陰鬱・陰惨とした内容で読んだら鬱な気分になるマンガを厳選したまとめ(125選)。鬱展開の暗い世界観でシリアスな重苦しい展開が続く作品、あまりに救いのない鬱漫画、過酷で残酷な描写が特徴のグロくてとっても絶望的なトラウマ漫画が揃っています。
SF・ロボット・セカイ系
- ぼくらの
『ぼくらの』は、鬼頭莫宏による日本の漫画。『月刊IKKI』(小学館)において2004年1月号から2009年8月号まで連載され、IKKI COMIX(小学館)にて全11巻で単行本化されている。
- 15人の少年少女がゲームだと思って始めた巨大ロボットでの戦闘は、毎回ひとりの命が消費されていくものだった…。
- 15人の少年少女達が、一回戦闘をする度にパイロットの命を奪う巨大ロボット「ジアース」に乗って、地球を守る為に戦って死んでいくハートフルボッコストーリー。ちなみに負けると地球滅亡、戦線放棄する為には死ななければならない。つまり、一度契約すればどう転んでも死ぬ。
- 戦闘に負ける、もしくは48時間以内に決着がつかないと、地球を含む宇宙が消滅してしまう。自分の命と引き換えに巨大ロボット「ジアース」を動かすので、勝っても負けても操縦者は死んでしまう。あまりにも過酷な戦い。
チズ(本田千鶴)「できるって、言ったでしょ。」
- チズは、カコ(加古功)の首元をナイフで切り裂く。カコはあっさり即死。あっけなく5人目の退場者となった。チズは、敵前逃亡のカコを、迷うことなくその場で殺害した。
- 最終兵器彼女 / セカイ系の代表作。SF、終末もの。
ぎこちなくも清純な交際をしている高校生、シュウジとちせ。札幌が突然の空爆に襲われたある日、シュウジは思いも寄らない姿に変身していたちせに出会った。背中から羽が生え、空をマッハ2の速度で飛び、とてつもなく破壊能力を持つ、自衛隊によって改造された“最終兵器”。それがちせだった。
地球のあちこちで紛争が起こるたびに呼び出され現場へ向っていくちせと、彼女を見守ることしかできないシュウジ。ふたりの未来はいったい…!?
- セカイ系作品においては、世界の命運は主にヒロインの少女に担わされる。「戦闘を宿命化された美少女(戦闘美少女)と、彼女を見守ることしか出来ない無力な少年」というキャラクター配置もセカイ系に共通する構図とされている。
- なるたる / 鬱漫画の代表格
『なるたる』第29話「わたしの目は被害者の目 わたしの手は加害者の手」にて、貝塚ひろ子は、壮絶ないじめ(通称「ミミズジュース」と「試験管挿入」)を受ける。
貝塚ひろ子は、ミミズジュースを飲まされる。『なるたる』のトラウマシーンとして有名なイジメのシーン。貝塚ひろ子は、いじめっ子4人のリーダー格の本田亜希(ほんだ あき)に渡された「ミミズジュース」を飲んで、後で吐き出した。
『なるたる』は、鬼頭莫宏による日本の漫画。「月刊アフタヌーン」(講談社)1998年5月号から2003年12月号に連載された。有名な鬱マンガ、トラウマ漫画。イジメのシーンなども容赦なく描いているので、その中には気分が悪くなったり、グロい場面も多々ある。不幸なシーンも容赦ないので注意が必要である。
学校にあるガラス製の試験官を貝塚ひろ子の女性器に無理やり突っ込んだ。『なるたる』のトラウマシーンとして有名なイジメのシーン。原作漫画『なるたる』第29話、最大の問題場面である試験管挿入(別名「てこ入れ」)。
本田亜希(ほんだ あき)は、貝塚ひろ子の竜の子「鬼」によって殺される。トラウマ必死の復讐劇。
本田亜希は、「ごめんなさい、ごめんなさい」と誤るが…竜の子「鬼」によって女性器から腹部を貫かれる。原作漫画「なるたる」では、最後は上半身と下半身で真っ二つにされた。
本作では、残酷な描写が多く見られるが、これは意識的ではなく、病んでいた当時の作者の精神状態が反映されたのかもしれないと語っている。
- ザ・ムーン
- 『ザ・ムーン』は、ジョージ秋山による漫画作品である。『週刊少年サンデー』(小学館)において、1972年14号から1973年18号まで掲載された。
- ザ・ムーンとは、大富豪の魔魔男爵が二兆五千億円(当時)を費やして作り上げた巨大ロボットである。「神は死んだ」と語る男爵は、悪がはびこる世界への怒りから力こそ正義であると考え、新たな神としてムーンを作った。そして本当の正義を見つけ出せる純粋な心を持った少年たちにその操作を預ける。サンスウ・シャカイ・カテイカ・タイソウ(サンスウの弟)・ズコウ・リカ兄弟(双子)・オンガク・ヨウチエン(オンガクの弟)という、変わった名前を持つ9人の少年少女たちが心を合わせた時に、ムーンは動く。(般若心経を唱えて精神統一を行ない、念力で空中浮遊~飛行も可能となる)
九人の子供達はザ・ムーンを呼び起こし、カビ発生装置を破壊しようとするが、肝心の装置を目前に子供らは次々に倒れていく。
カビに蝕まれて、1人、また1人と倒れていく。最後の一人となった主人公のサンスウの最後の台詞は、「もうすこしなのに…もうすこしなのに‼」「ザ ムーン」。
カビに体を蝕まれながらも諦め切れないサンスウは慟哭と共にムーンの名を絶叫し、動けなくなったザ・ムーンが涙を流す中、絶望的な最期を暗示させつつ、明確な結末を掲示しないまま幕を閉じた。
- オリジナル版 ゲッターロボ / 伝説のトラウマ・エピソード「隼人の校しゃ」
本書はTVアニメ『ゲッターロボ』の原作として「週刊少年サンデー」に1974~75年にかけて連載された、原作:永井豪・石川賢、漫画:石川賢によるSFロボットコミックの単行本化です。「週刊少年サンデー」掲載時の誌面を再現した初のオリジナル版『ゲッターロボ』。
- かつて地上を支配していたハチュウ類は自然の力で滅び去ったとされていた。しかし、地下マグマに逃げ延びた一部の種族はハチュウ人類として独自の進化を遂げ、地上を取り戻すために暗躍を開始した。ハチュウ人類の活動を察知した早乙女博士は、最強の戦闘マシン・ゲッターロボの建造に着手する。しかし、強力すぎるゆえに普通の人間にはゲッターを乗りこなすことはできない。博士は二人の若者に着目した。一人は武道家の流竜馬、もう一人は学生運動の指導者である神隼人。そこに柔道部主将の巴武蔵。三人の若者たちは3つの姿に変幻するゲッターロボを操り、ハチュウ人類の侵略作戦に立ち向かう。
ジャガー号のパイロット・神隼人(ジンハヤト)は高校生にして超過激派学生運動家で、学園の校舎の一つを占拠して(これが「隼人の校しゃ」である)大臣暗殺計画を練る革命闘士という設定だった。しかもその初登場シーンは、革命に対する志も無くグループに参加した新入り二人組を、隼人が自ら素手で粛清するという衝撃的なものであった。
- 学生「わあっ!許して下さい!僕たちは実は革命という言葉のかっこ良さだけでついて来たんです、お願いです、ああ…許して下さい」
隼人「許せだと?ふん、我々の掟を破りその上…我々の秘密を聞いて許せると思うか!やあっ!!」
彼らは顔面の皮を剥がれ、目、耳、鼻を引き裂かれるという悲惨な末路を迎えた。更に彼らはその状態のまま、隼人の部下達のリンチを受け、校庭に打ち捨てられている。
「目だ!」
「耳だ!」
「鼻!」…と、隼人は、目を潰し、耳を削ぎ落とし、鼻をちぎり取るという凶行を披露した。
この「隼人の校しゃ」は、その余りにTV版からかけ離れた過激な内容で当時の子供達に衝撃を与え、発表から40年近く経った現在でも伝説のトラウマ・エピソードとして語り継がれている。
隼人の校しゃに、隼人をゲッターチームにスカウトするため竜馬が乱入して隼人と激闘を繰り広げ、その最中に恐竜帝国が来襲する。
かけつけた神隼人の目の前には、廊下に転がる手下(安田)の生首。上を見れば、3年4組の教室表示板にぶら下がるちぎれた腕、滴る血。隼人が警戒しつつ教室に入ると、逆さづりにされた死体やバラバラになった手足などの凄惨な状況の中、「カリカリカリ」という音がする。音の方向を見る隼人。「カリカリ」というのは、ハチュウ人類が人間を食べている音だった。
恐竜帝国の襲来によって隼人率いる学生達が被害に会ったが、この時の描写はグロ過ぎて単行本では一部カットされてしまった。
流竜馬「ゲッターは、まだ動けるが…おれの方が壊れちまった…」
- かつて地上を支配していたハチュウ類は自然の力で滅び去ったとされていた。しかし、地下マグマに逃げ延びた一部の種族はハチュウ人類として独自の進化を遂げ、地上を取り戻すために暗躍を開始した。ハチュウ人類の活動を察知した早乙女博士は、最強の戦闘マシン・ゲッターロボの建造に着手する。しかし、強力すぎるゆえに普通の人間にはゲッターを乗りこなすことはできない。博士は二人の若者に着目した。一人は武道家の流竜馬、もう一人は学生運動の指導者である神隼人。そこに柔道部主将の巴武蔵。三人の若者たちは3つの姿に変幻するゲッターロボを操り、ハチュウ人類の侵略作戦に立ち向かう。
- 桜多吾作版『グレートマジンガー』
- 桜多吾作版『マジンガーZ』、『グレートマジンガー』、『UFOロボ グレンダイザー』は、『冒険王』(秋田書店)に連載された。そのベースとなったアニメ版は、登場人物や世界設定を共有するゆるやかな連作であったが、桜多版コミックではシリーズとしての継続性をさらに強めている。
みさとは、ボスの親戚で『マジンガーZ』終盤の女性レギュラー。TV版『グレートマジンガー』では登場していないが、科学要塞研究所からの脱出を機に弓教授と共にレギュラー化する。グレートの操縦も行ったが、主にお色気要員として描写されていた。ヤヌス公爵に捕まり、爪で真っ二つに引き裂かれて死亡。
鉄也を救う為に兜剣造が犠牲になる。その呵責から、鉄也はグレートで地獄大元帥ら主要なメンバーが戦勝に浮かれていたミケーネ帝国の中心部へ特攻、自爆する。鉄也の戦死についてはTV版でも協議されたが、不採用となっている。
剣鉄也が特攻し自爆して敵を滅ぼす。
- UFOロボ グレンダイザー(桜多吾作版) / 大介は、仲間の脳髄が移植された生体兵器と戦っていた…とてつもないハード路線。衝撃のラスト…愚かな人類の粛清。地球壊滅。世界の終焉を描いたバッドエンド。
元フリード星公爵令嬢にして、大介の幼馴染のナイーダ・バルザキックは、大介に対し、これまで彼が叩き潰してきた円盤獣には洗脳されたフリード星人の脳髄が使われており、グレンダイザー初陣の相手である円盤獣ギルギルには彼女の弟・シリウスの脳が使われていた事を暴露した。
大介は、仲間の脳髄が移植された生体兵器と戦っていたのだった…衝撃の真実を知って大介は精神錯乱状態に陥る。その後の戦いでも大介は円盤獣相手に躊躇するようになってしまう。
スクウェアのSFC用SRPG『フロントミッション』の有名なトラウマ「カレンデバイス」(主人公の恋人の脳をパーツとして使用したコンピュータ・生体兵器)の元ネタ的な話。
情報操作(洗脳)された大衆が暴動を起こし、宇宙科学研究所を宇宙人の手先と思い込み襲撃。漫画版のデビルマンの人間狩りを思い出す構図。
ベガ星は倒したが、人類もまた滅びの道を辿る。 地面が割れ、東京、モスクワ、ニューヨークと、全ての大都市が事もなげに呑み込まれ、沈んでゆく……
さやかは語った。このラーガ、そしてグレンダイザーには、もう一つの目的があると。もし人間どもが長い歴史の中で、あまりにも愚かな行為を行えば、その人間どもを全て消してしまうようにセットされていると。そして人類は遂にその過ちを犯してしまった。取り返しのつかない人類、否、地球破滅への引き金を引いてしまった。故にラーガとグレンダイザーは地球の守護神としての役目を放棄し、愚かな人類を粛清すべく動き出したのだという。ラーガとグレンダイザーの中では、さやか、デューク・フリード / 宇門 大介(うもん だいすけ)、グレース・マリア・フリードを守るために突如として冷凍睡眠装置が作動していた。
グレンダイザーは地上を無に返し、デュークたちは新世界のアダムとイブとなるためにコールドスリープに入るのだった。
終盤、ベガ星連合軍の差し金があったとはいえ、地球人達が核戦争を始めて地球を盛大に荒廃させてしまった事でグレンダイザーと大魔神ラーガの「本来の機能」が発動し……愚かな人類を粛正する。地球は壊滅する。人類は粛正され、地球は壊滅したが生き残った兜 甲児と牧葉ひかる。新たなアダムとイブとなる。サードインパクト=人類補完計画の結果、アスカとシンジが生き残る旧劇場版エヴァの結末に近い。エヴァの元ネタのひとつだろう。1970年代のオカルトブーム・UFOブーム・終末ブームの影響が大きい。
デュークたち3人は新世界のアダムとイブとなるためにコールドスリープに入る。
兜 甲児と牧葉ひかるは地球の再建を誓う。 二人は自分達のように生き延びた人々を見つけ出し、彼らと共に新しい世界を一から作り直すことを決心する。いつの日か、永き眠りから目覚めるであろう大介、マリア、そしてさやかを迎えるために。
- 石川賢版『グレンダイザー対グレートマジンガー』 / 女子供の雨がフリード星に降りそそいだ…3000メートルの上空から人質の子供たちを全員転落死させる悪魔の所業
- 『UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー』は、1976年3月20日に東映まんがまつりで上映された日本のアニメーション映画作品。本作では文字通りグレンダイザーと敵の手に落ちたグレートマジンガーが対決する。
漫画版『UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー』は、石川賢により、テレビマガジン4月増刊 8大ヒーロージャンボ号 (講談社、1976年)に『グレンダイザー対グレート・マジンガー』のタイトルで掲載。
バレンドス親衛隊長は、原作を凌駕するほどの外道で、フリード星侵攻の際には子供たち(デュークの弟・妹含む。マリアはいなかった)を攫って人質にして降伏を迫り、武器を奪った直後に全員転落死させるという悪魔の如き所業を行った。更に戦意を削ぐために女性や子供と言った非戦闘員の虐殺も行っている。
かつて、フリード星の女子供を人質として捕らえ、返還の交換条件として武器を取り上げ反撃を封じ、返還と称して高空から叩き落とすことで女子供を集中的に殺害する作戦でフリード星を壊滅に追い込んだバレンドスがグレートマジンガーを強奪。
地球到着後は甲児や団兵衛を捕まえ、行き掛けの駄賃とばかりに攫った子供たちと共に鹵獲したグレートマジンガーに縛り付けてグレンダイザーに向かわせるという原作版デビルマンのジンメン、あるいは原作版マジンガーZのグロゴスG5などを思わせる作戦に出る。おまけに、ジンメンとは異なりバレンドス側がただ動くだけで人質がドンドン死んでいくというえげつないものであり、グレンダイザーは一方的に嬲られてしまう。
さらにデュークの隙を突いて誘拐した甲児以下デュークの仲間や子供達を人質としてグレートの全身に縛り付けて攻撃してくる(卑劣な人間の盾)。
グレートマジンガーに人質を縛り付けて、人間を盾に使うという、ロボット漫画史に残る卑劣な敵の人質攻撃。
グレートマジンガーがグレンダイザーを殴れば指に縛り付けられた人が潰される。
グレートマジンガーがアトミックパンチを放てば、肘に縛り付けられた人の身体が引きちぎられる。グレンダイザーは反撃することすらできなかった。
誘拐された時に吾郎が隠し持っていたレーザー銃により開放された甲児がグレートの操縦席を狙撃。さらにダイザーがマジンガーブレードを突き入れてバレンドスは地上に落下、多くの殺された人達の恨みを込めたダブルハーケンがバレンドスを八つ裂きにした。
- 藤子・F・不二雄先生のトラウマ級傑作SF短編「ミノタウロスの皿」
「ミノタウロスの皿」(ミノタウロスのさら)は、藤子・F・不二雄(発表時は藤子不二雄名義)の初の大人向け(異色短編)読切漫画。1969年に小学館『ビッグコミック』に掲載された。「藤子・F・不二雄大全集 SF・異色短編 (1)」は、この記念碑的名作「ミノタウロスの皿」を筆頭に、「劇画オバQ」、「ノスタル爺」、「やすらぎの館」など、ビッグコミック連載作品の前半17作を発表順に収録している。
牛と人間の立場が入れ替わった星に、漂流してしまった主人公はそこでミノアという美しい女性に助けられるのだが…彼女は高級肉として牛に食べられることになっていた。主人公は彼女を説得し、この星から救い出すことはできるのか?人間が家畜としてウシに食べられる文化に触れる。優秀な食肉として選ばれたミノアの誇りと主人公の倫理観がもたらす拒絶…。
主人公は美しく気立てのいいミノアに惹かれる。しかし、ミノアはその家畜の中でも特に育ちの良い食用種で、最高級の食材「ミノタウロスの皿」に選ばれ、民衆の祭典で食べられる運命にあると知り、愕然とする。
主人公は喜んで食べられようとするミノアを助け出そうと説得に奔走するが、彼女にも高官にもまるで話が通用しない。
光線銃を片手に強行手段を取ろうとするものの結局は救出できず、迎えの宇宙船に乗り込んだ主人公は、ミノアのその後を想像して泣きながらステーキを食べるのだった。
- カンビュセスの籤 / 生き残るための食糧「ミート・キューブ」の材料は籤引きで選ばれた人間(カニバリズム)
- 『カンビュセスの籤』(カンビュセスのくじ)は、藤子・F・不二雄(発表時は藤子不二雄名義)による日本の漫画。『別冊問題小説』(徳間書店)1977年1月号に掲載された。本作品を表題とする中央公論社の愛蔵版『SF全短篇』第1巻、または『藤子・F・不二雄 SF短編PERFECT版』第4巻などのSF短編集に収録。1991年にOVA化された。終末戦争後の世界に身を置かれた男女の姿を通して、人間が生きることの意味を問う作品。未来人の生き残りエステルは、地球外文明にSOSを送りつつ、仲間を喰って人工冬眠を繰り返し続け23万年生きてきたという。
エステル(未来世界の生き残りの少女)は23万年後の未来の地球で終末戦争を経験し、シェルターに逃れたわずかな生き残りのひとりだった。徹底的に破壊された環境はもはや人類の生存を許さず、彼らは地球外へのメッセージを発して異星からの救援に望みをつないだ。以来生き残った者たちは長い冬眠と、体力維持のため1万年ごとに目覚めて食料をとることを繰り返していたのだった。その食料になるのは、毎回籤(くじ)で選ばれた同胞のひとりだった(カニバリズム)。最後のひとりであるエステルのところに時空不連続帯のはたらきで迷い込んだのがサルク(ペルシア王軍の兵士)だったのだ。
エステルはサルクに籤(くじ)を引かせる。「なぜそんなにまでして生きねばならぬのか」と言うサルクに、エステルは「遺伝情報を残し地球上の生物を再生するために生き伸びる義務がある」と語る。サルクはシェルターを飛び出すが、やはり外には不毛の砂漠しかないと悟り戻る。エステルは食料となる籤に当たったのは自分だと言い、裸体になると、ミートキューブの作り方の説明を始めるのだった。
- 藤子・F・不二雄の破滅SF短編漫画「箱舟はいっぱい」 / 世界の終末が描かれた作品
