「平成仮面ライダーシリーズ」第1作目であり、イケメンヒーローブームの火付け役(オダギリ効果)の『仮面ライダークウガ』(2000年1月30日から2001年1月21日)のトラウマシーン・トラウマ回をご紹介。『仮面ライダークウガ』は、リアリティ重視の路線を進んだ結果、シリアスでハードな設定や描写に生々しかったり過激な表現がかなり盛り込まれている作品です。
『仮面ライダークウガ』EPISODE18「喪失」 / メ・ギノガ・デに毒を注入され、のたうち回って苦しむクウガ。全身の痙攣、変身解除。五代雄介は、急に様態が悪化し、心肺停止に。
【ストーリー】
すがすがしく晴れ渡ったある日、1808番目の技であるストンプの練習をしていた雄介の元に一条から未確認生命体出現の知らせが入る。雄介は現場に急行、確認生命体第26号怪人メ・ギノガ・デと対決。赤いクウガに変身した雄介は第26号に対して優位に立ったと見えたが、怪人が吐いた毒胞子を吸い込んでしまった…。
毒を注入され、のたうち回って苦しむクウガ。毒を注入され、のたうち回って苦しむクウガ。全身の痙攣、変身解除。
搬送直前に見られた、五代雄介の青ざめた生々しい硬直顔は、やはりトラウマになった子供も大勢いたという。一条刑事が現場に駆けつけた時には五代雄介は真っ青な顔をして動かなくなっていた。
びくびくと痙攣する全身、開きっぱなしで硬直した口と眼、あきらかにおかしい呼吸の音…。オダギリジョー渾身の「死」の演技には、子供どころかその親御さんまで恐怖した。五代雄介は、懸命の救急措置を受けている。
未確認生命体第26号怪人メ・ギノガ・デに毒胞子を吹きかけられ、緊急入院した雄介…。
『仮面ライダークウガ』EPISODE19「霊石」 / 懸命の救急措置を受けたにも関わらず心停止状態に陥り、遂に死亡してしまう。
未確認生命体第26号怪人メ・ギノガ・デに毒胞子を吹きかけられ、緊急入院した雄介は、懸命の救急措置を受けたにも関わらず心停止状態に陥り、椿の努力も空しく、遂に死亡してしまう。
五代雄介の死亡が確認された。
作中、クウガを完膚なきまでに叩きのめしたグロンギは複数存在するものの、(後に生還したとはいえ)死に追いやったのは後にも先にもメ・ギノガ・デのみである。
衝撃の「死」を迎える五代雄介…。
『仮面ライダークウガ』第41話「抑制」 / ゴ・ジャーザ・ギの投げた銛で肩を貫かれるライジングペガサス…クウガは壁に串刺し。
ゴ・ジャーザ・ギとは、銛を使用する俊敏体と、剣を使う剛力体の形態を持ち、初の形態変化を行うグロンギ。クウガがダグバの幻影に気を取られた一瞬の隙に銛を投げつけ、変身解除させ逃走した。ゴ・ジャーザ・ギの投げた銛で肩を貫かれるライジングペガサス…クウガは壁に串刺し。もがき苦しんで、肩から槍を抜くクウガの姿はトラウマ必至。
海から飛んできた「ゴ・ジャーザ・ギ」の放った槍がクウガの左肩を貫いた。その勢いのまま鉄骨に磔に。激痛で息が荒くなり、槍を引き抜く際は肉が軋み血が噴き出る……もがき苦しむクウガ。とにかく描写が生々しい。
「ゴ・ジャーザ・ギ」の放った槍がクウガを貫いた。激痛で息が荒くなり、槍を引き抜く際は肉が軋み血が噴き出る……とにかく描写が生々しい。
槍を引き抜く際は肉が軋み血が噴き出る
槍を抜いた拍子に地面に落下しグローイングフォームに変わってしまいます。
『仮面ライダークウガ』EPISODE42「戦場」 / クウガに傷を与えて圧倒するシーンの痛々しさは軽くトラウマもの
ゴ・バベル・ダとは、『仮面ライダークウガ』EPISODE42「戦場」に登場した怪人。怪力が自慢のパワーファイターで、クウガと同様にフォームチェンジができる。
クウガのマイティフォームの装甲をメリケンサック(のような両拳の爪)で貫通させ、タイタンフォームの装甲を剛力体のハンマーで凹ませてボコボコにする等の高い戦闘力で圧倒するが、絶体絶命の中遅れて駆けつけた一条薫に筋肉弛緩弾を打ち込まれる。
クウガに傷を与えて圧倒するシーンの痛々しさは軽くトラウマものである。
