本格的リアルロボット系アニメの「ガンダムシリーズ」は「戦争」をテーマにしているため、悲惨な末路が描かれたキャラクターが多く(特にニュータイプヒロインや強化人間)、悲惨な鬱展開や鬱エンドの物語も多いために、心をえぐるトラウマの宝庫になっています。「機動戦士ガンダム」(1年戦争)・宇宙世紀シリーズを中心に特に有名なトラウマ回、バッドエンド、鬱展開の物語を厳選してまとめています。
『機動戦士ガンダム』
『機動戦士ガンダム』第11話「イセリナ、恋のあと」
イセリナ「ガルマ様の仇」
アムロ「ぼ、僕が、仇?」
ガルマを失ったイセリナの悲しい末路。アムロを「仇」と呼びつつ果てるイセリナ。生き延びるための戦いも逆側から見れば怨恨を生むものとなる。(テレビアニメ「機動戦士ガンダム」第11話「イセリナ、恋のあと」劇中より)
イセリナ・エッシェンバッハは、ジオン公国軍が地球にて占領したアメリカ大陸のニューヤーク市の前市長エッシェンバッハの娘。ガルマ・ザビと相思相愛となり、結婚の約束まで交わした仲だったが、ジオンを憎む父親の猛反対を受けていた。ガルマ・ザビ「シャア!謀ったな、シャア!」
ガルマはホワイトベースとの戦闘で最期に彼女の姿を思い浮かべつつ戦死。その報を父親から聞かされた彼女は彼の名を呼び泣き崩れる。
11話でガルマの基地を訪ね、部下であったダロタに訴えて仇討ちのためガウ攻撃空母3隻で出撃。他の2機を撃墜されるも、負傷したダロタに代り自らガウの操縦桿を握ってガンダムへ特攻、その衝撃でガンダムを操縦不能に追い込む。修理のため外に出たアムロを銃を構えて狙い撃とうとするが、自身もガウの特攻時に深手を負っており、力尽きてガウから転落し死亡。その際の彼女がアムロを仇と呼んだことは、アムロに深い衝撃を与えた。
動揺するアムロ「なんていう名前の人なんだろう?僕を仇と言ったんだ」
物語は、イセリナを埋葬するシーンで幕を閉じる。
『機動戦士ガンダム』第13話「再会、母よ…」 / アムロ・レイの母親であるカマリア・レイとの決別。再会した母・カマリアとの価値観の相違。
カマリア・レイは「機動戦士ガンダム」のアニメのキャラクターで、アムロ・レイの母親である。
母と子の戦争による互いのすれ違いを描く。ホワイトベースの乗組員となったアムロと避難民キャンプで再会し、母子共に無事を喜び合う。その後は、アムロと空襲について話している最中、二人のジオン兵が偵察にやってくる。アムロをベッドに隠して必死で庇うカマリアだが、その甲斐もなく身元がバレてしまった為にアムロが拳銃を発砲、ジオン兵の一人に重傷を負わせた。カマリア「あの人たちだって子供もあるだろうに。それを、鉄砲を向けて撃つなんて…すさんだねぇ」
アムロ「じゃあ母さんは僕がやられてもいいっていうのかい。戦争なんだよ。」
カマリア「そうだけど、そうだけど人様に鉄砲を向けるなんて」
母を守ろうとするあまり軍人を銃で撃ったアムロ(正体がバレるのを阻止するためにジオン兵を撃つアムロ)。それをとがめるアムロの母。
アムロ「母さん、母さんは・・・、僕を・・・、愛してないの?」
カマリア「そんな・・・。子供を愛さない母親がいるものかぃ。」
アムロ「嘘をつけ!」
カマリア「アムロ。私はお前をこんな風に育てた覚えはないよ。昔のお前に戻っておくれ。」
アムロ「今は、戦争なんだ。」
カマリア「なんて、情けない子だろう!」
走り去るアムロの後ろに向かって「情けない子」と嘆いた後、どうしてああなってしまったのかと泣き崩れていた。
カマリア「男手で育てたからかしら…あんな子じゃなかったのに。虫も殺せなかった子が…うぅ…」
アムロは、過酷な戦争の渦中で生きる自分を受け容れぬ母との断絶を感じ、ホワイトベースのクルーとして敬礼、キッパリと別れを告げる。
ブライト「お母様でいらっしゃいますね。」
カマリア「アムロがお世話になっております。」
ブライト「我々のほうがアムロ君のおかげで命拾いをさせてもらってます。」
カマリア「そ、そんな。」
ブライト「いや、事実です。今日の彼の活躍もめざましいものでした。」
カマリア「そうですか・・・。」
アムロの戦闘後はブライトと対面するカマリア。
ブライト「アムロ君、どうする。我々は出発するが。」
アムロ「は、はい。」
アムロ「これからもお達者で。お母さん。」
ブライトはアムロにここに残るかと聞くが、アムロは『これからも・・・お達者で、お母さん!』と母親との断絶を決意、あくまでホワイトベースのクルーとして敬礼し別れを告げた。
『機動戦士ガンダム』第20話「死闘!ホワイト・ベース」 / ランバ・ラルの最期
ランバ・ラルは「機動戦士ガンダム」のアニメに登場するエースパイロットで、大尉の階級。
MSパイロットとしての能力に加えて白兵戦やゲリラ戦を得意とする生粋の軍人であり、指揮官としても部下の慮りもある。しかし、公国軍内の立場が不安定で、父ジンバ・ラルとのダイクン派との関係が影響していた。キシリア派からは冷遇され、戦馬鹿とも評価されていたが、ドズル・ザビは例外的に彼を評価していた。そのため、ラル隊がガルマ・ザビの仇討部隊として抜擢された。
ランバ・ラルは、自ら部隊を率いてホワイトベースへと白兵戦を仕掛け、艦内にも突入。しかし艦内で、かつて自分が仕えたアルテイシア・ダイクンことセイラ・マスと対峙した時に若き日の記憶が蘇る。
セイラ 「あっ…」
ランバ・ラル 「あっ、ひ、姫、ひ、姫様か?」
ランバ・ラル 「…間違いない、私をお忘れか?あなたの父上ジオン・ダイクン様に御仕えしたジンバ・ラルの息子ランバ・ラルですぞ」
セイラ 「アルテイシアと知ってなぜ銃を向けるか」
思わぬ形での再会。しかしその衝撃が隙となり、負傷してしまう。
「ランバ・ラル、戦いの中で戦いを忘れた」と自らの不覚を認め、少年達の目の前で死に様を見せて散っていく。
ランバ・ラルは、セイラと遭遇し、驚いた隙にリュウ・ホセイと撃ち合いとなり互いに重傷を負う。自らの死と作戦の失敗を悟ったランバ・ラルは、少年少女に負けた兵士の定めを教えるべく自決するのだった。
『機動戦士ガンダム』のエピソード12~20話に登場するランバ・ラルは、強敵としての評判や漢らしさから、他のキャラクターに劣らぬ人気を持つ。また、アムロ・レイに影響を与えていて、彼の成長を促す役割も果たしている。
「君たちは立派に戦ってきた。だが、兵士の定めがどういうものか、よく見ておくんだな」
ホワイトベースの艦内はブライト率いる武装された圧倒的な数の戦闘員、艦外にはガンダムという進退きわまる状況に至り、ただ1人動ける程度の負傷で残されたランバ・ラルは第2ブリッジへ入り込んできたブライトたちの目の前で手榴弾を抱いたまま外へ飛び降りて自決し、壮絶な最期を遂げた。
機動戦士ガンダム★劇場版三部作★予告ハイライト
リュウ・ホセイの最期
ハモンに特攻を仕掛けてガンダム(アムロ)の窮地を救ったリュウ・ホセイ の死。
リュウ・ホセイは「機動戦士ガンダム」のキャラクターで、18歳の曹長で温厚な青年。彼は地球連邦軍に志願して入隊し、モビルスーツパイロット候補生としてホワイトベースの乗組員となりました。劇中ではコア・ファイターやガンタンクを操縦して活躍し、仲間の心を繋ぐ役割を担っていました。
リュウ・ホセイは、ガンダムの真後に肉薄し止めを刺さんとするクラウレ・ハモンの乗るマゼラトップに特攻し戦死する。
アムロ「二階級特進だけで…それだけで、おしまいなんですか!?」
戦死したリュウ・ホセイの処遇を聞いて。戦死した軍人の二階級特進は現実でも軍隊においては通常の措置ではあるのだが、アムロには仲間の死に対する対応としてはあまりにも冷たくそっけないものに感じられた。
軍という組織の冷淡さや、ひいては社会の理不尽さを考えさせられる場面である。
劇場版「機動戦士ガンダムII 哀・戦士編」の名曲「哀戦士」
『機動戦士ガンダム』第24話「迫撃! トリプル・ドム」 / マチルダ中尉の最期
マチルダは、黒い三連星の激昂したオルテガにより、ミデアの操縦室を叩き潰され戦死する(『機動戦士ガンダム』第24話「迫撃! トリプル・ドム」の劇中より)
マチルダ・アジャンは「機動戦士ガンダム」のキャラクターで、主人公アムロの「初恋の人」である。
ミデア隊隊長で中尉であり、ホワイトベースへ物資を送りながら、戦闘データの収集も行っていた。彼女はアムロにとって女性を意識させる「初恋の人」であった。オデッサ作戦前にはホワイトベースを救うために自らのミデア輸送機を発進させ、戦死した。
初登場時、ガンダムを使いこなすアムロ・レイを「あなたはエスパーかもしれない」と評した。アムロ・レイにとっては憧れの大人の女性であり、彼女の死は彼に大きな影響を与えた。
オデッサ作戦前の黒い三連星の強襲時には、エンジンの修理が終わったばかりのホワイトベースを救うため自らのミデア輸送機を発進させ、ガンダムにジェットストリームアタックを仕掛ける黒い三連星のドムに機銃掃射をしながら割って入り、オルテガのドムへ体当たりを敢行する。しかし、激昂したオルテガにより、乗機の操縦室を叩き潰され戦死する。
アムロ「マチルダさーん!」
ホワイトベースクルー全員が名誉の戦死を遂げたマチルダ中尉に敬礼する中、憧れの女性の死に悲しむアムロは心中で何度も彼女の名前を呟き叫んだ。
