『帰ってきたウルトラマン』のトラウマ回・トラウマシーン(シリアスな鬱展開・新マンのやられシーン・敗北シーンなど)のまとめ。帰ってきたウルトラマン(ウルトラマンジャック・新マン)は、客演回(他ウルトラシリーズにおけるゲスト出演)も含めてウルトラマンレオに次いで、敗北シーンや特撮史に残る伝説的なトラウマシーンや衝撃映像が多い。

『帰ってきたウルトラマン』第1話「怪獣総進撃」 / 死亡した郷秀樹の勇気に感動したウルトラマンジャック(新マン)が一体化したことで蘇生。


『帰ってきたウルトラマン』OP「帰ってきたウルトラマン」
郷秀樹は、怪獣タッコングの襲撃から逃げ遅れた少年と仔犬を庇って落命した。「必殺! 流星キック」カーレーサー志望の青年・郷秀樹は、怪獣タッコングの襲撃から逃げ遅れた少年と仔犬を庇って落命した。しかし、地球を守るためにやって来た新たなウルトラマン(ウルトラマンジャック)が、郷の勇気ある行動に感銘を受け、郷と一体化。しかし、地球を守るためにやって来た新たなウルトラマン(新マン・ウルトラマンジャック)が、郷の勇気ある行動に感銘を受け、郷秀樹と一体化。 郷秀樹と一体化するウルトラマンジャック(新マン)。郷秀樹と一体化するウルトラマンジャック(新マン)。郷の勇気に感動したジャックが一体化したことで蘇生。

帰ってきたウルトラマンの名称について…正式名称「ウルトラマンジャック」

企画当初の名残で一貫して「ウルトラマン」としか呼ばれていない。『ウルトラマンA』第14話のナレーション、および劇中での北斗星司とヤプールからはウルトラマンII世(ウルトラマンにせい)、『ウルトラマンタロウ』や『レオ』のナレーションでは新ウルトラマンを略した新マン(しんマン)と呼ばれている。他にも作品名のまま「帰ってきたウルトラマン」、または略して帰マン・帰りマン(きマン、かえマン、かえりマン)と呼ばれることもあった。

1984年に公開された映画『ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団』の公開に先立ち、ウルトラファミリー紹介時に各々に固有名詞の必要が生じた際、円谷プロ社長・円谷皐(当時)によってウルトラマンジャックという正式名称が設定された。以降の書籍・関連グッズなどではほぼこの名称で統一され、「ウルトラマンII世」や「新マン」は別名という扱いになっている。

引用元: ウィキペディア(Wikipedia)『帰ってきたウルトラマン』

『帰ってきたウルトラマン』第4話「必殺! 流星キック」 / 圧倒的な強さのキングザウルス三世に敗北する。敗北を乗り越えて強くなるスポ根な物語は「ウルトラマンレオ」にも通じる。

「TBSのウルトラシリーズ」は『ウルトラセブン』をもって終了するが、円谷プロとしての「ウルトラシリーズ」は、以後も断続的に制作された。『帰ってきたウルトラマン』が『ウルトラセブン』放送終了から2年半の歳月を経て、同じTBSの番組枠で1971年4月をもって放映開始され、ここに円谷プロの「ウルトラシリーズ」が再開されることとなった。

第二次怪獣ブームや変身ヒーローブームの中核となった本シリーズは、TBSプロデューサー・橋本洋二(当時)の意向が強く打ち出され、スポ根ブームの影響を強く受けて「人間とウルトラマンの成長」というテーマを重視し、青春ドラマやホームドラマの色彩が強くなっている。
キングザウルス三世は、スペシウム光線、ウルトラスラッシュ、シネラマショットなどウルトラマンジャックの光線技をバリアーで防ぎきった。キングザウルス三世は、スペシウム光線、ウルトラスラッシュ、シネラマショットなどウルトラマンジャックの光線技をバリアーで防ぎきった。

古代怪獣 キングザウルス三世の武器は頭部から生えた2本の角と口から発射する赤い放射能光線。角からは扇状のショック光線を発射するほか、あらゆる攻撃を防ぐカーテン状のバリアーを展開させて身体の周囲を覆えるが、バリアーは横方向にしか展開できないため、無防備のままである真上からの攻撃には弱い。 キングザウルス三世は、ウルトラマンジャックのシネラマショットをカーテン状のバリアーを展開させて防ぎ切った。キングザウルス三世は、ウルトラマンジャックのシネラマショットをカーテン状のバリアーを展開させて防ぎ切った。

最強の光線技のシネラマショットは以後本編では使用されなくなったが、客演作品では使用している。 キングザウルス三世は、スペシウム光線・八つ裂き光輪(ウルトラスラッシュ)・フォッグビーム・シネラマショット…この連続攻撃を小揺るぎもしないで耐え切っており、当時の視聴者とウルトラマンに大きな絶望感を与えた。

このバリアの強度は非常に高く、ジャックのスペシウム光線、八つ裂き光輪、フォッグビーム、シネラマショットなど数々の光線技を防ぎ、初戦では全く打つ手が無かったほど。キングザウルス三世は、角から扇状のショック光線を発射する。キングザウルス三世は、角から扇状のショック光線を発射する。頭部の二本角からは波状のショック光線を撃ち、ウルトラマンのふいを打ってダメージを与えた。頭部の二本角からは波状のショック光線を撃ち、ウルトラマンのふいを打ってダメージを与えた。 角をジャックの左腿に突き刺した。 キングザウルス三世は、角をジャックの胸部(カラータイマーの周辺)に突き刺し多大なダメージを与え、エネルギー切れによって敗北させる。キングザウルス三世は、角をジャックの胸部(カラータイマーの周辺)に突き刺し多大なダメージを与え、エネルギー切れによって敗北させる。キングザウルス三世は、4話目にして早くもウルトラマンジャックを敗北に追い込んだ圧倒的な強さの強豪怪獣。

4話目にして早くも大きな衝撃を視聴者に残していったキングザウルス三世の登場したエピソードは、現在でも『帰ってきたウルトラマン』を語る上ではなくてはならない話として位置づけられている。

