約束したじゃないか・・・死ぬときは一緒に・・・と」 002 = ジェット・リンクの伝説の名言『ジョー!きみはどこにおちたい?』(通称:どこ落ち)
002=ジェット・リンクと009=島村ジョーが大気圏で燃え尽き、流れ星のように地上に落ちていくシーン。「ながれ星!」 おねえちゃん「・・・世界に戦争がなくなりますように・・・世界中の人が平和で仲良く 暮らせますようにって祈ったわ」
姉弟が002と009の星屑に平和への願いをかけるところで「完」。
002=ジェットと009=ジョーが死亡したとも捉えられる結末に、読者から抗議や「ジョーを生き返らせて」との要望が殺到したため、その後も掲載誌を変えて新作が発表され続けることになる。
テレビシリーズ(第3作)「サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER」第48話「地下帝国「ヨミ」編6:地上(ここ)より永遠(とわ)に」 / 伝説のラストシーン『ジョー!きみはどこにおちたい?』(通称:どこ落ち)がアニメで再現された。
原作漫画のストーリーを再現し、2001年より放送された平成アニメ版「サイボーグ009」TVシリーズ
平成版 サイボーグ009 OP
テレビシリーズ(第3作)「サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER」(2001年 – 2002年)は、石ノ森オリジナル漫画にほぼ忠実な内容と絵で、ファンに評判の良いアニメです。崩壊する地下帝国ヨミから飛び立った魔人像内部に001のテレポーテーションで飛ばされた009 = 島村ジョーは、ブラックゴーストの総統と対峙する。
平成アニメ版「サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER」第48話「地下帝国「ヨミ」編6:地上(ここ)より永遠(とわ)に」にて、伝説のラストシーン『ジョー!きみはどこにおちたい?』がアニメ版で再現された。
『マクロス7』の「フィジカ・S・ファルクラム」はマクロス史上最も不憫な男。本人が死亡するという不幸に加え、死後も家族に裏切られるというダブルパンチを喰らった。
「フィジカ・S・ファルクラム」は戦線離脱したドッカーの補充要員として、ダイヤモンドフォースに配属されたパイロット。既婚者で一児の父だが、任務のために中々家族と会えないのが悩みである。
「あと少し持ってくれよ…あああああああァ!!」
バロータ軍との戦いの中、機体を貫かれて散る。マクロス7船団と共に居住空間であるシティ7とはぐれ、再合流する直前の戦闘で戦死してしまう。無事合流できたら『PLANET DANCE』の収録された手製オルゴールを子供の誕生祝いに贈るはずであった。
妻と2歳になる娘がいたが、娘はいまだにフィジカの顔を覚えておらず、通りすがりの男を父と勘違いしてしまう始末。妻の心も離れ気味だったという。
マクロス7で戦死したフィジカの遺品を届ける為に、ガムリンはフィジカの嫁と子供に合いに行った。
ガムリン木崎は遺品を家族に届けようと合流したシティ7の彼の家を訪れるが、そこで見知らぬ男性をフィジカの子供が「パパ」と呼び、妻も親しげに話している情景を目撃してしまい、居た堪れなくなったガムリンはその場を走り去る。
ガムリンが目撃したのは子供が「パパ―」と男性に抱きつく様子だった。
フィジカの死後、ガムリンが遺品のオルゴールを持って家族のもとを訪れた際、妻と子が見知らぬ男性と親しげにしている様子を目の当たりにし、その場を走り去る。
この男が何者であったかは資料によって見解が分かれるが、『妻の浮気相手』という結論が大多数である。
本人が死亡するという不幸に加え、死後も家族に裏切られるというダブルパンチを喰らったため、マクロス史上最も不憫な男として語られる。
この場面についてVHS/LD『マクロス7 (4) 』に封入されているライナーノートでは、単に子供が父親の顔を覚えておらず、通りすがりの男性を父親と勘違いして駆け寄ったものと解説しているが、後年に発売された『マクロス・クロニクル』ではこの時点で妻子の心がすでにフィジカから離れていたと解説している。