ゴ・バベル・ダの基本形態である格闘体
メリケンサックによる肉弾戦が得意で、正面切っての殴り合いでクウガ・マイティフォームを圧倒するラッシングパワーと、マイティキックにも耐える防御力の持ち主。マイティフォームの装甲をたった一発で殴り潰し、血を噴出させた。
両拳のメリケンサックのような爪を利用したパンチは破壊力抜群で、赤のクウガ(マイティフォーム)の装甲を貫き出血させるほど。
ゴ・バベル・ダの剛力体
専用武器である鎚を振り回して敵を叩き潰し、ダイナマイトの直撃にも無傷で耐える程の防御力を有するタイタンフォームの鎧にも穴を開けてしまった。
ゴ・バベル・ダは、戦闘力のみでクウガをピンチに追い込み、一条薫の援護がなければ負けていたかもしれなかったほどの強さを見せつけた。
『仮面ライダークウガ』EPISODE45「強敵」、EPISODE 46「不屈」 / クウガを真正面から打ち破った強敵中の強敵
ゴ・ガドル・バは、『仮面ライダークウガ』EPISODE 34「戦慄」~EPISODE 46「不屈」に登場する怪人。ゴ集団のリーダーにして、カブトムシの能力を持つグロンギ。ゴ・ガドル・バの剛力体は、クウガのタイタンフォームに相当する。剣「ガドルソード」を武器とする。
劇中では腹に刺されたタイタンソードを掴んで自らの使用する剣に変化させるという荒技を披露している。
「グロンギ」中では、事実上「ン・ダグバ・ゼバ」に次ぐ実力者で、能力の相性や特殊能力抜きにクウガを真正面から打ち破った強敵中の強敵である。クウガと交戦するも、あらゆる必殺技をものともせずに圧倒的な力で完封勝利を飾る。
ゴ・ガドル・バは、射撃体、剛力体、電撃体に変化してクウガを軽々と退けた。クウガ=五代雄介は重体になり関東医大病院に搬送された。
『仮面ライダークウガ』EPISODE35「愛憎」 / ゴ・ジャラジ・ダは、鬼畜な怪人。平成ライダー屈指のトラウマ回。
「緑川学園の2年生の男子生徒を殺す」というルールで殺人を重ねる未確認生命体第42号は、新たな獲物を狙って暗躍していた。雄介と一条は、ゴ・ジャラジ・ダに狙われた少年を守るため、少年が保護された病院の警備に当たるが・・・。初めて五代雄介が人々を守るためではなく相手を殺すために変身する。
ゴ・ジャラジ・ダは、生徒たちに精神的な苦痛を徹底的に与えるために、葬儀に参列した生徒の前に姿を現したり、対象の別荘への無言電話、自身の影をちらつかせて恐怖を煽るなど、その手口は今までに見ないほど残忍かつ卑劣。追い詰められた生田和也の母親に理由を問われた際には「君たち(リント)が苦しむほど楽しいから」と薄ら笑いを浮かべて答えている。その残虐で陰湿極まりない行為で多くの男子生徒たちを追い詰めていたため、雄介の怒りに触れることとなる。
ゴ・ジャラジ・ダ(人間体も少年)は快楽的に高校生を次々と惨殺、ジャラジに狙われて怯える生田和也少年に、雄介と一条はジャラジから守ることを誓う。そして、怒りに震えるクウガはジャラジに凄まじい暴力を振るってとどめを刺した。
怒りに任せて拳を降り下ろす仮面ライダークウガ 。ゴ・ジャラジ・ダを返り血浴びながら20発以上殴り続けた。見てて辛い…みんなのトラウマ。
怒りが収まらないクウガがジャラジを殴る。
仮面ライダークウガ・マイティフォームは怒りでゴ・ジャラジ・ダを殴りまくる
クウガの凄まじい憎悪のこもった攻撃。特撮史上屈指のたこ殴り。ボコボコに殴りまくる。
怖気づいて逃げたゴ・ジャラジ・ダを捕まえて、さらに殴りまくる。返り血を浴びているクウガ。
クウガは、返り血浴びながらゴ・ジャラジ・ダを20発以上殴り続けた。ゴ・ジャラジ・ダの外道っぷりに怒り狂っている五代雄介・仮面ライダークウガ
クウガに馬乗りで殴られるシーンで口から血を吐いているが、これはスーツアクターが本気でぶん殴られたため口の中を切ってしまった事で流れた血とのこと。
怒りがおさまらないクウガはビートゴウラムでゴ・ジャラジ・ダを轢いたまま芦ノ湖畔まで走り続け、湖に跳ね飛ばす。