『帰ってきたウルトラマン』のBGM「M-3」(「MATのテーマ」のコーラス付きバージョン)。通称「ワンダバ」と呼ばれる名曲。別名「MATチーム出動!」。

『帰ってきたウルトラマン』第5話「二大怪獣東京を襲撃」、第6話「決戦! 怪獣対マット」 / ツインテールは、グドンと共闘してウルトラマンを撃退する。

古代怪獣ツインテールは、ウルトラマンジャックとの戦闘でもその奇妙な体型を活かして善戦。

ウルトラマンジャックの首を、鞭状の尾で絞めるツインテール。さらに同時に左足も噛みついている。奇妙な体型を活かしたツインテールの頭部と尻尾側の見事な連携攻撃。グドンとツインテールに挟撃される形となったウルトラマンは敗退。地中からグドンが参戦。天敵の出現を前にツインテールはウルトラマンを盾にし(グドンに向かってウルトラマンを投げる、触手でウルトラマンの動きを封じグドンに向けるなどしていた)結果挟撃される形となったウルトラマンは敗退。

岸田文夫隊員と郷秀樹隊員の対立…シリアスな人間ドラマ

岸田文夫隊員は、初期には何かと郷秀樹隊員と意見や感情が対立し、郷が謹慎処分になるほど重大な結果になることも多かった。 岸田文夫隊員は、初期の頃は非常に厳格でプライドが高く、思い込みの強い面があり、それ故か郷と対立する事が多かった。岸田文夫隊員は、初期の頃は非常に厳格でプライドが高く、思い込みの強い面があり、それ故か郷と対立する事が多かった。岸田隊員を演じた西田健さんは「岸田隊員のおかげで世の中には嫌な先輩がいることがわかった」と感謝のメッセージをもらったらしい。

『帰ってきたウルトラマン』第10話「恐竜爆破指令」 / ステゴンに溶かされる作業員

ステゴンに溶かされる作業員弾丸道路の工事現場近くで、次郎たちは怪獣の化石を見つける。工事関係者たちはダイナマイトで爆破しようとするが、失敗してしまう。

ステゴンに溶かされる作業員さらにダイナマイトを仕掛けようとした作業員が謎の液体によって溶かされてしまいます。

ステゴンに溶かされる作業員化石からは黄色い液体がにじみ出て、首筋にかかった作業員は解けてしまった。

『帰ってきたウルトラマン』第13話「津波怪獣の恐怖 東京大ピンチ!」、第14話「二大怪獣の恐怖 東京大龍巻」 / 夫婦のシーモンスとシーゴラスの連携攻撃でジャックを苦しめる。

劇中で津波を起こしていたのはシーゴラスの方である(シーゴラスが角を光らせると風が吹いて大波が発生していく描写がある)。シーゴラスは、シーモンスの夫。

竜巻怪獣 シーゴラスの起こした大津波をウルトラバリヤーで跳ね返したことでエネルギーを大量に消費したウルトラマンジャック。竜巻怪獣 シーゴラスの起こした大津波をウルトラバリヤーで跳ね返したことでエネルギーを大量に消費したウルトラマンジャック。竜巻怪獣 シーゴラスの起こした大津波をウルトラバリヤーで跳ね返したことでエネルギーを大量に消費したウルトラマンジャック。 津波怪獣 シーモンスは、大津波を跳ね返すためにエネルギーを大量に消費したウルトラマンジャックを頭部の角による突進攻撃で撃退した。津波怪獣 シーモンスは、大津波を跳ね返すためにエネルギーを大量に消費したウルトラマンジャックを頭部の角による突進攻撃で撃退した。

シーモンスとシーゴラスは、角から放電することができる。シーモンスは、夫のシーゴラスとの連携攻撃でジャックを苦しめる。シーモンスとシーゴラスは、角から放電することができる。シーモンスは、夫のシーゴラスとの連携攻撃でジャックを苦しめる。

シーゴラスは、自衛隊とMAT相手に大暴れするも、新開発されたMATのレーザー銃SP-70で角を折られて戦意を失ったのち、ウルトラマンに倒されることなくシーモンスと共に海へ逃げ帰って行った。

『帰ってきたウルトラマン』第18話「ウルトラセブン参上!」/ スペシウム光線さえも吸い込むベムスターに敗れる

スペシウム光線は、ベムスターのお腹に吸収されてしまい、万策尽きたウルトラマンは、ベムスターに敗北する。スペシウム光線は、ベムスターのお腹に吸収されてしまい、万策尽きたウルトラマンは、ベムスターに敗北する。

宇宙怪獣ベムスターは、ウルトラマン達を度々敗北に追い込んでいる強豪怪獣であり、可愛らしいデザインも相まって人気が高い。第18話「ウルトラセブン参上!」では、MAT宇宙ステーションを丸ごと飲み込み基地隊員を全員殉職させ、ウルトラマンジャックも倒す。

ベムスターに敗れたジャックが、太陽の力を借りようと焦ってその巨大な引力に引き込まれて自滅しかけた。新マン「太陽、この私をもっと強くしてくれ。お前がお前の子である地球を愛しているなら、この私にベムスターと互角に戦える力を与えてくれ!」

新マン「太陽、この私をもっと強くしてくれ。お前がお前の子である地球を愛しているなら、この私にベムスターと互角に戦える力を与えてくれ!

「ウルトラマン、これ以上太陽に近付いてはならない・・・引き返すのだウルトラマン!太陽の引力圏に捉えられたら最後だ!引き返せウルトラマン!」 別の誰かの声が、ウルトラマンの無謀な行為に警告を与える。ウルトラマン、これ以上太陽に近付いてはならない・・・引き返すのだウルトラマン!太陽の引力圏に捉えられたら最後だ!引き返せウルトラマン!

別の誰か(ウルトラセブン)の声が、ウルトラマンの無謀な行為に警告を与える。

ウルトラマンジャックは、太陽の引力圏に入り込んでしまい、太陽に飲み込まれそうになってしまう。ウルトラマンジャック(新マン)は、太陽の引力圏に入り込んでしまい、太陽に飲み込まれそうになってしまう。

太陽の引力圏にとらわれてしまうウルトラマンジャック…。

太陽の引力圏にとらわれてしまうウルトラマンジャック(新マン)…。

そこに現れる一つの影!『セブン…セブン…セブン…セブン…!!』 「ウルトラセブン!?」

そこに現れる一つの影!『セブン…セブン…セブン…セブン…!!』

「ウルトラセブン!?」

ウルトラセブンが登場、ウルトラマンジャックを間一髪救い出す。ウルトラセブンが登場、ウルトラマンジャック(新マン)を間一髪救い出す。

新マン「ウルトラセブン!」 セブン「お前にこれを与えよう」 セブン「ウルトラブレスレットだ」

新マン「ウルトラセブン!」
セブン「お前にこれを与えよう」

セブン「ウルトラブレスレットだ」
セブン「それさえ身に付けておけばいかなる宇宙怪獣とも互角に戦えるだろう。さ、地球へ戻るのだ、ウルトラマン!」

ウルトラセブンが現れ、ウルトラブレスレットをジャックに渡すと、直後の再戦では、ブレスレットで両手と顔を瞬く間に斬りおとされて倒されされてしまう。

『帰ってきたウルトラマン』第21話「怪獣チャンネル」 / ビーコンの強烈な電気ショックによってウルトラマンジャックは気絶する。

電波怪獣 ビーコンの武器は赤い目から出す破壊光線で、威力はスペシウム光線を相殺するほど。電波怪獣 ビーコンの武器は赤い目から出す破壊光線で、威力はスペシウム光線を相殺するほど。