「プリキュア」シリーズの有名なトラウマ回・鬱展開
『Yes! プリキュア5』の第23話「大ピンチ! 悪夢の招待状」 / 大喧嘩によるチーム崩壊の危機。りんがうららに吐いた暴言。大勢集まって秋元こまちを襲うコマチチャン。絶望の仮面など…トラウマシーン連発
りんがうららに吐いた暴言「あんた他に友達いないの?」。プリキュア三大失言の1つ。
夏木りんが春日野うららに発したセリフ「口を開けばのぞみ、のぞみって、あんた他に友達いないの?」
『Yes!プリキュア5』第23話の「りん」と「うらら」の仲違いシーン。プリキュア三大失言の1つ。残り2つはなぎさの「あなたなんてプリキュアってだけで友達でも何でもないんだから!」と美希の「せつななんて子、もともといなかったのよ!」がある。
春日野うららも「のぞみさんとうまくいってないからって、八つ当たりしないでください!」と口論になってしまう。
大勢集まって秋元こまちを襲うコマチチャン。
秋元こまちの心象風景(悪夢)「恐怖!こまちちゃん人形」。ホラータッチの描写に泣き出す子供が続出。
大勢集まって秋元こまちを襲うコマチチャン。
コマチチャン(こまちちゃん人形)は、秋元こまちが幼い頃創作した物語のキャラクター。一体だけが佇んでいるのを見ると何とも愛らしいキャラクターで、こまちの中の美しい思い出なのだが、作中の悪夢の中では、それが大勢集まって緑の蟲の群れのようになってこまちを襲うというとても恐ろしい描写がされている。
4人のプリキュアが「絶望の仮面」をつけられて洗脳される。
ナイトメアの大幹部・カワリーノは、プリキュア5のチームワークの乱れを見逃さず、策略を駆使して5人を悪夢の世界に引きずり込む。
りんさんの心象風景「のぞみなんかいなきゃいいのに・・・そう思ったことない?」
プリキュア5のうち夢原のぞみを除く4人のプリキュアが絶望の仮面をつけられて洗脳される。
「Yes!プリキュア5」第24話「新たなる5人の力!」 / 5人そろって「絶望の仮面」をつけられてしまい、プリキュアシリーズ屈指のトラウマ回として知られる。
カワリーノはキュアドリームを除くプリキュア4人に対してそれぞれの心の闇を映し出した幻影を見せて絶望させ、この絶望の仮面をつけさせて意のままに操った。
「Yes!プリキュア5」第24話「新たなる5人の力!」では、夢原のぞみが4人を助けに行った際、4人は絶望の仮面の効力で全員レイプ目だった。そしてキュアドリームに、絶望の仮面をつけたプリキュア4人が跳びかかる。
キュアドリームも絶望の仮面を被せられてしまう。
キュアドリームも仲間”だった”4人に取り押さえられ、絶望の仮面をつけられてしまう…。
5人そろって「絶望の仮面」をつけられてしまった。まさに絶望的なシーン。
『ふたりはプリキュア』第8話「プリキュア解散! ぶっちゃけ早すぎ!?」 / なぎさの失言で決別が起こってしまう伝説のトラウマ喧嘩回。
なぎさの失言「あなたなんてプリキュアってだけで、友達でもなんでもないんだから!」に激しいショックを受けるほのか・・・このことが元でほのかは、なぎさとコンビを組むことに自信を無くすほど思い悩み、一時自分のコミューンをなぎさに渡してしまった。
美墨なぎさ「あなたなんてプリキュアというだけで、友達でも何でもないんだから!」…ほのかのおせっかいに反発したなぎさが思わず言ってしまったセリフ。
プリキュア三大失言の1つである美墨なぎさの失言「あなたなんてプリキュアというだけで、友達でも何でもないんだから!」
『スマイルプリキュア!』第22話「いちばん大切なものって、なぁに?」 / ジョーカーが圧倒的な力でプリキュア戦士をボコボコにする絶望的なトラウマ回。
「あなたたちに残されているのはただ一つ、無限の絶望だけです」というジョーカーのセリフや「絶望ピース」(キュアピースが見せた絶望的な表情)は視聴者に多くのトラウマを植えつけた。
恐怖するプリキュアたち…キュアピースの絶望的な表情(通称「絶望ピース」)は子供たちにトラウマを植え付けた