- 「箱舟はいっぱい」は、藤子・F・不二雄(発表時は藤子不二雄名義)の読み切り漫画作品。1974年(昭和49年)『S-Fマガジン』10月増刊号に掲載された。
彗星が激突して地球は滅びる!ささやかれる滅亡の噂、飛び交う脱出ロケット情報に踊らされる人々を描く破滅SF。
首相は「彗星が地球に接触することは決定的で、大暴風雨、大地震、大津波など壊滅的な影響を受けるのは必至である」との真実の報告を受けていた。ノア機構は国民の目をそらすダミーであり、各地に作ったシェルターの許容人数は限られている。首相は無念のままシェルターへ向かった。
「なんだか風が出てきたようですな。」
- 楳図かずおのSFホラー漫画『漂流教室』
- 『漂流教室』(ひょうりゅうきょうしつ)は、楳図かずおの漫画。『週刊少年サンデー』(小学館)にて1972年から1974年にかけて連載された。荒廃した未来世界に校舎ごと送られてしまった主人公の少年・高松翔ら、小学校児童たちの生存競争を描いた作品。サバイバルホラー漫画の原点であり金字塔。トラウマの宝庫。
関谷久作(せきや きゅうさく)は、「長吉製パン」というパン屋、及び学校給食全般の納入をしている。年齢は38歳。学校給食を卸しに来たところ漂流に巻き込まれる。漂流以前は優しい人物を装っていたが、漂流後は残忍醜悪な本性を現し、学校を支配しようと目論む。
「若原先生が く、狂っている‼」
- 若原(わかはら)先生は、大和小学校6年3組担任教師。漂流前は普通の教師で、漂流後も当初は指導力を見せていたが、状況の変化に耐え切れなくなって殺人狂と化し、他の教師や生徒達を次々と手にかけていく。最後はホテルケイヨーで、翔が苦し紛れに刺したナイフ(このナイフは西あゆみの超能力によって翔が未来にいると知った恵美子が彼に追われている翔を救うため、壁に埋めたものである)により転落した。生死不明。
怪虫は子供たちのトラウマキャラ。漂流教室のみんなのトラウマ。
未来の娯楽施設の「富士大レジャーランド・天国」では、壊れたロボット達が襲いかかって子供たちを苦しめた。
マリリン・モンローのロボットが、ひたすらに「どうぞ…こちらへ…」と連呼しながら追いかけてくるシーンはみんなのトラウマとして名高い。
- 石川賢版『ウルトラマンタロウ』完全復刻版
『ウルトラマンタロウ』がテレビ放映された1973年、小学館発行の「週刊少年サンデー」および「小学一年生」に『ウルトラマンタロウ』のコミカライズが連載されました。描き手は『ゲッターロボ』シリーズなどの代表作をもつ石川賢氏です。石川賢版『ウルトラマンタロウ』は石川流のアクション描写やストーリーアレンジが話題となり、今なおマニア人気の高い作品です。
怪獣を口から胴体まで引き裂く…ウルトラマンタロウの残虐ファイト
バードンのくちばしでで腹をぶち抜かれるゾフィー…ウルトラ兄弟も血まみれになり多大の犠牲を。
- バルタン星人とメフィラス星人を串刺しに…。
- 操られた子供達が、大人に反旗を翻した。
物を略奪し、暴行を働き、放火に殺戮を繰り返した。
子ども達を止めようと前に出てくる光太郎、しかし、相手がどんなに酷いことをしていても操られている子どもなので手を出す事が出来ない。
全国から特殊な電波で操られた子どもが集まって来たが、大人は誰も手が出せない。「ダメだ…撃てない」この一連の描写はホラー以外の何物でも無く、大人すら今読んだら恐怖に慄くだろう。最終的にタロウに変身するのだが、子ども達が動かす戦車の砲撃で、
なんとウルトラマンタロウの顔にヒビが入る。
しかしそのヒビからフェイスフラッシュの如く光が発し、子どもたちが正気に戻った。この際、石川版ウルトラマンタロウの衝撃の事実が語られる。「ウルトラマンの顔は実はマスクだった」ウルトラマンの顔から出る光によって、霊長類は人類に進化したらしい。
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- 『女子攻兵』(じょしこうへい)
『女子攻兵』(じょしこうへい)は松本次郎による日本の漫画作品。『月刊コミック@バンチ』(新潮社)にて、2011年3月号(2011年1月21日発売)から2016年1月号(2015年11月21日発売)まで連載された。女子高生型兵器「女子攻兵」に搭乗して戦う兵士たちの運命を描いたロボットSF戦記と同時にサイコホラーでもある。
「不思議の国のアリス」と映画「地獄の黙示録」、そしてアニメ「エヴァンゲリオン」を合わせたような本作品。
女子攻兵は、預元者が開発した女子高生型巨大ロボ。生体兵器であり、傷つけられれば血を流し、内臓や肉片をまき散らす。また、飲食も行い、排泄行為も行う。女子攻兵による直接攻撃か、「次元弾」と呼ばれる特殊武器以外の通常弾頭などではダメージを与えられない。「次元兵器」と呼ばれる兵器は女子攻兵を通して操作しないと動作しない。パイロットが長時間搭乗すると精神が汚染され、本物の女子高生のような挙動をとってしまうという問題がある。このため、パイロットの多くは志願兵か懲罰兵である。
新東京都市。そこでは異常な兵器使った異常な戦争が行われていた。兵器の名は“女子攻兵”。女子高生型巨大ロボである。
地球連合軍は今までの兵器の攻撃を無力化できる「女子攻兵」を戦線に投入。巨大な女子高生の頭のコックピットに兵隊が乗り込んで操縦するというものだった。
- 原作漫画「鉄腕アトム」の後日談的内容の鬱漫画「アトムの最後」 / 誰も幸せになることがなくあまりに救いがないと賛否両論を巻き起こした。
『アトムの最後』(アトムのさいご)は、別冊少年マガジン(現・月刊少年マガジン)1970年7月号(講談社)に掲載された手塚治虫の漫画作品。鉄腕アトムの後日談的内容の作品であり、題名の通り「アトムの最後」をテーマとしている。「手塚治虫恐怖短編集 科学の暴虐編」に『アトムの最後』が収録されている。
作者自ら「陰惨でいやな気分になる」と記述したように殺伐とした悲劇として描かれあまりにも救いのない内容に賛否分かれるが、一部では高い評価を得た作品である。
秋田書店刊『鉄腕アトム別巻1』の作者自身の解説によると、「執筆当時、急進的な学生運動が流行り、漫画や劇画の内容も暗くてニヒルなものが多く、それらの影響を多分に受けた作品」と評している。本作ではアトムの存在は脇に置かれており、主人公の丈夫とガールフレンドのジュリーの間に起きた悲劇が物語の主軸となっている。役目を終え博物館に眠るアトムが再び目覚める内容を描いた。
丈夫とジュリーが成長した2055年の地球では、人間とロボットの立場が完全に逆転していた。人間はロボットに支配されていた。ロボットは保存されていた人間の精子と卵子を人工子宮で培養し、生まれた人間の子供はロボットの親に育てられ、ある年齢に達すると同じように育てられた人間同士で殺し合い(決闘)をさせられるという、ロボットたちへの「見世物」のために使われていたのだった。見世物として人間同士の殺し合いを見て楽しむ悪趣味なロボットたち…。「人間はロボットの家畜、ロボットのペット」に過ぎないという残酷な世界の真実を知った丈夫はジュリーを連れ、ロボットたちの元から逃げ出す。
ロボット博物館に逃げ込んだ丈夫とジュリーは、役目を終え博物館の中に展示されていたアトムを見つける。アトムにエネルギーを与え蘇らせた丈夫は、起動したアトムに事情を話し助けを求める。
主人公の丈夫は、幼馴染のジュリーと共に、幼い頃に首吊りごっこをして遊んでいた。幼さと無邪気さがなせる残酷な遊びで重症を負ってしまったジュリーは、家出をし丈夫の前から姿を消してしまう。最後に、実は、ジュリーはこの時に死亡しており、身代わりのロボットにすり替わっていたことが追手のロボットによって明かされる。
事情を知ったアトムは2人を助け追手と戦う事を決意し、丈夫にとって衝撃的な真実を言い残して追手の元へ飛んでいく。
誰も救われない衝撃の鬱エンド…ジュリーは、人間ではなくロボットだった。衝撃の事実に驚き、ジュリーに裏切られたことを嘆いた丈夫は、人間もロボットも変わらないと訴えるジュリーを怒りに任せ殺してしまう(バラバラに破壊)。
追手のロボット「人間のジュリーを殺したのはおまえだ!おまえは人殺しだ」
そして追手のロボットから、丈夫は更に衝撃的な事実を聞かされる。丈夫とジュリーは将来の殺し相手として育てられていたが、ジュリーは首吊りごっこの遊びの結果死亡してしまい(丈夫は、子供の頃、ジュリーを首吊りごっこで殺していた)、その後ロボットにすり替えられていたのだった。
ジュリーを二度も殺してしまったことを知った丈夫は、真実を知った直後に追手のロボットの手により射殺されてしまう。丈夫を殺し、追手が去った空の向こうでは、二人の最後を知らないアトムが戦い続けていた。
- 伝説の名作『バージェスの乙女たち』シリーズ(4巻完結) / この世界には有機人形がいる
改造乙女の祈りは誰に届く…?人間の欲望のままに肉体改造される有機人形(オルガドール)たち。天才人形改造医が造り上げた13番目のオルガドールは有機人形たちの救世主なのか。伝説の名作。
『バージェスの乙女たち』では人間を遺伝子改良して作られた有機人形(オルガドール)、それの口と性器を交換した二口置換体であるディムロイド、フェラチオ専用に四肢切断・抜歯・瞼縫い合せがされたフェラドールなど独自の世界観はまるで『家畜人ヤプー』を彷彿とさせる(ただし後書きによると、当人は家畜人ヤプーの内容をよく知らなかったとの事)。
引用元: ウィキペディア(Wikipedia)「蜈蚣 Melibe(むかで めりべ)」
目をくり抜かれ、宝石を嵌め込まれ、いつも涙を流しているジュールボーク・ドールたち。
- 遺伝子改良された性的奴隷である『有機人形』たちの救いのない生き様を描いたバージェスシリーズ。
- 独自の世界観に則った性描写・残酷描写が大きな特徴の成人向け漫画。
肉体改造医によって様々な手術を受けた少女娼婦(人間を遺伝子改良して創られた有機人形)たちの救いのないSFタッチのエログロ話。
『バージェスの乙女たち』の世界観を引き継いだ『この世界には有機人形がいる』が「ぽこぽこ(web漫画)」で連載中。
伝説の奇才・蜈蚣Melibe(むかでめりべ)が長き沈黙を破る、異形のエロティック・メルヘン。ヒトを遺伝子改造して創られた人工生物=“有機人形(オルガドール)”が存在する未来、慰安用から軍事用まであらゆる日常で利用された彼らが奏でる異端の叙事詩。2013年12月より、代表作
ダークファンタジー・ファンタジー・伝奇ロマン
- デビルマン / 伝説のトラウマ漫画
- 『デビルマン』は、永井豪により1972年から1973年にかけて製作された日本の漫画作品。漫画版のテーマは「ホラー」であり、古典的なホラーからモダンホラーまで、様々な要素が見られる。連載を経るごとに黙示録的な大河要素のある構成へと変遷していった。
悪魔のジンメンの甲羅には今まで食った人間の顔が浮かび上がっていると言う衝撃的な設定を持つ。
「食われた人間の顔になるのさ…おれに食われた悲しみが…おれに食われた怨念が…背中の甲羅に浮かび上がるのよ…」
「なんせおれた食っただけだからなー」「人間の感覚じゃ生き物を食うのは悪いことじゃない…そーだろう」「従順でおとなしいウシ ブタを平気で食ってるからなー」「だが殺すのはいけないな…生き物を殺すのはいけないことだ…なーっそうだろう」
「だからおれは殺さずに食ったのさ…殺さずに殺さずに…食ったのさ…クククク」
ジンメンは、最後は甲羅の人面を盾とし突撃を掛けるも明の知り合いであるサッちゃんの「おにいちゃんこいつを殺して…あたしは死んでる気にしないで…あたしは死人よ」という必死の訴えに、覚悟を決めた明が全力で甲羅を攻撃する。
「甲羅をはがすと全員死ぬぞいいのか!全員死ぬんだぞ!」
ジンメンの悪あがきに対して明はこう言い返す。「だが、貴様も死ぬんだろ!」
牧村夫妻は、現代に蘇った魔女狩り組織である悪魔特捜隊に捕らえられ惨殺される。デーモンの脅威に怯える人類は、疑心暗鬼のあまり中世の魔女狩りさながらの「悪魔狩り」を行い、同胞である人間たちを次々と虐殺していく。不動明がお世話になっている牧村家の奥様が悪魔特捜隊に連れて行かれ、無残にも惨殺されてしまう。その悲惨すぎる遺体を、不動明が発見する有名な残酷シーン。
タレちゃんの生首…牧村美樹の弟のいたいけなタレちゃんも、容赦なく惨殺される。あまりにも壮絶な地獄絵図。
暴徒と化した近所の住民が、牧村美樹(まきむら みき)を惨殺してその生首を槍の先に掲げて狂喜乱舞しているという地獄絵図…。
牧村美樹(まきむら みき)は、永井豪の漫画「デビルマン」などに登場するキャラクター。牧村家の長女。同居人の明とは友達以上恋人未満の関係。悪魔に恐怖した暴徒により惨殺され、五体をばらばらにされてしまう。その後、明の手で頭部だけが埋葬された。
悪魔に恐怖した暴徒により惨殺され、五体をばらばらにされてしまった牧村美樹。
暴徒と化した町の住人たちは、牧村美樹(まきむら みき)を惨殺してその生首を槍の先に掲げて狂喜乱舞している。漫画史に残る屈指の鬱展開・トラウマシーン。過激・残虐な描写、強烈なストーリーで後世の作家にも大きな影響を与えた伝説のトラウマ漫画。
- エルフェンリート / 鬱漫画・トラウマ漫画の代名詞的な存在
『エルフェンリート』(elfen lied)は、岡本倫による日本の漫画作品。『週刊ヤングジャンプ』にて2002年27号より2005年39号まで週刊連載された。原作漫画、アニメ版ともにトラウマ漫画、鬱アニメとして有名な名作。
残酷なバイオレンスやスプラッターシーン、児童虐待、ヌードなどのエロスシーン、サイエンス・フィクション、加えてナンセンスなギャグまで描かれているのが本作の特徴である。アニメでのバイオレンスシーンはグロテスクかつリアルに描画されている。
- 亜人
『亜人』(あじん)は、桜井画門による日本の漫画作品。『good!アフタヌーン』(講談社)にて、23号(2012年7月6日発売)から連載中。2015年に劇場3部作としてアニメ化され、翌2016年にかけて3部上映。2016年にはテレビアニメが分割2クールにて全26話放送。進撃の巨人や東京喰種に近いジャンルの作品。世間から「追われる生き物」。アンデッドを題材としたSFアクション・ダークファンタジー。
- 17年前のアフリカの戦場で死ぬことがない新生物「亜人」が確かめられた。世界は大きな騒ぎに包まれたが、死なないことを除けば人間と変わらないことが明らかになると人の心に止められることはなくなった。
- 主人公の永井圭は、ある日友人との帰り道にトラックに撥ねられてしまう。即死と一目で分かるほどの悲惨な状況に周囲が騒めく中、奇妙な蒸発音のような音と共に血溜まりの中から立ち上がる。「死なない」未知の生物、亜人だと発覚し、それまでの友人たちや人々から研究や賞金目的のために追い回されるはめになる。
- 約束のネバーランド
- 『約束のネバーランド』は、白井カイウ(原作)、出水ぽすか(作画)による日本の漫画作品。略称は「約ネバ」。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて2016年35号より連載中。孤児院で育てられた子ども達が過酷な運命に抗っていく物語である
コニーが殺される衝撃シーン…人間の言葉をしゃべるバケモノが「ここの農園の人間の肉は絶品だ」と語る…。コニーはなんと亡くなっていた。
この農園の人肉は、全部金持ち向けの高級品なんだぜ…エマたちが育てられたGF農園は“高級農園”だと言われていました。
「そもそも一口に“農園”といっても色々あってな・・・ GF農園みたいな“高級農園”はごくわずか ほとんどが“量産農園”なんだよ 」
「安価量産型の農園 劣悪な環境でただ生かし太らせ出荷する そこで生まれた人間は言葉も解さない 名前もない 意志などない もちろん逃げようなんて考えもしないよ」
鬼達の世界で養殖されている人間の実態“安価量産型農園”。言葉を話すことも意志をもつこともない食用人間…。
- 極黒のブリュンヒルデ
『極黒のブリュンヒルデ』は、岡本倫による日本の漫画。『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて2012年9号から2016年18号まで連載された。『エルフェンリート』の系統を継承した陰惨描写要素の多い「ダーク系」ならび「ダーク・ファンタジー」を取り入れたSF漫画。
- 子供の頃に事故で死なせてしまった幼なじみが忘れられない高校生・村上良太は、彼女との約束を果たすべく、天文部に在籍し宇宙人を探していた。ある日、良太のクラスにその幼なじみと瓜二つの美少女・黒羽寧子が転校してくる。どこか浮世離れした彼女の秘密とは一体…!?
- ベルセルク / 「ベルセルク 黄金時代篇」で描かれる「蝕」は地獄絵図そのもの。読者に多大なトラウマを植え付けた。
- 『ベルセルク』(BERSERK)は、三浦建太郎による日本の漫画作品。白泉社発行の漫画誌『ヤングアニマル』にて月イチ連載(第4金曜日)されている。単行本は白泉社からヤングアニマルコミックスのレーベルで刊行されている。極限まで細密に書かれた魅力的な画と壮大で重厚な物語からファンは多く、単行本は2011年時点で累計発行部数3100万部に達しており、海外でも人気が高い。中世ヨーロッパを下地にした「剣と魔法の世界」を舞台に、身の丈を超える巨大な剣を携えた剣士ガッツの復讐の旅を描いたダーク・ファンタジー。
『ベルセルク』の名敵役のワイアルドは、ミッドランド王国内の罪人達による兵団『黒犬騎士団』の団長。正体は使徒。首から下が猿のような巨体、三つ目と大口を持つ異形。
『黒犬騎士団』心得「エンジョイ&エキサイティング」…ワイアルドの中での「エンジョイ」とは女性を強姦する事で、「エキサイティング」とは戦う事…。「黒犬騎士団」の団員達にも「黒犬騎士団心得」と称して「エンジョイ&エキサイティング」を大声で唱和させており、この心得を強要している。
鷹の団に馬車を用立てた村も例外ではなく、牢獄から救出されたグリフィスの追撃を命じられた際に、凌辱し惨殺した村娘達の屍を槍に刺した状態で追い、鷹の団の面々を戦慄させた。村娘を強姦したのちに手足を引きちぎって殺害し、串刺しにしてしまうという鬼畜極まりない行為は、「デビルマン」のオマージュ(五体をばらばらにされてしまった牧村美樹のシーン)。
「ベルセルク 黄金時代篇」で描かれる「蝕」は地獄絵図そのもの。読者に多大なトラウマを植え付けた。「鷹の団」を生贄にすることにより降魔の儀を行う。
鷹の団の紅一点のキャスカは、『蝕』で、ゴッド・ハンド『フェムト』=グリフィスに凌辱され、精神が破綻してしまう。
ガッツと仲間だった団員たちは、蝕へと巻き込まれる。かつて仲間だった団員は一方的な虐殺に遭い、キャスカはガッツの目の前でグリフィスに犯され、ガッツ自身も左腕と右眼を失い「生贄の烙印」を刻まれた。
キャスカは、「蝕」の際にゴッド・ハンド「フェムト」に犯されて心が壊れてしまい、今は夢と現の狭間に生きる。
- アカメが斬る!
