映画史に残る、恐ろしくも魅力的な女性ヴィラン(悪役)・悪女、主人公よりも目立っているヒット作の歴代女性ヴィランを振り返ってみましょう。魔女からセクシーな悪女、サイコパスな壊れているコワイ女まで。
ファンタジー・ダークファンタジー
- 邪悪な女王ラヴェンナ(演:シャーリーズ・セロン)/『スノーホワイト』(2012年),『スノーホワイト/氷の王国』(2016年)
誰もがよく知るグリム童話「白雪姫」を原作とした映画『スノーホワイト』(2012)とその続編『スノーホワイト/氷の王国』(2016)で、邪悪な女王ラヴェンナ役がハマり役だったシャーリーズ・セロン。圧倒的な美貌と邪悪な力で観客を魅了した。
格段にスケールアップを遂げた続編『スノーホワイト/氷の王国』は見逃せない展開が満載だが、とりわけ前作で滅ぼされたはずの“邪悪な女王”ラヴェンナが復活を遂げていることも話題に。
- 死の女神ヘラ(演:ケイト・ブランシェット)/『マイティ・ソー バトルロイヤル』 (2017年)
『マイティ・ソー バトルロイヤル』(原題: Thor: Ragnarok)は、マーベル・スタジオが製作し、ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズが配給する2017年のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。
マーベルの人気アメコミヒーローシリーズ第3作では、オスカー女優のケイト・ブランシェットが、主役のソーと対決するヴィラン(悪役)に抜擢され、死の女神ヘラを演じた。ブランシェットは心に傷を負ったヴィラン(敵)役を繊細かつ大胆に演じ、異質な存在感を放ち、称賛の声が多く上がった。
- マレフィセント(演:アンジェリーナ・ジョリー)/『マレフィセント』(2014年),『マレフィセント2』(2019年)
『マレフィセント』(Maleficent)は、ロバート・ストロンバーグ監督、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ製作、ポール・ディニ(英語版)とリンダ・ウールヴァートン脚本による2014年のアメリカ合衆国のダーク・ファンタジー映画。敵役にアンジェリーナ・ジョリーを起用したこの映画は1959年のディズニーのアニメーション映画『眠れる森の美女』のリメイクとなっており、マレフィセントの視点から物語が描かれる。
ディズニーアニメの名作「眠れる森の美女」(1959)を、王女に呪いをかける側からの視点で描き、アニメでは語られなかった魔女マレフィセントとオーロラ姫の間にある隠された物語を明らかにする実写映画で、マレフィセント役を演じたのはアンジェリーナ・ジョリー。ベテラン女優アンジェリーナ・ジョリーにとって、パワフルな妖精マレフィセントはまさにハマり役となりました。
- 東の悪い魔女エヴァノラ(演:レイチェル・ワイズ)/『オズ はじまりの戦い』(2013年)
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東の魔女エヴァノラ(演:レイチェル・ワイズ)は、セオドラの姉でエメラルド・シティの摂政。オズの国王の元顧問であったが、国王を殺して彼の娘のグリンダを犯人に仕立て上げる。悪い魔女となり、緑のネックレスを着用することにより醜い姿を隠して若い女性の姿になっている。 『オズ はじまりの戦い』(原題:Oz: the Great and Powerful)は、2013年公開のサム・ライミ監督、デヴィッド・リンゼイ=アベアーおよびミッチェル・カプナー脚本のファンタジー・アドベンチャー映画。誰もが知る童話「オズの魔法使い」を人気俳優陣をキャスティングし実写化したサム・ライミ監督作『オズ はじまりの戦い』で、東の悪い魔女を演じたのはレイチェル・ワイズ。
- 白い魔女(演:ティルダ・スウィントン)/『 ナルニア国物語』(2005年)
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田舎に疎開してきたイギリス人4兄弟がナルニア国へ迷い込み、世界を冬の時代へと変えた白い魔女を倒すため、ライオンのアスランと共に戦う姿を描く。 『ナルニア国物語』(The Chronicles of Narnia)は、C・S・ルイスの小説『ナルニア国ものがたり』を原作とし、ウォルデン・メディアが製作したアメリカ合衆国のファンタジー映画のシリーズ。