『機動戦士ガンダム』第28話「大西洋、血に染めて」/ ミハルの衝撃的な最期
ミハルは被弾による電気系統の故障で格納庫から直接ミサイルを操作し、ズゴック撃破に貢献するが発射時の爆風に吹き飛ばされて死亡してしまう(『機動戦士ガンダム』第28話「大西洋、血に染めて」の劇中より)カイの成長を描く話。
ミハル・ラトキエは、ベルファストに住む少女。幼い弟のジルと妹のミリーを養うために物売りのかたわら、ジオン公国軍のスパイ活動を行っている。
ミハル・ラトキエのコードネームはスパイ107号。ホワイトベースの実情を知り感化されジオンを裏切るも戦死した。今までのロボットアニメとは違う衝撃的な残酷描写が話題になった。
自らの行ったスパイ行為を後悔し、罪滅ぼしとしてカイと共にガンペリーに乗り応戦し、アクシデントによりコクピットからの発射操作が不能になったミサイルを手動で発射させるため自らコンテナへ降りて行って発射させズゴック(劇場版ではグラブロ)を撃破したが、ミサイル発射時の爆風に煽られて機体から投げ出され死亡した。「あんたと会えてよかったと思うよ。ジルとミリーかい?あの子達なら大丈夫さ。私達よりずっとうまくやっていけるって。いつまでもこんな世の中じゃないんだろ?ね、カイ。」
『機動戦士ガンダム』第33話「コンスコン強襲」 / アムロ・レイの父親「テム・レイ」の変わり果てた姿…酸素欠乏症の後遺症の影響で完全に精神が破綻していた。狂い具合がかなりリアルで衝撃的。
精神が破綻していたテム・レイ「こいつをガンダムの記憶回路に取り付けろ。すごいぞ!ガンダムの戦闘力は数倍に跳ね上がる!持って行け!そしてすぐ取り付けて試すんだ!」
テム・レイは、サイド6で息子のアムロと再会するも、宇宙空間に放り出された影響か酸素欠乏症となっていた。ジャンク品で作った回路をガンダムの強化パーツと主張するなど言動がおかしくなっており、アムロを悲しませる。
テム・レイは、アニメ『機動戦士ガンダム』の主人公・アムロ・レイの父親。職人気質の強い不器用な父親ではあったが、アムロは彼を尊敬していた。連邦軍のV作戦に深く関わっており、軍の命運を賭けたモビルスーツ・ガンダムの設計や、ガンキャノンの開発に携わるという重要な役職と、それを任せられるだけの優れた才覚を持つ人物。
スペースコロニー「サイド7」に於いて息子のアムロ・レイがガンダムに搭乗し、サイド7に潜入してきたザクⅡを撃墜した際に、コロニーの外壁に開いた穴から宇宙に投げ出され行方不明になった。
行方不明になった後は、中立コロニーのサイド6に流れ付くが、宇宙を漂流していた期間が長かったのか酸素欠乏症状態となってしまう。その後、サイド6を訪れたアムロと再会した際には、後遺症の影響によって最早家族の存在や安否を何とも思っておらず、既に時代遅れの「最新型の回路」を大喜びでアムロに託すなど、完全に精神が破綻してしまっていた。アムロ「こ、こんな古い物を。父さん、酸素欠乏症にかかって…」
アムロは故郷で母親に会ったという体験談を聞いても気にもしない程に変わり果ててしまった父親の姿に落胆し、別れた後で涙ながらに回路を投げ捨てている。テム・レイ「ええいホワイトベースはいい!ガンダムを映せ、ガンダムの戦いぶりを。そうそうだそう。」
テム・レイの出番は、TVで中継されていたアムロの駆るガンダムがサイド6の領空のすぐ外で待ち伏せするコンスコン艦隊を蹴散らす様を見届けてご満悦な様子が描かれて終了となる。テレビアニメ版『機動戦士ガンダム』のテム・レイの出演シーンの最後。狂い具合がかなりリアルで衝撃的。ガンダムを生み出した天才だったのに…哀しい成れの果て。
劇場版『機動戦士ガンダム』のテム・レイの出演シーンの最後。階段から転げ落ちて死亡する。
劇場版では興奮してジャンク屋を飛び出したテムが階段を転げ落ちてしまうところで画面が暗転して終了、彼がどうなったかについては言及されていない。テム・レイがこの階段転落事故で死亡したことが富野由悠季の小説「密会〜アムロとララァ」において記述されている。
『機動戦士ガンダム』第36話「恐怖!機動ビグ・ザム」 / 連邦はスレッガー中尉、ジオンはドズル中将の最期が描かれたエピソード。
アムロ「あ、圧倒的じゃないか…!」
ソロモン攻略戦にて、MSどころか連邦艦隊からの砲撃すらものともしないビグ・ザムの絶大な力を見て戦慄する。
ドズルのビグザムは艦隊司令艦に特攻を仕掛ける。これ以上の犠牲を出さない為、スレッガー中尉はアムロと攻撃を!
スレッガー・ロウ「悲しいけどコレ、戦争なのよね。」
スレッガー・ロウは『機動戦士ガンダム』のアニメに登場する人物で、地球連邦軍の中尉のパイロットであり、陽気なラテン系の伊達男の外見を持つ。彼は軟派ではあるが、砲術・戦闘機の操縦に優れた職業軍人であり、ホワイトベースの主砲を操作してザンジバルに直撃弾を当てた。ビグ・ザムの猛進撃を食い止めるため、Gアーマーで攻撃が有効になるギリギリまで接近しての特攻を敢行する。
しかし、コクピット付近にビグ・ザムのクローが命中して機体を両脚で掴まれ、前部を大破させられた結果、宇宙へ投げ出されて戦死を遂げる。
アムロ「やったなあああああッッ!」
ビグ・ザムに捨て身の特攻をかけて散っていったスレッガー・ロウの死を目の当たりにして。アムロは凄まじい気迫と共にビグ・ザムにビームサーベルを突き立てた。劇場版ではコア・ブースターで特攻を敢行し、コクピット付近にビグ・ザムのクローが命中するまでは同じだが、そのままコア・ブースターをビグ・ザムの股間部分に激突させて爆発を起こし、ガンダムがビーム・サーベルで切りつけるという展開に変更されている。
ドズル中将の最期
ドズル・ザビは、「機動戦士ガンダム」に登場するキャラクターであり、階級は中将であり、デギン・ソド・ザビの息子の一人であり、一年戦争当時の年齢は28歳である。
一年戦争にはジオン公国の宇宙攻撃軍司令官として登場し、宇宙要塞ソロモンを本拠地として各地の軍を指揮した。軍の司令官でありながら、政治にも注力しない傾向があり、前線に立って指揮を執り続けていた。
豪快な統率力を持ち、実力あるパイロットが多く周囲にいた。妻ゼナと愛娘ミネバを大切に育てる、懐の深い人物でもあった。末弟ガルマを溺愛し、「いつかは自分をも使いこなす将軍になる」と望んでいた。ドズル中将「やらせはせん、やらせはせんぞーっ!」
ビグ・ザムは強力な火力とIフィールドを持ち、連邦軍の艦艇を次々と破壊。しかし、スレッガー・ロウとガンダムの一撃により撃破される。
乗機のビグザムが戦闘不能に追いやられてもなおドズルは銃を持ち出し、大破したビグ・ザムの機体から身を乗り出して「ジオンの栄光!この俺のプライド!やらせはせん!やらせはせん!やらせはせんぞ!」と叫びながらガンダムへ銃撃を加えた。
『機動戦士ガンダム』第41話「光る宇宙」 / ララァ・スンの最期。ニュータイプ神話の原点となる悲劇。ララァはガンダムシリーズのみならず日本のアニメ作品においての悲劇のヒロインの代名詞。
アムロの攻撃からシャアをかばい戦死したララァ・スン(『機動戦士ガンダム』第41話「光る宇宙」の劇中より)
ララァ・スンは『機動戦士ガンダム』シリーズに登場するニュータイプの少女で、宇宙世紀0079年の一年戦争末期にシャア・アズナブルによって見出され、フラナガン機関においてニュータイプの素養を開花させられました。
ララァ・スンは高いニュータイプ能力を持つ人物で、モビルアーマー「エルメス」で超遠距離からのオールレンジ攻撃を行い、宇宙要塞ソロモンの攻略戦で艦船やモビルスーツを撃破することで「ソロモンの亡霊」として恐れられました。
彼女の最期はアムロとシャア・アズナブルの心に傷を残し、夢や回想にも現れることで長く語り継がれる悲劇のヒロインとなりました。
シャアが駆るゲルググをかばった際にガンダムのビーム・サーベルがニュータイプ専用MAのエルメスのコクピットを直撃。機体はララァもろとも爆散し、アムロとシャアに大きな心の傷を残す。主人公と心を通わせたニュータイプ・ヒロインの悲劇の物語はここから始まる。
「僕は取り返しのつかない事をしてしまった…僕はララァを殺してしまった…」
ララァ・スンは、第41話「光る宇宙」にて、戦闘で劣勢に追い込まれたシャアを身を挺して庇い、ガンダムのビームサーベルにより乗機を貫かれ戦死する。死の直前、アムロと再び意識を共鳴させ、二人で「刻」を見る。ララァの死は、シャアとアムロの禍根となった。
おすすめの関連リンク
デギン公王・ギレン・キシリアの悲惨な末路
「ソーラ・レイ・システム」が照射され、デギン公王とレビル将軍が消滅した。
宇宙世紀0079年12月30日、地球連邦軍との和平の為、デギン公王が乗るグワジン級大型戦艦「グレートデギン」とレビル将軍が乗る地球連邦軍第1連合艦隊旗艦「フェーベ」が接触。これ察知したギレン・ザビ総帥により「ソーラ・レイ・システム」が照射され、デギン公王とレビル将軍、連邦軍主力艦隊の一部が消滅した。
ギレン・ザビは、一年戦争終盤に地球連邦との和平交渉を進めようとした父デギンを謀殺。
アムロ「だ、駄目だ、前へ進んじゃ駄目だ。光と人の渦がと、溶けていく。あ、あれは憎しみの光だ」