ビーコンは、腹部からウルトラマンジャックを気絶させるほど強烈な50万ボルトの電気ショックを放射する。

腹部からはウルトラマンを気絶させるほどの強力な閃光を放つ。腹部からはウルトラマンジャックを気絶させるほどの強力な閃光を放つ。気絶するウルトラマンジャック気絶するウルトラマンジャック…最後は失神から復帰したジャックによってウルトラブレスレットを顔面に受け、墜落して倒された。

『帰ってきたウルトラマン』第31話「悪魔と天使の間に…」 / ゼラン星人は子供に変身して、周囲を欺き、ウルトラマンである郷秀樹を苦しめる侵略者。

人間の善意と悪意を如実に描き出した、ウルトラシリーズでも指折りの傑作。

風間輝男(人間体)/ゼラン星人(変身後)は、聾唖者の少年・風間輝男に化けて伊吹隊長の娘の美奈子と友人関係になることでMATや郷秀樹に近づいた。

伊吹美奈子「伊吹美奈子です、はじめまして! それから、風間輝男君です」
伊吹隊長「娘が通ってる教会で友達になったんだそうだ」

風間輝男は不気味に目を光らせて、テレパシーで郷に語りかけてくる。風間輝男は不気味に目を光らせて、テレパシーで郷に語りかけてくる。

ゼラン星人「(郷秀樹、いや、ウルトラマン、私は今、テレパシーでお前に話しかけている。だから、私の声はお前にしか聞こえない。私の使命はお前を殺すことだ)」

郷「(貴様は誰だ?)」

ゼラン星人「(我々ゼラン星人はお前を葬った後、この地球を侵略する。私はプルーマと言う怪獣を連れてきている。しかしこれは単なるおとりだ。お前はこの怪獣に勝つだろう、そしてウルトラマン、その時がお前の最期だ。わかるか、プルーマに勝った時、お前は死ぬのだ)」

郷「待て! 貴様ーっ! お嬢さん、こいつは……」

ゼラン星人「(私が宇宙人だとでも言うつもりかね、やめたほうがいい。キチガイ扱いされるだけだ)」…この作品が放送された1971年当時は、「キチガイ」という表現がまだ普通に使われていた。

郷「黙れ!」

少年を攻撃しようとする郷の考えは伊吹隊長に理解されず処分を受けてしまう(ただし上野隊員は郷の事を信じていた)。

病院のベッドに横たわる輝男(ゼラン星人)のもとへ郷が訪れる。

病院のベッドに横たわる輝男(ゼラン星人)のもとへ郷が訪れる。ゼラン星人「(はははは、どうした、郷、ウルトラマンになるのが怖くなったのか。明日はこの病院の鼻先に出してやるぞ)」
郷「やめろ、この病院には何十人という重病患者がいるんだぞ!」
ゼラン星人「(病人を助けたいならウルトラマンになることだな)」
郷「ウルトラマンになる前に、貴様を殺してやる!

郷はまたすぐ挑発に乗って輝男を殺そうとするが、医者や看護婦に止められる。郷はまたすぐ挑発に乗って輝男を殺そうとするが、医者や看護婦に止められる。

伊吹「いい加減にするんだな。子供の首など絞めてどうするつもりなんだ」 郷「子供ではありません。あいつは宇宙人です」伊吹「いい加減にするんだな。子供の首など絞めてどうするつもりなんだ
郷「子供ではありません。あいつは宇宙人です
伊吹「宇宙人か、宇宙人だってことを強引に白状させようとしたわけか」
郷「白状などさせる気などありません。殺すつもりでした!
伊吹「(絶句する)……」

郷「明日、あの病院の近くに怪獣が出てくる筈です。もしこの予言どおりに怪獣が現われたら、僕の言ってることを信じて頂けますか」
伊吹「正直言って、私はあの少年よりむしろ君の方が宇宙人じゃないのかと言う気になってるよ
郷「どう思おうと隊長の勝手です、あの宇宙人はウルトラマンを抹殺するのが目的なんです。ウルトラマンがピンチになったらあの少年を捕まえてください」

上野「おい、郷、俺はお前を信じるぜ!」
郷「ありがとう!」

ブレスレットが主人であるはずのウルトラマンに襲いかかる!! ウルトラマンにブレスレットを使わせて、プルーマを倒させると、何とブレスレットが主人であるはずのウルトラマンに襲いかかる!!ウルトラマン(しまった、ブレスレットがコントロールされている)ウルトラマン「(しまった、ブレスレットがコントロールされている)」

ウルトラマンは、バリアでそれを防ぎつつ、初めてゼラン星人の真の狙いを悟る。ゼラン星人はウルトラマンのブレスレットを操って、ウルトラマンを倒そうという奇抜な作戦を立てていたのだ。

岸田「誰かが強力な磁力であのブレスレットを誘導しているとしか思えません」
伊吹「誰かが?」

伊吹「輝男君、こんなところで何をしてるんだ!」

光線を放ち抵抗するもマットシュートで装置を破壊され、更に輝男少年の姿のまま喉を撃ち抜かれた。光線を放ち抵抗するもマットシュートで装置を破壊され、更に輝男少年の姿のまま喉を撃ち抜かれた。輝男少年は、最後に極めて醜悪で悍ましい異星人の姿を晒して絶命した。あまりにもグロテスクなゼラン星人の正体が明らかに…。みんなのトラウマ。致命傷を負った彼は喉から流血し、悲痛な表情で伊吹隊長の下へにじり寄ったものの、直後に極めて醜悪で悍ましい異星人の姿を晒して絶命した。

ゼラン星人が銃殺されると,ウルトラマンは光の輪から開放された。ブレスレットはウルトラマンの腕に戻った。

宇宙人とはいえ、子供が喉から血を溢れさせながら死んでいくという現代の地上波では放送が難しい過激な表現になっている。宇宙人とはいえ、子供が喉から血を溢れさせながら死んでいくという現代の地上波では放送が難しい過激な表現になっている。