- 『アカメが斬る!』は、原作:タカヒロ、作画:田代哲也による日本の漫画作品。『月刊ガンガンJOKER』(スクウェア・エニックス)で2010年4月号から2017年1月号まで連載。殺し屋集団ナイトレイド――その一員である黒髪赤目の少女アカメ。彼女と出会った時、少年タツミの運命は大きく動き始める…
チェルシーは、ボルスに変身しクロメの始末も試みるが、仕留めきれず返り討ちに遭い、最期はナタラに首を切られて死亡。首はロマリーの街広場にて晒され、身体はナイトレイドの情報収集のためエスデスに解剖された後、シェーレ同様コロの餌にされた。
- スパイダーマン(池上遼一版)
- 『スパイダーマン(池上遼一版)』とは、1970年から1971年にかけて連載された日本版スパイダーマンのコミック。いまだ多くの人々のトラウマ的存在になっている貴重な作品。
情報新聞の記事がきっかけとなり、日本中にスパイダーマン・バッシングが広まった。 スパイダーマンに対する世間からの評価・評判は散々なものであった・・・「偽善者だ!」「売名行為だ!」「本当のヒーローならベトナム戦争を終結させてみろ」など…。ごく普通の高校生であったが、スパイダーマンになってしまったことで社会の不条理を身を以って知らされる事になる。
ひたすら小森ユウのスパイダーマンとしての苦悩と現実社会の食い物にされた人々の陰鬱なエピソードが描かれている。
- 魔法少女まどか☆マギカ(まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ) / 凄惨な描写でトラウマ度が更に倍増
ハノカゲによる、テレビアニメ版本編のコミカライズ作品『魔法少女まどか☆マギカ』が、2011年2月12日から5月30日にかけて描き下ろしコミックとして刊行された。全3巻。全12話という構成も含め、基本はテレビアニメ版の物語を忠実に漫画化している。
『魔法少女まどか☆マギカ 新装版』上下巻 今秋発売予定。
2021年秋にはテレビアニメ放送開始10周年記念プロジェクトの一環として、上下巻構成に編集し直し、大幅な加筆修正を行った新装版が発行予定となっている。巴マミの衝撃の死亡シーン / 漫画版「マミる」
TVアニメ版「マミる」だとマミはシャルロッテに頭をパクっと食べられているだけの描写。漫画版「マミる」はマミの返り血やシャルロッテがマミの頭をゴキゴキと食べている描写がリアルに描かれ凄惨さが増している。
- 魔法少女サイト
『魔法少女サイト』は、佐藤健太郎による日本の漫画作品。秋田書店のウェブコミック配信サイト『Champion タップ!』にて2013年7月18日更新分から2017年10月5日更新分まで連載された後、同年10月26日からは同社の漫画雑誌『週刊少年チャンピオン』に移籍し、同年48号から連載中。
朝霧彩に対する雫芽さりな率いる女子グループの壮絶ないじめのシーンはトラウマ必至。
学校ではクラスメイトからのひどいいじめ、家庭では兄からの虐待に苦しむ女子中学生の朝霧彩。どこにも居場所がなく、「死にたい」と願う毎日を過ごしていた彩だったが、ある日部屋のPCに突如繋がった謎のウェブサイト『魔法少女サイト』と出会い、ステッキを与えられる。
主人公・朝霧彩をはじめとする魔法少女達の悲しい過去・境遇。トラウマシーン・エピソードの宝庫。
- 魔法少女・オブ・ジ・エンド
『魔法少女・オブ・ジ・エンド』は、佐藤健太郎による日本の漫画作品。『別冊少年チャンピオン』(秋田書店)にて、2012年7月号(創刊号)から2017年9月号まで連載(全16巻)。魔法少女による虐殺の宴。絶望パニックホラー。
- ふつうの高校1年生、貴衣とつくねの学校に魔法少女が出現! 不思議な力で次々と同級生を殺していき……。未曾有の絶望パニックホラー開幕!
- どこにでもいる普通の高校生・児上貴衣は、いつものように登校し昨日と同じ日常を過ごすはずだった。しかし、その日常は一瞬にして血塗れの非日常へと変わった。撲殺・爆殺・焼殺…突如、学校に乱入してきた魔法少女による虐殺の宴。魔法少女に殺された者もまた魔法少女に変化し、新たな犠牲者を求めて生き残った人間を襲う。貴衣は幼馴染みの福本つくねをはじめとする生存者と共に学校から脱出するが、町は何人もの魔法少女が暴れまわる阿鼻叫喚の地獄と化していた。
- 『GANTZ』(ガンツ)
『GANTZ』(ガンツ)は、奥浩哉による日本の漫画作品。漫画雑誌『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて2000年7月13日発売の31号から連載を開始、2006年から隔週で連載され、2013年6月20日発売の29号まで連載された。謎に満ちたストーリー展開と過激なバイオレンス描写で、ヤンジャン”を代表するSFアクション作品としてカリスマ的な人気を誇った。謎に満ちたストーリー展開と過激なバイオレンス描写で、SFアクション作品としてカリスマ的な人気を誇った。
- 最終回の展開が昭和のロボットアニメ『無敵超人ザンボット3』の最終回のオマージュを行い、賛否両論真っ二つ。
- 東京喰種トーキョーグール
- 『東京喰種トーキョーグール』は、石田スイによる日本の漫画作品。略称は「TG」。『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて2011年41号から2014年42号まで連載された後、新編となる『東京喰種トーキョーグール:re』が、同誌2014年46号から2018年31号まで連載された。
現代の東京を舞台に、人の姿をしながら人間の肉を喰らうことで生活する喰種(グール)と呼ばれる怪人をテーマとした作品。
常軌を逸したサディストであったヤモリによって、拷問を受けるカネキ。執拗なまでの拷問を繰り返され、心身ともに限界を越えた状態に。
カネキ「僕は…喰種(グール)だ」
ヤモリによって繰り返される凄惨な拷問の末、カネキは自分の中のリゼを喰らい喰種の力を自分で制御し喰種として覚醒する。
- Re:ゼロから始める異世界生活
『Re:ゼロから始める異世界生活』は、長月達平による日本のライトノベルである。イラストは大塚真一郎(短編集3は楓月誠、短編集4はイセ川ヤスタカ)が担当している。公式略称は『リゼロ』。アニメ版よりも漫画の方がもっとグロさが増している。
突如、コンビニ帰りに異世界へ召喚されたひきこもり学生の菜月昴(ナツキ・スバル)。知識も技術も武力もコミュ能力もない、ないない尽くしの凡人が、チートボーナスを与えられることもなく放り込まれた異世界で必死に生き抜く。
能力は自身が死亡した際に運命を変えることができるセーブポイントまで巻き戻る「死に戻り」の力。なお、この能力は他人に話すことができず、伝えようとすると心臓を潰されるような激痛を味わう。
異世界に召喚されたばかりの孤独の中で自身を助けてくれたエミリアに対して恋心を持ち、彼女を助けることを最優先の目的とする。一方で愛情を向けてくれるレムのことを大切に思い、心の支えにしている。
- Fate/Zero
- 『Fate/Zero』(フェイト・ゼロ)は、TYPE-MOON(レーベルはTYPE-MOON BOOKS)から発売された伝奇小説(ライトノベル)。著者はニトロプラスの虚淵玄。キャラクターデザイン・イラストはTYPE-MOONの武内崇。TYPE-MOONとニトロプラスの初コラボレーション作品である。『ヤングエース』では真じろうによる漫画版が2011年2月号から2017年7月号まで連載された。コミック『Fate/Zero』は、角川書店、角川コミックス・エースから発行。
『Fate/Zero』(フェイト・ゼロ)の間桐桜のリョナシーン…『印刻蟲(ちんこ虫)』の大群に犯され続けた。
先っぽが亀頭の形状をした『印刻蟲(ちんこ虫)』の大群に犯され続けた悲惨なるヒロインの間桐桜…。
とてつもなくグロい人間オルガン(犠牲者の内臓・腸を鍵盤にして悲鳴で歌うオルガン)のシーンも描かれた。
- 雨生龍之介(うりゅう りゅうのすけ)は、キャスターのマスターで、美を追求して殺人を繰り返すシリアルキラー。夜の街では女の子にモテていたが、そうして彼に惹かれた女性は血みどろの肉塊にされている。彼にとって他者の命を奪う行為の真意は『人の死』の意味を理解することであり、その死体を使って悪趣味極まるオブジェを造り上げることは『芸術』の表現にあたる。
キャスターと組んでからは子供に標的が変わり、被害者の数も増大、手法などもより残虐なものへと拡大していった。
犠牲者を材料にして吐き気を催すような工芸品を創作する龍之介。彼が街で攫った少年少女たちは、冬木市の地下にあるアジトで彼自身の手によって無残に殺害され(生きている子もいる、無事ではないが)、彼の死の美学に則りアートと言う名の調度品に作り変えられた。
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- 進撃の巨人
『進撃の巨人』(しんげきのきょじん、Attack on Titan)は、諫山創による日本の漫画作品。『別冊少年マガジン』(講談社)2009年10月号(創刊号)から連載中であり、小説・テレビアニメ・映画などのメディアミックス展開が行われている。単行本の国内発行部数は2018年12月の時点で累計7800万部を突破している。巨人と人間との戦いを描いたダークファンタジー。
ひたすら続く絶望感と登場人物の人間模様が話題を呼び、アニメ誌だけではなく一般紙やメディアでも随時特集を組まれ、社会現象を巻き起こしている。
エレンの母親のカルラは巨人に捕食されて死亡する。
首が吹き飛んでいるエレン
手足をもがれ、餌と成り果てようと、人類は巨人に挑む!! 巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた。だが名ばかりの平和は壁を越える大巨人の出現により崩れ、絶望の戦いが始まってしまう。
- 世界鬼(せかいおに)
『世界鬼』(せかいおに)は、岡部閏による日本の漫画作品。『裏サンデー』(小学館)にて、2012年7月2日から2015年6月1日まで連載。作風としては、非常に重苦しい展開と退廃的な空気漂うダークファンタジー。
- 鏡の中に映るものが全て幻覚に見える奇病『鏡の国のアリス症候群』にかかった少女・東雲あづま。現実世界の全てに絶望したあづまの前に、突如現れ、世界を破壊し始めた怪物・世界鬼。あづまは同じ病気にかかった6人の男女とともに、ワンダーランドという異空間に招かれる。そこで繰り広げられるのは、世界鬼との命を懸けた戦い。絶望の戦いの先に待っているのは、果たして…?
- 3×3 EYES
『3×3 EYES』(サザンアイズ)は、高田裕三による日本の漫画作品。気持ち悪い妖怪やグロ描写多数のダークファンタジーの傑作。
- 「三只眼吽迦羅(さんじやんうんから)」という三つ目の妖怪であるヒロインのパイが、ひょんなことから彼女と一心同体の不死人「无(ウー)」となってしまった藤井八雲と共に人間になるため冒険をする物語。
- ゴッドサイダー
太古、魔王は黙示録戦争にて神々に敗れ地中深くに封じ込められた。しかし現代、その魔王が全宇宙を征服すべく、悪魔の側の人間を使い行動を起こしはじめた!彼らを滅ぼすため、神と悪魔の間に生まれた少年・鬼哭霊気が、神の側の人間と共に立ち上がる。
ジャンプエログロ枠の最高峰。ベルゼバブによって拷問される鬼哭流璃子(きこく るりこ)
頻繁に登場するエロ・グロシーンが、雑誌連載時の80年代に多くの読者にトラウマを残したとして有名。
大神魔王パズスは、リリスから生まれたばかりのときはまだ人間の赤ん坊と同じ姿だったが、時間が経つにつれ少年から青年の姿へと急成長を遂げる。成長中の段階でも霊気を含めたゴッドサイダーらを圧倒するほどの力を誇ったが、戦いの中でより強く光の力に覚醒し五智如来の力を使いこなすに至った霊気によって粉砕される。
だが、リリスの体内に入った一部の細胞が急成長を遂げ、ついに完全体となって復活し、同じく混乱に乗じて復活を遂げたサタンとゴッドサイダーとの三つ巴戦を展開する。
- 寄生獣
- 『寄生獣』は、岩明均による日本の漫画。『モーニングオープン増刊』(講談社)にてF号(1988年)からH号(1989年)まで全3話の中編作品として連載された後、続きの第4話以降が『月刊アフタヌーン』(同)に1990年1月号から1995年2月号にかけて連載された。謎の寄生生物ミギーと共生することになった高校生・泉新一の数奇な運命を描く。
- ごく普通の高校生・新一は、ある晩部屋で、ヘビのような生物を発見する。叩き潰そうとしたその生物は、新一の右手に侵入してきた。その生物の正体は、他の動物の頭に寄生して神経を支配する寄生生物だった…!寄生に失敗し、新一の右手に寄生したミギーと新一の奇妙な生活が始まる。やがて二人は、お互いの命を守るため、人間を食べる他の寄生生物と戦い始める…。
- 仮面ライダーBlack(漫画)
狙われた人類の未来を救え!! 世界の大都市を舞台に、南光太郎、改造人間仮面ライダーBlackが悪の結社(ゴルゴム)と闘う!! 人類は生き残れるのか!?
主要人物の死も多く、終盤の展開のそれはTV版以上に救いが無い。
信彦との決戦についに勝利するのだが、既に杏子は死亡、そればかりか世界はほぼ滅亡した状態であった。また信彦は「オマエが死ねば……オレが世界の王になる!! オレが死ねば、オマエが世界の…………」と言い残す。魔王の正体は何だったのか?これで本当に未来は変わるのか?
「おしえてくれ~!!」
「オレはだれだ!?」……無人の東京湾で光太郎は虚しく叫び、物語は幕を閉じる。
バイオレンスやヌード描写も容赦なく描かれる過酷で陰鬱なSFホラーとも言うべき作品であり、怪人は勿論、罪なき人々も次々に殺されていく中で最終的にはどうあがいても続編が作れそうもない衝撃のラストを迎えることになる。
引用元: ピクシブ百科事典 / 仮面ライダーBlack(漫画)
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- 『人造人間キカイダー』 / 人間と同じ「善悪の心」を持つようになったキカイダー・ジローの苦悩。自分の兄弟たちを殺してしまう。
- 『人造人間キカイダー』(じんぞうにんげんキカイダー)は、石ノ森章太郎による日本の漫画作品。小学館の『週刊少年サンデー』(1972年30号 – 1974年13号)に連載された。
キカイダー・ジロー「(人間と同じ善悪の「心」を持つようになった)今の僕は友達を騙すことも、兄弟を殺すこともできる」
物語終盤、キカイダー/ジローはゼロワン達と共にギル・ハカイダーに捕らえられた際に「服従回路(イエッサー)」を組み込まれる。良心回路を持っていないゼロワン達は服従回路の効果によってハカイダーに忠誠を尽くすが、ジローは服従回路と良心回路を併せ持ったことによって人間と同じ善悪の「心」を持つようになる。
ためらいもなくキカイダー00、01、ビジンダーを破壊した。
キカイダーは自分の兄弟たちまで破壊してしまう。善の心だけではなく悪の心も持ったためだ。- 兄弟たちを一撃で破壊するほど、あまりにも強力過ぎる内蔵武器「ブラスター」。兄弟たちを一撃で破壊した強力すぎる内蔵武器「ブラスター」をハカイダーに発射する。
人間同様に善と悪の心を持つジローは宿敵ハカイダーも一撃で倒した。
だがピノキオは人間になって本当に幸せになれたのだろうか・・・?