ライジングタイタンになってめった斬り。ゴ・ジャラジ・ダ戦では、人々の命を弄び嘲笑うジャラジに対して怒りを爆発させ、怯えるジャラジに必要以上の猛攻を加え、惨殺した。
倒れたゴ・ジャラジ・ダをタイタンソードで突き刺した。
さらに「引き裂く」…仰向けになったジャラジにライジングタイタンソードを突き立て爆破。
戦いが終わったあとの五代の佇む後ろ姿が…
大人の為の大型なりきり武器(アイテム)ブランド「COMPLETE STYLE GIGANTIC(コンプリート スタイル ギガンティック)」(CSG)第一弾『仮面ライダークウガ』の「タイタンソード」
「COMPLETE STYLE GIGANTIC(CSG)」は、大人のための変身ベルトシリーズ「COMPLETE SELECTION MODIFICATION(CSM)」から派生した新ブランド。
第1弾のタイタンソードは、バンダイの公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」で6月28日午後4時から予約を受け付ける。
6月16日および17日(金)に東京ビッグサイトで開催される「東京おもちゃショー2022」では、バンダイ/BANDAI SPIRITSブースにて、CSG版タイタインソードの展示も行われた。
「CSGタイタンソード」6月28日 予約受付開始
https://p-bandai.jp/b-toys-shop/special-1000014507/
CSG版「タイタインソード」商品発表ページ | 仮面ライダーおもちゃウェブ | バンダイ公式サイト
https://toy.bandai.co.jp/series/rider/topics/detail/2575/
仮面ライダーおもちゃウェブ公式
https://twitter.com/bandai_ridertoy
『仮面ライダークウガ』第15話「装甲」 / メ・ギャリド・ギは、トラックで被害者を殺戮するという恐ろしい殺人方法で視聴者を恐怖させた。「バックします…バックします…」は有名。
トラックをバックしながら女子大生3人組を行き止まりへと追い詰めていく。壁とトラックとの間に女性たちを挟みこみ圧殺する。
トラックがバックする際の「バックします…バックします…」というトラックのアナウンスがトラウマになった人も多い。 グロンギの怪人「メ・ギャリド・ギ」は「トラックを逆走させて標的を轢死させる」方法で殺人を繰り返した。
『バックします……バックします……バックします……』
トラックをバックしながら行き止まりへと追い詰めていく。 グロンギの怪人「メ・ギャリド・ギ」は、ヤドカリが殻に籠るように人間の乗り物である自動車に潜り込み、それを操って殺人を重ねた。
『バックします……バックします……バックします……』
『バックします……バックします……バックします……』
狭い路地に女子大生3人組を追い込む
『バックします……バックします……バックします……』
壁とトラックとの間に女性たちを挟みこむ。狭い路地に女子大生3人組を追い込み「そうだ、その顔〜」と叫びつつ圧死させる姿は正に狂気。
女子大生3人組を圧死させる…子供向け番組にあるまじき恐ろしい殺人方法を見せ付け視聴者を恐怖させた。
『仮面ライダークウガ』第23話「不安」 / メ・ガリマ・バの「振り向くな!」はみんなのトラウマ。
メ・ガリマ・バは、特撮作品『仮面ライダークウガ』に登場する敵集団・グロンギ怪人の一人。メ集団の最強プレーヤーにあたる、カマキリの能力を持つグロンギの怪人。
ゲゲルの内容は”御茶ノ水駅を発車した総武線千葉行きの乗客にお香でマーキングを施し、その人間だけを殺す”というもの。
殺す方法は、標的と擦れ違い様に、瞬間的に怪人体となって武器で斬り付けるというもので、その斬撃は、犠牲者が自らの首を斬られたことに気付かないほど素早く、鋭い。