子供に変身して、周囲を欺き、ウルトラ戦士である主人公を苦しめる侵略者」は次作『ウルトラマンエース』ではレギュラーのヤプールによるバキシムサイモン星人として描かれる。

『帰ってきたウルトラマン』第33話「怪獣使いと少年」/人種差別・偏見・迫害といった非常に重いテーマを扱った作品。ウルトラマンを絶望させてしまう程の人間の醜い業…。

佐久間良はボロボロの衣服を身に纏い、河原の土を掘り返していた。周りからは「宇宙人の子供」という根拠のない噂が立ち、不良から凄惨ないじめにあう。本作は、差別や未知なるものへの恐怖心、集団心理の恐ろしさを描いたトラウマ・エピソード。佐久間良はボロボロの衣服を身に纏い、河原の土を掘り返していた。周りからは「宇宙人の子供」という根拠のない噂が立ち、不良から凄惨ないじめにあう。本作は、差別や未知なるものへの恐怖心、集団心理の恐ろしさを描いたトラウマ・エピソード。

特撮史に残る伝説のトラウマ展開。あまりにも後味が悪いシリアスなドラマ。ウルトラ史上最大の問題作と言われることもしばしば。巨大魚怪獣ムルチの登場エピソードの暗さと後味の悪さは、ジャミラやシルバーブルーメなどに勝るとも劣らない。そのため、ファンの間ではトラウマ怪獣として有名。

パン屋「悪いけど、よその店行ってよ・・・後で色々言われるの嫌なのよ・・・早く帰ってちょうだい」閉鎖的な事なかれ主義の村の住民たち。パン屋の女性「悪いけど、よその店行ってよ・・・後で色々言われるの嫌なのよ・・・早く帰ってちょうだい

宇宙人と噂され異端視されている少年の「佐久間良」は、閉鎖的な村社会化した街の住民から迫害を受けていた。まさに日本人の村社会的な閉鎖性(圧迫感・同調圧力)と事なかれ主義を描いている。現代にも通じる日本社会に蔓延する心の闇の問題。生きづらい世の中になっている。

良は商店街にパンを買いにやってきたが、パン屋の女性は「巻き込まれたくない」とパンを売らなかった。するとパン屋の娘が後を追い、彼にパンを渡したのだった。良は商店街にパンを買いにやってきたが、パン屋の女性は「巻き込まれたくない」とパンを売らなかった。するとパン屋の娘が後を追い、彼にパンを渡したのだった。

優しい娘「同情なんかじゃないわ。売ってあげるだけよ。だってうちパン屋だもん」。

宇宙調査員 メイツ星人は、メイツ星から地球の風土や気候の調査にやってきた人間に友好的な宇宙人。地球人の姿になって金山 十郎(かなやま じゅうろう)という偽名を使い、天涯孤独となっていた少年・佐久間良と暮らすが、それがもとで良自身が宇宙人ではないかという噂が立ち始める。

町の男達が大挙して押し寄せてきた。MATがいつまでも宇宙人を倒さないなら自分たちでやっつけてやると武器を片手に攻め入ってきたのだった。

我を忘れ、暴徒と化した人々に少年・佐久間良が引きずられていく。我を忘れ、暴徒と化した村の人々に少年・佐久間良が引きずられていく。暴徒と化す村人たち(住民たちのリンチ)…。人間の醜い一面、おぞましい姿をくっきりと描写し、当時も今も多くの視聴者に強烈な印象を残した。

人々に引きずられていく良の悲鳴も、郷の静止の声も、我を忘れ、暴徒と化した人々には届かなかった。だがそこに金山が飛び出してくる。

市民を守るはずの警官までもが暴徒と化し金山(メイツ星人)に発砲、命を奪ってしまう。市民を守るはずの警官までもが暴徒と化し金山(メイツ星人)に発砲、命を奪ってしまう。

金山(メイツ星人)「待ってくれ!宇宙人は私だ!その子は私を守ってくれていただけだ、宇宙人じゃない!さあ、その子を自由にしてやってくれ!

金山(メイツ星人)が絶命した。暴徒はメイツ星人を取り囲み、とうとう拳銃でメイツ星人を撃ち殺してしまった。金山(メイツ星人)が絶命した。暴徒はメイツ星人を取り囲み、とうとう拳銃でメイツ星人を撃ち殺してしまった。

劇中ではムルチは気象観測のために訪れた善良な宇宙人、メイツ星人によって封印されていた。しかし、メイツ星人は宇宙人を敵視する人間たちによって殺害されてしまう。それによってムルチの封印が解け、町を破壊し始める。

人間の身勝手さに呆れる郷秀樹(帰ってきたウルトラマン)「何て身勝手なことを…。怪獣を呼び覚ましたのはあんたたちじゃないか。まるで、怪獣に金山さんの怒りが乗り移ったかのようだ。」人間の身勝手さに呆れる郷秀樹(帰ってきたウルトラマン)「何て身勝手なことを…。怪獣を呼び覚ましたのはあんたたちじゃないか。まるで、怪獣に金山さんの怒りが乗り移ったかのようだ。

ウルトラマンを絶望させてしまう程の人間の醜い業…。闇が深い。ウルトラマンが人間に絶望し、一度は戦いを放棄してしまうという衝撃の展開で知られている。

ウルトラマンが人間に絶望し、一度は戦いを放棄してしまうという衝撃の展開。ムルチに驚いた人々はMATの隊員である郷秀樹=(帰ってきたウルトラマン)に「早く怪獣を退治してくれ」とせがむ。その身勝手な態度に郷は心の中で「勝手なことを言うな。怪獣をおびき寄せたのはあんた達だ」とつぶやき、戦意を喪失してしまう。歴代ウルトラシリーズでも他に類を見ない、ウルトラマンが人間に絶望し、一度は戦いを放棄してしまうという衝撃の展開。

あまりにも過激な演出と救いようのない陰惨な結末ゆえ、TBSの上層部から痛烈な酷評を受け、監督の東條昭平は助監督に降格、脚本を担当していた上原正三も最終回まで仕事を干される羽目になった。

引用元: 怪獣使いと少年 (かいじゅうつかいとしょうねん)とは【ピクシブ百科事典】

差別・人権問題を扱った本話はウルトラシリーズの中でも陰惨なエピソードとして有名であり、同作の脚本を手がけた上原によると当時は「局内から『これは放送してはいけないんじゃないか』という声もあった」という。また、内容の陰惨さから放送局側が受け取りを拒否し、制作側が編集をやり直したという。