ティルダ・スウィントンは、2005年公開のファンタジー大作『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』では、氷のように冷たい表情を持ち、ナルニア国を雪の世界に変えてしまった白い魔女役を演じた。
- ラヴェット夫人(演:ヘレナ・ボナム・カーター)/『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』(2007年)
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残虐なラヴェット夫人(ヘレナ・ボナム=カーター)と理髪師ベンジャミン・バーカー(ジョニー・デップ) トニー賞8部門に輝くスティーブン・ソンドハイム作の同名ミュージカルをティム・バートン監督&ジョニー・デップ主演で映画化。理髪師ベンジャミン・バーカー(ジョニー・デップ)と組んで 理髪院を訪れた客を次々と殺していく残虐なラヴェット夫人を演じたのはヘレナ・ボナム・カーター。
- クルエラ(演:グレン・クローズ)/『101』(1996年)
『101』(原題:101 Dalmatians)は、1996年制作のアメリカ映画。『101匹わんちゃん』を原作とする実写映画。マレフィセントの他にディズニーの女性ヴィランといえば欠かせないのが、アニメ映画『101匹わんちゃん』(1961)を実写化した『101』(1996)のクルエラ。
- サーセイ・ラニスター(演:レナ・ヘディ)/米HBOのドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』シリーズ(2011年~2019年)
『ゲーム・オブ・スローンズ』(原題:Game of Thrones、略称GOT)は、ジョージ・R・R・マーティン著のファンタジー小説シリーズ『氷と炎の歌』を原作としたHBOのテレビドラマシリーズ。世界規模で社会現象を巻き起こした米HBOのドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』(2011~2019)にも、美しく無慈悲な女性ヴィランのサーセイがお出ましです。英国人女優レナ・ヘディが、権力と保身のためなら手段を選ばない、恐ろしい女帝を演じて多数のファンを獲得しました。
- ベラトリックス・レストレンジ(演:ヘレナ・ボナム=カーター)/『ハリーポッター』シリーズ
ハリー・ポッター(Harry Potter)は、J・K・ローリング原作の小説『ハリー・ポッター』の英米の映画シリーズ。ベラトリックス・レストレンジは、作中屈指の戦闘力を誇る死喰い人。通称ベラ。映画史に残る悪党のヴォルデモートに忠誠を誓っている悪女ベラトリックス・レストレンジ役を演じたのが、変幻自在の個性派女優ヘレナ・ボナム=カーター。
バイオレンス・アクション
- ハーレイ・クイン(演:マーゴット・ロビー)/『スーサイド・スクワッド』(2016年),『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020年)
『スーサイド・スクワッド』(Suicide Squad)は、2016年のアメリカ合衆国のアクション映画。DCコミックスが出版するアメリカン・コミックスに登場する複数の犯罪者(スーパーヴィラン)を主役に据えた作品。マーベルコミックのヴィラン(悪役)が結集し大暴れするアンチヒーロー映画『スーサイド・スクワッド』(2016)でハーレクイン役を演じたのは女優のマーゴット・ロビー。
映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』本編映像(バトルアクション編) 2020年3月20日(金)- 公開社会現象となった『ジョーカー』に次ぐ
“悪カワ”ヴィラン映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』!
ジョーカーと別れて髪を切り、モラルゼロで暴れまくる天真爛漫な“悪カワ”ハーレイが覚醒。
謎のダイヤを盗んだ少女を守るため、最凶チームをひっさげ、サイコな“極悪”ブラックマスクとの予測不能バトルに挑む!
