戦車道に青春をかける女子高生の活躍を描く『ガールズ&パンツァー』シリーズ。主役の大洗女子学園と激戦を繰り広げた個性豊かで魅力的な「強豪校(ライバルチーム)」の主な在校生・関係者と保有車両(戦車)を作品別(テレビアニメ版・OVA・劇場アニメ・最終章)にまとめた総合一覧。
テレビアニメ『ガールズ&パンツァー』(全12話 + 総集編2話:2012年から2013年) / 第63回戦車道全国高校生大会のライバル校(高校)
「戦車道」というスポーツ競技(武芸)において、弱小校の大洗女子学園が数々の個性豊かなライバルチーム・強豪校を相手に全国大会を戦い抜く姿を描いた王道のスポ根アニメ。戦車と女子高生という両極端な組み合わせを女性向けスポーツの戦車道として朗らかに楽しく描く。
登場するキャラクターと戦車の多さも『ガールズ&パンツァー』シリーズの特徴。ライバルの学園はイギリス(聖グロリアーナ女学院)、アメリカ(サンダース大学附属高校)、ソ連(プラウダ高校)、イタリア(アンツィオ高校)、フランス(BC自由学園)などをモチーフにしており、戦車に搭乗するキャラクターも個性的に描かれている。
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聖グロリアーナ女学院 / 親善試合で戦う強豪校
英国海軍空母アークロイヤルに類似した学園艦に所在し、英国風の校風を持つ名門校。
主な在校生
戦車の搭乗者達は乗車中でも紅茶を嗜み、「一滴の紅茶もこぼさない」と豪語するが…。
ダージリン / CV:喜多村英梨
聖グロリアーナ女学院3年生。戦車長及び隊長。有能な指揮官で、高飛車な物言いが特徴。騎士道精神を重んじ、優雅で余裕ある態度をとる反面、イギリス流の手段を選ばない苛烈さも見せる。親善試合後、みほの健闘を称え、学院の慣習にもとづいて、好敵手のあかしである紅茶を贈り、再戦を期した。準決勝で黒森峰女学園に敗北したために公式戦での対戦が実現することはないが、大洗女子学園が出場する公式戦は全試合を会場で観戦する。
アッサム / CV:明坂聡美
聖グロリアーナ女学院3年生。隊長車の砲手。大きなリボンと、縦ロールの金髪が特徴。データ分析が得意。テレビアニメ本編では登場シーンが少ないこともあって台詞がなかった。
オレンジペコ / CV:石原舞
聖グロリアーナ女学院1年生。隊長車の装填手。やや無口気味だが、砲弾の装填を的確にこなす。全国大会ではダージリンにたびたび帯同している。
観戦中、逸見エリカが搭乗するVI号戦車ティーガーⅡの転輪が外れた時に小さくガッツポーズしたり、川でエンストしたウサギさんチームを助けに向かうみほを見て必死に祈ったり等、無意識に大洗女子チームを応援していることをダージリンに指摘されて顔を赤くする。
大洗女子優勝祝賀会にダージリンの代理として、祝電に「夫婦とは、お互いに見つめ合う存在でなく、ひとつの星を二人で眺めるものである。」(ドイツの作家ヘルマン・ヘッセの名言)というなぜか結婚式で使う言葉を贈った。
ルクリリ / CV:倉田雅世

マチルダⅡの戦車長。大洗との親善試合でアヒルさんチームと対決する。優雅な校風の中では珍しい血気盛んな性格で、口調も荒い。高い実力で前線を支える。当初は名前の無いモブキャラクターだったのだが、『劇場版』で名前が判明する。大洗女子学園との練習試合では、大洗の町を捜索中、タワーパーキングが点滅してるのに気付き、隠れていると予測して入口前で待ち伏せていた。だが、それは囮で本当は後ろの立体駐車場に隠れていたアヒルさんチームが下から現れて砲撃を受ける。
ローズヒップ / CV:高森奈津美

クルセーダーMk.IIIに車長として搭乗し、クルセイダー隊を指揮する。快速かつハイテンションにクルセイダーを駆るスピード狂。淑女揃いの優雅な聖グロリアーナ女学院にあって闘志を前面に押し出す同校きっての元気者。他のグロリアーナの生徒と違い、彼女の持つティーカップからは常に紅茶が飛び跳ねている。ダージリン達に憧れを抱きながらも、すぐに少々がさつな地が出てしまう。
保有車両
戦車や船舶などのCGはミリタリー好きのスタッフが担当しているため、各戦車の特徴が細部まで再現されている。戦車の動きや操縦の仕方は精密に描かれている。
「チャーチル歩兵戦車」1輌
『チャーチル歩兵戦車Mk.VII』は、紅茶と格言をこよなく愛する「ダージリン」が搭乗する聖グロリアーナの隊長車。
「マチルダⅡ歩兵戦車」4輌
「巡航戦車Mk.ⅣクルセイダーMk.Ⅲ」