レビル将軍とデギン・ソド・ザビ公王の和平調停を狙ったソーラ・レイの発動を察知したアムロ。しかし、時既に遅く…。
ギレンは、デギン公王座乗のグワジン級戦艦グレート・デギンと地球連邦軍レビル将軍座乗のマゼラン級戦艦フェーベを含む地球連邦軍宇宙艦隊ごとソーラ・レイの照射で蒸発させる。
ア・バオア・クーでの決戦の直前に至り、自ら和平交渉を進めるために独断でグレート・デギンに乗り込み、レビルが率いる地球連邦軍の主力、第1連合艦隊との接触を図る。だがギレンは、グレート・デギンの存在を承知のうえでソーラ・レイをゲル・ドルバ照準に最終設定する。
宇宙世紀0079年12月30日作戦時間21:05、指示通りゲル・ドルバ照準で発射されたソーラ・レイの直撃を受け、ジオン公国公王のデギン・ソド・ザビはレビル将軍と共に光の渦に呑み込まれて死亡する。
キシリアが司令部でギレンを射殺。「額から光線が突き抜ける」というギレンの最期。
キシリア「グレートデギンには父が乗っていた、その上で連邦軍と共に。なぜです?」
ギレン「やむを得んだろう。タイミングずれの和平工作がなんになるか?」
キシリア「死なすことはありませんでしたな、総帥」
ギレン「ふっ、冗談はよせ」
ギレン・ザビは、「機動戦士ガンダム」のアニメに登場する人物で、デギン公王の長男でジオン公国軍の総帥。
高いIQを持ち、沈着冷静で高慢な性格を有する。ジオン公国に選民思想を掲げ独立戦争を仕掛ける。高いカリスマ性と政治的手腕から国内で支持が高く、多くの将校や士官から熱狂的な支持を受けていたが、扇動的な方策が嫌われる者もいた。
ジオン・ズム・ダイクンのニュータイプ論を選民思想に改変した存在であり、後世への影響は彼よりも大きい。
キシリアは、ア・バオア・クー戦の最中にデギンをソーラ・レイで焼き払ったギレンを父親殺しの大罪と称して殺害している。
キシリア・ザビ「意外と兄上も甘いようで」
キシリア・ザビは、宇宙世紀0079年12月31日、長兄ギレンが父デギンの謀殺を知り、これを機に宇宙要塞ア・バオア・クーの戦いの最中に司令部でギレンを射殺。キシリア・ザビ少将がギレン・ザビ総帥を殺害し、軍の指揮権を得る。
キシリア「父殺しの罪はたとえ総帥であっても免れることはできない。異議のある者はこの戦い終了後、法廷に申したてい」
シャアがキシリアを暗殺。キシリア・ザビの悲惨な末路。
シャア「…ガルマ、私の手向けだ。姉上と仲良く暮らすがいい…」
ア・バオア・クーから脱出しようとしていたキシリアの乗った機動巡洋艦ザンジバルの前に現れるシャア。キシリア少将は要塞からの脱出を図るがシャア大佐によって暗殺され、その後、ア・バオア・クーは事実上陥落した。
キシリア・ザビは、戦局が絶望的となった時点で、ザンジバル級機動巡洋艦で脱出を図るが、発進寸前にシャアがブリッジに向けて放ったバズーカの直撃によって死亡。
キシリア・ザビは、ザンジバル級でア・バオア・クーから脱出しようとするもシャアに殺害される。
キシリアの首をバズーカで吹き飛ばすシャア。
作中内の公式の歴史としては、この直後に連邦軍のサラミスの砲撃を受けてザンジバルも撃沈しており、キシリアもそれに巻き込まれて戦死した扱いになっている(=シャアがキシリアを暗殺した真実は、一般には知られていない)。
アムロとシャアの最終決戦 / アムロ「まだだ!たかがメインカメラをやられただけだ」…ガンダムは過去に例がないほど傷ついていく。
アムロ「こう近付けば四方からの攻撃は無理だな、シャア!」
シャア「な、なんだ?」
アムロ「なぜララァを巻き込んだんだ?ララァは戦いをする人ではなかった!」
ジオングのオールレンジ攻撃を封じるために懐に飛び込んだアムロは、ララァを戦場に連れてきたことを責め立てる。 遂にガンダムのビームライフルがジオングの胴体を貫いた。シャアの最期か?
アムロ「違うかっ!?」
シャアはボディではなく頭部のコクピットに移動しており、アムロは直感でそれに気づいたのだ。ついにジオングの胴を撃ち抜いたガンダムだったが、ジオングはコクピットのある頭部を分離させて反撃、ガンダムの頭部を破壊する。
ジオングの胴体が大破したことで、ジオング識別信号が解除され、司令室にはロストと伝わってしまった。
「赤い彗星も地に墜ちたものだな」とはキシリアの冷たい言葉。
シャアとの戦いが白熱するにつれ、ガンダムは過去に例がないほど傷ついていく。ガンダムの頭部が無くなったことに対するアムロの名言「まだだ!たかがメインカメラをやられただけだ」
ガンダムの頭部が無くなったからといって機体を動かせなくなるわけではないという、ガンダムがあくまでも兵器であることを強調した有名な一言。
アムロは、最終決戦となったア・バオア・クー攻略戦でシャアの駆るジオングと交戦、両者相打ち(ただしジオングは撃破、ガンダムはAパーツの頭部と両腕、Bパーツの右脚を失う大破)となり、ガンダムは破壊されるものの、最終的に一年戦争を戦い抜く。
ガンダムを自動操縦に切り換え、ジオングの首と相打ちに持ちこむアムロ。
シャアは要塞内でアムロにフェンシング対決を挑む。いくらニュータイプでも身体を使うことなら訓練しなければできないはずだと思ったからだ。その勝負の結果、シャアは額に傷を負う程度だったがアムロは右肩を貫かれてしまう。
右肩を貫かれた痛々しいアムロ。
アムロ「今、ララァが言った。ニュータイプは殺しあう道具ではないって」
シャア「戦場では強力な武器になる。やむを得んことだ」
アムロ「貴様だってニュータイプだろうに!!」セイラ「兄さん、やめてください。アムロに恨みがある訳ではないでしょう!兄さんの敵はザビ家ではなかったの?」
シャア「ザビ家打倒なぞもうついでの事なのだ、アルテイシア。ジオン無きあとはニュータイプの時代だ。アムロ君がこの私の言うことがわかるのなら…私の同志になれ、ララァも喜ぶ」セイラ「兄さん、ひ、額の傷は?」
シャア「ヘルメットがなければ即死だった」
シャア「ザビ家の人間はやはり許せぬとわかった。そのケリはつける。お前ももう大人だろ。戦争も忘れろ、いい女になるのだな。アムロ君が、呼んでいる」
OVA『機動戦士ガンダム0080』
ケンプファーがアレックスの90mmガトリングの餌食に…。
ケンプファーの乗り手「ミーシャ」ことミハイル・カミンスキー中尉。
ケンプファーが蜂の巣にされてあっさりやられる。
ケンプファーがアレックスの90mmガトリングにやられる。
ケンプファーがアレックスの90mmガトリングにやられた後のシーン
アレックスの90mmガトリングを受けて、血まみれでズタズタになったケンプファーのコクピットシート。
OVA作品『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』 / 互いに好意を抱くクリスとバーニィが知らずして殺しあう結末。
クリスチーナ・マッケンジー(クリス)とバーナード・ワイズマン(バーニィ)は互いに好意を抱くようになる・・・。
『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』は、1989年に製作された「ガンダム」シリーズのOVA。クリスチーナ・マッケンジーは、OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場する人物。愛称はクリス (Chris) 。バーナード・ワイズマンは、ジオン公国軍突撃機動軍伍長、特殊部隊サイクロプス隊の隊員。愛称はバーニィ。互いに好意を抱くクリスとバーニィが知らずして殺しあう結末。戦争の悲劇。
クリスチーナ・マッケンジー(クリス) ザク改のパイロットがバーニィであることを知らない・・・。
コクピットを貫かれて爆散するザク改と大破したガンダムNT-1・・・
バーナード・ワイズマン(バーニィ)の凄惨な死に様を表現する台詞「ミンチよりひでぇよ」
「もう戦わなくてもいい」と駆け寄るアルの眼前でザク改は大爆発を起こし、バーナード・ワイズマン(バーニィ)は壮烈な戦死を遂げる。任務の目標であったガンダムNT-1を操縦していたパイロットは、実は互いに惹かれ合ったクリスだったのだが、この事実を最後まで知らないままであった。破壊されたザクⅡ改はコックピットにガンダムNT-1のビームサーベルをねじ込まれ、上半身が爆発四散するという凄惨な残骸と化しており、パイロットのバーナード・ワイズマンも即死していた。
「ザクに乗っていたヤツは?」
「バラバラに吹っ飛んじまってる。ミンチよりひでぇよ。」
「坊や、大丈夫か?こんなとこで何してたんだ」
バーナード・ワイズマン(バーニィ)は、NT-1にコックピットごとサーベルで貫かれて戦死するが、その死に様はミンチより酷いものだったらしい。
「ミンチよりひでぇよ」は、OVA『機動戦士ガンダム0080』の最終話「ポケットの中の戦争」内で現場検証を行っていた名も無き地球連邦軍兵士が、破壊されたザクのパイロットの遺体について同僚から質問された際に返した言葉。凄惨な遺体を表現するセリフとしての知名度も高い。
倒そうとしたアレックス(NT-1)に乗っていたのがクリスだった…彼女が知らずにバーニィを手に掛けた…
連邦軍救護班が駆けつけ、アレックスのコクピットから救助されたクリスの姿を目撃したアルは言葉を失ってしまう。