恐怖するプリキュアたち…『出ましたね、バッドエナジー・・・』とキュアハッピーの横から顔を出し睨むジョーカー。
ジョーカーは下品に笑いつつ5人からバッドエナジーを吸収する。『ありがとうございます。最後のバッドエナジー、確かに頂きました』と球体にバッドエナジーを込め、『それでは、よい絶望を!』と指を鳴らしトランプを舞わせつつ消えるジョーカー。 キュアピースの他の4人も完全に心が折れてしまい、皇帝ピエーロを復活させる「最後のバッドエナジー」を発してしまった。5人からバッドエナジーを吸収するジョーカー。
『魔女の旅々』の有名なトラウマ回・鬱展開
『魔女の旅々』(まじょのたびたび)は、白石定規による日本の長編小説。テレビアニメは、2020年10月から12月までAT-Xほかにて放送された。
『魔女の旅々』第3話Aパート「花のように可憐な彼女」 / 衝撃的なバッドエンド
とある花畑で主人公に花束を届ける依頼をした美女の正体が、生き別れの肉親の幻覚を見せて人々を誘き寄せて捕食する人喰い花だったという、サブタイトルとは裏腹のバッドエンド。
お花畑の美女「これからあなたが行く国にこの花束を届けて欲しいの」とイレイナに花束を託します。
門兵「その花、悪いがこちらで処分させてくれんか?そいつはこの国には持ち込み禁止の代物なんだ」
イレイナ「どうゆうことですか」
門兵「その花には毒がある。花に魅了された人間はその花のある所に導かれ養分になるらしい」
翌日、次の国に向かう前に気になったあのお花畑に向かったイレイナ。そこで見たものは・・・
花に魅了され養分となるためにお花畑に集まってくる人々でした。
美女の正体が、生き別れの肉親の幻覚を見せて人々を誘き寄せて(おびきよせて)捕食する人喰い花だった。
『魔女の旅々』第9話「遡る嘆き」 / ほのぼのした話が多い当作品で一線を画すR-18G展開。ダークな鬱展開。
冒頭で画面下部に視聴注意のテロップが表示される、OPカットおよびEDがスタッフロールのみという中盤回では異例の演出がなされた。グロ過ぎるサスペンスアニメを思わせる残虐シーンのオンパレード。依頼主の過去、タイムスリップで判明した10年前の事件の真相および結末の意外性。現代に戻る代償として記憶を失い廃人状態になる依頼主。
セレナという殺人鬼が叔父に虐待されていた。叔父を刺し殺しシリアルキラーと化す。「エステル」によって捕らえられ処刑された。
エステルは、かつて処刑した殺人鬼にして親友、セレナの過去を変えたいという。過去を変えても現在は変わらないことを承知のうえで用いたエステルの時間逆行の魔法により、イレイナは共に10年前の過去へ遡る。
今回助けたかった二丁目殺人鬼セレナは、両親が亡くなる前から壊れていた。そもそも、セレナは自らの両親を殺したのを、強盗殺人に見せかけるカモフラージュをしていた。
理由は、セレナは両親からひどい虐待を受けている(父親に性的暴行も受けた)ことが原因だった。父親はセレナに性的な虐待をし、母親はそれに嫉妬して暴行をするDV家庭でした。セレナをシリアルキラーにした全ての元凶とも言える両親。
実は家庭環境が原因で以前から狂っていたセレナはエステルのことを何とも思っていなかったうえ、両親を惨殺してエステルにも重傷を負わせる。
エステルの身体を踏みつけ、蹴り飛ばす残忍なセレナ。
イレイナ「…あなたが殺人鬼になったから」
セレナ「なるほど…殺人鬼に…なるほど納得です」
セレナ「だって人を殺すのって、こんなに楽しいんだもの」
自分が未来で連続殺人鬼になることに納得するセレナは、イレイナも殺そうと襲い掛かる。
ずっと親友だと思っていたのはエステルだけ。セレナに裏切られて怒りが爆発するエステル。
エステル「ゆるさない…ゆるさない…」
セレナ「まだ生きてたんだ…もっと刺しておけばよかった」
セレナ「エステルが私を殺そうとしている…殺人鬼になる私をエステルが…」
裏切られた怒りのあまり、エステルはセレナとの記憶を対価として過去のセレナを殺害する。
エステル「この悪魔…」
セレナ「この人殺し…」
エステル「あなたとの思い出なんか全部いらない…あなたごと全部なくなってしまえばいい…あなたなんか助けなければよかった…」