劇場版で登場し快速を活かして走り回った聖グロリアーナ女学院所属、人気キャラクターのローズヒップが搭乗して話題になったクルセイダー Mk.III。

サンダース大学付属高校 / 一回戦で戦う強豪校
ニミッツ級空母に似た学園艦及び学園艦に所在する高校で、戦車の保有台数全国一を誇るお金持ちの学校として知られている強豪校。大型輸送機C-5Mスーパーギャラクシーも学校の保有で、劇場版で大洗女子学園の戦車を輸送する際に使用されている。
主な在校生
保有車両数と同じく戦車道を選択した生徒の数も全国一で、その数は総勢で500人程。チームは一軍から三軍まで編成されている。
ケイ / CV:川澄綾子
サンダース大学付属高隊長。人柄が良く、フランクでフレンドリー、怒ると怖い。その性格から高いキャプテンシーを発揮する。
フェアプレイ精神に富み、アリサの暗躍については関知していない。
ナオミ / CV:伊瀬茉莉也
サンダース大学付属高No.2で副隊長。強化車輌のファイアフライを預かり、その砲手も務める。寡黙で、狙撃能力にすぐれる実力者。
アリサ / CV:平野綾
サンダース大学付属高No.3でもう1人の副隊長。フラッグ車・M4A1の戦車長。参謀役としてケイを補佐するが、グレーゾーンめいた手段も厭わない。普段は自信たっぷりだが、作戦が破綻し危機に直面すると狼狽する。余裕を失うと、言動がヒステリックになる。
保有車両
サンダース大学付属高校チームは、様々なタイプのシャーマン戦車で編成された強豪校。
「M4」8輌

『M4シャーマン 75mm砲装備型』は、開放的ながらスポーツマンシップを好む「ケイ」率いるサンダース付属高主力戦車。
「M4A1 シャーマン76mm砲搭載型」1輌

サンダース大学付属高校のアリサが乗るM4A1シャーマン。劇場版では大学選抜戦において、大洗女子学園に協力し、激しい戦いの中あさがお中隊を的確に支援するなど参謀としての活躍が印象的です。

「シャーマン ファイアフライ」1輌

シャーマン・ファイアフライは、砲手として搭乗した副隊長ナオミの優れた砲撃技術と、強力な長砲身17ポンド砲による絶妙なコンビネーションによって印象的な活躍を見せてくれた。
プラウダ高校 / 準決勝で戦う強豪校
主な在校生
ソビエト海軍キエフ級空母に類似した学園艦に所在。保有戦車も全てソビエト製。学校の所在は青森県であるが、カチューシャ及びノンナの出身地は北海道網走市である。戦車道においては雪上戦に強く、大洗女子学園の面子を雪中で包囲し、持久戦に持ち込んでいる。
カチューシャ / CV:金元寿子
プラウダ高校チーム隊長兼T-34/85の車長。前回大会で黒森峰女学園のフラッグ車を撃破した戦功で隊長に昇進した。小柄な容姿と、尊大な態度から、通称「小さな暴君」と呼ばれる。別名「地吹雪のカチューシャ」。低身長にコンプレックスを抱いている。プライドが非常に高く、自分より背が高い相手にはノンナに肩車してもらって視点の高さを保つなどして、常に相手を見下す態度を取る。
ノンナ / CV:上坂すみれ
プラウダ高校チーム副隊長。公私にわたり、カチューシャの行動をサポートする。狙撃能力も高い「ブリザードのノンナ」。T-34/85の車長だが、大洗女子戦では一時的にIS-2の砲手を務める。流暢なロシア語を話す。よくカチューシャを肩車している。日課はまさかの「カチューシャ日記」。
ニーナ / CV:小笠原早紀
KV-2の炸薬装填手。OVA5話「スノー・ウォー!」 および劇場版に登場。なまりのやや強い東北弁を話す。カチューシャに対しては「子供っぽい」と思っている様子だが、彼女自身もかなり子供っぽくみえる。