予告では良の前を女の子が泣きながら走るシーンや、街に出た彼に人々が石を投げるシーンがあるが、前述の理由から本編ではカットされている。

引用元: メイツ星人 (めいつせいじん)とは【ピクシブ百科事典】

誰もいなくなった河川敷。(人間に絶望しウルトラマンに変身することを拒否して)座り込みを続ける郷の前に、一人の僧侶が近づいてきた。

僧侶の姿をした伊吹隊長「郷、町が大変なことになっているんだぞ。郷、解らんのか?」

顔を上げる郷。その僧侶は伊吹隊長だった。
豪雨の中でウルトラマンとムルチが泥臭い戦いを続ける様をカメラを動かしながら1分以上ワンカットで映すシーンは特に有名。

豪雨の中でウルトラマンとムルチが泥臭い戦いを続ける様をカメラを動かしながら1分以上ワンカットで映すシーンは特に有名。ウルトラマンの涙を雨で表現している…。

『帰ってきたウルトラマン』第35話「残酷!光怪獣プリズ魔」 / 無機質で不気味なプリズ魔はトラウマキャラ

ウルトラマンジャック(新マン・帰ってきたウルトラマン)はプリズ魔の予想外の攻撃に翻弄されて手も足も出ず、あやうくプリズ魔に引き寄せられて焼かれそうになったり、幻影空間に閉じ込められそうになったりと大苦戦を強いられた。

ウルトラマンジャック(新マン・帰ってきたウルトラマン)はプリズ魔の予想外の攻撃に翻弄されて手も足も出ず、あやうくプリズ魔に引き寄せられて焼かれそうになったり、幻影空間に閉じ込められそうになったりと大苦戦を強いられた。

プリズ魔は、不思議な光波で幻覚のような空間を生み出して相手を翻弄したりもする。ウルトラマンジャック(新マン・帰ってきたウルトラマン)はプリズ魔の予想外の攻撃に翻弄されて手も足も出ず、あやうくプリズ魔に引き寄せられて焼かれそうになったり、幻影空間に閉じ込められそうになったりと大苦戦を強いられた。プリズ魔は、不思議な光波で幻覚のような空間を生み出して相手を翻弄したりもする。

ウルトラマンジャック(新マン・帰ってきたウルトラマン)は体を縮小させてプリズ魔の体内に入り込み、内部からスペシウム光線を発射した。新マンが間一髪脱出するとプリズ魔は爆発。

「俺にとってギリギリの賭けだった」 プリズ魔との戦いが想像以上の過酷な状況だった郷は野球場の芝生に倒れ込んだ。俺にとってギリギリの賭けだった

プリズ魔との戦いが想像以上の過酷な状況だった郷は野球場の芝生に倒れ込んだ。

怪獣でありながら、シュールな氷のオブジェにも見える無機的なデザインを持ち、それでいてウルトラマンがほとんど手がつけられないほどの意外な強さから、視聴者に絶大なインパクトを与えたとされている。

『帰ってきたウルトラマン』第36話「夜を蹴ちらせ」

吸血宇宙星人 ドラキュラスは、カーミラ星と呼ばれている惑星から宇宙船に乗り、人間の女性を皆殺しにして地球人類を根絶やしにしようと地球に侵入した宇宙人。変身(巨大化)した時の外見はまるでコウモリのようであり、他の生物の血液やエネルギーなどを吸収して生きている。ドラキュラスは、半年前に心臓麻痺で死亡した鈴村みどりの遺体に憑依し、その妹を名乗ってみどりの姿のまま彼女の生前の知人たちの生き血を次々と啜って殺害する。ドラキュラスは、地球への侵入後は半年前に心臓麻痺で死亡した鈴村みどりの遺体に憑依し、その妹を名乗ってみどりの姿のまま彼女の生前の知人たちの生き血を次々と啜って殺害する。MATの調査により正体が露見し、飛行能力により逃走するも乗っていた宇宙船がマットアロー1号の攻撃により墜落した後、巨大化してウルトラマンジャックと戦う。ドラキュラスは、毒噴煙を浴びせてジャックの動きを封じた。毒噴煙には相手を麻痺させる効果がある。ドラキュラスは、毒噴煙を浴びせてジャックの動きを封じた。毒噴煙には相手を麻痺させる効果がある。

ドラキュラスは、毒噴煙を浴びせて動きを封じたジャックの肩に背後から牙を突き立て、血の代わりにエネルギーのほとんどを吸い取る。ドラキュラスは、毒噴煙を浴びせて動きを封じたジャックの肩に背後から牙を突き立て、血の代わりにエネルギーのほとんどを吸い取る。エネルギーのほとんどを吸い取られてカラータイマーが赤に変わる。エネルギーのほとんどを吸い取られてカラータイマーが赤に変わる。

最後はジャックが投げたウルトラブレスレットから閃光を浴びせられ、怯んだところにウルトラクロスを心臓に刺されて死亡した。遺体は灰になって散り、その場にはみどりの死体が残されていった。

『帰ってきたウルトラマン』第37話「ウルトラマン夕陽に死す」/ アキと坂田の死に心が乱される郷秀樹。ナックル星人とブラックキングの悪辣な作戦に敗れるウルトラマンジャック。

坂田アキ「お兄さん助けて・・・」 郷秀樹の恋人の坂田アキは、ナックル星人の車に拉致されてしまう。坂田アキ「お兄さん助けて・・・」

郷秀樹の恋人の坂田アキは、ナックル星人の車に拉致されてしまう。

坂田健は、ナックル星人に誘拐されかけたアキを救おうとして、車の前に飛び出して制止しようとするが、ナックル星人は制止するどころか、アクセル全開。アキの目の前で坂田健は車に撥ね飛ばされた。郷秀樹の兄貴分の坂田健はそのまま轢き殺されてしまった・・・衝撃的過ぎる展開に。坂田健は、ナックル星人に誘拐されかけたアキを救おうとして、車の前に飛び出して制止しようとするが、ナックル星人は制止するどころか、アクセル全開。アキの目の前で坂田健は車に撥ね飛ばされた。郷秀樹の兄貴分の坂田健はそのまま轢き殺されてしまった・・・衝撃的過ぎる展開に。アキの目の前で坂田健は車に撥ね飛ばされた。郷秀樹の兄貴分の坂田健はそのまま轢き殺されてしまった・・・衝撃的過ぎる展開に。

逃げようとした坂田アキはナックル星人の車のドアから突き落とされ、そのまま引きずられる。車に引きずられ、その勢いで吹き飛ばされるアキ・・・ウルトラシリーズで初めてレギュラー、しかも主人公の恋人のアキと兄貴分の坂田健が殺されるといった残酷すぎるエピソード。