今ハリウッドで最も輝くミューズ、マーゴット・ロビーが実力派俳優ユアン・マクレガーと放つ、危険度MAXのクレイジー・アクション! - エレクトラ・キング(演:ソフィー・マルソー)/ 『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』(1999年)
『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』(原題:The World Is Not Enough)は、マイケル・アプテッド監督のスパイアクション映画。1999年に公開。007シリーズ第19作。日本での公開は2000年2月5日。本作は、メインのボンドガールが死亡する数少ない作品。他にも『女王陛下の007』、『カジノ・ロワイヤル』でもメインのボンドガールが死亡するが、それらとは違ってボンド自身が任務遂行のため射殺する点で大きく異なる。ボンドが自らの手で女性を射殺したのもシリーズ史上初めてであった。
エレクトラ・キング(演:ソフィー・マルソー)は、好きになった女は殺せない、というボンドの性癖を見抜き、心理的に彼をコントロールしようとする。 【ストーリー】
イギリスの石油王がMI6で爆死する事件が発生。ボンドは彼の娘エレクトラを警護するために、カスピ海へ飛ぶ。そこでボンドはテロ組織のリーダー、レナードがロシアの核基地から核弾頭を奪い、巨大パイプラインを破壊しようとする計画を知る。ボンドは才色兼備の核エキスパート、ジョーンズ博士の協力のもと、遂に反撃に出た!- ゼニア・オナトップ(演:ファムケ・ヤンセン)/ 『007/ゴールデンアイ』(1995年)
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ファムケ・ヤンセンは、『007 ゴールデンアイ』で暗殺者ゼニア・オナトップを演じて注目された。3作続けての準主役といえる『X-メン』での、ジーン・グレイ役は注目を集めた。 『007 ゴールデンアイ』(原題:007 GoldenEye)は、1995年公開、マーティン・キャンベル監督のアメリカ合衆国・イギリス製作のスパイアクション映画。
【ストーリー】
モナコに現われた国際犯罪組織ヤヌスの女性メンバー、オナトップを追っていたボンド。しかしオナトップはロシアのウルモフ将軍と結託し、NATOの最新鋭ヘリコプターを奪い去ってしまう。ヘリコプターでロシアの秘密基地を襲撃したオナトップらは、そこでソ連時代の秘密兵器「ゴールデンアイ」を強奪。ボンドは事件の真相を探るべくロシアへと向かう。 - マディソン・リー(演:デミ・ムーア)/『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』(2003年)
『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』(Charlie’s Angels: Full Throttle)は、2003年に制作されたアメリカのアクション映画。映画版『チャーリーズ・エンジェル』の続編。エンジェルたちに敵対する悪役として、元伝説的エンジェルという設定のヴィラン、マディソン・リーが登場。ムキムキの身体に肉体改造したデミ・ムーアが演じ、存在感を見せた。
- オーレン石井(演:ルーシー・リュー)/『キル・ビル Vol.1』(2003)、『キル・ビル Vol.2』(2004年)
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オーレン石井(演:ルーシー・リュー)の元に、女ボディガードのGOGO夕張(演:栗山千明)と数多くの部下が控えている。 『キル・ビル』(原題:Kill Bill)は、2003年のアメリカのハードバイオレンス・アクション映画。ルーシー・リューは、クエンティン・タランティーノ監督が手掛けた『キル・ビル Vol.1』(2003)、『キル・ビル Vol.2』(2004)に日本のヤクザの女ボス・オーレン石井役で出演し、見事な二刀流のアクションシーンを見せた。彼女が放つ名ゼリフ「ヤッチマイナァ!」。ユマ・サーマンやルーシー・リューは片言の日本語を話している。特にリューの「ヤッチマイナァ!」は人気であった。
オーレン・イシイ(石井)は、雪の庭園においてのブライドとの一騎討ちの末に、彼女の刀を服部半蔵の刀と悟り壮絶な最期をとげた。
Kill Bill Vol.1 O-Ren Ishii v The Bride (Cotton Mouth v Black Mamba) Fight Scene HD - ボニー・パーカー(演:フェイ・ダナウェイ)/『俺たちに明日はない』(1967年)