アリーナ / CV:佐藤奏美
KV-2の砲弾装填手。OVA5話「スノー・ウォー!」および劇場版に登場。ニーナと同じく共に独特の訛りを持っている(カチューシャやノンナ以外はだいたい訛っているが)。
クラーラ / CV:ジェーニャ
プラウダ高校に留学中のロシア人。T-34/85の乗員で劇場版からの新キャラクター。ノンナとロシア語で会話しているため、カチューシャから日本語で話せと叱られるが、実は日本語は堪能。作中では珍しい正真正銘の外国人で、ロシアからの留学生。ニーナやアリーナは、クラーラにはノンナと(性格的に)同じ匂いがすると感じているため、クラーラには逆らわない方が良いと相談し合っている。

保有車両
T-34/85

プラウダ高校の主力戦車「T-34/85」。プラウダ高校隊長のカチューシャ、劇場版新登場のクラーラが乗り込んで活躍した大人気戦車。
T-34/76

T-34/76は、テレビ版、劇場版ともに先陣を切って戦うプラウダ高校の戦略において必要不可欠な戦車です。テレビ版の大洗との戦いではフラッグ車をつとめたのもT-34/76です。
IS-2

大洗女子学園との雪中の戦いとなった準決勝でプラウダ高校「ブリザードのノンナ」が戦闘中、T34/85から砲手として乗り移ったのがIS-2です。IS-2は強力な122mm砲で大洗女子学園のM3リー、B1bisを次々と撃破し、フラッグ車の八九式を後一歩のところまで追い込んだ圧倒的な攻撃力を誇る戦車です。

プラウダ高校の副隊長・ノンナが搭乗する『IS-2』は、プラウダ高校の攻撃力を支える。
KV-2

雪中の戦いとなった大洗女子学園との準決勝戦では、重戦車ならではの強力な攻撃力と防御力でフラッグ車の盾となるべく登場。フラッグ車T-34/76を追撃するIV号戦車D型改(F2型仕様)とIII号突撃砲F型の前に立ちふさがりました。
黒森峰女学園 / テレビアニメ版の決勝戦の相手・ラスボスの超強豪校
戦車道の名門として有名で、名実ともに高校戦車道の頂点に君臨していると言っても過言ではない強豪校。戦車道全国高校生大会では第53回大会から第60回大会まで8年連続で優勝し、西住流戦車道の後継者と目されている西住まほを擁した第61回大会でも優勝したことで、大会9連覇の偉業を達成した。
主な在校生・関係者
西住まほ(にしずみ まほ) / CV:田中理恵

黒森峰女学園の隊長で、みほの一つ年上の姉。昨年の全国高校生大会MVP。国際強化選手にも選ばれ、西住流の後継として頭角を現している。強豪校のリーダーにして名家の跡取りということもあり、性格は生真面目かつ厳格で冷静沈着。

「西住流に逃げるという道は無い。こうなったらここで決着をつけるしか無いな」
実妹のみほに対しても、当初は戦車道と西住流から逃げ出したとして表向きは冷徹な態度を取っていた。しかし、実際は相当に妹思いであり、本質的には温厚な人物。クーデレ。
「優勝おめでとう。完敗だな」「みほらしい戦いだったな。西住流とはまるで違うが」
西住 しほ(にしずみ しほ) / CV:冬馬由美
西住姉妹の母親で、西住流戦車道の師範。黒森峰女学園や陸上自衛隊においても師範として活動しており、蝶野たちに指南している。試合を放棄して仲間を救助したみほに対して、厳しく指導する非情な一面を持っている。全国大会の新聞記事でみほが勝手に戦車道へ復帰したことを知り、みほに勘当を言い渡すことを決めると同時に、そのことを黙っていたまほも叱責する。姉妹対決となった決勝戦を遠くから観戦し、最終回(第12話)では己の道と信念を貫き通して勝利したみほを静かに褒め称える。
逸見エリカ(いつみ えりか) / CV:生天目仁美
黒森峰女学園の副隊長。元副隊長のみほに対して批判的な言動をとる。勝利至上主義者でまほを尊敬し、よく同行する。『最終章』では黒森峰女学園チーム新隊長。まほがドイツに旅立った後、新たに隊長として就任した。
赤星小梅(あかぼし こうめ) / CV:仙台エリ

パンターG型の戦車長。前年度の戦車道決勝戦で搭乗車が水没したところをみほに助けられた。BD6巻初回特典トランプが名前設定の初登場。劇場版エンディングでもクレジットすらされていなかったが、ガルパンFebriにてキャストが公開され、総集編よりクレジットされるようになっている。前回の戦車道全国高校生大会で戦車ごと川に水没した所を、みほに助けられた。みほとの決勝戦前に、その時の感謝を伝えた。
小島エミ(こじま えみ) / CV:葉山いくみ
ヤークトパンター車長。名前は最終章から。
保有車両
大洗女子学園に対して、多種多様な戦車でチームを構成し、役割分担を定めて運用するなど、敵を侮るどころか全力で潰しにかかる容赦のない陣容を整えていた。黒森峰の戦力を熟知している西住みほ対策として万全な布陣を引いた。
「Ⅵ号戦車ティーガーⅠ」1輌