アルに遺したバーニィのビデオレター
バーニィがNT-1との決戦へと向かう前に、アルに遺したビデオレターは0080屈指の名シーンとして有名。
アル、いいかい、よく聞いてくれ。この包みの中には、俺の証言を収めたテープや証拠の品が入っている。このコロニーが、核ミサイルの目標になった訳を知る限り喋った。
もし俺が死んだら、これを警察に届けてくれ。大人が本当だと信じてくれたら、このコロニーは救われると思う。俺が直接警察に自首しようかとも思ったんだがなんていうか……
そうするのが逃げるみたいに思えて。ここで戦うのをやめると、自分が自分でなくなるような……
連邦が憎いとか、隊長たちの仇を討ちたいとか、いうんじゃないんだ。上手く言えないけど、あいつと、ガンダムと戦ってみたくなったんだ。俺が兵士だからなのか、理由は自分でもよくわからない。
アル。俺は多分死ぬだろうが、その事で連邦軍の兵士やガンダムのパイロットを恨んだりしないでくれ。彼らだって俺と同じで、自分がやるべきだと思った事をやってるだけなんだ。無理かもしれないけど、他人を恨んだり自分の事を責めたりしないでくれ。これは俺の、最後の頼みだ。
もし、運よく生き延びて戦争が終わったらさ、必ずこのコロニーに帰ってくるよ。会いに来る、約束だ。これでお別れだ、じゃあなアル。元気で暮らせよ!クリスによろしくな。
OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』のヒロインであるニナ・パープルトンが悪女と呼ばれる原因:終盤で主人公のコウを裏切った。
OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』のヒロインであるニナ・パープルトンは、序盤の『主人公コウ・ウラキを値踏みするような言動』、『人間よりも自分の作品でもあるガンダムを真っ先に心配する』、そしてラストで『地球にコロニーが落ちるのが確定的となった瀬戸際で昔の恋人に情を移しコウに銃口を向ける』などの戦況より私情を優先した行動の数々によって、カテジナ・ルースやクェス・パラヤなどと並んで、(最初期の)『ガンダム三大悪女』と呼ばれている。試作2号機が強奪された時、ニナ・パープルトンが叫んだセリフ「いやぁー!私のガンダムが〜!!」
自身の開発したガンダムに対する愛着が凄まじいニナ・パープルトン。
中盤においてアナベル・ガトーと過去に恋仲であったことが発覚。その後は一度は恋愛感情を抱いた男と今愛している男との対立に心を痛めていく。
そしてコロニー落下が確定的となった最終盤面において、落下するコロニーにコア・ファイターで潜入し、ガトーを射殺しようとするコウを止めるため、コウに銃口を向ける。
ニナ・パープルトンは、アルビオン隊とデラーズ・フリートの最終決戦の最中、突如として1号機のコア・ファイターで艦を飛び出す。向かった先は、ガトーが地球に落とそうとしているコロニーであった。そしてコロニー内で対峙するコウとガトーを見つけ、持っていた銃を取り出す。
銃を向けた先は、敵であり明らかに悪人でもあるガトーではなく、なんとコウであった。この行動はコウと大半の視聴者に衝撃を与えた。その後はコウを置いてアナベル・ガトーに付いて彼を救おうとするも気絶させられ、ジオンの関係者によって救出され戦闘空域を後にした。
アナベル・ガトーは、ニナと再会するが、コウにその隙を突かれ、拳銃で脇腹を負傷。ニナに助けられるも、彼女を巻き込まない為に気絶させカリウスに預ける。
終盤で主人公のコウを裏切ったニナ・パープルトンはガンダム三大悪女の一角を担う存在となってしまった。
レコア・ロンド(機動戦士Ζガンダム) / ガンダムシリーズの裏切りキャラのはしり。
レコア・ロンドは、闘いと政治に没頭していくクワトロへの一方的な失望から、やがて自分の存在意義に戸惑いを覚えるようになる。そんな最中、スパイとして潜入したジュピトリスで出会ったシロッコに興味を抱くようになり、やがてそれは戦闘中の混乱に紛れてティターンズに投降してしまうという、当初は自身にも不可解な結果をもたらすことになる。
レコア・ロンドは、『機動戦士Ζガンダム』に登場するキャラクター。エゥーゴの戦艦・アーガマに所属する女性士官。自分が女性であることを認めてほしい思いがあり、クワトロ・バジーナ(その正体はシャア・アズナブル)にそれを求めている節があった。しかしブレックスの死後、エゥーゴの2代目指導者として政治と戦いに没頭しなければならない身であったクワトロには、レコア個人のためだけに時間を割く余裕などなかったため、応えてくれなかった彼に対して一方的とも言える失望感を抱くことに。そんな中、作戦で接触した敵のパプテマス・シロッコと出会ったレコアは、女性として認めてくれた彼に興味を示し、その後ティターンズに実質的に寝返ることになってしまった。
『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』第11話「震える山(後編)」 / シローは、アイナと二人三脚でガンダムEz8を操縦しアプサラスIIIへ特攻。
陸戦型ガンダムや陸戦型ジムを配備するコジマ大隊に所属する「第08MS小隊」の隊長の「シロー・アマダ」はジオン公国軍のパイロットのヒロインの「アイナ・サハリン」を助けるために連邦軍を抜ける覚悟を決め、単独で「ガンダムEz8」を駆ってモビルアーマー「アプサラスIII」に立ち向かう。
シローは、アイナと二人三脚でガンダムEz8を操縦しアプサラスIIIへ特攻。Ez8の右腕でアプサラスIIIのコクピットを潰すも、同時に放たれたメガ粒子砲を浴びる相討ちの形でもつれ合ったまま両機とも火口に落ちて爆発炎上する。以後、公式の記録においては「消息不明」となる。
ラストシーンにて、アイナがシローを支え歩いていく…
アイナ・サハリン「重いね…」
シロー・アマダ「うん…背負っていこう、ふたりで…」
アイナ・サハリン「ええ…」
(二人の全体像の影…なんとシローの左足がないように思われる描写…)
アニメ作中では、ラストの遠景からの構図において左脚の靴が描かれていないだけで、左脚を失ったことは明確ではないものの、サンライズ公認の書籍において左脚を失った設定画が公開されている。
本来は第12話となるはずだった後日談、『機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ラスト・リゾート』
エピローグ『ラスト・リゾート』では、終戦から数年後に、左脚の膝から下を失った松葉杖姿のシローと、彼との子を身篭ったアイナが、山奥の小屋で平穏に暮らしている所にミケルとキキが訪ねてくる所で物語は終わっている。
シローたちが北にいるという情報を得たミケルとキキは、河を下ってとある湖のほとりに辿り着く。そこには、左足を失いながらも平和な生活を送るシローと、彼の子供を身ごもったアイナがおり、穏やかな笑顔でミケルとキキを迎えるのだった。
ガンダムシリーズのニュータイプ (NT) パイロット・強化人間のヒロインの悲劇
敵側の「ニュータイプ」や「強化人間」的なヒロインが主人公と恋仲に落ち、主人公やライバルを庇って死ぬのはガンダムシリーズのいつものお約束となっています。
『機動戦士Ζガンダム』第36話「永遠のフォウ」 / フォウ・ムラサメは身を挺してカミーユをかばって盾となり息を引き取る。
『機動戦士Ζガンダム』に登場する「フォウ・ムラサメ」は、登場話数は少ないが、根強い人気を誇るガンダムヒロインの一人。当時のアニメ誌の人気投票で1位になるなど絶大な人気を誇ったキャラクター。
フォウ・ムラサメは、『機動戦士Ζガンダム』に登場するキャラクター。地球連邦軍傘下のムラサメ研究所にて、「強化人間」として改造された女性。ムラサメ研究所が便宜的に与えた仮の名であり、ムラサメ研究所の4(four)番目の被験体という意味である。本当の名前は未だ明らかになっていない。サイコガンダムと共に実戦参加した際、ティターンズに功績を上げれば記憶を返すと言い包められ、ホンコン・シティにおいてカミーユ・ビダンの乗るガンダムMk-IIと戦う。
フォウ・ムラサメは、Ζガンダムを狙ってジェリド・メサの乗るバイアランが攻撃してきた際、身を挺してカミーユをかばって盾となり息を引き取る。(『機動戦士Ζガンダム』第36話「永遠のフォウ」の劇中より)
カミーユの必死の説得によって心を取り戻すが、Ζガンダムを狙ってジェリド・メサの乗るバイアランが攻撃してきた際、身を挺してカミーユをかばって盾となり息を引き取る。
ララァとは異なりフォウは人工的かつ非人道的な処置を受けた強化人間であることから、その悲劇性が際立つ形となっている。
『機動戦士Zガンダム』第36話「永遠のフォウ」にて、フォウ・ムラサメは、カミーユをかばって盾となり息を引き取る。
カミーユ「フォウ、目を開けろよ、嘘だろ、こんなの嘘だろ」
主人公と心を通わせたニュータイプ・ヒロインの悲劇は繰り返されてしまう。
アムロ「人は、同じ過ちを繰り返す……。全く!」
シャア「同じか……」
カミーユ「フォウ、目を開けろよ、嘘だろ、こんなの嘘だろ」