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ボニーとクライド/俺たちに明日はない 『俺たちに明日はない』(原題:Bonnie and Clyde)は、1967年製作のアメリカ映画。世界恐慌時代の実在の銀行強盗であるボニーとクライドの、出会いと死に至るまでを描いた犯罪映画。アメリカン・ニューシネマの先駆的作品として有名。
1930年代のアメリカで暴れ回り、多数の殺人や強盗に関与した実在の凶悪犯カップル、クライド・バローとボニー・パーカーの2人組の逃走劇を描いた映画で、実在の女凶悪犯を演じ代表作となったフェイ・ダナウェイ。
- エル・ドライバー(演:ダリル・ハンナ)/『キル・ビル』シリーズ(2003年~)
ユマ・サーマン扮するヒロインのザ・ブライドをつけ狙う、史上最強に冷酷で性悪な女殺し屋として登場する長身の片目の殺し屋、エル・ドライバー役を演じたのはダリル・ハンナ。エル・ドライバーは、『ゼイ・コール・ハー・ワン・アイ〜血まみれの天使〜』に登場していた片目の復讐者フリッガのオマージュ。
- ポイズン・アイビー(演:ユマ・サーマン)/『バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲』(1997年)
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Mr.フリーズ(アーノルド・シュワルツェネッガー)とポイズン・アイビー(ユマ・サーマン) 『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』(原題:BATMAN & ROBIN)は、DCコミックスの『バットマン』を原作とした1997年のアクション映画・スーパーヒーロー映画。映画『バットマン』シリーズの4作目であり、バットマンとロビンがゴッサム・シティを氷漬けにしようと企むMr.フリーズ、ポイズン・アイビー、ベインに立ち向かう物語。
「バットマンシリーズ」で悪役(ヴィラン)を演じた過去を持つ女優のユマ・サーマン。『バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲(1997年公開)』に出演、事故により植物人間に改造されたポイズン・アイビー役を演じた。
- セリーナ・カイル / キャットウーマン(演:ミシェル・ファイファー)/『バットマン リターンズ』(1992年)
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『バットマン リターンズ』(1992年)のミシェル・ファイファー演じるキャットウーマンことセリーナ・カイルはセクシーな悪女として名高い。 『バットマン リターンズ』(BATMAN RETURNS)は1992年のアメリカのアクション映画。1989年の映画『バットマン』の直接の続編。監督ティム・バートン独特の世界観が前作にも増して顕著で、悪役キャラクターの描写に比重が置かれ、バットマンが狂言回しの役割となっている。
内気な秘書セリーナをシュレックは口を封じるためにビルから突き落とす。猫の魔力で甦った彼女はキャットウーマンとして街に繰り出すようになる。ペンギンの企み、シュレックの野望を阻止する為に、そしてセリーナに惹かれながらキャットウーマンと争うべくバットマンは今宵も闇を走る。
- バロネス(演:シエナ・ミラー)/『G.I.ジョー』 (2009年)
『G.I.ジョー』(原題: G.I. Joe: The Rise of Cobra)は、2009年のアメリカのSFアクション映画。人気玩具『G.I.ジョー』のアニメ版である『地上最強のエキスパートチーム G.I.ジョー』をベースとした実写作品。超ハイテク装備の国際機密部隊「G.I.ジョー」と悪のテロ組織「コブラ」の壮絶なバトルが展開する。米ハズブロ社の人気フィギュアをもとにスティーブン・ソマーズ監督が映画化したアクション大作『G.I.ジョー』で、悪の組織「コブラ」の主要メンバー、バロネス役をセクシーな黒タイツ姿に身を包み演じたのは英女優シエナ・ミラー。
- ミホ(演:デヴォン青木)/ 『シン・シティ』(2005年)
『シン・シティ』(原題:Sin City)は、2005年公開のアメリカ映画。監督は、フランク・ミラーとロバート・ロドリゲスの共同監督としてクレジットされているほか、特別ゲスト監督としてクエンティン・タランティーノが一部のシーンを担当している。