西住まほの駆るティーガー1は、あんこうチームとの一騎打ちで互角以上に渡り合うが、最後はあんこうチームの決死のドリフトで背後に回り込まれ、零距離射撃を受けて敗北する。自身の戦車も超信地旋回により対応しようとしたが、砲弾の装填が間に合わず、撃破できなかった。
「Ⅵ号戦車ティーガーⅡ(キング・タイガー)」2輌

「Ⅴ号戦車パンター」6輌

黒森峰女学園の主力戦車として活躍するパンターG型。機動力、火力、防御力のバランスに優れ、大戦中のドイツ最優秀戦車などとも評されるその姿は、完成されたバランスの良さが魅力です。
「ヤークトティーガー」1輌

西住まほ率いる強豪校黒森峰女学園の戦車の中でも最大の攻撃力を誇る駆逐戦車「ヤークトティーガー」。
「ヤークトパンター」1輌

「エレファント重駆逐戦車(フェルディナント)」1輌

「Ⅳ号駆逐戦車(ラング)」6輌

強力な攻撃力で黒森峰戦車軍団の一翼を担う駆逐戦車ラングは、全国大会、決勝戦に6輌投入。長大な70口径7.5cm砲を搭載したIV号戦車ベースの駆逐戦車で、劇中では大洗女子学園の車輌と激戦を繰り広げました。
「Ⅲ号戦車J型」1輌

「Ⅷ号戦車マウス」1輌

その圧倒的すぎる攻撃力はカモさんチーム操るルノーB1bis(約30t)を縦回転で吹っ飛ばすほど。さらに正面至近距離からの砲撃や大洗の戦車で最強の攻撃力を持つポルシェティーガーの砲撃ですらビクともしない装甲を持っている。
OVA「ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!」(2014年)
テレビシリーズでは描かれなかったアンツィオ戦を描いたOVA。
OVA「ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!」劇場本予告
「調子づかせると手強い」という前評判にも関わらず、サンダース大付属高校に勝利して勢いづく大洗女子学園にあっさりと敗北したと思われたアンツィオ高校―。だが、その裏には知られざる熱闘があった。アンツィオ高校の隊長アンチョビは大洗女子学園との全国大会二回戦を前に、メンバーに檄を飛ばしていた。アンチョビによれば、対大洗女子学園の秘策があるという。少ない予算をやりくりし、倹約して貯金を重ね、ついに秘密兵器・イタリアの重戦車P40を購入したのだ。一方、大洗女子学園ではアンツィオ高校が新型戦車を導入したという情報は 掴んでいたものの、その正体までは把握していなかった。そこで、優花里がアンツィオ高校に潜入して―。
アンツィオ高校 / 2回戦で戦う強豪校
全国大会では1回戦でマジノ女学院を下し、2回戦で西住みほ率いる大洗女子学園と対戦する。
主な在校生
アンチョビ / CV:吉岡麻耶
アンツィオ高校戦車道チームの隊長。ツインドリルの髪型に黒いリボンを結んでいる。アンチョビはあだ名であり、本名は安斎千代美。チームメンバーからは「統帥(ドゥーチェ)」と呼ばれる。陽気できままなチームメンバーたちに手を焼きながらも上手く纏めている。大学選抜チームとの試合では、二人乗りのCV33に三人目として無理やり乗り込んだ。

カルパッチョ / CV:早見沙織
アンツィオ高校戦車道チームの副隊長。M41型セモヴェンテの車長兼装填手。大洗のカエサルとは幼馴染みで、「貴ちゃん」「ヒナちゃん」と呼び合う仲。コミックフラッパー連載中のコミカライズ版でのオリジナルキャラであったが、逆輸入される形でOVAにも登場する。
ペパロニ / CV:大地葉
アンツィオ高校戦車道チームの副隊長。陽気で楽天家、料理が上手い。カルパッチョと同じく、2013年の「大洗あんこう祭」で発表されたOVAの新キャラクター。カルロ・ヴェローチェCV33の車長。大雑把な性格で物事を深く考えないため、せっかくの作戦を台無しにすることも…。
保有車両
「P40型重戦車(P26/40)」
チーム全体での倹約と露店経営でコツコツと資金を稼ぎ、歴代の先輩たちが残してくれた貯金と合わせることで念願のP40を購入し、課題だった火力不足も幾分か改善されている。
「M41型セモヴェンテ」