逃げようとした坂田アキはナックル星人の車のドアから突き落とされ、そのまま引きずられる。車に引きずられ、その勢いで吹き飛ばされるアキ・・・ナックル星人は郷秀樹の家族同然の存在である坂田兄妹を殺しウルトラマンの心の動揺を狙った。ナックル星人は郷秀樹の家族同然の存在である坂田兄妹を殺しウルトラマンの心の動揺を狙った。

郷の「誰がやったんだ!」という呼び掛けに「宇宙人・・・」と言い遺して坂田アキは息を引き取った。アキと坂田の死に心が乱される郷秀樹/ウルトラマンジャック。郷の「誰がやったんだ!」という呼び掛けに「宇宙人・・・」と言い遺して坂田アキは息を引き取った。アキと坂田の死に心が乱される郷秀樹/ウルトラマンジャック。

坂田アキ役の榊原るみが『気になる嫁さん』(日本テレビ)への出演のためにスケジュール確保が困難になり物語から姿を消すことになった。坂田アキは第27話から坂田とアキが暗殺される第37話までの期間は出演していなかったことからも、スケジュール調整が困難だった事情は、伺える。

ナックル星人の人間体「今、郷の心の中は嵐の海のように荒れ狂っている。今なら勝てる。ブラックキングを出せっ!」ナックル星人の人間体「今、郷の心の中は嵐の海のように荒れ狂っている。今なら勝てる。ブラックキングを出せっ!病院の屋上から飛び降りて後追い自殺する気か…と視聴者もびっくりの郷の危険な飛び降り変身。病院の屋上から飛び降りて後追い自殺する気か…と視聴者もびっくりの郷の危険な飛び降り変身。病院の上から飛び降りて変身するのだが、一部のファンから後追い自殺のようだとまで言われる。病院の上から飛び降りて変身するのだが、一部のファンから後追い自殺のようだとまで言われる。

ウルトラマン対策がなされたブラックキング。ブラックキングにはスペシウム光線が効かない。ウルトラマン対策がなされたブラックキング。ブラックキングにはスペシウム光線が効かない。

ウルトラマンジャック「やはりそうだ。私の技を研究し、私を倒すため訓練されているが、負けないぞ。必ず坂田兄弟の復讐をしてやる。

「ウルトラブレスレット」も弾き返されてしまった。しかし頼みの必殺の「ウルトラブレスレット」も弾き返されてしまった。

ブラックキングにはウルトラブレスレットも効かない・・・必殺武器を封じられたウルトラマンジャック。さらにナックル星人自らも戦闘に参加、リンチを行う。さらにナックル星人自らも戦闘に参加、リンチを行う。
ブラックキングとナックル星人に挟撃され苦戦するウルトラマン。カラータイマーが点滅する。ブラックキングとナックル星人に挟撃され苦戦するウルトラマンジャック。カラータイマーが点滅する。ブラックキングに羽交い絞めにされ、ナックル星人に殴られ続けるウルトラマンジャック…。


ウルトラマンジャック「太陽エネルギーをくれ。頼む、太陽エネルギーをくれ。私はここで倒れるわけにはいかないのだ。

ナックル星人はウルトラマンを高々とリフトアップし地面に叩き落す。身動きができないジャック…ナックル星人に抱え上げられ、投げ飛ばされる。ナックル星人はウルトラマンジャックを高々とリフトアップし地面に叩き落す。

身動きができないジャック…ナックル星人に抱え上げられ、投げ飛ばされる。絶望感でいっぱいのシーン。あまりの凄惨さに顔を背けるMATの丘ユリ子隊員。あまりの凄惨さに顔を背けるMATの丘ユリ子隊員。

ウルトラマンジャックを援護するMAT。しかしウルトラマンジャックにもう立ち上がる力は残っていなかった。ウルトラマンジャックの敗北を悟るMAT隊員たち。恐ろしいほどに悲壮感がいっぱいのシーンだ。ナックル星人とブラックキングの悪辣な作戦で、冷静さを失ったウルトラマンジャックは叩きのめされる。絶望感・悲壮感でいっぱいのシーン。ナックル星人とブラックキングの悪辣な作戦で、冷静さを失ったウルトラマンジャックは叩きのめされる。絶望感・悲壮感でいっぱいのシーン。

ナックル星人「ウルトラマンは我々ナックル星人の手で葬った。ウルトラマンは死んだ。」ウルトラマンジャックは倒されナックル星人に捕らえられた。ナックル星人の処刑用宇宙船はウルトラマンを逆さに吊っている。ナックル星人「ウルトラマンは我々ナックル星人の手で葬った。ウルトラマンは死んだ。

ウルトラマンジャックは倒されナックル星人に捕らえられた。ナックル星人の処刑用宇宙船はウルトラマンを逆さに吊っている。磔にされるウルトラマンジャック逆さ磔にされるウルトラマンジャック…ジャックの処刑が刻一刻と迫る時、初代ウルトラマンとセブンが助けに来てくれる。
逆さ磔にされるウルトラマンジャック…

『帰ってきたウルトラマン』第40話「冬の怪奇シリーズ まぼろしの雪女」/スノーゴンは、ウルトラマンジャック(新マン・帰ってきたウルトラマン)を凍らせ、その体を粉々に砕いてしまった。坂田 次郎と村野ルミ子の前に、なんと新マンの生首が飛んでくる…。

冷凍怪人ブラック星人「ウルトラマンをカチンカチンにしてしまえ」 スノーゴンは、ウルトラマンジャックに口からの冷凍ガスと両手から強力な凍結線を浴びせかけて凍らせる。冷凍怪人ブラック星人「ウルトラマンをカチンカチンにしてしまえ」スノーゴンは、ウルトラマンジャックに口からの冷凍ガスと両手から強力な凍結線を浴びせかけて凍らせる。雪女怪獣スノーゴンは、凍りついて動かなくなったウルトラマンジャックをボコボコに殴ったあげく、手足をもぎ取る。雪女怪獣スノーゴンは、凍りついて動かなくなったウルトラマンジャックをボコボコに殴ったあげく、手足をもぎ取る。
坂田 次郎と村野ルミ子の前に、なんと新マンの生首が飛んでくる・・・驚いて逃げる二人。坂田 次郎と村野ルミ子の前に、なんと新マン / ウルトラマンジャックの生首が飛んでくる・・・驚いて逃げる二人。「スノーゴン」の冷凍ガスで凍った新マンがバラバラにされる。坂田 次郎と村野ルミ子の前に、なんと新マンの生首が飛んでくる…。「スノーゴン」の冷凍ガスで凍った新マン / ウルトラマンジャックがバラバラにされる。坂田 次郎と村野ルミ子の前に、なんと新マンの生首が飛んでくる…。しかし新マンのブレスレットが光ると・・・バラバラにされた体がドッキングするしかし新マンのブレスレットが光ると・・・バラバラにされた体がドッキングするジャックはウルトラブレスレットの能力で復活した新マン / ジャックはウルトラブレスレットの能力で復活した。ジャックはウルトラブレスレットの能力で復活したバラバラになっていた手足と生首が見事に全部くっついた。ウルトラブレスレットのウルトラ再生パワーはバラバラにされた体を再生する能力を持っている。ウルトラブレスレットのウルトラ再生パワーはバラバラにされた体を再生する能力を持っている。新マンが元通りに戻った。新マンが元通りに戻った。