娼婦街の女用心棒のミホ(演:デヴォン青木)は、身体能力は超人並で、戦闘マシーンとも呼ばれる。台詞はない。 2005年の米映画『シン・シティ』は、アメコミの映画化。ミホは「娼婦街を警備する女用心棒。二刀流と手裏剣と弓矢の使い手」。演じたのはデヴォン青木。
サイコサスペンス・ミステリー・サスペンス
- イブリン・ドレイバー(演:ジェシカ・ウォルター)/『恐怖のメロディ』(1971年)
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背後からナイフを手にしたイブリンが襲いかかる。 『恐怖のメロディ』(原題:Play Misty for Me)は、1971年のアメリカ合衆国のサイコスリラー映画。クリント・イーストウッドの監督によるサスペンス映画である。主人公に異常なまでに執着するストーカーの恐怖を描くスリラー。
イブリン・ドレイバー(演:ジェシカ・ウォルター)は、中年にさしかかった細身の女性。毎回デイブの番組に「ミスティ」をリクエストするファンの一人。デイブの行動を調べたうえで行きつけの店で待ち伏せ、デイブの前に現れる。当初は明るく積極的な印象だったが、物事を強引に進めて行く性格で、次第に異常性を露にする。激昂すると凄まじい形相で下品な言葉をまくし立てる。デイブに次第にしつこく付きまとうようになり、デイブの家に押し入った際に合鍵を勝手に作るなどのストーカー行為を繰り返す。
- 看護婦長ラチェッド(演:ルイーズ・フレッチャー)/『カッコーの巣の上で』(1975年)
アメリカン・ニューシネマの代表作のひとつであり、アカデミー賞5部門に輝いた名作『カッコーの巣の上で』(1975)にも、映画史に残る女性ヴィランが…。
ルイーズ・フレッチャーが演じる、舞台となる精神病院を絶対的な権力で支配する婦長ラチェッドです。その冷徹さは、観る者に激しいインパクトを与えました。- キャサリン・トラメル(演:シャロン・ストーン)/『氷の微笑』(1992年)
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シャロン・ストーンがエロティックな演技で魅せるサスペンスミステリー。その妖艶な演技で90年代のセックスシンボルに。 『氷の微笑』(原題: Basic Instinct)は、1992年のアメリカのサイコスリラー・ミステリー映画。監督:ポール・バーホーベン、主演:マイケル・ダグラス、シャロン・ストーン。主演を務めたマイケル・ダグラスとシャロン・ストーンの駆け引きが展開されるエロティック・サスペンス映画。シャロン・ストーンが取調室で足を組みかえるシーンは有名であり、数多くのパロディ作品にも使用された。
シャロン・ストーンは、周囲で殺人が頻発する謎めいた悪女、キャサリン・トラメル役を演じ、その妖艶な演技で90年代のセックスシンボルに躍り出た。
【ストーリー】
元ロックスターのナイトクラブ経営者がベッド上でアイスピックで刺されて殺害された事件を捜査していたサンフランシスコ市警察の刑事ニックと相棒のガスは、被害者の恋人で美人女性作家のキャサリンを尋問する。ニックはキャサリンの妖艶な魅力に次第に翻弄されるようになり、捜査を続行するうちに不可解な事件が頻発する。ついには同僚のガスが何者かによってアイスピックで殺害され、ニックはキャサリンに疑惑を抱きながらも深みにはまっていくのだった。 - アレックス・フォレスト(演:グレン・クローズ)/『危険な情事』(1987年)
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『危険な情事』(1987)のアレックス・フォレスト(演:グレン・クローズ)は、映画史に残る「怖い女」の代表格。 『危険な情事』は、「たった一夜のアバンチュールのはずが……」と、世の男性を震撼させたサイコサスペンス。不倫の代償を描いたセンセーショナルな内容で、公開当時社会現象にまでなった。名女優のグレン・クローズは、エイドリアン・ライン監督によるサイコサスペンス『危険な情事』(1987)で、一夜をともにした既婚男性につきまとう雑誌編集者のアレックス役を怪演した。
- エイミー(演:ロザムンド・パイク)/『ゴーン・ガール』(2014年)