OVA「ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!」に3輌のM41型セモヴェンテ(自走砲)が使用され、そのうちの1輌には大洗女子学園カバさんチームのカエサルの幼馴染であるカルパッチョが乗ってIII号突撃砲F型と激戦を繰り広げました。
「CV33型快速戦車(カルロ・ヴェローチェ 33年型)」

『ガールズ&パンツァー 劇場版』(2015年11月21日)/ 大学選抜チーム戦
大洗女子学園を助けるためにライバル校が集結!
学校の存続を懸けた第63回戦車道全国高校生大会を優勝で終え、平穏な日常が戻ってきた大洗女子学園。ある日、大洗町でエキシビションマッチが開催されることに。大洗女子学園と知波単学園の混成チームと対戦するのは、聖グロリアーナ女学院とプラウダ高校の混成チーム。今やすっかり大洗町の人気者となった大洗女子学園戦車道チームに町民から熱い声援が送られた。戦いを通じて友情が芽生えた選手たち。試合が終われば一緒に温泉に浸かり、お喋りに華が咲く。そんな時、生徒会長の角谷 杏が「急用」で学園艦に呼び戻される。いぶかしがる大洗女子のメンバーたち。果たして「急用」とは…?大洗女子学園、決断の時―新たな試合(たたかい)が始まる!
『ガールズ&パンツァー 劇場版』本編序盤 大洗市街戦 一部配信
大学選抜チーム戦の大洗女子学園の増援への参加校
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- 黒森峰女学園(パンターG型:2両、ティーガーI、ティーガーII:各1両)
- サンダース大付属高校(M4シャーマン 75 mm砲搭載型、M4A1シャーマン 76 mm砲搭載型、シャーマン・ファイアフライ:各1両)
- 聖グロリアーナ女学院(歩兵戦車Mk.IV チャーチル Mk.VII、歩兵戦車Mk.II マチルダII Mk.III/IV、巡航戦車Mk.VI クルセイダーMk.III:各1両)
- プラウダ高校(T-34/85:2両、KV-2、IS-2:各1両)
- アンツィオ高校(カルロ・ヴェローチェCV33:1両)
- 知波単学園(旧砲塔九七式中戦車チハ:3両、新砲塔九七式中戦車チハ:2両、九五式軽戦車:1両)
- 継続高校(BT-42:1両)
知波単学園(エキシビション・マッチ / 大学選抜チーム戦の大洗女子学園の増援)
主な在校生
西絹代(にし きぬよ) / CV:瀬戸麻沙美
知波単学園戦車道チーム隊長。第63回戦車道大会後に新隊長に就任。TV本編での登場はなかったが、OVA第6話『エンカイ・ウォー!』で大洗女子学園へ祝電を送っている。劇場版ではエキシビション・マッチで大洗とタッグを組む事になる。隊員たちにはかなり慕われている模様。知波単らしく、とりあえず突撃しようと思っている。
福田 はる / CV:大空 直美
九五式軽戦車車長。突撃に傾倒する知波単学園の先輩たちの中にあって、もっとよい戦い方はないかと模索している。以前行われたエキシビションマッチや大学選抜チームとの試合で大洗女子のアヒルさんチームと交流を持ったことが、何かを感じ取るきっかけとなった。
玉田環(たまだ たまき) / CV:米澤円
副隊長。九七式中戦車チハ新砲塔・戦車長。一番槍で熱血少女。知波単屈指のムードメーカーでもある。
細見静子(ほそみ しずこ) / CV:七瀬亜深
副隊長。九七式中戦車チハ・戦車長。
浜田紀代(はまだ きよ) / CV:井上優佳
玉田小隊(新チハ小隊)の戦車長。
池田江美(いけだ えみ) / CV:多田このみ
細見小隊(旧チハ小隊)の戦車長。
寺本とみ子(てらもと とみこ) / CV:葉山いくみ
細見車の通信手。
名倉節子(なぐら せつこ) / CV:石上美帆
玉田小隊(新チハ小隊)の戦車長。
久保田りん(くぼた りん) / CV:大地葉
細見小隊(旧チハ小隊)の戦車長。
西原八十子(にしはら やそこ) / CV:井上優佳
特二式内火艇(カミ車)の車長。最終章より登場。
上西千代子(かみにし ちよこ) / CV:森谷里美

特二式内火艇(カミ車)の車長。最終章より登場。
知波単学園戦車道チームの隊員たち。知波単らしく、とりあえず突撃する。
保有車両
「九七式中戦車(チハ)」および同新砲塔を主軸