『帰ってきたウルトラマン』第42話「富士に立つ怪獣」 / 岸田文夫 隊員が錯乱し暴走…焦りから命令無視の上に怪獣を攻撃しているつもりが村人や味方にミサイルを撃ちまくる失態…。

蜃気楼怪獣パラゴンは、レーダー波、太陽光線、赤外線を自在に操り、蜃気楼を発生させて撹乱させる能力を持つ。自身の巨大な幻影を生み出したり、背中の突起からは光線を放つ。蜃気楼怪獣パラゴンは、レーダー波、太陽光線、赤外線を自在に操り、蜃気楼を発生させて撹乱させる能力を持つ。自身の巨大な幻影を生み出したり、背中の突起からは光線を放つ。晴れの日に富士山に現れる傘雲を隠れ蓑にして、富士山近辺で怪現象や交通事故を多発させていた。

自身の存在が知られ、マットアローの攻撃を受けた際にも、レーダー波を操って同士討ちをさせたりした。出動したMATも幻によって翻弄され、レーザー攻撃も通用しない。ほとんど自滅同然でMATは撤退を余儀なくされる。

南隊員「攻撃中止!攻撃中止!」

ストア星人「はっはっはっ、馬鹿め、我々は光波も電波も赤外線もすべての電磁波を自由に変えられるのだ」

岸田隊員「ちきしょう、俺は蜃気楼なんかには騙されんぞ!」岸田隊員「ちきしょう、俺は蜃気楼なんかには騙されんぞ!」

駐在「ああーっ、うわーっ! 助けてくれーっ!」

伊吹隊長「岸田、中止だ、レーダーも狂ってんだ!」

蜃気楼怪獣パラゴンは、MAT機を蜃気楼でかく乱して空中衝突をさせたり、レーダーを妨害して同士討ちをさせるなどして混乱させる。

撹乱状態の岸田隊員「ちっきしょう、しぶとい奴だ!」非情にヤバイ状態…もはや撹乱状態の岸田隊員「ちっきしょう、しぶとい奴だ!」

錯乱した岸田隊員は、ミサイルを次々と撃ち込み、地上にいる村民に向かって攻撃するという失態に至ってしまった…。錯乱した岸田隊員は、ミサイルを次々と撃ち込み、地上にいる村民に向かって攻撃するという失態に至ってしまった…。

猟師「ちくしょう、MATの奴めぇ~」
入院中のドライバー「MATは狂ってる!」

岸田隊員の暴走で、MATの評価は一気にガタ落ち。住民たちは怪獣よりMATの方を恨むようになる。

地面に伏せた郷たちの背後で凄まじい爆発が起きる。地面に伏せた郷たちの背後で凄まじい爆発が起きる。

『帰ってきたウルトラマン』第44話「星空に愛をこめて」 / 岸田隊員の悲しい恋愛話である。

郷は病院を訪れ,あかねに会った。彼女が宇宙人であると気づき「あなたは怪獣を使ってレーダーを破壊しようとしたんですね」と言うが,あかねは反論する。郷は病院を訪れ、あかねに会った。彼女が宇宙人であることに気づき「あなたは怪獣を使ってレーダーを破壊しようとしたんですね」と語り掛けるが、あかねは、「違います。私はレーダーを破壊するためにケンタウルス星から地球にやってきました。でも待っている間にこの星が好きになってしまったのです」と反論する。

さらに「私はレーダーを壊そうとした悪い宇宙人。もう岸田さんと会うことは許されません。自分の星にも帰れません。どこか誰も知らないところでそっと愛します」とあかねは言う。

突如あかねは頭を押え,苦しみ始める。レーダーを破壊するよう命令が送られたようだ。

あかねは「グラナダスに勝つ方法は私しか知りません」と言って,郷とともにレーダー基地へ向かった。

あかね「岸田さん、さよなら、ごめんなさい、私はMATのレーダーを壊しに来た宇宙人なのよ」 岸田「そんな馬鹿な」あかね「岸田さん、さよなら、ごめんなさい、私はMATのレーダーを壊しに来た宇宙人なのよ
岸田「そんな馬鹿な」
あかね「私の体の中にはレーダーを破壊するだけの量の爆薬が仕掛けられています!
岸田「嘘だっ」
あかね「今に分かります。あなたのこと、とっても愛してます。さよなら!」

岸田は引き留めようとするが、あかねは巨大化し、ケンタウルス星人として姿を現した。岸田は引き留めようとするが、あかねは巨大化し、ケンタウルス星人として姿を現した。

ケンタウルス星人、いや、あかねは、グラナダスと抱き合ったまま谷底へ落ち、体内の爆弾でグラナダスもろとも爆死する。

ラスト、湖に臨む野辺にたてたあかねの墓に、花を供えている岸田隊員。ラスト、湖に臨む野辺にたてたあかねの墓に、花を供えている岸田隊員。

郷「岸田さん、あなたは本当に素晴らしいことをしたんですよ。この地球で初めて、宇宙人の心に触れることが出来たんです。あかねさんも心の綺麗な人だった
岸田「……」

次郎「あの女の人、宇宙人だったの。せっかく地球人と友達になれたのに、かわいそうにね
ルミ子「でも、いつかきっと、宇宙に住んでいる人たち全部が、お友達になれる日が来るわ
次郎「うん、きっとそうなるよな」