『敵軍の主人公と心を通わせる強化人間の少女』という「悲劇のヒロイン」ポジションのフォウ・ムラサメは、当時絶大な人気を誇ったキャラクター。『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイはフォウにインスパイアされて造形されたキャラクターである。宇宙世紀を題材とするガンダムシリーズでは薬物や手術を介さずに覚醒した者を天然のニュータイプ、強化人間は人工のニュータイプという位置づけである。
『機動戦士Zガンダム』第48話「ロザミアの中で」
ゲーツ・キャパに精神を操られ、ロザミアはサイコガンダムMk-Ⅱでアーガマを攻撃する。最後には、無念の思いを込めたカミーユにコクピットをビームライフルで直撃され、ロザミアは実在しない兄の名を呼びながら宇宙に散った。
ロザミア・バダムは、アニメ『機動戦士Ζガンダム』に登場するキャラクター。ティターンズの女性モビルスーツパイロット。地球連邦軍のオーガスタ研究所で調整を受けた強化人間。かなり能力の高い強化人間ではあったが精神の崩壊が進んでおり、均衡を保つために家族に関する虚偽の記憶を植えつけるなどの処置が取られていた。
カミーユ・ビダンのΖガンダムがサイコガンダムMk-IIのコクピットの頭部を狙撃して撃破する(『機動戦士Zガンダム』第48話「ロザミアの中で」)。
ロザミア「見つけた!お兄ちゃん!」。サイコガンダムMk-IIは爆発する。
「機動戦士ガンダムΖΖ」/ エルピー・プル及びプルツーの悲劇的な最期。
エルピー・プル
エルピー・プル「当たり前だよ、不愉快なのは・・・」「人はね、人間はね、自分を見るのが不愉快なのよ。でもね、どんなに不愉快でも、どんなに憎くっても、自分自身を殺すことも、自分自身を辞めることも出来ないのよ。」
エルピー・プルは、『機動戦士ガンダムZZ』のヒロインの一人。無邪気な性格のニュータイプ少女。ネオ・ジオン軍のクローンニュータイプ「プルシリーズ」の第一号、もしくは素体である。彼女の姉妹として有名な所ではプルツーやマリーダ・クルスが挙げられる。
「エルピー・プル」のキュベレイMk-IIは自身のクローン「プルツー」の駆るサイコガンダムMk-IIとの戦いにて、ジュドーをかばう形で被弾。プルはキュベレイもろとも、短い生涯を遂げる。
プルツーの操る「サイコガンダムMk-II」がアーガマを急襲した際、解体中の「キュベレイMk-II」で再出撃を強行したプルは、自分の分身とも言うべきプルツーの出現に戸惑いつつ必死の抵抗を試みるが、最後はジュドーをかばって死亡する(第36話)。
機動戦士ZZガンダム OP2 サイレント・ヴォイス エルピー・プルVer
プルツー
プルツーは、『機動戦士ガンダムZZ』のヒロインの一人。彼女の素体はエルピー・プルであり、その2番目のクローンであることから、『プルツー』と呼称されている。ネオ・ジオンにおいて養成されたクローンの一員で、グレミー率いるNT部隊の中核をなす存在。サイコミュへの親和性はエルピー・プルよりも高く、「サイコガンダムMk-II」や「キュベレイMk-II」、「クィン・マンサ」といった数々のNT専用機に搭乗、その性能を奮う。
力を使い果たして倒れたプルツー(明確な死亡描写はない)(「機動戦士ガンダムΖΖ」46話「バイブレーション」劇中より)
最終的にグレミーと共にジュドーと対峙した際、プルの思念体に諭されて己の真意に気づく。ジュドーに心を開いて彼の元に駆け寄るも、乗機のクィン・マンサが爆発する際に重傷を負う。その後はネェル・アーガマに収容され、瀕死状態の中、崩壊していくコア3周辺宙域内に取り残された兄のように慕うジュドーを脱出させる手引きをした後、力を使い果たして倒れる。
『機動戦士ガンダムΖΖ』第47話「戦士、再び……」 / ハマーン・カーン
アニメ史に残る屈指の女傑であるハマーン・カーン「死にに来たか!俗物ッ!!」。非常に高いニュータイプ能力と、卓越したモビルスーツの操縦技術をもち、搭乗するキュベレイの性能と相まって一騎当千の戦闘能力を誇る。
ハマーン・カーンは、アニメ作品群『ガンダムシリーズ』のうち、宇宙世紀を舞台にした作品に登場するキャラクター。アクシズおよびネオ・ジオンの実質的指導者。初登場は『機動戦士Ζガンダム』第32話「謎のモビルスーツ」。漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』では、ニュータイプの素質を見出され、ジオン公国のニュータイプ研究機関で育成されるが、自分の体を他人に調べられることが苦痛となっていき、その研究を拒絶するようになった過去が描かれている。
ジュドー・アーシタのZZガンダムとハマーン・カーンのキュベレイの最後の一撃は相打ちとなり、上半身だけとなったキュベレイ。(『機動戦士ガンダムΖΖ』第47話「戦士、再び……」(1987年1月31日)の劇中より)
シャア・アズナブルの推挙でミネバ・ラオ・ザビの摂政に就き、事実上のアクシズの指導者となる。高い指導力と政治力を有した政治家である一方、モビルスーツのパイロットとしても高い技量を有し、劇中、多くのエースパイロットと互角以上の戦いを繰り広げている。
ハマーン・カーンは、決戦でジュドーに敗れるが、散り際にジュドーという「強い子」に会えて地球圏へ帰ってきて良かった、との想いを言葉で遺す。
『機動戦士ガンダムΖΖ』の最終回にて、ΖΖガンダムを駆るジュドー・アーシタと対決。最終的に紙一重の差でジュドーに敗れ、ジュドーが救いの手を差し伸べるもののそれを拒む。そしてキュベレイをモウサ(アクシズの居住ブロック)の壁に激突させ、絶命する。
機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) / マリーダ・クルスの真実。マリーダ・クルスがプル・トゥエルブだった。
マリーダ・クルスは、OVA『機動戦士ガンダムUC』に登場する強化人間であり、ヒロインの一人。ネオ・ジオン残党『袖付き』において、ミネバ・ラオ・ザビ姫殿下護衛を担うガランシェール隊所属の強化人間。当該組織のニュータイプ専用MSクシャトリヤの専属パイロットでもある。
その正体は、第一次ネオ・ジオン戦争に於いて運用されたエルピー・プルの11体目のクローン「プルシリーズ」の内の一人であり、当初は「プルトゥエルブ」というコードネームで呼ばれていた。
ゲーマルクとの激戦の中、他のプルシリーズが全滅する中で唯一生き残るが、マスターであるグレミー・トトを失った後に悪質な人間売買業者に保護され、娼館に売り飛ばされてしまった彼女は年端もいかない身で壮絶な人生を送る。(OVA版ではぼかした表現になっていたが)ジンネマンに引き取られるまでの女性として残酷な生活を強いられ、「光」を奪われた時の心景、子供が産めない身体になってしまった経緯が、小説版で詳細に描写されている。
引用元: マリーダ・クルス (まりーだくるす)とは【ピクシブ百科事典】
量産型キュベレイの残骸を前にプルトゥエルブ時代のトラウマを再発し取り乱すマリーダ・クルス。
最終決戦では、体調・機体共に万全でない中、バンシィ・ノルンを小破まで追い込む善戦を見せるも、混乱したリディ・マーセナスのバンシィからネェル・アーガマへ放たれたビームを身を挺して防ぎ、死亡する。散り際のマリーダの遺志は、バナージ、ミネバ、ジンネマンだけでなくリディやアルベルト、トライスターにすら影響を与え、再起を促した。
マリーダ・クルスは、混乱したリディ・マーセナスのバンシィからネェル・アーガマへ放たれたビームを身を挺して防ぎ、死亡する。
散り際のマリーダの遺志は、リディにも語りかける。そのおかげで闇堕ちしていたリディは正気に戻る。
リディ・マーセナスに撃墜された後、マリーダの思念は戦場の全ての人々に伝えるべきそれぞれの事を語りかけるため、宙域を駆け抜ける。
ガンダムシリーズの鬱エンド・バッドエンド
『機動戦士Ζガンダム』第50話「宇宙を駆ける」(最終回)/ カミーユ・ビダンは死闘の末、シロッコを撃破するが精神疾患を発症する。視聴者に衝撃を与えた。
シロッコ「ジ・O、動け、なぜ動かん」
『機動戦士Ζガンダム』第50話「宇宙を駆ける」(最終回)
シロッコは死者の意思を吸収したΖガンダムの超常的威力の前にジ・Oの制御を失う。
シロッコはウェイブライダー形態に変形したΖガンダムの突撃を受け、ジ・Oの装甲ごと肉体を貫かれる。
「わ、私は1人では死なん…き、貴様も連れて行くぞ…カミーユ・ビダン!」
カミーユ・ビダンは、シロッコの断末魔の悪意(青い光)まで自分の精神に取り込んでしまう。
シロッコの断末魔と共に発せられた青い光(シロッコのニュータイプの力と言われている)を浴びる。シロッコが絶命の寸前に放った断末魔の思念はカミーユの精神を崩壊させた。
カミーユ・ビダンが精神疾患を発症して終わるという結末は、視聴者に衝撃を与えた。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』ダイジェスト映像
「その閃光は人類の希望」
ガンダム40周年の集大成作品、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』が近日公開!