「九五式軽戦車」

継続高校(大学選抜チーム戦の大洗女子学園の増援)
継続(けいぞく)高校は、テレビ版では名のみ登場。謎めいた強者という印象も強い。大学選抜チーム戦には他校同様「私物」戦車持込による短期入学という手段で大洗女子学園の増援に駆けつける。
主な在校生
ミカ / CV:能登麻美子
継続高校チームの隊長とBT-42の車長。大洗女子学園の優勝時に祝電を送っている。チューリップハットを被り、幻想的な佇まいをしており車内でもフィンランドの民族楽器、カンテレを弾く。独自の信念に基づく行動をする。飄々として、とらえどころのない性格をしており、いつも落ち着いた口調で隊員たちを諭す。アキ曰く「ひねくれてる」。何かあれば格言を口にするダージリン以上に真意を理解するのが困難である。
アキ / CV:下地紫野
継続高校の隊員。隊長車の装填手兼砲塔旋回手兼砲手。ミカの話し相手。哲学的なミカの言葉に興味を示す。
「戦車道には本当に、人生の大切なことが詰まってるね!」
それなりに社交的であり、ミカとは対照的に他校の生徒とはどんどん仲良くしたいと思っている。
ミッコ / CV:石上美帆
継続高校の隊員。隊長車BT-42の操縦手。アクロバティックな操縦技術を駆使して同車搭載のクリスティー式サスペンションの特性を極限まで引き出し、大学選抜チームを翻弄する。
「天下のクリスティー式、なめんなよーッ!!」
恐らく高校生の中でも上位のドライビング・テクニックを持つと思われる。
ヨウコ
継続高校の隊員。『最終章』第3話から登場。「白い魔女」の異名を持つ継続高校きっての狙撃手。初登場は「無限軌道杯」2回戦のサンダース大学付属高校との試合で、味方がミカ達のフラッグ車のみとなり絶体絶命に見える状況で、山の上からアリサのフラッグ車を狙撃して勝利に導く。
続く準決勝の大洗女子学園との試合では、味方の伏兵部隊を返り討ちにしたあんこうチームを1キロほど離れた山中から虎視眈々と狙いを定めて撃破。大洗女子の要であるあんこうチームを序盤で最初に撃破するという大番狂わせを起こすことに成功する。
『最終章』第1話で1カットだけ登場したリーゼントの3人組

『最終章』第1話で1カットだけ登場したリーゼントの3人組のモチーフはフィンランドのバンド、『レニングラード・カウボーイズ』と思われる。
保有車両
BT-42

大学選抜チーム
主な在校生 / 関係者
島田愛里寿(しまだ ありす) / CV:竹達彩奈
大学選抜チーム隊長。A41センチュリオンの車長を務める。大学まで飛び級した天才少女。灰色の髪を黒いリボンで留めた少女。西住流と双璧を成す戦車道の流派「島田流」の後継者。ボコの大ファンで、試合前にボコミュージアムでみほと出会う。みほ同様、状況に応じた変幻自在の戦術を駆使する。わずかな時間で11輌を撃破するという次元の違う強さを見せつけた。最終的には、西住流姉妹の絶妙なコンビネーションに敗れた。

島田千代(しまだ ちよ) / CV:ゆきのさつき
島田 愛里寿の母。西住流と双璧を成す戦車道の流派「島田流」家元にして大学戦車道連盟の理事長。娘の愛里寿に西住流を叩きのめしなさいと指示する。


メグミ / CV:藤村歩
大学選抜チームの三人の中隊長のひとり。副官の一人。焦茶色のロングヘアーの女性。三人の連携による「バミューダアタック」を得意技とする。
アズミ / CV:飯田友子
大学選抜チームの三人の中隊長のひとり。副官の一人。ウェーブした焦茶色の髪の美女。
ルミ / CV:中原麻衣
大学選抜チームの三人の中隊長のひとり。副官の一人。青灰色のショートヘアに眼鏡の女性。
保有車両
「M26パーシング」

大学選抜チームの中隊長3人が乗るM26パーシング。
「センチュリオン」

大学選抜チームの隊長、島田愛里寿が搭乗するセンチュリオンは、大学選抜チーム隊長車輌として、わずかな時間で11輌を撃破するという、まさに鬼神のような戦いぶりで高校生側を一気に追い詰めました。