伊吹「地球人の為に勇敢に戦った宇宙人に黙祷しよう。敬礼ーっ!」伊吹「地球人の為に勇敢に戦った宇宙人に黙祷しよう。敬礼ーっ!」

『帰ってきたウルトラマン』第45話「郷秀樹を暗殺せよ!」

『帰ってきたウルトラマン』第47話「狙われた女」 / MATの丘隊員に憑依したフェミゴン

フェミゴンは、元々は高い知能を持つ人魂のような宇宙生物。宇宙空間をさまよう小さな球体(人魂)。実体を持たないが、物体や生物に憑依することで怪獣化する性質を持つ。時期は不明だが地球に飛来し、地球上で行動するためにMATの丘隊員に憑依した。そのため丘隊員は人間時に通信の電源を切るなど、普段ではありえないミスをしている。怪獣に取り憑かれた丘隊員がミスを連発。怪獣に取り憑かれた丘隊員がミスを連発。フェミゴンに憑依され酷い目に。

有名な壁面オブジェ「新宿の目」の前で、佇んでいる丘隊員。丘隊員がフェミゴンに憑依され繁華街を放浪するシーン。有名な壁面オブジェ「新宿の目」の前で、佇んでいる丘隊員。丘隊員がフェミゴンに憑依され繁華街を放浪するシーン。街をさまよう丘隊員の姿は、憂いに満ちている。自宅に帰ってきた丘隊員は、母親に石油臭いと言われる。フェミゴンとなって石油コンビナートを襲っていたからだった。何が何だか分からない丘隊員は悲しみに暮れている。自宅に帰ってきた丘隊員は、母親に石油臭いと言われる。フェミゴンとなって房総半島の石油コンビナートを襲っていたからだった。もはや何が何だか分からない丘隊員は悲しみに暮れている。

ウルトラマンの腹部にフェミゴンの背中のトゲが刺さる!痛々しい串刺しシーンはトラウマに。ウルトラマンの腹部にフェミゴンの背中のトゲが刺さる!痛々しい串刺しシーンはトラウマに。後のタロウの強敵バードンのクチバシ攻撃につながるような恐怖演出。

頭をかじられて悶絶するウルトラマン。目の電飾も消えてしまう…。 頭をかじられて悶絶するウルトラマン。目の電飾も消えてしまう…。頭をかじられて悶絶するウルトラマン。目の電飾も消えてしまう…。フェミゴンは、頭に噛みつき引き摺り回す。フェミゴンは、怪獣に変化すると、房総半島のコンビナートを襲撃、壊滅させた。ウルトラマンとの戦いでは背中の棘で串刺しにしたり頭に噛みつき引き摺り回すなどして圧倒した。

さらにはMAT海底基地の破壊まで目論むが、駆け付けたウルトラマンによってウルトラスパーク(ウルトラブレスレット)で丘隊員との融合を解かれ、倒された。フェミゴンは爆発。ひとだまとなって虚空に舞い上がる。

海辺で倒れている丘隊員をMATのメンバーが助けた。

丘隊員「ここは? 私、どうしてたのかしら? 隊長、私また何かミスを?」フェミゴンのせいで酷い目に遭った丘隊員「ここは?私、どうしてたのかしら?隊長、私また何かミスを?

事態の真相をきちんと理解していた伊吹隊長は、「心配するな、君に宇宙怪獣が乗り移ったんだ。事故を起こしたのも君の責任じゃない」と心配する丘隊員に向かって声をかける。

やや能天気な岸田隊員「ウルトラマンがすっかり解決してくれた

『帰ってきたウルトラマン』の客演回(他ウルトラシリーズにおけるゲスト出演)の有名なトラウマシーン

ウルトラ兄弟の客演回で酷い目に遭い過ぎる「帰ってきたウルトラマン(ジャック・新マン)」。

『ウルトラマンタロウ』第52話「ウルトラの命を盗め!」/ ドロボンにカラータイマーを奪われて体が萎むウルトラマンジャックの衝撃的な姿…。体がぺっちゃんこになってしまった帰ってきたウルトラマン

ウルトラマンジャックのカラータイマーを奪うドロボンウルトラマンジャックのカラータイマーを奪うドロボン。

カラータイマーが奪い取られてしまう瞬間カラータイマーが奪い取られてしまう瞬間。ドロボンにカラータイマーを取られて萎むウルトラマンジャック。

カラータイマーを奪われて、なんとウルトラマンジャックはぺっちゃんこになってしまった…。カラータイマーを奪われて、なんとウルトラマンジャックの体が頭部を除いて、ぺっちゃんこになってしまった…。カラータイマーがなくなり風船のように萎んでいくウルトラマンジャック(新マン)カラータイマーがなくなり風船のように萎んでいくウルトラマンジャック(新マン)。体はぺっちゃんこだが、頭部は、つぶれずそのまま。ウルトラマンタロウがカラータイマーをドロボンから取り戻し、ウルトラマンジャックに戻すウルトラマンタロウがカラータイマーをドロボンから取り戻し、ウルトラマンジャックに戻す
カラータイマーを付けるとウルトラマンジャックは元に戻った。カラータイマーを付けるとウルトラマンジャックは元に戻った。

『ウルトラマンレオ』第34話「ウルトラ兄弟永遠の誓い」 / アシュランの放った光線を浴び、口をマスクのようなもので塞がれてしまう新マン

新マンはダンのための新兵器・怪獣ボール(セブンボール)を地球のモロボシ・ダンの元へ運んでいた最中だった。しかし、そこに二面凶悪怪獣アシュランが出現し、新マンに襲い掛かってきた。アシュランは強く、新マンを一方的に攻め立てる。新マンは顔面(口部分)に二面凶悪怪獣 アシュランの光線を食らう。この光線が特殊なマスクになった。アシュランの放った光線を浴び、口をマスクのようなもので塞がれてしまう新マン。衝撃的なシーン。新マンは顔面(口部分)に二面凶悪怪獣 アシュランの光線を食らう。この光線が特殊なマスクになった。

ピンチになった新マンはウルトラサインを放ち、ダンもそれを確認する。結局アシュランの放った光線を浴び、口をマスクのようなもので塞がれてしまう新マン。衝撃的なシーン。なんとか脱出して地球へと逃れた。

アシュランの黒いマスクに拘束されている(話をすることができない)郷秀樹(団次郎)ゲンは、佐藤隊員と一緒に怪獣の捜索を行っていた。二人は海岸に倒れている長身の男を発見する。新マンこと、郷秀樹(団次郎)であった。

新マンは顔面(口部分)に二面凶悪怪獣 アシュランの光線を食らう。この光線が特殊なマスクになった。この特殊なマスクのために郷秀樹の姿になっても喋れない。

ダンの「ウルトラ念力」で郷のマスクがやっと取れる。郷はダンの制止を振り切って新マンに変身する。そして、月蝕で完全な闇になった瞬間を狙い、レオと呼吸を合わせてアシュランを攻撃し、遂にアシュランを撃破するのだった。

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