ガリマに「振り向くな」と言われ振り向くと切断面がずれ、首が落ちてしまう。あまりの早業に犠牲者は自らが死んだ事には気付かないと云う演出がされている。00:08p.m.、中央区晴海にて若者のカップルを殺害(最初の殺人描写)
「振り向くな!」
自らに何が起きたか理解出来ないでいる犠牲者がその言葉に後ろを向こうとした時……。首が落ちるシーンこそ登場はして来ないのだが、異様に生々しい効果音と、丹念な演出によりとびっきり残酷で怖いのである。メ・ガリマ・バの第2の「振り向くな!」の現場。午後0時から1時の間に港区虎ノ門にて老人男性を殺害。
メ・ガリマ・バは、堂々と武器を携帯して歩き回っていたためすぐに警察にバレてしまった。
『仮面ライダークウガ』第48話「空我」 / ン・ダグバ・ゼバは、すべてのグロンギの首領。ラスボス。壮絶な肉弾戦を繰り広げた。
ン・ダグバ・ゼバは、平成仮面ライダーシリーズの第一作『仮面ライダークウガ』の敵怪人・グロンギの首領。本作のラスボス。現代に多くのグロンギを蘇らせた張本人。「白き闇」「究極の闇をもたらす者」などと称され、その力はグロンギの中でも別格中の別格である。
先代クウガによって他のグロンギ共々「九郎ヶ岳遺跡」に封印されていたが復活し、その後は他のグロンギを蘇らせて殺人ゲーム「ゲゲル」を行わせた。
五代雄介=クウガ アメイジングマイティを簡単に捻り潰してしまう。しかしベルトにヒビが入るなど満身創痍となったクウガにとどめを刺そうとはせず、あえて見逃した。
ン・ダグバ・ゼバ「どうしたの? もっと強くなって、もっと僕を笑顔にしてよ」
アメイジングマイティフォームのクウガを軽くあしらうン・ダグバ・ゼバ…。壮絶な力の差が描かれた。
ン・ダグバ・ゼバは、長野県松本市にて殺戮を開始。警察が完成させたばかりのレーダーシステムを頼りに五代が現場に向かうと、そこでは雪の中、大量の人間の死体が燻り転がっていた。地獄のような犯行現場で、彼は五代に語りかける…。
ン・ダグバ・ゼバ「来たんだね…今度は僕と同じになれるのかな?だったらあそこで待っているよ。思い出の…”あの場所”でね」
そう言うとダグバは姿を消すが、五代には彼の居場所は九郎ヶ岳とわかっていた…。
ン・ダグバ・ゼバ「なれたんだね、究極の力を持つ者に」
ン・ダグバ・ゼバは「究極の闇をもたらす者」と称され、彼により引き起こされる大殺戮は「究極の闇」と呼ばれる。そして伝承ではクウガの禁断の姿「凄まじき戦士」=アルティメットフォームも、これと同等の力を有しているとされている。
優しい心を失わずに「凄まじき戦士」となった五代雄介と対決。
EPISODE48では、ラスボス「ン・ダグバ・ゼバ」との最終決戦直前、アルティメットフォームへ変身する直前に「じゃあ、見ててください。俺の、変身」と一条薫に対し、覚悟を決めた事を告げた。もし自分がラスボスと同じ「究極の闇をもたらす者」になったら、撃ち殺すよう告げてから。
一条薫に対し、五代「じゃあ見ててください、俺の変身」アルティメットフォームに変身したクウガ。
九郎ヶ岳遺跡にて、ン・ダグバ・ゼバは、怪人体に変貌し、アルティメットフォームに変身したクウガと対峙。
お互いに同等の力を持つ「凄まじき戦士」…互いの能力が通じない相手と寒風吹き荒ぶ中、猛然と殴打の応酬を繰り返した。
ダグバは腹部の魔石「ゲブロン」をクウガに叩き割られて怪人態を維持できなくなり人間体になったが、一方のクウガも霊石「アマダム」を損傷して変身解除。
遂にバックルを砕かれて怪人になることすらできなくなったダグバ。
クウガも霊石「アマダム」を損傷して変身解除。
それでも二人は戦い続け、ダグバはまるで暴力を楽しむかのような凄絶な笑顔を、五代は”暴力”に対する忌避感と、それ故の哀しみが入り交じった表情を浮かべながら殴り合った。
最期は「人々の笑顔を守りたい」という五代の願いを彼にとって最悪の形で叶え、人間の姿のまま息絶えた。
壮絶な殴り合いの末、力尽きる2人。ン・ダグバ・ゼバは、クウガの拳でバックル(霊石)を砕かれた事による『腹部神経節の断裂』により死亡した。