エステルがセレナの首を刎ねるシーン
セレナは首チョンパに…。イレイナ「記憶を代償に魔力を…」
魔法の効力切れによって現代へ戻ってきたエステルにセレナとの記憶は一切なくなっている。魔女イレイナは、わたしは何もできなかった…と未熟さを嘆く。
『装甲騎兵ボトムズ』 イプシロンの最期。
キリコvsイプシロンの惑星サンサでの決闘。
『装甲騎兵ボトムズ』は、日本サンライズ制作のロボットアニメ。テレビシリーズが1983年4月1日から1984年3月23日、テレビ東京系他で放送された。全52話。
ハードボイルドな描写とハードな世界設定とともに、登場するロボット「アーマードトルーパー」を単なる機械、単なる兵器として扱う描写を『ダグラム』以上に徹底して追求し、1979年の『機動戦士ガンダム』に始まるサンライズのリアルロボット路線は本作で一つの頂点に達したと言われる。
イプシロン(装甲騎兵ボトムズ)は、ボトムズ本編におけるいわゆるライバルキャラクター的な存在。ヒロインのフィアナと同じパーフェクトソルジャー (PS)であり、キリコ・キュービィーの前に幾度となく立ちはだかる事になる。キリコvsイプシロン最終戦で、イプシロンを追い詰めたときのロックオン表示に「はよ殺せ」(HA YO KOROSE)と描いてある。
「ブルーAT」の異名を持つスナッピングタートルによってクメン政府軍の多大な損害を与えたが、第23話で愛機を失った後に、ストライクドッグを新たな専用機としていく。
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そうした具合にキリコと再三銃火を交え続けるが、フィアナの妨害など様々な障害と、キリコ自身(異能者)の能力が次第に覚醒していく為、結局倒す事は出来ず、惑星サンサに不時着した宇宙戦艦Xにあったキリコの治療カルテを見て、これまでの戦いでもPSである自分と互角以上に渡り合ってきた戦闘能力を持つキリコが常人ではない事に彼なりに気づいていくが、最期はサンサクレーターでのキリコとの最終対決に敗北。専用ATを駆る自分を負かしたキリコは常人ではなくPSであると言い残し、息を引き取る。
イプシロンは、自分を負かしたキリコがPSであるというフィアナの言葉に同意し、息を引き取る。
イプシロン「キリコ…私の負けだ…お前も同類だったとはな…確かに…お前もPSだ…」
イプシロン「PSだ!でなければ…死んでいく私のプライドが…普通の人間に…この私が…負けるわけが…ない……」
惑星サンサにて、キリコに完敗を喫して。最強のPSという誇りを持ったまま、イプシロンは死んで行った。
劇場版「機動戦士ガンダムII 哀・戦士編」の悲劇のヒーローとヒロイン
劇場版「機動戦士ガンダムII 哀・戦士編」の名曲「哀戦士」
リュウ・ホセイの最期
ガンダムの真後に肉薄し止めを刺さんとするクラウレ・ハモンの乗るマゼラトップに特攻し戦死する。
マチルダ・アジャン / オルテガのドムへ体当たりを敢行する。しかし、激昂したオルテガにより、乗機の操縦室を叩き潰され戦死する。
マチルダは、黒い三連星の激昂したオルテガにより、ミデアの操縦室を叩き潰され戦死する(『機動戦士ガンダム』第24話「迫撃! トリプル・ドム」の劇中より)
マチルダ・アジャンは、アニメ『機動戦士ガンダム』に登場するキャラクター。地球連邦軍のミデア補給部隊の隊長で階級は中尉。
初登場時、ガンダムを使いこなすアムロ・レイを「あなたはエスパーかもしれない」と評した。アムロ・レイにとっては憧れの大人の女性であり、彼女の死は彼に大きな影響を与えた。
オデッサ作戦前の黒い三連星の強襲時には、エンジンの修理が終わったばかりのホワイトベースを救うため自らのミデア輸送機を発進させ、ガンダムにジェットストリームアタックを仕掛ける黒い三連星のドムに機銃掃射をしながら割って入り、オルテガのドムへ体当たりを敢行する。しかし、激昂したオルテガにより、乗機の操縦室を叩き潰され戦死する。
ミハル・ラトキエ /ミハルはミサイル発射時の爆風に煽られて機体から投げ出され死亡した。