終盤、西住まほの乗るティーガーⅠとあんこうチーム以外の味方が全滅。事実上の決戦場となる中央広場において対峙した敵は、島田愛里寿、メグミ、アズミの3両と数的にはわずかに不利であったが、西住みほとまほのコンビネーションでこれに応戦する。初めて姉妹が共に戦う瞬間であった。島田愛里寿が駆るセンチュリオンは、最後は西住姉妹のコンビネーションにより敗北したものの、その圧倒的な強さが印象深い劇場版を代表する一輌です。
T28 重戦車

『ガールズ&パンツァー 最終章』第1話(2017年12月9日)/ 「無限軌道杯」1回戦で大洗女子学園と対戦
学園存続を懸けた大学選抜チームとの試合にからくも勝利し、ようやく平穏な冬の日々を過ごしていた大洗女子学園戦車道チームのメンバーたち。3年生の卒業を控え、生徒会が改選されて新執行部が始動するなど、小さな変化も始まっていた。そんなある日、彼女たちの上に降って湧いた騒動。新たに現れた難問に立ち向かうため、戦車道チームが再始動する。
BC自由学園
岡山県津山市の『BC高校』と、同県岡山市の『自由学園』という二校が統合されて誕生した学校であるが、統合後も学園艦の右舷を旧BC高校、左舷を旧自由学園とエリア区分されているほど旧校風からの違いによる衝突が絶えない。
『ガールズ&パンツァー 最終章』第1話では、外部生組(受験組)とエスカレーター組の両派が現在も深刻な対立が続いていると思わせて油断を誘う欺瞞作戦で一時は優位に立つが、『ガールズ&パンツァー 最終章』第2話では、両派が未だに遺恨を残したまま共闘している信頼性の弱さを大洗女子学園に突かれてしまう。
主な在校生
マリー / CV:原由実

フラッグ車のルノー FT-17を駆る隊長。試合中もケーキを食べているほどスイーツが大好き。自身はエスカレーター組のおっとり系お嬢様。戦車道チーム内の内部対立を気にもかけない姿を見せる天真爛漫ぶりの持ち主。
ガルパン公式の設定によると、マリー様は、『最終章』第1話ではルリジューズ、フラン。第2話ではサントノーレ、カヌレ、スフレ、ブリオッシュ、クレープノルマンド、ファールブルトン、ガトーバスク、山盛りモンブランの10種類を食べているそうです。
安藤 (あんどう) / CV:津田美波

ソミュア S35を駆る受験組のリーダー。隊長のサポート役。チーム内の外部生組(受験組)のリーダー。試合ではS35を指揮する。安藤と押田のリーダー二人は何かにつけ喧嘩をしている。エスカレーター組の生徒のことを「温室育ち」と揶揄し、受験戦争を勝ち抜いていない人間には戦いができないとバカにしている。
押田 (おしだ) / CV:安済知佳
ARL-44を駆るエスカレーター組リーダー。隊長のサポート役。チーム内のエスカレーター組のリーダー。試合ではARL44を指揮する。同じエスカレーター組のマリーを隊長として慕っている一方、外部生の安藤とは、いつも対立をしている。
祖父江(そぶえ) / CV:石上美帆
ルノーFT(隊長車)運転手
砂部(いさべ) / CV:中里望

ルノーFT(隊長車)砲手
保有車両
『ガールズ&パンツァー 最終章』第2話 Blu-ray&DVD 「不肖・秋山優花里の戦車講座 ~栄光のフランス戦車編~」試聴動画
「ルノーFT」

FT-17はフランスの傑作戦車としても知られる車輌で、BC自由学園の隊長『マリー』が搭乗する、フラッグ車です。
「S35」

BC自由学園の主力メンバーの安藤が搭乗する、機動力に優れたフランス戦車です。
「ARL44」

ARL44は、BC自由学園戦車道チームのエスカレーター組のリーダー『押田』が車長として搭乗している車輌です。
『ガールズ&パンツァー 最終章』第2話(2019年6月15日)/ 「無限軌道杯」1回戦の決着と2回戦の開始
平和だった大洗女子学園に突如降って沸いた河嶋 桃の留年騒動。AO入試で大学に入学できるよう、桃を隊長に据えて冬の大会「無限軌道杯」に挑む大洗女子チームだったが、初戦の相手・BC自由学園に思わぬ大苦戦!みほ達の、桃の未来は早くも閉ざされてしまうのか?果たして、勝利の行方は……!?
コアラの森学園
コアラの森学園の戦車道チームの副隊長「蕨」(わらび)とコアラ隊長

無限軌道杯1回戦で知波単学園と対戦するが敗北。副隊長の蕨(わらび)が隊長のコアラ(本物)の言葉を通訳し、鴨乃橋(かものはし)などの隊員たちに指示を出す。
保有戦車:センチネルACⅠ巡航戦車