善と悪の「心」の戦いに苦しみながらその場を立ち去った。おすすめの関連リンク
- 鋼の錬金術師
- 『鋼の錬金術師』は、荒川弘による日本の漫画作品。また、それを原作とした派生作品。『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)にて、2001年8月号から2010年7月号まで連載された。全108話。
「人語を理解する合成獣(キメラ)だよ」
- ショウ・タッカーは、実の娘ニーナ・タッカーと飼い犬のアレキサンダーを錬金術により合成し「人語を話す合成獣(キメラ)」を錬成していた。
ショウ・タッカーは、「鋼の錬金術師」のキャラクター。マッドサイエンティスト 。『君のような勘のいいガキは嫌いだよ』のセリフが有名。実の娘ニーナ・タッカーと飼い犬のアレキサンダーを錬金術により合成し、再び“人語を理解する合成獣(キメラ)”を生み出す。
- エド「タッカーさん…人語を理解するキメラの研究が認められて資格をとったのはいつだったっけ?」
タッカー「ええと、2年前だね」
エド「奥さんがいなくなったのは?」
タッカー「…2年前だね」 - エド「もうひとつ質問いいかな……ニーナとアレキサンダー どこに行った?」
タッカー「君のような勘のいいガキは嫌いだよ」 - ショウ・タッカーは、人道に有るまじき行為として国家錬金術師の資格を剥奪され、自宅に拘留されていたが、国家錬金術師殺しの指名手配犯「スカー」(傷の男)によって殺害されてしまった。
- テラフォーマーズ
『テラフォーマーズ』(TERRA FORMARS)は、2011年よりミラクルジャンプおよび週刊ヤングジャンプにて連載中の漫画作品。作者は作:貴家悠、画:橘賢一。火星を舞台に、ゴキブリが進化した生物「テラフォーマー」と、人間との戦いを描いたSF悲劇。
- 重要そうな人物があっさりと死ぬ、女性キャラも容赦なく死ぬ。いつ誰が死ぬのかわからない緊迫感が漂うスリリングな展開が魅力。
ジェイソン・カルロス・ボーンは、相手の頭部を背骨ごと引っこ抜く残虐な「脊髄ぶっこ抜き」の犠牲に…。
- テラフォーマーはジェイソン・カルロス・ボーンの頭を背骨ごと引っこ抜いた。さらに、ボーンの頭と背骨を振り回し、周りにいるクルーを殺害していく。
- ライチ☆光クラブ
『ライチ☆光クラブ』(ライチひかりクラブ)は、古屋兎丸による日本の漫画作品。
工場の煙に覆われた螢光町の片隅にある、「光クラブ」と名づけられた少年たちの秘密基地。その場所で、ある崇高なる目的のために作られた「機械」が目を覚ました。「機械」の正体とは―!? 80年代、伝説の劇団「東京グランギニョル」の舞台を、鬼才・古屋兎丸がマンガ化した衝撃作。
少年たちの幼いがゆえの純粋で暴力的な欲望と狂気、そして純粋な心。帝王として君臨する少年ゼラ、彼を崇拝する仲間たち、謎の「機械」ライチ、囚われの美少女カノン……それぞれの人間関係が複雑に入り組みながら、最後の最後まで息をつかせぬドラマチックな展開が続く。
ジャイボは光クラブを調べに来た世界史の女教師の醜い臓器を取り出す。それを見て少年たちは嫌悪するものの、「もっと自分たちの内臓は美しい」と豪語してみせる。
ジャイボ「僕だけを見てて欲しいんだ…愛してる…愛してるんだゼラ…」
ライチによって、ジャイボはぺしゃんこにつぶされた。
ライチに処刑されるカネダ。カネダの最期の瞬間。
最後には、ゼラは、一番隊だったニコに便器で体をぶち破られてしまう。当然、ゼラの体内にある臓器も女教師と同じく醜かった。
- ゴブリンスレイヤー
- 『ゴブリンスレイヤー』(GOBLIN SLAYER!)は、蝸牛くもによる日本のオンライン小説およびライトノベル。文庫版はGA文庫(SBクリエイティブ)より2016年2月から刊行され、イラストは神奈月昇。略称は「ゴブスレ」。
漫画版、蝸牛くも(著)・黒瀬浩介(作画)・神奈月昇(キャラクター原案) 『ゴブリンスレイヤー』は、『月刊ビッグガンガン』(スクウェア・エニックス)にて、2016年6月号から連載中。
『ゴブリンスレイヤー』に登場する女武闘家は、ゴブリンたちの後ろから現れた体格が大きいホブゴブリンに回し蹴りを受け止められ、足首を掴まれる。振り払おうとするもホブゴブリンの強力な握力には敵わず、軽々と持ち上げられた上に怪力で洞窟の壁に叩き付けられて悶絶。さらにもう一度、壁に受け身も取れない状態で叩き付けられ、身動きが取れないほどのグロッキー状態にされて敗北した。
身動きできない女武闘家をゴブリンたちが見逃すはずもなく、群がって執拗に棍棒で打ち据える追い打ちを加えられた上で、装備や衣服を破り捨てられ、群がったゴブリン達に強姦・輪姦される最悪の結末を迎えた。
女武闘家は、『ゴブリンスレイヤー』と言う作品の世界観と女性から見たゴブリンの恐ろしさを示す役割を任されたと言えるキャラ。容姿も美女の部類に入る上に性格も完全な善人であるキャラクターが化物に汚されてしまう様子に心が痛んだ人は多いはず。
肉の盾は、ゴブリンが用いる人質の女性を使った卑劣な戦法。当作品のゴブリンは雄しか居らず、多種族の雌を捕獲して繁殖用の母体(通称孕み袋)とする。巣の中には延々と陵辱されゴブリンを出産させられ続けている女性が捕獲されているが、これを武装した人間に襲撃された際に、人質として使う事がある。
女性を板等に縛り付け、その後ろに隠れながら前進するという、大雑把に言えば女性を使ったガードベントであり、文字通りの人間の盾である。
肉の盾は、漫画版ではそのまま掲載されたが、流石にTVアニメでそのまま放送は不味かったのか、ほとんど顔のアップのみで、全身像は遠目からチラッと映す程度の描写になっている。
- ホムンクルス
- 『ホムンクルス』は、山本英夫による日本の漫画作品。2003年より『週刊ビッグコミックスピリッツ』で連載。ビッグコミックスピリッツ2008年28号を最後に休載していたが、2009年34号より連載再開、2011年12月号をもって完結。2020年9月時点で、累計発行部数は400万部を突破している。
新宿西口の一流ホテルとホームレスが溢れる公園の狭間で車上生活を送るホームレス・名越進は、医学生・伊藤学に出会い、報酬70万円を条件に第六感が芽生えるというトレパネーションという頭蓋骨に穴を開ける手術を受けることになった。その手術以降、名越は右目を瞑って左目で人間を見ると、異様な形に見えるようになった。
伊藤によると「他人の深層心理が、現実のようにイメージ化されて見えているのではないか」と言い、彼はその世界をホムンクルスと名付けた。そして、名越は様々な心の闇を抱える人達と交流していく。
青春・恋愛・人間ドラマ・学園漫画
- RAINBOW-二舎六房の七人-
- 『RAINBOW -二舎六房の七人-』は、安部譲二原作・柿崎正澄作画による日本の漫画。昭和30年(1955年)、罪を犯し「湘南特別少年院」・二舎六房に堕ちた6人の男たちがいた。彼らは同房にいた年上の「アンチャン」の教えを胸に、出所後、望まないのに向かってくる少年院、世間に満ちた苦しみ、不条理などと向き合い、力強くそれぞれの人生を生きていく様を描く。
少年院での肛門検査では、全裸にされて、四つん這いの姿になって、医師に肛門を見せる。ガラス棒を入れられ、禁止物や寄生虫などを調べられる。
屈辱の儀式の中、ケツの穴に容赦なくガラス棒を入れられ、調べられる。
- さくらの唄 (漫画)
- 『さくらの唄』は、1990年から1991年にかけて「週刊ヤングマガジン」に連載された安達哲の漫画作品。全3巻。
前半部はモラトリアムをテーマに高校三年生である主人公「市ノ瀬利彦」のありふれた日常と学校生活が描かれるが、中盤に差し掛かると一転その裏でじわじわと進行していた主人公の叔父「金春久吉」による金・権力・支配・暴力・セックスが一気に氾濫し、主人公の苦悩と大人の闇の対比が秀逸なタッチで描かれている。
金春 久吉(こんぱる ひさきち)は、高校生の市ノ瀬 利彦(いちのせ としひこ)をキャバクラや風俗に連れて行ったり、借金でがんじがらめにした三ツ輪先生を初体験の相手としてあてがった。利彦と三ツ輪先生は、以後も関係が続いた。この一連の事が久吉らによって映像に収められ、文化祭の時に利彦を陥れる謀略に用いられた。文化祭初日の映画上映会での事件とは、金春 久吉が、文化祭で利彦が苦心の末に作り上げた作品を三ツ輪先生との初体験の映像にすり替えて上映した事件。
後半に進むにつれセックス描写が増えていったため発禁になりかけており、最終巻では成年コミック指定がされている。 連載当時はその事も一因となって打ち切りの憂き目を見るが、現在でもカルト的な人気を持つ作品である。
- 聲の形
『聲の形』(こえのかたち)は、大今良時による日本の漫画。聴覚の障害によっていじめを受けるようになった少女・硝子と、彼女のいじめの中心人物となったのが原因で周囲に切り捨てられ孤独になっていく少年・将也の2人の触れ合いを中心に展開し、人間の持つ孤独や絶望、純愛や友情などが描かれる。
- すえのぶけいこ『ライフ』
椎葉 歩(しいば あゆむ)は、本作の主人公。西舘高校1年2組所属。愛称は「アユム」。中学時代から勉強が不得意な劣等生。優等生であった親友の夕子に依存した結果、夕子は不合格で自分だけ志望校の西舘高校に合格したことで友情が崩壊し、そのことがトラウマとなりリストカットをした過去を持つ(リストカット症候群を患う)。
- 『ライフ』は、すえのぶけいこによる日本の漫画作品。同誌に連載された『ライフ』で平成18年に、第30回講談社漫画賞少女部門受賞。2009年、『別冊フレンド』11月号(講談社)より新連載『リミット』をスタートさせる。
残酷ないじめをテーマにした漫画。主人公の「椎葉 歩」(しいば あゆむ)はいじめに立ち向かっていく勇気と強さを身につけていく。
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- NHKにようこそ!
『NHKにようこそ!』(エヌエイチケイにようこそ)は、滝本竜彦の小説。大学を中退した引きこもりの青年と、それを救うことが目的という少女を軸に、引きこもりの葛藤する姿を描いた作品。大岩ケンヂによって漫画化され、『月刊少年エース』2004年2月号から2007年7月号まで連載。
NHKとは「日本ひきこもり協会」(Nihon Hikikomori Kyokai)の略称。
中原岬(なかはら みさき)は、佐藤達広(さとうたつひろ)をひきこもりから立ち直らせようとする謎のヤンデレ美少女。佐藤が逃げ出そうとするたびに阻止するが、その際の手段は選ばない。自殺志願者のようなところがあり、メンヘラ、ヤンデレ的なところもある。
中原岬「たぶんあたしは、生まれながらにダメ人間で、普通の人なら相手にしない。みんなあたしを嫌いになるよ。みんなあたしのせいで、嫌な気分になるんだよ。その事実はもう、確かな実績(コミュが無い)で証明されてるんだから」
原作小説・漫画版・アニメ版で、境遇や半生などの設定に大きな差異がある。岬に差し出された恋愛契約書にサインし、岬への愛情を示すプレゼントを買うためコンビニのバイトを始める。その後は誰かに意思を操られること無く自分の意思で岬を好きになる、と決意しクリエイターで生計を立てられるようになったら東京に戻って来ると岬と約束を交わして実家に帰り、最終回を迎える。
- ジョージ秋山『捨てがたき人々』
『捨てがたき人々』は、ジョージ秋山による日本の漫画作品。『ビッグゴールド』(小学館)に1996年9月号から1999年3月号まで連載されていた。金も仕事もなくセックスのことばかり考えている狸穴勇介が、苦悩しながら生きる意義、愛や幸せを見つけ出そうともがく姿を通して、人間の業を描き出していく。
「なんだか生きてんの飽きちゃったなあ」。職を失い、生まれ故郷に帰ってきた狸穴(まみあな)勇介。不細工で金も仕事も夢もなく、考えるのはセックスのことばかり。ある時、勇介は微笑みの宗教「神我の湖」に傾倒する京子と出逢い、執拗なストーキングの末にレイプする。二人は互いを嫌悪しながらも離れることができずに姦通を繰り返すようになるが……。
底辺で生きる人間の心の闇を赤裸々に描いた主人公・狸穴勇介(まみあな ゆうすけ)の半生の物語。
アクション・バイオレンス・異能バトル・戦争・歴史モノ
- 『GUNSLINGER GIRL』(ガンスリンガー・ガール)
『GUNSLINGER GIRL』(ガンスリンガー・ガール)は、アスキー・メディアワークスの雑誌『月刊コミック電撃大王』に連載された、相田裕の漫画。略称ガンスリ。連載が完結し最終巻が発売された2012年に第16回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門優秀賞を受賞。
ヘンリエッタは、自宅にて殺された家族の隣で一晩中暴行を受け、瀕死の重傷を負う(その際、左眼、右手、左足を失っている)も唯一生き残る。病院に収容され一命を留めたものの凄惨な記憶から自殺を望んでいた時に、素体を求めて国内の病院を捜し歩いていたジョゼとジャンの目に留まり、彼女を救いたいというジョゼの希望により公社に収容された。
イタリアを舞台に、「身体を改造した少女の殺し屋」を運用する対テロ機関「社会福祉公社」と、犯罪やテロによってイタリアを恐怖に陥れるテロリスト集団「五共和国派」との戦いを軸にしたガンアクション漫画。
「GUNSLINGER GIRL」(ガンスリンガー・ガール)の登場人物のトリエラは、イタリアマフィアの「カモッラ」がスナッフ・フィルムの撮影用にチュニジアで拉致・調達された少女。
ユーロポール時代のヒルシャーがアムステルダムで保護した後、公社で義体となった。作中でヒルシャーともども戦死するが、ヒルシャーが密かに持ち出して保管しておいた彼女の卵子から生まれた娘が最終話に登場している。「ジョゼさんが死ぬなら私……私は……」とお互いに眼球に向けて発砲。2人は安らかな笑顔を浮かべたまま死亡した。
本編のメインヒロインのヘンリエッタと担当官のジョゼッフォ・クローチェは心中した。
- 『乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ』
- 『乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ』は、大西巷一による日本の漫画。15世紀の中央ヨーロッパで起きたフス戦争を題材とする。1420年、ボヘミア王国。戦争により家族を虐殺された12歳の少女「シャールカ」は、フス派義勇軍の英雄「ヤン・ジシュカ」に導かれ、仲間たちと共に反カトリックの戦いに身を投じていく。戦争と少女という題材を扱っており、性暴力や性奴隷などの描写も多い。
カトリック派聖ヨハネ騎士団のフス派狩りによって家族を虐殺され、自らも陵辱された12歳の少女シャールカ
一人だけ生き残ったシャールカ「わたしだけ…死ななかった…わたしだけ…」
- 異端(フス派)狩りの名目で住んでいた村が騎士団に襲われ、両親と住んでいた村の人間を皆殺しにされる。自身もレイプされたが一人だけ生き残り、彷徨っていたところをヤン・ジシュカ率いる傭兵団に拾われ、少女兵として戦場に立つことになる。
- ダンス・マカブル‐西洋暗黒小史‐
- 『ダンス・マカブル‐西洋暗黒小史‐』は、拷問の歴史を題材にした、かなり残酷描写のキツイ作品。美しく、残酷で、怖い歴史漫画。人間自身の際限のない欲望と残酷さ。
『ダンス・マカブル~西洋暗黒小史』第1巻・第5話「スペイン異端審問」前編
中世ヨーロッパで連綿と続き、とりわけ後期では異常なほど発達を遂げた拷問と残酷な処刑の数々。特権階級を持つ貴族たちの際限のない欲望から生み出されたものや、「魔女裁判」や「異端審問」など宗教家たちのエゴから生まれたものなど、多岐にわたるそれらの拷問具や処刑法が使用された様々なエピソードをオムニバスで綴る暗黒絵巻――。
「血の伯爵夫人」ことバートリ・エルジェーベトは、多くの召使いや下女を猟奇的に殺害したことで告発され、3年余り監禁された後、衰弱死した。
- 狼の口 〜ヴォルフスムント〜
- 『狼の口 〜ヴォルフスムント〜』は、久慈光久による日本の漫画作品。バトル、歴史モノ。全編にわたって容赦の無い残酷描写や鬱々とした人の暗黒面が描かれている。
ヴォルフスムントの代官ヴォルフラムは、その悪魔的な洞察力で、関所を抜けようとする同盟の闘士などの密行者を見つけては残虐に処刑し、民衆に恐れられていた。
母と娘が関所通過の身体検査で、アソコの奥まで執拗に嬲られる。
代官ヴォルフラム「いささか御婦人には、申し上げにくいことなのですが、衣服も改めさせて頂きたいのです。」
情け容赦のない取り調べや処刑を行うことから悪魔のように恐れられているヴォルフラム。
代官ヴォルフラム「人間の身体には物を入れられる場所がいくつかあります。さらに女性には男性にはない隠し場所もある。あなた方の身の証を完璧にするためにも、ひとつ指などを入れて確かめさせて頂きたいのですが…」
旅芸人母子の母ツェーデルと娘ユヴェールは狼の口を抜けるために恥辱を伴う尋問を受ける。
「やめて、娘はまだ子供よ!生娘よ!何も入る訳がないでしょう。お願いだから許してやって。」
ヴォルフラム「はいはい、それを確かめるのが私の役目、これが済んだら通してあげます。約束しますよ。」
情け容赦のない恥辱的な取り調べを、幼い生娘のユヴェールまで受けることに…。漫画史に残る衝撃的なトラウマシーン(幼女への性的虐待)。
遂に、「狼の口ヴォルフスムント」が陥落し、代官ヴォルフラムにも最期の時が…(狼の口 ヴォルフスムント 第6巻より)。尻より杭を打ち込み、口まで貫く串刺し刑…。
代官ヴォルフラムが紳士な顔で楽しそうに残酷な処刑を執行させるようす、ついに捕えられたヴォルフラムが何ページにも渡り「尻から口まで串刺しの刑」で苦悶の内に死に行くさまは、残酷なトラウマシーンとして名高い。
ヴォルフラムは、盟約者団によって生きたまま肛門から口まで杭を貫く串刺し刑に処せられた。屈辱的な処刑方法。
死後もヴォルフラムの遺体は屈辱的な姿で晒された。
代官ヴォルフラムは、盟約者団によって生きたまま肛門から口まで杭を貫く串刺し刑に処せられた。その串刺しとなった死骸はモルガルテンの戦いにおいて、公弟レオポルトの前に投げ落とされ、同盟団の策略で混乱に陥っていた騎士たちの馬によって、粉みじんに踏み潰された。
- はだしのゲン
中沢啓治による漫画『はだしのゲン』では、原爆投下後の広島の惨状が描かれる。
『はだしのゲン』は、中沢啓治による、自身の原爆の被爆体験を元にした自伝的な反戦漫画。トラウマ漫画の殿堂。戦中戦後の激動の時代を必死に生き抜こうとする主人公中岡ゲンの姿が描かれている。原爆投下後の広島の惨状について触れるシリアスなストーリーであるために、ゲンの肉親や身内は途中で死んでいるケースが多い。
昭和20年8月6日朝、原爆が投下された・・・原爆投下後の広島の惨状が描かれる
ゲンの父、姉、弟は 倒壊 ( とうかい ) した家の 下敷 ( したじ ) きとなり、ゲンと母の前で、見る見るうちに 炎 ( ほのお ) につつまれていきました。
日中戦争の回顧で、日本軍が「首をおもしろ半分に切り落したり」、「銃剣術の的にしたり」、「妊婦の腹を切りさいて中の赤ん坊をひっぱり出したり」、「女性の性器の中に一升ビンがどれだけ入るかたたきこんで骨盤をくだいて殺したり」といった残忍な蛮行を行ったと、描写している。
この内容の過激さから、2012年には学校図書館での閲覧禁止問題に発展し、注目を集めたことも…。
手足を欠損した傷痍軍人(しょういぐんじん)の痛々しい描写。
傷痍軍人(しょういぐんじん)は、戦傷やその他の公務のために傷痍を負った軍人、軍属。軍人恩給法によって増加恩給・傷病年金・傷病賜金の受給権有資格者をさす。日本では、1931年(昭和6年)11月までは廃兵と呼称された。多くの国で軍隊の士気を維持するために手厚く保護され、社会復帰への配慮が強力に実施されている。
- 殺し屋1
- 『殺し屋1』(ころしやイチ)は、山本英夫による日本の漫画作品。過激な暴力描写が特長。「読者に痛みを与える漫画」と評される。
垣原雅雄(かきはら まさお)は、本作のもう一人の主人公。最後は、イチに追い詰められ、マンションから転落死する。
「ジジイ」率いる歌舞伎町のハグレ者グループ(イチも所属。ただし、ジジイ以外のメンバーは彼の顔を知らない)と「垣原」率いる暴力団・安生組との攻防、そしてイチと垣原の異常性愛者同士の邂逅を描く。
- 小幡文生(おばたふみお)による漫画『シマウマ』
- 『シマウマ』は、小幡文生(おばたふみお)による日本の漫画。「ヤングキング」(少年画報社)連載中。「絶対に読んではいけない漫画」という謳い文句。暴力描写の凄惨さが特徴になっている。
『追い込み』や『拷問』などのバイオレンスな残酷描写が多々見られます。
俺は知らなかった……この世の中には奴隷や家畜……それ以下の世界がある事を……始まりは、一通のメールの着信だった。そこに添付されていたのは、原型の崩れた仲間の顔と抜き取られた一対のアバラ骨……。小遣い稼ぎの美人局でヤクザを引っ掛けてしまった事から、タツオの日常は転がるように暗闇へと堕ちていく! 〔シマウマ〕とは、いったい何者なのか!?