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の正統なる続編である『閃光のハサウェイ』をより楽しんでいただくためのダイジェスト映像です。
ナレーションはハサウェイの父親であり、アムロとシャアの戦いを傍で見続けてきた男、ブライト・ノア役の成田剣さんが担当しています。
シャアとアムロは和解することなくアクシズ・ショックの光に飲まれ死亡した(行方不明)。
νガンダムの機体から突如として発せられた“虹色の光”
サイコフレームの光の渦は、アクシズのみならず地球全体を覆うほどのオーロラへと拡大した。サイコフレームの共振現象により発生した暖かな光に包まれアムロとシャアの両者共に行方不明になった。
シャアは最後に「ララァは私の母になってくれるかもしれない女性だ」と言い放つ。アムロも視聴者も唖然となった衝撃のラストとして有名。シャアとアムロは和解することなくアクシズ・ショックの光に飲まれ死亡した(行方不明)。
劇場アニメ「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」においては、アムロがνガンダムでアクシズを押し返そうとした際シャアは、ララァを「母親になってくれたかも知れない女性」と称した。関連は不明だが「アクシズ・ショック」が起こったのはアムロとシャアがララァに関する事を話し始めてからである。ナナイ・ミゲル「(シャア)大佐の命が吸われていきますぅ… 」
シャアの命が、アムロの命が尽きていく・・・。
ナナイ・ミゲルは、地球に落下するアクシズを包むサイコフレームの光の渦の中にあるシャアが大気圏の摩擦熱で消滅したと思われた瞬間、シャアの命が尽きたと感じたのか号泣する。
アクシズ・ショック…アクシズの地球落下は阻止されたが、アムロとシャアの二人は行方不明となった。
アクシズ・ショックは、第二次ネオ・ジオン抗争時に、νガンダムが莫大な質量を持つアクシズを弾き返した現象を指す。νガンダムの機体から突如として発せられた“虹色の光”はアクシズのみならず地球全体を覆うほどのオーロラへと拡大し、その超常的な力でアクシズは地球への軌道を離れていった。
シャアは、アクシズの落下を抑えるアムロと共にサイコフレームの光の中に消えていく。そしてアクシズは軌道を変え、作戦は失敗に終わる。その後の二人の行方は一切不明とされている。アクシズの地球落下は阻止されたが、アムロとシャアの二人は行方不明となった。
クェス・パラヤ
クェス・パラヤは、家出しインドの山奥でニュータイプになるべく修行をしていたが連れ戻され、父と共に宇宙に向かうことになる。それがきっかけでアムロ・レイやハサウェイ・ノアと出会うことになる。アムロに惹かれるが、チェーンの存在に嫉妬し、シャアに出合ったのがきっかけでネオ・ジオン軍に身を投じた。
クェス・パラヤは、劇場アニメ『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場するキャラクター。ニュータイプの資質を持ち、劇中では敵味方の陣営を転々とする。ニュータイプ研究所で訓練を受けたクェスはファンネルを使いこなすなど非凡な才能を見せ、「ヤクト・ドーガ」や「α・アジール」の性能を発揮していく。
ガンダムのビームライフの直撃を食らうギュネイのヤクト・ドーガ…。クェス「ギュネイをやったの!?」
クェス・パラヤは、気ままな性格の高い潜在能力を持ったニュータイプ少女。実は孤独なクェスは、自分を受け止めてくれる父親(のような安住性)を求めていた。当初はアムロに興味を抱いていたが、シャアの思想に感化されネオ・ジオンへ。そこにも求めていた楽園は存在しなかった。ニュータイプ能力者であるクェスは、戦争の道具として利用されるだけであった。「ガンダム三大悪女」の扱いを受けることも。
「直撃!?どきなさい、ハサウェイ!」クェス・パラヤは、最後はハサウェイ・ノアを庇うようにして命を落とす事になった。(劇場アニメ「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」(1988年)の劇中より)孤独であったクェスは、最後の最後に心を通わす者(ハサウェイ)を見つけるも、短い生涯を遂げた。
チェーン・アギ
チェーン・アギは、α・アジールに向けてグレネードで攻撃。その結果、クェスが命を落とす事態を招いてしまう事になり、最後は錯乱状態に陥ったハサウェイが怒りに任せて乱射したビームライフルを受け、死亡する事になった。
チェーン・アギは、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場するキャラクター。地球連邦軍の技術士官で階級は准尉、メカニックマンも務めておりνガンダムの開発プロジェクトで主導人物的な立場にある。アムロとは惹かれ合い恋人関係になっていき、公私にわたってサポートする。元々劇場版のヒロインとして『Zガンダム』に登場したベルトーチカ・イルマを登場させる予定だったが、「アムロの結婚した姿を見たくない」というスポンサーの意見により急遽穴埋めのヒロインとしてチェーン・アギを登場させることになった。
終盤では、現場にMSの数が足りないとの声を聞き、サイコフレームの数が多い方がアムロに有利であるとの理由から、戦場の真っ只中にいるであろうアムロの元へサイコフレームの試料を届けるため、メイン・エンジンの一つだけを修理した半壊したままのリ・ガズィに搭乗し、アストナージの制止も聞かず無理矢理戦場に出撃する。
『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』 主人公勢力が最終的に敗北する。TVシリーズ初となる主人公「三日月・オーガス」の戦死。
悪魔の形相のようなガンダム・バルバトスルプスレクス
主人公「三日月・オーガス」は最終話で壮絶な戦死を遂げるが、明確に戦闘で死が描写されたガンダムシリーズの主人公は珍しく、映像作品では恐らく初になると思われる。
ガンダム・バルバトスルプスレクスは首をとられ「悪魔は討ち取られた!」とさらされる。
ラスタル・エリオンの威光のもとに悪魔は討ち取られた!
三日月・オーガスはダインスレイヴの射撃によって致命傷を負いながらも戦い続け、ガンダム・バルバトスルプスレクスの沈黙とともに死亡する。
機体も大破、自身もいつ死んでもおかしくない状態にも関わらず、敵モビルスーツ十数機を葬り、ジュリエッタとの戦闘の最中に遂に力尽きる。その最期の姿は、最後の相手であったジュリエッタ・ジュリスの心境に大きな影響を残し、表向きは『悪魔を討ち取った』としつつも、後にジュリエッタは三日月達を「どこまでも人間だった」と評している。
鬱アニメ『機動戦士Vガンダム』はトラウマの宝庫
「機動戦士Vガンダム」第36話「母よ大地にかえれ」 / 「機動戦士Vガンダム」の中でも、1、2を争う有名な鬱シーン。
第36話「母よ大地にかえれ」の末尾付近で、主人公「ウッソ・エヴィン」が「母さんです」と呟いたシーンは、陰鬱な展開が多いテレビアニメ「機動戦士Vガンダム」の中でも、1、2を争う有名な鬱シーンであり、みんなのトラウマである。
ザンスカール帝国の軍人「ゴズ・バール」は、人質とするために「ミューラ・ミゲル」をモビルスーツ「ゾリディア」の手で掴んだ状態で、ウッソの乗るモビルスーツ「V2ガンダム」と戦う。
アドラステアの前方にいたザンスカール軍のタイヤ付き巡洋艦「リシテア」がウッソの仲間の攻撃を受けた拍子にバウンドし、アドラステアの砲塔に激突。ミューラもろとも、ゾリディアはリシテアのタイヤに押しつぶされてしまった。
ウッソの母のミューラ・ミゲルの首が吹っ飛ぶ・・・ガンダムシリーズでも屈指の残酷な描写。
ウッソはモビルスーツを行動不能にして救出を試みたが、地面の凹凸によって跳ね上がった戦艦リシテアの車輪に敵モビルスーツもろとも巻き込まれウッソの母の首だけになるという最期を遂げた。
主人公「ウッソ・エヴィン」が呟いたセリフ「母さんです」
「私のせいで」とウッソの母の死について自分を責めるシャクティ。マーベットは「誰のせいでもなかった」とシャクティを慰め、ウッソに「そうよね?」と同意を求める。
ウッソは「よくわかりません」と言い、ヘルメットをマーベットに渡す。「母さんです」と呟くウッソ。そのヘルメットにはミューラの首が入っていた。
首の入ったヘルメットを手渡されてショックを受けるマーベット。
ヘルメットから血がポタポタ落ちている。ウッソの母のミューラ・ミゲルの首が吹っ飛ぶ…ガンダムシリーズでも屈指の残酷な描写となっている。
『機動戦士Vガンダム』 / ザンスカール帝国の女性兵士のネネカ・ニブローは、ビームサーベルで焼かれて一瞬で蒸発した。衝撃的な鬱展開。
ネネカ・ニブローとネネカ隊