ミハルは被弾による電気系統の故障で格納庫から直接ミサイルを操作し、ズゴック撃破に貢献するが発射時の爆風に吹き飛ばされて死亡してしまう(『機動戦士ガンダム』第28話「大西洋、血に染めて」の劇中より)カイの成長を描く話。
ミハル・ラトキエは、ベルファストに住む少女。幼い弟のジルと妹のミリーを養うために物売りのかたわら、ジオン公国軍のスパイ活動を行っている。
ミハル・ラトキエのコードネームはスパイ107号。ホワイトベースの実情を知り感化されジオンを裏切るも戦死した。今までのロボットアニメとは違う衝撃的な残酷描写が話題になった。
自らの行ったスパイ行為を後悔し、罪滅ぼしとしてカイと共にガンペリーに乗り応戦し、アクシデントによりコクピットからの発射操作が不能になったミサイルを手動で発射させるため自らコンテナへ降りて行って発射させズゴック(劇場版ではグラブロ)を撃破したが、ミサイル発射時の爆風に煽られて機体から投げ出され死亡した。「あんたと会えてよかったと思うよ。ジルとミリーかい?あの子達なら大丈夫さ。私達よりずっとうまくやっていけるって。いつまでもこんな世の中じゃないんだろ?ね、カイ。」
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『海のトリトン』(1972年) 善悪が逆転する衝撃展開。トリトン族の罪を背負い生きていくことを誓うという終わり方になっている。
最終回では元々は被害者だったポセイドン族を、そうとは知らないで全滅させてしまうという、ちょっと後味の悪さが残る展開。
トリトンのオリハルコンの短剣の輝きと共に動き出すポセイドン像。
ポセイドン族は「ポセイドン像」の下にある海底神殿で暮らしている。ポセイドン像はオリハルコンで作られており、ポセイドン族が生きるために必要なエネルギー源になっていた。しかしポセイドン像が動き出してしまうと、海底神殿にオリハルコンのエネルギー源が供給されなくなってしまうと言う。トリトンがポセイドンの海底神殿に入る。至る所にポセイドン族の死体が・・・
トリトンの「オリハルコンの短剣」の輝きに反応して、「ポセイドン像」が動いてしまったので、海底神殿にオリハルコンのエネルギー源が供給されず、ポセイドン族は全滅してしまったのである。
ポセイドン族を全滅させてしまったトリトン。ポセイドン族はかつてアトランティス人(トリトン族)によって海底に生贄(人身御供)として閉じ込められた被害者だった。
トリトンは、その真相を知らずに、オリハルコンでできているポセイドン像と戦い、生き残ったポセイドン族を全滅させてしまったのだ。
「ポセイドン族を滅ぼしたのはお前だ」と責められるトリトン。トリトンがオリハルコンの剣を抜くと、街の中にまでポセイドン像が追ってきた。
「俺が悪いんじゃない、ポセイドンが海の平和を乱すからだ!」と弁解しつつ、ポセイドン像を破壊するトリトン。
トリトンはオリハルコンの剣を突き立て、ポセイドン像は剣と共に沈んでいく。海底火山が爆発し、アトランティスは消えてしまった。
トリトンたちは無事に脱出する。最後に「そしてまた少年は旅立つ」というナレーションが入ってお終い。
アニメ「まんが日本昔ばなし」最恐トラウマエピソード
まんが日本昔ばなしOP
十六人谷(じゅうろくにんだに) / 無慈悲に切り倒された柳の精が弥助と十五人の木こり仲間に復讐する…日本昔ばなしで最恐のトラウマ回。
あらすじ
ある時、見知らぬ女が木こりの弥助の所へ「明日、谷にある柳を切らないで下さい」と、頼みにやってきました。仲間の通夜に参列してすっかり酔っ払っていた弥助は、頭を下げる女に背を向けて、そのまま眠ってしまいました・・・
15人の木こり達は、柳の精霊と思われる謎の美女に舌を引き抜かれて死んでいた…。柳の精霊に舌を噛みちぎられる大量虐殺シーンは、もはや子供向けアニメを逸脱した放送事故レベルの恐怖シーン。
小屋で弥助たちがすっかり寝入っているところへ、昨夜の女がやって来ました。女は、寝ている15人の木こりの舌を、一人ずつ口で吸い取り殺していきました。
最後に「あなたに頼めばこんな事にならずに済むと思っていたのに…」と弥助に迫ってきましたが、山刀で切りつけ小屋から逃げ出しました。