グロテスクで暴力的な描写が非常に多い。ムカデのお風呂…。復讐のためにトイレの個室に蜂の巣を投げ込んだシーンなども。
- 格闘漫画『軍鶏』
『軍鶏』(しゃも)は、橋本以蔵原作・たなか亜希夫画による日本の格闘漫画作品。親殺しの少年が格闘家に。
- 他の競技漫画とは趣が異なっており、自己修養やスポーツマンシップなどの近代体育的な価値観ではなく、格闘技の負の側面である「暴力」の手段としての要素や、日本社会の闇、人間心理の暗黒面を大きく取り上げているのが特徴。
- 忍者武芸帳
- 『忍者武芸帳』(にんじゃぶげいちょう)は、白土三平による日本の長編貸本漫画、およびそれを元にした映画。1959年から1962年まで三洋社から出版。全17巻。当時としては破格の大長編。
残酷描写が多く、グロマンガの原点ともいえる作品。大河歴史コミック。主要キャラと多くの忍者や武将や剣豪が登場し、壮絶な戦いの中で死んでいくため、人体破壊描写、残酷描写が多い。影に生き影に死ぬ忍びの悲しさ。
ヒロインの一人の明美(あけみ)の壮絶な最期(バラバラ死体)は語り草に。
「忍者武芸帳」の描写が残酷極まりないのは事実で、女忍者明美(あけみ)は結城 重太郎 (ゆうき じゅうたろう)の子を身篭った臨月だった為、完全に身を隠すことが出来ずに破水した血の匂いで発見され、蛍火(ほたるび)ら数名の敵忍者に胎児ごと五体バラバラに切り刻まれて殺される。
主人公の影丸も牛裂きによって処刑される壮絶な最期。天下統一を進める織田信長に立ち向かう主人公の忍者影丸の壮絶な最期も話題に。
- 血だるま剣法
- 『血だるま剣法』は、1962年7月に日の丸文庫の貸本誌「魔像」の別冊として1962年7月に発表された時代劇漫画。部落解放同盟の抗議を受け刊行より約1か月で回収・絶版となった。
1961-2年(著者23-24歳)に刊行されるも、あまりの残酷描写に相次いで筆禍事件が勃発。長らく幻の書となっていた。封印作品として伝説化された『血だるま剣法』だったが、2004年に呉智英監修のもと、山松ゆうきちの所持していた赤本をもとに青林工藝舎より復刊された(『おのれらに告ぐ』も併録)。
- 猪子幻之助は、師の朽木一伝斉を自らの手で殺害し、門弟たちへの復讐を誓う呪いの文言を師の血で書き残した。被差別部落出身の幻之助には、領主の命で家族を惨殺された過去があり、剣の道で身を起こし被差別部落民を救おうと日々修行に励んでいた。しかし、練習相手を血だるまにするなど極端な剣技上達への執念が門弟たちには不気味がられる。出身が知れて風当たりはいっそう強くなるなか、師は彼を跡継ぎにすると発表するが、物語は際限なき血みどろの復讐劇へと突き進んでいく。
- ザ・ワールド・イズ・マイン
- 「週刊ヤングサンデー」に同時期に連載された『殺し屋1』とともにカルト的な人気を持つ異色の漫画である。とくに理由もなく殺人を重ねる「モンちゃん」と「トシ」、正体不明の巨大生物「ヒグマドン」が起こす騒動に関わる人々の群像劇。
その過激な暴力描写とストーリー性から話題を呼び呉智英、岩井俊二、松尾スズキ、庵野秀明、宮崎哲弥、高橋源一郎、樋口真嗣といった著名人から絶賛された。
- よるくも
富者が貧者を、貧者が極貧者を踏みつけて生きる世界 =人間の本質が暴露される舞台の上で、 「食う」こと、「殺す」こと、「生きる」ことという人間の営みの 最大のテーマを描くことに挑戦しています。この[世界]には、上・中・下、がある。富めるものの住む[街]。貧しいものの住む[畑]。その下に、深く、暗い[森]――。
[森]の住人の共通項はひとつ。まともじゃない。
[畑]でうまい飯を出す高岡飯店。看板娘のキヨコは、母をささえながら店を切り盛りするはたらき者。ある日、店の常連の“裏の仕事の手配師”中田の頼みにより、[森]からやってきたという殺し屋「よるくも」の毎日のメシの面倒をみてやることになった。「よるくも」は[森]に使い捨ての子供として生まれ、感情を持たず、痛覚を持たず、読み書きの知識を持たないままに育ち、中田の指示により殺しの仕事を日々こなす青年。キヨコとよるくもが出会うことにより、[世界]は少しずつ壊れはじめる――
- シグルイ
『シグルイ』は、原作:南條範夫・作画山口貴由による日本の時代劇漫画である。題名の「シグルイ」は、武士道の真髄を説いたと言われる書物『葉隠』の一節、「武士道は死狂ひなり。一人の殺害を数十人して仕かぬるもの」(武士道は死に狂いである。一人を殺すのに数十人がかりでかなわないこともある)に由来する。
- 江戸時代初頭、天下の法に反して駿河城内で挙行された真剣御前試合で対峙したのは、片腕の若武者と盲目の天才剣士だった!! 残酷無惨時代劇!!劇画調のリアルな絵柄で、身体欠損や臓物がこぼれ落ちる過激な描写が多い。
剣士達による凄惨な殺し合いが幕を開ける。その第一試合、隻腕の剣士・藤木源之助の前に現れた相手は、盲目・跛足の剣士、伊良子清玄だった。
- デスゲーム漫画『バトル・ロワイアル』
- サバイバル系デスゲームの代名詞。理不尽なクラスメート同士の壮絶な殺し合いが幕を開ける。
生きるためなら何でもする悪女、相馬光子の死に様。終盤まで生き残ったものの、桐山和雄の襲撃の前には歯が立たず、殺害された。
- 善悪の屑 / 外道の唄 / 猟奇的で残虐な復讐(私刑)・凄惨な拷問シーンがトラウマに
- 『善悪の屑』(ぜんあくのくず)は、渡邊ダイスケによる日本の漫画作品。少年画報社『ヤングキング』2014年10号から2016年7号まで連載されたのち、第2部『外道の歌』(げどうのうた)にタイトルを変更して2016年8号から引き続き連載されている。
- 2016年2月に、単行本第4巻が「猟奇的で残虐」「私刑を正当化している」などの理由で東京都青少年の健全な育成に関する条例に基づく不健全図書に指定されたが、5月ごろから単行本と電子版ともに販売が好調である。2021年4月時点でシリーズ累計発行部数は460万部を突破している。
- 犯罪を犯しても決して反省しない最低の人間に対し、被害者からの依頼を受けて復讐を代行するという”復讐屋”の2人を主人公として描いた作品。復讐屋は、カモとトラが二人で行っている復讐代行業。
ジェイク・堀尾(ほりお)は、21 – 23話に登場。女性をナンパする流れを教える怪しげなセミナーの講師。手段は仲間内の居酒屋に女性を連れ込み、強い酒で酔わせた上で集団で強姦する卑劣極まりないもの。被害者が訴えを起こさないよう、巧妙な手口で女性たちを丸め込み泣き寝入りさせ、依頼人の姉を自殺に追いやった。
- 鴨ノ目 武(かものめ たけし)は、無口かつ無愛想で常に感情をほとんど出さず、ターゲットに対し拷問じみた制裁を加える際にも顔色ひとつ変えない冷徹さを見せる。同情の余地が無いと判断すれば相手が未成年者や女性であろうと凄惨な拷問を加えることにも躊躇がない。
復讐内容は依頼人の意向に沿うものの、大体の場合はカモの裁量で決めており、被害者の被った苦痛以上のことを凄惨な拷問で体感させて殺害し、死をもって加害者に償わせている。希に命を奪わないこともあるが、そのほとんどは社会的に再起不能な状態になるまで身体的、精神的に痛めつけている。
ジェイク・堀尾(ほりお)は、「お前の精子工場は本日をもって閉鎖だ」とカモに吐き捨てられ、陰茎を切断され自身の肛門に挿入される拷問を受ける。命こそ奪われなかったが、拷問された状態のまま街頭に放置されその画像がネットやSNSに晒されることになる。
- 鴨ノ目 武(かものめ たけし)は、無口かつ無愛想で常に感情をほとんど出さず、ターゲットに対し拷問じみた制裁を加える際にも顔色ひとつ変えない冷徹さを見せる。同情の余地が無いと判断すれば相手が未成年者や女性であろうと凄惨な拷問を加えることにも躊躇がない。
ミステリー漫画・推理漫画
- 江戸時代ミステリー漫画『当て屋の椿』 / 怪奇殺人の真相を推理していく大江戸吉原ミステリー。エログロ。
『当て屋の椿』は、川下寛次による日本の漫画。『ヤングアニマル』(白泉社)において、2008年(2007年No.24)から2020年No.23まで連載。その後同社のWEBコミックサイト『マンガPark』に移籍して、2020年12月11日から配信中。江戸時代を舞台に、浮世絵師である鳳仙(ほうせん)と椿(ツバキ)の周りで起こる怪奇事件を描く。推理するが、超常的な理由が多く、解明は困難な事件が多い。 欲望渦巻く江戸の街で起こる猟奇的・超常的な事件。
当て屋の椿の親友で吉原の遊女屋で働く女郎・篝(かがり)。真実を得る神託の力を持っている。
「当て屋の椿」9巻。メインサイドにいた篝にも魔の手が忍びよる…。
- 金田一少年の事件簿
- 『金田一少年の事件簿』は、『週刊少年マガジン』(講談社)にて1992年(平成4年)から2001年(平成13年)まで連載された。本格的なミステリーを題材とした漫画であり、推理漫画ブームの先駆けとなった作品である。
名探偵・金田一耕助を祖父に持つ高校生・金田一一(きんだいち はじめ)が、幼馴染・七瀬美雪(ななせ みゆき)や親友・剣持勇警部、ライバル・明智健悟警視らと共に、遭遇する難事件を、祖父譲りの抜群の推理力で次々と解決していく物語。『金田一少年の事件簿』は、トラウマになりそうな怖い要素がふんだんに盛り込まれている。初期の死体描写や殺害方法は特に怖かった。
金田一少年の事件簿史上初の被害者である「日高織絵」(ひだかおりえ)。人為的に落下させられた照明器具で叩き潰され圧死した。記念すべき被害者第一号。「オペラ座館殺人事件」より。
首のない死体…異人館村殺人事件では、花嫁衣装を着た時田若葉が首を切断されて死ぬ、関係者の誰も助けられない凄惨さ・・・屈指のトラウマエピソード。
- サイコメトラーEIJI
- 『サイコメトラーEIJI』(サイコメトラーエイジ)は、原作:安童夕馬(樹林伸)、作画:朝基まさしによる日本の漫画。『週刊少年マガジン』(講談社)にて、1996年から2000年まで連載され、1997年と1999年にテレビドラマ化もされた。
物や人に触れるとそれに残った過去の記憶の断片を読み取るサイコメトリー能力を持った少年・明日真映児が、警視庁の女性刑事・志摩亮子と協力して怪事件を次々と解決していくというミステリー物。
異常な人格を持ったサイコパスな犯人「荒井 弓子(あらい ゆみこ) / サイレント・ストーカー」
「CASE3:サイレントストーカー」の犯人。西洋人形を模したアイドルグループ「スクエア・ドール」の女性マネージャー。32歳。おしゃべりだが、タレント想いの良きマネージャーで、アイドルの西洋人形を模した特徴も彼女によるもの。だが、その実は後述する幼少時のトラウマによって西洋人風の美少女に固執していた心理が露出した結果であった(映児曰くストーカーにとって天職)。ところがメンバーのフロント争いに端を発する赤樹リエへの暴行事件と、その暴露を知って完全にトラウマが蘇って狂ってしまい(トランス状態となり)、その加害者側の少女たちを舌を切り取って殺して行くという連続猟奇殺人を行い始める。切り取った舌は保存してあり、シリアルキラーの特徴である「スーベニア(記念品)」と見なされる。また、トランス状態の時は舌が異様に伸びる特徴がある。
引用元: ウィキペディア(Wikipedia)『サイコメトラーEIJI』
「…舌が切り取られてるわ」
加害者側の少女たちを舌を切り取って殺して行くという連続猟奇殺人
猟奇的な殺人事件の残虐描写と異常な人格を持ったサイコパスな犯人像は、読者に多大なトラウマを植えつけた。
夜ごと起こる残忍な婦女暴行殺人――。謎の殺人鬼メビウスの正体を暴くため、過去の出来事や記憶の断片を読みとるサイコメトリー能力をもつ少年、明日真映児(あすま・えいじ)と、美人刑事・志摩亮子(しま・りょうこ)が立ちあがる!!
- 夢野久作「ドグラ・マグラ」 ─まんがで読破─
怪奇と幻想の色濃い作風で名高い夢野久作の代表作。「これを読むものは一度は精神に異常をきたす」といわれる伝説の奇書を漫画化。
大正末期の九州大学精神科病棟。記憶喪失の青年と彼を見守る法医学教授。青年の脳裏に眠る迷宮入りの怪事件をめぐり、精神科教授が謎の死を遂げ、怪奇なる因縁に彩られた殺人事件が次々と巻き起こる。怪奇と幻想の色濃い作風で名高い夢野久作の代表作。「これを読むものは一度は精神に異常をきたす」といわれる伝説の奇書を漫画化。
ホラー漫画・サイコスリラー・サスペンス
- ミスミソウ / 鬱漫画の代表格。
『ミスミソウ』は、押切蓮介による日本の漫画作品。ある過疎の進む地方の町で人心の闇が引き起こした惨劇を描いた作品。同級生達から陰惨なイジメを受けたあげく家族を殺害された少女が復讐を行うサイコホラー。鬱漫画の代表格。キャッチフレーズは「精神破壊(メンチサイド)ホラー」。
- ひぐらしのなく頃に
「ひぐらしのなく頃に」の代表的台詞のひとつ…竜宮レナの台詞「嘘だッ!!!」(漫画版)
- 『ひぐらしのなく頃に』(ひぐらしのなくころに、When They Cry)は、同人サークル『07th Expansion』によるコンピュータゲーム作品である。ゲームジャンルはサウンドノベル。監督・脚本は竜騎士07。
綿流し編は、全編を通してホラー色が一番強い。
特にあるシーンで使われる実写の”目”による恐怖演出は夜トイレに行けなくなること必至である。
- 漫画版にも、不意打ちで視覚的に驚かされる見開きでの”目”の恐怖演出があり、未プレイの読者にはトラウマを植えつけ、プレイ済みの読者のトラウマを抉った。
漫画版『ひぐらしのなく頃に』の中でも、トラウマ必至の恐ろしさで有名な「綿流し編」のラストシーン…前原圭一のベッドに何者かが…
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- 漫画版『ひぐらしのなく頃に』の中でも、トラウマ必至の恐ろしさで有名な「綿流し編」のラストシーン…魅音の亡霊が現れる「圭チャン迎えに来たよ…」
- 漫画版にも、不意打ちで視覚的に驚かされる見開きでの”目”の恐怖演出があり、未プレイの読者にはトラウマを植えつけ、プレイ済みの読者のトラウマを抉った。
恐ろしすぎる見開きのラストシーン…圭一を殺そうとする魅音の亡霊「あの時一つ叶えてあげたでしょ 今度はダメーあはははははは」
- 漫画版『ひぐらしのなく頃に』においては、スクウェア・エニックス刊の「ガンガンパワード」「月刊ガンガンWING」「月刊Gファンタジー」「月刊少年ガンガン」「ガンガンONLINE」「月刊ガンガンJOKER」で2006年3月から順次、出題編・解答編の漫画化作品が連載されている。
- 石川賢のSFホラー漫画『次元生物奇ドグラ』 / その衝撃描写により数多の子供達を恐怖のどん底に叩き込んだ傑作。グロ過ぎる。
石川賢の「次元生物奇ドグラ」は、コミックボンボン(増刊号)に掲載されたトラウマ作品で、その衝撃描写により数多の子供達を恐怖のどん底に叩き込んだ傑作。遺跡の隠し部屋で剣を引っこ抜いたら封印が解けて次元に穴が開き次元生物が溢れ出した!!次元生物奇ドグラは、時空間風雲録(スターコミックス) / 石川賢(1986/8/1)に収録されている。
ドグラとは異次元の小さな穴。その穴には意思があり、生物の体の中に入り込み「扉」を開ける。生物の中でドグラは育ち、その大きさが十分になった時に「扉」が開き、我々が住む世界にグチャグチャでドロドロな魔物を吹き出させる。そして、その化け物はドグラの穴が有る限り際限なく吹き出す。
その穴は空間を汚染し、人から人、空間から空間へと感染し、犠牲者を増やす。そして当然、ドグラから出てくる魔物に触れても感染する。
ドグラに寄生された者は正気を保てなくなり、完全に取り込まれて化け物になり、最終的に大きな穴となる。
石川賢の「次元生物奇ドグラ」は、初出作品の掲載誌がコミックボンボン(増刊号)だった為、当時の少年達に大いにトラウマを植え付けた。
- 丸山みやこ著『蟲笛 Koteki』(こてき) / 現実に起きた猟奇的な事件をモチーフにした怪奇漫画化
「女子高生コンクリート詰め殺人事件」「新潟少女監禁事件」等現実に起きた事件の本質をとらえながら、事件の再現ではなく著者の脳内で結晶化したもう一つの真実を構築した問題作。作品の扱う題材は収録順に「児童虐待」「幼女誘拐監禁」「少女誘拐監禁」そして「凶悪犯罪加害者の家族」。
1話目「傷の軋み」のテーマは幼児虐待。虐待をする父親は不気味な蟲・人外な存在として描かれている。
2話目「葉隠しの家」のテーマは少女監禁。元になった事件「新潟少女監禁事件」。盆栽を思い通りに矯正しようとする母親と、同じことを少女にしようとする男の姿…。
3作目『蟲笛』のテーマは「少女誘拐監禁」。元になった事件は有名な「女子高生コンクリート詰め殺人事件」。
- フランケン・ふらん / グロテスクな人体改造
- 『フランケン・ふらん』は、木々津克久による日本の漫画。『チャンピオンRED』(秋田書店)にて、2006年9月号から2012年3月号まで連載された後、『フランケン・ふらん Frantic』と改題して2019年4月号から連載再開。謎の美少女・ふらんのメスが光る時、生み出されるのは奇跡か悪夢か!?新感覚メディカル・ホラー登場!!
生物学者によって造られたつぎはぎだらけの人造美少女「ふらん」が得意の人体改造技術で人々に貢献しようとするが…。
好きな女の子が交通事故で死にかけたから助けてくれといわれて治療すると、女の子の首から下の体を芋虫にしてしまう。手術シーンにおける直接的な残酷描写やブラックジョークとも取れるグロテスクな人体改造が特徴。
人知を超えた医療技術を持つ人造人間・斑木ふらん(まだらきふらん)。人々の悩みを手術で解決しようとするが、倫理観の欠如から悲惨な結果を招くのだった。
愛犬が事故死してしまったかわいそうな少女がふらんに頼み込み蘇生をしてもらうことになりました。1ヵ月後気が進まないながらも全力で取り組んだふらんが連れてきた愛犬、プリンは
中年のおじさんの体になってました(単行本4巻掲載「HER PET DOG」)。少女漫画の顔になりたくって整形手術する話
フランケン・ふらん Frantic 1巻…手術シーンにおける直接的な残酷描写。人間に対する道徳的感情が非常に薄く、手術の結果、依頼人が凄惨な末路を辿ったとしても、それ自体にはほとんど何の興味も示さない。
- 『にんじん大好き!』 / 衝撃のラスト。多くの人にトラウマを残した有名な少女漫画。
『にんじん大好き!』は、「なかよし」(講談社)1993年3月号別冊付録にて発表された松本洋子による日本の漫画作品。
1993年12月6日発行の松本洋子の怪奇オムニバス『魔物語』巻頭にも収録されている。
収録作一覧
「にんじん大好き!」
「最終バス」
「ファミリー」
「乗り合わせた死神」
「そして闇はよみがえる」ニンジンが嫌いな少年たかしは、神様に好き嫌いを治したいと祈る。すると、あらゆるものが生のニンジンに見えるようになり、気が付くとニンジン好きになっていた。
にんじん嫌いの男の子が、神様ににんじんが好きになるようにお願いする。
次の日から食べ物が全部にんじんに見えるようになる。
父親もにんじんに見えてしまう。
唐突な最後のオチ・・・ニンジンに見える自分の母親を食べてしまう。
こんなおいしいものがあったんだ・・・と母親を食べてしまう。
食べられた母親はどうなったのか?衝撃のラストに読者は驚いた。
衝撃のラスト。ラスト1ページの一撃で屈指のトラウマ漫画になった。- 空が灰色だから
- 『空が灰色だから』(そらがはいいろだから)は、阿部共実による日本の漫画作品。『週刊少年チャンピオン』2011年38号から40号まで、『空が灰色だから手をはなそう』の題で全3回の短期連載され、その後、同年47号から2013年9号まで正式連載された。クセのある様々な人間(主に思春期の男女)の上手くいかない日常を、一話完結型のオムニバス形式で描く。
「私は私でいたいから本当の絵を描いた」と語る佐野さんの「自分を本当に解放した姿」は、狂気の次元が違った。非常に有名なトラウマシーン。
佐野さんは、来生とは同じクラスのクラスメイト。糸目で太眉。来生の描く画風に惹かれ、同じ趣味の友人と共に彼女を遊びに誘う。アート性のあるグロテスクの枠すら外れた来生の趣向に友人たちまで離れる中、彼女だけは来生の言葉に感動し、自身の別荘へと来生を招待する。
「私は私でいたいから本当の絵を描いた」と語る佐野さんの「自分を本当に解放した姿」は、狂気の次元が違った。佐野さんの本物の狂気を前にして、来生は逃げ出すほかなかった。
「ひっひっ…ひいいいいいい…」「やばいやばいやばい…」あまりにも格が違い過ぎる佐野さんの本物の狂気を前にして、来生は逃げ出すほかありませんでした。
- リバーシブルマン
ウラガエリと呼ばれる変死体。それは巷でまことしやかに囁かれる都市伝説……。あるものは伝染病と訴え、あるものはアジアンマフィアによる臓器売買のなれの果ての姿と語る……。しかし、その真相は、あるひとりの少女だけが知っていた。
深まるばかりの謎。飛び交う怒号と巻き散る血液。グロテスクでショッキングな描写が壮絶なバイオパニックホラーアクション漫画。なんと、彼女の体内にはマシンガンが埋め込まれていた……!!
