『ウルトラマンタロウ』の衝撃的なトラウマシーン・トラウマ回(怖い話・ホラー回・トラウマ怪獣)をまとめた一覧。ウルトラマンタロウの敗北シーン・やられシーン・ピンチシーンなど特撮史に残る過激な表現、懐かしい名場面やショキングな残酷シーン・トラウマシーンで満載。
『ウルトラマンタロウ』OP
ウルトラシリーズの中でもファミリー向けのライトな作風で知られる『ウルトラマンタロウ』。
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『ウルトラマンタロウ』第1話「ウルトラの母は太陽のように」/ アストロモンスに丸呑みにされるオイルドリンカー
宇宙大怪獣アストロモンスは、腹部のチグリスフラワーに突撃してきた噛ませ犬役の超獣オイルドリンカーをそのまま丸呑みにして捕食してしまった。ヤプールの生み出した超獣の生き残りオイルドリンカーがアストロモンスに敗北した事により、『超獣は怪獣より強い』という構図は絶対的ではなくなった。
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『ウルトラマンタロウ』第11話「血を吸う花は少女の精」/ 後味の悪いホラー要素の強い異色回としても有名。
岩坪かなえの養母が耳から吸血されて殺されるシーンはウルトラシリーズ屈指のトラウマ映像。
「捨て子塚」と呼ばれる場所で吸血鬼殺人事件が相次いで起こっていた。蔦怪獣バサラの秘密を知りながら花を配り続けた岩坪かなえの心の闇は、この物語で拭われることはなかった。彼女も大人の身勝手で作り上げられた社会によって翻弄され、心を歪ませられた犠牲者の一人。
東光太郎「憎んでいたんじゃないのかな……、自分を捨てたお母さんをさ……。いや、お母さんにそうさせた世の中と言った方がいいのかもしれない……」
蔓が延びた花(吸血植物バサラの体毛)が耳から血を吸うトラウマシーン。人一人の血液を吸い尽くして殺すたびに、体の体毛に『恨み花』と呼ばれる不気味な血のような真っ赤な花が咲くとされている。失血死する様が恐ろしいのでトラウマ怪獣に挙げられる。
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『ウルトラマンタロウ』第14話「タロウの首がすっ飛んだ!」/ エンマーゴは刀でウルトラマンタロウの首を切り落としてしまった。
エンマーゴは刀でウルトラマンタロウの首を切り落としてしまった。
エンマーゴが、タロウと対峙した時はストリウム光線を盾で受け止めて刀で牽制。ブラックスモークを浴びせて動きを止めると同時、刀でタロウの首を切り落としてしまった。
ウルトラマンタロウの生首が飛ぶ、驚異的なスプラッターシーンは、衝撃的だった。
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『ウルトラマンタロウ』第17話「2大怪獣タロウに迫る!」から第19話「ウルトラの母 愛の奇跡!」まで / 血まみれのタロウは、有名なトラウマシーン。バードンは、ウルトラマンタロウとゾフィーを鋭利なくちばしでめった刺しにして惨殺した。
バードンに不意打ちで後ろからクチバシで刺される。ウルトラ戦士にさえ致命傷を与えうる威力を持つバードンの鋭利なくちばし。
初登場シーンで観測所の人間を食い殺し、さらに家畜やマンモス団地を襲って人間まで食べ始める。
主人公のタロウを嘴でめった刺しにして惨殺。ウルトラシリーズ屈指の最も猟奇的な殺害シーンとなった。
タロウはウルトラ心臓に致命的ダメージを受け、エネルギー切れをまねいて倒された。完全に絶命させた。
タロウが出血・・・血まみれのタロウは、有名なトラウマシーンです。タロウの血も赤い…。
バードンは、タロウを嘴でめった刺しにして惨殺した。ウルトラシリーズ屈指の残酷なトラウマシーンとなった。
死んでしまったタロウをウルトラフロストで凍らせて光の国に運んだ…
死亡したタロウをウルトラフロストで冷却するというあまりにも生々しい処理。冷凍保存…。
バードンは、ゾフィーのZ光線をまともに浴びてもすぐに立ち上がってしまうなど、強靭な皮膚と耐久力を持つ。バードンは、助けに来たゾフィーの頭に火炎放射…。頭が燃えているゾフィーは有名なトラウマシーン。
ゾフィーも惨殺された。ゾフィーはカラータイマーが青のままでほぼ即死させられている。