それから50年たち、弥助はすっかりお爺さんになりました。
弥助爺さんは恍惚とした表情のまま、舌を抜かれて死んでいました。
老人となった主人公は、舌を抜き取られて死んでいた。50年も経ってから復讐を完遂する執念深さが恐ろしい。
三本枝のかみそり狐
昔、ある村はずれの「三本枝」という竹やぶに、人を化かすキツネがすんでいました。
村人たちがキツネを恐れる中で、この村の「彦べえ」という若者だけは、少しも信じていませんでした。
彦べえは、たそがれ時になって一人で竹やぶに出かけていきました・・・
すると暗い竹やぶの中を、赤ん坊をしょった娘が一人で歩いていました。何となく怪しいと思い娘の後をつけていくと、「おっかあ、泊まりに来たよ」と、娘は一軒のあばら家へ入って行きました。
この様子を見た彦べえは「婆さん、娘はキツネで赤ん坊は赤カブだ」と、あばら家へ押し入りました。そして赤ん坊を婆さんから取り上げ、いろりの火に投げ込みました。ところが彦べえの予想に反して、赤ん坊はそのまま焼け死んでしまいました。
彦べえは、恐ろしくなってその場を逃げ出しました。孫を殺された婆さまは、包丁を持ち出し「孫を殺した奴を生かしてはおけない、命を取ってやる」と、ものすごい形相で彦べえを追いかけました。
彦べえは、命からがら山寺に逃げ込み、かくまってくれるように頼みました。山寺の坊さまは、彦べえを本堂に隠し、追ってきた婆さまをなだめて、その場を何とかやり過ごしてくれました。そして坊さまは「人を殺してしまったからには坊主になりなさい」と言い、彦べえの髪をカミソリで剃りおとしました。 その夜、彦べえは本堂に布団を敷いて眠りましたが、ふと目を覚ますとそこは竹やぶの中でした。しかも彦べえの髪の毛は全部むしりとられ、頭は血だらけになっていました。これまでの事は、全て三本枝のキツネたちの仕業だったのです。
吉作落とし(きっさくおとし)
ほんのちょっとした気の緩みで吉作は命を落としてしまった。屈指のトラウマ回として多くの視聴者に衝撃を与えた。
ある山に、岩茸(いわたけ)を採って暮らしている吉作(きっさく)という若者がいた。独り暮らしの吉作は山の男らしく、身も心も清くたくましい立派な若者だった。
ある晴れた日、初めて入った傾山(かたむきやま)のある岸壁で岩茸を採っていた。岩茸はそそり立つ断崖絶壁の壁面に生えているため、綱一本に捕まりながら採るという大変な仕事だった。岩茸はたくさん採れ、ふと崖の途中に人が座れるくらいの小さな岩棚があるのに気が付いた。苦しい姿勢が続いていた吉作は、岩棚に降りてしばらく休憩する事にした・・・そして休憩が終わり、吉作はふたたび作業に戻るべく頭上にあるはずの縄の先を掴もうとするが、なんとぎりぎりまで伸びきっていた縄は手放した時の反動で、吉作の手が届かないくらい上に跳ね上がっていた。
慌てた吉作は絶壁をよじ登ろうとするが、掴む所も足を掛けるところもない絶壁を登る事はできなかった。
自力で脱出することは不可能と悟った吉作は大声を上げて助けを求めたが、深い山奥に人が来ることなどなく、すずら越えの峠道に旅人が通るくらいだがそれも時期外れなのでほとんどいなかった。
過酷な遭難生活で心身共に衰弱しきっていた吉作には、もはや正常な判断力が残されていなかった。
「ここから飛んだら、俺もふんわりと林に舞い、静かに谷間に降りられるかも、しれん……」 吉作はついに岩場から身を躍らせた。秋の夕日を浴びた谷間の岩は林の紅葉より赤く染まって美しく見えた。はじめて見るその激しい程の美しさに、吉作は涙を流した。その美しさの中に、吉作は消えていった……。
ほんのちょっとした気の緩みで吉作は命を落としてしまった。
後にこの事を知った村人たちは、あの岩場を「吉作落とし」と名付け、山に登る人々の戒めとしたという。
みちびき地蔵
親子が体験する津波の恐怖。死の前日に祈りにくるという地蔵の前に無数の亡霊が……
みちびき地蔵/導き地蔵(みちびきじぞう)は、宮城県気仙沼市大島にある地蔵菩薩像及びそれを題材にした民話・昔話。絵のタッチが異様に怖い。