家族をウラガエリ達に殺され復讐を誓ったルナは、怒りで身体が怪物化しかけながらも“ウラ(怪物)とオモテ(人間)”を併せ持つ新種、通称リバーシブルマンとして闘う。- 闇金ウシジマくん / 多くのエピソードが、極めて陰惨な救いのないバッドエンドに陥る。
- 『闇金ウシジマくん』は日本の漫画家である真鍋昌平による漫画。2004年(平成16年)から『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で不定期連載されている。2010年10月より、山田孝之主演で毎日放送(MBS)の制作によりテレビドラマ化され、その映画版が2012年8月25日より公開された。
多くのエピソードが、極めて陰惨な救いのないバッドエンドに陥る。
イベント系サークル(通称:イベサー)「バンプス」の代表「小川純」の凄惨な末路。『闇金ウシジマくん』4巻途中~5巻途中「ギャル汚くん」編
小川純(おがわ じゅん)は、丑嶋らによって樹海に連れて行かれ、全裸にワインと蜂蜜を体にかけられ、「最後のチャンス」として「一回目の利息を建て替える者がいれば開放するが、いなければ放置する」と言われ、電話で周囲に助けを求めるも、自分が成り上がるために後先考えずに借金や裏切りなど、なりふり構わず毒を持て余した不義理な生き方が仇となり、助ける者はいなかった。その後、丑嶋の宣言通り放置され、ワインと蜂蜜の匂いを嗅ぎつけた虫が体中に群がるという凄惨な末路を迎えた。
丑嶋馨(うしじま かおる)は、最終話で債務者の一人である菊池文香を殺そうとした彼女の弟・辰也から文香を庇い、ナイフで刺される。直後には何事も無いように振る舞い、予定通り文香の借金もきちんと回収するが、柄崎と電話で会話した後に道端で倒れた。
丑嶋は大量出血で意識朦朧とする中、そのまま天を仰いで道路に倒れ込んだときには既に死亡していた…
- 死役所(しやくしょ)
『死役所』(しやくしょ)は、あずみきしによる日本の漫画作品。『月刊コミックバンチ』(新潮社)にて、2013年11月号から連載中。死後の世界を舞台とした漫画。
- お客様は仏様です。此岸と彼岸の境界に存在する、死役所。ここには、自殺、他殺、病死、事故死……すべての死者が訪れる。罪無き者は、天国へ。罪深き者は、地獄へ。あるいは――。“助けたこと、後悔してるんです。…こんなことを考えてる、自分が嫌で…”命を棄ててまで、守りたいものはありますか? 魂抉る、死者との対話。
「お客様は仏様ですから」
辿り着くのは天国か、それとも地獄か。どちらにしてもこの世界では、死んだ者が一番最初にやらなければいけないことが「死役所」での手続き。
ここでは、死因によって提出する申請書が異なる。総合案内のシ村の案内で死者は無事に手続きを終え、成仏の道へと進みます。その途中で、ここに来た人がどんな人生を生きてきたのかを知ることになります。
- 第1条「自殺ですね?」は、いじめで自殺した少年の話。“自殺申請書”を書かされる自殺者。
手渡された「自殺申請書」に記入をする際、男の子は受けたいじめを思い出し、怒りと悔しさに声を荒げますが、シ村は顔色ひとつ変えずに「成仏するのに必要な手続きですので」と流してしまいます。
第10条「初デート」は、ある交通事故死の話
- お客様は仏様です。此岸と彼岸の境界に存在する、死役所。ここには、自殺、他殺、病死、事故死……すべての死者が訪れる。罪無き者は、天国へ。罪深き者は、地獄へ。あるいは――。“助けたこと、後悔してるんです。…こんなことを考えてる、自分が嫌で…”命を棄ててまで、守りたいものはありますか? 魂抉る、死者との対話。
- 大岩ケンヂによるコミカライズ作品『GOTH』
『GOTH リストカット事件』(ゴス リストカットじけん)は、乙一の小説である。本作を2冊に分けた文庫本『GOTH 夜の章』(角川文庫:ISBN 4-04-425304-8、「暗黒系」「犬」「記憶」を収録)、『GOTH 僕の章』(角川文庫:ISBN 4-04-425305-6、「リストカット事件」「土」「声」を収録)、さらに番外編が収録されている『GOTH モリノヨル』(写真:新津保健秀)が発売されている。ライトノベル雑誌『ザ・スニーカー』に掲載されていたが(イラスト:緒方剛志)、ライトノベルとして発売されず、一般小説として発売されたという変則的な経緯を持つ。第3回本格ミステリ大賞受賞作(同時受賞は笠井潔の『オイディプス症候群』)。
- 「殺人事件や拷問の方法など 人の冷たくデリケートな側面を渇望する 私たちのような人間は時に“GOTH”と呼ばれる」。この「GOTH」である「僕」と森野夜のふたりが、遭遇する猟奇的な事件を描く連作短編集。乙一による6話で構成される同名小説のなかから4話を選んで漫画化したもの。
- 「リストカット事件」「暗黒系」「土」「記憶」という順番で収録されており、「犬」は漫画化されていない。また、漫画版での「記憶」は、「記憶」と「声」を組み合わせた展開になっている。漫画版での森野夜は主人公同様、暗黒面を持つ以外はごく普通に暮らす少女となっている。
「暗黒系」:女性を解体し、酸鼻なオブジェをつくる殺人鬼の手帳を森野が拾った。ふたりは、未発見の死体を探しに出かけるのだが……。
- あらゆるものの手を切断して冷蔵庫に保管する教師の話(「リストカット事件」)、人間を土の中に生きたまま埋めることに執着する男の話(「土」)など、苦手な人には耐え難い(好きな人にはたまらない)表現が続く。ビジュアルでは本書最大の見せ場ともいえる凄惨な死体の様子が描かれているのは、「暗黒系」。執拗なまでに丁寧に描かれたそれは、恐怖を忘れて見とれてしまうほどの完成度である。また、どの話にも必ず巧みな「裏切り」があって、謎解きのおもしろさも存分に与えてくれる。
- 多重人格探偵サイコ / グロテスクな猟奇殺人事件の描写、死体表現などは恐ろしく過激であり、有害図書に指定された漫画。
『多重人格探偵サイコ』は、バラバラ殺人、カニバリズム殺人、フラワー殺人…次々と起きる猟奇殺人事件に多重人格探偵 雨宮一彦が挑む! 田島昭宇・大塚英志のコンビが現代の病理を描く問題作!!
『多重人格探偵サイコ』は、原作:大塚英志、作画:田島昭宇による漫画作品。「恋人が猟奇殺人犯の被害に遭い、そのショックから多重人格者となった元刑事が、次々と起こる猟奇殺人事件の謎を追う」という設定でスタートしたショッキング・サスペンス漫画。グロテスクな猟奇殺人事件の描写、死体表現などは恐ろしく過激であり、有害図書に指定された漫画。
第1話で主人公の恋人の女性が、両手両足を切断された状態で宅配便で箱詰めして届けられるという描写がある。これを見た角川書店の役員が印刷機を止め、当初1997年1月号から連載が始まる予定が2月号からになるというアクシデントで始まった。
引用元: ウィキペディア(Wikipedia)『多重人格探偵サイコ MPD PSYCHO』
フラワー殺人事件の犯人である上野 達(うえの すぐる)は、女性の頭を切開して花を植えつけるフラワー殺人事件を起こし、関係を持った女性を拉致して次々と脳に花(ダチュラ)を発芽させていた。
- 天人唐草
- 『天人唐草』(てんにんからくさ)は、山岸凉子による日本の漫画。主人公の岡村響子(おかむら きょうこ)は、元々は好奇心旺盛な明るい少女だったが、男尊女卑的かつ古風な思想の厳格な父の影響により徐々に自分らしさを失い、対人関係がうまく築けなくなっていく。
少女漫画史上最強クラスの衝撃的なオープニング(=バッドエンド)と評される。毒親に人格・人生を支配されてしまった娘の悲劇を描いている。
- ブラッドハーレーの馬車 / 陰惨、極悪非道、救いなきトラウマ漫画の筆頭。救いようのない少女達の絶望が描かれる。
『ブラッドハーレーの馬車』は、沙村広明による日本の漫画作品。ブラッドハーレー家に養女として貰われて行く少女達の過酷で残酷な運命を描く物語。陰惨、極悪非道、救いなきトラウマ漫画の筆頭。救いようのない少女達の絶望が描かれる。
資産家・ブラッドハーレー家の養女になることが、孤児院の少女たちの憧れだった。ブラッドハーレー聖公女歌劇団で華々しく活躍する…そんな期待に胸を膨らませた少女たちがたどり着いた先は、暗い暗い塀の中。恐ろしく壮絶な悪夢が始まる―――。かつてこれほど残酷な、少女の運命があっただろうか。
孤児の女の子ばかりを養女にする大貴族ブラッドハーレー家。その一族の養女になることは、絢爛豪華な「聖公女歌劇団」への舞台に上がれる切符だと噂され、少女達の間では憧れの的だった。
しかし、実態は貴族が国と癒着するためにつくられた法律により、囚人たちの暴動を防ぐ慰みものとして少女達が集められ、辱められ、絶望の底で無慈悲に死んでいくというお話。
男の慰み物とされる不幸な孤児の少女達が、絶望の底で無慈悲に死んでいく・・・。男の慰み物とされる不幸な孤児の少女達を描いた作品。救いようのない少女達の絶望。どの話も救いがなく胸糞悪い展開で、後味が悪い。
- ドラゴンヘッド
- 『ドラゴンヘッド』は、望月峯太郎による日本の漫画作品。『週刊ヤングマガジン』(講談社)にて連載された。単行本は全10巻。
修学旅行の帰途、突如発生した大地震により、主人公青木輝(テル)らの乗車していた新幹線は浜松付近のトンネルで脱線事故を起こしてしまう。出入り口は崩壊し、外界と完全に遮断されたトンネル内で、3人の生存者、テル、アコ、ノブオは救助の可能性に望みをかけて絶望的な状況を生きのびる術を模索する。死と表裏一体の極限状態に追い込まれた少年達の苦悩とそれに伴う狂気と暴力、災害で荒廃した世界を背景に人間の本質と「究極の恐怖」を描く。
- 『血の轍』(ちのわだち) / 毒親を主題にしたサイコサスペンス。
『血の轍』(ちのわだち)は、押見修造による日本の漫画。『ビッグコミックスペリオール』(小学館)にて、2017年6号から連載中。「惡の華」「ハピネス」「ぼくは麻理のなか」「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」など、傑作を次々と世に送り出してきた鬼才・押見修造氏が、ついに辿り着いたテーマ「毒親」。毒親を主題にしたサイコサスペンス。息子に過干渉する毒親と息子の共依存がもたらす恐怖。静一の精神を支配する母親・静子が息子の自我の発達と自立を妨害。孤独な静子が抱える極度のストレスと闇。
母・長部静子(おさべ せいこ)からたっぷりの愛情を注がれ、平穏な日常を送る中学二年生の長部静一(おさべ せいいち)。しかし、ある夏の日、その穏やかな家庭は激変する。母・静子によって。狂瀾の奈落へと!
- ヘルタースケルター
- 『ヘルタースケルター』は、岡崎京子による日本の漫画。主人公「りりこ」の美貌は全て造りもの。
過剰な全身美容整形がもつ異常性とまばゆい世界の陰の部分が描かれる。トップスターが破滅し、身も心も崩壊していく。サイコサスペンス・ミステリー漫画の伝説的な傑作。
- 楳図かずおのオムニバス形式の恐怖漫画『おろち』 / どんでん返しが多い。
- 『おろち』は、楳図かずおの恐怖漫画。またそれを原作とした実写映画。『週刊少年サンデー』1969年25号から1970年35号に連載された。人間の醜さと愚かさを徹底的に描く。謎の美少女「おろち」が、悲壮な運命に翻弄される人々の人生を見つめていくオムニバス形式の作品。サイコホラー漫画の殿堂。
「姉妹」…妹のルミと姉のエミ。18歳になると同時に容姿が崩れるという特異な家系に生まれ育った美人姉妹。最後にはどんでん返しが。
- ヒミズ
『ヒミズ』は、古谷実による日本の漫画。2001年から2003年にかけて『ヤングマガジン』(講談社)にて連載された。人間のより暗い部分を見せるサスペンスホラー漫画に仕上がっている。凄惨なラストは、酒鬼薔薇聖斗にも影響を与えるほどのトラウマエンド。
- 不安の種+(プラス)
「不安の種」を代表するキャラクター・オチョナンさん
- 「不安の種」は、中山昌克によるホラー漫画。『チャンピオンRED』『週刊少年チャンピオン』にて連載していたオムニバス形式のホラー短編漫画。 『週刊少年チャンピオン』に移籍した際にタイトルが『不安の種+(プラス)』に変わっている。
一般人の主人公(毎回異なる)が何気ない日常の中で幽霊とも妖怪ともつかない怪異に出会ってしまう、というのが「不安の種」の基本的なストーリー。
- 楳図かずおの本格スプラッターホラー漫画「神の左手悪魔の右手」
- ホラー漫画の第一人者、楳図かずおが描く、究極のホラーコミック。戦慄のスプラッターシーンからスタートする『錆びたハサミ』をはじめ、生理的な痛みから、不条理な恐怖、不穏な空気を孕みつつ進行する夢と現実の混濁など、ありとあらゆる恐ろしさを内包した恐怖の作品集。
「神の左手悪魔の右手」HORROR1「錆びたハサミ」 伝説のトラウマシーンとして語り継がれる。物語の冒頭から山の辺泉(やまのべいずみ)の両目からハサミが飛び出してくるという衝撃的なショッキングなグロシーン。
口から大量の泥
口から大量の蜘蛛
- 切子
17年ぶりに集まった中学の同級生6人。母校で行われる同窓会が惨劇の場と化すとは、その時誰もが思わなかった…。正体不明の異形女子が圧倒的殺意で襲い来る、「呪殺系」ホラーの傑作
- 伊藤潤二傑作集 富江 / 絶世の美しさをもつ少女と、その虜になった男達が狂っていく様を描く。
- 『富江』(とみえ)は、1987年から『月刊ハロウィン』誌や『ネムキ』誌などで伊藤潤二が発表したミステリーホラー漫画。デビュー作にして代表作。
富江に恋する男たちは例外無く彼女に異常な殺意を抱き始める。ある者は富江を他の男に渡さず自分が独占したいため、ある者は富江の高慢な性格に挑発され、ある者は富江の存在の恐怖に駆られ、彼女を殺害する。しかし、富江は死なない。何度殺害されても甦る。
美しい女性を描く新進画家として注目を集めていた森光夫は自身の個展で、息を飲むほど美しい少女に出会う。自宅でいつものようにモデルのナナを描いていると、高らかに笑いながらあの時の少女が現れた。ナナを悪しざまに追い出して、自分がモデルにしろと少女は言う。「私? トミエっていうのよ」
画家の森光夫は、堀江ナナという女性モデルを描き、その作品で人気を博します。
実は、富江は自分の姿を写真で残せません。写真を撮ると顔が分裂してしまうからです。それでも自分の美しさを残したい彼女は、「絵」に目を付けるのでした。しかし森が最後に描いた彼女の姿は…。
- 闇の声・グリセリド(伊藤潤二コレクション)
- 闇の声<全>は、伊藤 潤二によるホラー漫画。恐怖の裏に人間の哀しみがある。恐怖の裏に生きるおかしさがある。ホラー、シュール、ナンセンス・・恐怖の名手が放つ新感覚のホラー連作!! 人間心理の壁を余すところなく活写する魅力のアンソロジー14作。劇画調タッチのグロテスクな描写で、突飛な設定と緊迫感のある不条理な展開の内容が多い。
「グリセリド」はおぞましさで有名なみんなのトラウマ。兄が上からニキビ攻撃をしてくる様子はおぞましい。
- りんたとさじ / 傑作不条理オカルトホラー作品。予想を裏切る面白さの異色青春ホラー連作シリーズ。
本作は、主人公・サジ(佐藤順子)が、特異なモノが見える彼氏・リン太と、奇妙なできごとを体験していく全1巻の連作短編集です。
「炬燵の人」、「妖精の人」、「味の人」、「穴の人」、「鳴く人」、「傘の人」、「また会う人」、「さくらの人」の8編を収録。
- 手塚治虫『奇子』(あやこ)
『奇子』(あやこ)は、手塚治虫の漫画。小学館『ビッグコミック』に1972年1月25日号から1973年6月25日号まで連載された。『奇子(あやこ)』は、手塚治虫氏の問題作とも言われる作品です。1945年、日本の敗戦とともに大きく移り変わっていく時代の中で、崩壊していく旧家の一族の姿を描いた社会派ドラマ。
- 天外奇子(あやこ)は、天外作右衛門とすえの間に生まれた娘。戸籍上は作右衛門とゐばの間の子どもということになっている。淀山事件の証拠となりうる事実をお涼とともに目撃しているが、当時四歳だったために家族に証言を握りつぶされ、天外家の名誉を守るために土蔵に生きながらにして閉じ込められる。
- 『Another』(アナザー)
『Another』(アナザー)は、綾辻行人による日本の小説作品。『野性時代』(角川書店)にて2006年8月号から2009年5月号まで数回の休載を挟んで連載された。学園ホラー&ミステリ大作。ホラー・ミステリー・サスペンスを融合させたような独特の雰囲気が特徴。
漫画版『Another』は、清原紘によりヤングエース(角川書店)2010年5月号(2010年4月4日発売)から2012年1月号(2011年12月4日発売)まで連載された。全4巻。
原作の小説と比べ、漫画版『Another』は、登場人物やその生死、犠牲者の死因などの一部が変更されており、また、登場人物に関する小ネタが随所に盛り込まれている。また学園青春ものとしての側面が原作より強調されており、主要人物の人間関係を示す描写などが細かく描かれている。
【あらすじ】1998年、春。父の不在や自身の病気療養のため、母の実家に身を寄せ夜見山北中学校に転入してきた榊原恒一は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。彼は、クラスメイトで不思議な存在感を放つ少女・見崎鳴に惹かれる。だがクラスメイトの反応から、彼女は恒一には見えて、他のクラスメイトには見えていないのでは無いかと感じる。そんなある日、あるクラスメイトが凄惨な死を遂げ、3年3組が直面している現実を知らされるのであった。
- 沖さやかのサイコスリラー漫画『マイナス』
- ギャグ漫画的様相を持ちつつも、内容は過激かつ残虐であり、人間心理の本質にも触れているサイコスリラー作品。1996年41号に掲載された第31話「遭難クッキング 後編」は人肉食の描写が問題となり、掲載誌の回収措置が取られると共に単行本未収録扱いとなっていたが、2004年にエンターブレインより刊行された完全版ではこのエピソードも収録されている。