ビキニアーマー姿のネネカ・ニブローは、ネネカ隊の部下共々青い水着に着替えてミニスラスターと無反動砲でV2ガンダムに挑み、アサルトバスター装備を砲撃で破壊するも…。
女だけの近衛部隊を捨て駒に、なんと水着姿でバズーカを持たせてウッソのV2ガンダムを襲わせる通称「水着のお姉さん作戦」。
ネネカ隊は、隊長のネネカ・ニブロー率いる、総勢6人(隊長含めて7人)の女性兵士からなる部隊。『機動戦士Vガンダム』第49話「天使の輪の上で」において、カテジナ・ルースの作戦でウッソ・エヴィンへの幻惑効果があるからと全員水着姿で生身で攻撃を仕掛けることに…。
V2ガンダムの頭突きを受けて死亡するネネカ隊の隊員。何かと衝撃的な鬱展開に定評のある『Vガンダム』という作品の中でも、一際異彩を放つこの戦闘シーン。
水着(ビキニアーマー)姿のネネカ隊は、生身の白兵戦をしかけるが、狂乱したV2ガンダムのパイロットのウッソ・エヴィンによりあっさり配下の女性兵たちは全滅。
ネネカ隊がV2ガンダムを挟み撃ちにする形で襲撃した。ウッソは、「痛かったらごめんなさい」と言った後に、水着姿の生身の美女相手にモビルスーツの巨体を使った物理攻撃を敢行した(頭突きなど)。生身の水着姿でV2ガンダムに立ち向かい、生々しい悲鳴を上げて捻り潰されていくネネカ隊。
エンジェル・ハイロゥ護衛の近衛師団であるネネカ隊の隊長のネネカ・ニブローは、カテジナ・ルースの作戦で生身の水着姿でV2アサルトバスターガンダムを攻撃するが、ウッソ・エヴィンのビームサーベルに焼き殺される。アニメ史に残る残酷シーンのひとつ。
最後まで生き残って砲撃を続けたネネカ・ニブローもビームサーベルに薙ぎ払われ跡形もなく蒸発した。「こんなの夢だよ」とつぶやき、あまりにも無残な光景に、改めて現実であることを受け入れらなくなったウッソ。
シュラク隊のメンバーは全員が死亡しており、ガンダム史上最も救いのない悲劇の部隊として語り継がれている。
シュラク隊は、「機動戦士Vガンダム」に登場する女性のみで編成された部隊。シュラク隊のメンバーは全員が死亡しており、ガンダム史上最も救いのない悲劇の部隊として語り継がれている。
シュラク隊とは、「機動戦士Vガンダム」に登場する、リガ・ミリティアのモビルスーツ部隊。オリファー・イノエによって組織された部隊で、最初はオリファーが指揮官であった。全員が女性という部隊であり、劇中でのリーダーのポジションは、ジュンコ・ジェンコへと移っている。
劇中ではメンバーがことごとく死亡フラグを立てたりして戦死していく悲しい運命を背負った部隊であった。その壮絶な数々の死に様は、当時の富野由悠季が「Vガンダム」で皆殺しの富野の異名たる所以を遺憾なく発揮させた象徴とすら言われ、ようやく目立ったキャラクターがその回で死ぬなどということもあった。特に序盤は容赦なく3人もメンバーが戦死しており、初登場の次の回で死亡するなど死亡フラグたる所以をいきなり見せつけ、その後もコクピットへの攻撃で焼け死ぬなど、視聴者へのトラウマを不動のものとする。
引用元: ニコニコ大百科「シュラク隊」
機動戦士Vガンダムのシュラク隊の戦死理由
- ヘレン・ジャクソン
- シュラク隊最初の犠牲者。カミオン隊の輸送機を守る際にコクピットを潰されて敵機と相討ちで戦死。
- マヘリア・メリル
- ジブラルタル空域で相討ちして戦死。
- ケイト・ブッシュ
ケイト・ブッシュが操縦するガンイージは、壊れたレールを必死で支える。クワン・リーは「機体はそのまま、パイロットには死んでもらう!」と言ってシュラク隊のケイトを葬る。
ジブラルタルの戦闘でマスドライバーを支えている所を攻撃され戦死。ケイト・ブッシュが操縦するガンイージのコクピットは、クワン・リーが操縦するメッメドーザのビームサーベルで貫かれ戦死。
ケイトの乗るガンイージのコクピットを串刺しにしたシーンは、視聴者にトラウマを植えつけた。
- ジュンコ・ジェンコ
ジュンコ・ジェンコは、ビッグキャノンに仕掛けられた爆弾を外そうとしたが、危険を顧みず外す方法すら分らないまま、爆発に巻き込まれて命を落とした。
ジュンコ・ジェンコは、シュラク隊のリーダー。腕が立ち隊員達やウッソの面倒を見てくれる。
ウッソの自分がやるという言葉を無視して、爆弾処理に取り組もうとした際のセリフ「これぐらい、やらせてよ…あぁっ!?」
ビッグキャノンに仕掛けられた爆弾を外そうとするが間に合わず戦死。ウッソの目の前で粉々に吹き飛んだ。ジュンコ・ジェンコは、ビッグキャノンに仕掛けられた爆弾を解除しようとするが、解除に失敗し、爆発し蒸発…最期の瞬間に何故か全裸になるというサービスショット。
- ペギー・リー
- ウッソをかばってクロノクル相手に戦死。
- ユカ・マイラス
- カテジナ・ルース相手に戦死。V2ガンダムの道を切り開くべく敵部隊に特攻するがゴトラタンのビームが直撃し死亡した。
- フランチェスカ・オハラ
フランチェスカ・オハラは、最終決戦まで生き残るが、エンジェル・ハイロゥ攻防戦においてカテジナ・ルースの行動を投降と勘違いして近付き、その瞬間に攻撃されて死亡した。
カテジナ・ルース相手に戦死。カテジナの狂気を現す有名な名台詞のひとつ「とち狂ってお友達にでもなりに来たのかい?」は、エンジェル・ハイロゥを攻撃しはじめたカテジナを味方と誤認した、シュラク隊のフランチェスカ・オハラに対して発した台詞。
- ミリエラ・カタン
- カテジナ・ルース相手に戦死。エンジェル・ハイロゥ攻防戦でカテジナに挑むが返り討ちに遭い戦死した。
- コニー・フランシス
- カテジナ・ルース相手に戦死。最終決戦のエンジェル・ハイロゥ攻防戦でウッソを援護しようと接近したがカテジナ・ルースの怒りを買ってしまい撃破された。
巨大なリング状サイコミュ兵器「エンジェル・ハイロゥ」は粛清の為の戦略級精神兵器。
エンジェル・ハイロゥは『機動戦士Vガンダム』に登場する巨大なリング状のサイコミュ兵器であり、木星圏でザンスカール帝国によって建造されたもの。20kmの直径を持つ天球儀のような形状で、リングは回転して閉まった状態から展開する。
リング内部には2万人以上のサイキッカー(超能力者)が組み込まれており、女王マリアの祈りによってサイコウェーブと呼ばれる波動を発生させ、生物に精神干渉することが可能。このサイコウェーブを受けた生物は精神退化して昏睡状態に陥り、無力な存在になる。
エンジェル・ハイロゥのサイコウェーブを受けた人間を始めとした生物は、精神の著しい退化現象を起こして昏睡状態に陥り、完全に無力な存在と化してしまうという恐るべき精神干渉型の戦略兵器である。
エンジェル・ハイロゥは、作戦開始時に既に死亡してしまったマリアに代わって制御室であるキールームに入り祈ったシャクティ・カリンの平和への意志に感応し、“暖かな光(ウォームバイブレーション)”と称される、想定外の輝きに包まれながら空中分解を起こし、崩壊した。
宇宙世紀シリーズのその他のトラウマ回
『機動戦士Ζガンダム』第7話 / ティターンズが毒ガスによって民間人1500万人を虐殺した非道な事件「30バンチ事件」
TV版『機動戦士Ζガンダム』第7話では、クワトロ・バジーナがカミーユ・ビダンとエマ・シーンを連れて未だミイラ化した死体が漂う30バンチを訪れている。
30バンチ事件とは、機動戦士Ζガンダムにて発生したティターンズによる毒ガスを使用した民間人虐殺事件。
宇宙世紀0085年7月31日、ティターンズが反連邦デモ鎮圧の為に、当時使用が禁止されていたG3ガスと呼ばれる毒ガスを、サイド1の30バンチコロニーに注入し、民間人1500万人を虐殺した事件。
グリプス戦役においても、30バンチコロニーは放置されたままになっており、ミイラ化した犠牲者の遺体がそのまま野ざらしになっている。
TV版『機動戦士Ζガンダム』第7話ではカミーユ・ビダンらとライラ・ミラ・ライラがこのコロニーに訪れており、ティターンズの非道を知る事となる。
劇場アニメ『機動戦士ガンダムF91』 / 一般人を生々しく執拗に惨殺し続ける自律型の無人兵器「バグ」は、視聴者にトラウマを植えつけた。
『機動戦士ガンダムF91』(きどうせんしガンダム フォーミュラ ナインティワン )は、1991年3月に劇場公開されたガンダムシリーズのアニメ映画。時代設定は一年戦争から40年以上、第二次ネオ・ジオン抗争からは約30年経った宇宙世紀0123年が舞台である。それまでのシリーズに登場した人物は登場しない。
『機動戦士ガンダムF91』の「バグ」はトラウマ兵器として悪名高い。
自律型の無人兵器の小型円盤「子バグ」は、家の中にまで入り込んだ挙句隠れて怯える父親と子供をビームで焼き払う。
一般人を生々しく惨殺し続けるバグは、視聴者にトラウマを植えつけた。
小型円盤「子バグ」がしつこく襲い掛かってくる。パニック映画的な恐ろしさ。