昔、現在の気仙沼大島にある村で、ハマキチという名の子どもとその母親が、端午の節句の前日に、他所の田植えの手伝いに出かけた。夕方、その帰宅途中、「みちびき地蔵」という地蔵の辺りを通りかかった。その地蔵は、明日死ぬ者の魂が亡者の姿となって、天国に導いてもらえるように挨拶に来ると言い伝えられている。
母子がその地蔵をしばらく見ていると、亡者の姿になった大勢の村人や牛馬までもが次から次へと挨拶に来て、天へと上がっていった。この様子を見た母親は怖くなり、ハマキチの手を引いて急いで帰宅した。
ハマキチの父にその話をしたが、狐にでも化かされたんだろうと取り合ってもらえなかった。 翌日、端午の節句には大きく潮が引くという慣わしの通りに、島の浜辺の潮が引き、ハマキチ親子も含めて大勢の村人が潮干狩りに出た。その年は例年になく大きく潮が引き、沢山海藻が取れたが、村の老人たちはこんなにも潮が引くのは何十年ぶりだと話している。やがて潮が満ちてくる時間になっても潮は満ちてこず、村人たちはそのまま海藻を採りつづけていた。
すると遠くから地鳴りとともに山のように高い大津波が襲ってきた。ハマキチ親子は急いで松山に上り、3人とも助かったが、他の逃げ遅れた大勢の村人が津波にさらわれて亡くなった。母親は昨日見たことは本当だったんだと確信した。村の書きつけには、この津波で61人が亡くなり、牛馬6頭が死んだと記されている。みちびき地蔵には今でも花や線香が欠かさずに供えられている。
耳なし芳一
耳なし芳一のもとへ「琵琶を聴きたい」という依頼が舞い込むが、その依頼主の正体は、壇ノ浦の合戦で戦死した平家の亡霊たちだった。
ある蒸し暑い夏の夜、お寺で芳一がビワの稽古をしていると、身分の高い方からの使者がやってきた。ビワの弾き語りを聞きたい、というので、芳一は使者の後をついて行き、大きな門の屋敷に通された。
さっそく芳一は、壇ノ浦の合戦を弾いて聞かせると、大勢の人がいるのかむせび泣く声が周囲から聞こえてきた。やがて女の声が聞こえ、「今宵より三夜間、弾き語りをして聞かせてほしい。またこの事は誰にも内緒にするように」と、告げられた。
朝、寺に帰った芳一は、和尚から不在を問い詰められたが、女との約束通り何も話さなかった。そこで和尚は、夜にこっそりと寺を抜け出した芳一を寺男に尾行させると、安徳天皇(あんとくてんのう)のお墓の前で、ビワを弾いている芳一の姿を見つけた。
平家の亡霊に憑りつかれていると知った和尚は、芳一の体中に経文を書いた。そして、誰が話しかけても絶対に声を出してはならない、と言い聞かせた。
亡霊に耳を引きちぎられてしまう、耳なし芳一
その夜、また亡霊が芳一を迎えに来たが、経文に守られた芳一の姿は見えなかった。
しかし和尚が芳一の耳にだけ経文を書くのを忘れてしまったため、亡霊には両耳だけは見えていた。亡霊は、迎えに来た証拠に、と芳一の耳をもぎ取り帰って行った。
和尚さんは、夜明け前に戻ると、急いで芳一の様子を見に、座敷へ駆け込みました。
「芳一…無事だったか⁉︎」
ところが、その芳一の両耳は引きちぎられており、そこから真っ赤な血が流れていたのです。
「芳一…? お前…耳は…その耳はどうした⁉︎」
すると和尚さんは、はっと自分の過ちに気づいたのです。
「そうであったか……なんと可哀想な事をしてしもうた。お前の身体にすっかり経文を書いたと思うたに、耳を書き残してしまったとは気がつかなかった。よしよし…ワシがよい医者を頼んで、手厚く手当てをしてやろう…」
とうせん坊
いきなり冒頭から、とうせん坊という大男が町に火をつけながら走り回り、人や馬を殺戮しまくる恐ろしい描写から始まる。
昔、一本足の高下駄を履き、松明を持ったとうせん坊という大男が村を暴れ回っていた。
彼が物心付いた時すでに両親は無く、北上川上流の小さな寺に預けられていたが、大柄で頭が足りなかったので和尚や坊さんや子供達に「うすのろ」「でくの坊」等と苛められて育った。そんな連中を見返してやりたいと思ったとうせん坊は、観音堂にこもって祈り続けた。満願の日、観音様が差し出した手まりを食べた彼は百人力を授かった。