問題視された「人肉食の描写」(沖さやかの漫画『マイナス』第31話「遭難クッキング 後編」)
恩田さゆりが生徒と共に遭難し、死んだ子供を焼いて食べてしまうという話…。
- 僕たちがやりました
- 『僕たちがやりました』は、原作:金城宗幸、漫画:荒木光による日本の漫画、およびそれを原作としたテレビドラマ。仕返しといたずらで人の命を奪ってしまった事により、普通の人生ではなくなってしまった高校生達の青春逃亡劇と生々しい人間のあらゆる本性、本質などの心理を描く。
同級生らと楽しい日々を送る中、いたずらのつもりで計画した「爆破」が死者10人を出す大惨事を招く。罪悪感を抱えながら、窮地に追いつめられた若者たちの成長と共に人間の本性や心理を描く。
矢波高生たちが火だるまになっていく光景に動揺…
- 巴亮介のサスペンスホラー漫画『ミュージアム』
『ミュージアム』は、巴亮介による日本の漫画作品。講談社の『週刊ヤングマガジン』にて、2013年35号から2014年10号まで連載された。また、2016年43号・44号に新作エピソードが掲載された。雨の日にだけ現れ、残虐な猟奇殺人を続ける「カエル男」と、それを追う警視庁捜査一課の刑事・沢村久志を中心としたサスペンスホラー。
- エデンの檻
『週刊少年マガジン』(講談社)連載なのにも関わらず、お色気&トラウマシーンがかなり多い。お嬢さまキャラクターの河名コトミの「ク〇〇しろオラァァァ」という過激なセリフは、大変話題になった。
絶滅動物が闊歩する謎の土地を舞台に描かれるSF要素を多分に含んだ冒険およびサスペンス作品で、多くの絶滅動物が主人公たちを脅かす怪物として登場しており、一部独自の解釈を加えた設定が加えられている。山田の過去の作品である『EX 少年漂流』同様、猟奇殺人や強姦、女性の裸体を含むお色気描写など、際どい描写が頻出している。
- バイオ・ホラー漫画「マンホール」
- 『マンホール』は、筒井哲也による日本の漫画。寄生虫を利用した犯罪事件と、それを追う警察の攻防を描いた、バイオ・ホラー作品。2009年、長崎県において第1巻が県少年保護育成条例に基づく有害図書類に指定された。
夕暮れの商店街で、全裸の男が怪死を遂げた。検死の結果、体から新種の寄生虫が発見される。
- 座敷女 / 史上最強のストーカー「座敷女・サチコ」がひたひたと迫りくる恐怖。都市伝説を題材にした心理ホラー漫画の金字塔。
- 『座敷女』(ざしきおんな)は週刊ヤングマガジン1993年第13~24号で連載されていた望月峯太郎の漫画作品。『ドラゴンヘッド』や『バタアシ金魚』、『鮫肌男と桃尻女』などで知られる漫画家・望月峯太郎(最近は望月ミネタロウ表記)の初期の傑作。史上最強のストーカー「座敷女・サチコ」がひたひたと迫りくる恐怖。得体の知れない恐怖の存在感。都市伝説を題材にした心理ホラー漫画の金字塔。
怪物や幽霊が出てくるホラーではなく、得体の知れない人間に理不尽に付きまとわれるという心理的恐怖、また日本で1990年代後半で「ストーカー」という言葉が広まる以前に既にストーカーをモチーフにした作品として出版されていることもあり心理ホラー漫画としての評価は高い。
【概要】大学生の森ひろしは真夜中に隣部屋のドアがしつこくノックされていることに気づく。自分の部屋のドアを開け覗いてみると、そこにはロングヘアにロングコートの大女が立っていた。後日、その大女はひろしの部屋を訪れる。電話を貸してくれと頼まれたひろしは彼女を玄関に入れてしまう。 その日を境にひろしは「サチコ」と名乗るその大女に付きまとわれる。サチコとは何者なのか?目的は何なのか?サチコの異常な行動は次第にエスカレートしていき、やがてはひろしの周囲の人々をも巻き込んでいく。
- 藤子不二雄Aブラックユーモア短篇集『明日は日曜日そしてまた明後日も……』 / 引きこもりを描いた先駆け。
時代を超える衝撃作『明日は日曜日そしてまた明後日も……』は、引きこもりを描いた先駆け。時代を先取りしている。主人公は会社が怖くて出社できないで初日からばっくれる…。
「藤子不二雄Aブラックユーモア短編」の「人間」のあらゆる欲と業が描かれたドラマの闇に、読者は知らず知らず引き込まれてゆく。
田宮坊一郎は一度も出社できないまま、病院で「勤めにでることができない病気」と診断された。そして坊一郎は、二階の自室から一歩も出なくなってしまう。作中での坊一郎の特徴は現在の引きこもりの概念に、ほぼ当てはまる。ただし作品発表時には「引きこもり」の概念は一般化しておらず、作中で引きこもりの用語も使われていない。しかし、平成年間(1989年 -2019年 )に引きこもりが社会問題化すると、引きこもりを描いた先駆作品として脚光を浴びるようになった。
週刊少年「」において船越英一郎が、『明日は日曜日そしてまた明後日も……』を「引きこもりを描いた先駆け」と語っている。こうした人間精神の暗部を描いた作品は、『内気な色事師』におけるストーカー、『なにもしない課』における社内失業など、後年社会問題化した事象を取り扱っているものもある。
- 聖ロザリンド / 愛らしい笑顔で惨たらしい罪を犯していくショッキングなトラウマ名作
本書は、彼女が少女マンガ華やかなりし70年代に生んだホラー大傑作『聖ロザリンド』の描きおろし番外編を収録した復刻コミックです。
- 人を疑うことを知らない天使のように愛らしい8歳の少女・ロザリンドは、じつは天性の無邪気さゆえに人々を死に追いやる殺人鬼だった……。愛らしい笑顔で惨たらしい罪を犯していくショッキングなトラウマ名作が、本書描きおろしの知られざる前日譚を交えて、よみがえります! !
首吊り死体でブランコ遊びをする快楽殺人鬼のロザリンド。
- 愛くるしい笑顔のかわいらしい少女ロザリンドは、欲望のおもむくまま無邪気に人を殺す殺人鬼だった。天使のような少女が本当は悪魔の子と気づいた両親や執事の苦悩が描かれる。
- エコエコアザラク / 70年代のオカルトブームを牽引したホラー漫画。
- 『エコエコアザラク』 は、古賀新一による日本のホラー漫画。また、それを原作としたテレビドラマ、映画も繰り返し製作された。黒魔術を駆使する若い魔女・黒井ミサ(くろいミサ)を主人公とし、ミサに関わる奇怪な事件、人々の心の闇を描く。原作の黒井ミサは、善人であれ悪人であれ場合によっては人を平気で惨殺する非情な魔女として登場、特に自分に対する性犯罪者に対しては容赦ない場面がたびたび描かれた。
- 地獄先生ぬ~べ~ / 視聴者にトラウマを植え付けたグロテスクで恐ろしい妖怪
- 『地獄先生ぬ〜べ〜』(じごくせんせいぬーべー)は、原作:真倉翔・作画:岡野剛による漫画作品、およびそれを原作とした各種作品群である。略称は「ぬ〜べ〜」。「鬼の手」を持つ霊能小学校教師の「ぬ〜べ〜」こと鵺野鳴介が児童を守る為に、妖怪や悪霊を退治する学園コメディーアクション。
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- 『ゾンビ屋れい子』 / 少女向けの怪奇ホラーから、2巻以降は、ゾンビたちを召喚して闘うバトルアクション漫画へ路線変更
『ゾンビ屋れい子』(ゾンビやれいこ)は、三家本礼による日本の漫画作品。『ホラーM』(ぶんか社)に1998年から2004年にかけて連載された。単行本は全11巻。文庫版は全7巻。
魔王サタンの力を借り、死体をゾンビとして蘇らせる力を持つ女子高生・姫園れい子の活躍を描いた作品。序盤の少女向けの怪奇ホラーから、2巻以降は、強いゾンビたちを召喚して闘うバトルアクション漫画へ路線変更した。
単行本の1巻までは少女向けホラー漫画らしく、残虐性やれい子のほどよく自分勝手なキャラクター性、ブラック・コメディを柱に一話完結型の連作として掲載された。1巻収録分が掲載されたのち、4ヶ月の間を置いて本格的に連載が開始された2巻以降では、少年漫画および青年漫画らしいバトルアクションの描写となった。絵柄も1巻と11巻を比較すると全く絵柄が異なり、女性はスタイルを強調するような描き方になっている。
百合川サキ編
れい子の住む街で幼女連続殺人事件が発生する。れい子は警察に協力を要請され、病院に向かうがそこには犯人・百合川サキもいたのであった。姫園れい子は、声が届く範囲にいる死体をゾンビとして蘇らせる力がある(携帯電話、レコーダーからの声でも可能)。この力を使って姫園家の家業「ゾンビ屋」としても働いている。報酬は現金でしか受け取らない。
百合川サキは、姫園れい子を殺すが、自分自身をゾンビ化したれい子に召喚された被害者のゾンビ達に切り刻まれて死亡。
- ハカイジュウ
- 『ハカイジュウ』は、本田真吾による日本の漫画。『月刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて、2010年5月号から連載開始し、2014年7月号にて第1部が完結。その後、第2部が2015年1月号から2017年7月号まで連載。『週刊少年チャンピオン』(同社刊)にて、外伝の『ハカイジュウ〜Another Side〜』が短期集中連載された。2012年7月時点での累計発行部数は100万部に達する。
巨大な特殊生物「水道橋のトール型」は、水道橋に出現した巨大生物。全身に棘を生やしたトール型、鳥に近いトール型、クモ似なトール型の3匹が同時に出現し、互いに争いあって鳥に似たトール型が生き残るが、プロトタイプのフューズ達によって倒された。
- 謎の生物は、特殊生物とも呼ばれており、地震と共に突如出現した未知の生命体達。形態や大きさは様々で、小動物ほどの生物もいれば、ビルよりも大きい生物もいる。その正体は、人間を害とみなした地球による自浄作用が生み出した産物だった。
ヴァリアント魅央は、足だけの変異だった魅央が傷を治すために特殊生物の肉を食べたことが原因で、全身がヴァリアント化してしまった姿。変異すると胸を打つような激しい動悸がする。理性はほぼないが、父への強い思いのため、陽を狙って攻撃している。父の死と想いにより、後にエボル化に成功してからはこの状態になることはない。
- ホラー漫画界のレジェンド、日野日出志(ひの ひでし)の数多くのホラーや怪奇作品
- ホラー漫画家の重鎮である日野日出志(ひの ひでし)の数多くのホラーや怪奇作品を読んで、一生消えないトラウマを植えつけられた子どもは数知れない。
サイケデリック怪異悲譚『蔵六の奇病』を1年がかりで描き上げ「少年画報」に発表。のちにひばり書房から単行本化され、70年代の子供達に強烈なトラウマを植え付けた。
秋田書店に持ち込んだが「グロテスクすぎる」という理由で断られた。続けて、少年画報(少年画報社)に持ち込むと、大学を出たての新人編集者に「おもしろいので、預からせてほしい」と言われた。いったんはやはりグロテスクすぎるという理由で断られたのだが、編集長が替わったタイミングで掲載されることになった。
引用元: 伝説の怪奇漫画家が歩んできた退屈しない人生 | 東洋経済オンライン
地獄の子守唄(ひばり書房、1977年6月30日)の最後に、主人公の日野青年は読者を指さして、「こんどは、きみが死ぬ番だ!」とメタ・フィクショナルな呪詛を投げかける。当時の読者は怯え、PTAからの苦情も殺到した。
ひどい家庭環境で育った日野少年が、いつしか漫画を使い人を呪い殺すようになる。いじめっ子を殺した後は、両親や編集者も呪い殺した。そして漫画の最後に日野青年は読者を指さして、
「こんどは、きみが死ぬ番だ!」と宣言する。
急に漫画がフィクションと現実の境界を超えてきた感覚に、当時の少年たちは怯えた。編集部には「本当に死んじゃうんですか?」という手紙がいっぱい送られてきた。PTAからの苦情も殺到した。
- 惡の華
- 『惡の華』(あくのはな)は、押見修造による日本の漫画。『別冊少年マガジン』(講談社)2009年10月号(創刊号)から2014年6月号まで連載されたサスペンスホラー漫画。「絶望」をテーマに、思春期特有の精神的彷徨と自我の行方を描いた青春漫画。
ボードレールの詩集『惡の華』を愛読する少年・春日高男(かすがたかお)。彼はある日、片思いしている佐伯奈々子(さえきななこ)の体操着を盗んでしまいます。クラスの人気者が被害に遭ったこともあり、クラスは大騒ぎです。
罪悪感にさいなまれる彼の前に現れたのは、クラスの問題児・仲村佐和。彼女は高男が体操着を盗むところを目撃したことを告げるのでした。そして高男に「“契約”をしよう」と持ちかけます。
奈々子の体操着を持ち逃げするところを佐和に見られていた高男。口外しない代わりに佐和と“契約”を交わし、彼女の指示に従うようになるのですが、その内容はどれも変態行為ばかり。高男は苦悩します。
佐伯奈々子(さえきななこ)「春日くんは石ころだった私を宝石にしてくれたんだもん」
教室中に想いの全てをぶつけた高男と仲村佐和。次の日やはり学校は騒然としていた。そしてとうとう佐伯奈々子に「あの教室も、私の体操着も春日くんなんでしょ?」ととうとうバレてしまう。
- 手塚治虫のサイコサスペンス漫画『MW』(ムウ)
- 『MW』(ムウ)とは手塚治虫の漫画作品。「ビッグコミック」(小学館)1976年9月10日号 – 1978年1月25日号に連載されたピカレスク(悪党)漫画。サイコサスペンス漫画。「同性愛」と「猟奇殺人」を題材として扱っており、数多くの手塚作品の中で異彩なものとなっている。
結城と賀来は16年前、ある島で軍が保管していた毒ガス・MW(ムウ)が発生する事件に巻き込まれた人々の生き残り。その毒ガス事件は政府の隠蔽により抹消され、世間では知られていない。
2人は同性愛者として、肉体関係を結んでいた。16年前、結城は、賀来に強引に犯された。
賀来は結城を誘拐・レイプしたことで毒ガスを吸わせてしまったことへの負い目と懺悔から、神父となり、結城を救済すべく、犯罪をやめさせようとするのだが、結城の悪魔的魅力に翻弄され、彼の計画に協力してしまうことに。
結城美知夫(ゆうき みちお)の表の顔は関都銀行新宿支店のエリート銀行員、裏の顔は世間を騒がす誘拐殺人犯。
MWに脳や心臓を冒されて死期の近い結城は、MWを手に入れて、自分が死ぬ時、世界中にMWをばらまき、全人類を道連れにしようと企んでいた…。
- 殺戮モルフ / 2巻の黒塗り騒動(真っ黒に黒塗り規制されたスプラッター(人体破壊描写)シーン)
- 『殺戮モルフ』は、外薗昌也による日本のスプラッター・ホラー漫画作品。作画:小池ノクト。『ヤングチャンピオン』より2017年No.5から2019年No.5(第1部完)まで連載。全4巻。
白昼の繁華街を襲った悪夢!下されるのは血に塗れた惨劇の刃!!暴虐と異常性MAXの殺人鬼の脅威から生き延びろ!
狂気の大量殺人鬼は事件後も様々な場所に現れ、犯行を続ける。神出鬼没の殺戮者の正体、そして目的とは。
『殺戮モルフ』の単行本に収録された時には、真っ黒に黒塗り規制されたスプラッター(人体破壊描写)シーンの例。
- 鬼畜島
『鬼畜島』(きちくじま)は、外薗昌也による日本のホラー漫画作品。殺人鬼が住む島に取り残された大学生たちが体験する異様な世界を描く。基本的にはスプラッタ・ホラーだが、オカルトの要素も描かれている。
M大学・廃墟研究サークルの高久と上原たち6名は、無人島といわれる“菊池島”を訪れ、そこで豚の頭皮を被った“怪物”に遭遇する。地図に存在しない島、隠れキリシタンの末裔、十字架に磔にされた無数のミイラたち……。
カオルは、鬼畜一家の義一の長男。サトルからは「兄ちゃ」、カンナとアンナからは「バカオル兄貴」と呼ばれている。 豚のマスクをかぶった肥満体型の大男。このマスクは、幼少期にいじめられていたカオルを想った義一が、バカにされないようにとかぶせたもの。
絶海の孤島に猟奇殺人鬼と共に閉じ込められた極限状況下で“血”と“絶望”のサバイバルが始まった!
絶対、上陸禁止! この島には血に飢えた“悪魔”がいる。
マリは、鬼畜一家の義一の長女でカオルの姉。カオルからは「姉ぢゃ」、カンナとアンナからは「マリ姉」と呼ばれている。外見上は女子高生を思わせる制服姿であり、男勝りの雄々しい喋り方が特徴であり、自身の指にメスを埋め込んだ極度のサディストで、気に入った顔の皮を剥ぐことと男を嬲るのが趣味。魔石の力により、非常に俊敏な動きが出来、指に埋め込まれたメスで切り付けるのが、基本的な武器としている。
- 渋谷金魚
- 『渋谷金魚』は、蒼伊宏海による日本のスプラッター・パニックホラー漫画作品。
平凡で、冴えない毎日を過ごす少年・月夜田初。その予定調和な日常は突如として終わりを告げる…。大都市・渋谷に大量発生した〝人喰い金魚〟! 大きい〝金魚〟も小さい〝金魚〟も、人を喰って、喰って、喰いまくる!! ハチ公も、スクランブル交差点も、センター街も。渋谷に襲い来る未曾有の大パニック!! 覚悟を決めろ。絶望に挑め。史上最悪の生存競争が始まる!!!
- 食糧人類-Starving Anonymous-
『食糧人類-Starving Anonymous-』(しょくりょうじんるい -スタービング・アノニマス-)は、水谷健吾(原案)、蔵石ユウ(原作)、イナベカズ(作画)による日本の漫画作品。『eヤングマガジン』(講談社)にて、2016年9月20日から2018年11月5日まで連載された。
- ある日、高校生の伊江とカズの2人は、学校からバスで帰宅する途中、車中に催眠ガスを撒かれ拉致されてしまう。目が覚めると、そこは人が敷き詰められたトラックの上。辺りには冷凍された裸の人間たちが並び、生きた人間たちによって解体されていた…。ここは一体どこなのか? この地獄から、脱出する術はあるのか? 『アポカリプスの砦』のコンビが挑む、人類生存を賭けた“食物連鎖”パニック!