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結婚5周年の記念日。誰もが羨むような幸せな結婚生活を送っていたニックとエイミーの夫婦の日常が破綻する。妻・エイミーが突然失踪した。エイミーの失踪の恐ろしい真相は…。 『ゴーン・ガール』 (GONE GIRL) は、2012年発表のギリアン・フリンによる同名の小説を基にしたアメリカ合衆国のミステリー/サイコスリラー映画。鬼才デヴィッド・フィンチャー監督が映画化した、男と女の刺激的な心理スリラーで、夫(ベン・アフレック)を巧妙に罠にはめるサイコパスのセレブ妻、エイミー役を鬼気迫る迫力で演じたのはロザムンド・パイク。
- キャスリン・メルトイユ(演:サラ・ミシェル・ゲラー)/『クルーエル・インテンションズ』(1999年)
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両親の結婚で義理の姉と弟になった高校生のキャスリン(サラ・ミシェル・ゲラー)とセバスチャン(ライアン・フィリップ)の発案した恋愛ゲームを描く。 『クルーエル・インテンションズ』(Cruel Intentions)は、1999年製作のアメリカ合衆国のサスペンス映画。ロジャー・カンブル監督によるエロティックな学園サスペンスドラマで、他人の恋愛を操る危険なゲームを楽しむ学園の女王、キャサリン役を演じたのはサラ・ミシェル・ゲラー。
- ダリアン(演:アリシア・シルバーストーン)/『ダリアン』(1993年)
美少女アイドルとして大ブレイクしたアリシア・シルバーストーンのデビュー作にあたるサイコスリラー。恋愛妄想をふくらませて年上男性に執拗なストーカー行為を繰り返す14歳の少女、ダリアンの狂気を熱演。アリシア・シルヴァーストーンは、1993年の『ダリアン 美しき狂気』で、隣人を誘惑する小悪魔を演じ、MTVムービー・アウォーズの最優秀悪役賞などを受賞。
- アニー・ウィルクス(演:キャシー・ベイツ)/『ミザリー』(1990年)
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雪道で事故に遭った人気作家ポールは、治りかけた両足をアニーによってハンマーで打ち砕かれる。ポールの絶叫するシーンはあまりにも有名。 巨匠ホラー作家スティーブン・キングの同名小説を映画化した『ミザリー』(1990)。この映画に登場する悪女と言えば、主人公を追い詰める熱狂的なファン(ストーカー)の女性アニー。初めはポールのことを手厚く看護するアニーだったが、彼女がひいきにしていたシリーズ最新作でヒロインが死ぬことを知った途端、豹変(ひょうへん)。ポールはアニーに監禁され、彼女が気に入るように書き直しを強要される。
- 山崎麻美(演:椎名英姫)/『オーディション』(1999年)
『オーディション』(英題:Audition)は、1999年公開の日本のホラー映画。日本での公開は2000年。
【ストーリー】
青山重治(石橋凌)は妻(松田美由紀)と7年前に死別し、現在は息子と二人暮しをしていた。ある日、息子から再婚を勧められた青山は、友人のプロデューサー吉川(國村隼)の協力の元、架空の映画オーディションを行い、再婚相手を探し出すことにする。 そこで青山は妖艶な魅力を持った女性、山崎麻美(椎名英姫)と知り合う。麻美の魅力にとり憑かれていく青山だが、過去麻美と関った人間が行方不明になったり、謎の死を遂げたりしたことが徐々に判明する。遂に麻美はその魔性を現し、歪んだ独占欲を青山に向けた。麻美は青山の身体に麻酔を施し、恐るべき所業を始めたのだった。(C)バサラ・ピクチャーズ- 菰田幸子(演:大竹しのぶ)/『黒い家』(1999年)
『黒い家』(くろいいえ)は、貴志祐介による日本のホラー小説・ホラー漫画及びそれを原作とした日本と韓国のホラー映画。保険金殺人がテーマとなっており、本作品の発表翌年に発生した和歌山毒物カレー事件と内容が酷似していることで話題となった。生命保険会社に勤める若槻慎二(演:内野聖陽)は、ある日、顧客・菰田の家に呼び出され、そこで子供の首吊り死体を発見する。警察は自殺と判断するが、若槻は両親の態度に不審感を抱く。
【ストーリー】
若槻慎二は生命保険会社の北陸支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。ある日、顧客・菰田の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。以来菰田とその妻・幸子から執拗な保険金請求されるが、彼らの不振な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す。信じられない悪夢が待ち受けていることも知らずに・・・。
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