助けに来たゾフィーの頭に火炎放射、その後惨殺。タロウとゾフィーを惨殺した火山怪鳥バードンは、ゼットンやシルバーブルーメに並ぶトラウマ怪獣として有名。第18話ではウルトラ戦士の屍が2体も地球上にさらされるという珍しいシーンが見られる。
ゾフィーも殺され、視聴者は泣いた。
第19話「ウルトラの母愛の奇跡!」にてウルトラの母の治療によりウルトラマンタロウが生き返る。
あまりにも無残なウルトラマンタロウの死体…。流血も見られる。
第19話「ウルトラの母愛の奇跡!」にてウルトラの母の治療によりウルトラマンタロウが生き返る。
母「タロウ、あなたには新しい力があるのですよ。タロウ、起きなさい」
タロウ「お母さん、僕は……」
母「あなたは危く命を失うところだったのです。でももう大丈夫、早く地球に戻りなさい……このブレスレットはあなたの新しい武器です」
タロウ「ありがとう!」-
『ウルトラマンタロウ』第24話「これがウルトラの国だ!」/ ムルロアの吐き出した黒煙は地球を覆い尽くす
ムルロアは全身から黒煙を吹き出し、地球を覆い尽くす。世界は闇に包まれた。
ムルロアは全身から黒煙を吹き出す。ムルロアの吐き出す黒煙で、世界は闇に包まれてしまう。
ムルロアの武器は口から吐き出すタロウの皮膚すら溶かす強力な溶解液と、全身の穴や突起から放出する黒煙“アトミック・フォッグ”。
一気に劣勢となったタロウ。激しく鳴るカラータイマー。ウルトラマンタロウは敗れた。ムルロアの吐き出す黒煙で、世界は闇に包まれてしまう。
タロウをもアトミック・フォッグと溶解液で苦しめて完封勝利し、タロウが消え去った後もそのアトミック・フォッグを撒き散らし続け、最終的には太陽光を完全に遮り地球全体を暗黒に閉ざす。
ウルトラ6兄弟は地球上空に到着。ウルトラベルを鳴らす。暗雲はすべて取り除かれ、太陽が降りそそぐ。
第25話「燃えろ! ウルトラ6兄弟」では、ウルトラ兄妹はウルトラベルを見つけ出し、それを地球へ運び、ベルを鳴らして地球を覆っている闇を取り除く。
『ウルトラマンタロウ』第34話「ウルトラ6兄弟最後の日!」/ 史上初となる、ウルトラ6兄弟を相手に戦った極悪宇宙人のテンペラー星人…見ごたえのある豪華な決戦。
テンペラー星人は、ウルトラ6兄弟を相手に多彩な技で圧倒する極悪宇宙人。劇中では配下の個体とリーダー格の個体が登場。
人間の姿を借りたウルトラ兄弟の正体を見破る「特殊スペクトル光線」や、ウルトラ戦士のみに対して絶大なダメージを与える「ウルトラ兄弟必殺光線」、電気エネルギーを鞭のように飛ばす「ビーム・ロッド」、手からの火炎放射、ロケット弾、口から出すガス攻撃など多彩な能力を持つ。
テンペラー星人に乗り移られる白鳥さおり
テンペラー星人は、クモのような形態に変身して人間に憑依する事もできる。
テンペラー星人にのっとられたさおりは、立ち上がると、テンペラー星人の声で不気味に笑う。
テンペラー星人は、「可哀想だが」と呟いて白鳥さおりに憑依する(乗り移る)。
光太郎はサオリとともに河川敷で昼食を食べに出掛けた。瞳を妖しく輝かせる。そしてテンペラー星人の声で、「ウルトラマンタロウ!」…テンペラー星人は光太郎を拘束して、ウルトラ兄弟を呼び出す作戦へと出た。
セブンのエメリウム光線と新マンのスペシウム光線によるダブル光線
テンペラー星人のウルトラ兄弟必殺光線。
初代ウルトラマンとウルトラマンエースの金縛り光線
タロウカッターで両腕をすっ飛ばされるテンペラー星人
タロウカッターで両腕をすっ飛ばされたテンペラー星人を担ぎ上げて、5兄弟リフター
6兄弟で全員で星人を空中に放り投げると、タロウは腕をクロスしたストリウム光線を発射!大爆発するテンペラー星人。
テンペラ-星人の円盤をウルトラ5兄弟の必殺光線一斉発射(グランドスパーク)で破壊した。この時は構えからM87光線のBタイプと思われる。
テンペラー星人は種族全体がエンペラ星人に従属している部下であり別物
テンペラ-星人は、当初は第25話「燃えろ! ウルトラ6兄弟」で存在が示唆されていたエンペラ星人として登場予定で、デザイン画にも「エンペラー星人」の名前が記載されていたが、誤植したせいで実際の映像作品では別人扱いにされた経緯があるらしい。