冷凍された人間が生きた人間の手によって食肉工場で加工されるように切断され、謎の巨大生物に生きながら皮を剥がれ頭から捕食される……。そんな目を覆いたくなるようなショッキングな光景が冒頭から矢継ぎ早に展開し、強烈な描写で見る者を圧倒する『食糧人類 ーStarving Anonymousー』。
- アウターゾーン
- 『アウターゾーン』 (THE OUTER ZONE) は、光原伸による日本のホラー漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて1991年14号より連載が開始され、同年24号までの全10話で一旦終了。同年51号より第2部として再開し、1994年15号まで連載された。第1部・第2部を合わせ、話数は全117話(うち1話は単行本未収録)。単行本はジャンプ・コミックスで全15巻。ジャンプコミックスセレクション版および文庫版は全10巻。
現実と隣り合わせに存在する、「アウターゾーン」と呼ばれる不思議な世界に巻き込まれる人々の姿を描く。ホラーやオカルトを主な題材としているが、第32話「タイム・ストッパー」に登場する時間を止める時計などSF的ガジェットも頻出する。
第1話 『ママと悪魔』のあらすじ:宗教や神様の名のもとに自分の都合の悪いものは排除していた母親。自分の子供が悪魔に取り憑かれたと思いこみ悪魔祓いをしようとするが、母親自身が悪魔になってしまっていたという話。
邪悪な母親のビジュアルは、映画『カッコーの巣の上で』に登場した悪女の看護師長ラチェッドをオマージュしている。
邪悪な母親の体内から悪魔が出てくる衝撃的な結末…。母親は、悪魔祓いの道具で息子を殺そうとするが母親自身が本当の悪魔になっており、結局自滅する。
第2話 『幸運の首』のあらすじ:喋る干し首をミザリィから手に入れた主人公。「3回だけルーレットで当てさせてやる」という提案に乗り一攫千金を考える。しかし、この干し首は3回目に持ち主を騙す『破滅の首』だったのだが、結果は主人公の勝ち、実はこの干し首の存在と効果を祖父(干し首に騙されて自殺)の遺書で知っていたのだった。ついでに干し首は下水に流されてしまいました。
- インフェクション
- 『インフェクション』は、及川徹による日本の漫画作品。『週刊少年マガジン』(講談社)2016年1号(2015年12月2日発売)から2016年36号(2016年8月3日発売)まで連載され、同年8月9日よりスマートフォン専用アプリ配信(ウェブコミック)の『マガジンポケット』に移籍して連載中。
仙台市を舞台に、突如現れた生ける屍たち(ゾンビ、作中では「保菌者」)による脅威から生き延びようと奮闘する、主人公たちの姿が描かれる。
ゾンビ系作品の1つであり、主人公をはじめとして極限状態に置かれた生存者を襲う生ける屍「保菌者」たちによるグロテスク描写と、主人公に思いを寄せる美少女たちによるセクシー描写に重きが置かれている(エログロ漫画)。
- 『間宮さんといっしょ』 / クレイジーサイコレズ…百合サイコ漫画
佐々良ちゃんは誰かに告白されるとこう答える。「いいよ、死んでくれたら」ある日告白してきた美人の先輩、間宮さんの反応は、いつもとちょっと違っていた。それから二人は…いつもいっしょ。衝撃のプロローグから始まる、少女たちの不思議な学校生活。
佐々良「死んでくれるならいいですよ!」
間宮「どういうことかな?」
佐々良「つまり私が死んでって言ったら何の意味がなくても死んでくれるくらいそのくらい愛されてみたいんです私本気なんです!!そうしたらきっと好きになっちゃう絶対完璧に好きになっちゃうだから私が死んでって言ったら理由は聞かず死んで欲しいの絶対」好きな人のために速攻で死ぬ…まさに間宮涼はクレイジーサイコレズ。
- 「ススムちゃん大ショック」 / 『怖すぎる永井豪 ススムちゃん大ショック編』
『ススムちゃん大ショック』は、永井豪による日本の短編漫画作品。少年マガジン(講談社)1971年3月7日号に掲載された。内容的には、親子の絆の崩壊をスプラッタホラーの味付けで描いている。
本作でショックを受けたと語る人も多い。宝島社の『このマンガがすごい!』でホラー漫画の選集が2016年に出版された際にも本作が収録されており、「子どもたちに最大の恐怖とトラウマを植えつけたといっても過言ではない、“最凶”の1本」と評している。
2018年1月に恐怖作品集『怖すぎる永井豪』が徳間書店より出版されたが、その内の1冊は「ススムちゃん大ショック編」として本作が表題作となっている。いつものように台所に立ち笑顔で料理をしている母親を見て、ススムは母親の元に駆け寄るが、振り返った母親は笑顔のまま手にしていた包丁をススムに振り降ろす。激しい悲鳴と物音が響き渡った後、いつものように家事を続ける母親の足元には、断ち切られたススムの生首が転がっていた。
悪趣味・鬼畜系・エログロほか
- 四丁目の夕日 / 主人公「別所たけし」が、連鎖反応的な不幸により「無間地獄」へ堕ちていく。「トラウマ漫画」の王道。
- 『四丁目の夕日』(よんちょうめのゆうひ)は、『ガロ』1985年7月号から1986年7月号まで連載された山野一による日本の漫画作品。山野一の初期の代表作にして初の連載作品であり、不幸が不幸を呼ぶ工場労働者の悲惨な環境と人間の負の部分を描く。
自営の印刷業で働く父は、過労がたたってふらついた拍子に輪転機に体を巻き込まれ、全身をぐちゃぐちゃに切り刻まれるという凄惨な死を迎えてしまう。このシーンは、漫画史に残る過激な残酷描写として語り継がれている。
下町の懐かしい風景の中に潜む格差、貧困、家族の絆や友情の崩壊といった悲劇を漫画史上に残る過激な表現を織り交ぜて執拗に描き、人間を狂気に至らしめる「不幸のどん底」を滑稽さの混じった入念な表現で余すことなく徹底的に描き切った作品である。
引用元: ウィキペディア(Wikipedia)『四丁目の夕日』
現在に至るまで本作はトラウマ漫画の王道としてカルト的な人気があり、読者の心をえぐり続けている。
主人公「別所たけし」は、押し入った不審者に弟と妹を惨殺される。老人から斧を奪い返り討ちにするも、そのまま発狂して街へ飛び出し通行人を片っ端から斧で乱打。十数人を殺害する。逮捕後、精神病院に強制入院させられる。
- ねこぢるうどん
ねこぢるうどん(英語圏ではCATSOUP)は、山野一とねこぢるによる日本の漫画作品である。『ガロ』1990年6月号から2002年10月号(休刊号)まで連載された。1998年以降は“共同創作者”であった山野一が「ねこぢるy」名義で継続的に作品を発表している。
『月刊漫画ガロ』1990年6月号より「山野一+ねこぢるし」の共同名義で連載開始。ねこぢるのデビュー作であり初の連載作品。山野一にとっては前作『四丁目の夕日』以来4年ぶりとなる『ガロ』連載作品である。
長期休載や青林堂の内紛分裂、ねこぢるの自殺など紆余曲折を経て、最終的に『ガロ』2002年10月号(休刊号)まで連載された。
「かぐや姫」を模した作品では、竹を割る際に深く切り込みすぎて、頭までカチ割ってしまう…。
内容は障害者差別や薬物、殺人などをテーマにした異様としか言いようのないブラックさで最早狂気の域に達している。 しかしどこかノスタルジックで非常に人間臭い部分もあり、その日常感と狂気感から掲載誌の『ガロ』共々カルトなファンが多い。
- 丸尾末広作のエログロ漫画『少女椿』
『少女椿』(しょうじょつばき)は、丸尾末広による日本の漫画作品、またはこれを原作としたアニメ映画。青林堂より1984年に単行本化されたが、現在も入手出来るのは青林工藝舎による改訂版のみである。カルト的人気を誇る漫画。
両親を亡くして孤児となり、奇形の見世物たちがうごめく見世物小屋で働かされるはめになった薄幸の少女みどりの辿る数奇な運命を描いた、丸尾末広作のエログロ漫画である。
特にアニメ映画『地下幻燈劇画 少女椿』は、その筋の間では有名な鬱グロ発禁アニメである。- 丸尾末広「無抵抗都市」(『月的愛人』と『丸尾地獄 II』に収録)
- 戦争未亡人の若杉セツ子の救いのない惨めな生涯を描いた『無抵抗都市』。
騙されて息子の人肉を喰い、人殺しの子を身ごもった若杉セツ子の壮絶な末路は…。
- ジョージ秋山の漫画「アシュラ」 / 人肉食などの過激な描写に世間の非難が殺到した問題作
『アシュラ』は、ジョージ秋山の日本の漫画作品、及びそれを原作にしたアニメ映画。人肉食などの過激な描写に世間の非難が殺到した最大の問題作でもあった。
大飢饉のさなか、気のふれた母親に産み落とされたアシュラ。実の母に食用として焼き殺されかけるが動物的本能のままサバイバルし生き延びる。
第1話には飢餓による地獄絵図、人肉を食べ、我が子までをも食べようとする女の描写がある。これを掲載した1970年32号の『週刊少年マガジン』は神奈川県で有害図書指定され、未成年への販売を禁止。各自治体もそれに追随し社会問題に発展した。作者の秋山にも取材が殺到し、一躍時の人になった。これを受けて企画意図の釈明文が1970年34号で掲載され今後の主人公が宗教的世界に目覚め人生のよりどころを確立することが説明されていたが、結局、描かれないまま最終話をむかえた。
- おやすみプンプン / 鬱漫画の代表作。
『おやすみプンプン』は、浅野いにおによる漫画。2007年から『週刊ヤングサンデー』に、同誌の休刊により、その後2008年から2013年まで『ビッグコミックスピリッツ』に連載された。単行本は全13巻。鬱漫画の代表作。
最終巻では衝撃の展開に…目を覚ましたプンプンが見つけたのは首をつって死んでいる田中愛子の姿…。
- ヒロインの田中愛子は、新興宗教に入れ込んでいる母親から暴力を受けたり、母親が原因で友人から疎外感を感じていたりと、鬱屈とした毎日を過ごしていました。母親を殺害後、自殺してしまいます。
息絶えた愛子を背負って歩き出すプンプン「愛子ちゃん。僕はね…君に殺されたかった。」
プンプンは自殺しようとかつての廃工場跡を訪れ、ナイフで自分の左目を刺すが…。
- タコピーの原罪 / 『おやすみプンプン』と雰囲気が近い鬱漫画。いじめ、毒親…闇が深い、無垢で残酷な小学生ドラマ。
『タコピーの原罪』は、タイザン5による日本の漫画作品。複雑な家庭事情と学校でのいじめに苛まれる少女しずかとタコ型地球外生命体タコピーの交流譚。地球にハッピーを広めるため来訪したハッピー星人タコピーは、小学4年生の女子児童久世しずかに窮地を救われる。その礼としてタコピーは、複雑な環境下で笑顔を失った彼女を幸せにするべく、ハッピー星に伝わる様々な「ハッピー道具」で問題解決を図る。
- 本作は異界の存在が日常に降り立って交流するという点で『ドラえもん』を彷彿とさせるが、その実態は絶望的と評価されており、『おやすみプンプン』と雰囲気が近いことが指摘されている。
過酷な虐めを受ける少女、自殺をする…絶望に気付かないタコピーは、自ら貸し与えた秘密道具でしずかちゃんが自殺してしまう場面に直面する。しずかちゃんを救うべく、タイムリープしたタコピーは自殺を防ぐために奮闘していくことになります。物語はより一層深い深い泥沼へと進んでいくのでした。
- 実は、久世 しずかは、学校では同級生の雲母坂まりな(きららざか まりな)からいじめを受けており、日に日に追い込まれていました。タコピーは、友達と“仲直り”できるよう協力しますが、その思いも虚しくしずかは自ら命を絶ってしまいます。
お前の生活費どこから出てると思う?うちのパパのサイフだよ。
- 山本直樹の漫画「ありがとう」
鈴木一郎(父)が単身赴任から帰ってみると、母はアルコール漬け、姉はクスリで朦朧としセックスやり放題。しかも、家のなかには不良が入り込んで好き放題をやっていた。すっかり荒廃した家庭を見た父は半狂乱になり…。
『ありがとう』は、山本直樹の漫画。『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で連載された。家族の絆を描いた鬱漫画。家が不良に占拠され、輪姦・新興宗教・いじめと、様々な困難が一家に怒涛の如く押し寄せる中、それでも決して屈せずに奮闘した父を描き、「家族とは何か」という重い問いを呼びかけている。
鈴木昌子は、名門女子高校に通う優等生だったが、ある日自転車で街に出かけた時、アツシたちに輪姦されてしまい、薬物を飲まされ不良たちの性の奴隷に。
- 恋の超時空砲 / トラウマ必至のグロテスクかつエロティックな問題作が満載の美少女セレクション(全14編)。
エログロ、ナンセンス、シュール、不条理、ブラックユーモアなどを得意とする駕籠真太郎の美少女セレクション。トラウマになる本として紹介されることが多い。
奇想漫画家駕籠真太郎の美少女セレクション「恋の超時空砲」は、ミステリーホラーからグロテスクなシチュエーションまで、刺激的な要素を存分に収録した短編作品集。グロテスクかつエロティックな問題作が満載。
クラスに一人は必ずいる黒髪ロングの美少女に満員電車でサラリーマンに心の安らぎを与えてくれる清楚な読書美少女まで…そんな美少女の生産を一手に引き受けるのがこの汚戸目(おとめ)町なのだ!美少女って生産されるものなの…!?(収録作「日本一の美少女の町」より)
【収録作】
1.日本一の美少女の町:描き下ろし。
2.紺野しぐれの幸福なる日々:2002年 マンガ・エロティクスF Vol.11(太田出版)「大葬儀」収録
3.遠目塚先生の優雅なる愉しみ:2002年 マンガ・エロティクスVol.12(太田出版)「大葬儀」収録
4.抜首哀歌:2005年10月COMICフラミンゴR(三和出版)「夢のおもちゃ工場」収録
5.白い糸:2005年12月COMICフラミンゴR(三和出版)「夢のおもちゃ工場」収録
6.口腔感染症候群:2004年マンガ・エロティクス(太田出版)「かすとろ式(太田出版)」収録
7.あつめもの*触:2002年 マンガ・エロティクスF Vol.15(太田出版)「奇人画報」収録
8.あつめもの*水:2003年 マンガ・エロティクスF Vol.20(太田出版)「奇人画報」収録
9.駅前遠野:2000年12月 月刊コットンコミック(東京三世社)「駅前浪漫奇行(太田出版)」収録
10.駅前印度:2001年9月 月刊コットンコミック(東京三世社)「駅前浪漫奇行(太田出版」収録
11.インビジ:2009年うぶモード9月号(コアマガジン)単行本未収録。
12.御当地観光案内:2001年ガロ3月号(青林堂)「かすとろ式(太田出版)」収録
13.恋の長時空砲:2011年 ホラーエクスタシー10電子書籍版(松文館)「すべての時代を通じての殺人術(久保書店)」収録
14.飛んで目に入る夏の虫:2005年 週刊ヤングジャンプ増刊・漫革 H17年2/20号(集英社)「ハンニャハラミタ」収録- 丸尾末広『パノラマ島綺譚』 / 江戸川乱歩の代表作のコミック化。猟奇と怪奇とエロスに満ちた漫画。
2009年手塚治虫文化賞受賞作。猟奇と怪奇とエロスに満ちた漫画。巨匠・江戸川乱歩の代表作にして最大の問題作を、エロティックでグロテスクな作風で世界的人気を誇る丸尾末広が、コミック化。
貧しい青年が自分とうりふたつの富豪になりすまし、夢想していた地上の楽園・パノラマ島をつくり上げる。原作は江戸川乱歩。陶酔と狂気、幻想と惑乱に満ちた世界を装飾美豊かに視覚化し、新たな魅力を吹き込んだエロさとグロさを併せ持ったサイコホラー漫画。
- 『ハッピーピープル』 / 読んだら非常に胸糞が悪くなる鬱漫画として有名。
ハッピーピープル(全12巻、新装版・全10巻、愛蔵版・全5巻)
- 醜悪モノ。読んだら非常に胸糞が悪くなる漫画として有名。残酷なシーンや、人間の醜い部分や、人の心の奥底に潜む悪意を曝け出し、リアルに生々しく描く。身近に起こりうる出来事や社会的な問題をテーマに置いて、人の醜い部分がこれでもかと詰め込まれています。表紙の人物や登場人物の表情が生理的嫌悪感をもよおすと言われる。
- ウルフガイ (ヤングチャンピオン版) / 何度も強姦される不遇のヒロインの青鹿晶子先生
- 1971年に発表された平井和正の同名小説のコミカライズ作品。暴力やエログロなど過激な描写をおこないつつも、同時に自分のあり方に悩む主人公、犬神明を清冽なタッチで表現されている。
8巻以降の輪姦及びそれを拡散されることによる社会的殺害描写。これにより売り上げも話題性も上がったが同時に卑猥なイメージ(エロ漫画)が定着してしまう。
- 青鹿 晶子(あおしか あきこ)は、美人教師。博徳学園3年F組担任。犬神明に好意を持つようになっていく。作中では何度も強姦されるなど、不遇のヒロインのような位置づけである。犬神をおびき出す材料として羽黒獰によって拉致され、長時間にわたって凌辱された上、その様子を動画サイトにアップロードされる。犬神の死によってPTSDとなり見かねた山本勝枝と神明の手引きで犬神が幼少期暮らしていたアラスカに移住し、オオカミの保護観察員となる。
そして0時に、青鹿先生の顔まで映ったレイプ動画が公開されてしまうことに…。
青鹿 晶子(あおしか あきこ)は、レイプ動画を撮影され、顔出し無修正のその動画を動画サイトに拡散され削除された後もファイル共有ソフトで拡散されデジタルタトゥーとして半永久的に痴態が残り続ける…。朝までにはほとんどの動画サイトからレイプ動画が削除された(これは警察等の介入の可能性が高い)。
- 田亀源五郎の読み切りゲイ漫画「クレタの牝牛」 / 衝撃のケツ末…異種姦、雄乳、男が妊娠・出産と盛りだくさんの内容
- オークラ出版より発行のアンソロジー集「肉体派 vol.17 極!!雄っぱい」に収録された。
現在発売中の田亀氏の単行本「筋肉奇譚」(オークス)にも収録されている。
- 神話の時代。
半人半牛の怪物ミノタウロスへの生け贄を要求する暴君ミノス王を倒すべく、
英雄テセウスはミノスの居城クノッソス宮殿に乗り込む。「長年 我がアテナイの若者たちを居りもせぬ怪物ミノタウロスの生け贄としてきた報いだ!」「愚かなりギリシャ人ヘレネスよ、ならばその目でしかと確かめるがいいわ!
王の牡牛ミノタウロスの姿を!」不意を突かれたテセウスは怪物に捕らえられ、なすすべもなく食い殺されるかと思われたが……。クレタに乗り込んだテセウスがミノスを殺そうとするところから始まります。用心深いミノスが杖で隠しボタンを押すとテセウスは落とし穴に落ち、下では怪物ミノタウロスが待ち構えていました。
- 不意を突かれたテセウスは怪物ミノタウロスに捕らえられ、なすすべもなく食い殺されるかと思われましたが…なんとミノタウロス、ヒゲマッチョのテセウスを「花嫁」にしてしまいます。
監禁されミノタウロスに犯され続けたテセウス、だんだんと腹が膨らみ乳首からは白い液体が噴き出す。
テセウスはミノタウロスの子を身ごもってしまいます。だんだんと腹が膨らみ乳首からは白い液体が噴き出すように。ミノタウロスは肛門から管を伸ばしてなにやら分泌物をテセウスに無理矢理食べさせて…
「そうか!アテナイの王子よ、そなたミノタウロスの子を孕んだのだ!」
「アステリオスの子を産むが良い!そしてその乳で育てるのだ。産まれる子供はこのクレタの守護神となろう!」王宮前の広場に引き出され、国民がこぞって見つめる中で“出産”を強いられるテセウス。
テセウス「イヤだ……イヤだ……ウソだ……ウソだ……」
クレタ王ミノスの名セリフ「産め!神の子を!」
テセウス「ぎゃあああああああああああっ!!」
テセウスの肛門から生まれたのは小さなミノタウロス。男が妊娠・出産するという衝撃的な結末。
- 神話の時代。
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