早速村の奉納相撲に参加したが、気付いた時には有り余る怪力で対戦相手を次々と殴り殺してしまっていた。今度は「人殺し」と罵られ、彼は山に一人引きこもった。しかし村の若者達が住処を見つけ、彼の留守中に仕返しとばかりに鍋に糞をして帰っていった。帰宅後これを知った時から、とうせん坊は暴れ者と化した。村に来ては家に火を付け、家畜を絞め殺し、村の花見の時も大人子供関係無く、怪力で殴り殺して回った。
やがて彼は村を出て、越前の「東尋坊」と言う岬に来た。ここの眺めが気に入った彼は、そこで宴会をしている優しそうな村人達に酒を勧められた。久方ぶりに人の優しさに触れた彼は酒に酔い、夢の中で母親の子守唄を聞いていた。
しかし気付いた時彼は縄で縛られ、村人達に担ぎ上げられ崖へと運ばれていく所だった。彼の涙も「おっかあ・・・」と言う呟きも、みんな彼ごと崖下に消えていった。この事があってから東尋坊で吹く強風は「とうせん坊」と呼ばれ、恐れられる様になった。とうせん坊の怨念は、今も海上で吹き荒れている。
飯降山(いぶりやま)
あらすじ
昔、三人の尼さんが山に入って修行をしていました。山には住む家もなく、殺生も禁じられているので、食べるものと言えば草や木の実などでした。三人は励まし合いながら、助け合って過ごしていました・・・
ある時、年上の尼さんがもう一人の尼さんと結託し、二人で年下の尼さんを殺しました。これで「おにぎりの分け前が増えるハズ」とワクワクしながら、おにぎりの降る場所へ行ってみると、その日からおにぎりは2個しか降ってこなくなりました。
やがて、もう一人の尼さんが仲間の尼さんを殺したことを悔いるようになりました。一番年上の尼さんは、その尼さんを殺しました。
「これでおにぎりを独り占めできるかもしれない」
おにぎりの降る場所へ行ってみると、それ以来おにぎりが降ってくることはありませんでした。年上の尼さんは、飢えてよろよろになって山を下りました。
佐吉舟(さきちぶね)
あらすじ
八丈島に太兵衛(たへえ)と佐吉(さきち)という二人の腕の良い漁師が住んでいた。佐吉は島でも一番の男前で、太兵衛は島一番の力持ちだった。二人は子供の頃から大の仲良しだった。しかし二人とも船主の娘、ヨネが好きになってしまい・・・佐吉はお前の舟に乗せてくれと太兵衛に頼むと、ヨネを譲ってくれるなら乗せてやると言う。
「それとこれとは話が別だ」と佐吉が断り、太兵衛の船のふちに手をかけると太兵衛は木の舵(かじ)で力いっぱい佐吉を殴った。
「貴様がヨネをよこしさえすりゃぁ、こんな事には…」
太兵衛は何度も佐吉を殴り、血まみれになった佐吉は海の中に沈んでいった。
現れたのは佐吉の亡霊だった。
佐吉は「・・・柄杓(ひしゃく)を貸してくれ」「柄杓(ひしゃく)を・・」と言う。
茸の化け(きのこのばけ)
昔、ある山奥に婆様が一人で住んでいた。
ある夜のこと、婆様が糸を紡いでいると、いつの間にやら16~7歳の娘が三人、目の前に座っていた。「森の奥はまっぐらげ~、オラたちゃあばの家がええ~」不思議な娘たちの歌に聞き入っていた婆様はボーっとしてきて、いつの間にか朝になっていた。次の晩も娘達はやってきて、一晩中騒いではいつの間にかいなくなっていた。
こんな夜が七日七晩続き、婆様は日増しに痩せてまるで生気を吸い取られたようにぐったりとしていた。婆様は、娘達の歌の中に出てくる「うすい峠の法覚坊(ほうかくぼう)」にこの事を相談してみることにした。すると法覚坊は、「化け物の仕業だから茄子を煮てごちそうすれば大丈夫だ」と、教えてくれた。
さっそく婆様は、夜になり訪れた三人娘にナス汁をご馳走することにした。一口食べた娘達はぎょっとした表情になり、お婆さんもそのまま気を失って倒れてしまった。どのくらい経ったか、気がついてみるともう娘達の姿はなく、座っていた所にはお椀が三つふせて置いてあった。婆様がお椀を持ち上げてみると、お椀の下にはキノコがあった。
実は、三人娘の正体は山の茸だった。山の茸が娘に化けて、婆様を憑り殺そうとしていたのだった。それ以来、茸を食べる時はなるべく茄子も一緒に食べるようになったそうだ。
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