帯番組「ウルトラ怪獣大百科」で「ウルトラ歴27万年にバルタン星人、メフィラス星人、ヒッポリト星人と協定を結び、その後は宇宙の平和を荒らし回り、宇宙警備隊結成のきっかけの一つとなった(=ウルトラ大戦争?)」と解説されるなど、両者を同一視する公式の資料もあったが、平成に入って情報が整理され、「テンペラー星人は種族全体がエンペラ星人に従属している部下であり別物」という形に落ち着いた。
このエンペラ星人に関しては『ウルトラマンメビウス』にて設定が拾われ、ラスボスとして登場している。
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『ウルトラマンタロウ』第37話「怪獣よ 故郷へ帰れ!」 / メドウーサ星人に操られスーパースワローで隊員たちを狙ういずみ隊員
メドウーサ星人は、「めぐみ」(演:山田圭子)に擬態。 今度はZATの森山隊員を襲って憑依する。
森山いずみ隊員に憑依したメドウーサ星人
メドウーサ星人に操られスーパースワローで隊員たちを狙ういずみ隊員。北島のコンドルを撃墜。
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『ウルトラマンタロウ』第40話「ウルトラ兄弟を超えてゆけ!」/ タイラントに次々敗北していくウルトラ兄弟
暴君怪獣タイラントは、ウルトラ兄弟を次々に倒して地球に攻め込んできた恐ろしい怪獣。
タイラントは、昭和ウルトラシリーズを代表する怪獣の1体であり、現在でも最強候補の一角に挙げられている。ウルトラ兄弟への恨みを晴らすためか地球へと向かい、道中で長兄ゾフィーから順に5人抜きを果たし、視聴者に対して圧倒的な強さを見せつけた。
タイラントはウルトラサインを消す能力を持っていた。ウルトラサインを消す光線を腕から発射できる。
ウルトラマンAのメタリウム光線を受けても軽傷で済むほどの防御力を誇る。
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『ウルトラマンタロウ』第45話「 赤い靴はいてた… 」/ 山川真理の正体
山川真理・メモールの人間体(演:夏川圭)。うろこ怪獣というメモールの別名は変身の際に真里の顔に鱗が現れることに由来する。メモールの正体はZATの北島隊員の幼馴染「山川真理」が幼いころドルズ星人に連れ去られ、地球侵略用の怪獣に改造された姿である。しかもドルズ星人の命令を受けてから50時間後に自動的に怪獣化してしまうのである。
ZATの北島隊員の幼馴染「山川真理」が幼いころドルズ星人に連れ去られ、地球侵略用の怪獣に改造されていた。山川真理は、北島隊員を利用してZATに近づくが、真理の人間としての良心に耐えきれず自分の正体を明かすが、司令通りの時間となり、メモールに変身してしまった。
- 山川真理は幼かったあの時、ドルズ星人によって誘拐され怪獣メモールに改造されてしまったのだ。少しずつメモールへの変貌が始まり、自分を撃つように懇願する悲劇のヒロイン真理。
- 北島は「今のうちに殺してやってくれ・・・」と頼む。 光太郎が躊躇しているうちにマリは爆発しメモールへ変貌してしまう。真理は完全にメモールになってしまった。ウルトラマンタロウに投げ飛ばされたメモールがその後どうなったのかは解っていない。
- 第11話「血を吸う花は少女の精」とならんで後味の悪い作品に挙げられる。このエピソードの後味を悪くしているのが、事の発端であるドルズ星人が本編では倒されておらず、戦闘中も安全な宇宙船で高みの見物というところである。もしかしたら真理以外にも怪獣に改造された少女がいるのかもしれない。投げ飛ばされたメモールがその後どうなったのかは解っていない。
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『ウルトラマンタロウ』第52話「ウルトラの命を盗め!」/ ドロボンにカラータイマーを奪われて体が萎むウルトラマンジャックの衝撃的な姿
ウルトラマンジャックのカラータイマーを奪うドロボン。
カラータイマーが奪い取られてしまう瞬間。ドロボンにカラータイマーを取られて萎むウルトラマンジャック。
カラータイマーを奪われて、なんとウルトラマンジャックはぺっちゃんこになってしまった…。
カラータイマーがなくなり風船のように萎んでいくウルトラマンジャック(新マン)。
ウルトラマンタロウがカラータイマーをドロボンから取り戻し、ウルトラマンジャックに戻す
カラータイマーを付けるとウルトラマンジャックは元に戻った。