マジノ女学院
マジノ女学院の戦車道チームの隊長「エクレール」

マジノ女学院の戦車道チームの隊長であるエクレールは、『最終章』第2話にカルパッチョと同じくスピンオフコミック『ガールズ&パンツァー 激闘!マジノ戦です!!』(大洗女子vsマジノ女学院の練習試合が描かれる)から逆輸入される形でまさかの登場。

「無限軌道杯」1回戦で黒森峰女学園と戦い、騎兵戦術が通じず要塞に立て籠もるも、圧倒的火力の前に撃破されて敗れる。その後、大洗女子学園と知波単学園の試合の観戦に訪れている。
保有戦車:ソミュアS35、ルノーR35、B1bis

最終章第2話において1回戦でいきなり黒森峰と当たってボロ負けした。

青師団高校
青師団高校の隊長のエル

無限軌道杯1回戦でサンダース大学付属高校と対戦するが敗北。使用する戦車はT-26、BT-5、II号戦車E型、III号戦車J型、III号突撃砲G型、IV号戦車H型。「無限軌道杯」の抽選会に隊長のエルは、ヴィリディアナとトリスターナとともに訪れ、みほ達大洗女子チームが座っている席の目の前に座っていた時が初登場。

『ガールズ&パンツァー 最終章』でほんの一瞬だけ登場したが、その時に映っていた胸元が大きく開いたセクシーな制服(しかも、巨乳)が話題を呼んだ。
保有戦車:ll号戦車F型、CV35ほか

無限軌道杯第1回戦でサンダース大学付属高校と戦う。サンダースの猛攻の前に為す術無く残りが隊長車兼フラッグ車の「ll号戦車F型」のみとなり、丘の向こうに逃げようとするが、ナオミのスナイプで撃破され、敗退する。

アンツィオ高校が使用しているCV33の改良型でもあるCV35。
ボンプル高校
ボンプル高校の戦車道チーム隊長のマイコ

ボンプル高校の戦車道チーム隊長のマイコは、『最終章』第2話で、同校の隊長として1シーンのみ登場した。『最終章』では、冬季無限軌道杯の1回戦でアンツィオ高校と対戦し、敗れた。
保有戦車:ルノーFT

ボンプル高校の戦車道チーム隊長のマイコは、フラッグ車のルノーFT-17に乗車するが、アンツィオの「雲形定規作戦」によりCV33の群れに動きを封じられ、アンチョビのP40に仕留められて敗退した。 CV33がアリのようにボンプル高校フラッグ車のルノーFT-17に群がって動きを封じ、行動不能にしたところで、隊長のアンチョビが駆るP40がとどめを刺した。
ヴァイキング水産高校

全国大会では一回戦でコアラの森学園に勝利するも、二回戦でプラウダ高校に敗北した。そして無限軌道杯でも一回戦の相手はプラウダ高校。奇しくも同じ東北の学校に連敗を喫してしまう事となった。
保有戦車:NbFz(ノイバウファールツォイク)、III号戦車J型


ワッフル学院

本拠地は兵庫県、モチーフはベルギー。全国大会では一回戦にてヨーグルト学園に敗退、無限軌道杯では一回戦で聖グロリアーナに敗退した。
保有戦車:AMC35(AGC1)、ヴィッカーズT-15

ヨーグルト学園

全国大会では一回戦でワッフル学院に勝利するも、二回戦で聖グロリアーナに敗退。群馬県が島田流の本拠地であるため交流があり、かつては聖グロに勝利したこともある等なかなかの強豪らしい。無限軌道杯では一回戦で継続高校に敗退した。
保有戦車:38(t)戦車B/C型

『ガールズ&パンツァー 最終章』第3話(2021年3月26日)/ 「無限軌道杯」2回戦の決着と準決勝の開始・大洗の準決勝の相手は継続高校!
冬季無限軌道杯第2回戦。勝利のため、あらゆる「突撃」を駆使した戦法で迫り来る知波単学園に、大洗女子学園は大苦戦!ジャングル、そして夜戦という環境の中、 追い詰められたみほ達に逆転の一手はあるのか?他校の試合も見逃せない!サンダースvs継続、黒森峰vsプラウダ、聖グロvsアンツィオの試合の行方はもはや予測不能!?それぞれに白熱する試合模様!勝利をつかむのは、果たして――!?
大洗女子学園、準決勝の相手は継続高校!衝撃のラスト…。

『ガールズ&パンツァー 最終章』第3話 上映中PV 継続高校ver.

継続高校の戦車道チーム隊長のミカ「ウチには魔女がいるんだよ…白い魔女がね」