ガンダムF91のバグは、『機動戦士ガンダムF91』に登場した自律型の無人兵器。ガンダムの宇宙世紀シリーズでは代々、コロニー落とし、毒ガスなどの形で不特定多数の一般人を無差別に殺害する粛清が描写され続けてきたが、『F91』のバグによる殺戮描写は、それまでの不特定多数を一瞬で消し炭にしてしまうようなものではなく、走行中のバスを丸ごと横一線したり、家の中にまで入り込んだ挙句隠れて怯える父親と子供をビームで焼き払うなど、惨殺と呼んでも差し支えないような登場により、「より生々しく分かり易い粛清」として視聴者に記憶されることとなる。走行中のバスを切断するバグ…恐ろしいトラウマ兵器。
バグは、人間の体温や、呼吸による二酸化炭素に感知し発見した人間を攻撃する。コスモ・バビロニア建国戦争時に、フロンティアサイドの住民に対して使用された。劇中では戦艦ザムス・ガルに秘密裏に搭載されていた。
コロニーに侵入した「親バグ」は巨大なチェーンソーを回転させながら飛行する円盤で、車両などを攻撃。これが射出する小型円盤「子バグ」は自爆用の爆薬と小型レーザーを装備して建物に侵入、攻撃する。
『機動戦士ガンダムTHEORIGIN』 / 連邦への亡命を画策するミノフスキー博士の最期。ミノフスキー博士は、撃破された試作型ガンキャノンの下敷きとなって死亡した。
黒い三連星の乗る「MS-05 ザクⅠ」にフルボッコにされるガンキャノン初期型。
宇宙世紀0078年、キシリア・ザビの密命で集結したシャア、ガイア、マッシュ、オルテガ、ランバ・ラルは、ミノフスキー博士の亡命を阻止すべく、月面のトワイライトゾーンで人類史上初のモビルスーツの死闘を繰り広げる。
トレノフ・Y・ミノフスキー博士は、宇宙世紀の多数の設定に登場する架空物質「ミノフスキー粒子」の発見者にしてミノフスキー物理学の提唱者。連邦側もミノフスキー保護のために編成したばかりのモビルスーツ部隊を投入したが大敗し、ミノフスキーも撃破された試作型ガンキャノンの下敷きとなって死亡した。
逃げるミノフスキー博士と同方向に逃げるガンキャノン初期型。
やられたガンキャノン初期型がミノフスキー博士の方向に倒れる。
撃破された試作型ガンキャノンの下敷きになるミノフスキー博士。
アナザーガンダムシリーズのその他のトラウマ回
『機動戦士ガンダムSEED』第33話 PHASE-35「舞い降りる剣」 / 戦略兵器「サイクロプス」の犠牲となった人間が破裂していくスプラッタシーンが土曜の夕方に放送された。
戦略兵器「サイクロプス」の犠牲となった人間が水風船の如く膨らみ次々と破裂していくスプラッタシーン。この描写はかなりグロイため、トラウマになった人も多い。
サイクロプス発動直前に「この犠牲により、戦争が早期終結へ向かわんことを切に願う」
「蒼き清浄なる世界のために。3、2、1…」サイクロプスとは、『機動戦士ガンダムSEED』に登場する戦略兵器。原理は単純なれど、マイクロ波を放射するため身体を水で構成された人間などの生物には脅威であり、有効範囲内にいる生物は、体内にある水分が急激に加熱・沸騰させられる。
『機動戦士ガンダムSEED』第47話 PHASE-49「終末の光」 / 戦略兵器「ジェネシス」の犠牲となった女性オペレーター複数人が膨張し破裂するシーンが土曜の夕方に放送された。
戦略兵器「ジェネシス」の1射目。『機動戦士ガンダムSEED』第46話 PHASE-48「怒りの日」より。
ジェネシスとは、『機動戦士ガンダムSEED』に登場する戦略兵器である。正式名は(Gamma Emission by Nuclear Explosion Stimulate Inducing System=GENESIS)。核エネルギーを使用した巨大なガンマ線レーザー砲。
地球連合軍に横流しする形で与えたニュートロンジャマーキャンセラーと並び、ラウ・ル・クルーゼが企んだ人類絶滅のための「最後の扉」の1つであり、その実態は歴代ガンダムシリーズの中でも屈指のえげつなさを誇る超鬼畜戦略兵器である。
描写から伺える限り強烈な熱エネルギーを持つ様で、喰らえばMS・軍艦は一瞬で爆散、生物はサイクロプスの時のように全身が即座に沸騰・破裂し死亡する。つまり撃たれたら最後、事実上回避も防御も不可能。
『機動戦士ガンダムSEED』第46話 PHASE-48「怒りの日」で、戦略兵器「ジェネシス」の1射目が描写され、2射目は、『機動戦士ガンダムSEED』第47話 PHASE-49「終末の光」にて描かれた。戦略兵器「ジェネシス」の2射目の犠牲となった月面の基地の女性オペレーター複数人が膨張し破裂するシーンが土曜の夕方に放送された。
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』第一話 / シン・アスカが離れた直後に流れ弾に巻き込まれ、目の前で家族を失った。実妹マユ・アスカの千切れた腕。
シン・アスカの実妹マユ・アスカ
コズミック・イラ(C.E.)71年6月15日、大西洋連邦を主力とする地球連合軍とオーブ連合首長国によるオノゴロ島の攻防戦の中、シン・アスカはたった1発の砲弾で家族を失った。妹マユが落とした携帯電話を握り締め、シンは自らの非力さに絶望する。
C.E.71年6月15日、大西洋連邦がオーブに侵攻した事で戦渦に巻き込まれ、家族と共に避難船の停泊する港に向かう途中で妹のマユが落とした携帯電話を拾おうとシンが離れた直後に流れ弾に巻き込まれ、目の前で家族を失った。
マユ・アスカは母親に手を引かれていたが運動不足なのか、遅れ気味になっていた。その最中、大切にしていたピンクの携帯を落としてしまう。妹想いなシンが携帯を取りに一人離れたところで、カラミティかフリーダムによる流れ弾が直撃。両親ともども命を散らしてしまう結果となった。
マユ・アスカの死体は中々グロテスクとなっており、片腕が千切れてしまっていた。
「機動戦士ガンダム00」1期第18話 / ネーナの民間人無差別発砲の犠牲となったルイスは復讐の鬼になる。民間人サイドのヒロインから悪堕ちする。
「ネーナ・トリニティ」のガンダムスローネドライの無差別発砲によって、左腕を失っていたルイス・ハレヴィ「ごめんね沙慈。せっかく買ってくれたのに、キレイな指輪なのに…もうはめられないの。」(「機動戦士ガンダム00」第18話「悪意の矛先」の劇中より)
ルイス・ハレヴィは、「機動戦士ガンダム00」に登場するキャラクター。テレビアニメ第1期では、沙慈・クロスロードの彼女であり、お金持ちのお嬢様らしくわがままながら明るい性格だった。その後、ネーナ・トリニティのストレス発散無差別攻撃(「自分達が戦っているのに楽しそうに遊んでいる」という理由からハレヴィ一族のパーティ会場を砲撃し、惨殺する。)に巻き込まれ両親と片腕を失う。民間人サイドのヒロインから悪堕ちする。家族を奪ったガンダムの存在を憎むようになり、アロウズの一員兼出資者となってパイロットとなる。自分の過去を捨てて憎しみの心で戦うようになってしまった。
『ガンダム』への深い怨恨を抱く中、リボンズ・アルマークと出会い彼のスポンサーとなり、その手引きによってアロウズのパイロットとなる。
『新機動戦記ガンダムW』第10話「ヒイロ閃光に散る」 / ためらいなく自爆をする主人公のヒイロ・ユイ「任務…了解…」。大量に出血した上に瞳孔は開き、生きてるとは思えないが…。
「新機動戦記ガンダムW」第10話「ヒイロ閃光に散る」にて、ドクターJから「ガンダムを自爆させろ」と暗に指令されたことにより、ヒイロ・ユイは16.3mあるウイングガンダムのコックピットの上に乗り、パイロットスーツやワイヤーといった安全措置も無く、何時ものタンクトップ姿で自爆スイッチを押す。
ドクターJ「降伏はする、しかしガンダムは渡せん。繰り返す、降伏はする、しかしガンダムは渡せん。」
ヒイロ「任務…了解…」
ヒイロはためらいなく自爆スイッチを押しウイングは大破。ヒイロも爆風に飛ばされ落下し、目の瞳孔は開き、頭から多量出血による血だまりを作っていた。トロワ・バートンに救助され、重傷ではあるも生還した。
自爆するガンダムウイングは大破。
自爆の爆風で数十メートルぶっ飛ばされて落下していくヒイロ
ヒイロも爆風に飛ばされ落下し、目の瞳孔は開き、頭から多量出血による血だまりを作っていた。
大量に出血した上に瞳孔は開き、生きてるとは思えないヒイロ。どう見ても死んでいるようだがトロワ・バートンに救助され、重傷ではあるも生還した。
鬱アニメ・トラウマアニメに関連するコンテンツ

エルフェンリート、進撃の巨人、another、コープスパーティー、ジェノサイバー、BLOOD-C、デビルマンなど人体破壊描写(スプラッターシーン)や(内臓が生々しく細密に描写されるなど)グロテスクな残虐描写(不気味な造形)が多いトラウマ級のグロアニメの一覧(50音順・159作品以上)。各作品ごとにグロ度合い評価の参考となる猟奇的・残虐シーン画像もまとめています。